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オリジナル・ウィーン・シシィ・ショー

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    Moya Palais Schönborn 2013年6月1日 20時〜21時40分


    Original Wiener Sisi Show


    あくまでもお仕事である。


    ぜひ、チケットを売って欲しいと

    オフィスにセールスに来たのが民族衣装の女性たちで

    「音楽的に非常に高い水準の公演」で

    無料でチケットを用意するから、というのに釣られて

    旧市街フライウング近くにある

    シェーンボルン宮殿(註 シェーンブルン宮殿ではない!)内の

    現代美術館の中にある

    美しいバロック・ホールに行ってきた。


    后妃エリザベート、通称シシィの生涯を辿りつつのコンサート。

    まぁ、観光客向けの催物ではある。


    シェーンブルン宮殿でも

    アウエルスペルク宮殿でも

    クアサロンでも

    ドイツ騎士団の館でも

    毎日のように観光客向けコンサートが行われている中で

    また一つ増えたか、という気がしないでもないが。


    2012年に行われた(会場と音楽家の一部は違う)様子のクリップがあるので

    興味のある方のためにアップしておく。

    (真剣なクラシック・ファンの方には

     あんまりお勧めできない・・・・かもしれない)




    上記のクリップには司会が別にいるけれど

    今回は、まずバイオリニストが

    英語とドイツ語で話し出し

    その後はシシィ役の歌手(クリップの歌手ではない)が

    英語とドイツ語で話しつつの司会に変わった。


    で、バイオリニストの若いお兄ちゃん、

    あのね、オーストリアでは Sisi は


    シシィ


    というのであって

    北ドイツそのままの発音で


    ズィズィー


    ・・・って言うの、止めて(本気)


    フランツ・ヨゼフ役のバリトンが登場して歌ったとたん


    うううううっ・・・・ うるさい!!!!


    ここ宮殿ですから。

    満席になっても70人入れるかというホールで

    あんなに大声張り上げられると

    本当に耳が痛いんですけど(涙)


    器楽の方は

    バイオリン2台、フルート(ピッコロ持ち替え)

    クラリネット、チェロ1本にコントラバス1本、ピアノという構成で

    この小さいホールであれば

    それでもうるさい位、非常に豊かな音響で響くので

    モーツァルトの序曲を室内楽編成で演奏しても違和感はない。


    が、バリトン、声量あり過ぎ。

    (でも、あの声量でも、国立オペラ座で歌ったら

     たいして目立ちはしないのだろう。

     ホールの大きさによって、多少の音量調節はできんのかいっ!!!

     ・・・って、そんな無理な(笑))


    女性のソプラノは音量抑え気味というか

    あれは、あれが本来の声量?

    前半は多少音程が不安定で、ありゃ、というところもあったけれど

    後半から良くなった。


    で、フランツとシシィの出会いを

    まぁ、演技しているワケだが


    うう、かなり恥ずかしいというかイタいというか。

    いや、私、何せ日本人ですし

    出自はともかく、お八重さんの意見に賛成なので

    (註 ワケのわからない方は コレ を読んで下さい。

       SF が好きな方には、大傑作です)


    目の前でラブシーン繰り広げられると非常に困惑する。


    幕間の後、フランツとシシィのウエディングの話になって

    フランツとシシィが白い衣装で現れて

    レハールのメリィ・ウイドウからの「唇は語らずとも」を歌ったり

    シシィがハンガリーが好きだったというので

    チャールダッシュを歌ったり

    (これはなかなか迫力ありで、最後の高音もキマった)

    カルマンのヴァラシュディンのデュエットまで出た。


    何と言うか

    司会は英語とドイツ語で

    しかも、暗記でやっていたから、たいしたものだと思うし

    ちょっと無理矢理でも

    ハンガリーと結びつけて

    ブラームスのハンガリアン・ダンスを演奏しちゃったりとか

    オペレッタの曲が出てきたりとか


    フランツとシシィの扮装して

    至極マジメに歌っているので

    イタいと言えばイタいのだが

    (後ろのコントラバスのお兄ちゃん、ずっと笑ってたし)

    何というか、それはそれなりに


    かなり形にはなっているのである。


    最後は「こうもり」からシャンパンの歌

    (バリトン、声を張り上げるのは良いけれど

     声が大き過ぎて歌詞が全く聞き取れません!)

    で、最後の最後にラデツキー行進曲で

    客に手拍子取らせてノセる演出も

    まぁ、あれだな、私はシラケるけれど

    それなりに楽しいと思えば楽しい(かもしれない)


    ドイツ語訛りでシシィの事をズィズィーと言っていた

    ファースト・バイオリンの生意気そうなお兄ちゃんの

    バイオリンのソロがなかなか生意気でよろしい。

    こういう「俺は上手いし、ハンサムだ」という絶対の自信がある人

    かなり私の好みである ♡


    苦笑いしていたコントラバスのお兄ちゃんは

    見事なピチカートをバシバシ決めてたし

    フルート持ち替えのピッコロもたいしたものだったし


    確かに音楽的には、聴ける水準には充分達している。


    どう頑張っても70名くらいしか入らない

    バロックとロココの宮殿ホールは、豪華絢爛で

    音響効果も抜群で

    あんな小さい編成でも、ガンガン音は響く。

    (だから一人一人の技量がよくわかる。みんな上手でした(ホント))


    あぁ、こういうのがバロック時代の音楽の楽しみだったのか。

    (もっとも当時はビブラート奏法とかなかったし

     ピアノ(アップライトだったが)もなくて

     チェンバロだった筈だから

     もっと、もっと、音量は小さかっただろう)


    ご招待だから、悪口は(あまり)書いてはいけないのはともかくとして

    意外や意外に、こういうのもアリかなぁ、という気になってきた。


    バリバリのクラシック・ファンで

    ウィーンに来るのはオペラやウィーン・フィルや

    ウィーン交響楽団で

    ワーグナーやブルックナーやマーラーよ、という人はともかく

    いや、そういう人でも

    こういうバロックの部屋の中での親密なコンサートって

    意外に楽しいかもしれない。


    ツッコミどころもかなりありますし(笑)


    本当はお仕事ネタだし

    あまりにくだらなかったら記事は書かないつもりだったけれど

    ゲテモノ・・・とは言わないが

    割に、こういう変わったモノも

    楽しいかも、と思ったので、ついつい書いちゃいました。


    招待してくれた主催者さんがこの記事読んだら

    ちょっとヤバイかな、と思っている私に

    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


    ↑ シシィはスミレの花の砂糖漬けが好きだったそうで(笑)



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