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アルミードの館 ル・サクレ 初演

Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper
2017年2月19日 18時〜20時30分

LE PAVILLON D’ARMIDE
LE SACRE

LE PAVILLON D’ARMIDE
指揮 Michael Boder
音楽 Nikolai Tscherpnin
振付・舞台・衣装 John Neumeier

ヴァスラフ・ニジンスキー Mihail Sosnovschi
ロモラ・ニジンスキー Nina Poláková
医者 Roman Lazik
看護人 Iliana Chivarova, Gala Jovanovic, Franziska Wallner-Hollinek
Alexis Forabosco, Kamil Pavelka
散歩している人たち
Marie Breuilles, Adele Fiocchi, Erika Kováčová, Anna Shepelyeva
Céline Janou Weder, András Lukács, Igor Milos, Tristan Ridel,
Zsolt Török, Jaimy van Overeem,
Anna Bugulova, Lucie Horná, Joana Reinprecht, Isabella Severi-Hager,
Matteo Magalotti, Dominik Vaida, Wendelin Viehweider, Robert Weithas
過去
アルミード Nina Poláková
シャムのダンサー Davide Dato
タマラ・カルサウィナ Maria Yakovleva
アレキサンドラ・バルディーナ Nina Tonoli
ヴァスラフ・ニジンスキー Denys Cherevychko
セルゲイ・ディアギレフ Roman Lazik
ニジンスキーの子供時代 Richard Szabó
ニジンスキーのクラス・メート Leonardo Basílio, Marian Furnica
Trevor Hayden, Arne Vandervelde, Géraud Wielick
バレエ・リュス Natalya Butchko, Eszter Ledán, Anita Manolova,
Laura Nistor, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto,
Atttila Bakó, Francesco Costa, Trevor Hayden, James Stephens,
Richard Szabó, Arne Vandervelde, Géraud Wielick

LE SACRE
振付・舞台・演出・照明・衣装 John Neumeier
音楽 Igor Strawinsky
指揮 Michael Boder

Tänzerin 1 Rebecca Horner
Pas de deux Ioanna Avraam, Francsco Costa
Tänzerin 2 Alice Firenze
Tänzerin 3 Estzer Ledán
Tänzer 1 Eno Peci
Tänzer 2 Masayu Kimoto
Ensemble

サクレの方は、上記に列記した以外に
ほとんどのダンサーが舞台に乗っているので
すみません、全部は書いてません。
ダンサーの皆さま、ごめんなさい。

ジョン・ノイマイヤーの
アルミードの館とサクレ(春の祭典)
今シーズンのプレミエ(初演)にイソイソと出掛ける私。
プレミエはバレエ・ボーナス・カードの割引は効かないけれど
うはははは、もういくらのチケット買ったかは書きません(汗)

さて、アルミードの館と言えば
リムスキー・コルサコフの弟子である
ニコライ・チェレプニンが音楽を担当して
バレエ・リュスがミハイル・フォーキンの振付で
1907年にマリイインスキー劇場で初演された作品。

ジョン・ノイマイヤーが改訂した
この作品の初演は
ハンブルク国立バレエ団で2009年6月28日に行なわれている。

2012年の再演時のドイツのニュースのクリップを見つけたので
貼っておく。残念ながら全部ドイツ語だが。



上記のクリップはサクレの方を長く写しているけれど
実際はアルミードの館が1時間ちょっと。
サクレ(春の祭典)は1時間を切る。

さてアルミードの館だが
かなり複雑な構成。

ニジンスキーがサナトリウムに入るシーン
幻想に襲われるシーン
最後にディアギレフとのパ・ド・ドゥ

そして、最後の最後に
ニジンスキーが服を脱いで
春の祭典の編曲されたメロディの最初のところで
バランスを取るところで終わる。

・・・あぁ、ここでサクレに繋がるのね。
(もちろん、休憩が入ります)

現在と過去が混在し
ニジンスキーでなくても混乱しそうなカオスの中に
バレエ・リュスのダンサーたちが登場して
華やかなダンスを幻想の中で繰り広げる。

ニジンスキー役のミハイルが抜群 ♡
この役、舞台に出ずっぱりで
現実と狂気の間を行ったり来たりする難しい役。

バレエ・リュスのダンサーが登場すると
若き自分と一緒に踊ったりするし
シーンの中で目立たないけれど
すごいピルエットやジャンプも容赦なく組み込まれている。

テクニックは、野生児ミハイルはお手のもので
ジャンプは高いわ、ピルエットはビクともしないわ
ただ、これはテクニックだけではこなせない役どころでもある。

そこら辺、演技力のあるミハイルのド迫力。
虚ろな表情、歓喜の笑顔、困惑の極みを見せる眼差し。
何て役をモノにしているんだ、このダンサーは ♡

バレエ・リュスが登場するところでは
芝本梨花子ちゃんが登場して
ポワントをミハイルの横で履くシーンがあって

うわああああ、これがまた魅力的。
ミハイルの虚ろな精神に
パッと光が射し込む部分を
梨花子ちゃんの明るさでポッと灯してくれて
この短いシーンがものすごく活きる。

過去のプリマをマリアとニナ(トノリ)が踊る。
豪華な衣装を着て、華やかでクラシックなテクニックで魅せる。

過去のニジンスキー役がデニス。
カブリオレの高さ、ピルエットの見事さ。
華のあるニジンスキーの若い時代を彷彿とさせる。
ああああ、素晴らしい ♡

ロモラ役とアルミード役を踊ったニナ(ポラコヴァ)が
とても品が良くて、これまた見事。

目を見張りながら鑑賞していてボーッとなっているところに
最後のどっか〜んが

ローマン(ディアギレフ)とミハイル(ニジンスキー)のパ・ド・ドゥ。
ああああああっ
ローマンがベンチの後ろから間接キッスをニジンスキーに投げて
その後の2人のデュエットが
あまりにあまりにあまりに・・・妖しすぎる。
色気たっぷり、ディアギレフの愛と
同性愛ではないのに、それに逆らえないニジンスキー。

これはちょっと涙が出てくる。
ハートがドキドキして止まらない。
こうやって、みんな腐女子の道をまっしぐらに進むのだ。

最後にニジンスキーが脱ぐシーンだが
上に貼ったハンブルク・バレエ団のクリップでは
パンツが黒だったけど
ミハイルのパンツ、肌色で(きゃ〜っ、ドキドキ)
本当に真っ裸のような印象。
(誰の好みだ、これは!?)

音楽がまたステキで
さすが、リムスキー・コルサコフの弟子。
本当に素晴らしいバレエ音楽 ♡

最終シーンでニジンスキーが
サクレ(春の祭典)のテーマでバランスを取って
幕が下りて

後半はストラヴィンスキーの「春の祭典」

一言で現せば「ハダカ祭り」(あ、すみません)
肌色の薄いレオタードで
激しいダンスと絡みを見せる多数のダンサーたち。

すごいテクニックやバランスが多いのだが
それよりもなによりも
集団での動きのアグレッシブなところが圧倒的。

前半で選ばれる犠牲の乙女が
エスターだったのは予想通り(笑)
エスターの股ぐらから顔を出しているのが
木本クンだったのには驚いたが(爆笑)

いやいや、あれだけ半裸のダンサーを見ちゃうと
色っぽいだの何だの、全くなくなりますね。
ただただ、その表現に圧倒されるだけで
イカン事なんか考えている余裕はない。

フランチェスコのソロが素晴らしい。
このダンサー、もともとスゴイ運動能力を持ってるな、と
予々、気にはなっていたのだが
あの激しい長いソロを見事に踊り切った。

最後のソロはレベッカである。
圧倒的な力、しなやかさ、野性、情熱を
すべて兼ね備えて、燃え尽くすようなソロ。

舞台は圧倒的な迫力で、もう唖然とするばかり。

で、国立オペラ座のオーケストラ・ビットに入っているのは
ほとんどがウィーン・フィルのメンバー・・・の筈だよね。

初演前からチラッと、オーケストラがちょっと、という話は
漏れ聞いていたけれど

最初のファゴットのソロで音外し
その後も数回、誰かカウント取り損ねて
はみ出ちゃった部分があって

いや、ワタシ、所詮はシロートですけど
だけどだけど、あの位はわかるわよ。

それでも最後に指揮者が出てくれば
オーケストラにブラボーの嵐って???
ウィーン・フィルのブランド力ってスゴイのね(皮肉です)

まぁ、コンサートだったら
扱き下ろしの嵐になるところだが
今回はバレエですし(笑)

この公演、明日が2回目。
オーケストラ、頑張れ(笑)

次の公演は3月10日と13日。
もちろん(激安貧民席)チケットは確保済みの私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。



3月13日には国立オペラ座ライブもあります。
それまでにはオーケストラも巧くなってるだろう、きっと。



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