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フィガロの結婚 クロースターノイブルク

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    Kaiserhof Stift Klosterneuburg 2011年7月29日 20時〜23時20分

    Le Nozze di Figaro フィガロの結婚
    Wolfgang Amadeus Mozart
    Text von Lorenzo da Ponte

    アルマヴィーヴァ伯爵 Dominik Köninger
    アルマヴィーヴァ伯爵夫人 Netta Or
    スザンナ Zoe Nicolaidou
    フィガロ Thomas Tatzl
    ケルビーノ Nina Tarandek
    マルチェリーナ Victoria Massey
    バルトロ / アントニオ Horst Lamnek
    ドン・バジリオ / ドン・クルツィオ Andrew Johnson
    バルバリーナ Chiara Skerath
    オーケストラとコーラス Sinfonietta Baden
    児童合唱 Gymnasium Klosterneuburg
    指揮 Vinzenz Prixmarer
    演出 Matthias von Tegmann
    舞台 Alexandra Burgstaller
    衣装 Agnes Hamvas
    照明 Lukas Siman

    ここ数日、寒くて雨で
    クロースターノイブルク修道院の中庭でのオペラも
    また、公民館での学芸会か・・・と、半分諦めていたのだが

    午後になったら太陽が出てきて
    風は強いし、空に雲もかかっているが、これはイケるかも (^^)v

    念の為に、毛布・セーター・コートを持っていって、大正解!!!!

    ギュルテル工事中で、時間が読めなかったので
    18時30分にはオフィスを出て、クロースターノイブルクに向かう。

    ・・・・19時に着いちゃったよ (/--)/

    ただ、いつもの修道院の地下に車を停めようと思っていたら、進入禁止。
    いったん上に登って、修道院レストランのパーキングへ。
    チケット持っていけば、駐車料金3ユーロ。だから田舎って好き(笑)

    パーキングの近くにあるネポモク聖人の銅像が
    チューリップを抱えていたのが可愛かった・・・が、何故だろう???



    開演まで1時間近くあるのに、どうしよう・・・と思ったら
    修道院内のカフェで、19時15分から「曲目解説」がある、というので行ってみた。

    曲目解説をしてくれた Dr. Ilija Dürhammer は
    いや〜、すごい熱血解説(笑)

    手振り身振りを交え、時々アリアを口ずさみ
    もともとの発禁本?フィガロの結婚の背景から
    モーツァルトとダ・ポンテとヨゼフ2世の話に、プラハでの大人気の経緯
    その後は、もちろん、内容の説明だったが
    楽しく、熱く、オペラを語る、という意味で、何となく親近感(こらこら)

    解説が終わって、会場に入ったら

    あれ〜〜〜っ (・・;) 左右が違う!!!!
    3年前は、塔のある方が舞台だったのに、今回は塔が後ろ(観客席)の方にある。

    ・・・とは言え、2年前の「連隊の娘」も、昨年の「カルメン」も
    私が観に行った時は、雨で、公民館での上演だったので
    その頃から左右が違っていたのかもしれないが・・・

    20時開演。舞台に(毎年のように)プロデューサーがマイクを持って立つ。

    「本日、私は気象庁と、ずっと連絡を取っておりました。
     気象庁の担当者によれば、雨雲が発生しているが
     クロースターノイブルクは避けて通るだろう、という予想です。
     もし、小雨が降ってきたら中断します。
     大雨になったら、近くの公民館に場所を移動します」

    まぁ、その他に、15万人目の観客が出た、という話もあったが
    (その15万人目に当たった客は、名指しだったが、私のちょっと前方に座っていた)
    ともかく、中庭で無事に開演。

    私のキライな、しかも、めちゃ眠くなるモーツァルトで
    新聞評では、演出があまりに精密で退屈・・・とあったので
    あまり期待はしていなかったのだが

      うお、このオペラ、出来が良い!!!!

    舞台は前半はこういう感じで、かなり簡素。



    野外っぽい仕掛けはないし、上段・下段を作っているワケでもない。
    (舞台の手前に照明部分で少し下になっているところはあるが)

    オーケストラの音色が、かなり繊細で、しかも、かなり精密。
    歌手が揃っていて、声が出るだけに
    もう少しオーケストラの音量は上げても良かったかもしれない。

    このオペラは、毎年、有望な若手の歌手を起用する事で有名だ。
    観客のほとんどはウィーンからで、私に輪をかけたオペラの常連が多い。
    みんな、耳が肥えているだけに、ヘタクソな歌手が出たら、次から観客は来ない。

    歌手はダブル・キャストだが、今日はファースト・クルーに当たっていた。
    みんな、声が通るし、不自然さがなく、演技もこなれていて、実に良い。

    スザンナ役の Zoe Nicolaidou はキプロス島出身。
    スマートで知的で、声も出るし
    バレエをやっているのか、身のこなしが美しく、舞台で絵になる。

    フィガロ役の Thomas Tatzl シュタイヤーマルク出身、グラーツとウィーンで勉強して
    現在は、チューリヒのオペラ・ハウスのメンバー。
    もちろん、好みはあるだろうが、かなり「イイ男」
    (私はデブ専ではあるが、若くて良いオトコを眼福として楽しむ趣味もある・・・たぶん)

    イイ男だから(たぶん)、プログラムの表紙にもなっている




    アルマヴィーヴァ伯爵夫人役の Netta Or はイスラエル出身。
    以前、ドン・ジョバンニでは、ドンナ・アンナを歌ったとのことで
    聴いている可能性はある。

    オープン・エアだから、声量を(わざと)絞らずに歌ったという傾向があって
    ちょっと声が出過ぎかなぁ、とは思ったものの、美声だし
    多少太めだけど、美人で、お人形さんみたいで
    憂鬱な伯爵夫人を、よく演じていた。スザンナとの掛け合いは見事だった。

    ケルビーノの Nina Tarandek と、マルセリーナの Victoria Massey は
    2人とも小柄でカワイイ。

    2幕目の後の休憩時間には、すでに、太陽は落ちていて
    修道院の夜間照明が美しい。





    演出は確かに細かい部分までセリフに忠実な正統派。
    度肝を抜くような驚きはない代わりに、安心して観ていられる。
    舞台が簡素なので、照明が一生懸命に変化をつけていたが
    もともと周囲が暗いので、それで、舞台に明暗をつけると
    暗いところでは、本当に暗くなって・・・眠りそうになる(←自分が悪い(自爆))

    気温は16℃くらい。
    ただ、風が強いので、ますます寒く感じる。
    舞台の上は、もっと寒かっただろうなぁ。ドレスが強風に煽られていた。

    でも、今年は、公民館での上演ではなく
    中断もせずに、最後まで修道院の中庭で上演してくれたので
    とっても満足。

    やっぱり、あの修道院の中庭という独特の雰囲気と
    不思議な音響効果は、夏の野外オペラに欠かせない(断言)

    帰宅は真夜中を過ぎたけれど
    久し振りにナマの音楽を聴けて、嬉しい私に
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    久し振りに、堂々と「クラシック」と書けるのに
    ちょっと感激したりして f(^^;)

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