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サンクト・ペテルブルク・フェスティバル・バレエ「白鳥の湖」

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    Festspielhaus St. Pölten 2018年1月10日 19時30分〜21時50分

    St. Petersburg Festival Ballet

    SWAN LAKE
    オデット・オディール Svetlana Filatova
    ジークフリート王子 Yevgeni Khissamutdinov
    ロットバルト V. Smirnov/I. Medvedev
    道化師 A. Fedorkov/D. Dubrovin
    パ・ド・トロワ K. Mikheeva/V.Stavtseva/D.Gruzdeva/S.Zezyulina
    V.Smirnov/I.Medvedev

    出し物は有名なチャイコフスキーの「白鳥の湖」
    バレエ・カンパニーは
    サンクト・ペテルブルク・フェスティバル・バレエ

    サンクト・ペテルブルクと言えば、キーロフ劇場の
    マリインスキーを連想するが、違うカンパニーである。

    プログラム5ユーロもしたのに
    白鳥の湖・くるみ割り人形・眠りの森の美女・ジゼル
    の4つの演目の筋書きだけで
    キャストも何人か持ち回りで踊っているらしく
    数人の記載があって、どのダンサーが踊っているかは不明。

    オデット・オディール、及び、ジークフリートは
    舞台で顔を見て、プログラムにあったプリンシパルの写真と比べたので
    たぶん、上記の人だと思う。

    仮面みたいなメイクをしている道化師と
    ロットバルトについては、どのキャストだったかわかりません。

    こういうのって、日本だったらどこかに張り出すなり何なりするのだが
    オーストリアは別に誰も知りたがらないようだ(たぶん)

    さて、この演目、チケットが結構なお値段で
    まぁ、ロシアからの引越し公演だし、エージェント絡んでるから
    最貧民席で40ユーロも仕方ないか、と思っていたら

    公演1日前に電話があって
    「明日、私どもの劇場の公演にいらっしゃいますね?
     チケットを買われたギャラリーが閉鎖される事になったので
     追加料金なしで別のお席をご用意しました。
     公演前にチケット売り場で新しいチケットにお引き換え下さい」

    ほ〜、それは技術的問題でギャラリーを閉鎖したのか
    あまりに観客が少ないので、ギャラリーの人を平土間に移動させたのか

    ・・・後者でした(笑)

    バルコンとギャラリー締め切って
    全員を平土間に移したようだが
    それでも平土間の後ろの方はガラガラである。

    何とまぁ、お気の毒というか
    そりゃ、ウィーンの国立オペラ座で
    バレエ「白鳥の湖」を上演すれば
    チケットは全公演売り切れだが
    それは観光客が、あっ、これならわかる、と殺到するからで

    ウィーンのバレエ・ファンで
    平日の19時30分のサンクト・ペルテンに行けるような年齢の人は
    国立オペラ座のヌレエフ版「白鳥の湖」は
    何回も観ているに違いない(← ええ、自分の事ですけど)

    音楽はテープ。
    劇場の舞台はかなり狭いので
    舞台装置は書き割り。
    いつものように貧民席の上からの視線ではなく
    平土間で舞台と同じ目線、というのもあるけれど
    舞台の奥行きが狭い。

    ジークフリート王子の誕生日シーン。
    衣装は原色を華やかに使って、とても豪華絢爛でステキ。
    道化師という役はヌレエフ版では存在しないが
    この舞台では最初から、ずっと高いジャンプをしっぱなしで登場する。

    いったい何回飛ぶんだ?!という位
    最初から最後まで、道化師は飛んでいる。
    ジャンプ続きのソロもある。
    ひええええ、これは技術も体力も要る。

    そこに登場するジークフリート王子

    ・・・小さい

    あ、すみません。
    人の見た目の事を言ってはいけないのは承知ですが
    ことバレエ・ダンサーに関しては外見も価値のうちと思ってお許し下さい。

    ファンの人が聞いたら腰を抜かすかもしれないが
    指揮者のエ○・○ッカ・サ○ネンの顔をちょっと左右に伸ばした感じ。
    丸顔っぽいので、私の好み(というのは関係ないが)
    ただ、コールドの女性たちに囲まれると
    女性ダンサーがポワントでなくても、中に埋もれている。

    パ・ド・トロワの男性ダンサーは
    反対にかなり上背があったのだが
    でも、この上背のあるダンサーは、ちょっとマスクに(以下省略)

    いや、大丈夫。
    女性より小さなジークフリート王子は世の中にはわんさか居る。

    だって、このダンサー、小さいのに品が良い。
    まぁ、第一幕では、ソロを除けばマイムなのだが
    ソロの時にもジャンプの着地も、一つ一つのパも丁寧。
    オネエ系だが、男性ダンサーのほとんどはそうなので構いません。

    第一幕のパ・ド・トロワはヌレエフ版にはないので楽しませてもらった。
    しかしコールドがちょっと微妙というか、合ってない(ような気がする)

    オデットはさすがの貫禄のプリンシパル女性ダンサーで
    動きのところどころに、素早い身体の表現があって

    これ、白鳥というより、ネコ・・・だよね?!

    見せ方は巧いんだけど
    悲しい、というよりは、何だかネコ的にワイルドで
    しかも不貞腐れたネコのような印象を残す。
    それはそれで味はある(と言えない事もない)

    第2部と第3部は続けての上演。
    オディールとして出て来て、妖艶な微笑みを浮かべる・・・とは言え
    何だか微笑みが引きつっている不自然な感じ。

    32回転は一番の見せ所だと思うんだけど
    ダブルは一回もなく
    シングルで、軸はしっかりしているけれど
    何だか手抜きというか、すごく単調な回転だったなぁ。

    かなり存在感のあるオデット・オディールだっただけに
    このダンサーの本気の公演を観たい、と思わせるほど
    お疲れだったのか
    会場が満席でない事にご不満だったのか

    それ言えば、コールドも道化師も、ちょっと手抜き気味だったかもしれない。
    (それとも、あんまり上手じゃないとか? う〜ん、それは失礼だきっと)

    オネエのジークフリートが、かなり丁寧に踊っていたのに好感を持ったが
    ちょっとこの舞台、緩い感じがする。

    デヴェルティスマンはそれなりに楽しかったけれど
    見慣れたヌレエフ版の方が面白い(すみません)

    まぁ、舞台の大きさが違うし
    よって、白鳥の群舞の人数が全然違うし
    (ウィーンのオペラ座の方が数倍の白鳥さんが舞台に居る)
    衣装は美しいし、狭い舞台で、それなりに頑張った、という感じはするけれど

    この「白鳥の湖」で、あのチケット料金はちょっと
    (まぁ、今回は平土間のすごく良いところに移動できたから良いけど)

    結末だが
    この演出は、ハッピー・エンドである。
    何と、王子さまがロットバルトを倒してしまうのだ。

    ほら、悪い魔法使いは死んだよ
    僕と一緒に幸せになろう、というところで
    オデットの表情が暗いままって

    あら、そんな事になっちゃったの、困ったわ
    私、この王子と結婚しなければならないのかしら
    他にもっと良い選択肢がありそうなんだけど

    あっ、ごめんなさい、妄想です、妄想。

    ガラガラだったこの公演
    前の人が、最初から、ずっとスマホで録画していて
    (画面が光るので、ものすごく迷惑)
    第2幕で、隣の男性が、やっぱりスマホで録画を始めたので
    録画とか写真は禁止ですよ、と言ったら
    今日は例外で、録画・写真撮影禁止のアナウンスはなかった、と言われ

    いや、確かに言われてみれば
    録画・写真禁止のアナウンスなかったし
    プログラムのどこにも、録画・写真は禁止と書いてない!

    ・・・私も撮れば良かった(ウソです😀)

    4つのプロダクションでヨーロッパ公演をするらしいのだが
    主催者のサイトを調べても、どの都市でいつ公演するかは
    全く記載されていないという、ちょっと不思議なカンパニーでもある。

    授業サボって、雨の中、サンクト・ペルテンまで車を飛ばして
    まぁ、40ユーロで、平土間のど真ん中だったから
    こんな良い席、座った事がない、ときゃ〜きゃ〜騒いだけれど
    ちょっと不思議な公演だった。

    サンクト・ペルテン祝祭劇場が満杯になるのは
    こういうクラシックじゃなくて
    実はモダンという現象を
    面白いな、と思う私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    今年は暖かくて(でも風は強い)
    雪じゃなくて雨で、朝から暗くてジトジトするし
    なんだか変な冬だ。

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