Wiener Konzerthaus Großer Saal 2019年4月4日 19時30分〜21時15分
Wiener Philharmoniker
指揮 Andris Nelsons
Ludwig van Beethoven (1770-1827)
Symphonie Nr. 4, B-Dur, op. 60
Symphonie Nr. 5, c-Moll, op. 67
先週末の土曜日・日曜日の楽友協会でのプログラムを
コンツェルトハウスで演奏するウィーン・フィル。
同じオーケストラ、同じ指揮者で
コンサート・ホールによって
音響が変わるので印象も違う。
ベートーベンの4番は
何だかものすごく無難に
あっさり演奏されたような印象を残す。
丁寧にメロディ・ラインを出してはいるし
コンツェルトハウスのデッドな音響で聴いても
やっぱりウィーン・フィルの弦って特別な音がするなぁ、と
つくづく思うけれど
指揮者だけが1人熱くなっている感じで
演奏そのものは
デッドな音響のせいだろうが
楽友協会よりスッキリした響きながら
その分、なんだか小粒にまとまっちゃいました
・・・っていう感じ。
まぁ、4番だから、それで良いんだろうけど。
後半の5番は
結構なダイナミックさを演出しようとしているのは
よくわかるのだが
あああ、何だかネルソンスに釣られて
ウィーン・フィルがウィーン・フィルらしからぬ
ガリガリした音を出そうとしている・・・
ホルンの最初のソロも音が粗いし。
いや、あれはそういうソロなのか?
聴いていて
おおお、金管お疲れさまとか思ってしまう。
弦だって(編成は小さくない)
すごい音でガリガリ演奏しているのだが
音量大きく弾いても
音にノーブルさを(あまり)失わないというのは
このオーケストラの長所でもあり欠点でもあるのだろう。
隠れたメロディ・ラインを見せて
あくまでも力強く、マッチョに演奏しようとしているのはわかるが
何となく上滑りしているような印象を受けるのは
きっと、私がド・シロートだからなのだろう、うん。
どの指揮者もある程度の年齢になると
ベートーベンの交響曲を振りたくなるらしいのだが
いったい何故なんだ?
ベートーベンがドイツ語圏の英雄として
祭り上げられた経過については
1992年に出版された Eleonore Bünding の博士論文
Wie Beethoven auf den Sockel kam と言う本が
社会学的視点から詳しく記述している。
(読みかけて途中で脱落・・・(汗))
きっと、ベートーベンのマッチョさが
指揮者を惹きつけるのではないか、と
根拠のない憶測をしているのだが
どうなんでしょうね。
ああいう、チマチマした4番を演奏するんだったら
ワタクシ的には
シューベルトの交響曲を演奏してくれ!と思うんだけど。
シューベルトの交響曲って
コンサート・ホールで演奏されるとなると
だいたいが未完成かグレートじゃないですか。
それ以外の交響曲も、とてもウィーン風でチャーミングなのに・・・
今週末はネルソンスのベートーベン・シリーズ第2弾
1番と2番にトリプル・コンツェルトのコンサートがある。
懲りもせず、土曜日も日曜日も
チケットを確保している私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
コンサート・チケットやバレエのチケットって
発売が2ヶ月前なので
ついつい買ってしまうのだ。
でないと安チケットなくなるし・・・(涙)
Wiener Philharmoniker
指揮 Andris Nelsons
Ludwig van Beethoven (1770-1827)
Symphonie Nr. 4, B-Dur, op. 60
Symphonie Nr. 5, c-Moll, op. 67
先週末の土曜日・日曜日の楽友協会でのプログラムを
コンツェルトハウスで演奏するウィーン・フィル。
同じオーケストラ、同じ指揮者で
コンサート・ホールによって
音響が変わるので印象も違う。
ベートーベンの4番は
何だかものすごく無難に
あっさり演奏されたような印象を残す。
丁寧にメロディ・ラインを出してはいるし
コンツェルトハウスのデッドな音響で聴いても
やっぱりウィーン・フィルの弦って特別な音がするなぁ、と
つくづく思うけれど
指揮者だけが1人熱くなっている感じで
演奏そのものは
デッドな音響のせいだろうが
楽友協会よりスッキリした響きながら
その分、なんだか小粒にまとまっちゃいました
・・・っていう感じ。
まぁ、4番だから、それで良いんだろうけど。
後半の5番は
結構なダイナミックさを演出しようとしているのは
よくわかるのだが
あああ、何だかネルソンスに釣られて
ウィーン・フィルがウィーン・フィルらしからぬ
ガリガリした音を出そうとしている・・・
ホルンの最初のソロも音が粗いし。
いや、あれはそういうソロなのか?
聴いていて
おおお、金管お疲れさまとか思ってしまう。
弦だって(編成は小さくない)
すごい音でガリガリ演奏しているのだが
音量大きく弾いても
音にノーブルさを(あまり)失わないというのは
このオーケストラの長所でもあり欠点でもあるのだろう。
隠れたメロディ・ラインを見せて
あくまでも力強く、マッチョに演奏しようとしているのはわかるが
何となく上滑りしているような印象を受けるのは
きっと、私がド・シロートだからなのだろう、うん。
どの指揮者もある程度の年齢になると
ベートーベンの交響曲を振りたくなるらしいのだが
いったい何故なんだ?
ベートーベンがドイツ語圏の英雄として
祭り上げられた経過については
1992年に出版された Eleonore Bünding の博士論文
Wie Beethoven auf den Sockel kam と言う本が
社会学的視点から詳しく記述している。
(読みかけて途中で脱落・・・(汗))
きっと、ベートーベンのマッチョさが
指揮者を惹きつけるのではないか、と
根拠のない憶測をしているのだが
どうなんでしょうね。
ああいう、チマチマした4番を演奏するんだったら
ワタクシ的には
シューベルトの交響曲を演奏してくれ!と思うんだけど。
シューベルトの交響曲って
コンサート・ホールで演奏されるとなると
だいたいが未完成かグレートじゃないですか。
それ以外の交響曲も、とてもウィーン風でチャーミングなのに・・・
今週末はネルソンスのベートーベン・シリーズ第2弾
1番と2番にトリプル・コンツェルトのコンサートがある。
懲りもせず、土曜日も日曜日も
チケットを確保している私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
コンサート・チケットやバレエのチケットって
発売が2ヶ月前なので
ついつい買ってしまうのだ。
でないと安チケットなくなるし・・・(涙)