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なくなったチケット 仕事ネタ (時効)

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    50年に一度の大雨、と報道されていて、ドナウ川が氾濫の恐れ。
    ウィーンは1860年代と1960年代に治水工事をしたので問題はないものの
    週末のドナウ・インゼル・フェスティバルが開催されるかどうか、微妙な状態。

    シュライニング音楽祭の音楽監督、クトロヴァッツ・デュオが担当する
    リスト・フェスティバルが24日から開催。
    オーストリアのインテリ向け日刊新聞 Die Presse の文化欄に載った。

    ライディングにあるフランツ・リストの生家の横に建てられた
    素晴らしいコンサート・ホールで行われる音楽祭だが
    いかんせん、ウィーンから車で1時間半(以上)かかる・・・
    このホール、素晴らしい音響なのだが、場所が場所だけに
    コンサートよりは、音楽家が録音するために使われる方が多いそうだ。

    さて、音楽関係のネタが尽きたので
    私の日常生活の話を・・・ (誰も読みたくなさそうだが(笑))

    我々の職業生活の一部で、音楽会やオペラのチケット手配、というのがある。
    ウィーンのホテルにお客さまがご宿泊の場合は
    お届け手数料をいただいて、事前にチケットをホテルにお届けしておく。

    もちろん、チケットはオーダーした後、取りに行って
    更に、そのチケットのコピーを取って、万が一の紛失に備えておく。
    チケット取り扱い手数料をいただくが、それは、こういう手間がかかるからなのだ。

    届けたホテルからは、きちんと受取確認書と担当者のサインをもらうのだが
    それでもレセプションやコンシェルジェでの引き継ぎがうまく出来ていないケースもあって
    「届いていない」と言われる事がある。

    「届いていない、とホテルは言っています」とお客さまから電話があれば
    「申し訳ございません。すぐにホテルに連絡を取りますので」とご案内した後
    ホテルのレセプションに電話をかける。

    「何月何日何時何分に届けて、レセプションの担当者ナントカ氏のサインがある。
     ふざけるな、よく探せ!!!」

       ・・・までは言わないが(笑) まぁ、似たようなニュアンスの事を言われて
         探すと、引出しの中とかから出てくる。

    ところが・・・

    どうやって探しても出てこないケースがあった。

    こちらは間違いなくホテルに届けていて、ホテルからの受取確認書も持っている。
    しかも、我々は、封筒の上書きに

    お客さまのフルネーム
    チェック・インとチェック・アウトの日付
    内容物(何月何日のナントカ劇場のチケット何枚)

    まで書いているわけで、名前とチェック・インの日付があれば間違えるはずがない。

    「だって、○月○日○時○分に届けて、ちゃんと確認書があるわよ。
     確認書をファックスで送りましょうか?
     そちらにあるのは間違いないのだから、事務所も含めて探して下さい。
     中にはコンサートのチケットが入っているんです」

    数分後に泣きそうな声でホテルから電話が入る。

    「どうしてもないのです。
     考えられる事としては、実は○月○日チェック・インのお客さまで
     同じお名前の日本人の方がいらしたので、そちらにお渡ししてしまったのだと思います。
     当該のお客さまは、数日前にチェック・アウトされてしまいました」

    なに〜〜〜〜っ (; ̄Д ̄)

    「ちょっと待て。
     我々が渡した封筒には、お客さまのフルネームとチェック・インの日付と
     中に、何月何日のコンサート・チケットが入っている旨の記載があったのよね?」
     (ちゃんと上書きのコピーまで取っているので、何が書かれていたかは明白である)

    帰ってくるのは沈黙ばかり・・・

    すぐに当該のコンサートの残席をチェックしたら
    まだ、高いチケットはある。

    「調べたら、このコンサート、まだチケットがあります。
     そちらの責任で、一番高いチケットを購入の上、お客さまにお詫びと一緒に渡して下さい」

    チケットを別のお客さまに渡した(らしい)ホテルが
    新しいチケットを購入すれば、約350ユーロくらいの損になるが
    そんな損失を出してしまえば、これから、そういうミスはなくなるだろう。ふん。

    30分後にかかってくる電話。

    「御社でチケットを購入した時のクライエントの番号や
     席の番号、領収書の番号はわかりますか?
     先方が、これがわかればチケットを再発行する、と言っていますので」

    もちろん、全部、記録はある。
    ・・・ただし、記録は全部オフィスにある。

    言わなかったが、上記の話は連休の時で、私は自宅で電話を受けていたのだ。

    「記録は全部ありますけれど、すべてオフィスです。
     私はオフィスに行く時間がありません(これは本当だった)
     会社名とメンバース・カードの番号をお渡ししますから、それで調べて下さい」

    と冷たく言い放って、できるだけの情報は上げたので
    ホテルは、すぐに人をコンサート会場のチケット売り場に行かせて
    チケットの再発行をしてもらったようだ。

    まぁ、お客さまの手元には、再発行ではあってもチケットは渡ったワケで
    ホテルも損失を出すことなく、私の週末の自由時間が邪魔されただけ、という結果になった。

    よくある日本の名前、というのはあるけれど
    今でも不思議なのは
    覚えのないチケット(しかも滞在中のコンサートですらない)をホテルからもらって
    そのまま、返しもせずに一緒に持っていったお客さま
    いったい、そのチケット、どうするつもりだったんだろう???? (・_・")?


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      • 2019.09.15 Sunday
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