回転木馬 ミュージカル@フォルクス・オーパー

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    Volksoper Wien 2019年6月4日 19時〜22時

    CAROUSEL
    Musical in zwei Akten
    Liedtexte und Buch von Oscar Hammerstein II.
    Nach dem Bühnenstück Liliom von Ference Molnár
    Deutsche Fassung von Henry Mason
    Musik von Richard Rodgers

    指揮 David Charles Abell
    演出 Henry Mason
    振付 Francesc Abós
    舞台・衣装 Jan Meier
    照明 Guido Petzold

    ビリー・ビゲロフ Daniel Schmutzhard
    ジュリー・ジョーダン Johanna Arrouas
    キャリー・ピッパリッジ Juliette Khalil
    ネッティー・フォーラー Stephanie Houtzeeel
    イノック・スノー Jeffrey Treganza
    ジガー・クレイガン Christian Graf
    ルイーザ・ビゲロフ Mila Schmidt
    ミセス・ムーラン Regula Rosin
    ダヴィッド・バスコンブ Nicolaus Hagg
    アンサンブル Lorna Dawson, Eva Prenner, Victoria Demuth, Jil Clesse
    Thomas Huber, Maximilian Klakow, Oliver Liebl, Lukas Strasser
    ルイーズの彼氏 Gleb Shilov
    ミス・スノー Marie-Sarah Drugowitsch

    Orchester und Chor der Wiener Volksoper
    Jugendchor und Kinderchor der Volksoper Wien
    Emparserie der Volksoper Wien
    Wiener Staatsballett

    一世を風靡したロジャース&ハマースタインの
    1945年に作曲されたミュージカル「回転木馬」

    昨年3月にフォルクス・オーパーでプレミエがあって
    ミュージカルに(あまり)興味のない私は
    上演時間3時間に恐れをなして(長いの苦手)行かなかったのだが

    先週だか、フォルクス・オーパーのニュースレターで
    「回転木馬」のチケット50%割引
    ・・・すみません、こういうのに私、弱いんです f^_^;

    だからと言って高額な席は買わずに
    超貧民席26ユーロを13ユーロで買って
    ウハウハしている貧乏人ですが・・・

    確かにギャラリーはガラガラで
    若い人たちが立ち見席にいたのだが
    みんな、開演直後に、全員、空いたところに座った。
    別にそれは良いのだが
    (ちっ、立ち見50%引きで買って入れば良かったとか思ってません)
    結構、小声で喋るわ、前の席を蹴るわ(たぶん、膝を組む時に当たる)
    マナーの悪さがちょっと気になったが
    まぁ、若い方々でしたし(大人の引率はなし)

    簡単に感想を書くと

    舞台が綺麗で巧く作ってあって
    序曲の時から、舞台ではサーカスや(ダンサーがやってる)
    回転木馬や、遊園地の余興(ただし1945年風味)や
    狭い舞台に溢れんばかりに
    ダンサー、俳優、歌手、コーラス、児童合唱団等が乗って
    フォルクス・オーパーらしい、サービス精神爆発シーンになっている。
    (超貧民席からだと、オペラ・グラスでどこを見るかが難しい(笑))

    派手なオープニング・シーンの後
    芝生の場面では
    遥か向こうに、ちゃんとサーカスの明かりが灯っていて
    回転木馬も見える(芸が細かい)

    舞台の展開も早い。
    後ろの出窓を巧妙に使っていて
    数多くあるシーンを、全く遅れる事なく
    かなりリアルに出してくれるので
    ストーリーを追うのに不自然さがゼロ。

    衣装が素敵。
    予算をケチってない(それかい!)
    登場人物が多いのだが
    それぞれにオールド・スタイルの良い感じの衣装で
    色も揃っていて(これがセンスある!)統一感がある。

    歌手が素晴らしい!!!!
    いや、実は何が驚いたかと言うと
    ジュリー役のアロウアスで
    アロウアスはフォルクス・オーパーのベテランだが
    どちらかと言うと
    キャピキャピした役で
    ちょっとヒステリックなくらいの声と演技が特徴だった(はず)
    この演目でも、昨年はアロウアスはキャリー役になっていた。

    今回のキャリー役は
    この間、ピノキオで見たピノキオ役の小柄なクハリル。
    この歌手も、演技巧いし、コミカルな役どころに合っていて
    キャピキャピ役を充分に魅せてくれた。

    アロウアスのジュリー!!!
    いつの間に、こんなしっとりした役が出来るようになったの?!

    以前の印象からは考えられない程に
    芯の通った、落ち着いた、しっとりした
    (1945年当時に)女性らしい(暴力男性への)理解を持って
    演技だけではなくて
    歌が、また、もう、涙なしでは聴けないほどに素晴らしいのである。

    いやもう、驚いた。
    アロウアスってヒステリックなソプラノというイメージだったのに
    このメロディー豊かなロジャースの美しい曲想を
    しっとり、美しく、豊かに歌い上げてくれて
    あ〜、やっぱりミュージカル(マイク付き)でも
    クラシックの素養がある人が歌うと巧いなぁ。
    恐れ入りました。
    今までヒステリックなキャンキャン乙女とか思っていてごめんなさい。

    シュムッツハルトはオペラでは声量あって
    なかなかの美声の歌手なのだが
    今回はマイク付きだから声量関係ないし

    だいたい、役どころが・・・
    無精髭はやして
    カッコ付けの女たらしのカンチガイ男の役だし
    しかも失業して女性に暴力振るうし
    何故、あの賢明な(賢明に見える)ジュリーが惚れるのか
    さっぱりわからん。

    ビリーを悪の道に誘導する
    これこそ悪の権化というジガー役のグラーフは
    クラシック歌手が揃った中で
    唯一、最初からミュージカル畑とわかる人だった。
    その分、役に馴染んで演技も巧いし
    如何にもミュージカル、という感じがして、すごく良かった。

    ビリーは後半で死んでしまい
    天国から、自分の娘が
    父なし子で虐められているのを見る。

    娘のルイーズ役のミラ・シュミットはバレエ・ダンサー。
    このシーンは、虐める役や
    ルイーズに惚れさせて手酷く振る役もダンサーで
    バレエ・ファンには、かなり見応えのあるシーン。

    昔のミュージカルなので
    かなり冗長なストーリー運びだし
    ちょっと救いのない
    あまりに古臭い劇的なラブストーリーなのだが

    それを退屈させないように
    舞台と衣装と
    振付の巧みさで処理したのは見事。

    モブシーンも多いのだが
    コーラスが歌う時でも
    必ず、コーラス・メンバーが踊るので
    舞台上の絵にしっかり動きがあって退屈しない。

    その意味で、暗い話だし
    こちらが赤面するほどの純愛物語(1945年だ!)だし
    ストーリー的な好みとしては
    私は辟易するのだが
    その辟易ぶりを補うだけのドラマツルギーの見事さには唸った。

    まぁ、何回も観たい、という演目ではないが・・・

    ご興味ある向きは
    フォルクス・オーパーのサイトに
    いくつか動画がアップされているのでご覧下さいませ。

    ピーターパンの3回目鑑賞記とか
    ブッフビンダーがピアノ弾いて指揮した
    ウィーン交響楽団のコンサートとか
    書いていない演目がたくさんあるのだが

    なんだかバタバタしていて時間がない ^^;
    という私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    先週まで雨続きで、10℃とかの気温だったのに
    今日は31℃とかになってしまった。
    最近、本当に「春」がなくて、冬から突然、盛夏になるので油断ならん。

    地獄のオルフォイス @フォルクス・オーパー

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      Volksoper Wien 2019年6月2日 19時〜21時50分

      ORPHEUS IN DER UNTERWELT
      Operette in einem Prolog und drei Akten
      Text von Hector Crémieux und Ludovic Halévy
      Deutsche Fassung von Peter Lund
      Musik von Jacques Offenbach

      指揮 Guido Mancusi
      演出 Helmut Baumann
      新演出 Karin Schnyol-Korbay
      舞台 Mathias Fischer-Diskau
      衣装 Uta Loher, Conny Lüders
      振付 Roswitha Stadlmann

      プルート Vincent Schirrmacher *
      ジュピター Martin Winkler *
      オルフォイス Carsten Süss *
      ハンス・スティックス Robert Mayer
      メルキュール Gernot Kranner
      マルス Daniel Ohlenschläger *
      エウリディーケ Rebecca Nelsen *
      ディアナ Birgid Steinberger *
      世論 Regula Rosin *
      ヴィーナス Annely Peebo *
      キューピッド Jakob Semotan *
      ジュノー Christian Graf *
      ミネルヴァ Elvira Soukop *
      オルフォイスの生徒 Una Stanic

      ジャック・オッフェンバックの「地獄のオルフォイス」
      2007年9月にプレミエだった演出の再演初日。

      ・・・記憶によれば
      大昔に一度観た事がある。
      とは言え、このブログには記載がないから
      本当に2007年の秋だったかもしれない。
      (記録は消えました・・・くすん)

      しかしまぁ、舞台が派手。
      舞台装置も大掛かりだけど
      衣装も凝っていて
      (というより、衣装係がむちゃくちゃ遊んでいる?(笑))
      登場する人数が多い。
      コーラスが舞台に居るのに加えて
      バレエ・ダンサーが舞台前方でジュテしてたりする。

      ドイツ語ですが、フォルクス・オーパーの動画を貼っておきます。



      え〜っと、ともかく、しっちゃかめっちゃかである(爆笑)
      オルフォイスとエウリディーケの話は有名だが
      ここでは、オルフォイス(バイオリンの先生で「芸術家」)と
      エウリディーケの夫婦仲は冷めきっている。

      こんなのも〜、やだ、とエウリディーケがヒステリーを起こしていると
      地獄のプルートがやって来る。
      もう死んだ方がマシ、と言うエウリディーケに
      では死にましょう、と地獄に連れて行く。

      それを知ったオルフォイスは
      あ〜、私の妻が死んでしまった(涙・涙・涙)
      ・・・うっしっしっ、やったぞ(嬉し涙)

      というところに「世論」がやって来て
      それは世間が納得しません!!!!
      地獄に妻を迎えに行くのです(断言)

      さて場所変わって天国では
      ジュピターとジュノーの夫婦仲も冷めきっている。
      (どういう設定だ?(笑))
      子供たちのキューピッドやマルスも
      天国にもっとデモクラシーを!と喚いている。

      このジュピターとジュノーのキャラ立ちが最高 (^○^)
      天国全員で地獄に出張するのだが
      そこで、退屈しているエウリディーケに
      ハエになって迫るところの(あ〜、もうこれ、ヤバイです)
      コミカルなエロっぽさが・・・
      ジュノーは男性が女性役なのだが
      実に迫力あり過ぎで、ものすごく魅力的。

      こういうオペレッタって
      途中のクープレで、何かの時事ネタを取り上げるので
      今回もハッハッハと笑って天国のみんなが
      代わる代わる歌う有節の歌で
      キューピッドが替え歌やった。
      いやもう、笑えましたわ。
      (すみません、これはドイツ語が必須だけど・・・)

      登場する人物のキャラが、みんな立ちまくりで
      歌は上手いし(エウリディーケ素晴らしいソプラノ!)
      演技はコミカルで、ものすごく楽しい。
      時々、ほとんど捨て身のような演技で
      いや、もう、本当に芸達者な役者+歌手の見事なコンビネーション。

      こういうのが出来るアーティストが居るというのは
      フォルクス・オーパーの強みだわ。

      世論も地獄で酔っ払って
      だんだん、ワケわからん事になって来るし
      一応、世間を納得させるために
      エウリディーケをオルフォイスが地獄から連れ出し
      でも、振り向いてはダメ、というのを
      もちろん、バッチリ振り向いて
      おお、万歳、めでたしめでたし・・・(爆笑)

      友人と話していたら
      ウィーンのオペレッタは
      夫婦なり恋人なりが、元の鞘に収まってめでたし・めでたしだが
      (まぁ、モーツァルトのコシ・ファン・トゥッテはかなり微妙)
      オッフェンバックは、夫婦はみんな冷めていて
      で、別れて万歳みたいなものが多いね、という話になった。

      当時のパリの状況ももちろんあるから
      政治的メッセージがそこに籠められているかもしれないけれど
      まぁ、それはわかりません。
      (オペレッタに詳しくないので・・・← 言い訳)

      久し振りのオペレッタで
      オトナのためのオペレッタで(笑)
      絶対に子供向けのプログラムではないし
      かなり「アク」は強いけれど
      (だってキャラ立ってるからね(笑))
      楽しい演目である。

      ・・・というか、これ
      冷めきった夫婦が見に行ったら
      どういう感情を抱くんだろう???(余計なお世話)

      最近、ファミリー向けのプロダクションが多かったけれど
      こういう「オトナ向け」の楽しめるプロダクションも
      再演してくれる、というフォルクス・オーパーのサービス精神
      たいしたものだ。

      とは言え、チケット持ってる公演について
      直前に「はい、チケット割引開始!」って言うメールが来ると
      ちょっと複雑な気分ではあるが(笑)

      まだ、土曜日のウィーン交響楽団の記録を書いていないで
      焦ってはいるのだけれど
      気温10℃の雨が続いた後に
      突然30℃近くの真夏がやって来たウィーンで
      夏服を出しながらゼイゼイ言っている私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



      いや冗談じゃなく、マジに暑いんですが。
      まだ建物は熱くなっていないので(時間がかかる。でも冷房はない)
      図書館閉じ籠りで
      勉強せずに、こういうメモを書いている私は(以下省略)

      パウダー・ハー・フェイス 3回目

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        Kasino am Schwarzenbergplatz (Volksoper)
        2019年4月22日 20時〜22時20分

        Thomas Adès (*1971)
        Powder Her Face
        Kammeroper in zwei Akten
        Libretto von Philip Hensher

        指揮 Wolfram-Maria Märtig
        演出 Martin G. Berger
        舞台 Sarah/Katharina Karl
        衣装 Alexander Djurkov Hotter
        ビデオ Anna Hirschmann
        振付 Florian Hurtler
        ドラマツルギー Magdalena Hoisbauer

        Die Herzogin: Ursula Pfitzner
        Zimmermädchen, Vertraute, Kellnerin, Geliebte,
        Gafferin, Gesellschaftsjournalistin> Morgane Heyse
        Elektriker, Salonlöwe, Kellner, Gaffer, Lieferjunge: David Sitka
        Hotelmanager, der Herzog, Menschen im Hotel, Richter: Bart Driessen
        Statisterie: Robin Koppensteiner, Bernadette Leitner,
        Anna Barbara Banatto, Irina Mocnik, Katharina Schmirl

        Orchester der Volksoper Wien
        コンサート・ミストレス Vesna Stanković, Anne Harvey-Nagl
        第二バイオリン Ursula Greif, Natalija Isakovic
        ビオラ Aurore Nozomi Cany, Peter Sagaischek
        チェロ Roland Lindenthal
        コントラバス Gerhard Muthspiel
        クラリネット・サクソフォン Barbara Brunner, Harald Haslinger, Hadi Nabavi
        ホルン Raphael Stöffelmayr, Michael Stückler
        トランペット Lorenz Raab, Michael Schwaighofer, Daniel Neumann,
        Raphael Pouget
        トロンボーン Christian Masser, Christian Eisenhut
        パーカッション Manfred Redner, Lucal Salaun
        ハープ Gabriela Mossyrsch
        アコーデオン Ingrid Eder
        ピアノ Chie Ishimoto

        笑って下さって結構です。
        3回目ですよ、3回目。

        もっとも、この演目全部で10回あるから
        凝り性の私としては皆勤賞を狙っても良かったかも
        ・・・という感じなのだが

        別にそれは私がセッ◯スが好きとか
        女性が惜しげもなくさらす醜態が好きとか
        そういうワケではございません(たぶん)

        しかしまぁ、本当に良く出来た舞台だ。
        何回目かになるのだろうけれど
        オーケストラの音楽も
        指揮も、歌手も、全く緩む事がなくて
        ベストの状態で、素晴らしい舞台を見せてくれる。

        歌手がむちゃくちゃ張り切っている感じで
        もともとホールが小さいから音は響くのだが
        すごい音量で、力一杯歌うので
        ちょっと辟易したほどの力強さ。

        オーケストラの音楽は
        力強すぎて、少し平坦に聴こえた歌手とはまた違って
        16人で出しているとは思えないフルの音響から
        ピアニッシモの徹底的に繊細な音色まで描き出す。

        歌手の捨て身の演技も素晴らしいし
        背景のビデオも好き。
        (特に花の咲く場面のエロチックさがたまらん。
         直裁的な表現じゃなくて、ああいう奥ゆかしい?表現って好みだわ)

        加えて、場面転換での素早い衣装替え
        次から次に出てくる小道具の手配など
        小道具・大道具、衣装係やメイク・アップの係などの
        密な連携プレイがバッチリ決まっているのにも感嘆する。

        新聞評では
        やり過ぎ、みたいな事が書いてあったけれど
        3回目を見ると
        その「やり過ぎ」感が
        リアリティとパロディの見事な融合を目指しているのがわかる。

        あそこまでリアルにセッ◯スの餓えや
        堕ちていく伯爵夫人の絶望的な孤独感を描きながら
        どこかしらリアルではないパロディの世界を感じさせて
        あまり生臭くなり過ぎない。

        (今日なんか、裁判官の場面や
         歳取った伯爵夫人のインタビュー・シーンで
         結構、客席から笑いが出ていた。
         ここら辺の演出をリアルにやり過ぎてしまうと
         あの笑いは出て来ないし、シリアスになり過ぎる。)

        だから、3回見ても、全く辟易しないし、飽きない。
        この演目を何回か見る人って少ないかもしれないけれど
        アホな私は、同じ演目を何回か見て
        やっと納得したり、自分の中で消化できたりするので
        その意味では
        1回目は面白いけれど
        2回目・3回目で飽きが来たり、げっそりしたりするものと違って
        この演目が如何に見事に構築されているのかがわかる。

        アデスのドラマツルギーが素晴らしいと思ったのは
        最後のシーン。

        ホテルを追い出される惨めな老婦人が倒れる
        という場面で終わってしまっても、違和感はないのだが
        その後の短いエピローグで
        最初の場面に戻って来て(音楽も)
        今回の演出では、本当に最初の4人で絡まる場面に戻り
        そこに俳優さん4人がかぶさるという
        見事なラスト・シーンになっている。

        倒れたままの終わりだと
        どうしても、どんより暗くなって
        気分も落ち込んだままだが
        最初のシーンのフラッシュ・バックで
        とことん堕ちても不死鳥のように蘇る伯爵夫人
        (本当かどうかは知らん)
        という、原始的な生命力を感じさせるのだ。

        しかしまぁ、アデスの音楽的パロディの迫力。
        タンゴやジャズや
        1930年代・1950年代・1970年代の
        それぞれの時代のポピュラー音楽の引用も素晴らしいが
        リヒャルト・シュトラウスの引用が
        私の耳には一番目立って入ってくるのが楽しい。

        ・・・ところで、何故にリヒャルト・シュトラウスなんだろう?
        (たぶん調べたらアデス自身が何か言ってると思うのだが)

        もともとオペラは苦手なのに
        現代オペラって良いなぁ・・・
        (オペラが苦手なのはストーリーが荒唐無稽な事が多いのと
         上演時間が長いのと
         主人公がなかなか死なず、ずっと死ぬ、死ぬと
         すごい声量で力一杯歌っているのに疲れるからである)

        アリベルト・ライマンのメデアも良かったし
        アデスのテンペストはなかなかチケットが入手できず
        1回きりしか観ていないのが本当に残念。
        (ザルツブルク音楽祭も行きたかったのだが
         チケット高過ぎ+入手不可能の二重苦だった・・・
         無理しても行けば良かった(涙))

        その分、今回は3回も行けて
        本当にラッキー ♡

        24・25・27・28日と、あと4回の公演がある。
        後半戦は色々あって私は参加できないけれど
        最後まで素晴らしい公演になるよう祈りつつ
        気分良くイースター・マンディを楽しんだ私に
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。



        新聞評はいくつか読んだけれど
        その中に、指揮者はテンポを取っているだけ、みたいな書き方があったのを見て
        あのオペラでテンポ取って、歌手にキュー出しできるって
        どれだけの才能と習熟が必要か
        この記者、わかってないだろ・・・と
        ついつい思ってしまったのはワタクシです。

        ラルフ・ベナツキー「妹と私」オペレッタ

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          Volksoper 2019年4月18日 19時〜21時45分

          Meine Schwester und ich
          Musikalische Komödie in zwei Akten mit Vor- und Nachspiel
          Text von Robert Blum und Ralph Benatzky
          nach Ma soeur et moi von Georges Berr und Louis Veneuil
          Musik von Ralph Benatzky
          Musikalische Einrichtung von Guido Mancusi

          指揮 Guido Mancusi
          演出 Robert Mayer
          舞台・衣装 Christof Cremer
          振付 Andrea Heil

          ドリー サン・ラビッシュの城主 Lisa Habermann
          ロジェ・フルリオ博士 Lukas Perman
          レイシ・ド・ナジファルディ伯爵 Carsten Süss
          (アテレコ Robert Mayer)
          アンリエッテ Julia Koci
          執事・裁判官 Nicolaus Hagg
          イルマ 靴屋の売り子 Johanna Arrouas
          フィロセル 靴屋のオーナー Herbert Steinböck
          ムシュー・カマンベール 靴屋の客 Georg Wacks
          陪審・召使い・レビューのダンサー Mitglieder des Jugendchores der Volksoper

          今シーズンのフォルクス・オーパーの新プロダクション
          ラルフ・ベナツキーのオペレッタ
          タイトルは訳すとすれば「妹と私」って感じなのかなぁ。

          滅多にオペレッタとか行かない私が誘惑されたのは
          例のイースター時期のキャンペーン
          4枚買えば50%割引(こういうのに弱い)に釣られたのだが
          これ、確かに明るくて楽しい出来になっている。

          踊れて、歌えて、演技ができる
          見目麗しい役者(=歌手)が揃っている
          フォルクス・オーパーならではの作品。

          上演前に、貧民席からは見えないものの
          よくご存知、フォルクス・オーパーの支配人の
          ローベルト・マイヤーが登場。

           公演前に誰かが出てくると、公演のキャスト変更で
           今回も例外ではありません。
           残念ながら、カルステン・ズュースが咽喉炎で
           医者から、話す事も歌う事も禁止されました。

           ただ、カルステン・ズュースは舞台に登場します。
           皆さまはズュースを舞台で見る事ができますが、聞く事はできません。

           私が譜面台を持って横に立ち、
           合わせて喋ったり歌ったりします。

           どうか、舞台では私を見ずに、ズュースを見て下さいね。
           観客から見られると非常に緊張するので(ここで観客から爆笑)

          さすがマイヤーというか、まぁ見事にアナウンスをキメてくれた。

          しかも、カルステン・ズュースは、ちゃんと演技はしているので
          口は動かしているのである。
          そのセリフの口の動きと、ほとんどズレなく
          喋って歌ったマイヤーって、スゴイ。
          口パクで全く声を出さず、あの迫真の演技をしたズュースもスゴイ。

          演技達者というか、芸達者というか、さすがプロというか
          いやもう、あんなに違和感のない口パクのアテレコ、初めて見た(聞いた)。

          さて、前半では離婚裁判のシーンから始まり
          個人の図書館で司書として雇われたロジェが
          仕事が終わらない、とバタバタしているのだが

          邪魔が入るたびに
          本を放り出す演出って何なんだ!!!(怒)

          数冊持ってハシゴを上がったとたんに
          何かの邪魔が入って、本を床に数冊、すごい勢いで落とす
          ・・・というのが、何回かあって

          本が投げ出されるというのは
          私は、ものすご〜〜〜〜〜〜くイヤなの!!!!

          ページが捲れたり、綴じが取れたり、背表紙が傷んだり
          学生時代、図書館に閉じこもって
          本を大事に読んでいた私は
          あんなに無神経に本を投げる、落とす、というシーンが続くと
          いたたまれない・・・というより、精神的な苦痛が大き過ぎる。

          ドリーはロジェに惚れているので
          せっかくロジェが片付けた本をめちゃくちゃにしたりしている。

          ロジェはロジェで
          2ヶ月前にナンシーでの教職が決定して
          今日の夜の列車でナンシーに向かう予定なのに
          司書を辞める事をドリーに言う事ができず
          しかも、仕事が終わっていないので
          ギャラを貰えないんじゃないか、と悩んでいる。

          2ヶ月前に転職が決まっていて
          それを、辞めるその日まで雇い主に言う勇気がないって
          それ、社会人として失格でしょうが!!!!(怒)
          (しかも設定が音楽学の博士なのよ。
           ウィーン大学の音楽学の博士号を持った教授の中には
           こんな社会人失格で、ウジウジしたワケのわからんタイプは居ない!)

          メイドのアンリエッテが、大丈夫よ、ギャラは5000フラン
          ちゃんと貰えるわよ、と歌い
          それにデュエットして、5000フランなんて大金、スゴイぞ、と
          大喜びするロジェに

          ドリーが無造作に小切手を切るのは
          5000フランどころか10000フラン。

          ロジェも、こんなに頂けません、とか口先では言うくせに
          ダンス・シーンでダンサーたちの間を小切手が飛び交い
          (これもワタクシ的には許せないシーンで
           現金と同じ価値の小切手を、あんなに乱暴に扱うなんて!!!)
          最後はメイドが胸の合間に入れたのを
          結局、ロジェが取り戻して、ちゃっかり貰ってしまう。

          後半の靴屋さんのシーンでも
          靴の箱の取り落としが何回もあって、心が痛む。

          モノは大切に扱いましょうって
          家庭で躾されませんでした?(涙)

          さて、そのロジェだが、ドリーは惚れているのだが
          ロジェはプリンセスというだけで萎縮しまくりで
          前半では、嫌がっている男性に
          しつこく纏わり付く女性という
          何だか、あまり共感が持てない。

          ナンシーに行く、と聞いて
          シャンパンとキャビアで、ロジェの労をいたわりつつ
          ナンシーには、文学者と結婚して離婚して
          靴屋で働く妹が居るから、そこに荷物を届けて欲しいと
          ウソをつくドリー。

          ドリー役のリザ・ハーバーマンは見た目が美しく
          スタイル抜群で、プリンセスの気品もある。
          表情がかなりせわしく変化して、演技も巧い。
          (表情がくるくる変わるのが、時々、大げさ過ぎるけれど)

          声は細いけれど、澄んだ高音も出すしスープレットだし
          マイクはつけているから声量関係なく
          ハマり役ではある。

          ロジェは張り切って、明日、その靴屋に行きます、と言いだすので
          慌てるドリー。

          後半は、その靴屋さんでのシーン。
          イルマ役のヨハンナ・アロウアスは
          歌って踊れるフォルクス・オーパーの看板歌手の1人だから
          歌も巧いけれど、ともかく動きが見事。
          多少はしたない動きも、見事に見せてしまう。
          キャピキャピした、舞台に憧れる若い浮ついた女性役にぴったり。

          ドリーは突然現れて雇ってくれ、と迫るが
          断られそうになって
          雇ってくれたら、1日につき1000フラン払うわ、と
          カネにモノを言わせて無理やり雇ってもらう。
          (前金ね、はい10000フラン、と渡すので
           フィロセルは大喜びである)

          イルマに、あなたの着ている服を頂戴、と言って断られると
          またもや、じゃぁ、あなたの服に3000フラン払うわ、と
          これまた、すべてお金で解決。

          アメリカあたりの資本主義をおちょくっているのかもしれないが
          そういう毒は全く感じられない演出で
          そこまでやって、ロジェをモノにしたいのか、っていう感じ。

          やって来た客の扱いも、あまりに酷いし・・・(苦笑)
          カネをもらった靴屋のオーナーのフィロセルは
          ドリーの失敗も何のその、庇って甘やかせて、という
          あ〜、世の中、金があれば何でもありかよ・・・(唖然)

          やって来たロジェが、ドリーの妹(と偽っている)に
          一目惚れするのも、何だかなぁ。
          まぁ、このシーンは演技もダンスも歌もなかなか良くて
          ちゃんと、恋におちた2人、というハッピー・シーンで
          見ていて、可愛いし、リアルにも見える。

          もともとドリーに惚れていて
          追いかけて来たナジファルディ伯爵は
          ハンガリーの男は惚れっぽい、という役割で
          イルマに惚れてしまい
          イルマはイルマで、お金持ってるオトコ、大好き!と
          すぐにお金になびいてしまうという

          ・・・やっぱりこれ、ラブよりはマネーというオペレッタなのか?

          ハッピー・エンドで終わるかと思いきや
          最初の離婚裁判のシーンに戻り
          ロジェが、結婚はしてみたものの
          貴族の生活に耐えられない・・・と延々と語る。

          このドリーってお姫さまもアホだね。
          研究者なんて、贅沢な生活よりは
          豊富な研究資料と共に
          図書館に閉じ込めておけば
          ハッピーな生活が出来るタイプなのに。

          あ〜、でも、このプリンセス
          研究者の、一瞬でもヒマがあったら論文読みたい
          みたいな欲求を理解できるタイプではなさそうだ(独断・偏見)

          その意味では、身分違いの恋というより
          人生観が違うって感じで、歩み寄れないとは思うのだが
          それは、私があまりにリアリストだから、という理由もある(すみません)

          舞台は明るいし
          衣装も、明るい原色を多用したカラフルな洒落た衣装だし
          歌って踊れて、という芸達者の出演者が
          本当に歌って、踊ってを繰り広げてくれるので
          音楽的に深いとか言うものではないけれど
          カネの事とか、モノの粗末な扱い方とか
          研究者とプリンセスとか、考えなければ
          まぁ、ラブコメとして見るなら、水準はかなり高い。

          何回も繰り返し出てくる
          フロイライン、ワインを一杯、飲みに行きませんか、というメロディは
          後々まで記憶に残るので
          若い(あるいは中年の)カップルは
          この後、少なくとも、ちょっと気が効いた男性なら
          連れの女性を、あのソングを歌って
          ワイン一杯に誘うんじゃないかなぁ。

          色々と心が痛む場面(本の放り出しや、世の中なんでもカネ)もあるけれど
          まぁ、オペレッタだから・・・と納得すべきであろう、きっと。

          作品としての出来は非常に良いので
          あまり深く考えずに楽しめるのであれば
          見て損はない、と思う私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。


          パウダー・ハー・フェイス 2回目

          0
            Kasino am Schwarzenbergplatz (Volksoper) 2019年4月16日
            20時〜22時20分

            Thomas Adès (*1971)
            Powder Her Face
            Kammeroper in zwei Akten
            Libretto von Philip Hensher

            指揮 Wolfram-Maria Märtig
            演出 Martin G. Berger
            舞台 Sarah/Katharina Karl
            衣装 Alexander Djurkov Hotter
            ビデオ Anna Hirschmann
            振付 Florian Hurtler
            ドラマツルギー Magdalena Hoisbauer

            Die Herzogin: Ursula Pfitzner
            Zimmermädchen, Vertraute, Kellnerin, Geliebte,
            Gafferin, Gesellschaftsjournalistin> Morgane Heyse
            Elektriker, Salonlöwe, Kellner, Gaffer, Lieferjunge: David Sitka
            Hotelmanager, der Herzog, Menschen im Hotel, Richter: Bart Driessen
            Statisterie: Robin Koppensteiner, Bernadette Leitner,
            Anna Barbara Banatto, Irina Mocnik, Katharina Schmirl

            Orchester der Volksoper Wien
            コンサート・ミストレス Vesna Stanković, Anne Harvey-Nagl
            第二バイオリン Ursula Greif, Natalija Isakovic
            ビオラ Aurore Nozomi Cany, Peter Sagaischek
            チェロ Roland Lindenthal
            コントラバス Gerhard Muthspiel
            クラリネット・サクソフォン Barbara Brunner, Harald Haslinger, Hadi Nabavi
            ホルン Raphael Stöffelmayr, Michael Stückler
            トランペット Lorenz Raab, Michael Schwaighofer, Daniel Neumann,
            Raphael Pouget
            トロンボーン Christian Masser, Christian Eisenhut
            パーカッション Manfred Redner, Lucal Salaun
            ハープ Gabriela Mossyrsch
            アコーデオン Ingrid Eder
            ピアノ Chie Ishimoto

            土曜日の初演で色々な意味で(笑)興奮したプロダクションの
            2回目の鑑賞。

            19時30分から作品解説があるのだが
            会場の前でマイクで話すので
            既に土曜日に聞いた同じ内容をもう1度、聞く羽目になったが
            周囲を見渡せば、フォルクス・オーパーのオペレッタ常連っぽい
            気品ある、お洒落した、優雅な老婦人(たいてい独り)が多い。

            私も老婦人ではあるのだが
            ここまで洗練されたお洒落は出来ない・・・・ってそうじゃなくて
            こういう層って、現代オペラでは滅多に見かけないんだけど
            やっぱりイースター割引4枚一括購入で50%割引に釣られた人かしら。
            (自分がそうだから、人まで同じに考える悪い癖)

            土曜日のプレミエでは
            ストーリーと演技と、その直裁的な演出にばかり目が行って
            あれよあれよという間に興奮して終わってしまったのだが

            2回目になると、演出はわかっているので
            その分、音楽がよく聴こえてくるようになって

            うわあああ、音楽すごい!!!

            24歳でこの才能・・・というか
            音楽関係って早熟の天才が多いので
            全く才能というものがない私から見ると
            ああ、天才の方がこの世に居て下さってありがとう!!!って感じ。

            更に、よく聴けば
            この音楽、構成も音楽的な流れも
            あちこちに散乱する過去の音楽からの引用も
            ともかく良く出来ていて
            たぶん、その分、演奏する方は・・・大変だろうな、これ。

            オーケストラ(16人!)の演奏も大変だろうけれど
            歌手も・・・いったい、どれだけ才能があったら
            こんな歌を歌えるんだろう???

            歌えるだけでは足りなくて
            身体の柔らかさや動きの軽さ
            複雑な振付や動きを覚えるだけの能力も必要だし
            役に入り込んで、臆するところなく
            すごい場面を再現しなければならない。

            この間書いた通り、主人公の公爵夫人の
            あまりにあからさまな乱れ方の美しさの凄まじさというのは
            身体表現能力がなければ
            ただの薄汚い(すみません)ポルノちっくなシーンになってしまうのだが
            それを、しっかり「見せる」というのはすごい。

            加えて、何ですか、あのバスの声域の広さは!(驚愕)
            後半第二幕の最初に、バスだけの長いアリア(裁判官役)があるのだが
            オクターブの跳躍が次々とあって
            しかも、上の音はファルセットで
            下はもっと低い音域までって

            人間技ですか、これが!!!

            考えてみれば、トーマス・アデスの
            国立オペラ座でのテンペストの時も
            アデスの作曲した、超絶技巧の超人的なコロラチューラというのがあった。

            プログラムで読んだ記憶があるけれど
            アデスは作曲する時に
            こんなパートを歌える歌手はいない、と言われて
            いや、それは歌手の問題で
            僕はこういう風に作曲したいのだから、と書いちゃったらしい。

            ゼンメリンク鉄道の線路を敷いてしまった当時の市長さんみたいな人なのね。
            (当時、その勾配を登れる列車はなかったけれど
             線路敷いておけば、そのうち出来るだろうという・・・(笑))

            もっとも、技術の進歩は時とともにあるだろうが
            人間の身体が進歩するとは、あまり思えないんだけど
            それでも、天才というのは、この世に存在するわけで

            さらにグローバル化によって
            天才が地域を限定せず、世界中で活躍できるので
            アデスのオペラも上演される、という

            聴衆にとっては喜ばしい事だが
            プロの音楽家って、昨今、どれだけの技術を要求されるんだか・・・

            しかも、昔みたいにプロンプターとか居ないし
            (いないよね、あの会場で・・・
             国立オペラ座やフォルクス・オーパーはプロンプター・ボックスがあるが
             ウィーン劇場や、こういう小劇場でのプロンプター・ボックス見た事ないし)
            全部の(しかもほとんどがアトナールの)音楽とセリフを
            すべて暗記しないと(含む振付+演技)上演できない・・・(絶句)

            いわゆるヴィルトゥーゾについては
            音楽史上、色々と論争があるわけで
            先日も講義の間に、ヴィルトゥーゾについての意見を
            教授から求められたのだが
            (今すごいよ、インターネットのフォーラムがあって
             教授が5分くれるので、そこに自分の意見を書き込むの)

            パガニーニやリスト時代の
            ヴィルトゥーゾにきゃ〜っと言って
            失神したご婦人たちの世界とは違うけれど

            今や、プロの音楽家全員が
            ヴィルトゥーゾでないと作品が上演できないという
            (含むオーケストラ。
             フォルクス・オーパー・オーケストラのメンバー
             あんな高度な音楽が演奏できるなんて(失礼すみません))

            この間も大学の学生とランチした時に
            ハイドンやモーツァルトの時代の音楽家の演奏って
            もっと間違いも多くてボロボロだったんだよねぇ
            って話になって

            こんなに贅沢なヴィルトゥオーゾ性を
            日常的に(その経済力だけあれば)楽しめるような
            そんな世界になって来た事が
            プロを目指す人にとっては怖いというか

            でも聴衆には有難い(笑)
            スゴイものを見せてもらえるって
            (しかも、何とか捻出できる料金で!)
            本当に贅沢な事だと、つくづく思う。

            だからと言って
            個人的感想、偏見・独断で
            何だかんだとブチブチ言う楽しみも止められませんが(こらこらこら!)

            上品でお洒落な老婦人が多かったのに
            さすがに現代オペラを進んで聴きにくる聴衆だな、と思ったのは
            (前半で帰った人も何人か居たけど)
            咳き込みが非常に少なかった事。
            そう言えば、ウィーン・モデルン現代音楽祭だって
            年配の聴衆は多いよね・・・

            TPOで着ているお洋服やアクセサリーが違っていても
            ここに居る多くの「上品でハイソっぽい年配の方々」は
            意外にウィーン・モデルン現代音楽祭に
            ものすご〜くカジュアルな普段着で来る人たちなのではないか・・・
            (ウィーン・モデルンで、この手のお洒落したらモロに浮く)

            そう考えると、ウィーンの聴衆って
            演奏している方にとっても、気の抜けない相手なのかもしれない
            ・・・と余計な事を考えてしまう私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。



            昨日はフォルクス・オーパーで
            バレエのロメオとジュリエット(ベルリオーズ、振付ボンバーナ)を観たのだが
            ものすごく踊るプログラムなのに
            あまりハイライト・シーンみたいなものがなくて、ダラダラと続くし
            後半でコーラスとオーケストラのかなりのズレがあって・・・
            リアル・カップルのロメジュリは、とてもリアルでした、うふ ♡

            パウダー・ハー・フェイス (トマス・アデス)

            0
              Kasino am Schwarzenbergplatz (Volksoper)
              2019年4月13日 20時〜22時20分

              Thomas Adès (*1971)
              Powder Her Face
              Kammeroper in zwei Akten
              Libretto von Philip Hensher

              指揮 Wolfram-Maria Märtig
              演出 Martin G. Berger
              舞台 Sarah/Katharina Karl
              衣装 Alexander Djurkov Hotter
              ビデオ Anna Hirschmann
              振付 Florian Hurtler
              ドラマツルギー Magdalena Hoisbauer

              Die Herzogin: Ursula Pfitzner
              Zimmermädchen, Vertraute, Kellnerin, Geliebte,
              Gafferin, Gesellschaftsjournalistin: Morgane Heyse
              Elektriker, Salonlöwe, Kellner, Gaffer, Lieferjunge: David Sitka
              Hotelmanager, der Herzog, Menschen im Hotel, Richter: Bart Driessen
              Statisterie: Robin Koppensteiner, Bernadette Leitner,
              Anna Barbara Banatto, Irina Mocnik, Katharina Schmirl

              Orchester der Volksoper Wien
              コンサート・ミストレス Vesna Stanković, Anne Harvey-Nagl
              第二バイオリン Ursula Greif, Natalija Isakovic
              ビオラ Aurore Nozomi Cany, Peter Sagaischek
              チェロ Roland Lindenthal
              コントラバス Gerhard Muthspiel
              クラリネット・サクソフォン Barbara Brunner, Harald Haslinger, Hadi Nabavi
              ホルン Raphael Stöffelmayr, Michael Stückler
              トランペット Lorenz Raab, Michael Schwaighofer, Daniel Neumann,
              Raphael Pouget
              トロンボーン Christian Masser, Christian Eisenhut
              パーカッション Manfred Redner, Lucal Salaun
              ハープ Gabriela Mossyrsch
              アコーデオン Ingrid Eder
              ピアノ Chie Ishimoto

              まずは一言。

              スゴイです!!!!!

              20代前半の若さで、こういう曲を作曲してしまう
              トマス・アデスもスゴイが
              今回の出演者、音楽、演出、舞台
              ほとんどパーフェクトな出来の素晴らしいオペラ。

              ショッキングでエロチックで直裁的で
              ダブル・モラル、暴力、セクシャリティ
              そして孤独と人生の破滅まで、まぁ、見事にキマって
              最後なんか私、公爵夫人の孤独感に打ちのめされて
              モロに感情移入してたもんなぁ・・・

              会場はフォルクス・オーパーの建物ではなく
              楽友協会とコンツェルトハウスの真ん中あたりにある
              シュヴァルツェンベルク広場に面したカジノ。

              もともとはフランツ・ヨゼフ皇帝の末の弟の
              ルードヴィッヒ・ヴィクターの住居として作られた
              ハインリッヒ・フォン・フェアステルの建築。
              1910年にルードヴィッヒ・ヴィクターが
              この建物を軍隊学術及びカジノ協会に寄贈した事による。

              収容人数最高250人の小ぶりなホールで
              舞台がコの字型になっていて
              その中にオーケストラ(メンバー16名)が入る。

              今日が初演なので批評家や関係者も多いのだろうが
              現代オペラで、しかもチケット自由席で42ユーロという高めの設定なのに
              会場にはギッチリと人が入っていて狭い。
              (最初は多少余裕があったのだが、ギリギリに入って来た男性に割り込まれ
               肩も足もくっつきそうで・・・)

              この作品は実際にあったアーガイル公11代イアン・ダグラス・キャンベルと
              その妻のマーガレット・キャンベル(ウィッガム)の離婚裁判と
              そのスキャンダルに基づく作品。

              歌手は4人(テノール、バス、ソプラノ、コロラチューラ・ソプラノ)
              うち、ソプラノは最初から最後まで公爵夫人を演じるが
              あとの3人は1人で何役も演じる。

              最初の絡みのシーンからして
              異様にリアルな動きをしていて
              でもまた、それが意外にキレイでモダン・ダンスみたいだったので
              これは俳優さんかバレエ・ダンサーだろうか、と思っていたら
              絡んでいる4人が歌手だったのでビックリした。

              4人とも、むちゃくちゃ優秀。
              英語の発音(クィーンズ・イングリッシュだ!)も美しく
              (後ろの壁にドイツ語の訳が出る・・・良かった(ほっ))
              身体が柔らかく、バネがあって
              激しい動きも美しくこなし
              その上、演技が巧い。

              主人公で唯一最初から最後まで変わらない公爵夫人の
              ウルズラ・プフィッツナーが最高!!!

              役は変わらないのだが
              1930年代の若い頃から1990年の晩年まで
              シーンが変わるごとに演じ分けなければならず
              スタイルも衣装も、その時々の雰囲気も全く違うのを
              見事に演じ分けていて
              同一人物でありながら、絶頂の時と破滅の時の違いが凄い。
              「役になりきる」ってこういう事なのか、と思わせる。
              登場人物が憑依しているみたい。
              (だから、カーテン・コールで見せた輝く笑顔が
               舞台での役柄と全く違うので、これもビックリした。チャーミングだった。)

              第一幕は・・・
              あ〜、すごいハード・コア・・・
              まさに、そのままズバリというか・・・

              性欲の塊りみたいにエネルギッシュで
              生命力を撒き散らす公爵夫人は
              みだら、というよりは
              満たされないものをセッ○スで満たそうとしている
              涙ぐましいキャラクターという印象。

              金でホテルのボーイを買うとか
              あ〜、金があったら私も(あっ、いやいやいやいや 汗)

              ただ、金で買ったボーイの最後のセリフがかなりキツイ。

              「私を知ってるの?」というのに対し
              「この間の4月も全く同じでしたね」って

              セッ○スしているのに、この、何にも繋がってない感に
              めちゃくちゃゾクゾクした。
              これじゃ、公爵夫人も満たされない孤独感に悩むでしょう、うん。

              この第一幕、来ている男性の90%は
              間違いなく○ってただろうなぁ。

              お気の毒と言えばお気の毒で
              あ〜、女性で良かった、と本気で考えたもん。
              私だって、あんなにあからさまに
              他人の性欲を見せつけられると、かなりドキドキする。

              面白いのは、時代や状況に沿って
              アデスが繰り出す音楽の引用。
              もちろん、ワルツやタンゴ、ジャズとか
              当時世間的に流行したポピュラー音楽のメロディもあるが
              途中で(ホテルの女性スタッフの場面で)
              ツェルビネッタまで登場するのには、ちょっと笑った。

              主人公の公爵夫人の演技の巧さに加えて
              もう1人のコロラチューラ・ソプラノの様々な役柄も素晴らしい。
              小柄な歌手なんだけど
              (舞台外で一度会ってるので、
               私と同じくらいか私より背が低いのは知っている)
              舞台で見ると、存在感あって大きく見える。
              コロラチューラの安定ぶりが素晴らしいし
              動きや演技がむちゃくちゃ巧くて、目と耳を奪う。

              建物の壁に映されるビデオや照明の工夫も
              この作品の重要なポイントになっている。
              雰囲気に合っていて、空間の広がりが出来るので
              小さな舞台で小さな劇場というのを、すっかり忘れてしまう。

              テノールも良かったけれど
              バスの声も素晴らしかったなぁ。
              公爵役や裁判官役など、堂々としていて
              それぞれの役のキャラクラーの割り振りも出来ていて魅力的。

              第二部の裁判のシーンでは
              ライブ・ビデオを使ったシーンもあり
              これがちょっと面白い工夫がされている。
              よく観光地で、パネルの顔のところが開いていて
              そこに顔入れて、お姫様だかお殿様の写真を撮るじゃないですか。
              あれの応用版で、かなり面白かった。

              最終シーンは、晩年で、お金もなくなって
              住居を追い出されるシーンだが
              このシーンの公爵夫人の孤独感の表出って
              本当に心にジンジン突き刺さってくる。
              (自分に模してるワケではありません、というか、あるかも・・・)

              奔放な、人並み外れた性欲で
              人生を狂わせた女の末路・・・と言っても良いのだろうが
              ただ、それだけで片付けられるものではない。

              資本主義、金、孤独感、疎外感
              上流階級のダブル・モラルや
              抑制されて来た女性のセクシャリティなど
              様々な問題を抱えながら

              そして、その全体を、遊びとして
              ちょっと斜めな視線からからかい倒しているような
              トマス・アデスの音楽とで
              複雑な世界を作り出している。

              私ももう1回観に行く予定だが
              ウィーン在住の方、チャンスがあれば是非ご覧下さい。
              久々のヒット作だと思う。

              幕間の後で、前の2列が舞台の関係でなくなって
              全員、2列後に移動するので、それだけご注意を。
              歌手や役者の人たちが観客席にも入っているので
              通路側の人は驚かないように。

              それから、子供は絶対に連れて行かない事。
              (始まる前に私の後ろで
               男の子が「オペラを観に行くって行ったら
               学校の先生が褒めてくれた」とお父さんに言っていたが
               お父さん、何考えてるの?とギョッとした(笑))

              いやいや、久し振りに興奮したぞ(こらこらこら)
              とは言え、夫もいないし
              男を買うだけの気力も体力も、資金もない私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。


              ピノキオ フォルクス・オーパー

              0
                Volksoper 2019年2月24日 16時30分〜18時15分

                PINNOCHIO
                Oper in zwei Akten
                Text von Paolo Madron
                nach Le avventure di Pinocchio von Carlo Collodi
                Musik von Pierangelo Valtinoni
                Deutsche Fassung von Hanna Francesconi

                指揮 Guide Mancusi
                演出 Philipp M. Krenn
                舞台 Nikolaus Webern
                ビデオ Andreas Ivancsics
                衣装 Julia Schnittger
                振付 Bohdana Szivacz
                児童合唱団・青年合唱団指導 Brigitte Lehr

                ピノキオ Juliette Khalil
                ジェペット Daniel Ohlenschläger
                雄猫 Elvira Soukop
                狐 Jakob Semotan
                マンジアフオッコ Maximilian Klakow
                ルチノーロ Paloma Siblik+
                マンジアフォッコのアシスタント Markus Schiefer++, Leonid Sushon++
                コロンビーナ・かたつむり Sarah Weidinger++
                プルチネラ・屋台のおやじ Anton Puschka++
                医者 Antonia Ullreich++, Anna Grobauer++
                魚 Antonia Deuter++

                Orchester der Volksoper Wien
                + Mitglied der Kinderchor der Volksoper Wien
                ++ Mitglied der Jugendchor der Volksoper Wien

                2017年11月に初演された、フォルクス・オーパーの
                子供向けオペラ「ピノキオ」
                子供向けだから、観客のほとんどは子供で
                それに両親やジジババが付き添ってくる感じ。

                子供もいない私が、なぜ、この演目に出かけたかと言うと
                大学の同僚が出演しているから。
                将来、オペラ歌手を目指しているキュートな子で
                ともかく、むちゃくちゃ可愛い。

                子供向きオペラなので
                出演者もフォルクス・オーパーの児童合唱団と
                青年(女性もちろん含む)合唱団が中心になっている。

                いや〜、なんか、こう
                孫の活躍を観に、いそいそと出かけるおばあちゃんという役割だわ。
                (あの年齢だと、子供と言うより孫だわよ)

                どこで歌っているのかと思ったら
                結構、大きな役をもらって
                演技しっかりしてるし
                ダンスできるし(ポイント高い!(笑))
                背が高くて可愛いので舞台で目立つし
                声は美しいし(まぁ、マイク付きなので声量は不明)
                うはうはうはうは
                いや、はしたない、心の声がダダ漏れになった ^^;

                1回の休憩入れて1時間45分の演目。
                意外や意外に、音楽はずっと歌いっぱなしで
                ほとんどセリフはない。

                けれど、音楽が、すごくゴキゲンである。
                作曲家のピエランジェロ・ヴァルティノーニは60歳。
                イタリアのヴィツェンツァ近くに生まれ
                オルガン、合唱、作曲をボローニャ、ベニス、パドゥアで修め
                現在はヴィツェンツァの音楽大学の副学長とプログラムに記載がある。

                ピノキオは2001年に1幕ものとして作曲されて大成功。
                2006年に2幕にして、ドイツのコーミッシェ・オーパーにて初演。
                ハンブルク、香港、マドリッド、ミュンヒェン、モスクワ等でも上演されている。

                ピノキオの話は有名だが
                オペラは、その中からいくつかのエピソードを中心に
                子供の関心を逸らさないように
                コンパクトに、また、目を引くように作られていて
                これは大人が見ても楽しい ♡

                オーケストラは最初、舞台と同じ高さにあって
                だんだんオーケストラ・ピットに下がっていく。
                ピノキオ誕生の話から
                サーカス団でのストーリー
                街の中でバッグを奪われて
                鳥に連れられて冬の真っ只中
                カタツムリの家に入れてもらおうとするけれど
                カタツムリはのろまなので
                なかなか入れてくれないうちに
                ピノキオはゆきだるまになって休憩。

                鳥に連れられていく場面がビデオである。
                このビデオが、もう、ものすごく魅力的。

                フォルクス・オーパーのサイトには
                演出家や歌手、アニメーターが説明しているビデオがあるのだが
                なにせ、この演目、ジモッティがターゲットなので
                すべてドイツ語で・・・

                ピノキオ役が、自分のアバターと一緒に出ているフィルムがあるので
                貼っておく。
                アニメーションもちょっと出てくるし
                ドイツ語わかる方はお楽しみ下さい。



                妖精によって人間になったピノキオは
                学校に行きたくなくて
                冒険して危険な目にもあって
                凍えて病院に入るけれど
                妖精が薬を飲めと言うのに、嘘をついて飲まないので
                鼻が伸びてしまい
                抜け出したら、つかまって大砲で打たれて
                海の中に落ちて
                最後はパパを助けるためにクジラのお腹の中に入って
                というストーリー。

                エネルギーに満ちて、学校キライで
                頑固で冒険好きで
                誰にも止められない魅力的なピノキオ。
                アバターはワシに乗ったり、宇宙に行ったり
                水の中に行ったりするけれど

                この水の中のタコがむちゃくちゃ可愛くて萌えた。
                だって、まばたきするんですよ、このタコ。
                しかもビデオと同時に
                ちゃんと子供たちが魚になって下に出てきて
                何とも不思議な一体感。

                (タコのアニメーションに興味がある方は
                 ビデオ担当のクリップがあるのでどうぞ。
                 昨今の技術ってすごいよねぇ。)



                いやぁ、楽しいわ。
                子供による子供のためのオペラというスタンスだが
                出てくる児童合唱団や青年合唱団のメンバー
                みんな芸達者だし、歌上手いし
                楽しんでやっているのが見えるし

                子供あんまり好きじゃないんだけど
                こういうの見ちゃうと、子供が可愛いとか思えるのは
                私が歳を取った証拠なのであろう。

                ロングランの演目になっていて
                子供はジッとしていられない子も多いので
                結構ざわざわ煩かったりするけれど
                (私の周囲は静かだった)
                全然気になりませ〜ん (^^)v

                ドイツ語わからなくても
                たぶん、ストーリーは追えるし
                場面が楽しいし、ビデオが楽しい。
                出てくる子供たちも可愛い。
                大人の歌手もチャーミングで役柄にぴったり。
                ピノキオも魅力的だったけれど
                妖精役の女性が妖艶で、ちょっとマリリンみたいで素敵(笑)

                若い子供たちや若い歌手たちも
                踊って歌って大活躍。
                何回も見たい、とは思わないけれど
                子供時代のはちゃめちゃを思い出したくなった時には
                大人にも充分に楽しめる演目。

                先週末にコンサートの際
                どうも隣の人から風邪をうつされたらしく
                せっかく先週、やっと治ったと思っていた風邪が
                今度は咳じゃなくて
                鼻と喉に来ていて
                来週1週間、まだ大学休みで良かった・・・と
                ゼイゼイ言いながら
                しっかり休むつもりの私に
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                大学は3月からだけど
                来週はほとんど毎日、ナイト・ライフだけはある・・・

                真夏の夜の夢(バレエ)今シーズン4回目(千秋楽)

                0
                  Volksoper / Wiener Staatsballett 2018年10月12日 19時〜21時15分

                  EIN SOMMERNACHTSTRAUM
                  Ballett in zwei Akten vom Jorma Elo
                  nach der Komödie von William Shakespeare

                  振付 Jorma Elo
                  音楽 Felix Mendelssohn Bartholdy
                  Ein Sommernachtstraum
                  Ouvertüre E-Dur, op 21, Musik op. 61
                  Ouvertüre c-Moll op. 95 (Ruy Blas)
                  Symphonie Nr. 4 A-Dur, op. 90
                  Konzert für Violine und Orchester e-Moll, op. 64, 2. und 3. Satz
                  舞台・衣装 Sandra Woodall
                  照明 Linus Fellbom
                  指揮 Andreas Schüller

                  オベロン Eno Peci
                  ティターニア Ketevan Papava
                  パック Géraud Wielick *
                  シーシアス Igor Milos
                  ヒポリタ Oxana Kiyanenko
                  ハーミア Natascha Mair
                  ライサンダー Alexandru Tcacenco
                  ヘレナ Ioanna Avraam
                  ディミートリアス James Stephens
                  イジーアス Kamil Pavelka
                  職人たち Gabor Oberegger, Alexis Forabosco, Andrés Garcia Torres
                  Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Trevor Hayden
                  アテネのカップル Madison Young, Marian Furnica
                  Katharina Miffek, Zsolt Török
                  妖精・アテネの住人たち
                  Venessza Csonka, Zsófia Laczkó, Katharina Miffek,
                  Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo,
                  Céline Janou Weder, Madison Young,
                  Marcin Dempc, Marian Furnica, András Lukács, Hanno Opperman,
                  Gaetano Signorelli, Zsolt Török, Navrin Turnbull,
                  Arne Vandervelde
                  ソロ歌手 Manuela Leonhartsberger, Birgid Steinberger

                  Wiener Staatsballett
                  Orchester der Volksoper Wien
                  バイオリン・ソロ Bettina Gradinger
                  Jugendchor der Volksoper Wien

                  真夏の夜の夢、今シーズンの千秋楽公演。

                  読者の皆さま、喜んで下さい。
                  これが、少なくとも来年9月までは
                  この演目についての最終記事になります。
                  長い間、お付き合いいただき、ありがとうございました。
                  2013年からフォルクス・オパーにこの演目が移って
                  (その前は国立オペラ座で上演されていた事もあるのに
                   この演目だけは行く時間がなかった(涙))
                  今回で12回目。

                  千秋楽の目玉は
                  ジェローのパック役への抜擢!!!!

                  だってジェローって、まだデミ・ソリストですよ?!
                  (まぁ、それ言ったら、レオナルドもデミ・ソリストだけど)
                  それが、「真夏の夜の夢」の主人公とも言うべき役に・・・(感涙)

                  ジェローのパックの役作りは
                  ミーシャともリッチーとも違う。
                  (その意味では、ミーシャとリッチーはよく似ていた)

                  良いか悪いかの判断は別として
                  ジェローのパックは
                  おとぎ話の登場人物というよりは
                  もっとリアルな「いたずらっ子」

                  ミーシャもリッチーも
                  コミカルな身体のカタチを静止させながら
                  オベロンとティターニアという妖精の国の人物で
                  実際の社会には現れないという雰囲気があったけれど

                  ジェローのパックは
                  妖精の国から、楽々と現実社会に出没しそう。

                  最初のシーンでは
                  ちょっと異様な雰囲気を醸し出していて
                  キュートでコミカル、というよりは
                  うわ、悪魔かこいつは?という印象で怖かったが。

                  テクニック的には全く問題ないし
                  演技も張り切ってやっていて
                  意外に楽しそうだったけれど

                  髪型が・・・
                  いや、普通に見たら、あの揺れる髪は魅力的なんだけど
                  ツノが2本生えているのに
                  その周囲で豊かな髪がフサフサ揺れるというのは
                  ツノが取って付けたような不自然感がある。
                  妖精なんだから、普通の男の子の髪型だと違和感がすごい。

                  あ〜、だからか。
                  何となくコミカルな感じは出していても
                  どうやっても、普通の社会にいる普通の男の子に見えちゃったのは。

                  エノのオベロンとの絡みはキレイに決まった。
                  というより、シャドーで踊ると
                  若い分、ジェローの方がジャンプのキレが良いくらい。

                  舞台上の存在感としては
                  ミーシャほどの存在感はないけれど
                  (まぁ、あれはミーシャが特別で・・・)
                  若々しくてキュートで、一生懸命なパック。

                  何か私に孫でもいたら
                  おおお、頑張ったね〜って褒めてやりたいようなパック。
                  (意味不明だが、まぁ、そこは適当に解釈してクダサイ)

                  オーケストラはこの演目になると
                  開演前から、メンバーが必死にオーケストラ・ピットで練習しているが
                  元気な演奏で
                  時々えっ?という瞬間はあるにせよ
                  みんな頑張ってるね、というメンデルスゾーンは楽しい。

                  (国立オペラ座のオーケストラは
                   天下のウィーン・フィルなので(笑)文句はつけるが
                   フォルクス・オーパーも、それなりに頑張っているから
                   むにゃむにゃ・・・
                   少なくとも、手抜きはしてない、うん。
                   レパートリーが違うので比べられないわよ)

                  ジェームスのディミートリアス役は
                  かなり熟れて来て、演技も自然に見せたし
                  この間不安定だったところは完璧に修正されていて
                  あ〜、ジェームス復活万歳。私は嬉しい。

                  ナターシャのキュートなハーミアが
                  最後の4人揃ってのシーンで
                  床が滑ってバランスを崩して転んでしまったが
                  (ナターシャが転んだの、私、初めて見た・・・)
                  すぐに立ち上がって踊っていたし
                  カーテン・コールにも出ていたから
                  大きな怪我はなかったものを思う(あ〜、ドキドキ・・・)

                  初恋の君・・・じゃなかった
                  マリアンも、マディソンと、ばっちり踊っていて
                  マリアン出てくると
                  私のオペラ・グラス(望遠鏡)はそこに固定されてしまうので
                  超貧民席の悲しさで舞台全体は見えないのだが

                  最後のところで
                  アテネの女性たちが、男性ダンサーに支えられて
                  空中を走っていく場面で
                  前の方で、ハーミアのお父さんも空中を走るってシーン
                  あんなの、今までなかったんじゃないか???

                  千秋楽だから、ハメ外して遊んだのか???
                  それとも前からあって、私が見ていなかっただけ???

                  パックは役としては目立つ役だし
                  ジェローの若々しいキュートで魅力的なパックは
                  聴衆からも盛大なブラボーをもらっていた。

                  一番ブラボーをもらうのは子供達だが
                  (これはいつも同じだ、そりゃ子供のダンサーは可愛い!)
                  千秋楽には、オーケストラにも盛大なブラボー。

                  楽しい演目だったなぁ。
                  また来シーズンに公演がある事を祈っている
                  (読者には迷惑かも(笑))
                  その時は、またジェローのパックも見たい!
                  1回だけというのは残念!!!

                  フォルクス・オーパーは11月はバレエ公演はなし。
                  12月・1月はメルヒェン・ワールドを上演。
                  (醜いアヒルの子(かなり現代バージョン)と
                   比較的伝統的な千夜一夜物語。私は何回か観たので今回は行きません)
                  1月終わりからのコッペリアに期待している私に
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                  ジェローのウィーン国立バレエ団のプロフィール写真が気に喰わない(断言)
                  いったい、いつの写真を使ってるんだ??(すごく弱々しい坊やに見える)
                  実際は若々しく清々しい青い目の好青年になってます!!!!!

                  ラ・マンチャの男 フォルクス・オーパー

                  0
                    土曜日のダブル・ヘッダー。
                    時系列に読みたい方は こちら からどうぞ。

                    下は夜の部です。

                    Volksoper 2017年6月17日 19時30分〜21時15分

                    Der Mann von La Mancha
                    Musical in zwei Akten
                    Buch von Dale Wassermann
                    Gesangstexte von Joe Darion
                    Deutsche Fassung von Robert Gilbert
                    Musik von Mitch Leigh

                    指揮 Lorenz C. Aichner
                    演出 Olivier Tambosi
                    舞台・衣装 Friedrich Despalmes
                    振付 Stephan Brauer

                    ドン・キホーテ(セルバンテス) Robert Meyer
                    サンチョ(弟子) Boris Pfeifer
                    アルドンザ Patricia Nessy
                    居酒屋(管理人) Christian Graf
                    神父 Christian Drescher
                    カラスコ博士(男爵) Christian Dolezal
                    アントニア Martina Dorak
                    床屋・アンセルモ Jeffrey Treganza
                    家政婦 Wolfgang Gratschmaier
                    マリア Susanne Litschauer
                    囚人 Lorna Dawson, Josephine Niesen, Oliver Liebl, Thomas Huber
                    Roman Martin, Jakob Semotan, Maximilian Klokow
                    ギタリスト Jonathan Bolívar
                    裁判官の声 Peter Matić
                    Orchester der Volksoper Wien
                    Komparserie der Volksoper Wien

                    今回29回目の上演となる
                    ミュージカル「ラ・マンチャの男」だが

                    ごめんなさい!!!!
                    私、映画も知らないし
                    ドン・キホーテと言ったら、バレエしか知らないので
                    (それも問題だと思うが)

                    あの、フォルクス・オーパーの総裁の
                    ローベルト・マイヤーが主演と聞いただけで
                    爆笑・コミカルもののミュージカルだとばかり思っていました(汗)

                    いやいや、行ってみたら
                    最初から最後までマジにシリアスで
                    人生訓たっぷりの、う〜ん、ある意味、ちょっとクサイくらいの
                    時々、かなり気恥ずかしいというか

                    でも、最後まで鑑賞すると
                    それはそれなりに、かなり感激してしまう
                    良い出来のプロダクションだった。

                    劇中劇で、さらにその中に幻想の部分という
                    3段組みの構成になっていて
                    筋書きはかなり面倒なので省略する(すみません)

                    上演前から舞台は観客席のギリギリまで作られていて
                    舞台の上で、黒い囚人服の男女が
                    ジェラルミンの箱の上に腰掛けたり
                    タトゥを入れた逞しい腕で腕立て伏せしていたり
                    拳法の型をやったりしていて

                    最初から筋肉隆々を見られて、何かちょっと嬉しい(笑)
                    (別に筋肉オタクではありません)

                    で、オーケストラ・ピットがないけど
                    プログラムにはオーケストラと書いてある???

                    携帯電話とか撮影禁止とかのアナウンスもなく
                    突然、すごい音がして会場が突然暗くなり
                    舞台の上手(かみて)から
                    でっかい階段が降りてきて
                    そこに登場する
                    フォルクス・オーパー支配人のローベルト・マイヤー
                    いや、セルバンテスと、その弟子。

                    舞台は「監獄の中」なので
                    インテリジェンス溢れる小男のセルバンテスを
                    強面の筋肉隆々の、荒々しいお兄さまたちが虐める。

                    この喧嘩の場面がかなり長くて参った。
                    平和を愛する大和撫子の私は、こういうシーンは苦手なのだ。
                    (色々とツッコミもあるだろうが勝手に却下)

                    で、手下の持っていた箱から
                    メイク道具、つけ髭とか甲冑とか出してきて
                    そこから始まるドン・キホーテの話。

                    居酒屋のアルドンザをドルシネア姫と見て
                    愛の告白・・・・が
                    ド・シリアスで
                    しかもマイヤー、もともと俳優さんなので
                    演技力は抜群なんだけど

                    ああいうオジサンに熱い目で見られても・・・
                    ちょっと恥ずかしいというか、困惑すると言うか
                    いや、演技ですよ、演技。
                    だけどヘンにリアルで(汗汗汗)

                    しかし、このメンバー
                    全員、歌うは踊るは、すごい活躍。
                    最初から筋肉隆々のダンサー体型の出演者ばかりだったので
                    期待は大きかったけれど
                    その期待を裏切らない素晴らしいダンスの振付。

                    もちろん、喧嘩のシーンや
                    アルドンザのレ○プのシーンなどの振付も素晴らしい。
                    日本のチャンバラ映画の殺陣と同じように
                    しっかりと振付してあって、それがピッタリとハマるので
                    リアルに見えるけれど、動きとしての美が完成されている(脱帽)

                    しかも、この舞台、ものすごい角度で傾斜してるんですよ?
                    あそこで、あのバランスで、あのダンスが出来るって、ちょっと絶句。

                    鏡を見て、ドン・キホーテから正気に戻った
                    アロンソ・キハーナは死の床につくのだが
                    そこにアルドンザが現れて
                    私の事をドルシネアと言って愛してくれたじゃない、と詰め寄るが
                    アロンソ・キハーナは正気に戻ったので
                    ドン・キホーテの頃の事は思い出せない。

                    で、最後にセルバンテスに戻った主人公は
                    異端裁判に呼び出されていく、という

                    かなり、いや、もろにシリアスな悲劇で
                    人生訓たっぷりのお話で
                    まさか、こんなク○マジメなミュージカルとは知らなかった。

                    ・・・でも、実はかなり夢中になって観ちゃった (^ ^)
                    ミュージカルだからマイク付きだけど
                    さすがにフォルクス・オーパーで、音量のバランスが的確。
                    後ろに入ったオーケストラとの連携も見事だし
                    音楽がチャーミングだし
                    それに、ダンスがすごく巧い ♡

                    アルドンザを演じた歌手が
                    ものすごく若くてキレイという訳じゃないのに
                    動きは美しいし、声は出るし
                    演技がものすごく巧くて、どんどん引き込まれてしまう。

                    従者(サンチョ・パンサ)を演じた歌手も
                    キャラクター作りが巧い。
                    悲劇でシリアスになるところを
                    その明るさで救っていて好感が持てる。

                    ローベルト・マイヤーは
                    もともとブルク劇場の俳優さんだから
                    そりゃ巧い。歌も歌えるし、声も出るし
                    コミカルなところも、シリアスなところも巧い。
                    ほら、僕、スゴイでしょ、というところは多少鼻につかないでもないが
                    まぁ、俳優なんて、目立ってナンボの世界だから
                    この人の持ち味だしね(笑)

                    あ、オーケストラですが
                    舞台の向こう側で演奏してました(笑)

                    ドイツ語のセリフが中心で
                    演劇っぽい作品ではあるけれど
                    音楽的にも、舞台としても、かなり水準が高い。

                    休憩のない一幕モノで
                    最初はちょっとだらけた部分もなかった訳ではないが
                    後半になるほどに緊張感が高まって非常に良い感じ。

                    来シーズンの上演はないので
                    6月の残り公演3回で終わりになるので
                    観たい方は急いでどうぞ。

                    多少フォルクス・オーパーの回し者っぽくなっている私に
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                    バ・ロック・オペラ ヴィヴァルディの5番目の四季 初演

                    0
                      土曜日のダブル・ヘッダーです。
                      時系列に読みたい方は、こちらからどうぞ。
                      下は夜の勝手な感想記です。


                      Volksoper Wien 2017年6月3日 19時〜21時50分

                      Vivaldi - Die fünfte Jahreszeit
                      Eine BaRock-Oper
                      Libretto von Angelika Messner
                      Liedtexte von Christian Kolonovits und Angelika Messner
                      Musik von Christian Kolonovits

                      指揮 Christian Kolonovits
                      演出 Robert Meyer
                      舞台・衣装 Christof Cremer
                      振付 Florian Hurler

                      アントニオ・ヴィヴァルディ Drew Sarich
                      カルロ・ゴルドーニ / 皇帝 Boris Pfeifer
                      ルッフォ大司教 Morten Frank Larsen
                      アニーナ Rebecca Nelsen
                      トニ / パオリーナ Julia Koci
                      ロニ / 女優 / アポロニア Paula Deuter
                      クララ / 女優 / キアーラ Sophie BAuer
                      カティ / 女優 / カタリーナ Lisa Perner
                      母親 Sulie Girardi
                      父親 / オットボーニ大司教 Wolfgang Gratschmaier
                      ガスパリーニ / 司教 Alexander pinderak
                      カファレッリ Thomas Lichteneck
                      第一の司教 Joahim Mose
                      第二の司教 Stefan Tanzer
                      アントニオの子供時代 Jonas Ambros

                      ウィーン市内のあちこちで
                      盛大に宣伝されているフォルクス・オーパーの新作
                      ヴィヴァルディ 5番目の四季
                      ・・・とか言う題名で
                      副題が BaRock オペラ・・・と言う事は
                      バロックじゃなくて、バ・ロックで後ろの方にアクセントがある。

                      ありがたい友人のお陰で
                      初演の招待席に潜り込む事が出来て
                      いや〜、本当にありがたい m(__)m

                      上記キャスト名だがスラッシュで区切っているのは
                      一人二役とかやってるから。

                      招待されたら、良い事を書かねばならぬ
                      ・・・というのは常識なので

                      終演後はスタンディング・オベーション。
                      ナンバーの後には必ずブラボーの声がかかっていた。

                      内容はバ・ロックで、ロックの方に重点があり
                      非常に分かり易いロックのリズムを多用して
                      シンプルなロックの4拍子がノリノリ。

                      ヴィヴァルディの「四季」のメロディを
                      さりげなく取り入れて
                      アントニオ・ヴィヴァルディが歌うナンバーでは
                      必ず最後に高音のシャウトを入れて盛り上げる。

                      今まで聴いてきたミュージカルの定石をしっかりと使って
                      時にはミュージカル「エリザベート」風
                      ある時はジーザス・クライスト・スーパースター
                      ほとんどメロディらしきものはなく
                      その分、はっきりと歌詞も聴き取れる。

                      音楽的には非常にシンプルで分かり易い。
                      (というより、褒めなければならない、という事を無視すると
                       ずっと同じような感じなので・・・ ^^;)

                      正直なところ
                      衣装デザインだけは素晴らしかった。
                      (すごく奇抜なんだけど(笑))

                      ストーリーも割に皮肉なところもあって
                      ローマでの司教たちの「暑いよ、暑いよ」シーンは
                      ううう、そこまでカトリックをバカにしてしまって
                      良いんだろうか、とビックリ。
                      (まぁ、バレエのカルミナ・ブラーナでもやったしな・・・)

                      主役のヴィヴァルディを歌った歌手は
                      完璧なミュージカル発声で、高音のシャウトが見事。
                      (だけど、必ずナンバーの最後に入るので、あ、またか、って感じにはなる)

                      フォルクス・オーパーの専属歌手も何人か入っていて
                      歌は巧いし、ダンスも完璧、そりゃ芸達者なんですが
                      発声がね、オペレッタだしね(でもまぁ、それでも・・・)

                      まぁ、ノリの良いミュージカル・ナンバーではある。
                      何でフォルクス・オーパーで上演なのか
                      ライムント劇場とかローナッハー向けのナンバーじゃないかと
                      チラッと思わないでもなかったが

                      若い人にはウケそうな作品だし
                      子供でもイケそうだから
                      家族連れをターゲットにした作品かもしれない。

                      自分でチケット買って行っていたら
                      散々にコケおろしするかもしれないけれど(笑)
                      まぁ、ご招待ですし (^。^)
                      ミュージカルを観に行ったと思えば
                      納得できる出来栄えである。

                      ライムント劇場やローナッハーでの
                      ミュージカルのように
                      容赦ない大音響ではなかったのは素晴らしい。
                      (いや、確かにマイクだし、かなりうるさかったけれど
                       ライムントやローナッハーは耳が潰れる音響の事があるし
                       それに比べたら、フォルクス・オーパーの音響なんておとなしいもんだ)

                      ドイツ語がわかる人だったら
                      観ても面白いかも。
                      書いた通り、かなり皮肉も入ってるし
                      みんなの演技は巧いし
                      ダンスは楽しいし
                      音楽は単調だけどノリノリだし
                      1回観る分にはお勧めできる。

                      2回目に行こうとは思いません(笑)という
                      招待客なのに、宣伝しない恥知らずの私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                      追記 Making of の Youtube があったので貼っておきます。
                      色々なナンバーもアイデアも聞けます(ただしドイツ語で・・・m(__)m)



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