アウトソーシング的散策

0
    ウィーンの国立オペラ座も6月にオープンする事になり
    6月4日の朝8時からチケット争奪戦(笑)

    公演については、こちらのサイトをご参照下さい。
    ドイツ語しかないけれど
    まぁ、この状況だと来られるのは地元民に限られるだろうなぁ。

    とは言え、5月下旬からホテルもオープンし
    予定を早めて6月4日から
    隣国との国境もオープンされた(イタリアを除く)ので
    ジモッティ以外にも来るかもしれないが。

    授業の発表準備をしていたので
    4日の朝、寝坊してしまい(アセアセ)
    まぁ、でも、たぶん、オペラ座のチケットなんか無理だよな〜と
    8時過ぎに入ってみたら
    予想通り、フローレスは既に売り切れだったが
    シャーデが意外に残っていたので購入。

    オペラ座は、アンサンブル(オペラ座メンバーと舞台オケ)は36ユーロ。
    でも、リサイタルは100ユーロという、割に強気な設定だが
    リサイタルは、シャーデの他、グロイスベック、ニールンドや
    フローレス、ストヤノヴァが歌う。

    さてしかし
    本日、何となく書きたかったのは
    自分のアウトソーシング精神について・・・

    3月中旬から閉じ籠り生活を続けていると
    自分の怠け者人間振りが、自分で呆れるほど、スゴイわけだが
    (もともと怠け者なんだ、という事がはっきりわかった)
    それ以上に、如何に自分がアウトソーシング人間なのかが明らかになった。

    家では何もしないのである。
    インターネットとか本(含む電子書籍)とか
    仕方なく行なっている自炊とかはともかく

    仕事は会社で
    勉強は図書館で
    音楽はコンサート会場かオペラで
    環境を楽しみたいなら、公園か森で
    ピアノ弾きたかったらピアノ・スタジオで

    ・・・仕事とか勉強とかピアノとか自宅で出来そうなのに
    やらない、というより、出来ない。

    要は場所=何かするところ、というのが決まっている。
    自宅=何もしない(あああああああ・・・・)

    かと言って、図書館は閉まっているし
    会社もホーム・オフィスで誰もいないと思うし
    (今までは本当に仕事する時は、退職しているのに会社に行ってた。
     何故だか、私の席はまだある上に、近くの名札に名前も残っている)
    強制的に、机の上では勉強か仕事しかしない、と決めてはいるものの
    ついついゲームしたり、コンピュータで漫画読んだりしてしまう。

    ただ、散歩は別。
    こんな状況になるとは思ってみなかったけれど
    私の住んでいるのはウィーンの森に近いところで
    公共交通機関を使用せずとも
    山登りも出来るし
    森林まで徒歩で行けるし
    しかも周囲に大使館も多く
    古い建物から、豪華な宮殿風の建物や
    新しい高級な住宅の建物やらが目白押し。

    ツィッターのフォロワーの皆さまにはお馴染みの写真だが
    山登りしたところから見たウィーンの景色。



    自宅から約1時間、せっせと登ると、こういう場所に出る。
    上がる道は色々あるけれど
    根性が必要な度合いが違うので
    その時々で(痛みとも相談しつつ)根性ありルートとか
    根性あまりなしルートとかが選べる(何のこっちゃ)
    (根性ゼロというルートはない。意外に最後がきつい)
    なお根性最大限ルートというのもあるが
    これは、あまりに登りの勾配が厳しいので、絶対に登りには使わない。
    (一度、途中まで上がってみたら死にそうにキツかった)

    この場所は、360度とまでは行かないけれど
    ウィーン市が展望できて
    その横のウィーンの森が見えて
    見えるウィーンの森の山のテッペンには
    ヴィルヘルミーネンベルク城の屋根が見える。
    (ヴィルヘルミーネンベルク城のサイトはここ
     4つ星ホテルで、天気が良い時にテラスから
     ウィーン市や森を見ながら食事が出来る)

    根性なしルートの時は、ここまで登らず
    そのまま公園に入って、森の真っ只中の舗装された道を
    降りて来る事も出来る。
    (ただしこの道、かなり急なので
     降りる時に足の痛みが・・・・)
    写真の柵の向こう側が公園である。





    ただ、この公園、入るところに門があって(いくつか入れるところがある)
    中に鹿とか居る(らしい)関係上、門を開けて入らねばならない。
    (ドアを手動で開けて閉める。朝8時〜夜8時までオープン。
     よって、遅い時間に入ったら、夜の8時までには出て来ないと
     どういう事になるか・・・(広大なので誰も探してくれないだろう))
     
    この公園、子供の遊び場は下にあるので
    さすがに、こんな上まで、あまり人は登って来ないため
    人口密度がたいへんに低い。
    時々、ジョギングの人とかとすれ違う程度で
    15分歩いて、最高4名程度くらいと遭遇すれば、かなり珍しい感じ。

    鳥の鳴き声が聞こえて
    深い森の緑が豊かで濃くて
    もう、こんなステキな場所
    35年、今のアパートで暮らしていて
    何故、今まで知らなかったんだろう・・・
    (以前は本当にウィーンの森の中をかなり登山したのだが
     意外に近場は行かなかったのである)

    住んでいるところがバレるのも困るので(笑)
    これ以上の詳細は省略するが

    庭付きの豪邸に住むよりも
    自分が手入れしなくて済む
    こういう広大な緑地が近くにあるって
    ・・・うはははは、幸せかもしれない。
    ただの負け惜しみかもしれない(ボソ)

    4月に予定されていた手術が
    このウイルスのせいで無期延期になってしまい
    痛み止めで何とか耐えているものの
    ジョギングも出来ないし
    リュックサック背負って何処かに行くのも不可能だし
    (散歩の時には何も持って行かない。家の鍵だけ)

    よって、本当は天候が良ければ
    本当にウィーンの森で登山というかトレッキングしたいのだが
    さすがに1時間半を越える散策は無理。
    でも、その範囲で近場で歩けるところがあって嬉しい。

    ウィーンという都市は、非常に緑が多い。
    (あ〜、この公園、もちろんウィーン市内です)
    観光地としてのウィーンであれば
    旧市街に集中してしまうけれど

    開けた場所が好きな方はドナウの島とかあるし
    南の方の緑地は、山ではなくて芝生が延々と続くところもあるし
    シェーンブルン宮殿の庭はフランス庭園だが
    あれも非常に広くて、観光客の来ない場所もたくさんある。
    (シェーンブルン宮殿の敷地面積はヨーロッパのモナコ公国と同じくらい)

    COVIDー19騒ぎが真冬でなくて良かった・・・・
    (自宅に本当に閉じ籠っていたら、鬱になってたかも)

    まぁ、勉強はしないけれど(お〜いっ!)
    コロナ太りも避けられないけれど(こら〜っ!)
    天気が良ければ森林浴しながら
    適当に生きてます、という怠け者の私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    ・・・もともと森林が好きで
    人間は苦手なので
    人と会わない森林での徘徊が、すごく好き。
    私がボケて徘徊始めたら、まず、この公園を探すべしってところ(笑)


    政治ウォッチング

    0
      昨日の記事を読み返してみると
      同じ事をくどくど書いてる上に
      何にも面白くない・・・

      何か書かなくては
      書かない時にも見て下さっている
      有り難い読者の方に申し訳ない
      という義務感ミエミエで、本当にごめんなさい。

      じゃぁ、今日は反省して面白い事を書くか
      ・・・という訳でもないのだが(すみません)

      最近、政治ウォッチャーと化してしまっている私としては
      日本の政治や対策も気になるものの
      限られた情報でしか判断できないし
      第一、「在外日本人は日本の事に偉そうに口出しするな」と
      SNSでは言われているから
      あまり問題になる事も書きたくない。

      というわけで
      政治家の大喜利・・・じゃなかった、記者会見というものについて書く。

      今回のCOVIDー19対策については
      3月中旬に週末挟んで(もちろん週末も国会開催)
      あれよあれよという間にオーストリア全体のロックダウンが決定し
      それに伴う経済的損失の補填もどんどん決定し
      (もちろん、当初の予算GNPの10%くらいでは足りなくて
       今や、どんどん他の金も出て行っている状態だが)

      この間、オーストリアの法律システムRISを調べてみたら
      COVID-19という名称のついた法律だけで1050件ほど出てきた。
      (法律がないと動けないのが法治国家というものなのだが
       しかし、それにしても、これ全部今までに作ったのか、と思うと
       ちょっとクラクラしてくる)

      あれよあれよと言う間の動きなので
      政府関係の記者会見が
      連日行われて、これはインターネット経由でライブ配信される。

      さて、ここで復習だが
      オーストリアの現政府は
      国民党(空色)と緑の党(緑)の連合。

      首相は33歳のセバスティアン・クルツ(国民党党首)で
      ご興味のある方は画像を探して下さい。
      (なかなかイケメン(笑))

      連立政権なので、
      副首相は、緑の党の党首ヴェルナー・コーグラー(58歳)
      スポーツ大臣も兼ねる。

      連日の大活躍が、
      健康大臣のルドルフ・アンショーバー(59歳)緑の党
      内務大臣のカール・ネハマー(47歳)国民党
      財務大臣のゲルノー・ブリューメル(38歳)国民党

      もちろん、内閣には女性もいて
      経済大臣のマルガレーテ・シュラムボックや
      観光担当大臣(農業省)のエリザベート・コスティンガーも
      時々、記者会見でスピーチしている。

      必要があれば、感染症の専門家や統計の専門家が顔を出す。

      この記者会見が、本当に面白い。
      約1時間にわたるスピーチと
      記者からの質問に答える時間が約30分。

      各政治家のスピーチのドイツ語を聞いていると
      それぞれの人柄が出て来る。
      しかも、そのドイツ語が、大変に美しい。
      アナウンサーの訓練でも受けているのか、と思わせる程に
      惚れ惚れするドイツ語である。

      ・・・例外は緑の党党首、副首相のコーグラーで
      時々、オーストリア方言丸出しの(笑)可愛いドイツ語で
      それはそれで、インテリよ、みたいな政治家に混ざると
      何かもう、あまりのキュートさに身悶えしてしまう。

      最初のラディカルな政策(ロックダウン)の時には
      首相のクルツが、研究者による統計と予想をグラフで提示し
      最悪のシナリオと
      ここで、この政策を取れば、こういう状況で
      最悪の状態は避けられるかもしれない、という説明を行なった。
      (これが、2週間後に、見事に専門家のスタディとぴったり合った結果になり
       いやもう、現在の学問って、どこまで進んでるのよ、と感心)

      感情的になる事がなく
      冷静至極の現実主義で
      効果が出始めた時でも
      まだわからない、嵐の前の静けさかもしれない、と
      耳障りの良い事は一切言わなかった・・・のが

      今になってみると
      野党から「やり過ぎ」「不安感を与え過ぎ」の批判の対象になっている。

      健康大臣のアンショーバーのスピーチが私は好きなのだが
      落ち着いた声で話されるドイツ語の美しい事と言ったら
      何故、この人の声と話し方は
      こんなに人を安心させるのか
      ちょっと学問の研究対象にしたいと思わせる。
      (昔、小学校の先生をしていた事もあるそうだ)

      しかも、このアンショーバー、イースター前の外出禁止令の時に
      不明確な内容を話して、色々な批判が出た際に
      「ごめんなさい、ちゃんと明確にして、明日、話します」という
      政治家には珍しい「ごめんなさい」まで言っている。

      内務大臣(警察関係)のネハマーは
      鼻にかかったドイツ語を話す。
      ウィーンでは「鼻にかかったドイツ語」は
      貴族ないしは上流階級によく見られる現象。

      ネハマーの経歴を見ると、カルクスブルク(エリート校)出身で
      オーストリア軍隊にいて
      その後、プライベートなドナウ大学(学費が高い!)を卒業しているので
      推察するに、良い家庭のお坊っちゃまではないかと・・・
      もちろん、蓄膿症なんかの後遺症という可能性もない訳ではないが。

      どこかの国だと
      大臣はお飾りで、その専門分野についての知識はなくて
      周りの官僚がちゃんとしていればそれで良い・・・らしいのだが

      高い税金のオーストリアで
      無能な大臣を高い給与で雇っておくだけの予算はございません(笑)

      各大臣は、その専門分野で学問を修めている人ばかりで
      みんな、それなりの学位をお持ちなのだが
      面白い事に首相のセバスティアン・クルツは学位を持っていない。

      大学で法律を学んでいる間に
      党での政治活動が認められて
      かなり早い時期に政治に巻き込まれてしまったために
      学位を取る時間がなかったらしい。

      3月11日に大学閉鎖が決まった際に
      ジョーク新聞に
      クルツの夢がかなった。クルツは大学を abschliessen した
      というのが載って大笑いした。
      ab-schliessen 分離動詞は、「閉める」という意味と
      「終了・修了する」という意味がある。

      お隣のドイツと違ったのは
      オーストリアは国家(連邦)が主導権を握って
      オーストリア全国での政策を実現した事。
      ドイツはもともと領主国家だったから
      各州の権利が大き過ぎて
      州ごとの足並みが揃わなかった、という事はある。

      オーストリアは、簡単に言ってしまえば政党政治であり
      ソーシャル・パートナーシップと言えば聞こえは良いけれど
      本当にキャリアを作ろうと思ったら
      自分の政治色を明確にしておく必要があって
      国民の半分に近い人たちが、党に所属している(政治家でなくても)という
      面白い現象がある。
      (要は、政治家と弁護士と医者の知り合いが居たら
       人生、何も怖くない、という
       コネクションが幅を利かせる社会で
       それは、どの国でも同じだろう)

      選挙の際にも、党としてのマニフェストと公約が発表されるし
      この公約が、各党によって、全然違うので、わかりやすい。

      日本の政治に口を挟む事はしませんが
      在外選挙権のある私としては
      選挙のたびに、各政党のサイトで公約をチェックするけれど

      どの党も、同じような事を、同じように揚げている上
      では、具体的にどうするか、については
      口当たりの良い一般的な説明になっちゃっているので
      はっきり言って、よくわからんのである。
      選挙で勝ったとたんに、公約って何だった?という反対の事をする政治家も居るし。

      1年前のイビサ・ゲート
      国民党が当時の連合政権だった自由党と
      袂を分かち、国民党の内閣を(それこそ2日くらいで!)作ったのに
      追い出された自由党と社会党が内閣不信任案を出して
      内閣が崩壊してしまい
      オーストリアが政治的に未曾有の危機となって

      専門家(役人)による暫定的内閣が、憲法に従って作られ
      (この時の首相は女性でビーアライン、内閣大臣の数は男女半々だった)
      10月の総選挙で、国民党が大勝利
      社会党は人気をなくして、極右の自由党も票数を落とし
      環境問題が大いに取り沙汰されていた時流に乗って
      それまで政治の表舞台に立たなかった緑の党が大躍進。

      内閣を国民党と緑の党の連立で作る時にも
      国民党と緑の党では、公約がかなり違うので
      むちゃくちゃ苦労して数ヶ月かかって
      我々もドキドキしながら見ていたのだが

      今回のCOVID-19危機に関しては
      国民党と緑の党、国会で法律を通す際には社会党も協力して
      かなり模範的な政策を行って来たのは、称賛に値すると思う。

      野党からは、色々と重箱の隅をつつく事を言われているので
      クルツが、最近、ムキになって
      自分たちは正しい政策を取ってきた、と強調するのは
      多少うざいが(笑)

      それでも、昨日のテレビのライブ・インタビューで
      「国民党と、あなたの人気がどんどん上がって来ているようですが
       過半数以上を目指しての選挙をする予定はありますか?」と聞かれて

      僕は朝起きると、まず、COVID-19の感染確認者数をチェックして
      増えていないか、抑え込めているかを考えます。
      それ以外の、人気投票とかの数字を見ている時間はありません

      と、キッパリ言ったのには、惚れたわ。
      (人気が気にならない訳はないので、こういうのも建前だが(笑))

      財務大臣のブリューメルが、経済危機を救うための
      特別予算の発表をした時に
      「この際、かかるものはかかるのだ、出し惜しみせずに出すぞ」
      と言ったのにも惚れたが
      その後、どんどん、その予算が膨れ上がって失業者が増えて
      という状態になった事を昨日のテレビで指摘された時も
      クルツ首相が

      僕は割にケチなので(という意味に取れる(笑))
      予算にはうるさいのですが
      ありがたい事に、ここ2年程、予算に余裕があったので

      と返したのも、まぁ、こういうところがこの人の人気の秘密なのね。

      だからオーストリアは優れている、とか言いたいわけではないので
      誤解しないように。(どこでもそうですが、問題は色々あります)

      日本の政策に口を挟むつもりもないし
      どこかの国の首相が、和牛券だの(私はジョークだと思ってた)
      国民の感染確認者数や死者数についても全く知らなかったり
      不良品マスクを何百億円使って、世帯に配布しても
      それでも、支持率が40%という国は
      まぁ、不思議な国だとは思うけれど

      日本の抑え込みも何とかなっているようだし
      (医療関係の方のご苦労はお察しします、すみません)
      日本も都道府県の裁量が大きいようで
      政府としては派手な動きは出来ないという可能性もあるし

      日本の与党は大企業の味方なので(それはそういう方針なので反対はしない)
      大企業を守るという意味では、ちゃんと保護政策や
      経済的補填も官僚レベルでやっているようだし
      文化背景とか、歴史背景があるから
      また違う政策になっているんだろうなぁ、と思っている。

      本当は私はノンポリだった筈なのだが
      (大学入学時にまだバリケードが残っていて
       政治に関心を持つのは不良学生というレッテルを貼られていた時代出身)
      こちらだと、選挙権はないのに
      どの政党が選ばれるかについて
      日常生活に直結した影響があるので
      政治ウォッチングは欠かせないのである。

      というわけで、明日から外出禁止令は解除。
      とは言え、まだまだ油断できないし
      レストランもカフェもホテルも開かないし
      ライブの音楽なしの悲しい生活は
      まだ数ヶ月以上、続く予定だが

      世界中の読者の皆さまも
      どうぞ、手を洗って、健康にお過ごし下さい。

      GWで何処にも行けず、お暇な方や
      お暇でない方も
      どうぞ、1クリックを是非お恵み下さいませ。







      オーストリア 現在の状況ご報告

      0
        生きてます(笑)

        3月16日から施行になったオーストリアの外出禁止令も
        明日4月30日が最後となり、5月1日から失効する \(^o^)/

        外出禁止令には5つの例外があり

        身体・財産等に係わる案件(病院とか銀行とか、家が火事になった時とか?)
        日常必需品、薬品等の買物
        人助けのため(買物に行けない高齢者のためにボランティアが活躍していた)
        仕事のため
        散歩及び身体を動かすため(毎日クマのように歩き回る人が多数(笑))

        上記以外で外出して
        更に、一緒に住んでいる家族以外の人と
        1メートル以上の場所を開けずにいた場合には
        警察が罰金を徴収する権利が与えられている。
        スーパー・マーケット及び公共交通機関の中では
        マスク着用が義務。

        3月11日からコンサートやオペラ、バレエ、演劇等はすべて中止になり
        これは6月末まで継続するので
        ブログのネタはございません(涙)

        お店もスーパーや薬局等を除いて、すべて閉鎖だったのだが
        4月14日から、ガーデン関係、ホーム・センター・ショップ
        及び店舗面積400平米以下の個人商店は開店。

        2週間(ウイルスの潜伏期間)が経ってみて
        感染者も減って来て
        リプロダクション(感染者1名がウイルスを移す人の数)も
        1以下をキープしているという事で
        外出禁止令は無効となり

        集まりは10人まで(葬式は30人まで)
        人と人との距離1メートルは引き続き有効
        ただし公共交通機関内で、1メートルが無理な場合は例外とし
        お店でのショッピング、公共交通機関内でのマスク着用も推奨。

        カフェやレストランは5月15日からオープン。
        1テーブルに最高4名プラス子供
        予約が必要で、席は自由に選べず、店からの指示に従う。
        テーブルとテーブルの間は最低1メートル空ける。
        従業員(ウエイター、ウエイトレス)はマスク着用。
        (キッチンではマスク着用はなし)

        ホテルは5月29日から再開。

        学校も、上級生は5月4日から、下級生は5月18日から授業開始。
        大学は今学期はデジタルでの授業のみ。
        図書館は5月中旬からオープン、ただし閲覧室はクローズ。

        物流が滞ったわけではないので(これは有難い)
        農業関係で外国人労働者が足りなくなって
        野菜などの多少の値上がりがあったが
        日常的な商品には不自由しないし
        マスクも充分ある(値段はちょっと高いが、1つ1ユーロくらい)

        オーストリアの4月29日現在の感染確認者数(累計)は15357名
        全検査数 247.754
        現在の患者数 2.043名
        うち、入院患者(集中治療室を除く)は 386名
        集中治療室入院患者数 131名
        死者数は 554名
        オーストリア国営放送ウエブ・ニュース・サイトの情報は
        毎日更新されるので、ドイツ語だが興味のある方は
        こちら をどうぞ。

        3月の緊張感がほどけて来て
        スーパーも、買物ワゴンの手が触れるところは
        スーパーの係員が消毒していたりしていたけれど
        今日行ってみたら、それもやっていなかったりとかして
        緩み始めているのが、よくわかる(それも本当はいかんのだが・・・)

        今になって、当時のロックダウンはやり過ぎだったのではないか、とか
        イースター時期に、親戚を訪ねるのは止めた方が良い、と言ったのは
        実は法律違反ではなかったか、とか
        (止めろとは言っていなかったが、止めた方が良い、というので
         ほとんどの人たちは禁止事項(=法律違反)と思った。
         お陰でイースター時期の濃厚接触が避けられて感染者の数が減ったのだが
         本当は法律的には禁止されていなかった、というので
         誤解を与える事を与党が言った、というので、野党が大騒ぎ)
        野党としては、ここが存在感の見せ所、とばかりに
        与党に噛みついているので
        それはそれで、観察していると、大変、面白い(底意地が悪いとも言う)

        観光収入によるところの大きいオーストリアなので
        経済的打撃の大きさは想像を越えるところがあるし
        どんなに政府が予算を出して
        給与を減らしても、仕事がない人たちに収入を出すように
        政策を取ったとしても
        失業者は増える(失業保険はちゃんとある)

        ナショナル・フラッグのオーストリア航空は
        ドイツのルフトハンザがオーナーなのだが
        ルフトハンザも倒産するかも、というので国と交渉中で
        オーストリア航空を助ける気は(今のところ)ない模様。
        なので、オーストリア航空は、オーストリアに助けを求めていて
        国営になるのか、どうなるのか、まだ予測がつかない。

        ずっと家に閉じこもりなのだが
        もともと1人が好きなので
        慣れてしまえば、こんな楽しい事はない(笑)

        ただ、オーストリアの新聞によると
        自宅学習の児童(生徒)たちが
        平均して1日5時間、勉強をしている・・・というのに
        学生のワタシは・・・・(以下省略)
        だらだらと過ごして、ゲームやったりとか(以下省略)
        気力が続かないので、昔のように、本の乱読もしてない(冷汗)

        やる事がないワケではないのだが
        (大学の教授連中は、むちゃくちゃ張り切って
         バーチャル・クラスルームを作ったり
         パワーポイントに声まで録音して、立派な授業をアップしたり
         課題を出したりと、毎日メールが入ってくるような感じ)
        どうしても、毎日のように開かれる記者会見やニュースを見てしまうので
        政治ウォッチャーみたいになっている。

        今学期のやる気は、ほとんどゼロに近い(すみません)
        だいたい私は間違いなくオーディオ・タイプなので
        どんなに Moodle に論文がポスティングされていても
        授業がないと、独りで研究する気になれない
        要は、徹底的に、学者タイプではない、のである。

        そんな時に限って
        プリンターのスキャンは故障するわ
        MacBook は起動しなくなるわ
        論文その2は提出したものの
        突然、図書館が開かないという事で
        論文締め切りが6月末になってしまい
        通るかどうかもわからない、という中途半端な状態で

        7週間、外出なし(散歩は別)で
        コンサートもオペラもバレエもなくて
        この狭い住居に閉じ込められていると

        どんなに一人が好きでも
        やっぱり、欲求不満の溜まり方が半端じゃない。

        旅行にも行けないし(涙)
        多少、距離のあるドライブしようとしても
        行った先には、見学するものもない上に
        レストランやカフェも開いてなかったら楽しくない(たぶん)

        閉じ籠り生活には有難い事に
        今年の天気はむちゃくちゃ良くて
        連日、青空の広がる、素晴らしい日々だったのだが
        雨が降らないために
        オーストリアの農業は破壊的損害が発生しているらしい。

        人生、すべて塞翁が馬・・・って感じかもしれない。

        コンサート等の催物が、いつ再開されるかは
        今のところ、神のみぞ知る、というところなのだが

        来シーズンの国立オペラ座のプログラムは
        数日前に発表になった。

        新しい総裁はオペラに関しては
        古典的なプログラムを取り入れる意向で
        バレエの総監督マルティン・シュレプファーは
        一部、古典ものは残した上で
        自分の作品を上演していく予定。

        ダンサーも、かなりの数が他のバレエ団に移籍したし
        シュレプファーは自分のダンサーを連れてくるし
        これから、どうなるのかなぁ・・・

        と考える以前に、だいたい、本当に9月に出来るのか
        という問題の方が大きいかもしれない。

        オーストリアの段階的なオープン政策の詳細を知りたい方は
        ORFのサイト(ドイツ語)をご参照下さい。 ここ

        という訳で、ネタがないので
        どうぞお許し下さいまし。

        それでも、頑張って書いたのはエライ(笑)と思って下さる
        優しい皆さまには
        どうぞ久し振りに、1クリックを頂けましたら嬉しいです。





        生存報告

        0

          生きてます・・・

          先週と今週は大学がイースター休みだったのだが
          イースター休み直前に、政府から

          今学期は大学はすべて閉鎖。
          ただし、デジタルで授業はするべし

          というお達しが入って来て

          コンサートやオペラ、バレエ、演劇等の催物は
          6月末まで閉鎖。

          これにて今シーズン6月末までのナマ音はすべてなくなり
          しかも、夏も大きな音楽祭は禁止。
          ザルツブルク音楽祭とか
          グラーフェネック音楽祭とか
          まだ頑張ってはいるようだが、たぶん無理でしょう。

          ・・・と言う状態のため

          ブログのネタがありません (-"-)

          現在のオーストリアのCOVID-19の状況は下のグラフの通り。

           



          感染者総数は15000人を少し切るくらいで

          半数以上(青)が回復。

          オレンジ色が軽症者(自宅隔離)

          ピンクが入院中で、青が集中治療室。

          赤い縦線の入った3月15日に、例外ありの外出禁止条例が発効された。

          (その時点で美術館、コンサート・ホール、お店、図書館、レストラン等、すべてクローズ)

           

          下はベッド数と入院患者数。充分に余裕がある。

           

           

          集中治療室の稼働率は約20%。これも余裕がある。

           

           

          この状態を踏まえて、今週から、店舗面積400平米以下の個人商店や

          ホームセンター、ガーデン・センターがオープン。

          ショップ内部、公共交通機関内部では、マスク着用義務があり

          人と人との距離は最低1メートル以上空けるべし、というのが規則。

           

          大学を除く学校は5月中旬から開始されるかも、という見通し。

          図書館は閲覧室はクローズ

          本の貸し借りは、今の予定ではやはり5月中旬からの予定。

           

          でも、音楽会もオペラもバレエもありません!!!!!!!

           

          会員になっている楽友協会や

          ウィーン・フィルの事務局や

          フォルクス・オーパーの事務局から

          インターネットの音楽サイト Fidelio の

          1ヵ月有効クーポンとか言うのが届いていたり

           

          国立オペラ座ライブが現時点で4月末まで無料だとか

          ベルリン・フィルのデジタル・コンサート・ホールも無料だとか

           

          デジタルでは、これでもか!という位に無料でオファーがあるのだが

          そうじゃなくて!!!!

          ワタシはナマが聴きたいのであって

          自宅のちまちましたコンピュータでヘッドフォンで音楽を聴きたくない。

           

          ついでに、私のマックブックがご臨終。

          修理に持って行こうにも、買ったのがショッピングモールの中のショップなので

          5月中旬くらいにならないと、たぶんオープンしないと思う。

           

          大学は来週からデジタル授業という事で

          先生方が、えらく張り切ってバーチャル・クラスルームを作っている。

          演習の発表は、大学クローズ直前に最初にやってしまったのだが

          6月に2つ発表があるので、その準備をそろそろしなくてはならない。

           

          さすがに5週間、自宅に閉じ籠り生活で

          日常品の買物はOKだし

          散歩はOKなので

          毎日、自宅の周囲を30分から1時間くらい

          クマのように徘徊している。

           

          人と人との距離最低1メートルなので

          向こうから、歩道一杯に広がった家族とかが来ると

          道路を渡って反対側に逃げる。

          こういう時には、市内ではなく、郊外に住んでいて良かったと

          つくづく思う。(ほとんど車が来ない)

           

          ともかく、コンサートやオペラやバレエの「個人用覚書」のためのサイトなので

          コンサートもオペラもバレエもなくなってしまうと

          本当に書く事がないので

          時々、生存報告だけする事にして、今のところはお許し下さいまし。

           

          大学のゼミの内容とか・・・

          もしかして、もしかしたら、また本当に書くかもしれないけれど

          (いや、誰も読みたくないだろうそれは)

          まずは今月末締切の論文提出が終わって
          これが通ったら(通って欲しい、成績最低点で良いから・・・)
          そこで考えます。
          順位はむちゃくちゃ落ちていると思うけれど
          書いていない間、いつも見に来て下さった方々
          本当にありがとうございます。
          状況が状況なので、どうぞお許し下さい。
          というわけで、久し振りの1クリック
          お気が向いたら、下から宜しくお願いします。

           

           

          日本もCOVID-19で大変な状況かと思いますが
          皆さまのご健康を祈っております。

           


          聖人ものがたり

          0
            この間の記事は3月23日
            今日は3月25日で
            感染者はその間に3611人から5560名に増加。
            今までのテスト数は32407件、死者31名。

            感染者の90%が軽症で、自宅隔離(最低2週間)
            現在までの死者も、重い持病のある年配の方々が多い。

            大学の休校、図書館閉鎖も既に3週目。
            慣れたかと言うととんでもない話で
            コンサートもオペラもバレエもない生活がこれだけ続くと
            欲求不満の溜まり方が中途半端ではない。

            だったら、美味しいものでも食べて、というのが普通だろうが
            レストランは閉まってるし
            ひとり暮らしで一人分のデリバリーを注文するのも
            何だか申し訳ない気がするし

            スーパー・マーケットでは
            日本のコンビニのような、素晴らしいお弁当は全くなくて
            唯一、すぐに食べられる冷凍の食事は
            ・・・すみません、営業妨害じゃないんだけど
            こんなに不味いものを、よく食べられるな、というクオリティ。
            (だいたい、塩が効き過ぎ)

            じゃぁ、自分で作れば、と思うのだが
            問題は

            運動不足!!!!!!

            自宅があまりに狭いので
            (しかも本だらけ)
            本来なら、外にジョギングにでも行けば良いのだが
            3年来の痛みで
            歩くのだって大変なのに
            (医者が「あなた、これでよく歩いてるわね」と呆れる程度)
            走るなんて、とても無理。

            かと言って、本当に散歩でもしないと
            もともとない筋肉がますます後退して
            脂肪だけになりそうだから
            1日30分〜1時間くらいは
            周囲を歩いてはいるのだが

            だいたい「目的」がないと何も出来ない性格なので
            目的なしに歩く、という、その事自体が、苦痛で苦痛で(涙)
            速足でウロウロそこらへんを歩いていると
            自分がアホみたいで、ますます不満がつのる。

            よって、あまりリキ入れて料理を作ってしまうと
            カロリーがカロリーがカロリーが・・・(← コロナ太りまっしぐら)

            ・・・だったら勉強すれば、って言わないでクダサイ。
            教授連中は、毎日、ウキウキと
            プレゼンテーション入れたから読んでね、とメールを送ってくるが
            極端にオーディオ・タイプの私は
            読んでも何も頭に入らず、聞かないとダメなんです(ただの言い訳)

            気の滅入る話題はここまでにして

            この読者だったら、既にご存知かもしれないけれど
            ガイドしていて、話をすると、意外に知らない人が多いので
            ここで、カトリックの聖人の話をする!!

            知ってるかたは、どうぞここにてお引き取り下さって大丈夫です。

            キリスト教には、カトリックとプロテスタントという
            2つの宗派があるのは、ご存知の方が多い。
            (プロテスタントの中には、もっと細かい宗派があるし
             ギリシャ正教というのもあるが
             ともかく、大まかに分けると、この2つである)

            では、カトリックとプロテスタントはどこが違うか。

            歴史的にルターやカルヴィンの話をしても
            あまり面白くないので
            (それにガイディングの時間は限られているから)
            ずばり、ひとことで言うと

            聖人がいるのがカトリック
            聖人がいないのがプロテスタント

            カトリックは、教会組織の中にヒエラルキーがあるように
            神さま(父と子と精霊)を社長とする会社組織と思えば良い。
            父=会長、子(キリスト)=社長 と考えても良い。

            では、何か困難があって
            お願いしなければならない時に

            サラリーマンだったら、社長に直訴しませんよね?
            ちゃんと、担当の課長とか部長とかに、まずは言いますよね?

            その課長・部長に当たるのが、カトリックの聖人である。
            (ええ、極端な言い方だと言うのは存じてます)

            当然、課長・部長には担当業務の割当がある。
            これは、問題によって担当する場合と
            部下の職業分野によって担当する場合がある。

            今回のような伝染病関係の聖人と言えば
            聖人ロッホス Heilige Rochus というペストの聖人が第一人者。

            知られているのは聖セバスティアンで
            この人、矢を刺されても死ななかったので
            戦争関係の聖人でもあるが
            矢を伝染病に見立てて、伝染病の担当としても活躍している。

            さて、セバスティアンに比べて、あまり高名ではないロッホスだが
            伝説としては
            ペスト患者の看病をしていて貧窮して
            食べ物がなくなったら
            犬が食糧を運んで来た、という人なので

            足元に犬がいる!!!

            詳しい話はウィキをご覧いただければ良いが
            Heilige Rochus でググって画像を見ると
            足元に犬がいて
            時々、食糧袋を咥えていたりする(のでカワイイ ← イヌが好き)

            10年以上前にガイドのコースに通った際に
            お隣のブルゲンラント州を車で巡っていた際に
            どこに行っても、必ず、このロッホスが居たのが印象的。

            ウィーンにも3区にロッホス広場と教会があります。
            地下鉄U3番のラントシュトラーセ・ウィーン・ミッテから一駅。

            低地オーストリア州には、あまりロッホスはおらず
            ここで、偉そうに立って(笑)手の上に教会を持っているのは
            聖人レオポルドである。
            ご存知、クロースターノイブルク修道院などを作った
            バーベンベルクの王さまである。

            ウィーン郊外のこのクロースターノイブルク修道院というのは
            後に聖人レオポルドとなる、バーベンベルクのレオポルド3世が
            アグネス(当時の神聖ローマ帝国ハインリヒ4世の娘)と結婚した時

            伝説によれば、アグネスがカーレンベルクの山頂で祈っている時に
            一陣の風が吹いて、アグネスの持っていたベールを飛ばしてしまい
            その数ヶ月後に、農民が、ベールを見つけて持って来て
            そのベールが落ちていた場所に建てたという
            由緒ある修道院である。

            (後に、マリア・テレジアの父、カール6世が
             育ったスペインのエスコリアル修道院を真似て
             自分の居城を修道院建物の中に作った。
             現在でも一般公開していられるので見学できます)

            聖レオポルドは、息子のオットーのために
            ウィーン郊外にハイリゲンクロイツ修道院(シトー派)も建立していて
            この修道院は(ウィーンの森ツアーでは定番だが)
            1133年から、途切れる事なく続いている、という
            非常に珍しい修道院である。

            聖レオポルドの担当って何だったっけ?
            この人、低地オーストリア州の守護聖人なので
            それが担当なのかしら。

            すみません、オーストリア出身の聖人だと
            ついつい熱く語ってしまう。

            オーストリア出身の聖人のもう1人の代表者は
            聖フローリアンで

            ブルックナー・ファンの皆さまは
            すぐにリンツ郊外のサンクト・フローリアン修道院を
            思い浮かべるだろう。
            (ブルックナーの墓が修道院内教会のオルガンの下にある)

            この聖フローリアンは、火事の聖人なので
            消防隊や消防官の守護聖人。
            足元に、燃えている建物があって
            水の入ったバケツを抱えている事が多い(ので、すぐわかる)

            いやいやいや、いかん、聖人ロッホスの話から
            全然、伝染病と関係のない話に飛んでしまった 💦

            聖セバスティアンは、西洋絵画で必ず取り上げられるテーマなので
            よくご存知かと思うが
            絵の題材としては
            全身に矢が刺さって、苦しみ悶える、若い男性。
            (もちろんイケメンで身体は半裸で、筋肉の付き方もなかなか・・・)

            なので、聖セバスティアンは、矢を刺されて殉教したかと思っていたら
            実は、この人、矢で刺されても生き残った。
            その後もローマ国王に逆らって
            キリスト教を信仰したので
            最後は棒で打たれてローマの下水道に落とされたとか。

            700年くらいから、矢を伝染病に見立てて
            ペストの守護聖人として、ローマで讃えられている。

            旅行が好きな方は
            旅行者の守護聖人、聖クリストフォロス覚えておくと面白いかも。
            この人は、肩に小さなキリストがくっついているので、よくわかる。
            (旅人が川を渡るのに難儀していたのを
             肩にかついで渡ってあげたら
             肩に乗っていたのがキリストであった、という伝説による。
             ウィーンのステファン寺院入り口近くの柱の上にもいらっしゃいます)

            他にも、頭がなくて
            手に自分の頭を持っている聖人(マインツのアルバヌス)が
            頭痛担当の聖人だったりする(ちょっとワケわからんが(笑))

            ペスト担当の聖人は、セバスティアンやロッホス以外にも
            ものすごい数が居て
            確かに中世でペストが流行ったら
            ともかく、そこらへんの聖人全員を担当にして
            祈りまくったんだろうなぁ、というのがよくわかる。
            今で言えば、医学生も、なりたての医者も
            全員、伝染病担当にしちゃうって感じだったのだろう。
            私の持っている聖人辞書だけで、40人居た。

            ウィーンのカールス教会の聖人
            カール・ボロメウスもペストの聖人である。

            ペスト担当聖人の中には
            日本で布教活動をした、イエズス会の守護聖人
            イグナティウス・ロヨラもいる。

            伝染病という項目に限ってみれば
            コスマスとダミアヌス、レミギウスという記載がある。

            聖人事典を読み出したらキリがなくて
            (担当探しが面白い)

            学生の守護聖人はグレゴール1世とかヒエロニムス
            トーマス・アクィナスはわかるとして
            マリア・マグダレーナも守護聖人だとは(笑)
            それに、学生の聖人には
            ローマのラウレンティスも居る。

            ラウレンティスって、必ず手に焼き網を持っているので
            これもフローリアンやロッホスと同じく
            すぐにわかる聖人である。
            (焼き網で焼かれて殉教しました、ぞわぞわぞわ)

            音楽家の聖人や、楽器製作者の聖人は
            もちろん、聖ツィツィーリアだが
            ダンサーの守護聖人が
            荒野に呼ばわるヨハネというのは、いったい何故なんだ?

            こういう、様々な担当部長の存在があるカトリックと比べると
            プロテスタントは
            社長(神さま)の忍耐強さは無限なので
            誰でも社長に直訴して良いというシステムなので
            聖人(課長・部長クラス)は誰もいない。

            皆さまも街歩きの時
            聖人像を見かけたら、これ誰?と注意深く見て欲しい。

            聖人というのは、写真が残っているワケでも
            スケッチが残っているワケでもない過去の人の場合が多いので
            たいてい、何か持っているものとか
            着ている服とか、帽子とかで、わかるシステムになっている。
            (焼き網=ラウレンツィウスとか
             燃える建物にバケツならフローリアンとか
             足元にイヌだったらロッホスとか
             手に教会だったらレオポルドとか)

            橋のたもとやど真ん中に聖人が立って
            頭の上に、星がキラキラしていたり
            足元で天使が口に指を当てて、し〜っ、と沈黙を強いていたら
            それは聖ネポモクである。
            (チェコの聖人、プラハの大聖堂の裏に墓あり)

            こうやって見てみると
            カトリックの会社組織がわかって楽しい(ちょっと違うか(笑))

            ただ、近年、担当課長や部長のいない
            新しい職業が出て来ているのだが
            (コンピュータ・エンジニアとかね(笑))
            それは、いちいち、バチカンで
            担当課長・部長、あ、いや、担当聖人を決定するらしい。

            もしかしたら
            今回のウイルス騒ぎも
            カトリックの天国では
            伝染病の聖人(たった3人!)が
            ペストの聖人に
            おおおおおい、ちょっと力を貸してくれ、と懇願して

            ペストの聖人たちが(ほら、聖人だから)
            おおお、なら俺たちも、と
            総勢43人くらいで、頑張ってくれている(かもしれない)ので

            天国での43人の大騒ぎを妄想しながら
            我々も頑張りましょう。

            こいつ、ネタ切れで
            いったい何を書くんだ、と呆れた方も
            どうぞ1クリックを、ぜひお恵み下さい。





            コンサート・ピッチの歴史

            0
              2020年3月22日現在
              オーストリアの感染者数は3000人を越えて3244人。
              検査総数21368件、死者も2桁に突入し16名。
              (↑昨日の夜、アップせずに寝てしまったが
               一夜明けてみると、23日朝8時現在で3611名。
               ウイルスの潜伏期間があるから
               まだまだ増えると思うけれど
               感染者数増加のカーブは間違いなく減っている)

              お隣の国イタリアでは、とんでもない悲惨な事になっていて
              ドイツも爆発的に感染者が増えている中
              比較的早く、カネより命という政策を取ったオーストリアは
              やっと感染者増加率が下がって来たところだが
              油断大敵だし
              この状態は少なくともイースターまで続くので
              気を引き締めて・・・ 論文書かねば(大汗)

              さて、こういう話題ももう飽きたので(すみません)
              ネタがないので
              もうやけっぱちで
              この間、有難い教授の有難い配慮で
              通った卒業論文その1の話をする。
              (学部卒業には論文は2つ必要なので、まだ一つ書かねばならない)

              発表もしたテーマで
              研究というよりは
              今までの歴史のまとめみたいなものなので
              興味のない方は、どうぞお捨て置き下さい。

              テーマは

              a’=440 Hz って、いったい何故?

              オーケストラの音合わせ、音叉、その他
              使われている a の音が440ヘルツ(前後)である事は
              皆さま、よーくご存知だと思うのだが

              まずは、何故、a なのだ???
              だいたい、a の音って
              我々が学んで来たドレミだと、ラの音であって
              ドではないし
              ピアノの鍵盤も最初はド=c から始まっていて(慣習的に)
              アルファベットの a ではない。

              色々と調べたけれど
              ギリシャ時代の楽器の一番低い音が a だった、などと
              日本語サイトに書かれているものがあったが
              ギリシャ時代の楽器とか音叉なんて、残ってないぞ(たぶん)

              赤ちゃんが生まれた時の産声が440ヘルツだ
              という主張があったので調べてみた。
              1957年の論文にあった表は下記である。



              どこが a だって???

              だったら人間の声のちょうど中間あたりで決めたのかなぁ、と
              人間の声の範囲を調べてみた。(クリックで大きくなります)



              バスやバリトンは(バリトンはファルセットで出るが)外れるし
              では1オクターブ下の220ヘルツと思ったら
              今度はソプラノが外れるし。

              要は、a が基準の音になっているというのは
              多かれ少なかれ、ただの「偶然」らしい。

              ・・・すみません、こんな結論で。

              ただ、この基準音となった a の音は
              恐ろしい事に、歴史上、384 Hz (≒b シのフラット)から
              512 Hz (≒D レ)ほどの揺れ幅がある。

              えらいこっちゃ!!!
              だって、自分の楽器持って、アンサンブルしようと思ったら
              音がずれているワケですよ。
              で、音を移調して演奏しなければならなかったという
              とんでもない技能が要求される事になる。

              低いピッチはフランスのオペラで使われていた。
              (歌手に楽なように(たぶん))

              宮廷で演奏されていた木管楽器を使ったアンサンブルは
              a≒470ヘルツくらいの高い音程で作られていた。
              (木管楽器の制作中心地はイタリアだった)

              面白い事に、フランスのオルガンは17世紀から19世紀まで
              388から396ヘルツで作られている。
              クープランの時には、サン・ジェルヴェの教会のオルガンが
              401ヘルツに変更されたそうだが
              作曲家の死後に、また395ヘルツに再調整。

              ・・・クープランの時代には
              宮廷音楽士が自分の楽器で、教会で演奏するようになったのが理由。
              (それまでは、宮廷楽士は宮廷で演奏するのであって
               教会では演奏しなかったのである)

              リュリやラモーは、380ヘルツくらいで
              オペラを作曲しているが
              クリストフ・ヴィリバルト・グルックがオペラの改革をした際
              1778年くらいから、403〜404ヘルツが使われるようになった。

              教会のオルガンがフランスで低いピッチだったのに比べると
              イタリアは、楽器には470ヘルツくらい (mezzo punto)が使用されていて
              オルガンは約418ヘルツ (tuono corista) 約半音ほど低いピッチ。

              ドイツにはコルネット・トーンというのがあって
              450〜480ヘルツくらい。

              コルネットという楽器はこれ。



              このコルネットって
              バロック時代には愛された楽器なのだが
              (人間の声に近い音が出る)
              だんだん、バイオリンにその活躍の場を奪われた可哀想な楽器。
              どういう音か興味のある方は ここ から聴いてみて下さい。


              ドイツのオルガンは、かなり高いピッチで作られている。
              1670〜1700年のオルガンのピッチを各国ごとに見ると
              ドイツは460〜500ヘルツ(!)の間に集中している。
              これは、パイプの長さを短くして
              材料費をケチったからである(と、色々な論文に書いてある)

              研究者が昔のピッチの研究に使うのは
              残された書類や楽譜、音叉、音楽家の旅行記などと
              楽器としては、オルガン、コルネット、ルネッサンス・フルート
              リコーダー、クラリネット等が対象になる。
              特にコルネットとリコーダーは、1〜2ヘルツの誤差しかないそうだ。

              モーツァルト死後1世代後のピッチが440から445ヘルツ
              イタリア、ミラノのスカラ座でのピッチは450から452ヘルツ。

              これじゃたまらん、というので
              何とか、国際的な基準を決めようと
              音楽家が焦り出して、色々と始めたのが19世紀になってから。

              ドイツのお金持ち商人の息子として生まれた
              ヨハン・ハインリヒ・シャイバー(1777-1837)は
              趣味で物理や音楽をやっていて
              ほんの少しの差のある音叉を同時に鳴らすと
              音の高さが違う事が、素人にもわかる、というのに注目して
              4ヘルツづつ違う52本の音叉(220〜440ヘルツ)を使った
              トノメーターという機械を考案。
              基準の音を440ヘルツにしようね、と1834年の
              自然科学研究者学会で発表。

              フランス・アカデミーは1858年に
              パリの基準音として437,50ヘルツを決定。
              当時の音叉の振動数は890〜910だったそうなので
              パリの基準音より高い(445〜455ヘルツ)

              こういう事に黙っていないウィーンでも
              1885年11月16日〜19日まで会議が行なわれ
              (この会議にはハンスリックも出席してます)
              15度で870振動=435ヘルツに決定した。

              笑っちゃうのが英国で
              1859年にパリの基準音を採用したものの
              あれは、気温15度(華氏59度)で設定したもので
              ウチは気温20度(華氏68度)を基準とするから
              435 + [(68-59) ÷ 1000 ×435]= 438,915 Hz
              よって、イギリスでは439ヘルツとなった。

              ・・・ワケわからん(笑)

              1917年にアメリカ合衆国が440ヘルツを決定し
              1921年に20度で440ヘルツを基準音として設定。
              (戦時中で5ヘルツ上げる事で高揚感を出したかった
               と書いた論文もあった記憶があるのだが
               後で探しても見つからなかった・・・)

              1953年にISOが
              (International Federation of National Standardizing Association)
              ロンドンで20度で440ヘルツを決定。
              DIN (Deutsches Institut für normung) で1942年に同じピッチを決定したが
              戦時中という事もあって
              最終的に第二次世界大戦の後、1957年に決定されて、現在に至る。

              ただし・・・
              音楽家がこういう基準を守る事はないので(笑)

              ウィーンのオーボエ奏者が2004年に書いた記事には
              自分が音楽学校で学んだ時には
              既に443〜444ヘルツ、場合によっては446ヘルツだったとの記載があるし
              ウィーンでの基準音は一時は450ヘルツまで上がったらしい。

              現在のオーケストラは
              ウィーン・フィルも、ウィーン交響楽団も
              ウィーン放送交響楽団も443ヘルツである。
              (ウィーン放送交響楽団は1989年にピンチャス・シュタインベルガーが
               首席指揮者になった時に、444ヘルツから443ヘルツに下げたそうだ)

              近年、流行になっているピリオド奏法によるオーケストラのピッチは
              一般的に低めに設定されている。

              バッハに関しては、確かにコンサート・ピッチを下げた方が(415ヘルツ)
              一部の当時の楽器の演奏が簡単になる、という事で
              低いピッチだったらしい事がわかるが

              モーツァルトが使っていたかもしれない音叉が422ヘルツだったとか
              ハイドンが残した有名な音叉が422,5 ヘルツだとか言う理由で
              そのピッチを使うというのは、どうなのか判断がつかない。
              (音叉がどのように「使われて」いたかの例証はない)

              それに、バロック時代のイタリアのピッチは mezzo punto ≒ 470 Hz と
              tutto punto ≒ 443 Hz が使われていたので
              低いピッチとは考えにくい。

              そんなこんなで、古楽器を使ったピリオド奏法のアンサンブルが
              どの曲に対しても低いピッチを使うのは
              もしかしたらヘンなんじゃないんですか?
              ・・・という方向に無理やり持っていった。
              あ、もちろん、古楽奏法というのがピッチだけの問題じゃない
              というのは、ちゃんと指摘してますが。

              ただ、私みたいなシロウトだと
              数ピッチの差というのは
              実際に聴いてみても、あまりわからない。
              発表の時に、歴史上の様々なピッチを
              純音で作った音を学生にも聞かせたのだが

              5ヘルツ違う音を続けて聴いてみれば
              違うというのは明確にわかるが
              2ヘルツとかだと、少なくとも私には同じ音に聞こえる。

              あと、Winckel という研究者が1960年に
              オーケストラの楽器の演奏前と演奏後のピッチの違いを調べているのだが
              その一例がこれ。結構なピッチの揺れがある。



              ところで、一部のオタクな方々は
              シューマン共振を基準にして
              (物理学者ヴィンフリート・オットー・シューマンであって
               作曲家のシューマンとは関係ない)
              432ヘルツが「健康的なピッチ」と主張する人がいるが

              これには科学的根拠はないし
              第一、平均律で計算すると
              シューマン共振から432ヘルツが導き出されるものの
              純音律だと全く違うピッチ音になるので
              あまりまともに取らない方が良いと思う。
              (信じる人は信じて下さい、反対はしません)

              ジュゼッペ・ヴェルディは432ヘルツに拘ったようだが
              リヒャルト・シュトラウスは435ヘルツを使用していた。

              Bruce Haynes という学者が
              2002年に、様々な歴史的楽器のピッチ音を測って
              A History of Performance Pitch - The Story of „A“
              という本を出している(英語)ので
              興味のある方はどうぞ。

              ハンスリックも出席していたウィーンのピッチ会議の記録も
              読むと結構笑えます。

              ・・・こんな事を書いていて
              いったい、私は何をやっているんだろう?と
              呆れ返った読者の皆さま
              (というか、ここまで読んで下さったなんて(感涙))
              どうぞ、アホな私に
              1クリックをお恵み下さい。



              この記事、どのカテゴリーにするか
              非常に迷ったのだが
              (まさか「仕事」カテゴリーに入れられないし)
              一応、オーストリア生活カテゴリーにしておく。
              こういう記事が増えてしまったら
              勉強カテゴリーだかを作らねばならなくなるだろうが
              そういう事にならないよう、切に祈るばかりの毎日・・・

              あと、なにこれ、こんなアホを書いても
              卒論として通るのかオーストリアの大学は!と思った皆さま
              ワタクシは引退趣味学生だし
              教授は学部長で、学生が単位を取らないと
              部の予算が削られるので単位をくれているだけなので
              こういうのが通ったというのは例外中の例外です!!!

              コロナ・ウイルス オーストリアの状況 3月18日

              0
                相変わらず教授たちからは
                毎日、毎日、毎日、メールが入って来て
                Moodle というコンピュータ・ラーニングのプラットフォームに
                山ほど、読むための論文やら
                授業で使う予定だったパワー・ポイントのプレゼンテーションやら
                提出してね、という宿題やら
                ああ、もう、ちょっとワケわからん。

                ウィーン大学のコンピュータ・ラーニングのプラットフォームは
                こういう感じ。



                時々デザインが変わるので
                クリスマス前は帽子が赤いサンタさんの帽子になっていたりしたが
                現在は、右側の写真が「家で勉強しなさいね」のデザインになっている。

                演習の実験計画は提出して許可を受けたものの
                その実験が、果たしていつ行えるかも定かでないし・・・
                被験者として、現在失業中(ごめんなさい)のガイドさんたちに
                多少費用を払ってもお願いしようと思ってはいるのだが
                実験室を使える日にちがわからなければ、これも目処がつかない。

                さて、EUが30日間にわたって国境を閉鎖という決定を下し
                オーストリア航空が、在外オーストリア人を輸送するための
                特別フライトを除き、すべてのフライトをキャンセルという状況になり
                外出制限(禁止ではない)がかかって数日たつが

                大学がクローズになって1週間
                コンサートやオペラやバレエがなくなって9日間
                ・・・あああああ、もう耐えられない(涙)

                今日読んだラテン語のテキストに
                親と隠れて付き合うヘロとレアンダーのラブストーリーがあったのだが
                レアンダーだって、9日間、ヘロと会えなかったために
                我慢できなくなって、荒れ狂う海を泳いで
                溺れ死んでしまったので・・・いや、だから何って話だが(すみません)

                さて、オーストリアにおけるコロナ・ウイルスの感染者は
                本日にて1646人、死者は5名。
                若い死者もいるが、他に重い持病を患っている人ばかり。



                外出制限がかかったものの
                天気は良いし、家に閉じこもっていると煮詰まり過ぎるので
                近くの公園に出掛けたのだが
                さすがに高級住宅地(すみません)

                子供連れは多いけれど(で、子供が自転車乗ってる!本当は自転車禁止!)
                老人ホームも近くにあるので
                お一人様や、年配カップルも多く
                ちゃんと、すれ違う時には避けあって
                最低1メートルの距離を空けている。
                (私はもっと避けられていたかもしれないが(アジア人だし)
                 それはそれで利点ではある(笑))

                途中でコントロールのためのパトカーは走っていったが
                (5人以上のグループ・クラスターは禁止)

                この地区の人ってお行儀がよろしい(爆笑)

                さて、感染者は増加しているものの
                先週中旬から今週初め頃に
                バタバタ、すごい勢いであれよあれよという間に法律が議会を通って
                (だって日曜日に議会だもん。
                 しかも、議員さん全員、必ず1席空けて座ってる
                  ↑ 1メートルの距離を空ける))

                教育機関も文化施設も、ついでにレストランもカフェも
                軒並み閉まって
                (問題は工事現場で
                 工事人の最低間隔1メートルが物理的に無理なので
                 工事を中止しているところが多い)

                2日間で、月曜日と火曜日に登録した、新しい失業者が49000人
                (単位間違えてません、念の為)
                ご存知と思うけれど、オーストリアの人口は800万人そこそこですから。
                2月終わりに既に400000人の失業者がいたので
                それに加えると45万人の失業者が800万人の人口の国に居る。
                今回は特にホテル、レストラン、建築関係の失業者が集中した。

                オーストリアは短縮業務やホーム・オフィスを推奨しているが
                この状況下では企業も生き残りをかけている。
                その意味で、現在、最低限の生活に必要な供給を行っている
                スーパー・マーケットや薬局
                デリバリー・サービスなどは
                人員が足りない状態。

                電話の時間も増えて
                データ通信も増えたが
                もともと、こちらの携帯電話や自宅のWiFiの契約は
                オール・インで
                電話時間が長くても
                データ通信のボリュームが上がっても
                月ごとの支払いは全然変わりないというケースが多い。

                こういう状態に乗っかって
                通信費用や電話費用を値上げしようとか
                食料品などを値上げしようとか
                自宅で使うエネルギー費用を値上げしようとか
                (もちろんみんな自宅にいるので増えているが
                 オフィスやお店が休みなので、その分、むちゃ減っている)
                デリバリー料金を値上げしようとか

                ついつい、考えるとは思うんですけど
                誰も、そんな事はしてません。
                (考えているとは思うよ。だけど、やらない(笑))

                まぁ、総合病院から消毒液が盗まれた、というニュースはあったから
                オレ様だけが良ければ、という人は世界中に居る。

                先週末に、企業を救え、というので
                予算を大急ぎで調整して(予算委員会中断)
                40億ユーロの資金を放出する決定が下った記者会見で
                記者から、それ以上必要になったらどうするんだ、と
                経済大臣が質問を受けて

                オーストリアはここ数年、経済的には恵まれました。
                よって、会社の倒産を避けられるものであれば
                いくら金がかかっても出します。
                かかるのなら、必要なだけ出します。
                今がその時です。

                と、冷静なツンツン男子のそっけなさで
                エライ事を断言していたが

                本日、水曜日3月18日の発表で
                経済界への支援を
                40億ユーロではなく、総額380億ユーロに決定した
                と聞いて、あ〜、ちょっとワタシはひっくり返りそうになった。

                (とある方が囁いてましたが
                 「こういう時のために貯めていたんだ。
                  必要なだけ、欲しいだけ持ってけ!」・・・って
                 これ、言われたら、まさに萌えるというか、惚れますよね)

                失業者も今までの給与の80%は補償され
                (もちろん就業していた期間にもよるけれど)
                それでも最低生活資金に足りない場合は
                水道とかガスとか電気とか
                未払いでも止めてはいけない。

                もちろん、この支援のために
                2020年の予算は大赤字である。それも政府は承知の上だ。

                その中で、昨日、ものすご〜〜〜く責められていたのが
                チロル州のアホ議員。

                実は世界に名だたるスキー・リゾートのチロル
                そこのバーでコロナ感染が発生して
                帰国した人がコロナ感染だったとの報告を受けていたにもかかわらず

                それから約1週間だか10日だか
                そのままスキー・リフトもバーもレストランもホテルも経営を続けて
                (しかも公式に、そのバーが原因であるという可能性は少ない、とか
                 堂々と発表しちゃうし)
                その間にウイルスが広まる広まる・・・

                当然、そのスキー・リゾートから各国に戻った人にも
                感染者が増えて
                そこらへんの国の感染者はチロルが原因。あああああ。

                慌てて村そのものを封じ込めにしたものの
                帰国してね、と帰した観光客は
                フライトがない、というので、そのまま
                インスブルックのホテルに宿泊したりして
                そこからも感染が広まる広まる・・・

                最初の感染者が他国から報告された時点で
                すぐに封じ込め、閉鎖をしていれば
                こんな状況は避けられたと思われるのだが
                州の議員は「我々は正しい判断をした」と
                テレビでニヤイヤしながら言い続けていたので
                この議員、もう、次の選挙では二度とチャンスはないだろう(断言)

                チロルは観光事業で生きている州だから
                当然のことながら、観光事業主を守らねばならないのだが
                (そのために、情報を受け取っても無視して
                 ホテルやスキー・リフト業者やレストランの事業主の
                 売り上げに貢献した、あるいは、しようとしていた)
                その、目先の判断が完璧に裏目に出たケース。

                目先の儲けに釣られた判断はコワイ・・・
                これ、次のシーズンにも影響するから・・・

                このアホ議員は、本日になって
                チロル州のすべての街と村を隔離状態にしたけれど
                (またそれも極端な・・・何となく「やってる」感?)
                功を奏すれば良いんですけどね。

                それを考えると
                ウィーンの観光事業の損失を被ってまで
                文化施設をすべてクローズしたのは
                正しい判断だったのかもしれない。
                (現在、ウィーン市よりチロルの方が感染者数は多い)

                イギリスが、封じ込めではなく
                人口の60%から70%に感染してもらって
                免疫を作れば良いという
                (致死率は低いし、もともと持病を持っている年配が多い)
                EUとは全く違った政策を取ったのに
                今になって、それをやると、病院での措置が間に合わない事に気がついて
                慌てて学校を閉鎖するとかやり出したが
                さて、どうなる事やら。

                現在、オーストリアが抱えている問題は
                医者が感染するケースが増えて来ている事。
                もともと、麻酔学会で感染があったらしく
                ザルツブルクの病院の麻酔医がウイルス持って来て
                病院閉鎖の一歩前までなったのだが
                同じ麻酔学会に出たウィーンの医者も感染していたらしい。
                (当然、そのウイルスは他の医者にも感染する)

                老人ホームでの感染も報告された。
                入居者の年齢が年齢だけに、これが広がらなければ良いのだが。

                ただ、ウィーンで最も大きい総合病院(ウィーン医大付属)が
                コロナ・ウイルスを90分で検査できる方法を作ったようだ。

                ご近所さんお助け合い運動も盛んである。
                とある村は、ボランティアの若者に
                動けない年配の方に食料品を運んでもらい
                運んでもらった料金(ボランティアでも料金は発生するのか(笑))は
                その村の役所が支払う、というシステムを構築したらしい。

                今のところ、オーストリアの政策ってそういう感じ。
                この封じ込め政策が、何らかの功を奏するまでは
                あと何日、場合によっては何週間かは待たなければならない。

                ウィーン市や警察も、窓口対応は短縮したりなくしたりして
                すべてインターネット対応で行っていくような方向に動いているし
                週末にちらっと囁いたように
                使われていない見本市会場に、ベッドとシャワーやトイレを設置し
                動けないような年配の人が1人でウイルスに感染して隔離される時に
                軽症なら、こちらでどうぞ、という準備もしている。
                (しかも週末に全部作って、それを見た市長が
                 「使わないで済めば、それに越した事はない」という
                 素晴らしい発言をしていて、ワタシはかなり感じ入った)

                これ以上の厳しい封じ込め作戦はまだないようなので
                これにて止めます。

                いやもう、大学からの資料や論文や宿題から
                逃げまくって現実逃避しているので(それではいけない)
                ものすごく長い記事になりました、ごめんなさい。

                この緊急事態が、できるだけ早く収束して
                日常生活が戻ってくる事を祈りつつ
                (特にコンサートやオペラやバレエに浸っている毎日がないと
                 アドレナリンが出ないし、鬱になりそう。
                 これまで過剰供給で、当たり前にそこにあったものが
                 突然喪失するって、むちゃくちゃ辛い)

                読者の皆さまもお身体に気をつけて
                お互いに、この危機を乗り越えましょう
                ・・・と本心で思っている私に

                どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                コロナ・ウイルス オーストリアの状況

                0
                  2回続けて書いたので
                  読者の皆さまは、うんざりしているかもしれないけれど

                  本日3月12日の患者数が361名に増えて
                  昨日246名から、そろそろ爆発的に増加しそう。

                  経緯は下記の図の通り。



                  既に書いた通り
                  人が集まるところ(コンサート、オペラ、博物館、美術館、学校、図書館等)は
                  すべて閉鎖になっていて
                  まぁ、家に閉じこもってなさい、という事なんだろうけど
                  天気が良ければ、みんな、外に出る。

                  外に出るのは全然構わないと思うんだけど
                  握手したり、ハグしたりするのは止めよう・・・とは言え
                  長い習慣はそんなには変わらない。

                  この機会に、日本風の「お辞儀」という文化を
                  ヨーロッパ中に知らしめたら良いと思うんだけど・・・
                  (私はもともと、握手もハグもむちゃくちゃ苦手である。
                   親しくなっても、抱きつかれたくないし
                   ほっぺにチュなんていうのも止めて欲しい。

                   20歳くらいの時に
                   留学から戻って、空港で母親に抱きついて
                   何するの?!って母親から突き飛ばされたのだが
                   歳取ると、母親に似てくるのかもしれないなぁ)

                  ささやきのサイトで
                  劇場やオペラ座、博物館・美術館を閉鎖したり
                  大学や学校、図書館を閉鎖するのは
                  法的拘束力のある措置なのか、という問合せがあったのだが

                  ちゃんとオーストリアには「疫病法」という法律がある。

                  オーストリアの法律は
                  すべて RIS というシステムの中に収められていて
                  誰でもアクセスできるので
                  読みたい方は こちら からどうぞ。
                  (法律用語満載なので、私は読んでもさっぱりわかりませんので
                   質問は受け付けません、念の為)

                  さて、政府は続けて
                  老人ホームへの訪問の制限、病院へのお見舞いの制限
                  学校が閉鎖になっても、祖父・祖母のところに子供を預けないで欲しいという要請
                  できるだけ、社会的コンタクトをなくして欲しいという市民への要請

                  お隣のチェコは既に入国禁止の措置を取っているし
                  お隣のイタリアもしかり(これはニュースで多く報道されているはず)

                  この「社会的コンタクトをできるだけ避けて」という政策には
                  ちゃんと裏付けがある。
                  ウィーン工業大学の統計関係の専門家が
                  最悪のシナリオとして
                  オーストリア人の60%から70%が罹患する事を前提にして
                  社会的コンタクトに対して、制限を課さない場合
                  社会的コンタクトが10%減少した場合、25%減少した場合のモデルを作成している。



                  何もしなかった場合には
                  5月末にピークが来て、一度に200万人の患者が発生
                  社会的コンタクトが10%減少すると、ピーク時に120万人
                  25%の減少で、ピーク時に36万人まで抑え込める予想。

                  200万人の患者が同時期に発生したら
                  医療機関の対処が追いつかないのである。
                  36万人なら、医療的対処もできる。

                  クルツ首相は、悲観的でも楽観的でもなくて
                  冷静に状況を判断し
                  この分だと、来週に1000人、その次の週で10000人を越えるだろうと予想。
                  そのために、病床の確保、薬品の確保等の準備を進めている。

                  会社関係に関しては
                  ホーム・オフィスが可能なら
                  できるだけホーム・オフィスで対処、というお達しは出ているけれど
                  それが無理な職種も多いので
                  普通の人は普通に仕事をしている。

                  ただ、どこにでもパニックになる人はいるし
                  この状況を深刻に捉えない人もいるし
                  それは、どこでも同じ(笑)

                  ウィーン市の市長のルードヴィッヒは
                  パニックになってもいけないけれど
                  深刻な状況には真面目に対処しましょう、と呼びかけていて

                  特に高齢者が外に出られない場合
                  買い物や薬の購入などを手伝う事を目的とした
                  ウィーン市の特別電話番号(24時間対応)を設置。
                  まぁ、こういうところは、
                  老人保護対策がしっかりしているウィーンならではかもしれない。

                  大学が休みになって2日目だが
                  昨日書いた通り
                  次から次へと教授からのメールが相次いで
                  これやってね、あれをアップしたから読んでおいてね
                  ・・・って、まぁ、授業取り過ぎの私も悪いのだが(自業自得)

                  できるだけの政策はやったような感じがあるので
                  後は、感染範囲、感染者数がどう推移していくか、という問題だけなので
                  もう、これについては
                  劇的な変化がない限りは書きません(すみません)

                  私は、この空いた時間を使って
                  せっせと、学期中には行けなかった声楽のレッスンに通っているので
                  どこかで、カエルが潰されているような悲鳴的な声を聞いたら
                  それはワタクシかもしれません(笑)

                  さて、明日から(!)ちゃんと気を入れて
                  しっかり、やるべき勉強と論文書きと研究を・・・(以下省略)

                  ナイト・ライフがなくなったので
                  せっせと机の上のコンピュータで
                  音楽聴いたり、オペラ観たりはしているんだけど

                  やっぱりライブでないとダメだわ〜(涙)と
                  この大騒ぎが終わるのを心待ちにしている私に
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                  桜じゃないけど、ウチのレンギョウの花は満開になりました。


                  続いて美術館・博物館・図書館閉鎖 ついでに来週から学校も閉鎖

                  0
                    今日から大学は図書館含めてすべて閉鎖。
                    なのに、朝っぱらから教授からのメールが相次いで

                    ラテン語(本日朝8時〜9時半予定だった)の先生からは
                    授業は休講になるけれど、次の課題を自分で勉強すべし、という
                    まるで、学校の生徒に対するようなメールが入って来て
                    (それでも勉強しないワタシ、すみません、明日からやります)

                    本日の午後のコンピュータ音楽心理学のゼミの先生は
                    E-Learning のサイトに資料を入れて
                    テーマをアップしておくから
                    選ぶのに問題があったり質問があったら
                    予定されていた講義時間(15時〜18時半)の間に
                    ライブ・チャットでよろしく
                    ・・・というメールが来た。

                    現代オペラのゼミの先生は
                    学生のレベルを見たいから
                    匿名でアンケートに答えてね、というメールに加えて

                    テーマとなる3つのオペラのうちの一つを
                    ようつべで、ばっちり2時間ちょっと、アップして来て
                    これが、サーリアホのオペラで
                    フィンランドで上演されたもので
                    指揮者がエサ=ペッカ・サロネンで
                    歌手は見た目も美しく、演技も完璧で
                    更に舞台装置も素晴らしい、という
                    うわあああ、こんなオペラが全部アップされてるんか、という
                    驚きのクオリティだったものの

                    歌詞がフランス語で
                    字幕が、何故かスペイン語(だと思う、フィンランド語ではなさそう)
                    ・・・全くわからない(汗)

                    もちろん、そこらへんは、ぬかりない先生なので
                    (ドイツ人の完璧主義者)
                    オーケストラ・スコアも
                    ピアノ・スコア(フランス語の下に英語の翻訳あり)も
                    ちゃんとアップはされているのだが

                    2つコンピュータ並べて
                    一つはオペラの画面
                    もう一つをピアノ・スコアの英語付きにしていたのだが
                    あ〜、ううう、現代音楽のオペラで
                    しかも、スコアも小さいし(コンピュータの画面が!)

                    ピアノ・スコアをプリント・アウトするか、と思ったら
                    400ページあったので諦めた(根性ゼロ)

                    デジタル・ドイツ語学の先生は
                    授業時間にビデオ流すからよろしく、と書いて来ているし(金曜日午後)

                    ブルックナーのゼミの先生は
                    授業はないけれど
                    アップしてある論文(約120ページ)を読んで
                    作曲家の神格化についてのペーパーを月曜日までに提出してね、というメール。

                    アップしてある論文(約120ページ=60枚)だけど
                    スキャンする時に、上のカバーを開けてスキャンしたらしく
                    周囲が全部真っ黒になっていて

                    これ60枚プリント・アウトしたら
                    高いインク・カートリッジが全部使われてしまう・・・
                    (というワケで、本屋さんに注文した。そっちの方が、たぶん安い)

                    だいたい、ゼミを1学期で4つ申し込んでしまったワタシがアホなのだ。
                    いいんだもん、何とかなるだろうし
                    ならなかったら、それはそれで、成績5の不合格になるだけで
                    別に私の責任とかにはならん(開き直り)

                    そんなこんなをやっているうちに

                    まずは、連邦に属している美術館・博物館の閉館のニュース。
                    ツィッターには書いたけれど

                    アルベルティーナ
                    ベルベデーレ
                    美術史美術館
                    エフェソス博物館
                    宮廷狩猟・甲冑コレクション
                    古楽器コレクション
                    宝物殿
                    ワーゲンブルク(馬車博物館)
                    アンブラス城(インスブルック近郊)
                    演劇・劇場博物館
                    世界博物館
                    応用美術博物館
                    近代美術博物館
                    自然史博物館
                    オーストリア国立図書館
                    オーストリア歴史博物館
                    文学博物館
                    パピルス・コレクション
                    地球儀博物館
                    エスペラント博物館
                    工業博物館

                    上記美術館・博物館が4月3日まで閉館。

                    ウィーン市管轄の美術館・博物館(音楽家の家を含む)も
                    続いて4月5日まで閉館。
                    ベートーベンのパスクワラティ・ハウスやハイリゲンシュタットの博物館
                    ハイドンの家、ヨハン・シュトラウスの住居
                    シューベルトの生家、地下鉄U1ステファンス・プラッツ地下のヴィルギル教会跡
                    ローマ史跡、ナイトハルト・フレスコ等がすべて閉館となる。

                    シェーンブルン宮殿とホーフブルクは頑張ってはいたが
                    やっぱり本日の夕方、明日から4月3日までの閉鎖を決定。

                    モーツァルトハウスは別組織なのだが
                    もちろん、ここも4月上旬まで(予定)閉館。

                    夕方には、学校クローズのニュースが。

                    昨日午後の決定で、大学は本日から全面的に閉鎖になったが
                    これは

                    大学生は大人だから、自分で自分の面倒は見られるよね
                    ついでに、大学って E-Learning のプラットフォームがあるから
                    各教授は工夫して、そういうインターネット・サイトを使って
                    学生の不利にならないよう、ちゃんと授業を続けてね

                    ・・・という、皮肉なんだか意地悪なんだかわからん理由であって

                    学校の閉鎖が遅れるのは
                    大学みたいに急にクローズしたら
                    親が困るだろう、という事で

                    学校も閉鎖になります
                    それなりに職場と交渉するなり何なりして
                    閉鎖の間、子供の面倒をどうするか
                    ご両親の方々、準備しておいて下さい

                    という準備期間だったわけ。

                    まずは上級生からクローズ、その後、下級生
                    そして幼稚園・保育園の閉鎖になる。

                    が・・・

                    どうしても子供の面倒を自宅でみられないという親のために
                    学校で面倒を見る、という逃げ道はちゃんと残っているのが
                    さすがオーストリアというか・・・

                    面白かった、いや、面白いとか言ってはいけないのだが
                    政府発表の中で
                    「子供をジジババには預けるな」という強いお達しがあった事。
                    いや、確かに祖父・祖母のところに預けるのが一番簡単なのだろうが
                    そこで年寄り(ウイルス症状が重症化しやすい)にウイルスが感染したら
                    かえって、タイヘンな事になる。

                    100人以上が集まるインドアの催物
                    500人以上が集まるアウトドアの催物
                    については、昨日からクローズなので

                    既に昨日伝えた通り
                    国立オペラ座もフォルクス・オーパーも
                    コンツェルトハウスも、楽友協会も
                    その他の劇場も、4月初旬までは、すべてクローズ。

                    ステファン寺院のミサまで中止。

                    ウィーン・マラソンも本日中止の決定。
                    これは観光事業には打撃だわ・・・

                    100人規制はレストランやバーにも適用されるらしく
                    今日、友人と話していたら
                    カフェに行ったらガラガラだった・・・との事。

                    政府発表に曰く
                    この休みに、友人を増やそうとか、大人数で遊ぼうとか
                    感染地区、あるいはそちらに近い方に遊びに行くとか
                    社会的コンタクトを増やす事はしないで下さいね

                    ・・・まぁ、そりゃわかる。

                    ウィーンの場合、問題はどこから入ってくるかわからない観光客で
                    イタリアとは相互の行き来が非常に激しいため
                    イタリアからオーストリアへの入国は禁止(出たっ!)
                    イタリア在住のオーストリア国籍所持者は帰国して良いが
                    帰国後、自宅に14日の拘束を義務づけられている。

                    フライトとかのストップをしなくても
                    観光客の制限や国境でのチェックをしなくても

                    文化施設や催物が全くないオーストリアなんて誰が来る?!

                    まだしも季節が良くて
                    ウィーンの森の散歩とか、ヴァッハウ渓谷のドライブとか出来るならともかく・・・

                    ウィーンの森、という言葉に触発されて調べてみたが
                    ハイリゲンクロイツ修道院やマイヤーリンクはオープンしているらしい。
                    ヴァッハウ渓谷にあるメルク修道院もオープンしているらしい。
                    (ただし、冬期なので、1日2回のレギュラー・ガイディングでの見学のみ)

                    午後になってWHOからパンデミックの宣言が出て
                    まぁ、この感染力だと
                    隣の国のメルケルが言うように
                    場合によっては、全人口の60%から70%が罹病するかもしれないので

                    問題は感染を広げないように、というのではなく
                    如何にして、感染の速度を落とすか、という事になっている。

                    急激に感染が広がると、イタリアのように医療機関がパンクしてしまうから。
                    オーストリアの場合、自宅で検査可能で
                    検査結果が陽性でも、症状が軽ければ、自宅から出ないという方法で対処中。

                    劇場や美術館の閉鎖について
                    ツィッターで、それは強制力のあるものか、という話が出たのだが

                    今日の夕方入って来た商工会議所(こちらでは参加義務団体)には
                    ちゃんと、「疫病法」という法律があるらしい。
                    それが発効されたので、しっかり強制力はある。

                    観光事業はエライ打撃で
                    コンサート・ホールやオペラなど
                    チケットの払い戻しの件で、従業員はひたすら仕事していそうだし

                    この時期に増えてくる観光客を予算に入れていたホテルは
                    もう、絶対に間違いなく、大打撃だろうし
                    ガイドさんも、仕事がない、と嘆いている。

                    世界経済が崩壊したら、いくら引退した私でも困るので
                    他人事ではないのだが
                    私が心配しようが、気を揉もうが
                    何も出来ないわけで

                    まぁ、その意味オーストリアの今の政府って
                    やる、と決めたら(特に厚生省の大臣が、結構、きっぱり派)
                    徹底的にやるので
                    首尾一貫しているから理解はできる。

                    というわけで
                    3月31日までのコンサートやオペラやバレエのチケット
                    23枚持っておりましたが(涙)
                    (註 昨日の記事より増えているのは、サンクト・ペルテンがあったから。
                       もちろんキャンセルになりました・・・)

                    4月になって
                    願わくばコンサートやオペラ、バレエなどが再演になるまで

                    このブログも、たぶん、当分お休みになるかと思います。

                    ラテン語の事とか、オーケストラの音合わせの音の歴史とか
                    声の範囲を測る機械で、どういうプロジェクトするか、とか
                    そういう事を書いても良いのだが
                    誰も読まないと思うので(笑)

                    読者の皆さまも

                    Si fore vis sanus, ablue saepe manus

                    健康でいたいなら、しょっちゅう手を洗え

                    という中世の教えを守って
                    どうぞお身体に気をつけてお過ごし下さい。

                    あっと、その前に、この長い記事を読んで下さった方は
                    ぜひ、1クリックをお願いします。



                    大学閉鎖 コンサート・オペラ閉鎖

                    0
                      人生60年以上生きていて
                      こんなに焦った事はないんじゃないだろうか・・・

                      本日3月10日午後の政府の判断で
                      大学(専門学校含む)は、遅くとも来週月曜日から閉鎖
                      100人以上が集まるインドアの催物も禁止
                      500人以上が集まるアウトドアの催物も禁止

                      ちょうど、演習での発表をする直前に
                      一緒に発表する男子学生が
                      「大学が閉鎖になる事が決まったよ」と耳打ち。

                      やっぱり若い学生の間では
                      インフォメーションの伝達が早い。

                      来週月曜日から、と思っていたら
                      何と、ウィーン大学は、即アクションを起こし

                      明日3月11日から(とりあえず)4月3日まで
                      ウィーン大学閉鎖(図書館含む)

                      その上、4月6日から2週間、イースター休みで
                      大学の授業はない(!!!!!!!!!)

                      いやもう、同級生も同僚も怒りまくってるわよ。
                      大学生なら、しめた、授業に出なくて良いとか
                      喜ぶんじゃないか、とか言ってる人
                      違いますって。

                      先週から新学期が始まったばかり。
                      今週以降に初めての授業が行われる課目もあって
                      学生は、みんな、やる気満々で来ているところに
                      この衝撃のニュース。

                      どこで会っても
                      全員、くそ、この時期に閉じるなんて
                      と言うスモール・トークをしているし

                      第一、3月終わりまでに
                      先学期のゼミの論文を書かなければならない上級生は
                      (ワタシを含む)
                      図書館がクローズされてしまうと
                      非常に困る、とても困る、ものすごく困る。

                      私は日曜日に1つ仕上げたばかりだが
                      もう1つの論文、一応、資料は揃えた・・・と思うんだけど
                      もしかしたら、途中で、あっ!という事だってあるかもしれない。

                      明日以降の授業の先生や教授から次々と
                      メールが入って来ているが
                      かなり焦っている、とは思うんだけど
                      ドイツ人が多いと、妙に冷静で

                      4月下旬からしか授業が出来ない場合に
                      どうやってプログラムの割り振りをするか、という点に対し
                      見事な対処をしているL教授(いつも冷静、笑顔見た事ない)には
                      尊敬の念しかない。

                      し・か・し・・・・

                      それ以上にワタシにとって深刻なのは

                      オペラ座、暫定的に3月31日まで閉鎖
                      フォルクス・オーパー暫定的に3月31日まで閉鎖
                      楽友協会、暫定的に3月31日まで閉鎖
                      コンツェルトハウス、暫定的に3月31日まで閉鎖

                      ・・・私、この間で21枚のチケット持ってるんですけど 😭

                      楽しみにしていた
                      バーミンガム市民交響楽団と
                      ミルガ・グラジニーテ=ティーラの3日間のゲスト公演もキャンセル。

                      クリーブランド管弦楽団は、その前にキャンセルしたけれど
                      重なっていたウィーン交響楽団のコンツェルトハウスのチケットを確保したのに
                      これまたキャンセル。
                      しかも、次の日のムジカ・エテルナとクルレンツィスの
                      ベートーベン交響曲もキャンセル。

                      バレエのルカーチ・リドバーク・ドゥアトは
                      今日と明日はセカンド・キャストだったので楽しみにしていたのに
                      これまた、もう見られない(涙)

                      3月21日にサンクト・ペルテンでバレエ公演があるのだが
                      今のところキャンセルとは書いていないが
                      今日の公演がキャンセルされているから
                      やっぱり・・・キャンセルだよね・・・

                      例の手術の予定だって
                      本当は今週の終わりに入院予定だったのを
                      授業に出たいし、バーミンガム響聴きたいし
                      無理やり、病院に掛け合って、イースター休みに変更したのに
                      こんな事になるんだったら、そのままにしておくんだった・・・
                      (まぁ、こういうのは誰も予想がつかない)

                      ・・・というより
                      マジに一日中(夜を含む)空いちゃって
                      ワタシ、何をしたら良いの?

                      (わかってますとも。勉強すりゃ良いんですよ。
                       だけど、図書館に行ったりしないと
                       勉強に集中できないタイプ。
                       要は、テニスする、となったら
                       テニス・ウエア買って、ラケット買って、靴買って
                       それから習いに行く「周辺から攻めないとやらない」タイプです。
                       ・・・って恥ずかしい事ではあるんだけど)

                      まさか、時間が出来たからと言って
                      この時期に里帰りするのも、ちょっと・・・(う〜ん・・・)

                      思い立ってイタリアに旅行するワケにも行かないし
                      国境近くにある温泉地でのんびり、というワケにもいかないし
                      (のんびりどころか、イライラしそう・・・)

                      取り敢えず、明日は5月のチケット争奪戦に参加した後
                      ラテン語やって
                      論文読んで
                      自分の卒業論文の輪郭を決めて(まだやってない・・・)

                      研究所の前で同僚と話していた時に
                      「こんな状態になるんだったら
                       授業料返せ」
                      とポロっと言ったら
                      「あら、ビジネス・ウーマンね」と笑われたんだけど

                      30年以上、返金交渉とか日常茶飯事でやって来たが
                      実は授業料払っていないので(あと1年は免除)
                      交渉しても戻ってくるお金はないワタクシに
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                      アジア人への攻撃があるワケではないけれど
                      同級生が
                      「私の友人はここ生まれの中国人だが
                       市電・地下鉄で、周囲に人が寄って来ない、って」
                      私は、まだその経験はないのだが
                      「はっぱ、もし、市電とか地下鉄で
                       周囲の人を追い払おうと思ったら
                       咳すれば良いのよ」
                      ・・・と言われて
                      悪いアイデアではないな、と
                      チラッと不謹慎ながら思ってしまった f^_^;


                      calendar
                         1234
                      567891011
                      12131415161718
                      19202122232425
                      262728293031 
                      << July 2020 >>
                      PR
                      ★コンタクト・メイル★
                      メイルはこちらへ
                      ブログランキングに1クリックお願いします
                      selected entries
                      categories
                      archives
                      recent comment
                      recommend
                      links
                      profile
                      search this site.
                      others
                      mobile
                      qrcode
                      powered
                      無料ブログ作成サービス JUGEM