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ドレスデン国立歌劇場管弦楽団 + ティーレマン

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    Musikverein Großer Saal 2017年9月8日 19時30分〜21時20分

    Sächsische Staatskapelle Dresden
    指揮 Christian Thielemann
    ピアノ Rudolf Buchbinder

    Ludwig van Beethoven (1770-1827)
     Konzert für Klavier und Orchester Nr 1 C-Dur, op. 15
    Anton Bruckner (1824-1896)
     Symphonie Nr. 1 c-Moll, Linzer Fassung

    グラーフェネックがあまりに寒いので
    今回、重なったコンサートは楽友協会に行く事にした。

    (正直、あの寒さの中でシューベルトの未完成と
     マーラーの大地の歌を聴くと言うのは
     ちょっと罰ゲーム的ではないかと・・・・)

    さすがにドレスデンとティーレマンでチケットは売り切れ。
    明日の楽友協会のチケットも持っていたのだが
    これはブラームスとマーラーの対決で
    ワタクシ的にマーラーの5番の勝ちだったので
    まぁ、お許し下さいませ。

    さて、初日はベートーベンのピアノ協奏曲1番を
    ルドルフ・ブッフビンダーのソロ。
    後半はブルックナーの交響曲1番(リンツ版)

    ・・・何と言う地味、いや通好みのプログラム(笑)

    なんか最近、ブッフビンダー
    一刻を惜しんでベートーベン弾きまくっているような気がする。

    音楽監督をしているグラーフェネックのフェスティバル開催中に
    しかも美人の歌手が出演する時には
    いそいそと花束持って行って、美人とキスするのが恒例なのに
    美人とのキスより、自分のピアノの方が優先したわけね(邪推)

    久し振りの楽友協会の音響にまだ耳慣れない。
    オーケストラの音の反響がすごい。
    いや、反響と言うよりは残響なのかもしれないが
    ベートーベンのオーケストラ部分のリズムが
    キレがなくて(ウィーン古典派に聴こえない・・・)

    響きとしては非常に美しいのだが
    何だかズルズル流れている印象があるのは
    これは楽友協会の音響によるものだろう。

    ブッフビンダーのピアノは明確でキレがある。
    オーケストラが割に「ロマン派初期」の雰囲気なのに
    飛び込んでくるピアノがウィーン古典派で
    やっぱりハイドンが基礎だよね、と言う感じのピアノ。

    オーケストラとの拮抗が意外に面白かったりして(笑)
    ・・・いや、シロウトが何を言うか。ただの偏見です f^_^;)

    いやしかし、緩徐楽章のピアノの美しさが素晴らしい。
    ブッフビンダーのピアノは
    あくまでもしなやかで逞しく
    奇を衒った部分がないのに

    これがアピールするんですよねぇ。

    先日、ナクソスの例のベートーベン・コミック読み返していて
    チェルニーが、自分の演奏にはチャーミングさが欠けている、と言って
    ピアニストになるのを断念して教師になったという話を思い出した。

    ベートーベンのピアノ協奏曲1番って
    初期の作品だけど
    でも、聴衆にウケてやるぞ、という意気込みが凄いじゃないですか。

    第一楽章のカデンツァ聴きながら
    ブッフビンダーって、こういうのをチャーミングに聴かせるのは
    抜群だなぁ、と感心しきり。

    後半、ブルックナーの交響曲1番、リンツ・バージョン。
    ティーレマンは暗譜で指揮台に立つ。

    うははは、ティーレマンの感情たっぷり
    思い入れたっぷり
    豪華絢爛でありながら
    ドイツ的質実剛健を忘れない
    ワーグナー風味のブルックナーって

    ・・・絶品。

    思いっきり迷いがなくて
    徹底的にロマンティックに
    厚みのある大音響を響かせながらも
    楽友協会大ホールの残響で濁らなくて
    うるさくならない直前のところでの力のコントロール。

    指揮者の全身が激しく動いて静止するゲネラル・パウゼで
    必ず数人の椅子の軋みとくしゃみが聞こえるのは
    どうにかならんのか・・・
    (まぁ、言っても仕方ない事だが)

    徹底的にケレン味たっぷりの
    ロマンティックな感情の爆発が続いて
    実に劇的でドラマチックでロマンティックで

    好き嫌いはあるのかもしれないけれど
    ここまで聴かせてくれたら、もう大満足だわ ♡

    ティーレマンもご機嫌だったようで
    ニコッともしない顔が
    演奏中に時々、おお、やったぞ、って感じに緩む事があって
    ええええ?あの人、ああいう笑顔も出来るんだ、と
    ・・・ちょっと仰け反りました。

    久し振りの楽友協会の響きと
    感情任せ(に聴こえる)劇的ブルックナーで
    酔った私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    まだ紅葉は始まっていなくて
    週末は、また少し気温は上がりそうだけど
    とうとう・・・これから陰鬱な冬がやってくる・・・
    (でもコンサートは増えて来るので嬉しい (^^)

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      • 2017.11.23 Thursday
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