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ノルウェー国立バレエ団「幽霊」

Theater an der Wien 2017年4月3日 19時30分〜20時40分

GESPENSTER (GHOSTS)
Ballett von Cina Espejord und Marit Moun Aune
nach dem gleichnamigen Drama von Henrik Ibsen
Musik von Nils Petter Molvær
Gastspiel des Norwegischen Nationalballetts Oslo

演出 Marit Moum Aune
振付 Cina Espejord
音楽 Nils Petter Molvær
舞台 Even Børsum
衣装 Ingrid Nylander
照明 Kristin Bredal

オスヴァルト・アルヴィンク・オスヴァルトの父 Andreas Heise
オスヴァルトの子供時代 Kristoffer Ask Haglund
ヘレーネ・アルヴィンク、オスヴァルトの母 Camilla Spidsøe
ヘレーネ・アルヴィンクの若い時代 Sonia Vinograd
マンダース神父 Ole Willy Falkhaugen
マンダース神父の若い時代 Philip Currell
レジーナ アルヴィンクの召使い Grete Sofie Borud Nybakken
レジーナの子供時代 Erle Østraat
大工エングストランド Kristian Alm

ノルウェー国立バレエ団

ウィーン劇場は、ここ数年ずっと
バレエと言えばノイマイヤーとハンブルク・バレエ団を招聘していたのに
最近、ノイマイヤー作品が
国立オペラ座で国立バレエ団で上演されているのと
かち合うのを避けたのか、ライバル意識か
今年はノルウェー国立バレエ団を招聘した。

数週間前に
ヴィエナ・エクスパーツ・クラブの会員には
全チケット50%割引、というメールが入って来て

もちろん公演のチケットは
その前から、貧民席だけど見える席というのを確保してあった私は
かなり苦い思いをしたのだが・・・

だってウィーン劇場ってチケットの価格が非常に高いのである。
しかも、ちょっとだけでも舞台が見える席、と考えると
1公演に40ユーロから60ユーロは注ぎ込まないと
ナキを見るのだ(舞台が全然見えない席はバレエの場合は意味がない)

ウィーン劇場の天上桟敷に行ったら

・・・なんですか、このガラガラ状態は? 😨

立ち見席だけは埋まっているけれど
最上階(4階席)ほとんど空いていて
平土間席は60%くらいは埋まっているけれど
その下の2階席・3階席もロジェにもかなり空席がある。

幕間があったなら移動してしまうところだが
幕間なしの70分公演。
立ち見席の人たちも、みんなゾロゾロ
そこ、正規に買ったら80ユーロですよ、という席に移動する。

正規料金で買ったのがアホらしくなるくらいの状態だが
まぁ、そういう事もあります(涙)

ヘンリック・イプセンの「幽霊」をもとにしたバレエ。
プログラムに書いてある筋書きだけは読んでみたが

最初から、筋が全くわかりません(涙)

登場するのが、誰なのか
全く判断がつかん(アホですよどうせ)

オスヴァルトの父親がアルヴィンクで母親がヘレーネで
ただ、ヘレーネは浮気をしてオスヴァルトを産んだので
オスヴァルトはアルヴィンクの息子ではなくて

大工エングストランドの子供で召使いのレジーナは
本当はエングストランドの娘ではなくて

オスヴァルトとレジーナが実は半分同じ血を引く兄弟
・・・って書いてあるけれど
いったい誰が何処で浮気して出来たんだ???(謎)

オスヴァルトの父親がアルヴィンクじゃなくて
レジーナの父親がエングストランドじゃなかったら
別にこの2人(母親は違うようだし)
血が繋がってるって事、ないんじゃないか?

で、オスヴァルト役のダンサーは
オスヴァルト(息子)も、アルヴィンクも
オスヴァルトの父親(誰だ?)も一緒くたに踊るし

母親のヘレーネは、現在のヘレーネと若い頃のヘレーネが
別人で出てくるし
神父も2人出てきて、これがまた誰が誰だかわからないし

この作品、ちゃんと解説とかあって
あるいはダンサーの横に矢印が出るとか
ネーム・ボードを張るとかして
これは誰です、とわからないと
最初から最後まで、まったく筋が理解できない。

ダンスそのものの振付はスゴイ。
アクロバットの混ざったモダンの高度な振付で
目を見張るようなリフトやバランス
絡み合いの妙があって
純粋にバレエの振付として見れば
私みたいなド・シロートにも、ううう、スゴイ、と唸らせるのだが

誰と誰が、何の役柄で踊っているのか
ま〜ったくわからない。

しかも、暴力シーンみたいなのが多すぎて
ヘレーネとアルヴィンクが
いや、そうかな?と思える男女のダンサーが
繰り広げるのは、ほとんどレイプに近い暴力沙汰だし

子供時代のレジーナなんて
まだ6歳くらいだろう、というキュートな女の子に
幽霊のようなメイクをさせて

男性のダンサーが
このいたいけな子供を引っ張り回すわ
リフトはするわ、すごい形でホールドするわ

いや、子供もバレエ学校の生徒だから良いのかもしれないが
あれ、日本で上演したら
コワイ顔をした子供の人権を守る会みたいなところの人たちが
血相変えて飛んで来て、大クレームになるぞ(本気)

オスヴァルトが
自分は母親が浮気して出来た子供、とか言う事がわかって
自暴自棄になったり
母親を殴ったり(あぁ、また暴力シーン)

加えて音楽がかなりモダンで
というより、メカニカルな雑音で
トランペット・プレイヤーが時々出て来て
テープに合わせてトランペット(スピーカー増強)を吹く時だけ
ちょっと音楽らしい様相は呈するのだが

このメカニカルでつまらん BGM なんとかしてくれ。
聴いていてもつまらないし、神経に障る。

いや、当時の社会に逆らって逆らって逆らったイプセンの作品だから
そういう神経に障る反社会的な音楽に合っているのかもしれないが。

現代にあって
母親が別の男性と作った子供だったというので
成人になってから
あれだけ暴力奮って
母親に叫んで自暴自棄になる人って
いるんだろうか。
(すみません、自分がそうなった時の事は考えていないから
 確かに心理的には大変な事なんだとは思うんですが
 こちら、都市部では離婚率が50%を越えている場所だし・・・)

プログラムの記載によれば
オスヴァルトは不治の病にかかっていて
母親に自分を殺せ、と詰め寄るらしいのだが

バレエの内容がほとんどわからず
何が何だか、さ〜っぱりわからないままに終わってしまった。

バレエはスゴイのである。
あれだけのドラマチックな振付を
よくぞダンサーたちが踊った、と思うのだが
せわしないし、暴力的だし
見ていて、ともかく疲れる。

タイトルは「幽霊」と言うのだが
どこに幽霊が出てくるのか
いや、ほとんど全編、全員が幽霊なのか
後ろに時々大スクリーンで出る白黒のビデオも
なんだかよくわからなかったし

芸術感性に欠けている私のような人間には
理解できない演目だった。

ノルウェー国立バレエ団は
この後、別の演目として「カルメン」を持ってくる。

踊れるバレエ団である事は
本日の公演でよ〜くわかったので
カルメンは楽しみにしておこう。
(というより、カルメンの筋、変わってないよね?)

一応ストーリーはある筈なのに
何もわからないまま舞台を見て
暴力シーン、叫び声、メカニカルな音響が続いて
ちょっとげっそりしている私に
どうぞお励ましの1クリックをお恵み下さい。



Youtube でこの作品のトレイラーを見つけたのだが
見てもさ〜っぱりわからないし
読者が見ても全然面白くないと思ったので張付けは止めておきます。

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