マリイインスキー管弦楽団 + ヴァレリー・ゲルギエフ

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    Schloss Grafenegg Wolkenturm 2018年9月9日 19時〜21時05分

    Mariinsky Orchester St. Petersburg
    指揮 Valery Gergiev

    Sergej Prokofjew (1891-1953)
    Suite aus dem Balett „Romeo und Julia“ op. 64 (1935/36)
    (Zusammenfassung: Valery Gergiev)
     „Die Montagues und die Capulets“. Andante-Allegro pesante
     „Pater Lorenzo“. Andante espressivo
     „Masken“. Andante marciale
     „Romeo am Grabe Julias (Epilog)“. Adagio funebre
     „Tybalts Tod“. Precipatato - Presto - Adagio drammatico

    Pjotr Iljitsch Tschaikowski (1840-1893)
    Suite aus dem Ballet „Schwanensee“ op. 20 (1877)
     Scène. Moderato
     Valse. Tempo di valse
     Danse des cygnes. Allegro moderato
     Scène. Andante - Andante non troppo - Tempo I
     Danse hongroise (Czárdás). Moderato assai - Allegro moderato - Vivace
     Scène finale. Allegro agitato - Alla breve. Moderato e maestoso

    グラーフェネック音楽祭の最終公演。
    実はマリイインスキー・オーケストラ、11時からのマチネもあって
    マチネではペトルーシュカとくるみ割り人形を演奏した。

    すみません、11時からのコンサートは行ってません。
    (だって13時頃終わってから19時まで、何処で時間を潰せと?)

    友人情報によれば
    昨日、ゲルギエフはモスクワでコンサートの指揮をしていたらしい。

    確かに今日の朝一番のフライトは6時25分出発8時15分到着という
    オーストリア航空があるけれど
    ウィーン空港からグラーフェネックって
    優に1時間はかかるのだが・・・(リハーサルどうする?!)
    (やっぱりプライベート・ジェットなのかしら・・・)

    さすがに世界一忙しい指揮者と言われるだけの事はある。
    単にワークホリックなのかもしれないが(笑)

    18時ちょっと過ぎにグラーフェネックに到着したら
    野外音楽堂からリハーサルの音が聴こえて来て
    芝生のデッキチェア(今日は一つ空いてた!)に座って
    漏れ聴こえる音楽の断片を楽しむなんて
    あ〜、これぞ人生の楽しみ。ちょっとケチくさいけど。

    さてマリイインスキー・オーケストラのソワレの最初は
    プロコフィエフのロメオとジュリエット。
    曲の選択はゲルギエフによるもの。

    あ〜、だから、割にマイナーなロレンツォ神父のシーンとか入ってるのか。
    モンターギュとキャプレットは、かの有名なメロディだが
    実はバレエでは、これってダンサーたちの行進で
    途中でジュリエットが少し顔を出すくらいで
    バレエ的にはあまり面白くないシーンなのに

    あ〜、プロコフィエフって
    こんなど〜でも良いシーンに(すみません)
    何という美しいメロディを・・・(萌)

    ゲルギエフは指揮棒なし。
    ついでに指揮台もなし。
    (背が高いからオーケストラから見えるのだろう)
    譜面台だけはちゃんとある。

    仮面の踊りから
    突然、ロメオがジュリエットの墓で嘆き悲しむシーンに突入して
    うううう、私、ずっと音楽を聴きながら
    頭に浮かぶのはジョン・クランコ振付のバレエで・・・

    あの最後のシーン、いつも涙どば〜だったので
    ついつい目が潤む。

    なのに、最後がティボルトの死なんだもん。
    もちろんティボルトが死ぬ前に
    マーキュシオが死ぬシーンもあるんだけど
    (しかもマーキュシオの死のシーンの方が演じるところが多い)

    その後、ロメオが剣を取って
    ティボルトとの圧倒的な決闘シーン。
    劇的に倒れるティボルト。
    (キリルなんか床に倒れたままジャンプしてた)
    駆けつけるティボルトの母。
    このイメージ、どうしてもダグマーなんですよ、私の中では。
    (ダグマー引退しちゃったけど(涙))
    エノがティボルト役だった時には
    もう悲しみ方がものすごくシリアスでリアルで・・・(ご夫婦です)

    ・・・はっ、いかん。
    音楽で感動するというより
    ひたすら脳内バレエに感動していてどうする?!

    オーケストラはちょっとバタバタしていた部分はあったけれど
    情感たっぷりのロシア風味がなかなか重厚。

    後半はチャイコフスキーの白鳥の湖。
    ゲルギエフは爪楊枝の指揮棒で登場。

    最初のかの有名な曲で
    頭にシーンが出て来ない・・・と思ったら
    あ、すみません、これ、序曲でした(笑)

    いやしかし、このオーケストラ
    さすがに白鳥の湖はお手のもの。

    ねっとり、じっくり、感情たっぷりで
    正に自家薬籠中のものと言えるだろう。

    ワルツの華やかさの後に(脳内バレエ再現中)
    4羽の白鳥の、あの手を繋いで踊る音楽。
    続いてはジークフリートとオデットのパ・ド・ドゥ。

    いやもう、ホントにロシア風味たっぷりで
    全体がもったいぶって、ねっとりと情感籠めて

    あ〜、キーロフ劇場でバレエ観たいっ!!!!!

    ねっとりじっくりの後に
    ディベルティスモンからハンガリーのダンス。
    清香ちゃんとかの姿が思い浮かぶんだけど
    音楽としてもチャールダッシュ、素敵だわ。
    バレエがあったらもっと良いけれど
    とりあえず、脳内ではバレエが再生されている。

    チャールダッシュの後に
    突然、ロットバルトが登場(ちょっとドッキリ(笑))
    フィナーレのシーンに突入。

    これ、ヌレエフ版だと、悲劇で終わるんだけど
    確かマリイインスキーだと、ハッピー・エンドだったと思う。

    うう、盛り上がる盛り上がる。
    オーケストラ、みんな情感たっぷりで
    ロシア的ねっとりさが、もうたまらん。
    脳内バレエとも相まって
    (惜しむらくはストーリーすっ飛ばしになるので時々脳が驚く)
    さすがキーロフ劇場専属のオーケストラ
    見事な白鳥の湖だった。
    あああああ、音楽付きで全幕のバレエを観たい(またそれかいっ)

    アンコールやりそうだったのでワクワクしながら待っていたら

    えっ!!!???

    まさかのまさかの
    ドビュッシーの、牧神の午後への前奏曲!!!!

    いや、確かにこれ、バレエもあるけど
    (ニジンスキーか・・・私はボリス・ネビュラ版はよく知っている)
    でも、これはフルートの首席のための曲だ。

    うわああ、フルート巧い。
    野外の会場だから、めちゃくちゃ響く訳ではないけれど。
    それにフルートによりそうホルンの響きの美しさと言ったら・・・
    フルートより、背景音のホルンの響きに悶絶。

    ロシア音楽オンリーかと思っていたら
    ドビュッシーのあのパステルの色彩感が見事で悶える♡
    ロシアとは言え、ヨーロッパ風味のサンクト・ペテルブルクだもんなぁ、と
    ついつい悶えつつ感激しながら考える。

    さすがにアンコールで牧神の午後への前奏曲とか演奏しちゃったら
    (だいたい、これアンコールの曲じゃないよ)
    もうないだろう・・・と思っていたら
    ゲルギエフがスコアなしに(牧神の午後もスコアなしの暗譜だった)
    爪楊枝をオーケストラに降り出して

    ファゴットのソロ・・・(めちゃうま)

    あああああっ!!!!
    何と、何と、何と
    ストラヴィンスキーの「火の鳥」のフィナーレじゃないの!!!!

    いやああああ、これもオーケストラお手のもの。
    ゲルギエフの爪楊枝ブルブル指揮にしっかり応えて
    どう見てもハイドン時代の白髪のカツラを被っているように見える
    白髪タテガミのライオン的なコンサート・マスターのもと
    全オーケストラが一団になって
    火の鳥の、あの華やかなフィナーレに全力で走る。

    「火の鳥」はフォルクス・オーパーで
    アンドレイ(カイダノフスキー)の振付の
    スーパーマーケット・バージョンを何回も観たけれど
    頭に出てくるのは、ミハイル・フォーキンのオリジナル・バージョン。

    というより、さすがに火の鳥は
    脳内バレエよりも圧倒的な音楽の力の方が強い。

    すごいサービス精神。
    この「火の鳥」のファイナルだって
    アンコール曲の長さではない(ばっちり1シーン!)

    今年はコオロギの鳴き声はほとんど聞こえず
    (猛暑で死んじゃったのかも・・・)
    秋の気配漂う頃から、鳥の鳴き声が煩かったのだが

    音楽に脳内バレエまで加わって
    (脳内バレエはタダだ、得した気分(爆笑))
    最後のグラーフェネックのコンサートを
    目一杯楽しませてもらった (^^)v

    グラーフェネック音楽祭は2007年から開催されていて
    私は2009年頃から、ずっと規則的に通っているけれど
    時々、無法地帯のカーレース場と化す高速道路でも
    時速150キロでも事故もなく(出すな、130キロ制限だ!)
    今年も無事に音楽祭への往復が終わった。

    やっと来週から室内ホールで音楽が聴ける、と
    嬉しい気分なのに
    ちょっと、あの、その、という私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    あの、その・・・というのは
    最初の楽友協会ホールでのコンサートが
    ボストン・フィル+ネルソンスというのは良いのだが
    よりによってショスタコーヴィッチの交響曲4番・・・(絶句)
    耳栓を持って行こうと密かに画策中(本気)

    シュターツカペレ・ドレスデン + アラン・ギルバート

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      Schloss Grafenegg Auditorium 2018年9月8日 19時〜21時10分

      Sächsische Staatskapelle Dresden
      バイオリン Lisa Batiashvili
      指揮 Alan Gilbert

      Sergej Prokofjew (1891-1953)
       Konzert für Violine und Orchester Nr. 2 g-Moll op. 63 (1935)
      Gustav Mahler (1860-1911)
       Symphonie Nr. 1 D-Dur (1888-1909)

      グラーフェネックの音楽祭も最後に近づいて
      シュターツカペレ・ドレスデンの登場。

      指揮がティーレマンだったら
      コンサートは売り切れだったのかもしれないけれど
      割に空席が目立つのは残念。
      アラン・タケシ・ギルバート、私、好きなんだけど。

      それに、こんなプログラム
      ティーレマンなら絶対に組まないだろう(爆笑)

      美人バイオリニストのリサ・バティアシュヴィリは
      肩出しの青いロング・ドレスで
      後ろの膝上までスリットが入っている。
      あ〜、コンマス直撃かも。
      目の毒か、眼福か、あるいは美しいおみ足は見てないか・・・
      観客席からは、時々指揮者の方を向くと
      後ろから美しいおみ足が見える。
      (どうせオヤヂと化してますワタシ)

      グラーフェネック音楽祭に美人のソリストが多いのは
      ブッフビンダーの好みによるものだろうか、と
      ついつい邪推をしてしまうのだが(正解かもしれない・・・)

      プロコフィエフのバイオリン協奏曲2番。
      始まる時から、飛行機の爆音微かに聞こえてるし(涙)
      先日から、甲高い声の鳥のファミリーがグラーフェネックに住み着いたようで
      やっぱり、ずっと鳴いている。

      いや、鳥にしてみれば
      自分の巣の近くで
      ライバルかもしれないバイオリンが鳴いていたら
      負けるもんか、と、ますます甲高い声で愛の告白をしたいという気分は
      わからないわけではないが・・・

      しかしプロコフィエフのバイオリン協奏曲2番って名曲だなぁ。
      途中で入る、むちゃくちゃ切なくて甘いメロディなんか
      涙が出そうになるじゃないの。

      ただ、飛行機の爆音は、第2楽章でも入って来たし
      鳥の鳴き声は、バイオリンが入ると
      ライバル意識のなせる技か、ますます甲高くなるし
      外のオートバイの音は聞こえてくるし
      せっかくプロコフィエフらしい繊細なオーケストレーション
      もっと静かな環境で、たっぷりと楽しみたかったなぁ。

      だから野外でのクラシック・コンサートなんて嫌い・・・なんだけど
      夏はこれしかないのよ(涙)
      (註 ザルツブルク音楽祭というのもあるし
         バイロイトとかいうのもあるけれど
         いや、他にも色々あるけれど、貧民には縁がない)

      今日は18時過ぎに到着したので
      会場からリハーサルの音が聴こえて来ていて
      それが、プロコフィエフのロミオとジュリエットの
      例の有名な行進曲(というか舞踏会ね)だったので
      あれ?これ、アンコールでやるつもり?と思っていたら

      バイオリニストのアンコールがロミオとジュリエットだった(ビックリ)
      メロディ部分をバイオリン・ソロに編曲していたので
      多少、オーケストラの響き方が違ったけれど
      (さすがにアレをバイオリン・ソロだけではやりません。
       オーケストラも一緒に演奏)
      このバイオリン協奏曲と同じ時代の同じ傾向のプロコフィエフで
      すごく楽しく聴かせてもらった。

      ・・・明日のグラーフェネックでは
      マリイインスキーとゲルギエフがロミオとジュリエット演奏するんだけど(笑)

      後半、マーラーの交響曲1番。
      バンダの金管は舞台左の脇にスタンド・バイ。

      何だか久し振りにこの曲、聴くような感じだけど
      この曲って、こんなに親しみ易い曲だったっけ?
      聴いてみれば、民謡要素たっぷりで
      他のマーラーの交響曲よりも、ずっと感情移入し易い。
      (いや、すみません、まるで初心者のような事を書いちゃって・・・)

      アラン・ギルバートの音作りって
      私の今までの印象は、豪華絢爛ニューヨーク・サウンド
      っていう感じが強かったんだけど
      第3楽章の終わりの、あの気味悪い埋葬行進曲のピアニッシモには
      ゾクッと来た。深いよ、いつ、この指揮者、こんなに深くなった?

      マーラーっぽい民謡のメロディ部分の歌わせ方が
      とても優しくて甘くて切ない。

      第2楽章は少し早めテンポで
      民謡っぽいメロディを歌わせて歌わせて
      すごくチャーミング。

      マーラーっぽい皮肉な矛盾を感じる事なく
      悪い意味じゃないけれど、キッチュな部分はキッチュとして
      とことん、あれだけ歌わせて美しく仕上げられてしまうと
      ある意味、徹底的な説得力がある。

      前の男性が、ずっと演奏の最中に
      隣の女性を見て、話しかけて、背中に手を置いて
      あ〜、女を口説くためにコンサート来てるんかい、と思っていたら
      第3楽章の途中から、口説きを忘れてしまって
      前のめりに演奏に夢中になっていたのが印象的。
      (何を見てるんだ、という声もあるだろうが
       目の前なんだもん、イヤでもなんでも見えちゃうんですよ、ふん)

      最終楽章の最後の部分では
      ホルン全員がスタンド・アップ。
      いや〜、最初、結構、金管の入りにズレがあったんだけど
      途中からバッチリ直して来て
      最後の金管の咆哮は
      ドレスデンの音をそのまま使って
      豪華絢爛ニューヨーク・サウンドに近い華やかさ。

      うわあああ、カッコいいです、オーケストラ ♡
      ギルバートの指揮もリズミカルで
      オーケストラもしっかり全員、ノッて来て
      カッコウの鳴き声に
      自然の鳥の鳴き声まで重なって(え〜い、ライバルじゃないわい!)
      マーラーの交響曲1番って
      確かに自然からの要素も多いので
      野外音楽堂を取り囲む広大な庭からの自然の音と
      比較的馴染んでいたのも面白い発見だった。

      バイオリンの譜面台に他の楽譜が広げられたので
      あああ、アンコール、何を演奏するんだろう?と思ったら

      登場したアラン・ギルバート
      ソリストのリサ・バティアシュヴィリの手を引いて出て来た。
      バティアシュヴィリはお着替えを終わって
      普通の空色のワンピース(膝丈)でひっぱられて
      何故か第二バイオリンのところに座らされて

      ローエングリン第三幕目への前奏曲!!!!
      金管、マーラー演奏した後に、アンコールにこの曲かよっ!!!

      うわあああ、さすがこういう曲
      ドレスデン・シュターツカペレ、むちゃ巧いわ・・・
      それに、この曲なら
      元気一杯の豪華サウンドでも全然違和感ないし
      むちゃ気持ち良くて、華やかさ満杯で
      いや、めでたい、めでたい(違!)

      ドレスデン・シュターツカペレって
      ティーレマンのもとで
      ドイツ・ロマン派しか演奏しないのか、と思っていたけれど
      (すみません、色々誤解あるかも)
      プロコフィエフの繊細な音も良かったし
      マーラーも良かったわ (^^)v

      グラーフェネック音楽祭も明日の日曜日が最終日。
      今年の夏も終わったなぁ、と
      感慨深い私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。


      ミラノ・スカラ座フィルハーモニー + ボレイコ(おまけオペラ座オープンデイ)

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        Schloss Grafenegg Auditorium 2018年9月2日 19時15分〜21時30分

        Filarmonica della Scala di Milano
        ソプラノ Olga Peretyatko
        指揮 Andrey Boreyko

        Richard Wagner (1813-1883)
         Ouvertüre zur tomantischen Oper
         „Tannhäuser und der Sängerkrieg auf Wartburg“ WWV 70 (1842-45)

        Richard Strauss (1864-1949)
         Vier letzte Lieder für Sopran und Orchester AV 150 (1948)

        Antonín Dvořák (1841-1904)
         Symphonie Nr. 8 G-Dur op. 88 (1889)

        ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団のコンサートは
        当初、クリストフ・エッシェンバッハの指揮予定だったが
        体調不良のキャンセルで
        プログラム変更なしでアンドレイ・ボレイコが指揮台に立った。

        実は今日は、14時からのウィーン国立オペラ座のオープン・ハウスに行って
        バレエ・アカデミーのレッスンを見て
        その後、リュドミラとロベルトのジゼルのリハーサルを見て
        最後のショーを見てから
        雷と大雨の中をグラーフェネックに車を飛ばしている。

        簡単にオープン・ハウスの事を書くと
        8月のチケット配布の日には、猛暑の中を1時間待ってチケット(無料)をゲット。
        私は比較的遅く10時頃に行ったら、夜の部はもう立ち見席しかなく
        昼の部も舞台が見えないロジェの3列目1枚を押さえられたのがラッキー。
        だって、みんな一人で4枚とか5枚とか確保して行くんだもん。
        案の定、最後のショーの時には、結構空いてる席も多かった。
        せめて一人2枚とかに限定して配布しろ!!!!(怒)

        バレエのリハーサルは15時から。
        以前は14時30分からで、その前からホールは開いていたので
        憧れのバレエ・ダンサーを、準備からじっくり見る事が出来たのに
        14時に開場してすぐに4階まで登ったら
        大ホールは開いていなくて、小ホールでバレエ学校の練習。

        30分ほど、バレエ学校の練習を見学した後
        大ホールに行こうとしたら、まだ開いていない。

        狭い廊下に人が溢れて、しかも暑くて、子供も多くて
        あれで倒れる人がいなかったのが不思議。
        (日本の満員列車の中のような状態。暑いし冷房はない)
        ああいう時には、早くホールを開けてくれ!!!
        (いつもながらの段取りの悪さ・・・)

        16時からのショーは
        ロジェの1列目に子供3人連れた家族が居て
        子供と5人で1列目に座るから
        2列目に座ったら?と言われて超ラッキー(立ったら見える)

        オペレッタ「こうもり」のファルケとアイゼンシュタインのデュエット。
        後ろの背景が、普通にオーストリアの中流階級にありそうな中庭(笑)

        シュトラウスの南国のバラとともに
        リハーサル・ルームで見たバレエ学校の生徒さんたちのバレエ。

        そして、いつもの通りのテクニカル・ショーだが
        今年はたいまつ持って、ピアノの中を盛大に燃やして
        ピアノを置いたままの照明のバリエーションが
        どこかのピアノのカッコいいコマーシャルのようで洒落ていた。

        例年あった The Opera のフィルム上映はなし。
        子供が多いので、オペレッタの最中もバレエの間も
        司会が担当者にインタビューしている間も
        子供の話し声と泣き声が派手に響いていた。

        さて、雷と雨でオーディトリウムでのコンサート。

        ミラノ・スカラ座フィルハーモニーと言えば
        リッカルド・シャイーじゃないか、とは思うのだが
        シャイーは他の夏のフェスティバルを担当しているのだそうだ。

        ワーグナーのタンホイザー序曲。
        オーケストラの音は非常に明るい、というか、底抜けに明るい。
        ワーグナーって、もっとどっしりしているのかと思っていたのだが・・・

        で、次が同じリヒャルトでもシュトラウスの方の
        最後の4つの歌。

        出て来たソプラノはオルガ・ペレチャッコ。
        手には楽譜。
        黒のラメ入りロング・ドレスは
        太もものキワキワまでスリットが入っていて
        お辞儀すると、太もものかなりの部分を含めて
        脚線美が露わになる。

        もともとロシア人っていうのもあるけれど
        メイクの仕方が
        ものすご〜くネトレプコに似てるんだけど

        第二のネトレプコ狙い????

        声はものすごく出るのだが
        ロシア人に有り勝ちな(偏見かもしれない)太めのど迫力の声。

        高音になればなる程に力が入って
        美声なんだけど、太い声で叫ばれるような印象になってしまって
        最後の4つの歌に、ワタクシ的には必要だと思っている
        繊細感とか、諦観とか、透明感とか、世俗からの離脱とか
        そういうものと対極的な立ち位置に聴こえる。

        独断・偏見で主観的な印象でしかないけれど
        オペラ歌手によくある
         ほら、聴いて、ほら、見て
         私、ステキでしょ
         声もよく響いて美声でしょ?
         この美しい響き渡る高音を聴いて
        って感じかなぁ。
        リヒャルト・シュトラウスの最後の4つの歌って
        そんな声を張り上げてぶっとく歌っても良い曲だったっけ。
        (そうかもしれない、なにせ聴く耳のないシロウトだし)

        オーケストラもソプラノに釣られたのか
        もともとの持ち味なのか
        ダイナミックで美しい音なんだけど
        どうしてもリヒャルト・シュトラウスっぽく聴こえて来ない。
        はい、偏見です、偏見で耳逆らいだと思う。

        あんなにスタイル良くて美人で
        あの強い声があるなら
        リヒャルト・シュトラウスなんか歌わなくても
        もっと合った曲がいくらでもあっただろうに・・・

        後半はドボルジャークの交響曲8番。
        いやこのオーケストラ、実に歌うオーケストラだ。
        フルートが巧い。むちゃくちゃ巧い。
        ソロが素晴らしい ♡

        曲そのものが歌う要素を盛大に持っていて
        しかも基本的に明るい曲なので
        これはオーケストラの音色ととても良く呼応する。

        ボレンコの指揮もキレが良い。
        オーケストラの持っているメロディ・ラインを最大限に生かし
        それに少しの鋭さを加えて
        ドボルジャークのエモーショナルな部分を全面に出してくる。

        イタリアの歌うオーケストラと
        ロシアのエモーショナルな指揮者が演奏する
        チェコのドボルジャークって

        かなり激しい・・・というより
        感情丸出し(笑)
        いや、良いわ、ここまで恥も外聞もなく
        感情的に真っ裸になったみたいなドボルジャークって
        すごく新鮮で楽しい。

        第2楽章の途中で
        かなり長い間、携帯電話を鳴らしたアホは許せないが
        まぁ、このコンサート、スポンサーご招待も多いし
        仕方ないだろう。
        それでも、楽章間拍手がなくなっただけでも
        たいしたものである。

        真っ赤な指揮台(たぶんオーケストラ自前)の前の
        指揮者の譜面台に、アンコール用の楽譜があったので
        強力望遠鏡で真上から見たら
        おおおおお、ロッシーニのウイリアム・テル序曲とは・・・

        最初のチェロのソロが見事で息を飲んだ。
        歌う旋律(ロッシーニだ!!!)の歌わせ方が
        もうホント、これイタリアのオーケストラ(しかもオペラの)でないと
        無理じゃないかい、というメロディ・ラインの美しさ。

        この時だけ出てきたコーラングレのソロと
        最初から「おおおお、巧い、名人!」と思っていたフルートの
        掛け合いの絶妙さ・・・

        スイス軍隊の行進は、ご存知の通り、調子良く
        ノリノリで演奏されて、会場もむちゃくちゃ盛り上がる。

        (意地悪っぽく言っちゃうなら
         ミラノ・スカラ座はハプスブルク・ロートリンゲンの
         マリア・テレジアが建てたオペラ・ハウスだし
         ウィリアム・テルは、スイスがハプスブルク家から独立する時の話で
         ハプスブルクをやっつけろ、スイス万歳、というのが
         最後の行進曲なので
         深読みすると、君ら、オーストリアに喧嘩売ってるんかい、とも読めるが
         たぶん、誰も、何も、考えてない(爆笑))

        このオーケストラ、いつも思うんだけど
        ワーグナーだのリヒャルト・シュトラウスだのじゃなくて
        正統的なイタリア・オペラの序曲とかでプログラム組んだら
        無敵なオーケストラだと思うんだけどなぁ・・・
        (たいてい、アンコールにその手の曲を演奏して
         それが一番上手かったりする・・・)

        4日続きのグラーフェネック通いも一段落。
        (金曜日のトーンキュンストラー、まだアップしてないけれど
         後で書く・・・すみません)

        来週も、木曜日から日曜日まで通うけれど
        グラーフェネックも来週で最後。

        それまで、もう少しお付き合いの上
        ついでに1クリックをお恵みいただければ幸いです。



        懲りもせず、また新しいロゴ作っちゃいました。

        ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 + マリン・オールソップ

        0
          Schloss Grafenegg Auditorium 2018年9月1日 19時15分〜21時30分

          Royal Philharmonic Orchestra
          ピアノ Rudolf Buchbinder
          指揮 Marin Alsop

          Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
           Konzert für Klavier und Orchester C-Dur KV 467 (1785)
          Igor Strawinski (1882-1972)
           „Der Feuervogel“ Ballett in zwei Bildern (Fassung 1910)

          ロンドンの、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と
          マリン・オールソップの指揮で
          大御所ブッフビンダーがモーツァルトのピアノ協奏曲21番
          後半はストラヴィンスキーの火の鳥、しかもバレエの全曲版。

          ウィーンでも道路が川と化す程の大雨が降ったので
          グラーフェネックは野外ではなくオーディトリウムで
          今日の席はオーケストラの真上じゃなくて、少しだけ離れていてラッキー。

          でも最初がモーツァルトのピアノ協奏曲で
          いくら有名な曲でも寝落ちするかも・・・

          と思っていたら
          何か、この演奏、すごく楽しい。

          テクニック的には、そんなに難しい曲ではないとしても
          ブッフビンダーのピアノと
          オーケストラの絡まりかたが
          あくまでも軽やかに
          ものすごい喜びに満ちて遊んでいるみたい。

          ベタな言い方しか思い浮かばないんだけど
          音楽の戯れって、こういう感じなのかも。
          オーケストラに溶け込むピアノの音色
          ピアノのモチーフを受けて演奏されるオーケストラの木管
          タイミングぴったりに息が合っていて
          音楽の喜びって、こういう物だったのかしら
          と思わせるような
          躍動感に満ちた、この上なく楽しいモーツァルト。

          う〜ん、この透明感、このピアノの音の立ち方
          オーケストラとの絡み方
          モーツァルト自身がこの演奏聴いたら
          ひっくり返って大騒ぎして足をバタバタして大喜びしそうな感じがする。

          寝落ちゼロでモーツァルトを聴いたのって
          シフがモーツァルトのソナタを自由自在に変化させて演奏した時以来かも。

          アンコールにシューベルトのアンプロンプチュ4番。
          う〜〜〜〜っ。
          私が、つっかえ、つっかえ、練習している3倍くらいの速度で
          何て見事に弾いちゃうんだよ(プロだから・・・)
          手が大きいって良いなぁ(そこじゃない・・・)

          鳴り止まぬ拍手にバッハをもう一曲。
          これ、この間も聴いたけれど
          平均律あたりからの1曲かなぁ。
          左手が右手に被さって、面白い曲だ。

          後半はストラヴィンスキーの「火の鳥」だが
          久し振りに組曲ではない全曲版。

          ミハイル・フォーキンの振付のバレエの曲で
          確かに組曲よりは、全曲版の方が
          ストーリーとしては透けて見えてくるし
          組曲ではカットされている部分の
          ものすごい色彩感が浮き彫りにされる。

          このオーケストラも巧い。
          オーボエのお兄ちゃんはモーツァルトの時から大活躍で
          妙なる音色でうっとりするし
          ホルンの首席の音も柔らかくて美しいし
          悩む中年男性に見えるクラリネットも
          あくまでも冷静沈着なファゴットも良いし
          トランペットの弱音からフォルティッシモまでも素晴らしい。

          弦も美しくキマっていて
          アンサンブルが揃っていて
          ストラヴィンスキーの弦の多様な響きをバッチリ出してくるし
          コンマスのソロも、ビオラのソロもチェロのソロも巧い。

          オールソップの指揮も活き活きしていて
          動きも的確だし、見ていて気持ちが良い。

          私はオールソップと同じ年代なので
          あの時代に女性が指揮者になるという事が
          アメリカ合衆国だったとしても
          どんなに困難な事だかは想像がつく。

          だから、その時代に出て来た女性の指揮者は
          同年代の男性に比べても
          優秀で、強い意志を持って環境にも恵まれた
          本当に少ない、才気と才能に満ちた人しかいない(と思う)

          アンコールの楽譜が第一バイオリンのところに見えたので
          強力望遠鏡で見たら
          Overture とは書いてあったけれど
          その後に続く単語がどうしても読めん・・・と思ったら

          きゃ〜っ!!!
          何とバーンスタインのキャンディード序曲じゃないの!!!

          ああ、そう言えばオールソップもバーンスタインの弟子だったっけ。

          いや〜、楽しかった楽しかった。
          こういうコンサートって良いなぁ、としみじみ思った。

          帰りの70キロも雨の中だったけれど
          気持ちよくすっ飛ばして来た私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。



          オールソップは黒の上着で
          襟元と袖口が赤。
          黒と赤が流行しているのかと思ったら
          ロンドンの知り合いから
          「オールソップはいつもそう」とのご指摘をいただいた。
          2019年シーズンからウィーン放送交響楽団の首席指揮者になるのが
          とても楽しみになって来た。


          フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 + ミッコ・フランク

          0
            Schloss Grafenegg Auditorium 2018年8月30日 19時15分〜21時45分

            Orchestre Philharmonique de Radio France
            バイオリン Hilary Hahn
            指揮 Mikko Franck

            Maurice Ravel (1875-1937)
             Le tombeau de Couperin (1919)
            Jean Sibelius (1865-1957)
             Konzert für Violine und Orchester d-Moll op. 47 (1903-04/1905)
            Ludwig van Beethoven (1770-1827)
             Symphonie Nr. 5 c-Moll op. 67 (1803/04-08)

            木・金・土・日とグラーフェネックなの、と言ったら
            何処に泊まるの?と返されてひっくり返ったのだが
            毎日、往復140キロを元気に車ですっ飛ばしています f^_^;

            東京都庁からの距離だと
            直線距離で秩父とか深谷市とか香取市とか館林とか
            そういう感じなので、まぁ、それ程の距離とは・・・
            交通渋滞なしで高速道路飛ばしたら、片道40分から1時間くらいだし。

            木曜日や金曜日の19時15分からのグラーフェネックのコンサートなんて
            仕事していたら、絶対に来られない時間なので
            引退2年目が嬉しい ♡

            フランス放送フィルハーモニー管弦楽団と
            首席指揮者、フィンランド出身のミッコ・フランクに
            バイオリンのソリストはヒラリー・ハーンという豪華キャスト。

            私はミッコ・フランクが好き(断言)
            数は少ないけれど、ウィーン・フィルの指揮台に立った時の見事な演奏と
            バレエでリヒャルト・シュトラウスのヨゼフの伝説を
            ウィーン国立オペラ座のオーケストラ・ピットで振った時の
            バレエなんかどうでも良い、音楽ステキ!というクオリティに圧倒された。

            指揮台の上に椅子が乗っているが
            ミッコ・フランク、座って指揮するんだろうか?

            登場したミッコ・フランク・・・
            衣装が・・・ 

            光る黒のピラピラした上着で
            前の左右の分かれ目から赤が覗いてる。
            ルイージさまの白い上着にも仰け反ったが
            ミッコ・フランクも
            クルレンツィスの幼稚園スモックにも負けないユニークな衣装だわ。

            椅子に座る・・・かと思いきや
            音楽始まったとたんにそのまま立って
            指揮台に乗らず、下手(しもて)のチェロやビオラのところまで迫って
            結構な勢いで動いているんだけど・・・

            ラヴェルのクープランの墓。
            オーケストラの真上という悲しい貧乏席なので
            音量がかなり大きく聴こえては来るものの

            うわ、オーボエ、巧い。
            ちょっと饒舌すぎの感はあるけれど
            木管軍団のアンサンブルが素晴らしい。
            しかも、音楽作りが、これだけの音量(席が悪い)にも拘らず
            とても正確なのに繊細。
            なんだか、最初からものすごく楽しい。

            続いてシベリウスのバイオリン協奏曲。
            プログラム構成が
            フランスのオーケストラだからラヴェル
            フィンランドの指揮者だからシベリウス
            オーストリアの公演でドイツのバイオリニストだからベートーベン
            ・・・って、そういう配慮のもとかどうかはわからないけれど
            見事なバリエーションになっているのは確か。

            その分、オーケストラや指揮者の実力がバッチリ見えるプログラムでもある。

            いつもながら、真っ白な美肌で
            どう見てもフランス人形というヒラリー・ハーンと登場した指揮者は
            指揮台の上にあった椅子を
            自分で降ろして、下手(しもて)側の指揮台の横に置いちゃった。

            ヒラリー・ハーンのバイオリンの音って
            一点の曇りもなく澄んでいて
            清純で濁りがなくて、ため息が出る程なんだけど
            そんな美しい音色で
            ダイナミックにシベリウスを演奏されちゃうと
            悶絶する。

            第1楽章も素晴らしかったけれど
            第2楽章の低音からの入りが、なんというイケメンな演奏。
            オーケストラも低弦がバッチリ効いていて
            透明感あるのに厚みがあって素晴らしい。

            ミッコ・フランクは時々椅子に座りながら
            でも、ほとんどは立って
            なんだか時々、ソリストを指揮しているように見えるのだが・・・
            (だって第1バイオリン、そこ演奏するところじゃないよね?
             なのに、ソリストが立っている第1バイオリン向いて指揮してるんだもん)

            バイオリン苦手だし
            シベリウスのバイオリン協奏曲も苦手だった筈なのに
            なんだか、この演奏、むちゃくちゃ萌える。
            透明な美と多彩なダイナミックの見事な融合。
            あ〜、もう、単純に、すかっと爽やかで気持ちが良い。

            見た目も音もこの上なく美しいハーンが
            アンコールを大サービスで2曲。ああああ、悶える。

            後半、ベートーベンの交響曲5番。
            ベートーベンの交響曲5番と言えば
            どちらかと言うと有名過ぎて
            意外にナマで聴く機会は少ない。
            (頻繁に演奏されるのは3番と7番だと思う)

            指揮者によってバッチリ違う5番だが

            おおお、ミッコ・フランクの5番
            意外と伝統的。
            ピリオド奏法でもなく、あくまでもモダン・オーケストラで
            かっ飛ばしテンポではなく
            かと言って遅いわけでもない
            中庸で正統的な感じで攻めてくる。

            最近、変わったベートーベン解釈も多いので
            こういう、あくまでも端正で正統的な演奏って
            却って新鮮に聴こえてくる。

            それに、低音がバッチリ効いていて
            スタッカート続きの流れの後ろに
            しっかり継続するメロディ・ラインが出来ていて
            あくまでも音楽的。
            ダイナミックでワイルドなのに、エレガンスを失っていない。

            テンポ設定が絶妙で
            ダイナミックさと音楽性とが
            ちょうどソコでぴったり合う、というこの上ないバランス。

            オーケストラ、木管が巧いのはそれまでの演奏でわかっていたが
            ビオラのアンサンブルと音色の温かさが群を抜いてる。
            チェロとコントラバスの低弦の厚みのある響きもチャーミング。

            こうやって舞台のオーケストラを真上から見ながら
            (いやあの、いつもは全くオーケストラ見えない席ばっかりだし)
            楽器編成や、どこで何の楽器が演奏しているかを見ながら聴くと
            ベートーベンの5番って、音色のレンジがむちゃくちゃ広い事に驚く。
            (クラシック・オタクの皆さまは、何をいまさら、という感じでしょうけど)

            ミッコ・フランクは、自分で床に置いた椅子を無視しまくって
            無駄な動きはないのに
            実に情熱的に振りまくっている。
            いや、この人、こんなに熱い指揮者でしたか?

            考えてみれば、このオーケストラ
            チョン・ミョンフンが首席だった頃に
            何回かウィーンでも聴いていて
            その度に、う〜ん、巧いオーケストラだ、と感心してたっけ。

            チョン・ミョンフンの指揮のおかげかと思っていたら
            ミッコ・フランクの指揮棒でも、同じように巧い。

            なんか、こんなに素直に
            しかも、むちゃくちゃダイナミックに
            粗くならずに音楽的に演奏された5番って
            すごいかもしれない。

            掛け値なしにチャーミングで情熱的で音楽的で
            ナマ音に飢えていた、というのはあるかもしれないけれど
            素直に感激できる、すごく魅力的な演奏だった。

            指揮台の上のベートーベンの下に
            他の楽譜が見えたので
            私の強力望遠鏡で真上から見たら
            シベリウスの悲しきワルツだった。

            ミッコ・フランク、拍手に応えて出て来て
            指揮者の譜面台からベートーベンの5番を閉じて
            その下のシベリウスを取り出し

            客席に向かって、スコアを見せて
            このスコア、いったい何?という素振りを見せて
            シベリウス ワルツ・トリステ とアナウンス。

            ミッコ・フランク、自分でキャラ作ってないか?(爆笑)

            ワルツ・トリステはパーヴォ・ヤルヴィお得意の1曲なので
            かなり何回もパーヴォ・ヤルヴィの指揮では聴いたけれど
            ミッコ・フランクの音創りの方が
            素直で正統的に聴こえる。
            (パーヴォさんはワタクシ的感覚だと非常にモダン)

            あ〜、このミッコ・フランクという指揮者
            音楽的センス抜群で
            スコアの読みも完璧なのに
            加えて、僕、音楽好き好き好きという
            何ともチャーミングな情熱が伝わってくる。

            相変わらず見た目はパタリロそのもので
            (註 私は鉄壁のパタリロ・ファンである!!!悪口ではない)
            しかも光沢のあるピラピラの黒いゆったりしたシャツに
            赤の裏地?がチラチラという不思議な衣装の指揮者だが
            音楽に関しては、最も音楽的な指揮者の一人と言えるかもしれない。

            あ〜、ホントに木曜日にグラーフェネックに来られる身分?になって
            私は嬉しい \(^o^)/

            むちゃくちゃ高揚して楽しい気分で
            雨の高速道路を70キロ走って帰って来た私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。



            せっかく作ったロゴなので、もう1回使わせて下さい(笑)
            今日はあちこちで車の事故が多くて
            渋滞が凄かったけれど、時間に余裕を持って来たので間に合った。
            午後、ちょっと走ったら、高速道路への入り口が事故で閉鎖されていて
            その渋滞に巻き込まれてえらい目にあったけど。
            ウィーン市内、車で走るもんじゃないですね。どこも渋滞で東京と変わらんわ。

            DR放送交響楽団 + ファビオ・ルイージ

            0
              Schloss Grafenegg Wolkenturm 2018年8月26日 19時30分〜21時40分

              Danish National Symphony Orchestra
              ピアノ Rudolf Buchbinder
              指揮 Fabio Luisi

              Bent Sørensen (*1958)
               „Evening Land“ (2017)
              Ludwig van Beethoven (1770-1827)
               Konzert für Klavier und Orchester Nr. 3 c-Moll op. 37 (1800-03)
              Carl Nielsen (1865-1931)
               Symphonie Nr. 4 „Das Unauslöschliche“ (1914-16)

              デンマーク、コペンハーゲンに本拠を持つ
              DR放送交響楽団は初聴きだが
              2017年から首席になったのはファビオ・ルイージ。

              あああああああ、ルイージさま ♡
              お久し振りでございます。
              振り返ってみれば、2005年〜2013年に
              ウィーン交響楽団の首席だった時に
              私が、どんなにルイージさまのファンだったか・・・(感涙)

              最後のシーズンに
              メトロポリタン歌劇場優先で
              ウィーン交響楽団のマーラーをクリスティアン・アルミンクに押し付けて
              逃げた事は、まだ忘れてません。
              (あっ、イヤミになっちゃった f^_^;))

              2013年以降、ほとんどウィーンでお見かけしなかったのだが
              (チューリヒでは振っていたようだが)
              2017年からDR放送交響楽団首席になったのは目出度い(たぶん)

              ブッフビンダーがこのオーケストラを呼んだのも
              ルイージ繋がりだろうと推測する。

              さて、数日前まで猛暑だったウィーンは
              突然、気温が下がり
              晴れてはいるけれど、こんな気温で
              どこでコンサートするんだろう、と
              一応、コートは用意して行ったら
              やっぱり野外音楽堂だった。

              到着時19時には気温16℃。
              コンサートの最中にどんどん下がって
              最後は気温13℃になって

              トレンチ・コートだけじゃむちゃくちゃ寒いです。
              用意の良い観客たちは
              みんな、ダウンコートや毛布を持参。
              あ〜、私も見た目に拘らず毛布を持ってくるべきだった。

              久し振りのルイージさまは

              ・・・・何故に白い上着??????(ズボンは黒)

              どう見ても、1930年代のアメリカのビッグバンドのマスターっぽい。
              いや、別に衣装云々は音楽と関係ないのだが
              黒い背広と黒の衣装のオーケストラ・メンバーの前に
              白い上着で立つと、ものすごく目立つ。

              最初の曲はデンマークの作曲家のベント・ソレンセンが
              2017年にニューヨーク・フィルの委嘱作品として作曲したもの。
              自分が子供の頃に見た田舎の景色と
              ニューヨークの景色をイメージしているらしい。

              バイオリンの、この上なく繊細なピアニッシモのソロから
              弦楽のトゥッティに移行して
              オーケストラの様々な楽器が
              トナールとアトナールの間を揺蕩いながら
              ものすごい色彩感を持って
              夢の中の柔らかい輪郭の風景を
              オーケストラがパステル色でペインティングしているような感じ。

              ブッフビンダーのベートーベン、ピアノ協奏曲3番は
              まぁ、鉄壁だわね。
              今日も風向きのせいか(寒いのにしっかり風も吹いていてもっと寒い)
              昨日のホールでの大音響の耳慣れのせいか
              あまりオーケストラの音が響いて来なくて
              ちょっと霞かかったような音色になっているのだが
              (ピアノはスタインウエイのフルコンサートグランドなんだけど)
              端正でクリアなピアノの音だという事はよくわかる。

              いつもはアンコールしないブッフビンダーは
              グラーフェネックは特別なのか
              今回も洒落たアンコールを1曲。これは楽しかった。
              シューベルトっぽかったけど、何だったんだろう?

              日が暮れて、ますます寒くはなったけれど
              風は止んだ状態で
              後半は、私が大好きなのに
              滅多にウィーンで演奏されないカール・ニールセン
              しかも交響曲4番「不滅」である!!!!

              うわあああ、デンマーク万歳(自分でも何言ってるかわからん)
              というか、ニールセンの交響曲を演奏してくれて、ありがとう!!!

              この曲、ウィーンの聴衆にはあまり評判が良くないのは
              既に楽友協会でも経験しているけれど
              今回も比較的あちこちで小声でのお喋りが・・・(涙)

              まぁ、野外音楽堂で
              オーケストラ・メンバーが楽譜を捲って
              譜面台に固定するたびに、譜面台の金属の鳴る音が
              盛大に曲の最中に響き渡っていたから
              多少の小声のお喋りくらい、我慢すべきなんだろうけど
              (でも納得いかん)

              ルイージさまの振った出だしが
              かなりの高速テンポ。
              うわあああ、この曲って、こんなに速かったっけ。

              出だしも好きだけど
              途中の木管のアンサンブルの素朴な味が、すごく好き。
              さすがにこの曲、自分たちの国の曲だし
              木管のアンサンブルは完璧。
              あ〜、この訥々とした感じ、ほっこりするわ。
              (その後に弦のアンサンブルによる悲鳴っぽい章が来るし)

              弦のトゥッティの後の最終楽章での白眉は
              もちろん、2台のティンパニ ♡
              もう、この部分聴くだけで
              身体が勝手に動き出すくらい好き。

              ティンパニスト2名
              力を入れすぎず、如何にも自然に
              「僕たち、完璧な職人だからね〜」って言う
              職業意識バリバリのクールな感じがたまらん(独断・偏見・妄想)
              聴くたびに思うんだけど
              この曲、本当にカッコいいというか、ドラマチックでクール。

              この後の、余計なところは削ぎ落とした完璧な5番も好きだけど
              ちょっと熱いところがある4番の方が人間くさい感じがする。

              ルイージさまの指揮の動きも
              昔と同じくキレが良くて清々しい。
              白い上着は、最後まで違和感あったけど(笑)

              白髪は増えたものの
              以前と同じルイージさまの面目躍如で
              熱いけれど、明確な指示でオーケストラを引っ張って行く。

              あくまでも風向きと席のせいで
              ホールだったら、もっと細かい部分の音響が良かったんだろうなぁ、と
              野外だったのが、非常に非常に非常に残念だったが

              職人芸バリバリの
              デンマークらしい(←妄想)キレのあるニールソン聴けて
              凍えたけれど、とても楽しかった。

              ルイージさまの指揮姿を、遠くからだけど
              久し振りに見られたのも嬉しい。

              来週は、また数日、夏が戻って来るらしいのだが
              ともかく寒くて凍えて
              車の暖房をガンガン入れて
              満月が煌々と輝く高速道路を走って来た私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。



              このオーケストラのコンサート・ミストレスと
              チェロのトップが、アジア系の美人で
              どこの国の出身だろう、と調べてみたら、韓国出身で
              しかも、名前からすると姉妹っぽい。
              迫力の美人姉妹(しかも演奏も巧い!!!)だった。


              バンベルク交響楽団 + ヤクブ・フルシャ

              0
                Schloss Grafenegg Auditorium 2018年8月24日 19時30分〜21時50分

                Bamberger Symphoniker
                バイオリン Nikolaj Szeps-Znaider
                指揮 Jakub Hrůša

                Johannes Brahms (1833-1897)
                 Konzert für Violine und Orchester D-Dur op. 77 (1878)

                Bedřich Smetana (1824-1884)
                 „Má vlast“ / „Mein Vaterland“
                   1. Vyšehrad (1874)
                   2. Vltava / Die Moldau (1874)
                   3. Šárka (1875)
                   4. Z českých luhů a hájů / Aus Böhmens Hain und Flur (1875)

                バンベルク交響楽団と
                2016年から首席指揮者になったヤクブ・フルシャのコンサート。

                バイオリニストにデンマーク出身のバイオリニスト
                ニコライ・ズナイダーが出たのだが
                ・・・なんか、名前が変わっているんだけど?
                ズナイダーの前に Szeps とくっ付いているのだが
                結婚でもしたのか、どこかの養子になったのか
                個人的な事は別に興味ないんだけど、ちょっと気になる。

                名前に見知らぬ語がくっ付いていても
                ズナイダーは、やっぱりガタイがデカくて立派。
                持っているバイオリンが小さく見える。
                フルシャと並ぶとかなりの身長差だろう、と推測は出来るが

                本日の席は、舞台の真上で
                ほとんど、頭からしか見られない高所恐怖症は座れない席なので
                実際のところ、どうだったのかはわかりません。

                そうなの、やっと待ちに待った悪天候で
                野外音楽堂ではなく、オーディトリウム・ホールでのコンサート!!!
                オートバイや飛行機の雑音や
                コオロギや駆け回る子供の叫び声に煩わされずにオーケストラが聞ける!!!

                バンベルク交響楽団の音が骨太で厚みがあって
                ブラームスがずっしり、心に触れてくるのだが
                久しぶりに屋内のホールでオーケストラを聴いたからかもしれない。
                それに、たぶん、このオーケストラの音量とかバランスとか
                もともと野外音楽堂の音響を念頭に置いていたために
                ホールでは、かなり豊かに響く結果になった、という可能性はある。

                ズナイダーのバイオリンの音色
                出だしが割にガリガリ聴こえて来たものの
                テクニックは盤石だし
                すごく男性的(とか言い出すとジェンダー・スタディの人から文句出そう)で
                マッチョというよりは
                ちょっと垢抜けない田舎のワイルド・ボーイという感じ。

                感情たっぷりでダイナミックに聴かせるけれど
                きちんと節度があって
                オーケストラの音色と、骨太な素朴感がむちゃくちゃ合ってる。
                変に洗練され過ぎない、ワイルドで情熱的なブラームス。

                第2楽章は、バイオリンよりも、最初のあのオーボエのソロがメインだが
                (あ〜、すみません、勝手な解釈です)
                オーボイストのソロが、もう、絶妙で
                澄んだ音色で、情緒たっぷりに歌って歌って歌って
                ・・・あれは、バイオリニストは弾きにくいだろう(爆笑)

                いやもう、むちゃくちゃ良い感じ。
                ブラームス万歳。私、実はブラームス好きなんです。
                多少ワイルドでガリガリしても
                音楽的にものすごく夢中にさせる演奏で
                心にポッと灯りがついたようで、すごく嬉しい気分。

                アンコールにバッハの無伴奏。
                (何でみんな、アンコールだとバッハの無伴奏なんだ?!)

                後半は、スメタナの「我が祖国」から最初の4曲。

                うはははは、さすがフルシャ、スメタナは暗譜ですか(笑)
                そりゃ、チェコ人だもんねぇ。
                スメタナの我が祖国と言えば、やっぱりチェコ魂が燃えるんだろう。

                これが熱演で・・・
                フルシャの指揮も、見てくれ構わず
                指揮棒を振るわ、震わせるわ
                指揮台でジャンプはするわ(笑)

                最初のハープのソロの美しさから
                バンベルク交響楽団の金管の輝かしい響きに
                弦のうねり、ダイナミックさがものすごい。
                本当に物語を語られているような雄弁さ。

                モルダウは、もう誰でも知っている曲なのだが
                こういう名曲こそ
                通俗的にせずに、如何に名曲として聴かせるかは
                指揮者の腕の見せ所だろう。

                いや〜ん、ブラームスのオーボエに続いて
                フルートの掛け合いも素晴らしいじゃないの。

                オーストリアやハンガリーがドナウなら
                チェコはヴルタヴァだもんね。
                もっとも、スメタナの生誕地のリトミシュルも
                フルシャの出身地のブルノも、ヴルタヴァは流れていないが。

                水源がボヘミアにあるから、あの出だしが音楽になるわけで
                ドナウ川の水源は現在のドイツだから、水源の音楽表現をしたら
                ドイツの曲になってしまう・・・などと
                ついついくだらない事を考えたりして
                ヴルタヴァの流れのキラキラに身を任せた。

                最初のダイナミックさが、ここでも充分に発揮されていて楽しい。
                このダイナミックさは、第3曲のシャールカで最大限の効果を出してくる。
                (これもくだらない話だが、シャールカの話って
                 聖書のユーディットと似てるわ。女性って強い・・・)

                ボヘミアの森と草原から、の鬱蒼とした森の感じや
                多様されるチェコの民族舞踊のメロディなど
                クリアでダイナミックで明るくて
                郷土愛に満ち溢れている感じが、すごくチャーミング。

                この曲、割に苦手だったんだけど(全曲演奏されるとむやみに長い)
                ここまでバッチリ聴かせてくれると魅了されてしまう。
                全く退屈しなかったの、初めてかもしれない。

                フルシャ、すごく良いじゃないの。
                オーケストラとの相性もとても良さそう。
                オーケストラの管楽器は名人揃いだし
                弦の厚みのある暖かい響きも、とても素晴らしい。

                スメタナを聴きながら
                最近、チェコに行っていないなぁ・・・と
                (昔はルネッサンス追っかけで、週末になると行っていた時期がある)
                ブルノもリトミッシュル(ルネッサンスのお城がある!)
                また行きたい気分になって来た私に
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                この後、レイト・ナイト・セッションがあったようだが
                来る時も、途中でものすごい豪雨で、15分くらい高速道路を
                時速30キロで走らざるを得ないような状況だったし
                帰りも、豪雨ではないけれど、雨が降っていて
                交通状況がどうなるかわからないので、さっさと帰って来ちゃいました、すみません。

                グシュタード祝祭オーケストラ + ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン

                0
                  Schloss Grafenegg Wolkenturm 2018年8月19日 19時30分〜21時50分

                  Gstaad Festival Orchestra
                  ジークリンデ(ソプラノ)Martina Serafin
                  ジークムント(テノール) Jonas Kaufmann
                  フンディング(バスバリトン)Falk Struckmann
                  指揮 Jaap van Zweden

                  Richard Wagner (1813-1883)
                   Vorspiel zum ersten Aufzug der Oper „Die Meistersinger von Nürnberg“ (1868)
                   Vorspiel und Liebestod aus der Oper „Tristan und Isolde“ (1865)
                   „Der Ritt der Walküren“ aus der Oper „Die Walküre“ (1870)
                   „Die Walküre“ Oper in drei Aufzügen (1870) Erster Aufzug

                  スイスのグシュタードで行われるメニューイン・フェスティバルのために
                  編成されるグシュタード祝祭オーケストラと
                  ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンのコンサートは
                  かなり以前から完全に売り切れだったのだが

                  それって、やっぱりヨナス・カウフマン人気ですか?(爆笑)

                  グシュタード祝祭オーケストラそのものは
                  2013年10月8日にクリスティアン・ヤルヴィの指揮で聞いていて
                  至極マジメな音を出すオーケストラ、という印象だったので

                  今回、まずは前半でひっくり返った。

                  ワーグナー代表作三連発(笑)
                  ニュールンベルクのマイスター・ジンガー序曲という
                  華やかな曲が、いやもう、実に見事に華やかで輝いているではないか。

                  オーケストラの編成が大きいというのはあるにしても
                  野外音楽堂でこんなに響いて来るなんて
                  あのホール、音響調整でもしたんだろうか?

                  例年、気になるコオロギの合唱も
                  今年はほとんど気にならない。
                  自然保護区域だから、ヘンな薬は撒いてないと思うのだが
                  あまりの暑さにコオロギがへばってるとか・・・(疑問)

                  圧倒的な音量で、朗々と響く輝かしいオーケストラの音。
                  しかも、このオーケストラの金管、むちゃくちゃ巧い。
                  音量が大きいのに、ニュアンスと解像度に欠けるところがないので
                  大味になっていないのは
                  指揮者の手腕かもしれない。

                  うわああ、気持ち良さ爆発。
                  すっきり爽やか、気分は高揚して
                  歌試合でも始めたくなる(こらこらこらっ)

                  指揮者はそのまま舞台に出ずっぱりで
                  トリスタンとイゾルデが
                  これまた、素晴らしいニュアンスの音色で
                  ワーグナーのあのミステリアスな雰囲気が
                  色っぽく響いて来て
                  うわあああ、スイス人ってひたすら勤勉でマジメと思っていたら
                  こんな背徳的な音も出せるのか(誤解があるが気にしないように)

                  ワルキューレの騎行も、ばっちりの解像度に
                  むちゃウマの金管が、もう体感的な快感で悶えてしまう。
                  終わった後に、若い女性がキャ〜ッと感激のあまり叫んでいたが
                  私も叫びたいくらい快感だった。

                  後半はワルキューレの第一幕だが
                  始まる前にブッフビンダーがマイクを持って登場。

                  ヨナス・カウフマンが
                  ・・・と言ったとたん、客席から、あああああ、というため息の合唱。
                  すわ、キャンセルか、調子が悪いのか、と思ったら
                  足の指を折ったとの事で(何やった、カウフマン?)
                  時々座る事をお許し下さい・・・って
                  あ〜、そりゃ、全然構いません。

                  カウフマンは運動靴で
                  座った時には、左足を前の足置き台に上げて靴底を見せていたが
                  歌っている時には、ちゃんと立っていたし
                  声に影響はなかった(と思う)

                  しかしカウフマンの美声の質は
                  やっぱりテノールというよりバリトンだわ。
                  最初、少し高音が出にくそうだったけれど
                  途中からどんどん調子を上げて来て
                  後半の盛り上がりのところは、固唾を飲んで集中できる素晴らしさ。

                  思いがけず、ジークリンデを歌ったマルティナ・セラフィンが素晴らしかった。
                  いや、あの、わはは
                  ハラルド・セラフィンとミルヤーナ・イロッシュの娘だから
                  親の七光りかよ、とか思っていた時期もあったし
                  割にキンキンした硬質な声という記憶があったのだが

                  ドラマチック・ソプラノの面目躍如。
                  強い声で、ばっちり客席に飛んでくるし
                  ジークリンデの役柄にぴったり。
                  (ちょっと年増に見えるんだけど
                   実際は48歳で、カウフマンが49歳だから年下)

                  マルティナ・セラフィンだけが
                  全く譜面台を使わず、完璧に役が入っていた。
                  (カウフマンとシュトルックマンも、譜面は見ていないけれど
                   一応、念の為?に下に譜面台を置いていた)

                  シュトルックマンのフンディングも素晴らしい。
                  堂々としたバス・バリトンで
                  品はあるし、声量はあるし
                  しかも声のニュアンスが深くて
                  コンサート形式なのに、ばっちりフンディングの役が見えた。

                  オーケストラも素晴らしい。
                  指揮者のヤープ・ヴァン・ズヴェーデンって
                  もしかしたら、すごい指揮者かもしれない・・・(って今更何を?)
                  オーケストラのプレイヤーたち全員が
                  一瞬の緩みも見せず、指揮者と一体になって
                  見事なワーグナーの世界を創り出してくれた。

                  満足感一杯で、何だかもう、むちゃくちゃ幸せで
                  (ワルキューレ第一幕って、華やかに逃亡で終わるから)
                  気分良くなっていたら
                  オーケストラの後ろの方で、メンバーが動きを見せたので
                  まさか、このプログラムでアンコール?とドキドキしていたら

                  わ〜っはっは、やったよ、このオーケストラ
                  ローエングリンの第三幕への前奏曲 ♡

                  聴衆もみんな知っている曲だとは思うのだが
                  こういう曲って、あちこちで
                  「あれって何の曲?」というディスカッションが始まったりして
                  結構、演奏中にお喋りの声が聞こえて来たのは残念。
                  (前に座っていたブラヴィ叫びまくりの男性が怒ってた)

                  ローエングリン、ものすごく元気な演奏。
                  もちろん、解像度、ニュアンスも素晴らしかったのだが
                  それより、多少、大味になっても
                  大音量で、むちゃくちゃ元気に
                  景気良く演奏しちゃおうじゃないの、という感じで
                  その爽快感たるや・・・言葉に出来ない。

                  大ブラボーを叫ばれて、なかなか拍手も止まないのだが
                  オーケストラのメンバーが、あちこちで抱きついて
                  メンバー同士で挨拶して退場。
                  こういうのは許せる(笑)

                  ご存知、仕事している時には避けまくっていたワーグナーだが
                  やっぱり、ワーグナーの音楽って麻薬だわ。
                  劇伴というか、ゲーム音楽というか
                  映画音楽のハシリとか言うと
                  ワグネリアンから夜道でグサッと刺されそうだけど
                  感情への語りかけの力が、こんなに強い音楽って
                  他に例を見ない。

                  ワーグナーで満腹だけど
                  でも、もっと聴きたいなぁ、とか思いつつ
                  3日間連続のドライブを終えた私に
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。




                  ムジカエテルナ + クルレンツィス

                  0
                    Wiener Konzerthaus Grosser Saal 2018年6月28日

                    MusicAeterna
                    ソプラノ Anna Lucia Richter
                    バスバリトン Florian Boesch
                    指揮 Teodor Currentzis

                    Gustav Mahler (1860-1911)
                     Des Knaben Wunderhorn (1892-1901)
                       Der Schildwache Nachtlied (1892)
                       Rheinlegendchen (1893)
                       Des Antonius von Padua Fischpredigt (1893)
                       Verlor'ne Mueh' (1892)
                       Lied des Verfolgten im Turm (1898)
                       Wer hat dies Liedlein erdacht ? (1892)
                       Wo die schoenen Trompeten blasen (1898)
                       Lob des hohen Verstands (1896)
                       Der Tamboursg'sell (1901)
                       Das irdische Leben (1892)
                       Revelge (1899)

                    Symphonie Nr. 4 G-Dur

                    今シーズン最後のコンサートは
                    コンツェルトハウスでムジカ・エテルナとクルレンツィスの

                    何とマーラーのプログラム!!!(かなりビックリ)

                    プログラムの最初に1枚紙が入っていて
                    ドラマツルギーの関係上、プログラム記載の順番を変更して
                    子供の不思議な角笛を歌います・・・とあって
                    まぁ、それは別に構わないのだが
                    まるでサイコロ振ってバラバラにしたように
                    全部の順番がバラバラに変わっていて

                    隣のオジサンが演奏最中に
                    プログラムの紙を見てプログラムの歌詞を見つけられず
                    ずっとページの音を派手に立てまくってページを捲り続けているのには
                    ちょっと殺意が・・・ せめて音を立てないように静かに捲ってくれ・・・

                    ムジカエテルナと言えば
                    オーケストラ・プレイヤーは立って演奏、というのに慣れているのだが
                    前半は弦は全員着席。あら、珍しい。

                    しかも大編成だ。
                    ムジカエテルナって、室内楽オーケストラというイメージだったのだが
                    こんなにプレイヤーがいたのね?

                    その代わり、木管の後ろの椅子がプレイヤーの数に相当する分に足りていない。
                    何と、木管はプレイするところでは立って演奏。

                    クラリネットの2人が・・・うわああああ、まるで漫才コンビ。
                    メロディを奏でるところで、踊りつつ(=身体を動かす)
                    コンビになると、もう、腐女子としては
                    この2人、デキてるんじゃないか、という兼ね合いの見事さで
                    クラリネットから目を離せない(何を見てる?!)

                    フローリアン・ベッシュは、ドイツ・リートを歌わせたら
                    その独自の解釈は他の追随を許さないと思う。

                    ただ、何だか今日は声が沈んでいる感じ。
                    オーケストラはあくまで繊細で音量も抑えてはいるのだが
                    今一つ声が前に飛んで来ない。
                    バスバリトンだから、それは仕方ないかも。

                    ソプラノのアンナ・ルチア・リヒターに仰天。
                    失礼を承知で書いちゃえば、アニメ声で
                    まぁ、キュートな事この上なく、ともかく可愛らしい。
                    見た目もすごくキュートで表情が豊かで
                    しかもアニメ声なのに、ものすごく飛んで来る。
                    ドラマチック・ソプラノではないので神経にも触らないし
                    ドイツ・リートという枠にしっかり収まっていて
                    声を張り上げているという印象は一切ないのに
                    オーケストラとのこの上ない調和を保ちながら
                    しっかり歌の存在を届けてくる。

                    いやビックリした。
                    すごいわ、このキュートなソプラノ。
                    スープレットのオペラ役なんかが、きっとピッタリだわ。

                    ベッシュとのコンビネーションで歌った曲では
                    (何だったか覚えてない・・・すみません)
                    ベッシュがリヒターのソプラノと合わせるためなのか
                    声量をグッと抑えて、ほとんどファルセットっぽい発声。
                    そんなに抑えなくても、リヒターのソプラノ、ばっちり聴こえるから
                    ベッシュも普通の声で歌っても良かったのに。

                    子供の不思議な角笛は、ライブでも CD でも聴いているけれど
                    クルレンツィスの指揮でのオーケストラ
                    音の一つ一つが、本当に生命を持って動いている感じがする。

                    クラリネット・プレイヤーのダンスもそうだけど
                    (あれだけ踊りながら演奏されると、メロディも踊っている感じになる)
                    メロディ・ラインをしっかり出しながら
                    混乱やカオスになる事なく、ともかく音楽が生きてる。

                    しかもむちゃくちゃ繊細だ。
                    ここまで大編成オーケストラで
                    ここまで繊細に室内楽的に演奏されたのは
                    私の記憶だと
                    ラトルとか、ダニエル・ハーディングの演奏に近いけれど
                    音楽の一瞬・一瞬が生きて蠢いている感じは
                    他の指揮者では聴いた事がない。

                    ただ、欲を言えば
                    Das irdisches Leben から Revelge で終わるって
                    いや確かにドラマチックではあるのだが(音楽的に)
                    あまりにあまりに暗い終わり方だよ。

                    アンコールで Trost im Unglueck を歌ったのは
                    あまりに暗い終わり方を訂正するつもりだったのかしら(笑)

                    後半はマーラーの交響曲4番。
                    舞台上から、弦の椅子が消えて、ホルンの椅子も消えて
                    弦(チェロは座ってるけど(笑))は立った状態での演奏。
                    木管も金管も、ほとんどが起立状態。

                    これがまた不思議な演奏というか
                    う〜ん、マーラーの交響曲4番なんて
                    ライブでも CD でも、どの位聴いたか、という曲なのだが
                    何故に、またこんなに活き活きと聴こえてくるんだろう。

                    活き活きとは言っても
                    別に、ただ元気、という演奏ではない。

                    こちらもついつい、クルレンツィス、というだけで
                    いつも身構えてしまって、きっと偏見もあるはずだから
                    出来るだけ偏見はカットして
                    初めて聴くような気分で聴こうと思ってはいるのだが

                    やっぱり、クルレンツィスの音楽って
                    何とも不思議だ。

                    大編成オーケストラなのに
                    とことん繊細で
                    まるでバロック音楽でも聴いているような気分になる時がある。
                    聴きなれた曲が、ものすごく新鮮に生命を帯びて飛んでくる。

                    偏見だけど、クルレンツィスって
                    自分だけで「あ〜、上手に演奏できました」って満足するタイプじゃなさそう。
                    この指揮者の頭の中には
                    とんでもないサービス精神があるんじゃないだろうか。

                    クラシック音楽を「高尚なもの」とか「歴史的なもの」とか
                    規範や枠内で演奏しなければならない、なんて事より
                    現在の、現代の聴衆に
                    どうやったら伝わるか、という観点から
                    大胆な試みをするのに躊躇しない。

                    一歩間違えたら、キワモノになってしまう危険性もあるし
                    ウチの研究所の教授なんかも
                    あれはやり過ぎ、と嫌っている人もいるのだけれど
                    (だから好き嫌いはむちゃくちゃ分かれると思う)
                    でも、今までどの曲を聴いても
                    確かにキワモノに近いところはあっても
                    その説得力の強さが半端じゃない。

                    アンコールに
                    Marko Nikodijevic : GHB / tanzaggregat
                    という
                    まぁ、ちょっととんでもない曲をガンガン演奏。

                    マーラーの交響曲の後にアンコールするオーケストラって初体験(笑)
                    でもまぁ、これが実に素晴らしかった。

                    来シーズンもコンツェルトハウスでは
                    クルレンツィスのチクルスで4回のコンサートがある。

                    キワモノに近い、この指揮者が
                    この方向で新鮮な音楽体験を続けて提供してくれるのか
                    それとも、私の耳が飽きて来るか
                    当分、楽しみに追いかけられる、と
                    ちょっと嬉しい私に
                    どうぞ久し振りの1クリックをお恵み下さい。


                    ベルリン・フィル + サイモン・ラトル

                    0
                      Musikverein Grosser Saal 2018年6月3日 11時〜12時40分

                      Berliner Philharmoniker
                      指揮 Sir Simon Rattle

                      Hans Abrahamsen (*1952)
                      Three Pieces for Orchestra
                      1. With a restless and painful expression
                      2. Camly moving
                      3. Heavy

                      Anton Bruckner (1824-1896)
                      Symphonie Nr. 9 d-Moll
                      mit dem unvollendeten Finale (Rekonstruktion der Autograph-
                      Partitur nach den erhaltenen Quellen) :
                      vervollstaendigte Auffuehrungsfassung von
                      Nicola Samale, John A. Phillips, Benjamin-Gunner Cohrs
                      und Giuseppe Mazzuca (1983-2012)

                      ベルリン・フィルとラトルの2日目。
                      幕間なしの1時間40分。

                      ブルックナーの交響曲9番、しかも未完成4楽章付き、というので
                      3楽章終わったところで拍手のフライングがある事に
                      100円賭けたのだが

                      100円で良かった(負けた)
                      帰り道で「アーノンクールの時の4楽章は・・・」とか
                      話し声が聞こえて来たので
                      ウィーンの音楽オタクって、ある意味、ちょっとコワイ(笑)

                      最初は現代音楽の短い曲。
                      3つのパートに分かれていて
                      最初はリズムの激しい結構クールな曲で
                      2曲目は和声がすごく美しい。
                      最後の曲に至っては
                      ・・・数時間たったら、もう記憶にない(すみません!)

                      でもこの曲、私は結構好き。
                      イヤミがなくて意識高いところもあまり感じさせず
                      ヴァリエーション豊かで緊張感あって楽しかった。

                      さてブルックナーの交響曲9番。
                      昨日も爆発していたラトルだが
                      本日もかなり爆発気味。

                      というか何というか
                      最初からずっと感極まっているような印象。

                      第4楽章は音楽学者が補填したものなのだが
                      ラトルはこの楽章含めて暗譜で振っていた。

                      何せベルリン・フィルだから
                      技術的な隙は全くない。

                      けど、面白い事にラトルのブルックナーって
                      以前聴いた時もそうだったんだけど
                      微妙に微妙に微妙に、時々ズレる印象がある。
                      (いや、シロウト耳なので、実際にそうかどうかはわからないし
                       多分、違うと思うけれど
                       そういうシロウト耳に微妙なズレがあるように
                       聴こえる演奏って事だとご理解下さい)

                      初めて、この「ズレ」を聴いた時には驚いたのだが
                      完璧なスポーツ・カーのようなマシーンのような
                      ベルリン・フィルの硬質な音に
                      意識的にズレを持ち込んで
                      音楽の揺れを表現しようとしていたのではないかと
                      ド・シロートとしては考える。
                      (勝手な個人の印象記なので反対意見は却下。
                       ただ、同じような印象を持たれた方で
                       別の解釈(喧嘩じゃなくて)があれば是非教えて下さい)

                      その音楽的揺れも含めて
                      強いオーケストラなのに音響の暴発もなく
                      ギリギリのところで抑制して
                      何と美しいブルックナー。

                      だけど・・・
                      え〜っと、え〜っと、隠れオーストリア・ファンの私としては
                      ことブルックナーに関しては

                      ウィーン・フィルとかの音の方が良いなぁ・・・

                      ベルリン・フィルだとちょっと尖り過ぎるというか
                      田舎風味に欠けて、あまりにアーバン的に洗練されているというか

                      いや、偏見・独断のあくまでも主観的好みですけどね。

                      ただ、ウィーン・フィルのブルックナーだと
                      何となくどういうブルックナーになるか、想像は出来てしまうので
                      その意味では、ベルリン・フィルの音の方が
                      次にどうなるか、ちょっと予想つかないところがあって
                      面白い、というのは絶対にある。

                      ちょっと整いすぎ的印象だった第3楽章の後
                      拍手のフライングはゼロで
                      (ラトルがちょっと驚いていて、チラッと客席見たような・・・)
                      続く第4楽章。

                      実際にブルックナーは第4楽章はほとんど完成していたらしく
                      ただ、死の床で、弟子たちが、師の形見と称して
                      全部バラバラに持って行ってしまった、という話は聞いた事がある。

                      今回は見つかった手稿から起こしたものだそうだが
                      あ〜、すごく良く出来てるような気がする。
                      違和感全くなくて、交響曲のモチーフやテ・デウムのモチーフが
                      ブルックナーらしい展開を見せて来る。

                      むちゃくちゃ長いとかだったらイヤだなぁ(笑)と思っていたけれど
                      適当な長さで、しかもモチーフと展開で飽きさせず
                      う〜ん、これ、確かにブルックナーだわ、と納得。

                      天国のブルックナーが頷いているか
                      仰天してひっくり返っているかはわからないが。

                      そうかぁ、こういう復元も音楽学者の課題ではあるな・・・
                      (いや、ワタクシはやりませんし、やる能力も気力もその気もない)

                      しかしまぁ、本当に何て巧いオーケストラなんだ。
                      完璧で強靭で、なのに柔軟性があって
                      最強技術集団ナンバーワン。

                      グラモフォンの世界オーケストラ・ランキングという
                      ヘンなランキングでは
                      とある別のオーケストラ(ウィーン・フィルではない)が一位になっているが
                      ワタクシ的には、この1位のオーケストラって
                      技術集団というより、優等生オーケストラって気がする。

                      時々緩い在墺オーケストラに比べると
                      圧倒的プロイセンっぽい完璧主義のマッチョなオーケストラって
                      すごく好き・・・だけど、ちょっと聴くのに緊張する。

                      ザルツブルク音楽祭のベルリン・フィルとペトレンコは
                      今年は残念ながらチケットが取れなかったので
                      (新シーズンだからみんな注目しているのだろう)
                      ベルリン・フィルはこれにて当分ご無沙汰かな。

                      気が付いたらベルリンに引っ越してた・・・とかには
                      ならないだろうなぁ。もう、そんなに若くないし(爆笑)

                      とは思いつつ、ちょっとベルリン生活って言うのも良いかも
                      ・・・とけしからん事を考えてしまう私に
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