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ロンドン交響楽団 + セミヨン・ビシュコフ

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    Schloss Grafenegg Auditorium 2017年9月10日 19時〜21時05分

    London Symphony Orchestra
    ピアノ Rudolf Buchbinder
    指揮 Semyon Bychkov

    George Gershwin (1898-1937)
     Concerto in F für Klavier und Orchester (1925)
    Sergej Rachmaninow (1873-1943)
     Symphonische Tänze op. 45 (1940)

    グラーフェネック・フェスティバルの最終公演
    雨は降っていないけれど、黒い雲もかかっていて微妙で
    こういう時にはグラーフェネックは
    意地汚く最後の最後まで野外でやろうとするよりは
    比較的早く、安全策を取ってホールでの開催になる。

    昔、途中で雨になって休憩後はホール、というのを一回だけ経験したが
    野外音楽堂の舞台の大型楽器を
    雨の中、オーディトリウムのホールまで移動させるのに
    ものすごい時間がかかって
    その間、ホール開かないしロビーに人溢れてるし
    しかもみんな濡れてるし
    コンサート再開まで40分以上かかったので
    終演も遅くなって大変だった。
    ・・・その意味では安全策を取ってくれるのはありがたい。

    まぁ、私の貧民席は舞台の真ん中あたりの
    コントラバスの真上、20メートルほどのところだが・・・

    さて見てお分かりの通りの面白いプログラム構成。

    ジョージ・ガーシュウィンのピアノ協奏曲。
    ブッフビンダーというこの異才ピアニストは
    ゲルマン系の伝統的なクラシックなピアノを得意とするのに
    こういうジャズっぽい作品を
    なんてまぁ
    軽々と、しかも楽しそうに演奏するんだろう。

    クラシックとジャズ・ブルース
    ポピュラーとシリアスなクラシックを
    見事に融合させた作品で
    いやもう、聴いていてスカッとする事、この上ない。

    昨日のマーラーみたいなテンポ設定だったらヤダな、と思っていたけれど
    しっかり、ノリノリのテンポで
    オーケストラの音響のキレも良くて
    リズム感も抜群。

    弦のアンサンブルも、今日のホールだと
    ちゃんとニュアンス豊かに聴こえてくるし

    真上の席って、実はオーケストラ・プレイヤーが全員見えるので
    どの部分でどの楽器が演奏されているのか
    上からバッチリ見えて
    これがなかなか楽しい・・・というより
    自分の耳の悪さを思い知ったりして f^_^;

    ああいう席で続けて何回かプレイヤー見ながら聴いたら
    もう少し音の聞き分けが出来るようになるんだろうか・・・
    (舞台見えない席でずっと聴いていたから
     訓練の欠如があからさまだなぁ・・・(恥))

    ブッフビンダーの弾いたスタインウェイのピアノ
    蓋にまだ布のシートが掛けてあったのだが
    野外ホールから持ってきて取るのを忘れたのか
    取らない方が音響に良い影響があるのか
    まぁ、よくわからないが(笑)ちょっと気になっただけ。

    しかしこのオーケストラのトランペット首席
    昨日も聴き惚れてしまったが
    本日のソロも・・・もう抜群に素晴らしい ♡

    雑味の全くない澄んだ音で
    美しい音程と強弱のニュアンスを徹底的に掴んでいて
    中間楽章のブルースが涙が出るほどに素晴らしかった。

    頭の天辺に地肌が見えるオーボエ首席の音色も見事。
    昨日から目立っていたけれど今日の音も伸びてハートを直撃してくる。

    ブッフビンダーは、ほとんどの場合、アンコールは弾かないのだが
    何と今回はヨハン・セバスティアン・バッハ、と告知してから1曲。

    ・・・よく理解できなかったんだけど
    バッハと言った途端に会場の後ろあたりから起こった笑い声は
    何だったのか
    しかも、その後、演奏始まってから
    かなり長い間、まるで誰かがコンピュータでテレビか何かの
    おしゃべり番組でも見ているような
    かなりの音量の雑音がホールに響いていたのだが

    ピアノ協奏曲の拍手のフライングは
    出そうだったけれどなかったので
    マナーは良いかなぁ、と思っていたのだが。

    後半は巧くリズミカルに演奏されたら
    私が大好きなラフマニノフの交響的舞曲。

    うわああああ
    オーケストラの真上の音響の迫力。
    ロンドン交響楽団って徹底したプロ集団で
    何でもこなす器用さが凄いし
    音に嫌味がなくて
    すごく優等生な印象。
    (その意味ではロイヤル・コンセルトヘボウに近いような気がする)

    ビシュコフがねっとり歌わせるかと思ったら
    意外にあっさり、リズムを前面に出して
    正統的というか、癖のない演奏で聴かせてくれた。

    オーボエとクラリネットにサクソフォーンが入るところが
    うわああ、鳥肌が立つくらい美しい。
    Dias Irae は無駄な強調がなくて
    曲想にしっかり収まったので
    あまり不気味さとか暗さはなくなって
    すごくシンフォニックな扱いになっていた。

    最後の鐘の響きも
    あまり伸ばさず、あっさりと切ってたし。
    (聴衆が拍手したくてムズムズしていたのを感じたのかも(笑))

    オーケストラの真上で
    確かに音量は凄かったんだけど
    耳塞いで飛び出したくもならず(笑)
    迫力の音量をたっぷり楽しんだコンサートになった。

    アンコールはエルガーのエニグマからのネムロッド。
    ゆっくりゆっくりなテンポのゆったりした演奏で
    これは英国の作曲家への敬意であろう。

    これにてグラーフェネックは終了。
    また来年の7月か8月までは(たぶん)行かないと思う。

    来週からは、やっと少しづつ
    ウィーンでのコンサートが始まるのが嬉しい私に
    (ガソリン代がキツかった・・・(汗))
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


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      • 2017.09.21 Thursday
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