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アルミードの館 ル・サクレ 5回目千秋楽

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    Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper
    2017年3月16日 19時30分〜22時

    LE PAVILLON D’ARMIDE
    LE SACRE

    LE PAVILLON D’ARMIDE
    指揮 Michael Boder
    音楽 Nikolai Tscherpnin
    振付・舞台・衣装 John Neumeier

    ヴァスラフ・ニジンスキー Jakob Feyferlik
    ロモラ・ニジンスキー Ioanna Avraam
    医者 Eno Peci *
    看護人 Iliana Chivarova, Gala Jovanovic, Beata Wiedner
    Alexis Forabosco, Kamil Pavelka
    散歩している人たち
    Marie Breuilles, Adele Fiocchi, Erika Kováčová, Anna Shepelyeva
    Céline Janou Weder, András Lukács, Igor Milos, Tristan Ridel,
    Zsolt Török, Jaimy van Overeem,
    Lucie Norna, Marina Pena, Joana Reinprecht, Isabella Severi-Hager,
    Matteo Magalotti, Dominik Vaida, Wendelin Viehweider, Robert Weithas
    過去
    アルミード Ioanna Avraam
    シャムのダンサー Masayu Kimoto
    タマラ・カルサウィナ Liudmila Konovalova
    アレキサンドラ・バルディーナ Natascha Mair
    ヴァスラフ・ニジンスキー Davide Dato
    セルゲイ・ディアギレフ Eno Peci *
    ニジンスキーの子供時代 Richard Szabó
    ニジンスキーのクラス・メート Attila Bakó, Marian Furnica
    Trevor Hayden, Arne Vandervelde, Géraud Wielick
    バレエ・リュス Natalya Butchko, Eszter Ledán, Anita Manolova,
    Laura Nistor, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto,
    Atttila Bakó, Francesco Costa, Trevor Hayden, James Stephens,
    Richard Szabó, Arne Vandervelde, Géraud Wielick

    LE SACRE
    振付・舞台・演出・照明・衣装 John Neumeier
    音楽 Igor Strawinsky
    指揮 Michael Boder

    Tänzerin 1 Rebecca Horner
    Pas de deux Nikisha Fogo, Francsco Costa
    Tänzerin 2 Alice Firenze
    Tänzerin 3 Estzer Ledán
    Tänzer 1 Zsolt Török
    Tänzer 2 Masayu Kimoto
    Ensemble

    とうとうウィーン放送交響楽団のコンサートは諦めて
    ついつい、この演目の千秋楽に来てしまった。

    はい、皆勤賞 👏
    バレエヲタクの鑑(何かよくわからん)

    しかもこの公演、何とチケットは売り切れ。
    こんなモダンな
    しかも、かなり尖った演目で
    何でチケットが売り切れになるんだろう(本気で疑問)

    以前もバランシン・リャング・プロイエットの公演が
    やっぱり売り切れだったのだが
    これは新聞評でかなり好意的に書かれていたからだろう。
    批評家はプロイエットを誉めるのに非常に苦労していたが(爆笑)

    千秋楽はヤコブのニジンスキー ♡
    もうハート・マークを数億回書きたい ♡♡♡

    何と美しいニジンスキー ♡♡♡♡♡
    ともかく、あのキレイな顔で虚ろな瞳で
    長い手足で美しく踊られたら
    悶絶しまくりで悶えまくりの失神直前状態。

    しかもナターシャまで出てくるし
    私のオペラ・グラス(というより野鳥観察用の望遠鏡だが)は
    倍率が高いので見える範囲が限られて
    いったいどっちを焦点にしたら良いのか
    焦りまくりのシーンもあった。

    ヤコブって、若いしキレイだし
    リーズの結婚のコラ役とか
    初々しくてキュートで涎出そうだったんだけど

    このニジンスキー役、演技力も必要だし
    若いダンサーにこの役が勤まるのか、と思っていたら
    とんでもない憑依タイプのダンサーだった。

    途中のソロで、本気で
    ニジンスキーが降りて来たんじゃないか、と
    ギョッとした。

    だってこのニジンスキー
    本当に空中で止まるんだもん(そう見える)
    俗世から完全に脱出してしまい
    自分の過去の夢の世界に彷徨う場面が
    異様にリアル。

    ミハイルの「人間的悩み」とは違って
    天才が、それ故に世間と相容れず
    自分の世界に閉じ篭って
    そこで自分自身を見いだすという
    全く違うストーリーが描かれる。

    木本クンのシャムのダンサーは
    ダヴィデに比べると背徳的な雰囲気は少ないけれど
    これは、表情に拠るところが多いので
    実はダンスそのものを観ると
    指の逸り方とか、手首の向きとか
    かなりエロっぽい表現で
    ドキッとする。

    ダヴィデは今回は
    シャムのダンサーと若いニジンスキー両方を踊ったが
    シャムのダンサーの方が良かったような印象。

    若いニジンスキーも素晴らしいのだが
    あの役、あまり色気はないので(笑)
    ダヴィデのオーラを活かしきれない役だったかもしれない。

    ローマンの代わりに医者とディアギレフを演じたエノ。
    この人のダンスは、ローマンより切れ味が強い。

    だから冷血で冷静な医者の役には、よくハマる。
    あの鋭い系のダンスの後に
    ディアギレフはどうだろう?と思っていたら

    これがまた意外にハマったので驚いた。
    ローマンほどの「情けなさ」はないのだが
    (あれはローマンの持ち味だわ、誰も真似できん)
    その分、ちょっと脂ぎったというか
    酸いも甘いも噛み分けた大人のディアギレフで

    ヤコブとのパ・ド・ドゥで
    もう泣けて来ましたよ、ワタシ。
    本当にこのパ・ド・ドゥ、素晴らしいのだ。
    こんな振付が出来るなんて
    ノイマイヤー、やっぱり天才(ため息)

    今日は音楽もまとまっていて
    バレエ・リュスの本来のアルミードの館の音楽なのだが
    実に優雅で洒落ていて、素晴らしいメロディの連続 ♡

    私の大好きなバレエ・リュスの最初のワルツだが
    その前に、病院のスタッフと患者たちが
    ほんの少しだけ、同じ音楽で踊るので
    その後のバレエ・リュスのシーンになってから
    同じ音楽を、全く違う振付で観る事になって
    これがワクワクする程にチャーミング。

    しかし、凄まじい作品ではある。
    ニジンスキーについては
    ノイマイヤーは、これ以外にも
    サナトリウムに入る前の
    その名もズバリ、ニジンスキーという作品も作っているはず。
    それも観たいなぁ・・・
    小作品のヴァツラフは何回か観たが。

    続くル・サクレはどうしようか迷ったんだけど
    千秋楽だし
    立ってるから寝落ちの危険性もないし
    残る事にした。

    ダンサーの有機的な動き
    動物が蠢いているような不気味な存在感が
    非常に印象的な作品なのだが

    同時にニジンスキーが振り付けた
    当時としては、とんでもなく前衛的なダンスを彷彿とさせる。
    そうか、ノイマイヤーがやりたかったのは
    有機的な動物としての表現だけではなく
    ニジンスキーが振付したような
    土着の動き(=この場合は動物になっているが)と
    美しさから、かけ離れたモダンの動きを
    現代に持って来たかったのかもしれない。

    フランチェスコのソロが実に素晴らしい。
    若いし、身体能力バッチリのワイルドなダンサーだから
    あの超絶な信じられないバランスを、見事に踊る。
    (グラン・ジュテの後に片足着地で
     そのまま片足でジャンプなんて
     ダンサーだって出来る人は少ないんじゃないだろうか)

    ニキーシャがまた素晴らしい。
    フランチェスコとのデュエットの
    色気にならない距離を置いたところでのソロが
    生臭い振付なのに、生臭くならないのである。

    レベッカの圧倒的なソロについては
    何回も書いたけれど

    ニキーシャもレベッカも
    100%白人という血ではないので
    その存在感といったら、もう圧巻。

    隣に居た若い男性は
    アルミードの館で退屈していたようで
    途中でずっとスマホでラインか何かしていて
    (光がすごく邪魔)
    途中で出て行ってしまったけれど

    バレエだから見えない席は確かにつまらないだろうし
    プログラムも買っていなかったようなので
    舞台で何が演じられているか
    全くわからなかったんだろうなぁ。

    現代作品は、まぁ、ちょっとだけ事前に調べて来ると
    全然観る目が違ってくるんだけど。

    腐女子悶えまくりの演目を5回も鑑賞できて
    ものすごく幸せな気分になっている私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    幸せ気分でオフィスに帰ったら
    とんでもないトラブルが待ち構えていたのだが
    まぁ、仕事というのはそういうモノだ(笑)

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      • 2017.12.11 Monday
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