Wiener Konzerthaus Großer Saal 2019年11月5日 19時30分〜21時30分
Wiener Symphoniker
指揮 Joanna Mallwitz
ジークリンデ Jennifer Holloway
ジークムント Stephen Gould
フンディンク Hans-Peter König
Richard Wagner (1813-1883)
Siegfried-Idyll (1870)
Die Walküre (Erster Aufzug) (1851-56)
プログラム買ってチラチラ見ていたら
同じプログラムで昨日もコンサートがあって
しかも昨日はその前に
音楽学者のリュテキンが講演会をしていたとは・・・
(リュテキンは音楽学の大家で知らない人はいないと思う。
私もこの方の論文にはお世話になっております m(__)m)
という事は、第一幕だけとは言え
歌手3人は、2日続けてワーグナーを・・・おおおお、ブルブルブル。
超人だわ。
ワーグナーオタクはどこにも居るようで
同級生にも一人居るのだが
私はワーグナーの楽劇があまりに長いため
サラリーマン生活している時には行けず
やっと引退した、と思ったら
もう気力も体力も残っていなかったので
実は未だに苦手(すみません)
コンサート・ホールで
普通、オペラでは演奏しないコンサート専門オーケストラで
ワーグナーのワルキューレの1幕のコンサート式上演。
プログラムにテキストは書いてあるので
プログラム売りのおばちゃまが、いつも
「今日は一緒に歌えるわよ」と冗談で言うのだが
マジに本当に一緒に歌う観客が出現したらどうするんだろう?
(言った手前、禁止できないでしょ?(笑)
もっとも、ワーグナーを歌える観客が・・・いるかもしれないここ・・・)
ジークフリート牧歌は良いのである。
これはウィーン交響楽団、何回も演奏しているはず。
ちょっとオーケストラのアンサンブルが甘い部分もあったが
センチメンタルに流されず
透明感のある演奏で
・・・私、もしかしたら寝てました? (_ _).。o○
音楽は聴こえていたのだが
半分、白昼夢みたいな状態だったかもしれない(すみません)
ジークフリート牧歌の後、休憩中に
ロビーで年配のお友達同士が集まって
聞くともなく、話が(声がでかい)聞こえてきちゃったのだが
そのうちの一人がワグネリアンらしく
ワーグナーのリング4部作について
いつ見たどの演出でどの歌手がど〜のこ〜のというのを
延々と喋っていて
その間に、ものすごく嬉しそうに、大きな声で
ストーリーはね、近親相○だから、と繰り返していて
やはり、ちょっと癖のある方が多いのかしら(カマトト)
舞台装置もないし
コンツェルトハウスの音響は比較的デッドだし
その意味では、ワーグナーのあの背徳感の雰囲気がゼロなので
その分、たぶん、違って聴こえて来ているとは思うのだが
それを抜きにしても
かなり、すっきりした感じで聴こえてくる。
ダイナミックスとかは充分にあるのだが
あまりドロドロしたところがない。
歌手陣は素晴らしい!!!!
いやステフェン・グールドのヘルデン・テノールは
かねがね高く評価しているが
無理している様子は一切ないのに、すごい声量だし
美声だし、声に張りがあって若々しいし
聴いていると惚れるわ。
ジークリンデのソプラノは、表現力に富む声を持っていて
劇的表現が素晴らしい。
聴いていて神経に触る事もない。
フンディンクのハンス・ペーター・ケーニッヒの美声!!!!
やはり声量のある、深い美声で、ものすごく魅力的。
ジークリンデ、この旦那、要らないならワタシに下さい(笑)
あんな声を毎日聴いたら、私、メロメロになりそう。
(調べてみたら、ウィーンの国立オペラ座でも
さまよえるオランダ人とかフィデリオに出演していた)
オーケストラは、本当にすっきりしていて
こういうドロドロ感のないワーグナー
聴いていて、あまり精神的に負担にならない代わりに
近親○姦、不倫なんかのリアルさには欠ける。
いや、そんなもん、リアルにやってどうする、というのはあるが (ーー;)
しかしまぁ、既婚なのに
飛び込んで来た(きっと)筋肉隆々の(たぶん)若々しい男性を
喜んで家に入れてもてなし
話をしてみたら、あら、兄妹だったのね・・・というところで
普通は、ここでラブソングにはならんだろ。
道徳的にオカシイ。
こういうワケのわからなさを指摘すると
それがオペラのリアリティなので、と言われるのだが
昨今、モラルとかポリティカル・コレクトネスとか言われている中で
ワーグナーの、このドロドロ背徳な世界は
堂々と上演していて良いんだろうか・・・
いや、それ言い出したら
ワーグナーどころか
プッチーニもヴェルディもドニゼッティも
モンテヴェルディもモーツァルトも
みんなオペラはヤバイだろう・・・という
とんでもない話になってしまう。
音楽的には、ワーグナーのライトモチーフの使い方とか
本当に音楽でもってストーリーを語る力の大きさに感激したし
内容はともかくとして(好みの問題だし)
割に早くコンサートも終わったし
(1日何も食べていなかったので空腹が・・・(笑))
それはそれで楽しいコンサートだったと
満足している私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
指揮者のヨアナ・マルヴィッツは初聴きだし
舞台見えないので、どういう指揮振りだったかは不明だが
(だいたいプログラムのセリフをずっと追っていたので)
オペラはかなり振り慣れている感じがする。
最近は女性指揮者が優秀なので、私は嬉しい。
Wiener Symphoniker
指揮 Joanna Mallwitz
ジークリンデ Jennifer Holloway
ジークムント Stephen Gould
フンディンク Hans-Peter König
Richard Wagner (1813-1883)
Siegfried-Idyll (1870)
Die Walküre (Erster Aufzug) (1851-56)
プログラム買ってチラチラ見ていたら
同じプログラムで昨日もコンサートがあって
しかも昨日はその前に
音楽学者のリュテキンが講演会をしていたとは・・・
(リュテキンは音楽学の大家で知らない人はいないと思う。
私もこの方の論文にはお世話になっております m(__)m)
という事は、第一幕だけとは言え
歌手3人は、2日続けてワーグナーを・・・おおおお、ブルブルブル。
超人だわ。
ワーグナーオタクはどこにも居るようで
同級生にも一人居るのだが
私はワーグナーの楽劇があまりに長いため
サラリーマン生活している時には行けず
やっと引退した、と思ったら
もう気力も体力も残っていなかったので
実は未だに苦手(すみません)
コンサート・ホールで
普通、オペラでは演奏しないコンサート専門オーケストラで
ワーグナーのワルキューレの1幕のコンサート式上演。
プログラムにテキストは書いてあるので
プログラム売りのおばちゃまが、いつも
「今日は一緒に歌えるわよ」と冗談で言うのだが
マジに本当に一緒に歌う観客が出現したらどうするんだろう?
(言った手前、禁止できないでしょ?(笑)
もっとも、ワーグナーを歌える観客が・・・いるかもしれないここ・・・)
ジークフリート牧歌は良いのである。
これはウィーン交響楽団、何回も演奏しているはず。
ちょっとオーケストラのアンサンブルが甘い部分もあったが
センチメンタルに流されず
透明感のある演奏で
・・・私、もしかしたら寝てました? (_ _).。o○
音楽は聴こえていたのだが
半分、白昼夢みたいな状態だったかもしれない(すみません)
ジークフリート牧歌の後、休憩中に
ロビーで年配のお友達同士が集まって
聞くともなく、話が(声がでかい)聞こえてきちゃったのだが
そのうちの一人がワグネリアンらしく
ワーグナーのリング4部作について
いつ見たどの演出でどの歌手がど〜のこ〜のというのを
延々と喋っていて
その間に、ものすごく嬉しそうに、大きな声で
ストーリーはね、近親相○だから、と繰り返していて
やはり、ちょっと癖のある方が多いのかしら(カマトト)
舞台装置もないし
コンツェルトハウスの音響は比較的デッドだし
その意味では、ワーグナーのあの背徳感の雰囲気がゼロなので
その分、たぶん、違って聴こえて来ているとは思うのだが
それを抜きにしても
かなり、すっきりした感じで聴こえてくる。
ダイナミックスとかは充分にあるのだが
あまりドロドロしたところがない。
歌手陣は素晴らしい!!!!
いやステフェン・グールドのヘルデン・テノールは
かねがね高く評価しているが
無理している様子は一切ないのに、すごい声量だし
美声だし、声に張りがあって若々しいし
聴いていると惚れるわ。
ジークリンデのソプラノは、表現力に富む声を持っていて
劇的表現が素晴らしい。
聴いていて神経に触る事もない。
フンディンクのハンス・ペーター・ケーニッヒの美声!!!!
やはり声量のある、深い美声で、ものすごく魅力的。
ジークリンデ、この旦那、要らないならワタシに下さい(笑)
あんな声を毎日聴いたら、私、メロメロになりそう。
(調べてみたら、ウィーンの国立オペラ座でも
さまよえるオランダ人とかフィデリオに出演していた)
オーケストラは、本当にすっきりしていて
こういうドロドロ感のないワーグナー
聴いていて、あまり精神的に負担にならない代わりに
近親○姦、不倫なんかのリアルさには欠ける。
いや、そんなもん、リアルにやってどうする、というのはあるが (ーー;)
しかしまぁ、既婚なのに
飛び込んで来た(きっと)筋肉隆々の(たぶん)若々しい男性を
喜んで家に入れてもてなし
話をしてみたら、あら、兄妹だったのね・・・というところで
普通は、ここでラブソングにはならんだろ。
道徳的にオカシイ。
こういうワケのわからなさを指摘すると
それがオペラのリアリティなので、と言われるのだが
昨今、モラルとかポリティカル・コレクトネスとか言われている中で
ワーグナーの、このドロドロ背徳な世界は
堂々と上演していて良いんだろうか・・・
いや、それ言い出したら
ワーグナーどころか
プッチーニもヴェルディもドニゼッティも
モンテヴェルディもモーツァルトも
みんなオペラはヤバイだろう・・・という
とんでもない話になってしまう。
音楽的には、ワーグナーのライトモチーフの使い方とか
本当に音楽でもってストーリーを語る力の大きさに感激したし
内容はともかくとして(好みの問題だし)
割に早くコンサートも終わったし
(1日何も食べていなかったので空腹が・・・(笑))
それはそれで楽しいコンサートだったと
満足している私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
指揮者のヨアナ・マルヴィッツは初聴きだし
舞台見えないので、どういう指揮振りだったかは不明だが
(だいたいプログラムのセリフをずっと追っていたので)
オペラはかなり振り慣れている感じがする。
最近は女性指揮者が優秀なので、私は嬉しい。