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「皇帝ティートの慈悲」ウィーン国立オペラ座

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    Wiener Staatsoper 2012年5月27日 19時〜21時30分

    Wolfgang Amadeus Mozart
    LA CLEMENZA DI TITO
    Dramma Serio per Musica in zwei Akten

    指揮 Louis Langrée
    演出 Jürgen Flimm
    舞台 George Tsypin
    衣装 Birgit Hutter
    照明 Wolfgang Goebbel

    ティート Michael Schade
    ヴィッテリア Julianne Banse
    セルヴィリア Chen Reiss
    セスト Elína Garanča
    アンニオ Serena Malfi
    プブリオ Adam Plachetka
    ベレニーチェ Jennifer Larunsi

    モーツァルトのオペラ「皇帝ティートの慈悲」
    何でよりにもよってモーツァルト? なのだが
    ミヒャエル・シャーデとエリーナ・ガランチャが出演なので
    チケットは全部売り切れ。

    スタンド・バイで13ユーロのチケットを買ったら
    平土間ロージェ (^^)v ちょっとだけ舞台が見える。

    立っても、舞台の上手が死角になるが
    何故かこの演出、上手で行われる演技が多い・・・ (-"-)

    演出も舞台も ヘン(きっぱり)
    でも、いつもの事だから驚かない。

    さすがに後半の幕が開いたところで
    客席からザワザワが聞こえたけれど
    ・・・だって、舞台の上が、散らかった倉庫状態で(笑)

    オフィシャル・サイトからの写真 ↓




    演出も舞台もヘンだが
    何がヘンかって、もともとのお話がヘンである(笑)

    フィアンセのティートが他の女と結婚する、と言いだすたびに
    自分の崇拝者を使って、フィアンセを殺そうとするヴィッテリアの思考回路が理解不能。

    普通はフィアンセを殺すのではなく
    相手の女を殺そうとするんじゃないの?!
    (フィアンセを殺したら、自分も結婚できないじゃん (・_・")?)

    こういうリアリティのなさが
    私がオペラを苦手とする要因なのだが、まぁ、それは仕方ない(ため息)

    セスト役のエリーナ・ガランチャ。
    素晴らしい!!! 実に実に素晴らしい!!!!!!

    どこからどう見ても、悩む美青年に見える!!!!!!!!

    美しい ( ̄。 ̄)

    声はどこをどう取っても、全く乱れのない美声だし
    途中のコロコロ部分も完璧にこなすし
    (そう言えば、ガランチャ、昔はロジーナも歌っていたのだった)
    しぐさの一つ一つが、正に絵になってるし
    舞台を動いているだけで華があって、目が釘付けになってしまう。

    どこからどこまで完璧!!!!!!

    もう一人のお目当て、ミスター残念のティート。

    おおおおおおおっ!!!!!!!

    あんな甘いテノールの声を持っているくせに
    この人、演技的には三枚目役が好き・・・というか
    三枚目を演じるのが、楽しくて仕方ないのだろうなぁ。
    それに、それだけの演技力があるし。

    三枚目と断言はできないが
    演出上、ヘンなティートで

    女狂い

    まぁ、台本からして、結婚相手を2回代えたりしてる人だから
    舞台に出てくれば
    コーラスの女性にちょっかいかけまくりで
    女優さんをたくさん出して
    女優さんが、寄り添って、ナニを象徴したりもしているし
    (あくまでも象徴ですよ。それで、ティートが気持ち良さそうにアリアを歌ってる)

    審問の場面とか
    裏切られたかも、という場面では
    表情も目つきも、すごいけれど

    それに加えて、キネティックスの専門家が付いたのか?と思えるほどに
    動きや手の表情で
    女狂いで、感情的で、落ち着きがなくて、神経質で
    ど〜しようもない無能な皇帝を演じきっている。

    迫真的な演技に加えて
    アリアの時の、あの甘いテノール・・・・ ううううっ (T.T)

    この2人の演技と声を聴くだけで
    13ユーロは充分ペイする。
    (舞台がよく見える一番高い席は212ユーロ(笑))

    アンニオ役のセレーナ・マルフィが巧い。
    やっぱりズボン役だが、雰囲気もピッタリで、演技もハマってる。
    声も安定していて伸びるから、安心して聴いていられる。

    ヴィッテリア役のユリアーネ・バンセは
    評判は高いし、最近、あちこちで聴くチャンスも多い。

    が、声が硬いし、低音が出て来ない(ソプラノだから仕方ないが)
    スタイル良くて演技が出来て、身体が柔らかいから
    舞台の上では映えるけれど
    あの声の質は、ちょっと私の好みとは違う。

    セルヴィリアのチェン・ライスは
    2011年6月にウィーン劇場でのリゴレットで、ジルダ役で聴いている。

    低音はしっかり出るソプラノだが
    高音が一部、不安定に聴こえてくる時がある。
    でも、まぁ、そんなに歌う役でもないから(って失礼な(笑))

    セストが罪を被って死刑を受け入れるシリアスなアリアの時に
    ティートが「裏切り者」とか書いた紙をセストに貼っていって
    最後に「裏切り者」と書いた三角帽子をセストに被せるところなんて

    本当は涙ハラハラ、というアリアなのに
    (で、ガランチャは、涙を誘うような美声で歌っている)
    ティートの動きが、あまりにアホで
    どうしても笑いが出そうになって困るんですけど ↓



    写真はオペラ座のオフィシャル・サイトから借用。
    この状態で、シリアスなアリアを歌われるのだから
    観客としては、どう反応して良いか、戸惑うのである (-"-;)

    演出的には、慈悲も何も
    おいおいおい、何かワケのわからんまま終わり。
    (皇帝怒ったままだし(笑))

    これで、このままティートがヴィッテリアを嫁にしたら
    ティートは浮気し放題じゃないか
    ・・・などと、現世にしか興味のない私は考えてしまうけれど

    比較的短いオペラだし
    死ぬ、死ぬ、と言いつつ死なない、という場面もない(笑)

    背の高い指揮者のルイ・ラングレが
    腰のあたりから上を、オーケストラ・ピットから見せて
    (あれは、平土間1列目のあの席のお客さま、お気の毒(笑))
    すっきり、きっちりしたモーツァルトを聴かせてくれる。

    最後のヴィッテリアのアリアでは眠りそうになったけれど
    後は立ったままで
    「くそ、上手が見えん!!!!!」と一生懸命、身を乗り出していたので
    (それでも見えなかったが(自爆))
    寝る事もなく、楽しく鑑賞。

    実は最後の公演も行くのだが
    これは、同じ13ユーロでも、立ってもどうやっても
    絶対に舞台は見えない席なので
    ガランチャとシャーデの美声だけ(ヘンな演出抜きに(笑))
    楽しませてもらおう (^^)v

    モーツァルト嫌いでも、まぁ、2時間半なら・・・という私に
    (それにレチタティーヴォはジュースマイヤーだし(笑))
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。





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