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ウィーン・フィル + ラトル(コンツェルトハウス)

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    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2015年5月28日 19時30分〜21時15分


    Wiener Philharmoniker

    指揮 Sir Simon Rattle

    ソプラノ Barbara Hannigan


    Claude Vivier (1948-1983)

     “Lonely Child” für Sopran und Kammerorchester

    Joseph Haydn (1732-1809)

     An Imaginary Symphony

      1. “Die Schöpfung” : Die Vorstellung des Chaos

      2. “Die Sieben letzten Worte des Erlösers am Kreuz”

            Terremoto. Presto con tutta la forza

      3. “L’isola disabitata” : Sinfonia. Largo - Vivace

      4. Symphonie Nr. 64 : Largo

      5. Symphonie Nr. 6 : Menuetto - Trio

      6. Symphonie Nr. 46 : Finale. Presto e Scherzando

      7. Symphonie Nr. 60 : Finale. Pretissimo

      8. “Die Jahreszeiten” : Der Winer. Einleitung

      9. Symphonie Nr. 45 : Finale. Presto - Adagio

      10. Werke für die Flötenuhr

      11. Symphonie Nr. 90 : Allegro assai


    5月26日に楽友協会で聞いたコンサートと同じプログラムを

    今度はコンツェルトハウスで鑑賞。


    天井桟敷の貧民席なので、あまり舞台は見えないが

    まぁ、少しだけ(前の人がちょっと身体をずらしたりすると)見える。


    で、ワタクシはいったい、先日、楽友協会で

    ナニを聴いていたんだろう?! というくらい

    むちゃくちゃ発見の多い驚きのコンサート。


    2日間続けて睡眠時間4時間ちょっとだったので

    夕方、むちゃくちゃ眠くなって

    コーヒー飲んだけど、これは寝てしまうかも・・・と

    ドキドキしながら行ったのだが

    眠るどころか、ギンギンになって聴いてしまった。


    最初のヴィヴィエの作品だが

    バイオリンのノン・ビブラートの3度の和音によるメロディの繰り返しと

    ソプラノ入って、木管のアンサンブル、までは

    楽友協会での記憶にあるのだが


    えっ、何ですかこれ。

    木管のアンサンブルの後

    また同じようにメロディを弦がノン・ビブラートで繰り返すのだが

    その時に、微妙に弦の音がすべてズレている。


    メロディ的に聴けば、主題と似たような印象なのだが

    メロディそのものは同じ核を持っていながら

    その色が全く違っている。


    鐘が鳴って、太鼓が入ると

    また同じメロディなのだが

    これが、また同じ核を持ちながら、また色が違う!!!!


    コントラバスのソロが入ってから

    格になるメロディに、弦の4分の1音のフラジオレットが入る。


    ひえ〜、これ、つまんない仏教作品かと思っていたら

    一つの主題の色彩をどんどん変化させて


    で、最後は最初の3音の和音で終わるのだ。

    まるで、まるで、まるで


    音楽の回文みたい!!!!


    途中の変わる部分には

    太鼓やコントラバスや、様々な楽器で

    ちゃんと「扉」が付いているし・・・


    ソプラノの声の色も変わって行く。

    それに、確かにマイクは使っているけれど

    最初はマイクなしの音で

    オーケストラとのアンサンブルに合わせて

    音響さんが、微妙に音量を合わせてません?


    ちょっと、これ、もしかしたらスゴイ作品???


    う〜ん、現代音楽でも、1回だけでケッとか思ってはいけない。

    繰り返し聴く事で発見する事もある。

    でも、繰り返し聴けるほど、煩雑にナマで演奏されないのは残念だが。


    (割にジモッティの多いコンツェルトハウスだが

     やっぱり途中で、咳する人が多くて(最初は静かだった)

     フラジオレットの音が咳の音に邪魔されて

     せっかくのピアニッシモの倍音が咳で濁ったのはとても残念だったけど)


    前半の20分で、かなりショックを受けてしまったので

    きっと、後半のベスト・オブ・ハイドンは寝てしまうだろうな・・・

    と思っていたら


    オフィスで夕方に飲んだコーヒーが効いたのか(バンザイ)

    ちゃんと、これもギンギンで聴けた!!!


    最初が天地創造の、しかもカオスの部分で

    (え〜い、私が好きなのは動物創造のシーンなんだよ〜(涙))

    カオスと思って聴けば楽しめるものの

    やっぱり短調で(途中にちょっと長調も入るが)

    続けてのイエスの最後の7つの言葉がやっぱり短調で


    ええええい、やっぱり辛気臭い!!!(八つ当たり)


    途中のスケルツォかプレストで

    弦の後ろでとんでもない音がして(不協和音)

    指揮者が、こらこらこら!!!と

    コンサート・マスター(シュトイデさんだった)を立たせ

    音合わせさせるシーン。

    (楽友協会の時は舞台は見えなかった)


    シュトイデさん、自分のバイオリン持って

    a を奏でながら、客席見てニッコリ(いやん、チャーミング)

    その瞬間、後ろからとんでもないガリガリ、という音がして

    驚いてストン、と椅子に落ちるところなんか


    うははは、演技達者というか

    何か楽しんでません???(爆笑)


    オラトリオ「四季」は冬の風景で

    これもまた、短調なんだけど


    ラトルの多重人格が爆発してるぞ。


    短調のメランコリックなところは

    とことんメランコリックなのに

    アレグロやプレストになった時の

    あの軽めの明るさは何なんだ???


    同じ人が指揮しているとはどうしても思えない。

    短調と長調で、全く別人格みたい(誉めてます)


    「お別れシンフォニー」は

    どのパートがどの時点で席を立つかが

    ある程度わかって楽しめたが

    客席が笑いに笑って

    (これは楽友協会の観客はほとんど笑わなかった)

    指揮者退場でコンマスだけ、という時には

    会場の笑い声で、シュトイデさんの妙なるソロが掻き消された(涙)


    その後にテープで流れる

    フルート時計の音楽なのだが

    コンツェルトハウス、さすがというか

    会場の一方向だけではなく

    いくつかの方向から、同時に鳴らしたので

    (ラトルいわく

     「オルガンに備え付けられたフルートが

      真夜中のエスターハージー宮殿で

      突然、同時に鳴り出したら、どんな感じだったでしょう」)

    テープなのに立体感があって

    ほんの少しだけポリフォニーになって(笑)

    う〜ん、これ、面白い!!!


    最後のアレグロ・アッサイだが

    楽友協会の時は、上からバイオリンの楽譜が見えたので

    ああ、繰り返しなんだ、と

    他の人が拍手している時も、まだあるよ、と余裕を嚼ましていたのだが


    これ、最後と思わせて拍手させて

    もう一度、同じメロディを・・・


    あっ、同じって、これ調が違うっ!!!!


    しかも、2回目の演奏では

    転調を目まぐるしく繰り返し繰り返し・・・


    で、終わってまた拍手。

    いや、実はまだ演奏あるから(笑)


    で3回目。またもや違う調から始めて

    目まぐるしい転調はせずに

    落ち着いた形で終わって・・・これで本当に終わり。


    何よこれ、作曲家が色々と実験している、というパロディなのね?!


    ったくもう、さよならシンフォニーとか

    (もちろん照明は落とす。こういうのコンツェルトハウスはお手のもの)

    途中で音が狂って指揮者が怒って音合わせさせるところとか

    何も知らなくても楽しめる構成ではあるけれど


    さすがラトルというか

    それ以上の細かい音楽的な部分に

    かなりイタズラしているではないか。


    いや、オペラの序曲とか、プレストとか聴いてると

    ハイドンって、こんな前衛的な事もしていたのか、とビックリするし


    こういう音楽を、当時の貴族たちが聴いて


     あら、奥さま、この間のヨゼフさまの新曲は聴かれました?

     あのリズム、カッコ良かったですわね ♡

     次にヨゼフさまは、どういう曲を作って下さるのかしら ♡♡


    などと言う会話が交わされていたのだろうな、と

    ついつい微笑ましく、幸福になってしまった私に

    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    昨年の5月ほどではないにせよ

    何でも屋と化している私のモトには

    見境なく仕事が押し付けられて

    結局、またもや午前になるまで仕事してました。

    (アップの時間は意図的に変更してあります)

    でも、明日のバレエが終わったら、ぶっ倒れる予定(笑)


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      • 2019.11.20 Wednesday
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