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ウィーン・フィル + ダニエル・ハーディング

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    Schloss Grafenegg Auditorium 2017年9月3日 19時15分〜20時40分

    Wiener Philharmoniker
    指揮 Daniel Harding

    Gustav Mahler (1860-1911)
     Symphonie Nr. 6 a-Moll “Tragische” (1905)

    雨というほどの雨ではないし
    時々、太陽も顔を出してはいるのだが
    気温が13℃から15℃って

    あぁ、夏から突然、冬に突入してしまった (T . T)

    14時からの例年のウィーン国立オペラ座のオープン・ハウスで
    バレエのリハーサルを見た後
    グラーフェネックにドライブ。
    今週は4回目。
    でも、まだ、これしか今の時期、まともなコンサートはない(涙)

    ウィーン・フィルとダニエル・ハーディングの組み合わせの
    マーラーの交響曲6番。

    ウィーン・フィルは、この後、ロンドン、ルツェルンと演奏旅行で
    9月12日にコンツェルトハウスで同プログラム。
    その後、ケルンでのコンサート予定。

    5回もこの曲を演奏するのか。お疲れ様です。

    寒いけれど雨ではないから野外でやるかなぁ、と思っていたが
    やはり屋内ホール、オーディトリウムに決定。

    ・・・いや、ワタクシ的には嬉しいんですよ。
    でもね、でもでもでも
    今回の私の席はオーケストラの真上で
    私のオペラ・グラスで間違いなく第二バイオリンの楽譜が見えてしまう席。

    この位置でマーラーの交響曲6番・・・(絶句)



    (いやあまり写真じゃわからないかもしれないけれど
     オーケストラの真上で、多分、10メートル以上あります。
     高所恐怖症の人は座れません(ホント))

    マーラーの交響曲は音量の大きい雑音の塊と
    明言して憚らないのは
    もう1ヶ月以上会っていないモドキだが

    このオーケストラの真上で聴くマーラーは
    暴力的なまでの音の洪水・・・

    だってだって、金管から木管
    パーカッション(ハンマー含む)まで
    全部の音が
    ダイレクトに上がってくるんですよ!!!!

    普通だったらホールの音響にオーケストラの音が混ざるのだが
    ホールの壁の反射とか何もなしに
    そのままオーケストラの音が上がってくる体験って
    (しかもマーラーで・・・)
    ほとんど難聴になりそうな世界。

    でも、こんな暴力的な音の洪水が
    何と魅力的なこと・・・

    いや、魅力的というよりは
    すごい情報量が後から後から脳になだれ込んで来る感じで
    息もつけない緊張の連続で

    ウィーン・フィルというオーケストラが
    本気を出すと

    非常にコワイ。

    特に、この矛盾に満ちた
    ウィーンの世紀末文化のマーラーを
    本気で演奏されたら
    聴いている方は
    その圧倒的な世界観に翻弄されるだけ。

    ハーディングの指揮は
    これまでの印象としては
    室内楽的にチマチマした小さなスケールだったのだが
    今回は、容赦ない音の鳴らし方で攻めて来た。
    ほとんど攻撃的なまでの暴力性を
    惜しむ事なく前面に出して来て

    この人の音楽って
    こんなにマッチョだったっけ???

    いや、もちろん、今回の席が席だったというのはあるんだけど (^^;;

    マーラーが楽譜に書いた音が
    全部もれなく聴こえてくる、というのは
    ものすごく新鮮・・・というより
    マーラーって、こんな数の音符を書いていたのか
    どこまで、あの徹底した音響の世界を構築したかったんだろう?

    マーラーの交響曲って
    本当に人生の全部が打ち込まれてます、という感じなんだけど
    その見事なまでに偏執狂的な
    すべての全部の何もかもをブチ込んでやる、という執念を
    モロにこういう演奏で聴かされると
    感受性ゼロの凡人の私はタジタジとなってしまう。

    金管の圧倒的な響き。
    何せトロンボーンとかチューバも
    この席だと、漏れなく100%聴こえて来るし
    木管も(オーボエは時々ベルアップ)バッチリ
    ティンパニなんて、すぐ真下で
    シンバルとハンマーのパーカッショニスト
    完璧なタイミングで叩いて来るし

    でもって2楽章のアンダンテ・モデラートの
    弦の美しさと言ったら
    もう、この世のものと思われないし。
    (まぁ、弦の膨らみから言うと
     グラーフェネックのホールはちょっとドライなんだけど)

    まぁ、本当は野外音楽堂仕様で
    容赦ない音を出してしまったのかもしれないので
    あのホールで、しかもオーケストラの真上は
    かなり耳を酷使する事になったけれど
    (オーケストラのメンバーが難聴になるのもわかるわ)

    演奏旅行から戻って
    コンツェルトハウスという音響のデッドなホールで
    天井桟敷貧民席(音は抜群に良い)で聴いたら
    どのように印象が変わるんだろう・・・と
    ちょっと楽しみな私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


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      • 2017.11.23 Thursday
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