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DR放送交響楽団 + ファビオ・ルイージ

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    Schloss Grafenegg Wolkenturm 2018年8月26日 19時30分〜21時40分

    Danish National Symphony Orchestra
    ピアノ Rudolf Buchbinder
    指揮 Fabio Luisi

    Bent Sørensen (*1958)
     „Evening Land“ (2017)
    Ludwig van Beethoven (1770-1827)
     Konzert für Klavier und Orchester Nr. 3 c-Moll op. 37 (1800-03)
    Carl Nielsen (1865-1931)
     Symphonie Nr. 4 „Das Unauslöschliche“ (1914-16)

    デンマーク、コペンハーゲンに本拠を持つ
    DR放送交響楽団は初聴きだが
    2017年から首席になったのはファビオ・ルイージ。

    あああああああ、ルイージさま ♡
    お久し振りでございます。
    振り返ってみれば、2005年〜2013年に
    ウィーン交響楽団の首席だった時に
    私が、どんなにルイージさまのファンだったか・・・(感涙)

    最後のシーズンに
    メトロポリタン歌劇場優先で
    ウィーン交響楽団のマーラーをクリスティアン・アルミンクに押し付けて
    逃げた事は、まだ忘れてません。
    (あっ、イヤミになっちゃった f^_^;))

    2013年以降、ほとんどウィーンでお見かけしなかったのだが
    (チューリヒでは振っていたようだが)
    2017年からDR放送交響楽団首席になったのは目出度い(たぶん)

    ブッフビンダーがこのオーケストラを呼んだのも
    ルイージ繋がりだろうと推測する。

    さて、数日前まで猛暑だったウィーンは
    突然、気温が下がり
    晴れてはいるけれど、こんな気温で
    どこでコンサートするんだろう、と
    一応、コートは用意して行ったら
    やっぱり野外音楽堂だった。

    到着時19時には気温16℃。
    コンサートの最中にどんどん下がって
    最後は気温13℃になって

    トレンチ・コートだけじゃむちゃくちゃ寒いです。
    用意の良い観客たちは
    みんな、ダウンコートや毛布を持参。
    あ〜、私も見た目に拘らず毛布を持ってくるべきだった。

    久し振りのルイージさまは

    ・・・・何故に白い上着??????(ズボンは黒)

    どう見ても、1930年代のアメリカのビッグバンドのマスターっぽい。
    いや、別に衣装云々は音楽と関係ないのだが
    黒い背広と黒の衣装のオーケストラ・メンバーの前に
    白い上着で立つと、ものすごく目立つ。

    最初の曲はデンマークの作曲家のベント・ソレンセンが
    2017年にニューヨーク・フィルの委嘱作品として作曲したもの。
    自分が子供の頃に見た田舎の景色と
    ニューヨークの景色をイメージしているらしい。

    バイオリンの、この上なく繊細なピアニッシモのソロから
    弦楽のトゥッティに移行して
    オーケストラの様々な楽器が
    トナールとアトナールの間を揺蕩いながら
    ものすごい色彩感を持って
    夢の中の柔らかい輪郭の風景を
    オーケストラがパステル色でペインティングしているような感じ。

    ブッフビンダーのベートーベン、ピアノ協奏曲3番は
    まぁ、鉄壁だわね。
    今日も風向きのせいか(寒いのにしっかり風も吹いていてもっと寒い)
    昨日のホールでの大音響の耳慣れのせいか
    あまりオーケストラの音が響いて来なくて
    ちょっと霞かかったような音色になっているのだが
    (ピアノはスタインウエイのフルコンサートグランドなんだけど)
    端正でクリアなピアノの音だという事はよくわかる。

    いつもはアンコールしないブッフビンダーは
    グラーフェネックは特別なのか
    今回も洒落たアンコールを1曲。これは楽しかった。
    シューベルトっぽかったけど、何だったんだろう?

    日が暮れて、ますます寒くはなったけれど
    風は止んだ状態で
    後半は、私が大好きなのに
    滅多にウィーンで演奏されないカール・ニールセン
    しかも交響曲4番「不滅」である!!!!

    うわあああ、デンマーク万歳(自分でも何言ってるかわからん)
    というか、ニールセンの交響曲を演奏してくれて、ありがとう!!!

    この曲、ウィーンの聴衆にはあまり評判が良くないのは
    既に楽友協会でも経験しているけれど
    今回も比較的あちこちで小声でのお喋りが・・・(涙)

    まぁ、野外音楽堂で
    オーケストラ・メンバーが楽譜を捲って
    譜面台に固定するたびに、譜面台の金属の鳴る音が
    盛大に曲の最中に響き渡っていたから
    多少の小声のお喋りくらい、我慢すべきなんだろうけど
    (でも納得いかん)

    ルイージさまの振った出だしが
    かなりの高速テンポ。
    うわあああ、この曲って、こんなに速かったっけ。

    出だしも好きだけど
    途中の木管のアンサンブルの素朴な味が、すごく好き。
    さすがにこの曲、自分たちの国の曲だし
    木管のアンサンブルは完璧。
    あ〜、この訥々とした感じ、ほっこりするわ。
    (その後に弦のアンサンブルによる悲鳴っぽい章が来るし)

    弦のトゥッティの後の最終楽章での白眉は
    もちろん、2台のティンパニ ♡
    もう、この部分聴くだけで
    身体が勝手に動き出すくらい好き。

    ティンパニスト2名
    力を入れすぎず、如何にも自然に
    「僕たち、完璧な職人だからね〜」って言う
    職業意識バリバリのクールな感じがたまらん(独断・偏見・妄想)
    聴くたびに思うんだけど
    この曲、本当にカッコいいというか、ドラマチックでクール。

    この後の、余計なところは削ぎ落とした完璧な5番も好きだけど
    ちょっと熱いところがある4番の方が人間くさい感じがする。

    ルイージさまの指揮の動きも
    昔と同じくキレが良くて清々しい。
    白い上着は、最後まで違和感あったけど(笑)

    白髪は増えたものの
    以前と同じルイージさまの面目躍如で
    熱いけれど、明確な指示でオーケストラを引っ張って行く。

    あくまでも風向きと席のせいで
    ホールだったら、もっと細かい部分の音響が良かったんだろうなぁ、と
    野外だったのが、非常に非常に非常に残念だったが

    職人芸バリバリの
    デンマークらしい(←妄想)キレのあるニールソン聴けて
    凍えたけれど、とても楽しかった。

    ルイージさまの指揮姿を、遠くからだけど
    久し振りに見られたのも嬉しい。

    来週は、また数日、夏が戻って来るらしいのだが
    ともかく寒くて凍えて
    車の暖房をガンガン入れて
    満月が煌々と輝く高速道路を走って来た私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    このオーケストラのコンサート・ミストレスと
    チェロのトップが、アジア系の美人で
    どこの国の出身だろう、と調べてみたら、韓国出身で
    しかも、名前からすると姉妹っぽい。
    迫力の美人姉妹(しかも演奏も巧い!!!)だった。


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      • 2019.11.20 Wednesday
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