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皇帝ティートの慈悲 カンマーオーパー 2回目

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    Kammeroper 2014年4月27日 19時〜21時30分


    LA CLEMENZA DI TITO

    Opera seria in zwei Akten (1791)

    Musik von Wolfgang Amadeus Mozart

    Libretto von Caterino Tommaso Mazzolà nach Pietro Metastasio


    指揮 Rubén Dubrovsky

    演出 Alberto Triola

    振付 Nikos Lagousakos

    舞台 Tiziano Santi

    衣装 Nina Hörner

    照明 Franz Tscheck


    皇帝ティート Andrew Owens

    セスト Gaia Petrone

    ヴィッテリア Çigdem Soyarslan

    アンニオ Natalia Kawałek-Plewniak

    セルヴィリア Gan-ya Ben-gur Akeselrod

    プブリオ Igor Bakan


    オーケストラ Bach Consort Wien


    4月15日にも行ったカンマー・オーパーの

    皇帝ティートの慈悲。


    4月15日はモーツァルト音楽爆睡体質のため

    前半、ほとんど寝ていて

    ちょっと目が開いたら、舞台装置が壊れていて

    あれ、いったいどうやったの?という情けない状態(恥)


    今回はしっかり観るぞ、と気合い入れての観劇。


    いや、ちゃんと観ると、かなり楽しい。

    シリアスな演出も、しっかり活きていて

    これ、例の女狂い国立オペラ座より好きかも。


    このカンマー・オーパーの良いところは

    劇場が小さくて

    そのために、舞台も小さく、会場も少人数で

    バロック・オペラにふさわしい雰囲気に満ちているところ。


    実は中は結構豪華で

    バルコンの装飾なんて、しっかり金と白のバロックだし

    下がっているシャンデリアは

    楽友協会のシャンデリアを小さくしたような形。


    オーケストラ・ビットは小さいけれど

    小編成の古楽オーケストラが演奏して

    ちょうど良い音量で、クリアに聴こえてくるのが素晴らしい。


    セスト役は新聞評で絶賛されていた。

    メイクと衣装の関係で

    トサカ頭のパンクになっているけれど

    (まぁ、腕に入れ墨がないのがちょっと中途半端だ。

     ヴィッテリア命とかインク入れておけば良かったのに(無理))

    厚みと艶のある素晴らしい美声で、演技も巧い。


    まぁ、ちょっと小柄で

    出演者の中で一番背が低かったんだけど

    オクタヴィアンとかやったら合いそうだなぁ。

    (前も言ったけど、パンク兄ちゃんじゃなくて

     草食系ジャニーズにしたらピッタリだったと思う)


    ヴィッテリアの強い個性もステキ。

    惚れてる男を使って

    他の女と結婚しようとしている男を殺そうとして

    それがバレてもシラを切ろうと考えてるところなんか

    キレイなだけのソプラノが歌っても面白くも何ともないだろう。

    低音に難はあるけれど

    一種独特な味のあるヒステリックなソプラノは

    ヴィッテリアにピッタリで

    ヴィッテリアという人物像の良し悪しはともかくとして

    強い個性には惚れる。


    ティート役のリリック・テノールがこれまた美声で

    少し草食系入ってるけれど(註 「声」にである)

    セストの本心を聞き出そうとするところのレチタテイーヴォなんか

    ちょっと、そんな美声で甘やかに歌われたら

    もう、どうにでもして!♡(違!!!)


    悩むアリアの美しさも壮絶で

    板挟みの痛みが伝わってくる。

    うん、うん、よくわかるよ、貴方の気持ち、と同情したくなる。


    オペラだから、多いに無理のある

    とんでもない筋立てだが

    その中に、愛欲と友情と誠実と

    まぁ、色々と含まれていて


    それが、あの小さな劇場で

    繊細に心地よく親密に演奏されると


    ああ、これこそ貴族の楽しみというものではないか。

    貴族じゃないけど(笑)


    小劇場で声が美しく通るからと言って

    国立オペラ座などの大劇場では

    どういう声量になるかはわからないが

    この演目に出演していた歌手全員

    セルヴィリア役を除いては

    大劇場でも充分歌えると思う。


    次にカンマー・オーパーで上演されるのは

    現代オペラでサー・ハリソン・バートウィッスルの

    Punch and Judy


    小劇場って良いよね

    (トイレの数が少ないのが難点だが)

    ・・・と、つくづく思った私に

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