<< ジェラルド・フィンレィ リサイタル | main | ハーブティ >>

ミュージカル「エリザベート」

0

    Raimundtheater 2013年1月19日 19時30分〜22時10分


    Musical "Elisabeth"

    Michael Kunze & Sylvester Levay


    エリザベート Annemieke VAN DAM

    トート(死)Mark SEIBERT

    ルイージ・ルケーニ Kurosch ABBASI

    フランツ・ヨゼフ皇帝 Wolfgang POSTLBAUER

    ソフィー公 Daniela ZIEGLER

    皇太子ルドルフ Anton ZETTERHOLM

    子供時代のルドルフ Raphael Mario REITER

    バイエルンのマックス公 Christian Peter HAUSER

    ルドヴィカ Marie MARTENS

    アンサンブル

    Anja BACKUS, Juliane BISCHOFF, Bettina BOGDANY, Emma HUNTER

    Janneke IVANKOVA, Linda KONRAD, Katrin MERSCH, Barbara SCHMID

    Caroline SOMMER, Katharina STROHMAYER, Marianne TARNOWSKIJ

    Joern-Felix ALT. Ricchardo GREOC, Karsten KAMMEIER, Stefan MOSONYI

    Gernot ROMIC, Jakob SEMOTAN, Rory SIX, Christoph SOMMERSGUTER

    Niran STRAUB, Johan VANDAMME, Dean WELTERLEN

    スイング

    Kai HUESGEN, Max NIEMEYER

    指揮

    Paul CHRIST


    日本でも人気のあるウィーン発のミュージカル

    「エリザベート」が、昨年秋から再演になっている。


    毎日やってるミュージカルなので

    ついつい、いつ行っても良いや、と思っているうちに

    終演になってしまうのだが


    今回は日本から来た友人が行きたいというので

    では、日本のモノの運び屋御礼を兼ねて

    良い席で行こう・・・と思ったら


    人気あり過ぎて良い席が公式に売り切れてる(驚愕)


    お付き合いのあるチケット・オフィスに

    「良い席を2枚、お願い!」と頼んで

    手数料を払って、大枚叩いて買った席は


    平土間5列目のど真ん中!!!!


    舞台が近いけれど、近過ぎず

    指揮者のハゲ頭が見えて、手が見えて

    幕間の後のルイージ・ルケーニがすぐ横に来るという

    本当にベスト・オブ・ザ・ベストの席。


    ううううん、チケット・オフィスも使いようだ。

    手数料払っても、これなら納得が行く。


    さて、エリザベートは

    シーズンごとに演出や出演者を変えて

    ウィーンでも何回か上演しているから

    私も初めてではない。


    が、だいたいエリザベートという人物

    私は好きではない(きっぱり)


    フランツ・ヨゼフ皇帝の愛を良い事に

    ものすごい金を使いまくって

    宮廷での義務は果たさず

    旦那のフランツ・ヨゼフはほったらかしにして

    旅行ばっかりしていたワガママ女、というイメージ。


    途中で歌うナンバーだって

    「私は私」だの「踊る時は好きなように踊るわ」だの

    こらこら、自意識があるのは良いけれど

    我々だって、会社の中で仕事をしていれば

    自分を抑えて、周囲に気をつかって

    一生懸命妥協しながら

    毎日のゴハンのために金を稼いでいるのだぞ。


    だが、今回の公演を

    しかも舞台の近くで、じっくり見ていると


    あぁ、これが人気を博すのは、よくわかる。


    ミュージカル「ルドルフ」の時もそうだったけれど

    登場人物は、みんな、一生懸命なのだ。

    誰も悪意のある人はいなくて

    それぞれに、良かれと思う事を必死になってやるのだけれど

    それが、どこかでしっくりうまく組み合わなくて

    全員が不幸になってしまう、という


    人知の及ばないところでの

    どうしようもない悲劇、とでも言うものになっている。


    舞台は以前に観た時と大差はない。

    派手で、豪華で

    どこか歪んでいて

    しかも、ビデオを巧く使って騙し絵的な部分が素晴らしい。


    オペラも、この位の予算があったら

    豪華になるだろうなぁ・・・


    出演者はさすがに全員上手。

    エリザベート役は、実に巧い。

    子供時代から、歳老いていくところまで

    歳相応のメークを、短時間でよくぞあそこまで(感嘆)

    演技も巧いし

    名曲のナンバーを歌う時も

    感情たっぷりで

    いや、近くで観ているから、ますますのめり込むのだが

    悲痛な叫びが、胸にジンジン響いてくるのである。


    フランツ・ヨゼフのお母さんのソフィー公も秀抜。

    強く、厳しく、これもまたエリザベートと別の意味で

    一生懸命、力一杯、自分の出来うる事を出来るだけやり尽くして

    最後は息子に見捨てられる悲劇。


    まぁ、あれも一種の毒親なのだろうが(笑)


    トート(死)が、これまたカッコいいのだよ。

    ちょい悪青年という感じで

    癖はあるのだが、なかなかエロっぽい。


    話を通じて、語り役になるルイージ・ルケーニも魅力的。


    しかし、このミュージカルは

    どう観ても、女性のミュージカルである。


    エリザベートやソフィー公が圧倒的な存在感を持つのに対し

    フランツ・ヨゼフは、ただの木偶の坊にしか見えない。


    エリザベートが「私は私のもの」と言うのに対し

    フランツ・ヨゼフは「僕は君のもの」と返すし

    仕事で沢山、問題を抱えているのだから

    せめて私生活では、少しは慰めてくれ、という懇願は


    まぁ、女性を養っている男性としては

    正当な要求なのだが


    エキセントリックな女性2人と比べると

    あまりにマトモ過ぎるわ、わっはっは。


    ただの甘いだけのラブ・ストーリーではなく

    女性中心の自己主張テーマになっているところが

    若い女性はエリザベートに

    中年以降はソフィー公に

    ついつい、自己投射をしてしまうところがある。


    う〜ん、人気が出る訳だよ(納得)


    歌は巧いけれど

    マイク使っているから方向性がわからず

    マイクを使うための発声なので

    よくぞ、まぁ、地声でああいう声が出るなぁ

    喉を潰さないだろうか

    (あくまでも私はベルカント信奉者)

    ・・・と、心配になってしまうけれど

    あの発声がミュージカルなのだろう。


    最後は平土間総立ちのスタンディング・オベーションで

    カーテン・コールも音楽付き。

    送り出しも音楽付き。もちろん生演奏である。

    何て贅沢なんだ(感激)


    ただ、劇場が狭いので

    地下のトイレはむちゃくちゃ混む。

    (3階のトイレは比較的空いているので

     階段を駆け上がって3階に行った方が良い)


    終わった後のクロークの混み方は

    日本の通勤時の満員列車の混み方に劣らない。

    ただし、クロークのお姉さんやお兄さんはむちゃくちゃ早い。


    何回も観に行こうとは思わないけれど

    (マイク嫌いだし、結構、音が大きいのでうるさい)

    よく出来たプロダクションで

    ジモッティばっかりで

    ドイツ語だけど

    まぁ、筋を知っている方にはお勧め。


    舞台は大掛かりで美しいし

    衣装も豪華だし

    登場人物も、みんなハンサム・美女揃いだし


    ウィーンにいらっしゃる方

    ぜひ、上演しているうちに1回はご覧下さい。


    と、突然ウィーン・ミュージカルの回し者になった私に

    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    風邪はまだ治ってないし

    雪はガンガン残っているので

    車も出せないけれど

    ともかく、楽しかった 


    スポンサーサイト

    0
      • 2019.11.20 Wednesday
      • -
      • 23:50
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      calendar
           12
      3456789
      10111213141516
      17181920212223
      24252627282930
      << November 2019 >>
      PR
      ★コンタクト・メイル★
      メイルはこちらへ
      ブログランキングに1クリックお願いします
      selected entries
      categories
      archives
      recent comment
      recommend
      links
      profile
      search this site.
      others
      mobile
      qrcode
      powered
      無料ブログ作成サービス JUGEM