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ウエスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラ + バレンボイム

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    Musikverein Großer Saal 2017年5月1日 19時30分〜21時30分

    West-Eastern Divan Orchestra
    指揮 Daniel Barenboim

    Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
     Symphonie Es-Dur, KV 543
     Symphonie g-Moll, KV 550
     Symphonie C-Dur, KV 551 “Jupiter-Symphonie”

    日曜日のウィーン・フィルも行ったのだが
    基本的に土曜日と感想変わっていないし
    GW の真っ最中という事で
    日本からのお客さまも多かったようなので
    感想記はアップしない(というか書いてない(汗))

    5月1日はメイデーでヨーロッパは祝日だが
    ちょっと色々とバタバタあって
    朝6時30分から飛び回ってオフィスにも行って
    朝早くから17時30分まで、コーヒー2杯しか飲んでいない状態だったが
    17時30分から自宅で急いで空腹を満たして出掛ける楽友協会。

    ・・・チクルスで持っていたから行ったんだけど
    読者ご存知の通り
    モーツァルト条件反射爆睡体質の私には
    かなり辛いコンサートである。

    しかも39番なんか
    ウィーン・フィルとブロムシュテットで2回聴いて
    間空けずに3回目(げっそり)

    と思ったものの
    行ってみたら、色々な意味で発見のある
    面白い体験になった(ゲンキンなのワタシ)

    このコンサート、「売り切れ」のシールが貼ってあったが
    平土間あたりにはチラチラと空席もあって

    私の周囲は(いつもの常連クラオタ1名以外は)
    すべて観光客で
    しかも、クラシック・コンサートなんて初めてです、というタイプ(偏見ですたぶん)

    更に貧民席には
    とある国からの家族連れ観光客の群れ(子供あり)
    あんまり言いたくないけど
    ある意味、かなり凄まじかったです。

    でもまぁ、貧民席なんてそんなもんだし
    それがイヤだったら高いチケットを買え、という事で
    高いチケットは買えない収入なので(笑)
    文句言っても仕方がない(諦観)

    この間のウィーン・フィルの
    この上なく純粋に音楽で優雅で高貴な39番と
    このオーケストラとバレンボイムの演奏が、えらく違う。

    このウエスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラというのは
    私の中では、純粋なオーケストラというよりは
    バレンボイムの政治活動の一環という意味合いが強い。

    で、それは非常に立派な事だし
    バレンボイム自身は
    それを政治活動とは言わず
    一緒に音楽をするだけ、というスタンスを貫いているのはスゴイ。

    で、もちろん巧いオーケストラだが
    言ってみれば、学生オーケストラでもあるわけで

    ウィーン・フィルの、あの純粋なプロオケの
    優雅な響きと比べる事自体が間違っている。

    と、ここまで前置き書いてから
    オーケストラの悪口を言うワケではないけれど
    ウエスト・イースト・ディヴァン・オーケストラの音は
    やはり、かなり堅い。

    ただ面白い事に、音質が堅いだけに
    ピリオド奏法でもないのに
    音がかなり鋭く響いて
    かなり輪郭のハッキリしたキレの良いモーツァルトになってる。

    ゆっくり目のテンポで始めた39番だが
    途中からかなりテンポ・アップして
    1回目のリピートは省略。
    ある意味、粗く聴こえるほどのワイルドさで
    すっ飛ばすモーツァルトで
    爽快というよりは

    何か怒ってるモーツァルト(笑)

    焦燥感、イライラ感、もどかしい気持ちみたいなものが
    もしかしたら、私が
    え〜い、お前ら、音楽聴かずに雑音出してるなら出てけ
    とか思っていた怒りとシンクロナイズした可能性はある。

    そんな事でいちいち怒っていたら
    楽友協会なんて行けないので気にしないように努力はしていたのだが。

    いやでも、この怒れるモーツァルト
    なかなか鋭い感じがして
    今の気分にピッタリくる。

    ウィーン・フィルとブロムシュテットの演奏より
    個性が際立っていて(良いか悪いかは好みだが)
    バレンボイムの熱い指揮振りも共感を呼ぶ。

    う〜ん、これで40番はどうなるか、と思ったら

    40番、もっと怒ってました(爆笑)

    普通、40番って、もっと滑らかに美しく
    純粋な音楽として、「キレイ」に演奏しちゃうじゃないですか。
    それがもう、ゴツゴツしてマッチョで
    モーツァルトって、こんな男性的だったんかい、と
    ひっくり返ってビックリするような演奏。
    (註 あくまでもワタクシの主観なので
       読者の皆さまはまともに取らないよう)

    私がいくら周囲のマナーにぶち切れていたとしても
    それに呼応するような荒々しいモーツァルトの40番ってアリ?

    モーツァルト爆睡体質なのに
    あまりに曲の焦燥感と怒りがぐんぐん迫って来て
    全然眠れません。

    幕間の後のジュピターは
    前半に比べると、なんかおとなしいというか凡庸というか
    いや、曲そのものがそうなんだろうなぁ。
    最後のシンフォニーという事で高く評価されてはいるが

    ベートーベンの最後の交響曲9番を作曲せずに
    8番で終わっていたら、こんな感じかも・・・

    ジュピターって、派手で輝かしい音の造りではあるのだが
    やっぱり39番とか40番に比べたら
    古典回帰と言うか
    一般ウケ狙ってましたね、って言うのが比較的よく見える(ような気がする)

    それに、モーツァルトばっかり聴いて
    飽きて来たのもあるのだけれど
    最終楽章、むちゃくちゃシツコイですね、これ。
    同じメロディの繰り返しを
    どうだ、ほら聴け、またやったるぞ
    ・・・というしつこさで
    延々と転調繰り返すんだもん。

    苦手なイタリア・オペラの
    死ぬ死ぬ、と言いながら
    なかなか死なないテノールとかソプラノを
    うんざりしながら聴いている気分。

    モーツァルト・ファンの皆さま、ごめんなさい。
    ウチのモドキにこんな事を言おうものなら
    キミはバカだから、モーツァルトをわかっていない、という理屈抜きの反論を
    延々と聞かされる羽目になりそうで
    そう言う事を言いたい読者の方も絶対にいらっしゃると思うのだが

    こればかりは人の好みですし
    私、専門家でもなければ
    音楽批評をしている訳でもなく
    あくまでも個人用の自分のためだけの感想記ですので
    どうかお許し下さいまし。

    連続モーツァルトが終わって
    今週はストラヴィンスキーのバレエの追っかけその他
    日本の連休の間は
    オフィスからは休暇を取って遊ぶ予定の私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


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