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トーンキュンストラー + 佐渡裕

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    Schloss Grafenegg Auditorium 2018年8月25日 19時30分〜22時30分

    Tonkünstler-Orchester Niederösterreich
    ソプラノ Patricia Petibon
    メゾソプラノ Elisabeth Kulman
    テノール Peter Kirk
    チェロ Leonard Elschenbroich
    司会 Christoph Wagner-Trenkwitz
    指揮 Yutaka Sado

    Leonard Bernstein (1918-1990)

    Ouvertüre zur Operette „Candide“ (1956)

    „On the Waterfront“ Symphonische Suite für Orchester (1955)

    „Three Meditaions“ aus „Mass“ (1971)

    Drei Tanzepisoden aus dem Musical „On the Town“ (1944)
    Nr. 1 „The Great Lover Displays Himself“

    „I can cook, too“ aus dem Musical „On the Town“

    „Lucky to be me“ aus dem Musical „On the Town“

    Drei Tanzepisoden aus dem Musical „On the Town“
    Nr. 2 „Lonely Town“

    „Oh happy we“ aus de Operette „Candide“

    „I am easily assimilated (Old Lady’s Tango)“ aus der Operette „Candide“

    „Glitter and be gay“ Arie der Cunegonde aus der Operette „Candide“

    „Waltz“ aus dem Divertimento für Orchester (1980)

    „Ohio“ aus dem Musical „Wonderful Town“ (1953)

    Konzert Suite Nr. 1 für Sopran, Tenor und Orchester
    aus dem Musical „West Side Story“ (1957/1992)
    „Maria“, „One Hand, one Heart“, „Somewhere“, „Balcony Scene“

    ハッピー・バースディ レオナード・バーンスタイン

    ・・・とか言っても、私、個人的にバーンスタイン知らんし
    私がウィーンに来てからだって
    バーンスタイン指揮のコンサートってあった筈なんだけど
    こちらに来てから15年くらいは
    ともかく仕事・仕事・仕事でコンサートとか全然行ってなかったし(汗)

    バーンスタインの愛弟子の佐渡裕氏にとっては
    特別なコンサートなんだろうなぁ、感慨深いだろう。

    ウエスト・サイド・ストーリーはワタシも好き。
    バーンスタインの交響曲は、ナマで何回か聴いてはいるし
    バーンスタインのミサだって
    センパー・デポでとんでもない演出で観たし聴いた(面白かった)
    キャンディードはフォルクス・オーパーでコンサート形式で聴いた。

    ・・・とは言え、そう頻繁に演奏されるワケではない。

    キャンディード序曲・・・いや、この曲知ってるけど
    佐渡裕氏の指揮から出てくるオーケストラの音は
    力一杯の大音量で
    あ〜、こういう音だったら
    室内のオーディトリウムじゃなくて
    野外音楽堂で演奏されたら、絶対にウケたのに。

    天候悪くてホールで残念と思ったのは初めてかもしれない。

    クリストフ・ワーグナー=トレンクヴィッツが司会。
    ともかく、この人、話が面白い(昔からいつも面白い)
    バーンスタインの話を
    バーンスタインはニューヨーカーで
    それはベートーベンとかマーラーがウィーンっ子というのと同じ(爆笑)とか
    オペラ座のプラーヴィーとのエピソード絡みで聞かせたり
    プラーヴィー知ってる世代には楽しい話。
    (観客が、ほとんど私以上のご年配なので・・・)

    Mass のチェロのソロ弾いた若いチェリスト
    レオナルト・エルシェンブロイヒのチェロの音が美しい・・・

    後半、トレンクヴィッツの解説付きで
    On the Town からの曲。

    最初の I can cook, too はエリザベト・クルマン登場。
    ミュージカルなのでマイク付きだが

    あ〜〜〜〜〜
    クルマンのメゾソプラノ、ご存知の通り
    ものすごい美声なの。
    クラシック的な発声法が生来のごとく自然に美声が出て
    ビロードのような厚みのある温かい手触りの声が

    ミュージカルに全然合ってないんですけどっ!!!!

    マイク付けても、声があまりに美しすぎて
    大音量のオーケストラにモロに埋もれてるし
    喉開いて鼻に抜けるクラシック発声で、声が浮いてるし

    ミュージカルのしかもアルトのパートって
    私の独断・偏見で言っちゃえば
    多少ハスキーな地声で、クラシックみたいに声を被せず
    マイク通してガリガリ聴こえてくるような感じが好みなので
    こんなにクラシックに歌われても・・・

    こういう感じで
    テノールのカークもソプラノのペティボンも歌ったら
    ど、ど、ど、どうしよう・・・(不安)

    ところが、やっぱりマイク付けて出てきたイギリスのテノール。
    あらま、この人、ミュージカルでも違和感のない声だわ。
    声量はどうなのかは不明だが(マイク付いてるから)
    高音もしっかり出して、しかも英語の発音キレイだし。

    次のキャンディードでは一番有名な曲(だろうと思う)のデュエット。
    出て来たパトリシア・ペティボン
    ・・・すごいカッコしてる。ヘンなメガネかけて
    何だか最初から役にすっぽりハマっている上

    ペティボン、マイク付けてない・・・
    相手のテノールはマイク付き。

    ちょっと待て、ペティボンってクラシックのソプラノだよね?
    声量すごいだけじゃなくて
    クラシックの発声から
    ミュージカル的な地声っぽいアニメ声まで
    すべての声の色を使い分けていて

    しかも、声だけじゃなくて、全身で演技していて
    テノールとの掛け合いもユーモラス。
    テノールもミュージカル経験ありそうで
    ノリノリで演技していて、掛け合い漫才みたい。

    だから、と言ったら失礼なのだが
    その後の、美声のクルマンのオールド・レディス・タンゴが
    声が美しすぎてオーケストラに埋もれて浮きまくっている上に
    オーケストラ独奏の時のクルマンの動きって
    タンゴじゃなくて・・・ハワイのフラダンスっぽい・・・
    いや、オールド・レディだから、それで良いんだろうか(疑)

    え〜い、オペラやクラシック・リートとミュージカルって
    演技もダンスも、発声法も違うんだよ〜〜〜(たぶん)
    いくら大物でキャッチ・アイとは言え
    ちょっとクルマン、浮きまくり。

    しかもその後のクネゴンデのアリアで出てきたペティボンが
    小物を使って、コンサート・マスターをしつこく弄くり回し

    マイクなしで、しかもアニメ声で
    更に、このアリア、クラシック的なソプラノ部分も多いのに
    見事に声を自然に使い分けて

    アリアで語り、表情(泣いて笑って)がスゴイし
    声がまたスゴイし、あまりに見事なアリア。

    コンサート・マスター、ソロの途中に
    ペティボンに膝に乗られたり、抱きつかれたり
    頭に王冠置かれたりでお疲れ様です(笑)

    しかしすごいな、ペティボン・・・

    ワンダフル・タウンの「オハイオ」でペティボンとクルマンのデュエット。
    その後、お待ちかね、ウエスト・サイド・ストーリーからの名曲の数々。

    テノールのカークのマリアが・・・巧かった。
    これはリリック・テノールとしてはたまらん曲だろうが
    切々と、熱い喜びを持って、高音まで神経に触らず歌い上げたのは見事。
    短い曲だかソプラノの Somewhere は
    ワタクシ的には最も名曲だと思っているので、胸がジーン・・・

    アンコールで、やっぱりウエスト・サイド・ストーリーの
    シンフォニック・ダンスだろう・・・と思っていたら
    いやいや、しっかりキャンディードからの曲で
    しかも、また歌手3人出てきて歌ってる。
    (すごいサービス精神)

    歌手がまだ舞台に居る状態で
    テノールが足だけで踊りながら
    指揮者に「ほら、あれをやりなよ」みたいな合図を送って
    最後は、もちろんながら、マンボで終わり(笑)

    マンボの間、テノールは踊りまくり
    ペティボンも踊っている横で
    クルマンが戸惑った様子で立っていたのが
    かわいそうと言えばかわいそうだったんだけど。

    トレンクヴィッツの解説が長めだったのも原因ながら
    22時30分まで、たっぷりバーンスタインの
    オペレッタやミュージカルを堪能させてもらって
    ノリノリで実に面白かった。

    こういうコンサートなら野外音楽堂の方が良かったかも。
    とは言え、ここ数日は夏も終わりで
    雨もパラパラ降って、気温も20℃切っていて
    夏の後には、すぐに冬が来るヨーロッパ(笑)

    佐渡裕氏が、ご自分とバーンスタインについて語ったビデオが
    トーンキュンストラーの Youtube サイトにある。
    (音声はドイツ語が被るので聞きにくいかも・・・)
    ご興味ある方はどうぞ → ここ

    トレンクヴィッツの解説の中で

    バーンスタインは孤独だった
    孤独すぎて、周囲に人がいないと耐えられないほどだった

    というエピソードを聞いて
    いつも大物と一緒の人懐っこいバーンスタイン像の後ろに
    そういう救いようのない孤独があったんだなぁ、と
    なんとなく、ストンと心に落ちた私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


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      • 2019.12.07 Saturday
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