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ヨナス・カウフマン + ヘルムート・ドイチュ 国立オペラ座リサイタル

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    Wiener Staatsoper 2012年10月23日 20時〜21時30分

    Solistenkonzert
    テノール Jonas Kaufmann
    ピアノ Helmut Deutsch

    Franz Schubert (1797-1828)
     Die Schöne Müllerin

    ウィーン国立オペラ座が
    スタッフが足りない時に時々行うソリスト・コンサート。

    出演者が少ないから、チケットは安めに設定。
    60ユーロから7ユーロまでのカテゴリーで
    時々は贅沢して、と、血迷って18ユーロ(下から3番目のカテゴリー)を買ったら

    オペラだったら舞台が見えるはずの席だが
    ソロ・コンサートなので、ピアノも歌手も前の方で
    何にも見えません(自爆)

    いや、別にヨナス・カウフマンが見られなくても
    その前に、かなり見てるし
    ヨナス・カウフマンが
    私好みのめちゃハンサムとか言うのでもないので、別に良いのである。
    (負け惜しみ。ちっ、ロージェ後ろの7ユーロの席で充分だったわ、ふん)

    舞台に出てきたヨナス・カウフマン
    突然始まる演説 (*_*)

    声が聞きとり難いのだが
    どうも、風邪か何かをひいてしまって
    本調子じゃないので
    音を一つ落として、舞台上の水を時々飲むかも
    ・・・みたいな内容だった。

    歌手が歌う前に、あんなに地声で喋っちゃってヨイのか?!

    で、最初の Das Wandern を聴いた時に

       本気で席蹴って帰ろうかと思った。

    声出てないし、音が当たっていなくて不安定だし
    いや、調子が悪いのはよくわかる。
    しかし、プロであれは・・・

    はっきり言わせてもらえば Am Feierabend で
    Allen eine gute Nacht の高音をピアニッシモでキメたけれど
    かなりキツそうで
    Tränenregen あたりまでは
    別に水車小屋の娘を、今さらカウフマンで聴いてもなぁ、という
    (他に素晴らしい歌手は山ほどいる)
    何か、白けた雰囲気で聴いていた。

    が・・・

    Mit dem grünen Lautenbande あたりから
    調子を取り戻し
    バリトン的な下の音と、高音のテノール声域が
    うまくミックスして来て
    テノールの声域の部分も、ぐんぐん音が伸びてきた。

      あれ〜〜〜〜っ (((^^;)(;^^) ))

    Der Jäger の表現も
    音楽と語りのミックス加減が絶妙・・・

    楽友協会のリサイタル(忘れた方は ここ)の時には
    はっきり言えば、ドイツ語がモニャモニャで

    え? この人、ドイツ人だよね?!

    と不思議に思ったものだが

    今回はリートのドイツ語のアーティキュレーションが
    この間と全く違って
    モニャモニャじゃなくて、ちゃんとドイツ語に聞こえてくる!!!

    いや〜、失恋部分に入ってからの
    胸を打つような、でも、あくまでも大袈裟にならない
    ドイツ・リートっぽい、根暗で陰湿で
    自己嫌悪陶酔感が素晴らしい。

    (もともと、そういう根暗な部分だけが巧い人だとは思えないので
     これは、やはり歌っているうちに、声が回復して来たというのが大きい)

     テノールの領域が出るようになれば
     この人は無敵である(きっぱり)


    しかも、テノールのソット・ヴォーチェを
    さりげなく魅力的にやってのける。

    最後の子守歌は、もう、

         絶品!!!!!! (T.T)

    最初は、何だ、あのドイツ・リートは、ケッ と思っていたのに
    だんだん引き摺りこまれて

    そうかぁ、カウフマンの魅力って
    あの声の多様さにもあるんだなぁ・・・

    低音はあくまでも深いバリトンの声質で
    高音もバリトンの音で神経に触らず
    しかも、伸びるテノールらしい声から
    パステル色の、むちゃ優しいソット・ヴォーチェまで
    見事に使い分ける。

    ミヒャエル・シャーデのやったような
    オペラ版「水車小屋の娘」とは、また違った手法で
    ヒステリーになる事なく
    自己陶酔に浸る事もなく
    聴衆を、ひたすら青年の心に引っ張っていく。

    う〜ん、以前の楽友協会リサイタルから
    きっと、ドイツ語のリートにおけるアーティキュレーションを
    ひたすら磨いたんだろうなぁ。
    あれだけ、くっきりとドイツ語が聞こえてくると
    ワタクシは非常に嬉しい。

    ただ、国立オペラ座に集まった聴衆は
    リートを聴きにくる層とは、ま〜ったく違って

    何故か伸びる高音が入るリートの後に
    必ず拍手が入るのである(怒)

    イタリア・オペラじゃないんだからっ!!!!

    最初は周囲の人もシッ!と注意していたが
    その手のリートの後は、必ず拍手が起こるので
    もう、3回目くらいには、全員、諦め状態。
    (ピアニストが必死になって、アタッカで繋いでいたが(笑))

    アンコール、最初はピアニッシモの非常に美しいリート。
    その後、シューベルトの鱒を軽々と歌いあげて
    最後にミューズの子を歌ってくれたのだが
    さすがに最後のミューズの子は
    一部、撥ねる音が上がりきってなかったり
    無理やり、ポルタメントで高音に持っていったり

    疲れているのがバレバレですよ(笑)

    それでも、聴衆の熱狂的な拍手に応えて
    アンコール3曲歌ったのは
    プロのサービス精神が見えて、かなり感激している私に
    どうぞ、1クリックをお恵み下さい。



    そろそろ栗のチョコレートも出てきて
    実はむちゃ美味しい栗チョコのお店が
    オフィスの近くにあるらしい・・・・


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