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ピッツバーグ交響楽団 + マンフレッド・ホーネック 1日目

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    Schloss Grafenegg Auditorium 2017年8月31日 19時30分〜22時

    Pittsburgh Symphony Orchestra
    バリトン Matthias Goerne
    指揮 Manfred Honeck

    Antonín Dvořák (1841-1904)
     “Rusalka Fantasy” Orchestersuite aus der Oper “Rusalka”
      (Zusammenstellung : Manfred Honeck, Bearbeitung : Tomás Ille)

    Gustav Mahler (1860-1911)
     Lieder aus “Des Knaben Wunderhorn” für Bariton und Orchester
      Rheinlegendchen
      Wo die schöne Trompeten blasen
      Das irdische Leben
      Urlicht
      Das Antonius von Padua Fischpredigt
      Revelge
      Der Tamboursg’sell

    Ludwig van Beethoven (1770-1827)
     Symphonie Nr. 7 A-Dur op 92 (1811-12)

    日中は気持ち良く晴れていて暑かったのに
    夕方グラーフェネックに到着する頃には
    怪しげな黒い雲が空に出て来ていて

    まだ降ってはいないのだけれど
    途中で会場を変えるリスクを避けたいと言う事で
    今回は最初からオーディトリウムでのコンサートになった。

    野外音楽堂ヴォルケントゥルムからの楽器の移動が大変そうで
    19時15分開始予定のコンサートは15分ほど遅れて開始。

    これ、来年のシーズンには申し込みの時に絶対に言うつもりだが
    外の会場の時に真っ正面でなくても全然構わないので
    屋内になった時に
    モロにオーケストラの上って席
    あと数回のコンサート、みんなそれなんだけど
    来シーズンは、もう絶対に「オーケストラの真上」はイヤ(涙)

    だいたい野外コンサート用の大編成オーケストラで
    しかも、もともと元気一杯で音量のあるアメリカのオーケストラが
    あの音響の良いホールで
    力一杯演奏したら、どんな音が出るか・・・

    最初のルサルカ・ファンタジーで
    耳塞いで出て行こうかと本気で思いました(涙)

    ルサルカ、美しいメロディがテンコ盛りだし
    ホーネックが選びに選んだナンバーのパレードは
    ドボルジャークってハリウッド映画の音楽家でも良かったんじゃないの
    と思わせるような、豪華絢爛、感情たっぷり
    メロドラマたっぷりの編成になっていて

    あの音響を吸収できる席だったら
    どんなに聴き映えがしたか(うううう、悔しい!!!)

    しかしまぁ、派手にアレンジしたわね、ホーネック弟は・・・

    マーラーの「子供の不思議な角笛」からのリートを歌ったのは
    マティアス・ゲルネ。

    ・・・涙

    だって、ゲルネの声って
    本当にあの人の身体の前面にしか飛ばないんだもん。

    というより、正確に言えば、顔の向きに飛ぶ声なので
    こんなオーケストラの真上の席だと
    ゲルネの頭の上の地肌だけ見えて
    声が聴こえにくい。

    顔の向きに声が飛ぶので
    まぁ、下向きに歌ったりすればもっと聴こえないけれど
    時々、ほんの少し、こちらサイドを見て
    ちょっと顔を上げると、むちゃくちゃ声が飛んでくる。

    何年か前から、もうバリトンというよりは
    ほとんどバス的な低音と声の色で(バリトン領域はもちろん出る)
    あまりに倍音たっぷりの深い美声なので
    ドイツ語そのもののテキストは、あまりクリアに聴こえて来ない
    ・・・けれど、あまりに美声だから許す(笑)

    最初の Rheinlegendchen の後に拍手が出てしまって
    かなりギョッとしたのだが
    次の Wo die schönen Trompeten blasen の後は
    拍手しだした人を、ゲルネが手をかざして「止めて」のサイン。
    (だいたい、Rheinlegendchen はともかくとして
     Wo die schönen Trompeten blasen の後に拍手できないと思うのだが)

    で、このトランペットの鳴り響く場所が
    ゲルネが、美声で情感籠めて
    しかも女の子のところは
    実に美しい弱音のファルセットで、すごく自然で
    ううううう、あまりに美し過ぎる。

    マーラーの曲って
    本当に時々、真剣に彼岸の世界へ飛ぶ。
    なにあの透明感と、リアルさを徹底的に排除した幽玄の世界は!!!

    ドラマツルギーとして
    トランペットの幽霊の後に
    子供を餓死させる母親の歌で
    その後に Urlicht というのは巧いなぁ。
    まぁ、愛があってもお腹は膨れないが(関係ない)

    Urlicht をじっくりと歌い上げた後
    (ちょっとオーケストラがアレ?って言うのはあったけど(しかもあの曲で!)
    本来、しっかりドイツ語で「語れる」歌手なら
    途中で、客席から笑い声が出るかもしれないアントニウスも
    歌詞は全く何を歌ってるのかわからなかったので
    (時々、単語らしきものは聞こえてくるし
     声は美しいし、ちゃんと音程もリズムも合っている)
    観客も、まぁ、内容分からず、笑いもせず
    シリアスに真面目に聴いていたので結果的には良かったかもしれない。

    ただ、その後の太鼓持ち(落語でも宴会でもありません)の歌2曲は
    ちょっと暗くて似ている歌が続いたって感じ。
    それでなくても声が低くて音質も暗いので
    異様に陰気になって終わったのも何かなぁ。

    他にも景気の良い曲は数曲あるので
    カッコウとナイチンゲールとかを歌ってくれたら良かったのに
    (というのは、私のただのワガママですが f^_^;

    顔の方向と一緒にあちこちに飛ぶ低音の美声も良かったけれど
    (席が後ろだったら、もっと良かったのに)
    ホーネックの指揮するオーケストラの伴奏が

    うわ〜っはっはっは
    ホーネックのマーラーって、確信犯的変態なのは良く知っているが
    まさか角笛のオーケストラで、ここまでやるとは・・・

    特にアントニウスの間奏が
    ひええええ、何ですかそれ、のレベルで
    リズムもアクセントも
    むちゃ皮肉に尖っていて

    ああいうのをウィーンっ子以外の指揮者がやったら
    モロにイヤミに聴こえるだろうが
    (同じオーストリアの指揮者でも
     あーいうのはフランツ・ヴェルザー=メストはやらない
     ・・・というより、(たぶん)できない)
    ホーネックがやるとヘン◯イでも説得力がある。

    さて、後半はベートーベンの交響曲7番。
    今日のコンサート、結構、空席があって
    貧民席の人も他のところに移動していたりしたので
    空いた貧民席の後ろの方に、私もお引越し。
    (さすがにカテゴリーの上の空席に移動するだけの勇気はない)

    で、ベートーベンの交響曲7番と言ったら
    のだめカンタービレだし
    聴き慣れている曲だし・・・・と思っていたら

    ぎょっ
    ホーネックのヘ◯タイって、マーラーだけじゃなくて
    ベートーベンでも出るのか・・・

    いわゆるカクカクした構成のしっかりしたベートーベンじゃなくて
    なんか緩いというか
    メロディックというか(7番でか?!)
    細かい音型の部分で
    音量落とし過ぎで、グニャっとしか聴こえて来ない部分もあるし

    巧く言えないのがもどかしいんだけど
    普段聴いている7番と、全然印象が違う。

    ただ元気に、浮かれて踊っている曲かと思ったら
    なんだか全然違った曲に聴こえて来て
    ちょっと1回では消化し切れないような気分。

    ううううん、こんな7番のアプローチあり?
    チアキ君もビックリじゃないのか
    (すみません、のだめに拘っていて)

    コンサート後、外はやっぱり雨になっていて
    8月の最終日の日中の「夏」(=28℃湿気なし)も終わり。
    明日9月からの天気予報は最高温度が20℃を切るようで

    本日を持って正式に会社を辞めて
    (オフィシャルには今まで休暇だった(笑))
    鍵もガレージも社員証も全部返して
    スッキリ、サッパリしている私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    もっとも、仕事そのものはフリー・ランサーで続けるので
    時々はオフィスに行きます(爆笑)
    自分のガレージのスペースがなくなってビジター用になるのと
    会社のドアを開けてもらわなければならないので
    (もと)同僚たちには
    私を見たら、鍵開けてね、逃げないでね、と念を押して来ました。

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      • 2017.09.21 Thursday
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