<< クリーブランド管弦楽団 + ヴェルザー=メスト | main | フィルハーモニア・オーケストラ + サロネン >>

オスカー・セルティはコンサートに行く。何故?

0

    Konzerthaus 2011年11月6日 16時30分〜22時10分

    Oskar Serti geht ins Konzert. Warum ?

    Teil I : Am Bahnhof / Hauptfoyer 16:30

    Teil II : Das große Konzert I / Großer Saal 16:50
      Georges Aperghis “SEESAW”
      Vladimir Tarnopolski “Roucault:s Pendulum”

    Teil III : Oskar Serti geht ins Konzert. Warum ?
    Eine Motivsuche mit den MusikerInnen des Klangforum Wien 17:40

    Teil IV : Die kleine Konzerte /  Mozart Saal 18:30
      Stefano Gervasoni “Animato”
      Franco Donatoni “Hot”
      Beat Furrer “Spur”

    Teil V : Die Vernissage
    in fast allen Räumen des Wiener Konzerthauses 19:20
      Eno Poppe “Etüden”
      Giacinto Scelsi “Manto III”
      Berhard Gander “fluc`n flex”
      Pierluigi Billone “Blaues Fragment”
      Giacinto Scelsi “Tre Pezzi”
      Matthias Pintscher “Shining Forth”
      Wolfram Schurg “(Ent?)fesselung für einen Cellisten”
      Franco Fonatoni “Argot"
      M. Murray Schafer “Ariadne:s dance”
      György Kurtág “in nomine – all`ongherese”
      Elliott Carter “A 6-letter Letter”
      Erik Satie “Vexations” (Wotruba-Salon)
      Peter Albinger “weiss/weisslich 31e (Membrane, Regen)”

    Teil VI : “collection serti” von Gerald Resch / Hauptfoyer 20:35

    Teil VII : Das große Konzert II / Großer Saal 21:05
      Bernhard Lang “Differenz/Wiederholung 2”

    テキスト・オブジェクト・ヴィジュアル化 Patrick Corillon
    指揮 Jean Deroyer
    Kalngforum Wien
    その他、出演者色々(省略)

    ウィーン・モデルン現代音楽祭の一環で

    オスカー・セルティはコンサートに行く。何故?

    というヘンなタイトルが、みんなの興味を引いたのか
    土曜日のチケットは売り切れ。
    ゲネラル・パスの持ち主は、みんな、日曜日に集まった。

    ところで、そのオスカー・セルティという人は誰なんだ???

    20世紀初頭、ハンガリーで最も人気のあった作家だそうで
    熱心にコンサート通いをする人でもあったらしい。

    プロダクションを受け持った Patrick Corillon の意図は
    オスカー・セルティを中心に
    何故、みんなコンサートに行くのかを問うてみたかったらしい。

    演奏以外にも、コンツェルトハウスを全部使って
    第3部では、あちこちに立った屏風の前で
    クラング・フォーラムの音楽家たちが
    オスカー・セルティの色々なエピソードを面白おかしく語る。

    ・・・ただのヘンな人としか思えませんが(自爆)
    (註 そのオスカー・セルティが、です。
       クラング・フォーラムのプレイヤーたちは、至極マトモです(強調))

    モーツァルト・ホールの小コンサートの後は
    コンツェルトハウス全体が展示会になって
    モーツァルト・ホールのビュッフェには
    ブダペストにある、セルティの子供の歌のコレクション(これはキレイ)
    ロビーや階段には、ブースが出来て
    楽器のコレクションが展示されている。

    で、その楽器のコレクションのところで
    クラング・フォーラムのプレイヤーたちが、演奏するのだ。

    嬉しい事に、スポンサーの Erste 銀行が
    あちこちのテーブルに
    パンとチーズとハムと、パンに塗るペーストを山ほど用意してくれて
    リントのチョコレートまで置いてあって
    バーでは、水と赤ワイン・白ワインが飲み放題。

    あちこちをブラブラしながら
    パンやチーズ、ハムやサラミをつまんで
    ブースで演奏しているところがあれば、そこに行って、音楽を聴いてという
    とても流動的で面白い。

    が・・・

    何せメイン・ロビーを使っているので
    バイオリンのソロでの、フラジオレットなんかは
    残念ながら、周囲の雑音に邪魔されて聴こえません(涙)
    (みんな、アッチに行ったり、コッチに来たり
     友人同士で、お喋りしてるし。いや、それはそれで良いんですけど)
    トランペットとか、ファゴットとかは楽しかった。
    各楽器のソロ曲なので
    ベリオのセクエンツァを思いだしちゃった。

    ビュッフェ部分では、演奏+語りもあちこちであった。

    パンでお腹がいっぱいになった頃に
    メイン・ロビーと階段の楽器ブースに、音楽家たちが集まってくる。

    20時35分に始まったゲラルド・レッシュの初演。
    いや〜、これが

       実に良かった (*^^*)

       音が、あちこちから降ってくる・・・

    メイン・ロビーのブースが5つ。階段の上のブースが2つ。
    ここに、それぞれ1人〜2人の各楽器奏者が散らばって
    全方向から、音楽が入り乱れるのだ。

    真ん中あたりの音響がベストで
    関係者も、観客も、一部は床に座って、目を瞑って放心状態。
    立っている人も、もう、ポカーンとして
    音を全身に浴びながら、至福状態に浸っている。

    いや、私も、耳が2つしかないのが残念な程
    ともかく、全身、耳になりたい、耳が10個くらい欲しい、と思いつつ

    ああ、これこそ、至福の音楽空間・・・・

      セルティも変人だが
      今回、来ている聴衆も、かなりのヘンジンが多かったかも・・・

    その後、階段のところで、セルティの影絵(と語り)があって
    最後は、大ホールでベルンハルト・ラングの曲を
    ビデオ・プロジェクションと一緒に観賞。

    ベルンハルト・ラングの曲が1時間弱、というかなり長い作品だったが
    エレキ・ギターを使ったり
    ロックっぽいモティーフが使われていたり
    途中にシンセサイザーが入ったりして
    音響的には、かなり面白かったし
    ビデオも、抽象的なのだが
    どことなく可笑しくて(四角の図形が震えたり笑ったりする感じ)
    かなり楽しく観賞しちゃった。

    とっつきにくい現代音楽を
    セルティの、ヘンなエピソード(しつこいが、ホントに変人だった)を交えて
    あちこちで演奏したり、ホールで演奏したり
    様々なバリエーションを駆使して
    5時間以上も、ともかく楽しい夕べに仕立てた手法には
    最大限の敬意を表す。

    ブダペストには、オスカー・セルティ博物館があるらしく
    心理療法のために、履くと痛い靴を履いて(だからヘンな人だったんだってば!)
    自分の内部で聴こえていた音楽を(だから、かなりヘンな人だったんだってば!)
    カメラでフィルムを撮影しながら
    その画像の揺れ具合で
    セルティが心の中で聴いていただろう音楽を復元して
    当該のフィルムと、復元した音楽を聴かせるところも、博物館内部にあると言う。

    (-_-;)ホントカ・・・オイ

    いや、もしかしたら、これ全部が冗談なのかもしれない(笑)
    でも、オスカー・セルティという作家は、本当にいたらしい(1881〜1956)

    笑えるヘンなエピソードもたくさん聴いて
    とても充実した5時間だった。食べ物も山ほどあったし (^^)v

    長丁場をこなした Klang Forum のプレイヤーたちに感謝 m(__)m

    目一杯遊んだ私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。

    人気ブログランキングへ

    どうせ現代音楽だし、しかも記事がむちゃくちゃ長いし
    媚びを売るのも止めた、と、普通のアイコンにしてしまいました f(^^;)
    でも、まぁ、ここまでお付き合いいただいた方
    ちょっとクリックだけして行って下さいまし(諦めの悪い奴)

    スポンサーサイト

    0
      • 2019.11.20 Wednesday
      • -
      • 23:30
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      この記事のトラックバックURL
      トラックバック
      calendar
           12
      3456789
      10111213141516
      17181920212223
      24252627282930
      << November 2019 >>
      PR
      ★コンタクト・メイル★
      メイルはこちらへ
      ブログランキングに1クリックお願いします
      selected entries
      categories
      archives
      recent comment
      recommend
      links
      profile
      search this site.
      others
      mobile
      qrcode
      powered
      無料ブログ作成サービス JUGEM