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ウィーン交響楽団 + グスターボ・ヒメノ

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    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2018年6月18日 19時30分〜21時50分

    Wiener Symphoniker
    指揮 Gustavo Gimeno
    パーカッション Martin Grubinger

    Charles Ives (1874-1954)
     The Unanswered Question (Two Contenplanations Nr. 1) (ca. 1908/1930-1935)

    John Corigliano (*1938)
     Conjurer. Konzert für Schlagzeug und Streichorchester (2007)

    Peter Ilijitsch Tschaikowsky (1840-1893)
     Symphonie Nr. 6 h-moll op. 74 „Pathétique“ (1893)

    今シーズンの実質的には最後のコンサートは
    ウィーン交響楽団のチクルス。

    2012年までアムステルダム・ロイヤル・コンセルトヘボー管弦楽団で
    ソロ・パーカッショニストだったグスターボ・ヒメノの指揮で
    天才パーカッショニストのマルティン・グルービンガー登場。

    貧民席に入るところで
    スタンド・バイしているトランペッターを見て
    あれ?今日って何かそんなプログラムだったっけ?と思ったら
    アイヴスの「答えのない質問」だった。

    これ、チャールス・アイヴスの作品の中では
    私の知る限り、唯一、比較的頻繁に演奏される曲なのだが
    私の好きなセントラル・パーク・イン・ダークとか
    まだライブで聴いた事がない。
    え〜い、いつもマンネリの曲だけじゃなくて
    ホリディ・シンフォニーとか交響曲も演奏せんかい!(文句たれ)

    この「答えのない質問」だが
    何回もライブで聴いていると
    その度に妄想が色々な方向に飛んで行く。

    本日は、ナヨナヨと優しいトランペットが
    丁寧に礼儀正しくお声掛けをしているのに
    プリミティブでワイルドな木管アンサンブルが
    俺たち、そんな事、知らんもんね〜、と失礼な態度で答えるという妄想が・・・

    小品の後はパーカッション・ソロの入る
    ジョン・コリリアーノの Conjurer = 魔法使い、というような意味らしい。

    さすが映画音楽でも有名な作曲家で
    パーカッションとオーケストラの絡み具合が面白く
    両方とも聴かせどころたっぷり。

    最初はリズミカルに
    途中で緩徐楽章になって
    コスミックな美しいメロディとパーカッションの鐘が美しい。
    (ちょっと単調だったかもしれないが
     響きの美しさは特筆モノだった。コンツェルトハウスの音響が活きた)

    最終楽章(3楽章だが全部アタッカである)の始めの部分
    グルービンガーが太鼓をすごい勢いで叩いて
    低音をガンガン出しているところに
    バイオリンがトゥッティで入ってくるんだけど

    これ、低周波によるマスキングで
    バイオリン、ま〜ったく聴こえませんが(笑)
    (まさか、そんな事でウンチク垂れるようになるとは・・・)

    曲の構成としても、メロディも
    パーカッションの使い方やオーケストラの使い方など
    非常によく出来た曲で、聴いていて、すごく楽しい。

    舞台が見えていたら、もっと楽しかったのだろうが
    貧民席からは見えないので、まぁ、文句は言わない。

    アンコールが Evelyn Glennie の Choral という曲。
    (グルービンガーが何かアナウンスしたが
     貧民席なので聴こえなかった ^^; ただ、SMSでお知らせが入ってくる)

    すごいピアニッシモの重なる音から出てくる音響は
    これ、もしかしたら差音を利用してない?
    (たまたま今日の演習のテーマが・・・ 💦)

    いやしかし、ものすごく楽しかったわ。

    後半はチャイコフスキーの「悲愴」である。
    つい先日、楽友協会のウィーン・フィルの定期で
    ヤンソンスが指揮台に立った時に
    第3楽章後で派手なブラボー・コールに拍手が出てしまった曲である。

    しかも本日のコンサートは半分ジュネスの主催で
    若い人たちがたくさん来ている。
    私の前にも、何人か若い人たちが座って
    前半から、ずっとコンサートの最中に小声でおしゃべりしている。

    これは第3楽章後の拍手は避けられないだろうなぁ、と覚悟。

    第1楽章だが
    うわあああ、やっぱりコンツェルトハウスの音響って
    楽友協会に比べると格段にデッドで
    その分、巧く演奏すればパートごとの透明感が出る・・・はずなのだが

    途中で指揮者がオーケストラを煽って
    タクトが寸詰まりになってしまって崩れそうになった部分もあり
    透明感というよりはバタバタしている感じや
    やけっぱちで粗い演奏をしているような印象が強い。

    ウィーン・フィル@楽友協会にヤンソンスと比べる方が
    間違っているような気もするが(すみません)

    指揮者の恣意的なテンポ・アップにオーケストラが翻弄されてる。

    第2楽章のワルツっぽい部分は
    オーケストラが勝手にウィーン風味を加えているような感じ。

    さて、気になる拍手のフライングだが

    何と第1楽章の後で数十人が拍手・・・したとたんに
    周囲からシッと注意を受けて
    なのに第2楽章の後でも数人が拍手。

    でも、その辺りで、こういう曲は途中で拍手をしないのか
    と言う事が浸透したようで
    第3楽章の後は1人だけ、一回打ち鳴らして終わり。
    (その最後の1人は、なかなか根性がある、と感心した)

    派手な第3楽章はオーケストラの腕の見せ所で
    そりゃ、ウィーン交響楽団、ヘタクソじゃないと思うんだけど
    指揮者の方針か、何だか音がバラバラに聴こえて来て
    いや、それはそれで、キレキレの演奏とも言えるけれど
    どうもメロディっぽい繋がりがブツブツ切れてしまう。
    (弦が最初から最後までスタッカート気味だったのだが
     あれって、そういう曲だったっけ?)

    ヒメノは第3楽章の後の拍手はキライなタイプの指揮者なのか
    第3楽章の最後の音が終わった後
    弦にボウを刎ねあげる事はさせず
    非常に巧いタイミングで、即、最終楽章に飛び込んだ。

    最終楽章、好きなんですけどね。
    ただ、コンツェルトハウスのデッドな音響だと
    ウィーン交響楽団の弦の響きは、ちょっと鋭すぎる。
    好みの問題なので、こればかりは・・・

    前半のグルービンガーがあまりに凄かったのもあるし
    ついこの間、同じ曲の背筋ゾクゾクの悪魔バージョンを
    残響たっぷりの楽友協会で聴いちゃった、という偶然もあったので
    ウィーン交響楽団には、ちょっとお気の毒ではあったわ。

    コンサート後、帰宅したとたんに
    先週金曜日の試験結果が出て
    ボーナス・ポイント稼ぎまくって合格してウヒウヒなのに

    考えてみれば、再来週、1週間で6つ試験がある、という
    恐ろしい事実に気がついてマッサオになっている私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    システム音楽学の先生は
    僕は学生時代には一つだけ2があって
    あとはすべて1だった(1はベストの点数)と言っていたけれど
    私は、そんなに頭が良くないので
    最低点でも合格する事を目指す (^^)v

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      • 2018.12.18 Tuesday
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