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ウィーン交響楽団 + クルレンツィス Im Klang

Wiener Konzerthaus Großer Saal 2016年1月12日 19時〜20時20分

Im Klang
Wiener Symphoniker
指揮 Teodor Currentzis
バイオリン Patricia Kopatschinskaja
司会 Mirjam Jessa

Peter Iljitsch Tschaikowsky (1840-1893)
  Konzert für Violine und Orchester D-Dur op. 35 (1878)

ウィーン交響楽団の Im Klang 音の中で、という催物。

オーケストラのメンバーの中に入り込んで聴いてしまうという
ベルリンでやっている Mittendrin の後追いプログラムだが

何でこんなに観客増えてるんですか?😵

だって、段ボール椅子の数がこの間の倍くらいになってるし
周囲にも椅子が置かれて、それも目一杯だし
オーケストラ内チケットより安いバルコンとかもほとんど満席。

クルレンツィスの人気か
このオーケストラの内部に侵入プログラムが人気なのか

自分の好きなところに座りたいので
早めに会場入りして正解だった ♡

とは言え、どこにどの楽器があるかはわからず
プログラム売りのおばさまに
ビオラって何処?と聞いたら
配置図を出して、あ、左の方・・・というので
左に行って、プレイヤーとプレイヤーの中の1席に陣取ったものの

前の楽譜を見るとト音記号・・・
いかん、これ、ビオラじゃない、と一瞬焦ったが
その間にどんどん人が入って来て
うっかりしているとオーケストラの中に席がなくなりそう。

ラッキーな事に反対側にコンマスが見えたので
おおお、第二バイオリンだ。だったらオッケー(内声が好き)

司会のお姉さんが上ずった声で挨拶して
こんなに人が入るなんて、みたいな興奮状態。

チャイコフスキーや指揮者やバイオリニストについての話を
延々としているんだけど
別にそんな解説要らんわい(すみません)

登場したクルレンツィスとコパンチスカヤ。
うわああああ、コパンチスカヤって

か・わ・い・い!!!

むちゃくちゃ幼い、イタズラ好きの少女みたいな
小柄でキュートな顔立ちで
いや、コパンチスカヤ、何回も舞台では見てる筈なんだけど
こんなにキュートな少女でしたっけ?
(1977年生まれなので39歳?
 どう見ても18歳くらいに見える・・・)

クルレンツィスは
昨年10月にカメラータとのコンサートを聴いた。

その時には、ひっくり返って悶絶してしまい
フィガロの結婚の CD を買って
その後に出たドン・ジョバンニの CD も購入してしまい
(お〜い、両方ともモーツァルトだよ?!)
その CD を聴きながら、また仰け反っていた指揮者。

今回もいったいチャイコフスキーのバイオリン協奏曲で
何をするのか(ドキドキ)

では、普通に弾いてみましょう、と始まった
バイオリン協奏曲。
あれ、別に何て事ないじゃん。
こちらが期待し過ぎだったんだな、きっと。

と思ったら途中で止めて
そうじゃなくて、実はね・・・

と新たに演奏が始まったチャイコフスキーに

思わず仰け反りました 😱

ちょっと待ってクダサイ、何ですかこれは。
アクセントは違うわ、ダイナミック・レンジが全然違うし
カデンツァのところなんか
コパンチスカヤが指揮者を押しのけて指揮台に上がってしまって
しかもカデンツァの合間に指揮者のセリフ入るし(爆笑)

クルレンツィスも、激しい指揮・・とか言うもんじゃなくて
指揮台蹴っ飛ばして木管のところまで駆けっていって振ってるし

こちらは動き回る指揮者とバイオリニストを
目で追い掛けながら
普段意識しない第二バイオリンの音に
脳みそを掻き回されつつ

うおおおおお、これってディスコ音楽かよ?!
何かもう、自分の身体が揺れて行くのがわかる。

というより、揺れてしまうと
前後のバイオリニストのボウに突かれそうなので
(その位、段ボール椅子がキチキチに詰めてある。
 コンツェルトハウス、どの位儲けたんだよこれで。あ、いやいや)
できるだけ縮こまってはいたんだけど。

いやチャイコフスキーには聴こえません(断言)

正に異端というか鬼才というか
既存概念を全部とっぱらって
奇を衒ったと言えば極端に奇を衒っていて

むちゃくちゃ楽しいじゃん、これ(爆笑)

Im Klang 恒例で第一楽章の後にちょっと解説。
クルレンツィスが嬉しそうにマイクを持って

クラシックの美学とは何でしょう?
そんなもの、習慣でしかないじゃないですか。
もともと人間の叫び声とかに美学はありませんよね

・・・というような内容を訥々と英語で話した後

第二楽章はチャイコフスキーの民謡に似たようなメロディがあります
と、ピアノ伴奏でコパンチスカヤがその民謡を演奏して
すぐに第二楽章の演奏に入った。

おおお、確かに似てるし共通するものがある。
しっとりと語られる暖炉の傍のような温かさに
メランコリックな湿った悲しみが語られて
爆発する第三楽章・・・

に入ったとたん、またストップ。

司会者曰く
45秒で席を変わる人は変わって下さい。

この間はチェロのところに移動したけれど
今回は第二バイオリンが面白いので、そのままの位置で

またもや爆発する第三楽章。
いや、もう爆発というかディスコ音楽というか
疾走して走りまくって
指揮者もバイオリニストも駆け回って
何が何だか翻弄されている間にフィニーッシュ!!!

何だなんだなんだったんだ、これは(呆然)
いや、ホントに、やられたっ、という感じ。

正しいクラオタにしてみれば
これは立派なルール違反だろう(笑)

チャイコフスキーがこの演奏聴いたら
腰抜かすと思うけれど

クラシック音楽でコレあり??(爆笑)
既存概念とか伝統とかを蹴っ飛ばして
踏みつけて
楽しかったらそれでイイじゃん、という
確信犯的な開き直りって

実は大好き ♡

ここまで異端に徹してしまえば
それはそれで潔くて実に気持ちが良くて爽快。

鬼才、としか言いようのないクルレンツィス。
それまでの名曲を
全く違ったものとしてプレゼンテーションしてくれる。

この奇の衒い方は
好き嫌いが真っ二つに分かれそうだし

既存から完璧にはみ出した演奏が
何回も聴いてみて
やっぱり良いわ、となるか
鼻につくようになるかは、まだわからないけれど。

以前の Im Klang の時には
平土間全体にオーケストラが散らばって
しかもその中に、こういう迷惑な聴衆が陣取っていたので
音ズレがかなり凄かったけれど

今回はオーケストラの音が
ものすごくまとまっていて
音ズレがなくてピッタリとソリストに絡まって来たのが
また気持ち良い 😌

だんだんアブナイ世界にハマりそうな自分が
ちょっとコワイ私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。



本コンサートは明日の夜
後半はチャイコフスキーの交響曲4番。

ウィーン交響楽団はその後、演奏旅行に出掛けて
1月22日に同じプログラムで
最後のコンサートをコンツェルトハウスで演奏する。

ウィーン在住の、頭の柔らかいクラオタの皆さま
聴きに行ってソンはないコンサートです(断言)
ただ、なんだこりゃ? クラシック音楽を侮辱しとる、と
怒る人は出てくるかもね(爆笑)

いやいや、ウィーン交響楽団の皆さま
あれについて行くのはタイヘンだったでしょう(笑)
お疲れさまです(お辞儀)

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