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20世紀の巨匠作品 プレミエ鑑賞記

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    Wiener Staatsoper / Wiener Staatsballett 2012年2月12日 19時〜21時30分

    Meisterwerke des 20. Jahrhunderts

    SUITE EN BLANC (Serge Lifar / Edouard Lalo)
    Marie-Claire D`Lyse, Alice Firenze, Alena Klochkova
    Liudmila Konovalova, Alexis Forabosco, Shane A. Wuerthner
    Nina Poláková
    Kiyoka Hashimoto, Davide Dato, Maxime Quiroga, Richard Szabó, Dumitru Taran
    Olga Esina
    Denys Cherevychko
    Irina Tschimbal, Roman Lazik
    Maria Yakovleva

    BEFORE NICHTFALL (Nils Christe / Bohuslav Martinů)
    Ketevan Papava – Eno Peci
    Nina Poláková – Roman Lazik
    Liudmila Konovalova – Mihail Sosnovschi
    Ioanna Avraan – Richard Szabó
    Alice Firenze – Masay Kimoto
    Kiyoka Hashimoto – Davide Dato

    L`ARLÉSIENNE (Roland Petit / Georges Bizet)
    Maria Yakovleva, Kirill Kourlaev

    指揮 Markus Lehtinen  ピアノ Michael Bialk
    ウィーン国立オペラ座管弦楽団

    ウィーン国立バレエの新プロダクション、20世紀の巨匠作品。本日が初演。
    取り上げられたのはセルジュ・リファール (1905-1986)
    ニルス・クリステ (*1949) そして、昨年亡くなったローラン・プティ (1924-2011)

    ダンサーも錚々たるメンバーを揃えてのプレミエ。
    プログラムの表紙にも、スター・ダンサーを載せている。



    一番目立つのがオルガ・エシナだが、やっぱり美人だもんなぁ。
    左下の、クーラエフとヤコヴレヴァは、最後のアルルの女で共演。

    リファールの「白の組曲」は、典型的なロマンティック・バレエ。
    女性は全員、白いチュチュで、パ・ド・ドゥ、パ・ド・トロワ、パ・ド・サンク
    そして、ソロと、実にクラシック・クラシックした舞台。

    橋本清香が、男性4名を引き連れてのソロ。見事。
    昔の日本人女性ダンサーは、そのスタイルで、アジア人体型として浮いていたが
    橋本清香は、ヨーロッパ人ダンサーの間に交じっても
    体型的に浮くような事が一切ない。完全に溶け込んでいるし
    テクニックも抜群で、切れの良い舞踏を見せてくれる。

    オルガ・エシナのソロは、もう、本当に
    この人、こういうダンスを踊るために生まれて来たんじゃないか・・・

    印象的だったのは、イリーナ・ツィンバルとローマン・ラツィックのパ・ド・ドゥ。
    これぞ、ロマンティック・バレエだ!!!!

        美男美女のド迫力

    (いや〜、本当にツィンバルって美人!!!!!
     シルフィードも本当に妖精みたいだったけど
     目鼻立ちがはっきりしているのに、嫌味がなくて、可愛いのである)

    ニルス・クリスティの BEFORE NIGHTFALL は
    チェコの作曲家、ボフスラフ・マルチヌーの曲を使っていて

    うううう、むちゃ、カッコイイ!!!!!!

    こんな卑俗な表現しか出来ないのがもどかしいが(文才なし)
    これは、クラシック・モダンの振付で
    カップルのストーリーが抽象的に、バレエで語られる。

    ううう、オーケストラ、上手い・・・(って、何に感心してる?!)

    ウィーン国立オペラ座管弦楽団、もとい、ウィーン・フィルって
    マルチヌーを、こんなに上手く演奏できるんだ(って、何に感心してる?!)

    そのマルチヌーの複雑なオーケストラ音楽に乗って
    舞台上でのダンサーの動きが、むちゃカッコイイのである。
    カップルのストーリーは抽象的ながらも
    多少の妄想を繰り広げれば、それなりに見えてくる。

    後ろの方だったけれど、木本全優が復活したのも、ファンとして嬉しい。
    メインのカップルではないけれど
    動きは、メイン・カップルとほとんど同じなので、役としてはかなりハードなはず。
    もう少しで、またピンに立って踊ってくれるだろう。

    最後の「アルルの女」は、これはストーリーがある。

    婚約が整って、結婚するヴィヴェット(♀)とフレデリ(♂)だが
    フレデリは別の女に惚れてしまい
    献身的なヴィヴェットを振って、他の女のところに行こうとするのだが
    (他の女から振られたらしく)
    狂って、窓から飛び降りて自殺する、という話(だと思う)

    ううう、こういう演技力を要する役は、クーラエフは実に上手。
    ヴィヴェットが尽くして尽くして、健気に振舞っているのに
    フレデリは冷たく突き放し、遠いところのアルルの女をずっと見ているという

    ヴィヴェットが可哀想じゃないかっ!!!!!!(怒)

    ヤコヴレヴァの踊るヴィヴェットが、あまりに献身的で、一途で健気で
    観ていても、いたたまれない気分になる。

    フレデリって、ただのアホじゃないのか?
    美人のヴィヴェットに、あんなに惚れられているのに、どこが不満?!

    ・・・・って、別に私が怒る事ではないのだれど、ついつい (^_^;)

    クーラエフの最後のソロは凄い。

    大技が次から次に出て
    やるせない恋の辛さに加えて、抑えきれない激情と
    嫉妬に駆られる狂気が爆発する。

    音楽はビゼーの「アルルの女」で
    オーケストラは、かなり抑え気味の音調だが
    ソロは聴き応えがある。

    19時〜21時30分で休憩2回だから
    全体としては、そんなに長いプログラムではないのだが
    3作品が、全く違うので、退屈せず、しかも、終わった後
    とても満足というか、満腹感があって、お得感もある。

    新聞評にどう載るかによって
    これからの公演のチケットの売れ行きに変化は出るだろうが
    ウィーンの、ご年配のバレエ・ファンが、挙って行くようなクラシックではないから
    チケットは、かなり余っていると思う。

    オーケストラの演奏を聴くだけでも価値はある(きっぱり)
    特に、マルチヌーは、実によろしい(断言)

    舞台って、やっぱり総合芸術だなぁ、と
    (7000本の樫の木を植えたり、ホームレス救済はしないけど(笑))
    オーケストラと舞台上のダンサーが繰り広げる妙技に
    圧倒された私に、どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    ちなみに、アルルの女を踊るクーラエフとヤコヴレヴァは
    実生活では、ご夫婦だそうです (^.^)

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