<< ベルリン・バロック・ゾリステン | main | ベルリン 8月13日〜16日 >>

Xavier Le Roy "Le sacre du printemps [2018]"

0
    MuseumsQuartier - Halle G 2018年8月12日 18時〜19時
    IM PULS TANZ - Vienna International Dance Festival 2018

    Xavier Le Roy
    Le sacre du printemps [2018]

    コンセプト Xavier Le Roy
    パーフォーマンス Alexandre Achour, Salka Ardal Rosengren, Scarlet Yu
    音楽 Igor Stravinsky
    サウンド・デザイン Peter Boehm
    録音 Berliner Philharmoniker dirigiert von Sir Simon Rattle

    コンテンポラリー・ダンスの分野では
    ぶっとんだケッタイなダンサーがものすごく多いのだが
    というより、そういう人しかいないような気もするが
    ザビエル・ル・ロイのケッタイさというのは
    かなりユニークでワタクシ好み。

    この分子生物学者からダンサーに転向した
    ケッタイなフランス人を発見したのは
    2007年の、この「春の祭典」(ソロ・ダンス)だった。

    残念ながら、その頃のブログは跡形もなく消失したのだが
    その時の印象は鮮やかに残っている。

    サイモン・ラトルが「春の祭典」を指揮するのを見て
    インスピレーションを得て
    指揮法を勉強し、ラトルのところにも押しかけて
    指揮姿をダンスとして作品にした最初のバージョンが2007年だった。

    だいたい、これ観に行った時
    ラトルもウィーンでコンサートしてたんだもん(偶然の一致)

    指揮者の指揮姿って、時々、本気でダンスっぽくなる事があって
    あの動きをダンサーが振付したら面白いだろうなぁ、と思っていたら
    ル・ロイがやった、という感じか。

    まぁ、誰もが考えそうなアイデアだが(と言うと身も蓋もないけれど)
    誰もが考えるだけで実現しないという意味ではやはりユニーク。

    当時2007年のパーフォーマンスでは
    ル・ロイが一人で、「春の祭典」の最初から最後まで
    向こうむいて立ったり、こっち向いて立ったりで
    ラトルの指揮姿の模倣?をやってくれたのだが

    アインザッツが指揮者っぽく直前に出るのではなく
    音楽と同時に出ているのが
    ダンスと言えばダンス。

    名だたる大物指揮者の正面からの指揮姿を観まくっている私には
    その微妙なズレのなさが、ちょっと気持ち悪かった。
    (あのタイミングではオーケストラは演奏できません・・・たぶん)

    さて、ル・ロイは怪我をしたそうで
    (本人、今年55歳・・・ みんな歳を取る ← ワタシもだが。
     コンテンポラリー・ダンサーは平気で高齢でも踊るけど)
    今回は「春の祭典」2018年バージョン(のオーストリア初演)

    女性ダンサー2名と男性ダンサー1名
    総計3人のダンサーで、曲のパートを割り振り
    時々、一緒に踊る。

    細かい部分での振付の手は入れているのだろうが
    基本的に2007年のル・ロイの振付を忠実に踊っていて

    あ〜、わっはっは
    ラトル、その動き、するよね・・・

    という部分が見受けられ
    ラトルの指揮姿を知っていると、ちょっと笑える。

    ただ、今回は「指揮姿の模倣」というよりも
    もっと「コンテンポラリー・ダンス」になっていたような気がする。
    指揮姿をそのまま、ではなく
    そこから、音楽と一致したダンス表現を刻み出した、という印象。

    しかも世相を反映してか
    今回は女性ダンサーが2名。
    女性の指揮者も増えて来たので、あまり違和感はない。

    音楽とぴったり一致した動きで
    最初のアジア系女性ダンサーの
    キビキビした動きは見事だった。

    男性ダンサーは表情が豊か。
    さすがに男性の体型なので、振りが派手に見えるが
    しっかりとリズムに乗っていて
    ちゃんと4拍子とか振ってるし(笑)

    もう一人の女性ダンサーは
    そういう振付だったのかもしれないが
    リズム感の欠如? か何かわからないけれど
    左手リズムが音楽と微妙にズレて遅れるところがあって
    ちょっと気になった。
    でも、そういう意図的な振付かもしれない。
    (ラトルだって、リズムに完璧に乗らず、遅れる事もある)

    音楽は途中で切って
    ダンサーが入れ替わり
    切った直前のところから、別ダンサーで踊るという趣向。
    ほんの一部、音楽なしのダンス表現だけというシーンと
    音楽だけでダンスなし、という場面も。

    指揮姿を知っていると
    ツッコミどころ(だって指揮じゃないもん、ダンスだもん)が一杯あって
    結構、ニヤニヤできる。

    ダンス表現としても面白いのだが
    どうしても指揮という、大元の動きが上半身だけなので
    (ジャンプする指揮者も居るけど)
    脚のステップが欠けているのが
    ダンス・ファンとしてはちょっと悲しい。
    (3人揃ってジャンプする場面はあるけれど)

    これにて、今年の IM PULS TANZ の公演は終わり。
    今年はあまり数多くは行かなかったのだが
    割に的を絞って行けたと思う。

    来週は少しナイト・ライフはお休みで
    その後は、グラーフェネック音楽祭が始まって
    せっせと車で通う予定の私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


    スポンサーサイト

    0
      • 2019.09.15 Sunday
      • -
      • 20:30
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      calendar
      1234567
      891011121314
      15161718192021
      22232425262728
      2930     
      << September 2019 >>
      PR
      ★コンタクト・メイル★
      メイルはこちらへ
      ブログランキングに1クリックお願いします
      selected entries
      categories
      archives
      recent comment
      recommend
      links
      profile
      search this site.
      others
      mobile
      qrcode
      powered
      無料ブログ作成サービス JUGEM