オーストリアに友人が多い彼女が
わざわざ、私に会う時間を作ってくれたのは、とても嬉しい。
久し振りに来れば
あちこちで「会いましょう、来て下さい」のお誘いが
引きも切らないだろうに
私がお願いした本も届けてくれたし I 嬢に心から感謝。
さて、その前に、ウィーン放送交響楽団のリハーサル見学。
メールには11時30分〜12時30分とあって
ウエブ・サイトでは10時30分〜11時30分と記載されていたので
どちらですか? とメールで問い合わせたら
11時30分〜12時30分、という回答が来たのだが
金曜日に電話がかかってきて
やっぱり10時30分〜11時30分です・・・って
あっはっは、イイカゲンというか、ウィーンらしいというか(苦笑)
場所はオーストリア国営放送のラジオ・クルトゥーア・ハウス。
内部のホールは、こういう感じ。
実はこのホールの椅子、大きくて、柔らかくて
ソファーのようで、ゆったりしていて
前もしっかり空いている(よって人が通るのに立たずに済む)という
昔風の作りで、ものすごく座り心地が良い
・・・・ので、居眠りしないように、よほど気をつけないと(自爆)
来週火曜日のコンサートで演奏される
シェーンベルクの「ぺリアスとメリザンド」のリハーサル。
最終リハーサルではないので
後半部分を、し〜っかりやる。
聴きこんでいる曲だったり
スコアが手元にあれば、もっと楽しいのだろうが・・・・
そして夕方、友人と会った私が車を走らせたのは
ノイジードルにあるレストラン「ニコスパーク」
伝統的な木の部分の部屋と
現代的な白を基調にした部屋に分かれて
もちろん、庭もある。
庭のテーブルで、ロゼのシャンパンを飲みながら
最初に突き出しとして出てきた
アスパラガスとクリームの一口おつまみ
そして、パンにつけるニンジン・ペースト
右側のスプーンに乗っているのが
一口おつまみだが・・・ いや、この美味さは言葉にできない(感激)
オードブルとして選んだ
グリーン・アスパラガスのフライ
アスパラガスの美味さも然ることながら
下にあるポテトのピュレーの見事さ
友人のオードブルはアスパラガスのジェリー寄せにニジマス
左のジェリー寄せは、ジェリーというよりは
ホワイト・アスパラガスを寄せ集めて、ジェリーでくっつけたという豪華版。
1本だけ出ているところが、かなりユーモラス(笑)
メインで取ったズッキーニのパスタ。ベジタリアン用。
パスタの美味しさもそうだけど
混ざっているズッキーニの絶妙な口当たりと味
ドライ・トマトとポテトのアクセントに
他の味を邪魔しないのに、ちゃんと主張のあるソース。
う〜ん・・・・ 見事だ (--)(__)
友人はメインにホワイト・アスパラガス。
私のヘタな写真じゃわからないけれど
このアスパラガスの太さは、凄かった(笑)
夜になると、外は少し冷え込んできたが
久し振りのお喋りに興じて、コーヒーを前に長っちりの我々に
オーナー氏が、どうぞ、と毛布を持ってきてくれる。
ウエイター氏も、1年に1回か2回しか行かない私を覚えてくれていたようで
(いや、そりゃ、こういう地方のレストランに行く日本人は目立つにしても)
そんなにむちゃくちゃ高いレストランでもないのに
食事の美味しさはもちろんのこと
食事を出すタイミングから何から
サービスの良さは特筆すべきだ。
このクオリティのレストランだったら
ウィーンなら、まず値段がこの2倍はするだろうし
サービスの良さ、という意味では
・・・・ まぁ、これ以上は言わないでおく(笑)
コンサートやオペラに給料以上の金額を注ぎ込んでいるので
滅多に外食しないけれど
たまに、本当に美味しいものを、贅沢に田舎のレストランで
楽しい友人と食す、というのは、命の洗濯になる
と、むちゃ満足な私に
1クリックをお恵み下さい。
ちょっと食べ過ぎちゃって
デザートが入らなかったのは残念・・・
次はデザートまで食べるぞ!
I嬢、その時は、また是非お付き合い下さいまし。