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ボストン交響楽団 + アンドリス・ネルソンス

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    Musikverein Großer Saal 2018年9月11日 19時30分〜21時45分

    Boston Symphony Orchestra
    指揮 Andris Nelsons
    バイオリン Baiba Skride

    Leonard Bernstein (1918-1990)
     Serenade nach Platons „Symposion“
      für Solo-Violine, Streichorchester, Harfe und Schlagzeug

    Dmitrij Schostakowitsch (1906-1975)
     Symphonie Nr. 4 c-Moll, op. 43

    ボストン交響楽団とネルソンスの公演は
    実は昨日はマーラーの交響曲3番だった(あああああ)
    両公演チクルスに入っていなかったので別購入。

    ショスタコーヴィッチの交響曲4番は大編成なので
    舞台が拡張されていて
    買った席からも少しは指揮者が見える (^^)v

    アメリカのオーケストラは
    演奏直前まで、各自が舞台に乗って
    勝手に好きな部分を練習しているため
    コンサート前のホールが異様にうるさいのが特徴だが
    今回の「コンサート前特別大サービス現代音楽」の時間は
    (すみません、私が勝手にそう名づけているだけで)
    そんなに神経に触らず、うるさくない。

    と思っていたら
    最初は弦とハープと打楽器だけの曲だった(笑)

    バイバ・スクリデのバイオリンって
    何回かナマで聴いていると思うのだが
    すみません、この人のバイオリン、ちょっと私、苦手で (^^;;

    技術的にはすごいバイオリニストなんだけど
    音が細すぎて、しかも時々、演歌になるし
    (すみません、好みの問題です)

    美人は美人で、すごく美人で
    ただ、昨今、女性のソリストで美人でない人っているんだろうか?
    と思うくらい、世に出るソリストは、こぞって美人になってるような気がする。
    そういう事を言うと、フェミニストの立場からは苦々しいんだけど
    音楽家も言ってみれば人気商売だし・・・(以下省略)

    私が楽しみにしていた・・・というよりは
    非常に恐れていたのが
    ショスタコーヴィッチの交響曲4番。

    この曲、私、たぶん、ナマで聴くのは初めてかもしれない。
    (もし聴いているとしたら
     ゲルギエフがマリイインスキーとショスタコーヴィッチ全曲を
     コンツェルトハウスで演奏した時だと思うけれど
     確か前半はいくつか行かなかったコンサートがあるので定かではない)

    ショスタコーヴィッチで比較的よく演奏されるのは
    あの5番と、10番、時々15番、あとは11番と12番くらい。

    何回も言っている通り
    ショスタコーヴィッチは楽友協会では演奏して欲しくない。
    特に10番なんか、高い音がフォルティッシモで続くので
    ほとんど難聴になりかけるのである。

    それが、今回は4番!!!
    最初からピッコロ含む大音響の出だしで
    ああああ、耳栓持っていくべきだったか・・・と思いきや

    えっ???
    最初の、あの甲高い大音響が神経に触らない・・・・

    何このオーケストラ、むちゃくちゃ巧いじゃないの。
    しかも、ピッコロがこれまた音が美しく
    絶対に「叫び声」にならず
    こんな美しいピッコロ、あったんかいっ????

    もちろん、フォルテは容赦なく鳴らすのだが
    耳を押さえたくなる瞬間は全くない。
    なにこれ、信じられない。

    もしかしたら、私、歳で耳が遠くなってる???
    (いや、その可能性は大いにある・・・・(汗))

    オーケストラのキレが素晴らしい。
    音の残像が残らず、音がものすごくクリアで
    解像度が抜群に良い。

    木管のアンサンブルも最高。
    音の美しさもさることながら
    トゥッティのアンサンブルでも音に透明感と
    色があって
    あのとんがったショスタコーヴィッチでも
    不要な硬さがすべて取れていて、ともかく美しい。

    複雑で規模の大きい第1楽章の聴きどころの
    例のフガートも
    演奏の困難さを全く感じさせない。
    あまりにあっさりし過ぎて
    「僕ら、こんな難しい箇所だって余裕だもんね〜」と
    弦のメンバーの心の声が聴こえてくるくらい
    ともかく、あのフガートの見事な事といったら
    絶句というか、席で悶絶。

    音楽そのものも、しっかり締まった美しい構築で
    非常に現代的で華麗で
    作曲家の苦悩というよりは
    大規模で複雑な交響曲、という大伽藍を
    ばっちり構築して見せたという感じ。

    第2楽章は短いけれど
    これは、交響曲5番に使われるモチーフが入ってきたり
    如何にもショスタコーヴィッチらしい音が散りばめられていて楽しい。
    (しかも第2楽章は短い(笑))

    お隣のオシャレしている男女のカップルが
    途中で飽きたらしく、ゴソゴソしていたと思ったら
    第3楽章の前に出て行ったのも、まぁ、こういう曲では有り勝ち(笑)

    第3楽章が、これまた、もう見事としか言いようがない。
    大編成なのに、バランスが良くて
    トゥッティの音量も、大きいのに楽友協会の残響からはみ出る事なく
    しかも、ピアニッシモの美しさが半端じゃない。

    この曲、全楽章、ピアニッシモで終わるので
    特に第3楽章の最後のピアニッシモの処理が素晴らしかった。
    消え入るような(弦のピアニッシモの素晴らしさ!)余韻を残す。

    ああああ、この曲、長くて聴くのに退屈するかと思ったら
    すごい演奏じゃないの!!!!
    何て優秀なオーケストラ!!!!!
    演奏にスキが全くなくて、ほとんど完璧。
    如何にも効率技術満点のアメリカのオーケストラという感じ。

    アメリカのオーケストラが
    リトアニアラトヴィアの指揮者と
    (読者のご指摘感謝!!(汗))
    ソビエト連邦(旧)の作曲家の曲を演奏する
    ・・・っていうのも、かなりオツな感じだが
    歴史的な背景とか、そういうものはさておいて
    音楽として
    こうやって技術的に欠点のない
    スカッとする演奏を聴いてみると
    意外にショスタコーヴィッチって
    アメリカのオーケストラと合うような気がする。

    ショスタコーヴィッチそのものが
    あまりウィーンの聴衆にはウケが良くないので
    (というより、言った通り、楽友協会だとうるさ過ぎる)
    なかなか聴く機会はないのだけれど

    ボストン交響楽団って、スゴイじゃないの・・・
    客演オーケストラって
    ついつい、ウィーンのオーケストラより巧いような印象を持つ事が多いけれど
    このオーケストラ、間違いなく超のつく一流で
    しかも手抜きがない(これ大事)

    シーズン最初に、エライ演奏を聴いてしまった。
    こういう超弩級のコンサートを聴いちゃうと
    ちょっとワクワクする気分の私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    しかしネルソンスの指揮って
    昔に比べて、かなり省エネ、あ、いや、無駄がなくなって来た。
    初めて聴いた時には、まだ20代の可愛い男の子って感じだったけれど
    中堅になってからは堂々たるオーラも撒き散らしていて好感(萌)

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      • 2019.09.15 Sunday
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