WIEN MODERN 12 November 2019
Museumsquartier Halle E 2019年11月12日 19時30分〜21時20分
DER REIGEN
Musiktheater für fünf Stimmen und 23 Instrumente
Nach Arthur Schnitzlers Theaterstück Reigen (1896/97)
作曲 Bernhard Lang
リブレット Michael Sturminger
ルームメイド(マリー)・生徒(リリー)Anita Giovanna Rosati
娼婦(マニュエラ)・若い女性(エマ) Barbara Pöltl
若い男性(アルフレッド)・女優(パウリーネ) Thomas Lichtenecker
警官(フランツ)・作家(ロベルト)Alexander Kaimbacher
既婚男性(カール)・引退男性(ヨハネス)Marco Di Sapia
amadeus ensemble-wien
指揮 Walter Kobéra
演出 Alexandra Liedtke
舞台・衣装・ビデオ Falko Herold
舞台 Florian Schaaf
ドラマツルギー Olaf A. Schmitt
照明デザイン Norbert Chmei
音響演出 Christina Bauer
2014年にシュヴェィンゲン音楽祭で初演され
その後、ブレゲンツ音楽祭でも上演された
ベルンハルト・ラングのオペラ「輪舞」が
Neue Oper Wien のプロダクションで
ウィーン・モデルン現代音楽祭にてウィーン初演を迎えた。
ゲネラル・パスで行けるのだが
何回か上演はあるにしても
こういう人気プログラムは
早めにチケットをピック・アップする必要があるのは
以前、「そのチケットのゲネラル・パス割り当て分はなくなったので
正規料金で買って下さい」と冷たく言われた事があるので
よ〜くわかっている(笑)
おかげで、かなり前の方のど真ん中の席を確保。
(この席だけで60ユーロくらいするはずなので
まぁ、ゲネラル・パスのモトは取れたって感じかも(笑))
アルトゥール・シュニッツラーの「輪舞」という
当時のスキャンダル作品は
今だって、かなりスキャンダルだとは思うんだけど
セッ○スという事だけが強調されそうなきらいはあるが
当時のモラルや世相を現したものなのではないだろうか。
オリジナルのシュニッツラーの作品は
大昔にアカデミー劇場に観に行って
きゃ〜、これは、きゃぁきゃぁ、シ○クロ・ショーだ!と
まだ汚れていなかった若い私は
ニヤニヤしながら、じゃなかった、赤面しながら
劇場を後にした記憶が鮮明である。
フォルクス・オーパーで、この題材を使って
世紀末の乱れた関係を描いたバレエ
すごく好きだったのに、1シーズンで消えたのは残念。
(まぁ、お子様向きのプロダクションではない。
なのに、バレエだから、とお子様連れが多くて
他人事ながら、私は気を揉んだ ← 余計なお世話)
さて、今回の作品だが
典型的なベルンハルト・ラングで(笑)
現代作曲家って、誰の曲を聴いても同じに聴こえるのだが
ベルンハルト・ラングだけは、すぐわかるわ。
で、以前の I hate Mozart という作品もそうだったけれど
あそこまで、しつこくループを使われると
歌われているセリフが全部理解できる。
歌というよりは、レチタティーヴォの連続という感じだが
この作品、オペラというよりは演劇の要素が強いので
観ていて退屈しない。
ナニのシーンばかりだから、という理由かもしれないが。
面白いのはカウンター・テノールを起用していて
トランスジェンダー的な要素が
このエロスに見事にハマっているところ。
もともとがシュニッツラーの作品だから
それとなく、という感じでの使い方ではあるけれど
男性と女性の境がなくなって、不思議な体験ではある。
もともと教会で女性が歌えなかったために作られた
カストラートとか
歌舞伎の女形とか
オペラのズボン役とか
芸術世界では、既に数多くの例はあるけれど
今回のラングのカウンター・テノールの使い方は面白い。
舞台はビデオを多用して、非常にドラマチックである。
シーンの変換もビデオの背景を巧く使っている。
ドイツ語ばかりであまり音楽とか聴けないのだが
ブレゲンツ音楽祭の時のクリップがあるので貼っておく。
これ、むちゃくちゃ面白いよ。
もう1回観たいくらいなのだが
どうもチケットは全部売り切れのようで・・・
いやしかし、ベルンハルト・ラングの
あの不思議なユーモアって、何処から来るんだろう。
本人が楽しんで制作している感じが
あちこちから染み出してくるし
シリアスでスキャンダラスなテーマに
ちょっと小バカにしたようなモチーフがあって
ものすごく楽しい。
演奏時間が幕間なしの100分というのも気に入った。
(ちなみに友人は明日はオペラ座でアリオダンテを観るそうだが
18時30分から23時よ、ワタシにはとても無理・・・)
記事をアップしようとしたらアプリが作動しなくなって
数分パニックになった睡眠不足の私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
ラテン語の予習も復習もしてないけど
え〜い、もう、週末で良いわ、週末で(やけくそ)
Museumsquartier Halle E 2019年11月12日 19時30分〜21時20分
DER REIGEN
Musiktheater für fünf Stimmen und 23 Instrumente
Nach Arthur Schnitzlers Theaterstück Reigen (1896/97)
作曲 Bernhard Lang
リブレット Michael Sturminger
ルームメイド(マリー)・生徒(リリー)Anita Giovanna Rosati
娼婦(マニュエラ)・若い女性(エマ) Barbara Pöltl
若い男性(アルフレッド)・女優(パウリーネ) Thomas Lichtenecker
警官(フランツ)・作家(ロベルト)Alexander Kaimbacher
既婚男性(カール)・引退男性(ヨハネス)Marco Di Sapia
amadeus ensemble-wien
指揮 Walter Kobéra
演出 Alexandra Liedtke
舞台・衣装・ビデオ Falko Herold
舞台 Florian Schaaf
ドラマツルギー Olaf A. Schmitt
照明デザイン Norbert Chmei
音響演出 Christina Bauer
2014年にシュヴェィンゲン音楽祭で初演され
その後、ブレゲンツ音楽祭でも上演された
ベルンハルト・ラングのオペラ「輪舞」が
Neue Oper Wien のプロダクションで
ウィーン・モデルン現代音楽祭にてウィーン初演を迎えた。
ゲネラル・パスで行けるのだが
何回か上演はあるにしても
こういう人気プログラムは
早めにチケットをピック・アップする必要があるのは
以前、「そのチケットのゲネラル・パス割り当て分はなくなったので
正規料金で買って下さい」と冷たく言われた事があるので
よ〜くわかっている(笑)
おかげで、かなり前の方のど真ん中の席を確保。
(この席だけで60ユーロくらいするはずなので
まぁ、ゲネラル・パスのモトは取れたって感じかも(笑))
アルトゥール・シュニッツラーの「輪舞」という
当時のスキャンダル作品は
今だって、かなりスキャンダルだとは思うんだけど
セッ○スという事だけが強調されそうなきらいはあるが
当時のモラルや世相を現したものなのではないだろうか。
オリジナルのシュニッツラーの作品は
大昔にアカデミー劇場に観に行って
きゃ〜、これは、きゃぁきゃぁ、シ○クロ・ショーだ!と
まだ汚れていなかった若い私は
ニヤニヤしながら、じゃなかった、赤面しながら
劇場を後にした記憶が鮮明である。
フォルクス・オーパーで、この題材を使って
世紀末の乱れた関係を描いたバレエ
すごく好きだったのに、1シーズンで消えたのは残念。
(まぁ、お子様向きのプロダクションではない。
なのに、バレエだから、とお子様連れが多くて
他人事ながら、私は気を揉んだ ← 余計なお世話)
さて、今回の作品だが
典型的なベルンハルト・ラングで(笑)
現代作曲家って、誰の曲を聴いても同じに聴こえるのだが
ベルンハルト・ラングだけは、すぐわかるわ。
で、以前の I hate Mozart という作品もそうだったけれど
あそこまで、しつこくループを使われると
歌われているセリフが全部理解できる。
歌というよりは、レチタティーヴォの連続という感じだが
この作品、オペラというよりは演劇の要素が強いので
観ていて退屈しない。
ナニのシーンばかりだから、という理由かもしれないが。
面白いのはカウンター・テノールを起用していて
トランスジェンダー的な要素が
このエロスに見事にハマっているところ。
もともとがシュニッツラーの作品だから
それとなく、という感じでの使い方ではあるけれど
男性と女性の境がなくなって、不思議な体験ではある。
もともと教会で女性が歌えなかったために作られた
カストラートとか
歌舞伎の女形とか
オペラのズボン役とか
芸術世界では、既に数多くの例はあるけれど
今回のラングのカウンター・テノールの使い方は面白い。
舞台はビデオを多用して、非常にドラマチックである。
シーンの変換もビデオの背景を巧く使っている。
ドイツ語ばかりであまり音楽とか聴けないのだが
ブレゲンツ音楽祭の時のクリップがあるので貼っておく。
これ、むちゃくちゃ面白いよ。
もう1回観たいくらいなのだが
どうもチケットは全部売り切れのようで・・・
いやしかし、ベルンハルト・ラングの
あの不思議なユーモアって、何処から来るんだろう。
本人が楽しんで制作している感じが
あちこちから染み出してくるし
シリアスでスキャンダラスなテーマに
ちょっと小バカにしたようなモチーフがあって
ものすごく楽しい。
演奏時間が幕間なしの100分というのも気に入った。
(ちなみに友人は明日はオペラ座でアリオダンテを観るそうだが
18時30分から23時よ、ワタシにはとても無理・・・)
記事をアップしようとしたらアプリが作動しなくなって
数分パニックになった睡眠不足の私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
ラテン語の予習も復習もしてないけど
え〜い、もう、週末で良いわ、週末で(やけくそ)