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国立オペラ座「無口な女」 第2回目 鑑賞記

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    Die schweigsame Frau
    Komische Oper in drei Aufzügen von Richard Strauss
    Frei nach Ben Johnsen von Stefan Zweig

    指揮 Peter Schneider
    モロズス卿 Kurt Rydl
    家政婦 Janina Baechle
    理髪師 Adrian Eröd
    ヘンリー・モロズス Michael Schade
    アミンタ Jane Archibald
    イゾッタ Caroline Wenborne
    カルロッタ Michaela Selinger
    モルビオ Clemens Unterreiner
    ヴァヌッツィ Janusz Monarcha
    ファルファッロ Walter Fink

    同じキャストでの2回目鑑賞。
    ただし、今度は右の席 (でもやっぱり10ユーロの席)

    わっはっは、バンザイ \(^O^)/
    舞台の動きが見える。よって、本日は「鑑賞記」である。えっへん。
    やっぱり、モロに向かって左半分のところで演技が行われているので
    右の席だと、ほとんどが見える。左の席はほとんど何も見えない。

    とは言え、ロージェ(ボックス)の3列目なので
    舞台を見ようとするなら、立たねばならない。

    だったら立ち見席でも・・・とチラッと考えるけれど
    立ち見席の列に数時間前に並ぶだけの時間はない。
    (ご参考までに、平土間立見席4ユーロ、ギャラリーなら3ユーロ)

    ライドルの声量と発音の良さ、低音から高音までの響きが素晴らしい。
    演技もカワイイ (*^^*)
    エロードの芸達者振りはいつもの事だし
    アーチボルトも頑張っていた。
    この人、ちょっと顔がこまっしゃくれているけれど、スタイル良いし美人だし
    テノールとしては大柄なシャーデと並んでラブシーンをすると
    めちゃくちゃキマるのだ。なかなか素敵なカップル振りを披露してくれる。

    ところで、ロージェ(ボックス席)の1から10の2列目・3列目は
    一番安い席で、カテゴリーによって、8ユーロから13ユーロ。
    8から10辺りの2列目の壁側の席なら、舞台もばっちり見えて
    とても一番安い席とは思えない場所もあるが、それはまず入手できない。

    同じ見えない席でも2列目の方が、心理的に「見える」と錯覚しそうだが
    2列目の壁際でない方は、本当に見えないのだ。

    よって、私はわざと3列目を狙う。
    3列目なら、後ろに人がいないから、立っても大丈夫だから。
    本当に舞台脇の1から3くらいでなければ(これは立ってもまったくダメ)
    立って乗り出せば、多少は舞台が見えるのである (なんてせこい私)

    本日のオペラ座のボックス・シート。
    3列目の私の前に座った30代後半か40代前半のカップル。

    女性はとってもキレイな上着を着てお洒落しているのに
    男性は普段着・・・というか、ネクタイもしていないし
    何だか薄汚れた格好で登場。

    はいはい・・・
    2列目でも舞台が見えないのは知ってるけど
    立って観ている私の目のすぐ下で、イチャイチャしながらお喋りするのは止めて欲しいわ。
    3分に一回、女性が男性の耳元に何か囁いて
    何だか嬉しそうにクスクス笑いながら
    暗いボックス内で、両方の手が何処に行っているやら(これ以上書けません)

    どうせ見えない舞台は見ずに
    女性がずっと男性の横顔をウットリと見ているのは、まぁ、微笑ましいが
    でも、若いカップルじゃないんですよ?!

    鑑賞している演目が「無口な女」
    あっはっは ・・・ 反対例が目の前にいる(笑)

    この演目、筋はドニゼッティのドン・パスクワーレのパロディだが
    ステファン・ツヴァイクの台本が秀抜で面白い。
    静けさを最も愛する老人(とは言え、56歳という設定だ)が
    騙されて、無口な女性と結婚(その結婚もウソっこ)したら
    結婚したとたんに、無口な女性が変身して、ヒステリックなお喋り女性になってしまい
    もうイヤ、という時に、その陰謀を企んだ理髪師と甥っこが
    真相を暴露する。

    普通だったら怒るところを、モロズス卿は怒らず
    「おお、わしは本当は結婚していなかったのか。おおお、万歳。良かった、良かった。
     妻とは何て良いものだ。それが他人の妻なら、なおよろしい」
    という名言をはくのである。

    最後のモノローグが、実によろしい。
    単純でありながら、ウンチクのあるメロディで
    「音楽は美しい。だが、音楽が終わった後の静けさはもっと美しい」(笑)

    Nur Ruhe と繰り返して終わるところは、ちょっとジ〜ンときちゃう。

    この Nur Ruhe は翻訳が難しい。
    「ただ静寂のみ」と訳すのが正しいのだろうが
    Ruhe というドイツ語の単語には、様々なコノテーションが含まれている。

    これ以上書くと、社会言語学になりそうだから止めるが
    私も静寂を愛してやまない一人なので(どこが?と突っ込まれそう(自爆))
    他人と暮らす煩わしさより、独りでいる事の静けさを、こよなく愛しているので
    モロズス卿の気持ちも、何となくわかる・・・ような気がする。

    っていうか、そんなモン、わかってどうする?!


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      • 2019.12.07 Saturday
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      • 23:30
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