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バレエ「輪舞」 プレミエ鑑賞記

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    Volksoper 2014年4月29日 19時〜21時10分


    Ein Reigen

    Ballett in zwei Akten von Antony McDonald und Ashley Page

    コンセプト Antony McDonald und Ashley Page

    振付 Ashley Page

    舞台と衣装 Antony McDonald

    照明 Peter Mumford

    指揮 Gerrit Prießnitz


    アルトゥール・シュニッツラー/死 : Robert Gabdullin

    ジークムント・フロイト : Kamil Pavelka

    グスタフ・マーラー : Eno Peci

    アルマ・マーラー : Ketevan Papava

    オスカー・ココシュカ : Kirill Kourlaev

    ミッツィ : Alice Firenze

    ペーター・アルテンブルク : András Lukács

    アルノルト・シェーンベルク : Roman Lazik

    マチルデ・シェーンベルク : Nina Poláková

    リヒャルト・ゲルステル : Denys Cherevychko

    エゴン・シーレ : Mihail Sosnovschi

    ヴァリー・ノイツィル : Maria Alati

    ベルタ・ツッカーカンドル : Dagmar Kronberger

    マダム・ドーラ : Ioanna Avraam

    グスタフ・クリムト : Christoph Wenzel

    エミール・フレーゲ : Eszter Ledán

    アレクサンダー・ツェムリンスキー : Alexis Forabosco


    音楽(順不同)

    Gustav Mahler : III. Sinfonie, 1. Satz

    Erich Wolfgang Korngold : Baby-Semenade op. 24

    Alban Berg : Lulu Suite

        Drei Orchesterstücke op. 6

    Alexander Zemlinsky : Ein Tanzpoem

                       Sinfonietta op. 23

    Béla Fischer : Crazy Waltz

    Arnold Schönberg : Fünf Orchesterstücke op. 16

    Maurice Ravel :  La Valse


    フォルクス・オーパーで上演されたバレエの新プロダクション

    Ein Reigen はアルトゥール・シュニッツラーの戯曲で

    日本語の定訳では「輪舞」


    ご存知と思うが、この戯曲「輪舞」は、かなりヤバイ作品である。


    それをもとに、ついでに(?)オーストリアの世紀末の歴史を

    ちょっと入れ込んでしまえ、という意図らしい。


    まぁ、そりゃ、世紀末の芸術家の間では

    輪舞どころか、浮気の連続だったようだが

    もともと、オペレッタの国オーストリアでは

    浮気なんて、デフォルトじゃないか?(誤解あるかも)


    舞台の幕がエゴン・シーレの作品で

    マーラーの交響曲3番の出だしの部分を

    フォルクス・オーパーのオーケストラが演奏する。


    あらら、結構見事な演奏じゃん。

    (ちなみに、同じ部分を3回繰り返すので

     それで金管が外したら、かなり失笑だろう。

     よくやった、金管、3回とも、バッチリ決まったよ)


    エゴン・シーレの幕が半透明になって

    アルトゥール・シュニッツラーとジークムント・フロイト登場。

    幕が上がると

    リング通りを登場人物が回転舞台で歩き回る。


    誰が誰だか、全然わからない(爆)


    だって、こちらはバレエ・ダンサーの顔は知ってるから

    あぁ、キリルがカッコいいとか

    きゃ〜っ、エノがメガネかけていてカッコいいとか

    うわ、ローマン、やっと怪我が治って復活だわとか


    ココシュカだろうが

    マーラーだろうが

    シェーンベルクだろうが


    バレエ・ダンサーにしか見えないわよ(涙)


    シュニッツラー(ローベルト)とフロイト(カミル)のデュエット。

    ローベルトがヒゲをつけているので、ローベルトに見えないです(涙)


    しかもこの場面で使うベッドと椅子を

    移動させるのって、バレエ・ダンサーの役割かいっ!!!

    (バレエの歩き方で、あの家具を仕舞うというのも結構大変そうである)


    ベルタ・ツッカーカンドルのサロンで出会う

    グスタフ・マーラーとアルマ・シンドラー

    エノのメガネかけた姿にむちゃくちゃ胸が高鳴る私(メガネ・フェチ)

    ケテヴァンのアルマが、これまた強烈な個性。


    エノが退場した後、登場するのはキリル・・・っとっとっと

    キリルが演じるオスカー・ココシュカである。


    ココシュカとアルマのパ・ド・ドゥ。

    キリル、いや、ココシュカがピアノの中に隠れて

    そこに現れるのがミッツィで、またデュエット。


    サロンの群舞の後に

    今度はミッツィとアンドラシュ演じるペーター・アルテンブルクのデュエット。


    ・・・群舞とデュエットの繰り返しで

    デュエットも似たような感じのものが多くて

    うわうわうわ、すみません、眠くなっちゃう(自爆)


    で、またエゴン・シーレの幕が下りて

    シュニッツラー、いやローベルトが持ってきたベッドの上に

    フラフラ出てきたエノ、いや、グスタフ・マーラーが死ぬ。


    ここで1幕終わり。終わりのメロディは、またマーラーの交響曲3番第一楽章。


    プログラム見ながら書いているので

    登場人物を書けるけれど

    実際観ている時には、もう、誰が誰なのか、ほとんどわからん状態。


    第2幕が、またマーラーの交響曲3番の第一楽章の同じ部分。

    まぁ、暗い曲想で死を表すのに向いているのかもしれないが

    グスタフ・マーラー自身は、この3番は自然賛歌だった筈なんだが。


    ローマン登場、いや、あの、アルノルト・シェーンベルク登場。

    マチルデとのデュエットのところに乱入する

    デニス演じるリヒャルト・ゲルステル。


    ゲルステルがデニスみたいな明るいダンサーで良いのか、と思ったけれど

    デニスが意外や意外に、暗くてエキセントリックなダンスを踊ってくれた。


    で、デニスとニーナ、いや、マチルデ・シェーンベルクが浮気して

    デニス・・・じゃなかった、ゲルステルが自殺して


    クリムトがエゴン・シーレにヴァリー・ノイツィルを紹介して

    ミハイル演じるシーレがヴァリーとやっちまって


    フロイトの診療所でシーレが出て来て死んで


    オーケストラがモーリス・ラヴェルの「ラ・ヴァルス」を演奏して

    みんなが出てきてフィナーレ。


    ・・・・お疲れさまです(汗)


    マーラーの交響曲3番の出だしはかなり良い出来だったし

    途中のベルクやツェムリンスキーや

    シェーンベルクの無調作品もオーケストラは頑張って演奏していたけれど


    やっぱりラヴェルのラ・ヴァルスになると、ちょっとね・・・


    ラ・ヴァルスは解釈間違うと

    「交響詩ワルツの残骸」と化すのだが

    フォルクス・オーパーのオーケストラでこれ演奏すると

    ワルツには聴こえるのだが、ラ・ヴァルスの残骸で

    (すみません酷評で)

    あまりにウィーン風になってしまっていて

    あのフランス風の色彩とか繊細さがゼロで

    わっはっは、こういう演奏もありかい?!


    休憩1回を挟んで約2時間のプロダクションなので

    長さとしてはちょうど良いと思うけれど

    ともかく、デュエットと群舞の繰り返しで

    いや、確かにシュニッツラーの「輪舞」を基にしているのはわかるが


    あれだけプリンシパルのバレエ・ダンサーをつぎ込んで

    豪勢なメンバーで踊っているのに

    豪勢メンバーのダンスを堪能するには

    全部のシーンがちょっと中途半端で

    最後に何となく観たりない、という欲求不満が残る。


    欲求不満が残ったので

    あと何回か鑑賞するつもりの私に

    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    この後、しつこい偏頭痛に悩まされる状態に突入。

    ブログ・アップも遅れてしまって焦ってる(汗)



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