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トーンキュンストラー + 佐渡裕

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    Musikverein Großer Saal 2017年3月12日 15時30分〜17時45分

    Tonkünstler-Orchester Niederösterreich
    指揮 Yutaka Sado
    バセットクラリネット Sabine Meyer

    Joseph Haydn (1732-1809)
     Symphonie e-Moll Hob. I:44 “Trauersymphonie” (ca. 1771)
    Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
     Konzert für Klarinett und Orchester A-Dur KV 622
     (1787/1791 ; Gassung für Bassettklarinette)
    Johannes Brahms (1833-1897)
     Symphonie Nr. 1 c-Moll op. 68 (1876)

    トーンキュンストラーの日曜日午後定期。
    昨日、あのクルレンツィスなんか聴いちゃった後で
    ハイドンにモーツァルトにブラームスという
    むちゃくちゃクラシックなコンサート。

    久し振りに佐渡裕氏が登場。
    別にだから、というワケではないけれど
    まぁ、その後に仕事があるから
    行かねばならん、と
    何となく気が進まないままに行ったコンサートだったが

    その分
    コンサート後の感動と動揺が
    ちょっと普通じゃなかった。

    すみません、正直言って
    トーンキュンストラーと佐渡裕の組み合わせに
    本気で感動して、目を剥いて
    こんなにビックリしたの、初めてかもしれない。

    (すごく失礼な言い方してます。
     全国の佐渡さんファンの皆さま、ごめんなさい)

    ハイドンは、やっぱり音が大きすぎて
    楽友協会の大ホールだと
    団子になったり、微妙な音の遅れがあったりしたが
    最近、トーンキュンストラーの音量大きいし
    古楽器オーケストラでもないから、それはまぁ、そういうものか。

    モーツァルトで響きが変わって
    一瞬、ギョッとしたけれど
    モーツァルトはモーツァルトなので
    音楽は聴きながら、パッタリ意識が途切れる。
    (ちゃんと音楽は鳴ってます、頭の中で)

    こいつ最近、開き直ってきたな、と
    読者の顰蹙を買っているのは承知の上で
    寝ても周囲に全く迷惑のかからない席ですので
    どうぞお許し下さい。

    後半がブラームスの交響曲1番。
    こんな、何回聴いたかわからん曲を
    また聴くのか
    げっそり
    ・・・・と思っていたら

    何これ?!
    むちゃくちゃマッチョで男性的で
    最初から横溢するエネルギーの塊!!!!

    オーケストラも指揮者も
    火の玉と化して
    熱い熱いエネルギーを放ちっぱなしで
    ちょっと気疲れする位の

    熱演

    何だブラームスかよ
    しかもオロスコ・エストラーダで
    最後に全曲 CD まで作ったよね、と一瞬思ったけれど

    オロスコ・エストラーダのアプローチとは全く違って
    何かもう、全員が何かに憑かれたかのように
    凄まじいエネルギー。

    こういう熱い演奏に関しては
    好みの問題、というのはあるのだが
    そんな細かい好みなんか
    ぶっ飛ばしてしまえ!!とばかりに

    聴衆をバタバタ投げ飛ばし
    空間を割いて切って殴り倒して
    すごい勢いでドシドシ音を立てて
    ブラームスという名の猛獣が暴れまくる。

    ここまで見事にヤケドしそうな演奏を聴かされたら
    聴いている方としては
    その紅蓮の炎に巻き込まれてしまって
    抵抗もできずに焼き尽くされてしまう。
    (一応、抵抗はしてみたのですが無駄でした)

    しかも入魂のコンサート・ミストレスのソロ。
    耳を疑いましたよ、ワタシ。
    あの線の細い、あまり血色の良くない
    神経質そうなコンサート・ミストレスから
    表情豊かで、限りなく音が伸びる
    力強いソロのバイオリンの音色が出てくるなんて。
    (すみません、言いたい放題で・・・)

    昨日のクルレンツィスとは
    正反対の方向からのアプローチ。
    伝統的な堂々とした
    フル・オーケストラの響きで
    有無を言わせず、力技で組み伏せるエネルギー。

    これ、ある意味
    指揮者の佐渡裕氏の得意技を
    トーンキュンストラーがモノにして来た、という感じかもしれない。

    シーズンも2回目を迎えて
    指揮者とオーケストラの中に
    信頼関係が生まれて来て
    その中で
    佐渡裕氏の音とトーンキュンストラーの音が
    見事に一致した、という印象。

    あまりの熱演に出てくるエネルギーに
    普段、斜に構えて
    気取った事を言っている(反省してます)ワタシまでが
    すごい勢いでぶっ叩かれて
    地面に突っ伏してゼイゼイ
    もう抵抗も何もできません・・・

    このオーケストラ
    一丸になると、こういうエネルギーを出すのか・・・
    知らなかった・・・(絶句)

    2シーズン目の半ばを過ぎて
    ちょっと何か、トーンキュンストラーって
    面白くなって来たぞ、と
    ちょっと興味が俄然溢れ出している私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    佐渡裕氏って
    さすがにバーンスタインの弟子と言うか
    ともかく暑苦しい、というイメージが強かったんだけど
    今日のブラームスなんて
    本当に極端に暑苦しい(笑)のに
    あれは、いったん巻き込まれたが最後
    正に抵抗できないエネルギーを放ってくる。
    そうか、佐渡さんにファンが多いのは
    これなのか、と、初めて納得したような次第です。

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      • 2017.10.21 Saturday
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