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オネーギン 7回目

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    Wiener Staatsballett 2017年4月4日 19時30分〜22時

    ONEGIN
    Balett in drei Akten von John Cranko
    nach dem Roman in Versen EUGEN ONEGIN von Alexander Puschkin

    振付・演出 John Cranko
    音楽 Peter Ilijitsch Tschaikowski
    編曲・オーケストラ編曲 Kurt-Heinz Stolze
    舞台 Elisabeth Dalton
    照明 Steen Bjarke
    指揮 Guillermo García Calvo

    オネーギン Roman Lazik
    レンスキー Davide Dato
    マダム・ラリーナ Erika Kováčová
    タチアナ Maria Yakovleva
    オルガ Nikisha Fogo
    乳母 Franziska Wallner-Hollinek
    グレーミン侯爵 Alexandru Tcacenco

    友人、農民、サンクトペテルブルク社会の人たち
    Abigail Baker, Elena Bottaro, Marie Breuilles, Natalya Butchko,
    Iliana Chivarova, Adele Fiocchi, Erika Kováčová, Zsófia Laczkó
    Kathalina Miffek, Andrea Némethová, Suzan Opperman,
    Alaia Rogers-Maman, Anna Shepelyeva, Rikako Shibamoto,
    Céline Janou Weder, Beata Wiedner
    Leonardo Basílio, Francesco Costa, Marat Davletshin,
    Marcin Dempc, Alexis Forabosco, Greig Matthews,
    Igor Milos, Gabor Oberegger, Kamil Pavelka,
    Tristan Ridel, James Stephens, Richard Szabó, Dumitru Taran
    Arne Vandervelde, Jaimy van Ovreen, Géraud Wielick

    オネーギン7回目。
    この演出での公演が過去から遡れば44回目らしいので
    私なんか初心者のうちである(開き直り)

    オネーギンはローマン
    タチヤーナがマリアで
    オルガ役にニキーシャ
    レンスキーはダヴィデ

    かなり良いキャストではないか、うっふっふ ♡

    この後のオネーギンのタチヤーナは
    ニナ(ポラコヴァ)が踊る予定なので
    マリアのタチヤーナは今回で見納め(涙)

    最後というのもあったのかもしれないが
    マリアが入魂の渾身の演技。

    今シーズンの最初から
    演技の細かい部分に拘った圧倒的な役作りだったが
    いやもう、見事なタチヤーナだった。

    最後のシーンで
    オネーギンの手紙を前にして
    グレーミンに縋るところ

    グレーミンが出掛けた後
    こんな手紙はキッパリと拒否するわ、と決心して
    オネーギンを迎えるシーン

    その後の心身の葛藤(パ・ド・ドゥの素晴らしさ♡)を経て
    オネーギンをきっぱり拒否せざるを得ないところの心理。

    オネーギンが去ってからの号泣。

    マリア、ホントに泣いてたもんなぁ。
    目が真っ赤だった。
    あんなアクロバットな PDD を踊りながら
    役のど真ん中に入り込んでしまうって
    いったいどういう突出した才能なんだか・・・

    ローマンのオネーギンは
    慇懃無礼の鼻持ちならない冷たい男に見える。
    最初の登場時の優雅な冷たい美しさは
    確かにナニ傾向が見えてしまって
    リアルじゃない、とか感じない訳ではないが

    やっぱりローマンの優雅さって捨て難いわよ。
    だいたい、ジャンプして足音が全くしないって
    不思議なダンサーではある。
    (それが良いんだけど♡)

    しかも最初からまとわりつく虚無感がスゴイ。
    ローマンが何も見ていないような
    あのカラッポな目で世界を見ると
    オネーギンの抱える空虚さに
    見ている方がすっぽり落ち込んでしまうような感覚。

    ニキーシャはダンスは綺麗なのだが
    今ひとつキュートさに欠ける。
    ちょっとマジメ過ぎる印象だが
    これはダンサーの持っている資質もあるから何とも言えない。
    (ナターシャと比べちゃいかんのだが
     ちょっとした仕草が、やっぱり真っ直ぐ過ぎて真面目に見える)

    ダヴィデはウィーン国立バレエ団の中では
    もっとも芸能人的で有名なダンサーで
    可愛らしい顔と、しっかりした技術でキレのあるダンスを踊る。
    確かに出てくるとピカッと光るけれど

    この間のアルミードのシャムのダンサーみたいな
    退廃的な雰囲気のある役の方が合ってるなぁ。

    レンスキーは直行型のカッとなりやすい素直なタイプだから
    あまり深い心理的な作為は不要なので
    このダンサーの持っている特異な雰囲気は出難い。

    しかし何回観ても、何て美しいバレエなんだろう。
    女性が重力無視して空を飛ぶんだもん。
    (もちろん男性のリフトでやってますが)
    最終幕の最初の群舞の美しさなんて
    これぞ、バレエの楽しみ♡

    今回のオネーギン公演は
    オネーギンはローマンがずっと踊るようで
    10日と12日の公演は
    ニナ(ポラコヴァ)がタチヤーナ。
    オルガをアリーチェが踊って
    レンスキーに木本クンが登場 ♡

    心理ドラマでもありながら
    この上なく空気を感じて
    女性が空を飛ぶクランコの傑作バレエ
    あと2回、オペラ座で見られるのが嬉しい
    懲りないワタシに
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    最終幕でのコールドの登場では
    男性は鼻の下に
    ヒゲを描いて出てくるのだが

    リッチーとイゴールだけは
    チョビ髭を描いていなかったのは

    時間がなかったのか忘れたのか
    それとも、チョビ髭なんか僕イヤ、と拒否したのか
    ・・・ってコールド見ながら
    余計な事を考えてました(笑)

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      • 2017.12.11 Monday
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