Wiener Konzerthaus Großer Saal 2017年4月20日 19時30分〜21時40分
“Liebesg’schichten und Heiratssachen”
Philharmonix in Love
Philharmonix
バイオリン Noah Bendix-Balgley, Sebastian Gürtler
ビオラ Thilo Fechner
チェロ Stephan Koncz
コントラバス Ödön Rácz
クラリネット Daniel Ottensamer
ピアノ Christoph Traxler
Johannes Brahms (1833-1897)
Ungarischer Tanz Nr. 1 g-moll (1868) (Bearbeitung : Stephan Koncz)
Edvard Grieg (1843-1907)
Romanza (Bearbeitung : Daniel Ottensamer)
José Feliciano (*1945)
Feliz Navidad (Bearbeitung : Sebastian Gürtler)
Freddie Mercury (1946-1991)
Bohemian Rhapsody (1975) (Bearbeitung : Sebastian Gürtler)
Henri Winiawski (1835-1880)
Scherzo-tarantella g-moll op. 16 (1856) (Bearbeitung : Stephan Koncz)
Sebastian Gürtler (*1971)
Tristans Tango (2013)
Erik Satie (1866-1925)
Gnossienne Nr. 1 (1889/90) (Bearbeitung : Stephan Gürtler)
Stephan Koncz (*1984)
Russische Ouvertüre nach Themen von Peter Iljitsch Tschaikowsky
Max Bruch (1838-1920)
Kol Nidre. Adagio über hebräische Melodien op. 47 (1881)
(Bearbeitung : Stephan Koncz)
Sebastian Gürtler
Babarababa
Stephan Koncz
A New Satiesfaction (feat. Première Gymnopédie)
Franz Liszt (1811-1886)
Ungarische Rhapsodie Nr. 2 cis-moll S 244/2 (1846-51)
(Bearbeitung : Matthias Fletzberger)
Artie Shaw (1919-2004)
Swing (Bearbeitung : Daniel Ottensamer, Nobuo Watanabe)
Stephan Koncz
Balkan Party
もともとは The Philharmonics という名で活動していたグループが
内部の分裂か喧嘩別れか
あるいは平和的解決なのか
ともかく内部関係者ではないので理由はわからないけれど
メンバー入れ替わりで
新しく Philharmonix という名称で再出発。
もともと室内楽はあまり聴かない私だが
一度行ってみたら
冗談音楽みたいで、えらく楽しかったので
すぐに今回のチケットを買った。
いやもう、正しく冗談音楽なのだが
それがまた、えらく高い水準でバッチリ決まる。
今回のテーマは
「愛と結婚」なのだが
きっと、前のグループの時に既に決まっていたタイトルで
多少なりとも辻褄合わせに苦労したんだろうなぁ。
「愛」は何とか辻褄合っていたが
(トリスタンとイゾルデのタンゴ!!!(爆笑))
結局、最後の最後まで「結婚」は出ませんでした。
新しくメンバーに加わった
第一バイオリンは、ベルリン・フィルのメンバーとの事だが
この人、えらくテクニカルでメカニックで
しかも音が大きくて
(最初、え?マイク?とか思ったくらい)
正確無比な音程で
目を剥く超絶技巧を、バリバリ演奏する。
いや、巧いわ、凄いわ。
さすがドイツ人、とか思ったのは
私の偏見によるものだろうが
でも確かにあのバイオリン奏法は
あまりウィーンでは聴く事がないような気がする。
クィーンの永遠の名作
ボヘミアン・ラプソディをバッハの平均律に乗せちゃったり
トリスタンとイゾルデをタンゴにしちゃったり
サティをポピュラー音楽に料理したり
いつもながらの
クラシック・ミックスで楽しませてくれる。
実はワタシ、このメンバーの中の
セバスティアン・ギュルトラーのファンで
すみません、ああいうメガネ男子に弱い、と言うのはあるが
あの芸達者なところと
(作曲、アレンジメント、ウィーン・リートなんでも来い)
何とも紙一重の不安定さが魅力的。
もちろん、個人的には存じ上げませんが
(ついでに存知あげたいという気も全くないが)
関係者各所から、時々、変人エピソードを聞くたびに
何となく悶えるのである。
あぁ、私も変人になりたい・・・けれど
ああいう天才だから、変人が似合うのである。
さて、コンツェルトハウスはえらく太っ腹で
このコンサート、全部をライブ・ストリーミングで
Youtube で配信している。
聴いてみたいわ、という方は
Youtube の Wiener Konzerthaus のチャンネルからどうぞ。
長いので、ここには嵌め込みません。
トリスタンとイゾルデのタンゴは、第一部の36分15秒くらいから。
セバスティアンの歌は第二部の説明が19分38秒くらいから。
プレイヤーも観客も
高い水準のジョークを
文句なしに楽しめるコンサートで
良い気分でコンサート・ホールを後にした私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
ウィーンは本日も雪がチラチラ。
明日の最低予想気温がマイナス1度と出ているのは
冗談だと思いたい・・・・
“Liebesg’schichten und Heiratssachen”
Philharmonix in Love
Philharmonix
バイオリン Noah Bendix-Balgley, Sebastian Gürtler
ビオラ Thilo Fechner
チェロ Stephan Koncz
コントラバス Ödön Rácz
クラリネット Daniel Ottensamer
ピアノ Christoph Traxler
Johannes Brahms (1833-1897)
Ungarischer Tanz Nr. 1 g-moll (1868) (Bearbeitung : Stephan Koncz)
Edvard Grieg (1843-1907)
Romanza (Bearbeitung : Daniel Ottensamer)
José Feliciano (*1945)
Feliz Navidad (Bearbeitung : Sebastian Gürtler)
Freddie Mercury (1946-1991)
Bohemian Rhapsody (1975) (Bearbeitung : Sebastian Gürtler)
Henri Winiawski (1835-1880)
Scherzo-tarantella g-moll op. 16 (1856) (Bearbeitung : Stephan Koncz)
Sebastian Gürtler (*1971)
Tristans Tango (2013)
Erik Satie (1866-1925)
Gnossienne Nr. 1 (1889/90) (Bearbeitung : Stephan Gürtler)
Stephan Koncz (*1984)
Russische Ouvertüre nach Themen von Peter Iljitsch Tschaikowsky
Max Bruch (1838-1920)
Kol Nidre. Adagio über hebräische Melodien op. 47 (1881)
(Bearbeitung : Stephan Koncz)
Sebastian Gürtler
Babarababa
Stephan Koncz
A New Satiesfaction (feat. Première Gymnopédie)
Franz Liszt (1811-1886)
Ungarische Rhapsodie Nr. 2 cis-moll S 244/2 (1846-51)
(Bearbeitung : Matthias Fletzberger)
Artie Shaw (1919-2004)
Swing (Bearbeitung : Daniel Ottensamer, Nobuo Watanabe)
Stephan Koncz
Balkan Party
もともとは The Philharmonics という名で活動していたグループが
内部の分裂か喧嘩別れか
あるいは平和的解決なのか
ともかく内部関係者ではないので理由はわからないけれど
メンバー入れ替わりで
新しく Philharmonix という名称で再出発。
もともと室内楽はあまり聴かない私だが
一度行ってみたら
冗談音楽みたいで、えらく楽しかったので
すぐに今回のチケットを買った。
いやもう、正しく冗談音楽なのだが
それがまた、えらく高い水準でバッチリ決まる。
今回のテーマは
「愛と結婚」なのだが
きっと、前のグループの時に既に決まっていたタイトルで
多少なりとも辻褄合わせに苦労したんだろうなぁ。
「愛」は何とか辻褄合っていたが
(トリスタンとイゾルデのタンゴ!!!(爆笑))
結局、最後の最後まで「結婚」は出ませんでした。
新しくメンバーに加わった
第一バイオリンは、ベルリン・フィルのメンバーとの事だが
この人、えらくテクニカルでメカニックで
しかも音が大きくて
(最初、え?マイク?とか思ったくらい)
正確無比な音程で
目を剥く超絶技巧を、バリバリ演奏する。
いや、巧いわ、凄いわ。
さすがドイツ人、とか思ったのは
私の偏見によるものだろうが
でも確かにあのバイオリン奏法は
あまりウィーンでは聴く事がないような気がする。
クィーンの永遠の名作
ボヘミアン・ラプソディをバッハの平均律に乗せちゃったり
トリスタンとイゾルデをタンゴにしちゃったり
サティをポピュラー音楽に料理したり
いつもながらの
クラシック・ミックスで楽しませてくれる。
実はワタシ、このメンバーの中の
セバスティアン・ギュルトラーのファンで
すみません、ああいうメガネ男子に弱い、と言うのはあるが
あの芸達者なところと
(作曲、アレンジメント、ウィーン・リートなんでも来い)
何とも紙一重の不安定さが魅力的。
もちろん、個人的には存じ上げませんが
(ついでに存知あげたいという気も全くないが)
関係者各所から、時々、変人エピソードを聞くたびに
何となく悶えるのである。
あぁ、私も変人になりたい・・・けれど
ああいう天才だから、変人が似合うのである。
さて、コンツェルトハウスはえらく太っ腹で
このコンサート、全部をライブ・ストリーミングで
Youtube で配信している。
聴いてみたいわ、という方は
Youtube の Wiener Konzerthaus のチャンネルからどうぞ。
長いので、ここには嵌め込みません。
トリスタンとイゾルデのタンゴは、第一部の36分15秒くらいから。
セバスティアンの歌は第二部の説明が19分38秒くらいから。
プレイヤーも観客も
高い水準のジョークを
文句なしに楽しめるコンサートで
良い気分でコンサート・ホールを後にした私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
ウィーンは本日も雪がチラチラ。
明日の最低予想気温がマイナス1度と出ているのは
冗談だと思いたい・・・・