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NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団 + トーマス・ヘンゲルブロック

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    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2018年3月6日 19時30分〜21時50分

    NDR Elbphilharmonie Orchester
    ピアノ Piotr Anderszewski
    指揮 Thomas Hengelbrock

    Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
     Konzert für Klavier und Orchester c-moll K 491 (1786)

    Gustav Mahler (1860-1911)
     Symphonie Nr. 5 (1901-1902)

    アンコール
    Leoš Janáček : Andante (Auf verwachsenem Pfade Nr. 11)

    隣の女性2人が

    NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団って
    チケットが入手できないでしょ?

    ・・・と話していたが
    確かに新オープンしたエルプフィルハーモニーというホールは
    その現代建築への興味もあって
    チケットが入手できないのは知っているが

    でもこのオーケストラ
    もともとは北ドイツ放送交響楽団だよね。

    今回は首席指揮者のトーマス・ヘンゲルブロックに
    ピアニストのピョートル・アンデルジェフスキで
    モーツァルトマーラーという
    何だかよくわからない組み合わせのプログラム。

    熱心な読者ご存知の通り
    モーツァルト聴くと反射条件で熟睡してしまうのだが
    どこかで長調で使ってたよね、という感じの
    短調の第一テーマの展開あたりから・・・熟睡しました(汗)

    誰かが風邪をひいて鼻炎でも起こしているのか
    ずっと鼻息の音が、かなり盛大に聞こえていて邪魔だったが

    オーケストラの弦はノン・ビブラートで
    すっきりして、明るい音色を出して古典的。

    そこに入ってくるアンデルジェフスキの
    むちゃくちゃ繊細で色彩に満ちたピアノの音に驚く。

    グランド・ピアノで、よくあんな柔らかい
    しかも短調の曲なのに暖色系の音が出るな・・・
    カデンツァはピアニスト自身の作曲だそうだが
    超絶技巧を見せびらかすというものではなく
    あくまでも古典的にスッキリした曲想で持って来た(しかも短い)

    あ〜、でもモーツァルトですから(以下省略)

    アンコールで弾いたヤナーチェックの小作品が素晴らしかった。
    これもピアノの音はピアノからピアニッシモなのに
    何であんな音がグランド・ピアノから出るんだろう。

    後半はマーラーの交響曲5番。
    オーケストラ編成もモーツァルトよりずっと大きい。

    ・・・トランペット首席
    楽器の調子か、ご自身の体調、悪かったですか?

    って、ド・シロートがこんな事書いちゃうのは申し訳ないんだけど
    でも、この曲でトランペットの調子が悪かったら
    聴いている側からしたら

    顔洗って出直して来い!!

    とか思っちゃうワケですよ。すみません。

    でもまぁ、第1楽章のちょっと悲しい部分はあったし
    それ言ったら
    このオーケストラ、あんまり金管が良くないように聴こえるのに
    よくぞ金管大活躍のマーラーの交響曲なんか持って来たな。

    トランペット首席は第2楽章以降は調子を取り戻し
    弱音器を付けたソロの音色なんかは美しかったです。

    でも、このオーケストラでスゴイ、と思ったのは
    木管のアンサンブル。

    ヘンゲルブロックは、かなり遅めのテンポを取って
    しかも埋葬行進曲を、途中でタメタメにして
    突然ゆっくりにしたりするのだが

    あのタメタメの演奏で
    木管のアンサンブルが、見事にタメタメにピッタリついて
    全員が水も漏らさぬアンサンブルを繰り広げたのには驚いた。

    マーラーの交響曲というのは
    指揮者の数だけ、全部違った演奏がある。

    あれだけ細かい指示をスコアに書いているのに
    あれだけ違う演奏が出来てしまうというのは
    ともかく、私みたいなドシロートには謎だし
    墓の下のマーラーもビックリしているかもしれないが

    あれだけスコアにポリフォニーあったら、そりゃ当然だわよ。
    今回も何故か最初のところで
    木管のメロディ・ラインが強調されていて
    不思議な音がしていたけれど
    低弦と木管のバランスの問題だったんだろうなぁ。

    コンツェルトハウスの大ホールは
    こういう大編成オーケストラの曲をやると
    デッドな音響がプラスに働く筈なんだけど

    弦の音が、何だか痩せて聴こえるし
    (ええ、私の耳が悪いんです)
    金管の一部が、あんまり上手じゃないし
    (すみません、私の耳が悪いんです)
    え〜い、もっと気を入れて演奏せんかい!
    ・・・と、恐ろしいド・シロートは思ってしまうワケです。

    力一杯演奏はしているものの
    なんだかこじんまりとしてしまうし
    爆発すると空回りしている感じがするし

    モーツァルトの方が良かった・・・(ボソ)

    バーンスタインみたいに
    マーラーに入れ込んで感情籠めて、とは言わないけれど
    それにしても、この曲
    このオーケストラにも指揮者にも、何だか合ってない。

    もっとも自分の耳がウィーンのオーケストラのマーラーに
    しかも楽友協会で鼓膜が破れそうな音響で聴く事に
    慣れてしまっているからかもしれないのだが・・・

    金管が多少弱くて
    木管が優秀で
    スッキリした響きのオーケストラなら
    もっと違う曲の選択だってあったと思うんだけどなぁ。

    という訳で
    当分、ハンブルクに行こうとは考えないだろう、という
    冷たい私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    明日からのプロゼミの課題になっている論文に
    ハンブルクの話も出て来て
    「このエルプ都市が」と書いてあって
    オーケストラもエルプと付いていて
    何なんだこれは、と思っていたら
    エルベ川のほとりの都市、という意味だったんですね・・・
    (いや、知らなかった。確かにドイツ語の b は単音だと清音になっちゃうんだわ)



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      • 2018.07.15 Sunday
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