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チェネレントラ ウィーン室内歌劇場

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    Kammeroper 2013年11月29日 19時〜21時40分


    LA CENERENTOLA

    Dramma giocoso in zwei Akten (1817)

    Musik von Giachino Rossini

    Libretto von Jacopo Ferretti

    Fassung von Jasmin Solfaghari & Konstantin Chudovsky


    指揮 Konstantin Chudovsky

    演出・テキスト Jasmin Solfaghari

    舞台 Mark Gläser

    衣装 Petra Reinhardt

    照明 Franz Tscheck


    アンジェリーナ Gaia Petrone

    ドン・ラミーロ Andrew Owens

    ダンディーニ Ben Conner

    ドン・マグニフィコとアリドーロ(2役) Igor Bakan

    ドン・マグニフィコとアリドーロ(声) Giulio Mastrototaro

    クロリンダ Gan-ya Ben-gur Akselrod

    ティスベ Natalia Kawałek-Plewniak

    月の精(語り手) Alexander Waechter


    オーケストラ Wiener Kammerorchester


    ウィーン劇場と一緒になった

    ウィーン室内歌劇場の新プロダクションは

    ロッシーニのラ・チェレネントラ。


    イタリア・オペラは避けているが

    ウィーン室内歌劇場のプロダクションは斬新だし

    チケットもそんなに高くない上

    劇場が小さいので

    とても雰囲気が親密なので

    ついつい1枚買ってしまった。


    さて、このプロダクション

    9歳からの子供向け、という事で

    ラ・チェレネントラなのだが、かなり中身は変えてある。


    月の精と称するオジサンが現れて

    ストーリーを解説?して行くので

    冗長なレチタティーヴォが省略されて

    とても楽しい構成になっている。


    うっふっふ、とってもある意味、コミカルなのだ。

    マンガを見ているような

    あるいは寄席に来ているような、そんな感じ。

    崇高なオペラ芸術、というよりは

    みんなで楽しもうよ、という和気あいあいの感じ。


    子供にも適したプロダクションとは言え

    やっぱり来ているのは、年配ばっかり(笑)


    始まる前に、劇場支配人が登場。


    「突然寒くなって、お風邪を召した方もいらっしゃると思います。

     私どもの歌手も、風邪にやられました。

     しかしながら、特殊な演技ですので

     歌手はそのまま舞台で演技をして

     ドン・マニフィコとアリドーロの2役は

     横に座った代理の歌手が歌います」


    出たっ!!! 口パク。


    今年2月のウィーン劇場の時のテレマコでも口パクだったが

    あれは演技助手がやったので、口は動いていなかった。


    今回は本当に歌手が口パクなので

    ちゃんと、口も歌のセリフ通りに動いていて

    ほとんど違和感がない(笑)


    急に代役に立ったイタリア人のバリトン

    グイリオ・マストロトタロ(凄い名前だ(笑))は

    ピッタリとタイミングを合わせて、素晴らしい歌唱だった。


    歌手は全員最高である(断言)

    というより、この劇場、箱が小さいので

    あんまり声量のあり過ぎる歌手ではダメなのだ。

    (それでも、みんな、かなり声量あって、張り上げるとうるさい時も(爆))


    タイトル・ロールのアンジェリーナが素晴らしい。

    アジリタ完璧、小柄だけど顔立ちがはっきりした美人で

    演技が、またむちゃくちゃコミカルで

    (ヤケになって靴を磨くところの速さがスゴイのである)

    身体の動きが美しいし、魅力的で見ていて飽きない。

    ものすご〜く、キュートである ♡♡


    ドン・ラミーロ役のテノールも秀抜。

    ちょっと鼻にかかったような声が気になるけれど

    高音は澄んでいて伸びるし、アジリタも完璧だし

    いやいや、参りました。


    ダンディーニのバリトンは

    最初、ちょっとアジリタが遅れ気味だったものの

    途中から調子を取り戻して、この人も聴かせる。


    語り手が、面白く話しつつ

    レチタティーヴォのない分

    時々、歌詞のないチェンバロが入るのだが


    ・・・チェンバロ、遊んでるけど良いんか?!

    (だって、何故、そこにワーグナーが?(爆笑))


    小さな舞台だが、舞台装置にも工夫がしてあって

    小物で魅せるし、簡素な舞台ながらそれぞれのシーンで変化がある。


    もちろん、小さな劇場なので

    横手から客席への歌手の乱入もある(笑)

    これがまた、客席と舞台をしっかり結んでくれて

    良い感じなのだ。小劇場の強みだろう。


    しかしこのプロダクション、本当に楽しいぞ。

    9歳以上の子供だったら、すごく喜ぶような気がする。

    いや、大人でも喜ぶ。

    私も、このプロダクションだったら

    もう1回観に行っても良い(カレンダーが合わないよ〜(涙))


    ただ、注意すべきは

    この劇場のクロークは小さい上に

    1人しかいないので

    コートを預けるだけで20分(!!!!)

    当然、遅れて開始(プログラムによれば2時間半の上演時間のはず)

    トイレの数も、ものすごく少ない。


    よって、席を選ぶ時に

    真ん中あたりの出入りしにくいところを買ってしまうと

    トイレも行けず、終演後のコートを出すのにも

    ものすごい時間がかかる事が予想される。


    でも、ぜひウィーン在住の方で

    ドイツ語わかる方(語りがかなり面白い)は

    行ってみて下さい。お勧めです!!!


    有名な国立オペラ座とかの大きな箱ではなくて

    こういう、小さな箱でやるオペラって

    本当に何かこう、貴族が集まって

    適当にしっちゃかめっちゃかやってます、という伝統を継ぐようで

    これこそが、オペラの楽しみじゃないかなぁ、と

    つくづく思う私に

    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    写真でもあったらアップするかなぁ、と

    サイトを見ていて

    ついつい、また

    ウィーン劇場のチケットを買ってしまったのは私です(爆)


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      • 2019.12.07 Saturday
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