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トーンキュンストラー + ジュリアン・サレムクール

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    Musikverein Großer Saal 2014年4月27日 16時〜18時30分


    Tonkünstler-Orchester Niederösterreich

    指揮 Julien Salemkour

    バイオリン Viviane Hagner


    Béla Bartók (1881-1945)

     Konzert für Violine und Orchester Nr. 2 (1937/38)

    Bedřich Smetana (1824-1884)

     Má vlast - Mein Heimatland op. 95 (1874-79)


    トーンキュンストラーが今回迎えたのは

    ジュリアン・サレムクール

    珍しい選択ではある。私も初聴き。


    調べてみると、ドイツ生まれのフランス人で

    ベルリン州立劇場でバレンボイムのアシスタントとして活躍し

    フランス人としては初めてのカペルマイスターの称号を授与された人。


    でも、フランス人とは言っても

    ハノーファーやザルツブルクで学んでいるから

    半分以上、ドイツ人みたいなものだろう、たぶん(偏見)


    すごく立派な頭の人だ(言いたい事はご推察下さい)


    (c) Carsten Iltsche

    (c) Carsten Iltsche

    トーンキュンストラーのウエブ・サイトから拝借。


    バイオリニストはヴィヴィアンネ・ハーグナー

    ご本人のウエブ・サイトは ここ


    見た目の感じがアジアっぽいと思ったら

    ドイツ人と韓国人の混血で

    ミュンヒェンで生まれてベルリンで育っていて

    妹さんはピアニストだそうだ。きっと音楽一家だな。


    トーンキュンストラーのプログラム構成って

    いつも面白いのだが

    今回は「故郷」


    バルトークのバイオリン協奏曲は

    バルトークがアメリカにイヤイヤながら亡命する直前の

    ハンガリーで作曲した最後の作品だし

    ベドルジハ・スメタナの「我が祖国」については言う必要もあるまい。


    正直言って、バルトークの作品というのは

    私にとっては耳疲れするものが多く

    コンサートに行く前に耳慣れしておかないとキツイのだが


    午前中のウィーン・フィルの初期作品はともかく

    バイオリン協奏曲も、聴き込んでいないので、ちょっとツライ。


    ヴィヴィアンネ・ハーグナーのバイオリンの音色は

    落ち着いていて、大袈裟ではなく、かなり知的な印象。


    好みから言うと

    ダナイローヴァさんのソロの音の方がゴージャスだった。


    でも、このバイオリン協奏曲

    時々、胸にグサッと突き刺さってくる悲しみがあるし

    第2楽章の最後の部分の

    バイオリンとヴィオラのピアニッシモでの掛け合いが

    哀愁を帯びて、センチメンタルで、むちゃ美しい ♡


    後半の「我が祖国」だが

    この作品、ヴルタヴァは世界中誰でも知っているけれど

    他の曲が演奏されるようになったのって

    かなり最近だと思う。


    私の知る限り、数年前に

    アーノンクールがこれを取り上げて

    むちゃくちゃ良かったらしい(私は行かなかった)

    その頃から、ボツボツと演奏されるようになった(ような気がする)


    私もモルダウ以外の曲も聴いてはいるけれど

    全6曲を続けて聴いたのは初体験。

    全部を聴くと、優に1時間を越える大曲である。


    特に最後のターボルとブラニークで扱われた

    フス戦争の勇壮な音楽は

    まるで映画音楽みたい・・・と言ったら失礼なのだが

    その前のシャールカもそうだけど

    物語がまざまざ見えるような面白さ。


    長い曲だし、オーケストラも大変だなぁ、と思っていたけれど

    何か、オーケストラ、かなり楽しそうに演奏している。


    それに、このオーケストラ

    こんなに弦、巧かったっけ?というくらい

    アンサンブルが見事に揃って

    ほんの少しのチェコの土着風味まで入って


    うう、トーンキュンストラー、侮るべからず。


    指揮者との相性も良かったんだろうか?

    もともとオペラ育ちの指揮者なので

    大袈裟な部分は全然なくて

    淡々と正しい指示をマジメに出す・・・ように見える。


    結構情熱的に振っているのかもしれないが

    午前中のアダム・フィッシャー見ちゃうと

    どんな激しい動きでも負けるわ、あれは(笑)


    良い意味での職人さん・・・と言う感じかな。

    でも、オレオレの指揮者が多い中で

    職人に徹した指揮者というのは、かなり貴重だと思う。


    誠実で真面目な音楽作りという意味では

    この指揮者、フランス人というよりはドイツ人にやっぱり近い。


    その意味で、あまり面白みがある、とは言い難いコンサートだったが

    珍しい曲を楽しませてもらった。


    18時30分のコンサート終了後に飛び出して

    カンマー・オーパーに向かったアホな私に

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