Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2017年6月2日 19時〜22時
SCHWANENSEE
Balett in vier Akten
振付 Rudolf Nurejew nach Marius Petipa und Lew Iwanow
音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
舞台・衣装 Luisa Spinatelli
照明 Marion Hewlett
指揮 Paul Connelly
ジークフリート王子 Jakob Feyferlik *
オデット・オディール NIna Poláková
ロットバルト Eno Peci
王子の母 Oxana Kiyanenko
王子の友人たち Natascha Mair, Nina Tonoli (Adele Fiocchi)
Greig Matthews, Dumitru Taran
王子の教育係 Jaimy van Overeem
侍従長 Gabor Oberegger
第一幕
ワルツ Ioana Chivarova, Adele Fiocchi, Laura Nistor, Franziska Wallner-Hollinek
Leonardo Basílio, Martin Dempc, James Stephens, Alexandru Tcaceno
Elena Bottaro, Natalya Butchko, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman
Anna Shepelyeva, Rikako Shibamoto, Iulia Tcaciuc, Céline Janou Weder
Francesco Costa, Marian Furnica, Trevor Hayden, Scott McKenzie,
Tristan Ridel. Zsolt Török, Arne Vandervelde, Géraud Wielick
女王の付き添い Abigail Baker, Marie Breuilles, Vanessza Csonka
Katharina Miffek, Andrea Némethová, Carolina Sangalli
第二幕・第四幕
大きな白鳥 Adele Fiocchi, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Laura Nistor
小さな白鳥 Ioanna Avraam, Elena Bottaro *, Natascha Mair, Rikako Shibamoto *
白鳥 Abigail Baker, Emilia Baranowicz, Elena Bottaro, Marie Breuilles,
Natalya Butschko, Iliana Chivarova, Aoi Choji *, Vanessza Csonka,
Maria Giula Fioriti *, Erina Kováčová,
Zsófia Laczkó, Katharina Miffek, Andrea Némethová,
Suzan Opperman, Marina Pena *, Xi Qu, Joanna Reinprecht,
Alaia Rogers-Maman, Caroline Sangalli, Isabella Severi-Hager,
Anna Shepelyeva, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo
Franziska Wallner-Hollinek, Céline Janou Weder
第三幕
貴族の娘たち Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Laura Nistor
Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman, Anna Shepelyeva
スペインのダンス Rebecca Horner, Gala Jovanovic
Zsolt Török Jaimy van Overeem
ナポリのダンス Rikako Shibamoto *, Scotta McKenzie *
Abigail Baker, Natalya Butchko, Sveva Garguilo, Xi Qu
Joana Reinprecht *, Isabella Severi-Hager
ポーランドのダンス Franziska Wallner-Hollinek *, Marcin Dempc *
Emilia Baranowicz, Andrea Némethová, Céline Janou Weder
Marat Davletshin, Trevor Hayden, Greig Matthews *
ハンガリーのダンス Alice Firenze, Francesco Costa
Marie Breuilles, Vanessza Csonka, Zsófia Laczkó, Katharina Miffek,
Marina Pena, Carolina Sangalli, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo *
Attila Bakó, Leonardo Basílio, Marian Frunica, Igor Milos,
Kamil Pavelka, Tristan Ridel, James Stephens, Géraud Wielick
うはははは、ヤコブのジークフリート王子デビュー!!! ❤
これに来ないなんて、バレエ・ファンの風上にも置けない(断言)
しかも、我らがアイドル(と勝手に決めてる)
芝本梨花子ちゃんが、小さい白鳥とナポリのダンスでのデビュー。
(勝手に同じ国の出身というのでファンになっている
ワタクシがうざいようでしたら、どうかご勘弁下さい(笑))
しかも本日の席は平土間ロジェである。
(3列目だから貧民席なんだけど、ザ・ベスト貧民席。
バレエ・ボーナス・カード(年間25ユーロ)所有者への
先行発売があった時に押さえた席だ。根性入っているのだ)
まずは、乱れさせてもらおう。
あああああああっ、ヤコブ!!!!!!
最初から最後まで悶絶しっぱなし。
子供の頃のおとぎ話の絵本で
西洋の王子さまが登場するような本をご想像あれ。
で、その王子さまが、本当に舞台の上に出現したら
悶絶以外にないでしょう。
背の高い、足の長い、バランスの取れた美しいお姿に
1950年代の少女漫画から飛び出して来たような甘いマスク。
あまりにあまりに可愛すぎる!!!!
しかも、そんな甘いマスクをしている上に
パートナーを見つめる目つきが・・・ううううう、あああああっ
あんな目で見つめられたら、誰でも落ちるわ。
天性の女たらしになる才能に溢れていて
光源氏のヨーロッパ版か、このダンサーは・・・
その上、まだ若いので
第一幕のお母さんに甘えるのがキュートで
ついでに、オデットにもとことん甘えていて
イケメンって、時々演技のできないタイプがいるんだけど
ヤコブは、ちゃんと演技が出来る。
悶絶しそうな甘い表情を
しかもイケメンの美しさを一瞬も崩す事なく
喜びに満ちた表情から、切ないばかりの表情への変化(失神寸前)
足が長いので空間の掴み方も大きく
ジャンプが伸び伸びしていて美しい。
カブリオールの高さと見事な技には鳥肌が立つ。
もちろん本人の努力もあるけれど
恵まれた体型とマスクという
神から愛されて与えられた人っているのだな
(で、それをきちんと活かす本人の努力も凄い)
なんかもう、客席から見てる自分としては
ヤコブが出てくるたびに
ホスト・クラブで良い気分で飲んでるような
・・・あっ、しまった、つい本音が出た(^^;
え〜い、話をバレエに戻すぞ。
自分でもよくわからん感想記になりそうだし。
第一幕のパ・ド・サンクのシーン。
ナターシャにニナ、グレイグとドミトルという
美男・美女カタログ(ここにヤコブが加わるという眼福)
完璧なテクニックに加えて
小悪魔的なキュートさで観客を虜にするナターシャのソロの後
ニナ(トノリ)のソロが
最近、ナターシャの影響を受けて来たようで
ロイヤル・バレエ学校の端正なスタイルに
キュートさをまぶして、明るさを加えて
若い色気を振りかけたようなステキなソロだったのに
ソロの後、パ・ド・サンクになるところに
出て来たのは、あっ、アデーレじゃないの!!!
うっ、ニナ、怪我したんだ・・・
何てこと・・・
しかしさすがプロ集団だな、と思ったのは
その後の進行が全く問題なく(1カップル欠けたのだが)
如何にも自然で
何も舞台で問題起こってません、という感じに仕上げた事。
(よくぞ咄嗟に代役したよ、アデーレ・・・)
凄いわ、やっぱり底力があるというか
こんな大きな事故を、何気なくカバーしてしまう。
(普通の観客だったら気がつかないと思う。
ワタシが普通じゃない、とは言ってません、念の為)
さすがに第2幕の前に
ニナ(トノリ)が怪我をして
ハンガリーのダンスはアリーチェが踊ります、という
アナウンスが入ったが。
第一幕の白眉、白鳥の場面での
小さな白鳥にはイオアンナ・ナターシャ・梨花子さん・エレナの順で
イオアンナが巧過ぎるけれど(笑)
うまく全員を引っ張って行って、見事な出来。
大きな白鳥のダイナミックな踊りが私は好きなのだが
アデーレとかラウラとか(この2人、すごく雰囲気が似てる)
それ程身体的には大きくない筈なのに
空間をしっかり大きく使ってダイナミックなダンスになっていた。
主役のオデットのニナ(ポラコヴァ)は
さすがベテランの貫禄。
線の細い、儚いオデットを見事に演じた。
ニナ(ポラコヴァ)って、身体の線がキレイで
テクニックがしっかりしていて
おみ足なんか見ていると
その美しさ(特に足の甲が本当にキレイ)にクラクラくる。
ここまで儚いオデットになり切ってると
2幕のオディールはどうなんだろう・・・と思ったら
ぎゃっ、2幕で化けた (°▽°)
ニナ(ポラコヴァ)って、いつも悲しいような表情のダンサーかと思っていたら
何ですか、この悪魔的華やかさは!!!
リュドミラから何か分けてもらったんかいっ(謎発言)
それともタヌキだったりして(謎発言)
ああ、びっくりした。心臓に悪い(汗)
ディヴェルティスマンはいつも楽しいけれど
ナポリのダンスのデビューとなった
芝本梨花子ちゃんと、パートナーのスコットが
ものすごくキュート (*^^*)
スコットの足さばき、ものすごくキレイなんだもん。
梨花子ちゃんの天性の明るさと組み合わさって
見ている私も、すごく幸せになれる。
ハンガリーのダンスを踊った
ニナ(トノリ)の代役のアリーチェも良かったけれど
パートナーのフランチェスコが、さすがの運動能力。
こういう役って、フランチェスコにピッタリだわ。
タヌキと化した
悪魔的魅力を持ったオディールは
ヤコブのジークフリートを、しっかりロック・オンして
ソロも見事だし
32回のフェッテも、ダブルをいっぱい入れて
軸ずれも全くなく、素晴らしいキマリ方だった。
ヤコブのソロ
難しいヌレエフ版の細かいパもしっかり入っているし
ジャンプの高さ、大きさ、素晴らしいとしか言いようがない。
(最初から最後までホスト・クラブで悶絶中ですワタシ)
最終幕のコールドも素晴らしいけれど
その後のオデットとジークフリートのパ・ド・ドゥ。
ニナ(ポラコヴァ)って
さっき、あの悪魔的オディールとは、またもや別人58号と化して
(やっぱりタヌキかもしれない、白鳥じゃなくて)
あまりに切ない最後のパ・ド・ドゥ。
エノの踊るロットバルトが憎たらしく見えてきちゃうじゃないの。
最後の波の場面でも
ヤコブの身長があれば
平土間ロジェからでも、悶えているところ
いや、翻弄されているところが、しっかり見えるし
その悶え方、いや、翻弄され方が、またもや見事。
甘いマスクは見えないし
長い足も見えないのに、上半身の動きだけで
身悶えするほどの美しさって
いや、こりゃないってば!!!
上半身だけでホスト・クラブで悶々(呆)
いやもう、舞台にヤコブが出てくるだけで
背景の登場人物(女性)に動揺が走ると言うか
背景の白鳥たちが色気づくと言うか
だからと言って
ベニスに死すの美少年タイプではなく
あくまでも爽やかで甘くて、悪魔的なところは全くない。
ジークフリートと言うのはおバカだけれど
ヤコブが演じると、邪気のないおぼっちゃまになって
オデットやオディールやお母さまに甘えても
それが絵になって、許せてしまうのだ。
ダンス・ノーブルって、こう言う人の事を言うんだろうなぁ。
確かヤコブは、日本でのルグリ・ガラにも参加する筈。
とことんキュートなナターシャと
世界一の美少年の一人のヤコブは
ぜひお見逃しなく(って、何を宣伝しているんだ、私)
引退しても仕事が追いかけてくる毎日だけど
ちょっと朝は寝坊したりして
仕事の合間(は?)にはコミックも読めるし
いつでも買い物が出来るという毎日を
やっと楽しめるようになってきた私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
実はヤコブがジークフリートを踊るって
今日が最初で最後なんですよ。
監督、何考えてるの?!
もう一回くらい、ヤコブのジークフリート観たいですっ!!!!
SCHWANENSEE
Balett in vier Akten
振付 Rudolf Nurejew nach Marius Petipa und Lew Iwanow
音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
舞台・衣装 Luisa Spinatelli
照明 Marion Hewlett
指揮 Paul Connelly
ジークフリート王子 Jakob Feyferlik *
オデット・オディール NIna Poláková
ロットバルト Eno Peci
王子の母 Oxana Kiyanenko
王子の友人たち Natascha Mair, Nina Tonoli (Adele Fiocchi)
Greig Matthews, Dumitru Taran
王子の教育係 Jaimy van Overeem
侍従長 Gabor Oberegger
第一幕
ワルツ Ioana Chivarova, Adele Fiocchi, Laura Nistor, Franziska Wallner-Hollinek
Leonardo Basílio, Martin Dempc, James Stephens, Alexandru Tcaceno
Elena Bottaro, Natalya Butchko, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman
Anna Shepelyeva, Rikako Shibamoto, Iulia Tcaciuc, Céline Janou Weder
Francesco Costa, Marian Furnica, Trevor Hayden, Scott McKenzie,
Tristan Ridel. Zsolt Török, Arne Vandervelde, Géraud Wielick
女王の付き添い Abigail Baker, Marie Breuilles, Vanessza Csonka
Katharina Miffek, Andrea Némethová, Carolina Sangalli
第二幕・第四幕
大きな白鳥 Adele Fiocchi, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Laura Nistor
小さな白鳥 Ioanna Avraam, Elena Bottaro *, Natascha Mair, Rikako Shibamoto *
白鳥 Abigail Baker, Emilia Baranowicz, Elena Bottaro, Marie Breuilles,
Natalya Butschko, Iliana Chivarova, Aoi Choji *, Vanessza Csonka,
Maria Giula Fioriti *, Erina Kováčová,
Zsófia Laczkó, Katharina Miffek, Andrea Némethová,
Suzan Opperman, Marina Pena *, Xi Qu, Joanna Reinprecht,
Alaia Rogers-Maman, Caroline Sangalli, Isabella Severi-Hager,
Anna Shepelyeva, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo
Franziska Wallner-Hollinek, Céline Janou Weder
第三幕
貴族の娘たち Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Laura Nistor
Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman, Anna Shepelyeva
スペインのダンス Rebecca Horner, Gala Jovanovic
Zsolt Török Jaimy van Overeem
ナポリのダンス Rikako Shibamoto *, Scotta McKenzie *
Abigail Baker, Natalya Butchko, Sveva Garguilo, Xi Qu
Joana Reinprecht *, Isabella Severi-Hager
ポーランドのダンス Franziska Wallner-Hollinek *, Marcin Dempc *
Emilia Baranowicz, Andrea Némethová, Céline Janou Weder
Marat Davletshin, Trevor Hayden, Greig Matthews *
ハンガリーのダンス Alice Firenze, Francesco Costa
Marie Breuilles, Vanessza Csonka, Zsófia Laczkó, Katharina Miffek,
Marina Pena, Carolina Sangalli, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo *
Attila Bakó, Leonardo Basílio, Marian Frunica, Igor Milos,
Kamil Pavelka, Tristan Ridel, James Stephens, Géraud Wielick
うはははは、ヤコブのジークフリート王子デビュー!!! ❤
これに来ないなんて、バレエ・ファンの風上にも置けない(断言)
しかも、我らがアイドル(と勝手に決めてる)
芝本梨花子ちゃんが、小さい白鳥とナポリのダンスでのデビュー。
(勝手に同じ国の出身というのでファンになっている
ワタクシがうざいようでしたら、どうかご勘弁下さい(笑))
しかも本日の席は平土間ロジェである。
(3列目だから貧民席なんだけど、ザ・ベスト貧民席。
バレエ・ボーナス・カード(年間25ユーロ)所有者への
先行発売があった時に押さえた席だ。根性入っているのだ)
まずは、乱れさせてもらおう。
あああああああっ、ヤコブ!!!!!!
最初から最後まで悶絶しっぱなし。
子供の頃のおとぎ話の絵本で
西洋の王子さまが登場するような本をご想像あれ。
で、その王子さまが、本当に舞台の上に出現したら
悶絶以外にないでしょう。
背の高い、足の長い、バランスの取れた美しいお姿に
1950年代の少女漫画から飛び出して来たような甘いマスク。
あまりにあまりに可愛すぎる!!!!
しかも、そんな甘いマスクをしている上に
パートナーを見つめる目つきが・・・ううううう、あああああっ
あんな目で見つめられたら、誰でも落ちるわ。
天性の女たらしになる才能に溢れていて
光源氏のヨーロッパ版か、このダンサーは・・・
その上、まだ若いので
第一幕のお母さんに甘えるのがキュートで
ついでに、オデットにもとことん甘えていて
イケメンって、時々演技のできないタイプがいるんだけど
ヤコブは、ちゃんと演技が出来る。
悶絶しそうな甘い表情を
しかもイケメンの美しさを一瞬も崩す事なく
喜びに満ちた表情から、切ないばかりの表情への変化(失神寸前)
足が長いので空間の掴み方も大きく
ジャンプが伸び伸びしていて美しい。
カブリオールの高さと見事な技には鳥肌が立つ。
もちろん本人の努力もあるけれど
恵まれた体型とマスクという
神から愛されて与えられた人っているのだな
(で、それをきちんと活かす本人の努力も凄い)
なんかもう、客席から見てる自分としては
ヤコブが出てくるたびに
ホスト・クラブで良い気分で飲んでるような
・・・あっ、しまった、つい本音が出た(^^;
え〜い、話をバレエに戻すぞ。
自分でもよくわからん感想記になりそうだし。
第一幕のパ・ド・サンクのシーン。
ナターシャにニナ、グレイグとドミトルという
美男・美女カタログ(ここにヤコブが加わるという眼福)
完璧なテクニックに加えて
小悪魔的なキュートさで観客を虜にするナターシャのソロの後
ニナ(トノリ)のソロが
最近、ナターシャの影響を受けて来たようで
ロイヤル・バレエ学校の端正なスタイルに
キュートさをまぶして、明るさを加えて
若い色気を振りかけたようなステキなソロだったのに
ソロの後、パ・ド・サンクになるところに
出て来たのは、あっ、アデーレじゃないの!!!
うっ、ニナ、怪我したんだ・・・
何てこと・・・
しかしさすがプロ集団だな、と思ったのは
その後の進行が全く問題なく(1カップル欠けたのだが)
如何にも自然で
何も舞台で問題起こってません、という感じに仕上げた事。
(よくぞ咄嗟に代役したよ、アデーレ・・・)
凄いわ、やっぱり底力があるというか
こんな大きな事故を、何気なくカバーしてしまう。
(普通の観客だったら気がつかないと思う。
ワタシが普通じゃない、とは言ってません、念の為)
さすがに第2幕の前に
ニナ(トノリ)が怪我をして
ハンガリーのダンスはアリーチェが踊ります、という
アナウンスが入ったが。
第一幕の白眉、白鳥の場面での
小さな白鳥にはイオアンナ・ナターシャ・梨花子さん・エレナの順で
イオアンナが巧過ぎるけれど(笑)
うまく全員を引っ張って行って、見事な出来。
大きな白鳥のダイナミックな踊りが私は好きなのだが
アデーレとかラウラとか(この2人、すごく雰囲気が似てる)
それ程身体的には大きくない筈なのに
空間をしっかり大きく使ってダイナミックなダンスになっていた。
主役のオデットのニナ(ポラコヴァ)は
さすがベテランの貫禄。
線の細い、儚いオデットを見事に演じた。
ニナ(ポラコヴァ)って、身体の線がキレイで
テクニックがしっかりしていて
おみ足なんか見ていると
その美しさ(特に足の甲が本当にキレイ)にクラクラくる。
ここまで儚いオデットになり切ってると
2幕のオディールはどうなんだろう・・・と思ったら
ぎゃっ、2幕で化けた (°▽°)
ニナ(ポラコヴァ)って、いつも悲しいような表情のダンサーかと思っていたら
何ですか、この悪魔的華やかさは!!!
リュドミラから何か分けてもらったんかいっ(謎発言)
それともタヌキだったりして(謎発言)
ああ、びっくりした。心臓に悪い(汗)
ディヴェルティスマンはいつも楽しいけれど
ナポリのダンスのデビューとなった
芝本梨花子ちゃんと、パートナーのスコットが
ものすごくキュート (*^^*)
スコットの足さばき、ものすごくキレイなんだもん。
梨花子ちゃんの天性の明るさと組み合わさって
見ている私も、すごく幸せになれる。
ハンガリーのダンスを踊った
ニナ(トノリ)の代役のアリーチェも良かったけれど
パートナーのフランチェスコが、さすがの運動能力。
こういう役って、フランチェスコにピッタリだわ。
タヌキと化した
悪魔的魅力を持ったオディールは
ヤコブのジークフリートを、しっかりロック・オンして
ソロも見事だし
32回のフェッテも、ダブルをいっぱい入れて
軸ずれも全くなく、素晴らしいキマリ方だった。
ヤコブのソロ
難しいヌレエフ版の細かいパもしっかり入っているし
ジャンプの高さ、大きさ、素晴らしいとしか言いようがない。
(最初から最後までホスト・クラブで悶絶中ですワタシ)
最終幕のコールドも素晴らしいけれど
その後のオデットとジークフリートのパ・ド・ドゥ。
ニナ(ポラコヴァ)って
さっき、あの悪魔的オディールとは、またもや別人58号と化して
(やっぱりタヌキかもしれない、白鳥じゃなくて)
あまりに切ない最後のパ・ド・ドゥ。
エノの踊るロットバルトが憎たらしく見えてきちゃうじゃないの。
最後の波の場面でも
ヤコブの身長があれば
平土間ロジェからでも、悶えているところ
いや、翻弄されているところが、しっかり見えるし
その悶え方、いや、翻弄され方が、またもや見事。
甘いマスクは見えないし
長い足も見えないのに、上半身の動きだけで
身悶えするほどの美しさって
いや、こりゃないってば!!!
上半身だけでホスト・クラブで悶々(呆)
いやもう、舞台にヤコブが出てくるだけで
背景の登場人物(女性)に動揺が走ると言うか
背景の白鳥たちが色気づくと言うか
だからと言って
ベニスに死すの美少年タイプではなく
あくまでも爽やかで甘くて、悪魔的なところは全くない。
ジークフリートと言うのはおバカだけれど
ヤコブが演じると、邪気のないおぼっちゃまになって
オデットやオディールやお母さまに甘えても
それが絵になって、許せてしまうのだ。
ダンス・ノーブルって、こう言う人の事を言うんだろうなぁ。
確かヤコブは、日本でのルグリ・ガラにも参加する筈。
とことんキュートなナターシャと
世界一の美少年の一人のヤコブは
ぜひお見逃しなく(って、何を宣伝しているんだ、私)
引退しても仕事が追いかけてくる毎日だけど
ちょっと朝は寝坊したりして
仕事の合間(は?)にはコミックも読めるし
いつでも買い物が出来るという毎日を
やっと楽しめるようになってきた私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
実はヤコブがジークフリートを踊るって
今日が最初で最後なんですよ。
監督、何考えてるの?!
もう一回くらい、ヤコブのジークフリート観たいですっ!!!!