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若い振付師たち 2017年

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    Theater Akzent 2017年5月8日 20時〜22時30分

    junge choreographen ’17
    des wiener staatsballetts

    pas de sang
    振付 Trevor Hayden
    音楽 Béla Bartók, Sergej Prokofiev
    ダンサー Ioanna Avraam, Eszter Ledán, Alexis Forabosco

    shadows we cast
    振付 Attila Bakó
    音楽 Nils Frahm
    ダンサー Elena Bottaro, Sveva Gargiulo, Mila Schmidt
    Greig Matthews, Zsolt Török, Géraud Wielick

    daneben
    振付 Nina Poláková
    音楽 Yann Tiersen
    ダンサー Gala Jovanovic, Jakob Feyferlik

    anima et corpo
    振付 Francesco Costa
    音楽 Anna RF Feat Imamyar Hasanov
    ダンサー Francesco Costa, Natalya Butschko, Nina Tonoli, James Stephens

    realité
    振付 László Benedek
    音楽 Madonna, Richard Sanders, Tony Holiday
    ダンサー Marie-Sarah Drugowitch, Suzanne Kertész, Alexander Kaden

    skin
    振付 Leonardo Basílio
    音楽 René Aubry, Epic Score
    ダンサー Nina Tonoli, Alaia Rogers-Maman, Masayu Kimoto, James Stephens

    movements of the soul
    振付 Nikisha Fogo
    音楽 Barbatuques, Kyle Dixon & Michael Stein
    ダンサー Sveva Garguilo

    thoughts & feelings
    振付 Tainá Ferreira Luiz
    音楽(ライブ・ミュージック) Sebastian Brugner, Simon Brugner
    Franz Brugner, Lorenz Raab, Roman Bisanz, Luiz Gustavo D’Ippolito
    (ビブラフォン、ドラム、パーカッション、トランペット、ビオラ、コントラバス)
    ダンサー Irene Garcia-Torres, Natalie Salazar, Andrés Garcia-Torres, Felipe Vieira

    verrat
    振付 Samuel Colombet
    音楽 Piotr Iljitsch Tschaikowski
    ダンサー Iliana Chivarova, Trevor Hayden

    outside in
    振付 Martin Winter
    音楽 George Crumb, Michal Hrůza
    ダンサー Tainá Ferreira Luiz, Mila Schmidt

    an die ferne geliebte
    振付 Andrés Garcia-Torres
    音楽 Ludwig van Beethoven
    ダンサー Irene Garcia-Torres, Andrés Garcia-Torres

    desire
    振付 Jakob Feyferlik
    音楽 Max Richter
    ダンサー Nikisha Fogo, Natascha Mair, Nina Tonoli
    Francesco Costa, Greig Matthews, James Stephens

    バレエのファン・クラブが主催する
    若い振付師たちの夕べ。
    ウィーン国立バレエ団(国立オペラ座とフォルクス・オーパー)の
    現役ダンサーたちが
    年に1回、自分たちの振付を
    仲間のダンサーに踊ってもらって披露するもの。

    衣装から照明、舞台装置、音響に
    場合によってはライブ音楽
    ダンサーたちは自由時間に振りうつしをして
    いやいや、たぶん、これは大変な準備が必要だったと思う。

    音楽はテープだが、クラシックからポピュラーまで様々。
    振付も、各ダンサーたちの趣味傾向や人柄が
    その作品に滲み出るようで
    普段、ダンサーを舞台で観ているだけに
    何となく納得できて面白い。

    一つ一つの作品について何か書いたら
    とんでもない長さになるので
    自分の個人メモで一言だけ。
    (読者諸氏はたぶん理解できないと思うが、ごめんなさい)

    トレヴォアの Pas de Sang 骸骨の恐怖
    アッティラの Shadows we cast は工業大学との共同作業で
    後ろのスクリーンにダンサーの心臓の鼓動が写されるという試み。
    ニナ(ポラコヴァ)の daneben はロマンティックなラブストーリー
    フランチェスコの anima et corpo って、フランチェスコがニナと絡みたかったの?(笑)
    ラズロの réalité は映画音楽を使って、女性二人にモテまくる男性(願望あるな)
    ポピュラー的で、2人の女性が双子みたいで、かなり可笑しい。
    レオナルドの skin はハダカ祭りで木本クンとジェームスの絡みにムフフ
    ニキーシャの movements of the soul は短いソロ作品だが
    クラシックを排した徹底的なモダン・ダンス

    後半に続くと
    タイナの throughts & feelings はライブ音楽が入って
    バーのシーンで、男性1人が女性2人にモテまくって
    もう1人の男性もホ○で、当該の男性を狙いまくるという
    かなりユーモアのある作品
    サムエルの verrat は、ダンサーとしての彼を舞台で見ていると
    ちょっと想像がつかない非常にクラシックな美しい作品。
    マルティンの outside in は女性2人だけど、ここで寝落ち(すみません)
    アンドレスの an die ferne geliebte はベートーベンの「遥かな恋人に」
    なんだけど、ベートーベンの格好をして、その後ろに女性が見えて
    たぶん、その女性は楽譜だか音楽だかの象徴だと思うんだけど
    やっぱり途中で何回か意識が飛んだ。
    最後のヤコブの desire は、まぁ、豪華ダンサー。

    いつも「ド・シロウトですから」の言い訳ばかりしているが
    今回もその言い訳を防波堤にした上で
    スゴイ事を書いちゃう(個人的メモだからお許しあれ)

    振付にせよ作曲にせよ
    ともかくクリエイティブな事というのは
    その人が「何を言いたいか」に凝縮されると思うのだが

    作品見ながら思ったのは
    男女関係のテーマが多いのは
    若い男女のダンサーだから、まぁ、仕方がないとしても
    この「振付師」たちって
    本当に自分の言いたい事がハッキリあって作品を作っているんだろうか?

    どうも、あまりそうとも思えないと言うか
    ダンサーの踊れる時間は限られているから
    振付とかやっておいて
    ダンサー引退後の仕事にするかな、程度じゃないのか
    (いやすみません)

    さすがに現役のダンサーだから
    作品の見せ方は巧い。
    どうやったら観客にアピールするかはよく心得ていると思う。

    同時に、社会的テーマを感じさせる作品が
    一つもなかったのは、ちょっとショック。

    別にサッシャ・ワルツになれ、とか言ってる訳ではないが
    政治的・社会的なテーマが全く取り上げられておらず
    男女関係とかを扱っていても
    例えば性的マイノリティに対するテーマも全くない。

    いわゆる「バレエの世界」だけで生きて来て
    しかもある意味
    かなり恵まれた環境に居ることすら意識していない感じがする。

    振付の物理的側面を見ても
    現役のダンサーたちが
    自分の踊った経験から
    似たようなモノを組み替えているだけに見える。

    だから意外に面白かったのが
    フォルクス・オーパーのダンサーたちの作品で
    彼らはオペラ座のダンサーに比べると
    クラシック・バレエやモダン・ダンスだけではない
    レパートリーをこなしているので
    振付の間口が広い。

    それでも、厳しい事を言ってしまえば
    そこから自分のオリジナリティで
    飛び出した振付は一つもなかったと言って良いと思う。

    現代の観客は贅沢になり過ぎていて
    (上品に言えば、目が肥えているとも言えるが)
    私もクラシック・バレエのみならず
    コンテンポラリー作品を鑑賞する機会も多いので

    政治的テーマを容赦なく取り上げるサシャ・ワルツや
    アクラム・カーンとか
    シェルカウイとか
    ジェローム・ベルとかの
    かなり極端なダンスまで知っている中で

    例えばエポック・メイキングな
    フォーサイスやイジ・キリアーンや
    私の大好きなナッチョ・ドゥアトのような
    本当の天才的な振付にギョッとするような事もなかった。

    (私の人生の中で最もショックだったのは
     イギリスのダンス集団の DV8 Physical Theatre だったのだが
     まぁ、あそこまで極端になると、それは別世界だし)

    その意味では
    恵まれたエリートの輪の中で
    自分の経験から、似たようなモノを作るための試み
    というイメージが強い。

    もちろんダンサーたちの毎日が
    非常にハードなもので
    才能に恵まれていても
    信じられない程の努力を必要とするのは
    よくわかっているから
    だから、所詮シロウトの戯言と思ってクダサイ。

    偉そうな事を書いているが
    オマエは何か言いたい事があるのか?と問われれば
    私も恵まれているので
    (まぁ、貧乏だとかオトコがいないとか
     結婚してくれる人がいなかったとか
     拒食症やって自殺未遂を繰り返したとか
     どうも子供の頃、かなり苛められていたらしいとか
     そ〜いうのはあるみたいだけど)
    今まで何の苦労もしていないので(鈍感とも言う)
    全然語る事はないのであって
    だからクリエイティブなお仕事は全くできません(恥)

    ・・・という情けない私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    まぁ、辛辣な事を容赦なく書いちゃいましたが
    それなりに工夫があちこちに凝らされていて
    見せる、という意味では非常に楽しいパーフォーマンスでした ♡

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      • 2017.09.21 Thursday
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