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バンベルク交響楽団 + ヤクブ・フルシャ

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    Schloss Grafenegg Auditorium 2018年8月24日 19時30分〜21時50分

    Bamberger Symphoniker
    バイオリン Nikolaj Szeps-Znaider
    指揮 Jakub Hrůša

    Johannes Brahms (1833-1897)
     Konzert für Violine und Orchester D-Dur op. 77 (1878)

    Bedřich Smetana (1824-1884)
     „Má vlast“ / „Mein Vaterland“
       1. Vyšehrad (1874)
       2. Vltava / Die Moldau (1874)
       3. Šárka (1875)
       4. Z českých luhů a hájů / Aus Böhmens Hain und Flur (1875)

    バンベルク交響楽団と
    2016年から首席指揮者になったヤクブ・フルシャのコンサート。

    バイオリニストにデンマーク出身のバイオリニスト
    ニコライ・ズナイダーが出たのだが
    ・・・なんか、名前が変わっているんだけど?
    ズナイダーの前に Szeps とくっ付いているのだが
    結婚でもしたのか、どこかの養子になったのか
    個人的な事は別に興味ないんだけど、ちょっと気になる。

    名前に見知らぬ語がくっ付いていても
    ズナイダーは、やっぱりガタイがデカくて立派。
    持っているバイオリンが小さく見える。
    フルシャと並ぶとかなりの身長差だろう、と推測は出来るが

    本日の席は、舞台の真上で
    ほとんど、頭からしか見られない高所恐怖症は座れない席なので
    実際のところ、どうだったのかはわかりません。

    そうなの、やっと待ちに待った悪天候で
    野外音楽堂ではなく、オーディトリウム・ホールでのコンサート!!!
    オートバイや飛行機の雑音や
    コオロギや駆け回る子供の叫び声に煩わされずにオーケストラが聞ける!!!

    バンベルク交響楽団の音が骨太で厚みがあって
    ブラームスがずっしり、心に触れてくるのだが
    久しぶりに屋内のホールでオーケストラを聴いたからかもしれない。
    それに、たぶん、このオーケストラの音量とかバランスとか
    もともと野外音楽堂の音響を念頭に置いていたために
    ホールでは、かなり豊かに響く結果になった、という可能性はある。

    ズナイダーのバイオリンの音色
    出だしが割にガリガリ聴こえて来たものの
    テクニックは盤石だし
    すごく男性的(とか言い出すとジェンダー・スタディの人から文句出そう)で
    マッチョというよりは
    ちょっと垢抜けない田舎のワイルド・ボーイという感じ。

    感情たっぷりでダイナミックに聴かせるけれど
    きちんと節度があって
    オーケストラの音色と、骨太な素朴感がむちゃくちゃ合ってる。
    変に洗練され過ぎない、ワイルドで情熱的なブラームス。

    第2楽章は、バイオリンよりも、最初のあのオーボエのソロがメインだが
    (あ〜、すみません、勝手な解釈です)
    オーボイストのソロが、もう、絶妙で
    澄んだ音色で、情緒たっぷりに歌って歌って歌って
    ・・・あれは、バイオリニストは弾きにくいだろう(爆笑)

    いやもう、むちゃくちゃ良い感じ。
    ブラームス万歳。私、実はブラームス好きなんです。
    多少ワイルドでガリガリしても
    音楽的にものすごく夢中にさせる演奏で
    心にポッと灯りがついたようで、すごく嬉しい気分。

    アンコールにバッハの無伴奏。
    (何でみんな、アンコールだとバッハの無伴奏なんだ?!)

    後半は、スメタナの「我が祖国」から最初の4曲。

    うはははは、さすがフルシャ、スメタナは暗譜ですか(笑)
    そりゃ、チェコ人だもんねぇ。
    スメタナの我が祖国と言えば、やっぱりチェコ魂が燃えるんだろう。

    これが熱演で・・・
    フルシャの指揮も、見てくれ構わず
    指揮棒を振るわ、震わせるわ
    指揮台でジャンプはするわ(笑)

    最初のハープのソロの美しさから
    バンベルク交響楽団の金管の輝かしい響きに
    弦のうねり、ダイナミックさがものすごい。
    本当に物語を語られているような雄弁さ。

    モルダウは、もう誰でも知っている曲なのだが
    こういう名曲こそ
    通俗的にせずに、如何に名曲として聴かせるかは
    指揮者の腕の見せ所だろう。

    いや〜ん、ブラームスのオーボエに続いて
    フルートの掛け合いも素晴らしいじゃないの。

    オーストリアやハンガリーがドナウなら
    チェコはヴルタヴァだもんね。
    もっとも、スメタナの生誕地のリトミシュルも
    フルシャの出身地のブルノも、ヴルタヴァは流れていないが。

    水源がボヘミアにあるから、あの出だしが音楽になるわけで
    ドナウ川の水源は現在のドイツだから、水源の音楽表現をしたら
    ドイツの曲になってしまう・・・などと
    ついついくだらない事を考えたりして
    ヴルタヴァの流れのキラキラに身を任せた。

    最初のダイナミックさが、ここでも充分に発揮されていて楽しい。
    このダイナミックさは、第3曲のシャールカで最大限の効果を出してくる。
    (これもくだらない話だが、シャールカの話って
     聖書のユーディットと似てるわ。女性って強い・・・)

    ボヘミアの森と草原から、の鬱蒼とした森の感じや
    多様されるチェコの民族舞踊のメロディなど
    クリアでダイナミックで明るくて
    郷土愛に満ち溢れている感じが、すごくチャーミング。

    この曲、割に苦手だったんだけど(全曲演奏されるとむやみに長い)
    ここまでバッチリ聴かせてくれると魅了されてしまう。
    全く退屈しなかったの、初めてかもしれない。

    フルシャ、すごく良いじゃないの。
    オーケストラとの相性もとても良さそう。
    オーケストラの管楽器は名人揃いだし
    弦の厚みのある暖かい響きも、とても素晴らしい。

    スメタナを聴きながら
    最近、チェコに行っていないなぁ・・・と
    (昔はルネッサンス追っかけで、週末になると行っていた時期がある)
    ブルノもリトミッシュル(ルネッサンスのお城がある!)
    また行きたい気分になって来た私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    この後、レイト・ナイト・セッションがあったようだが
    来る時も、途中でものすごい豪雨で、15分くらい高速道路を
    時速30キロで走らざるを得ないような状況だったし
    帰りも、豪雨ではないけれど、雨が降っていて
    交通状況がどうなるかわからないので、さっさと帰って来ちゃいました、すみません。

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      • 2019.11.20 Wednesday
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