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ヨーロッパ・ユニオン・ユース・オーケストラ + マンフレッド・ホーネック

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    Schloss Grafenegg Wolkenturm 2018年8月4日 20時〜22時40分

    KLANGRAUSCH UND OPERN-DUETTE

    European Union Youth Orchestra
    指揮 Manfred Honeck
    バリトン Thomas Hampson
    バスバリトン Luca Pisaroni

    Richard Strauss (1864-1949)
    Suite aus der Oper „Der Rosenkavalier“ op. 59 (1911/1944)

    Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
    „Non più andrai“ - Arie des Figaros aus der Oper „Le nozze di Figaro“ (1786)
    „Hai già vinta la causa ! … Vidrò mentre io sospiro“
    Rezitativ und Arie des Conte Almaviva aus der Oper „Le nozze di Figaro“

    Giuseppe Verdi (1813-1901)
    „Restate! Presso alla mia persona“
    Szene und Duett Rodrigo - Filippo aus der Oper „Don Carlo“ (1867/1884)

    Guiseppe Verdi
    „Perfidi! … Pietà, rispetto, amore“
    Rezitativ und Arie des Macbeth aus der Oper „Macbeth“ (1847)

    Gioachino Rossini (1792-1868)
    „Si, vi sarà … Deh ti ferma“
    Rezitativ und Arie des Assur aus der Oper „Semiramide“ (1823)

    Vincenzo Bellini (1801-1835)
    „Il rival salvar … Suoni la tromba“
    Duetto Sir Giorgio - Sir Riccardo aus der Oper „I Puritani“ (1835)

    Ottorino Respighi (1879-1936)
    „Pini die Roma“ (1924)

    グラーフェネックのサマー・コンサートのシリーズは
    既に6月末から始まっているのだが
    8月中旬からのグラーフェネック・フェスティバルが
    ゴリゴリのクラシックなのに比べて
    比較的ポピュラーや親しみ易いプログラムなので
    年金生活でお金もないし(笑)今年はちょっとサボっていた。

    ただ、その中で
    ピサローニとハンプソンが歌って
    マンフレッド・ホーネックが指揮するコンサートだけ目を引いた (^^)v

    毎年グラーフェネックで活躍する
    ヨーロピアン・ユニオン・ユース・オーケストラの
    若々しいイキの良い音も楽しみ。

    メイン・コンサートの前に
    プレリュードというミニ・コンサートもあったのだが
    これ、数年前から、冷房の効いたライトシューレのホールじゃなくて
    お城の中庭で行われるようになって
    開始時間には、中庭の3分の1くらいに
    まだ、ガンガン日光が当たっている。

    で、本日の気温、32℃とかなんですけど(怒)
    そんな気温で太陽の当たる、しかも風通しの悪いお城の中庭で
    クラシックの室内音楽、聴きたくない(すみません)
    それに、開始時間に、鳥が鳴きまくってウルサイのだ(経験済み)

    ヨーロッパの猛暑は、来週の木曜日くらいまで続く予想で
    もちろん、日本の猛暑とは比べものにならないけれど

    でも、でも、でも
    こちらは、何処に行っても「冷房」なるモノがないのだ。
    時々、新型の地下鉄や市電に冷房入っている時もあるが
    冷房の効いていない、ムッとした暑さの車両も多い。

    車の冷房をガンガン効かせてグラーフェネックまでドライブして
    外に出たら、うわああ、夜の7時過ぎで、まだ32℃で
    ムッとする暑さである。プレリュード行かなくて良かったわ。

    20時からのコンサート。
    オーケストラのメンバーも指揮者も
    黒の上着を着て、暑そう・・・
    観客はそれなりの涼しい格好をしているが。

    コンサート前に、主催者のブッフビンダーがマイクを持って登場。
    あ? プログラム変更? それとも、誰かがキャンセル?
    ブッフビンダーだと気付いた観客から拍手。

    「演奏せずに拍手をもらう、というのは
     なかなかオツなものですが
     プログラムに変更はありません。
     出演者も全員来ています。
     ただ、トーマス・ハンプソンが
     ここ数日、夏風邪をひいた、と聴衆に伝えて欲しいとの事」

    こういうアナウンスって、不要な事も多いのだが
    確かにハンプソン、時々調子が悪そうだった。
    (それでも、あの、人間とは思えぬ声量は健在だったが)

    ユース・オーケストラとは言え
    音楽大学で専攻しているプロの卵たちなので、アマチュアとは言えない。
    ただ、オーケストラの人数は、かなり多い(特に弦が)

    野外音楽堂だから
    大規模オーケストラでも、残念ながら音の響きは
    あちこちに散ってしまう。
    悪い音響ではないのだが
    いつも楽友協会ホールなどで聴き慣れている耳には
    ちょっともどかしい感じ。
    (それとも、私、歳とともに、耳が遠くなったんだろうか。
     ・・・可能性としてはアリだな)

    真面目にしっかり指揮者の指示通りに演奏するユース・オーケストラで
    バラの騎士組曲で、ホーネックの自由自在のヘン◯イ振りが発揮されると
    非常に楽しい。むちゃくちゃ楽しい。

    リヒャルト・シュトラウス、こんなに美しいワルツを
    オックス男爵のために書いたんだなぁ、とか
    なんだか久し振りにバラの騎士、オペラ座で観たくなってしまった。

    最初のフィガロはピサローニ。
    ピサローニが出て歌いだしたとたん
    オーケストラの音量だの何だのが、頭からぶっ飛んだ。

    イタリアの最高級モード雑誌のモデルでも充分通用するスタイルを
    白いシャツと黒のスーツで包み
    大声を張り上げる事なく
    モーツァルトにふさわしい軽快さで
    滑らかで艶やかな美声・・・

    観て良し・聴いて良しの至福な時間 ♡

    次のアルマヴィーヴァはハンプソン。
    もともとハンプソンって、人間とは思えない声量があるんだけど
    夏風邪で少し抑えてるのかしら。
    でも、野外会場でも堂々と響いてくる声は立派。

    途中で、何かあって
    指揮者に指示して、もう一度繰り返させていたけれど
    さりげなく、悪びれず、実に自然に歌い直しちゃうところとか
    さすがにベテランの域。
    指揮者もオーケストラも、突然の変更によくついていった。

    ドン・カルロのロドリゴとフィリッポのデュエット。
    あ〜〜〜、イタリア語、習っておけば良かった。
    (というより、今からやれ、って話だが・・・)

    舞台上で、コンサート形式なのに
    2人ともオペラっぽく演技始めちゃうし
    ハンプソンは声に多少ムラがあって
    上の方が出にくいようだが
    迫力たっぷりで
    声量ばっちり、声ばっちりで
    見た目も派手(=太ってないけどともかく大柄)な2人は絵になる。

    どの位「大柄」かと言うと
    ハンプソンとピサローニは同じ位の背なのだが
    その横に指揮者のホーネックが並ぶと
    ホーネックの頭が、2人の肩のあたり・・・

    後半はヴェルディのマクベスから。
    これはハンプソンの出し易い声の範囲だったようで
    かなり声は響いていて素晴らしかった。

    ロッシーニをピサローニ。
    会場はこの頃になると(夜の10時)さすがに暗くなって
    手元のテキストも全く見えないけれど
    声の良さと姿の良さと
    わざとらしくない、さりげない演技で魅せてしまう。

    ベッリーニの清教徒のデュエットは名曲で
    ぐわ〜〜っと盛り上がるので、ドラマツルギー的には最良の選択。

    手元テキスト全く見えない状態だが
    ライトとかつけてテキストを見ているような人は一人もいない。
    ・・・この聴衆(年配数多し)って
    もしかしたら、オペラ座常連とか、そういう層の人たちが多いとか???

    ばっちり歌ってくれたので大満足していたら
    何と、アンコールあり!!!!

    ・・・イタリア・オペラに詳しくないので(涙)
    ただ、あの早口言葉はロッシーニかしら???
    でも、ドン・パスクワーレとか言っていたような気もするので
    ドニゼッティかもしれない(すみません、無知で・・・)

    二人が揃って実に楽しそうに
    イタリア語の早口言葉を歌うのがチャーミング。
    こちらも楽しくなって、聴衆も拍手喝采。
    いや、すごいサービス精神だわ。
    この義理の親子、関係が上手く機能しているんだろうなぁ。
    (って、個人的な事情に興味はありませんが(笑))

    大いに盛り上がって
    普通だったら、ここでコンサートは終わりだろう。

    しかしユース・オーケストラは疲れ知らず(かもしれない)
    その後にレスピーギのローマの松。

    個人的好みから言えば、ローマ三部作だったら
    祭りか泉の方が好きなんだけど(すみません、あくまでも好み)

    豊かな緑に囲まれた広大な公園の中の野外ホールで
    ローマの松、音楽と自然が一体化してる・・・(←妄想)

    多少気温も落ちてきて
    いわゆる「爽やかなヨーロッパの夏」的な湿気のなさで
    この空気の中のレスピーギのローマの松って
    なんだかむちゃくちゃ合ってるわ。

    ただ、何人かのご年配の方々が
    途中で席立って帰り出したのには参ったが。
    (しかも演奏中である。
     更に、あの曲、途中はものすごいピアニッシモが続くのだ)
    まぁ、夜20時開始で、ローマの松演奏開始時点で
    夜の10時過ぎていたから
    早く寝たいという健康上の理由のある年配の方々もいらっしゃるだろう。
    (ただ、できればあのピアニッシモの時にゴソゴソして欲しくない)

    例のテープで流れる鳥の鳴き声だが
    コウロギの鳴き声と相まって不思議な雰囲気(笑)

    アッピア街道は、会場の真ん中に金管を置いて
    あれは、きっと、前の方の高級席の人たちには
    かなり立体的に響いただろうなぁ。

    私は雨天の時にホールに席がある一番安い席だったけれど
    比較的正面で、最初の金管が後ろから響いた時には
    音響空間が突然立体と化して、背筋がゾクゾク。

    技術的には完璧で巧いし
    ホーネックがよくオーケストラを統率していて
    音楽的にも楽しく聴かせてもらって
    さて、帰ろうと思ったら

    アンコールで、またバラの騎士組曲の最後の乱痴気ワルツ!!!(爆笑)
    しかも、この曲、オーケストラのメンバーが
    もう楽しそうに弾くこと。
    若いエネルギー、弾けまくり (^^)v

    コンサート終了22時40分。
    オーケストラ・メンバーはその後
    ライトシューレ・ホールで
    レイト・ナイト・セッション。

    これに行った観客も多かったようだが
    レイト・ナイト・セッションって
    準備にかなり時間がかかって
    ホール内は立ちっぱなしで
    友人とでも一緒なら楽しいだろうが
    一人だと待っている時間を持て余すので・・・

    ヨーロッパの猛暑はまだまだ続きそうだが
    日本に比べればまだマシ、と
    自分に言い聞かせている私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


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