サンクトペテルブルク・フィルハーモニー + テミルカーノフ

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    Schloss Grafenegg Wolkenturm 2017年8月20日 19時30分〜21時35分

    St. Petersburger Philharmoniker
    ピアノ Nikolai Lugansky
    指揮 Yuri Temirkanov

    Nikolai Rimski-Korsakow (1844-1908)
    Suite aus der Oper “Die Legende von der unsichtbaren Stadt Kitesch
    und der Jungfrau Fewronija” (1903-04)
    (Konzertfassung : Maximilian Steinberg)
    Hochzeitszug. Überfall der Tataren
    Die Schlacht am Kerschenetz
    Vorspiel. Lob der Wildnis

    Sergej Prokofjew (1891-1953)
    Konzert für Klavier und Orchester Nr. 3 C-Dur op. 26 (1917-1921)

    Modest Mussorgskij (1839-1881)
    “Bilder einer Ausstellung” (1874)
    (Instrumentierung : Maurice Ravel, 1922)

    サンクトペテルブルク・フィルハーモニーとテミルカーノフの2日目。
    朝から晴れたり雨だったりと不安定な天候だが
    ウエブ・サイトでは野外音楽堂の告知があって
    到着してパーキングの指示をしてくれた男性が
    昨日と同じ人で
    「今日は外でコンサートだよ」とニコニコしながら教えてくれた。
    (あああ、やっぱり多分、毎回来ているアジア人女性一人って目立つんだわ)

    ドライブしている間も
    空に様々な形の雲が点在していて
    実はものすごく美しかった。
    ドライブ中に写真は撮れないので残念だが(笑)

    本日はオール・ロシア・プログラム。
    最初のリムスキー・コルサコフのオペラ
    「見えざる街キーテジと乙女フェヴォローニャの物語」というのは

    若い侯爵が森の中で自然と話しながら暮らしている
    敬虔な乙女フェヴォローニャに惚れる。
    が、周囲から(特にタタール人)から反対されて
    戦争を仕掛けられて
    フェヴォローニャは街を見えなくしてしまう。
    戦死した若い侯爵は
    敬虔な乙女フェヴォローニャと
    死者と聖人にしか見えない街へと去って行く

    ・・・とかいう話らしい(曲目解説うろ覚え)

    昨日は大編成で音量がホールを破壊しそうだったが
    本日は野外なので、どんなに音が大きくても大丈夫。

    コントラバスだけで10台あるけど
    野外音楽堂仕様のオーケストラ編成なのか
    それとも、オーケストラのメンバー
    みんなオーストリアに演奏旅行に来たかったとか?(笑)

    音が拡散してしまう分
    昨日のような繊細な音色の変化は追えないけれど
    ピアニッシモも充分な解像度で聴こえて来て
    メロディ・メーカーのリムスキー・コルサコフの音楽が美しい。

    ピアニストとして登場したのは
    ロシア人ピアニストのニコライ・ルガンスキー。
    ピアノはスタインウェイのグランド。
    (そう言えば、昨日のプログラムに
     スタインウェイ・ピアノの宣伝が入っていた(笑)
     買えないです(爆笑))

    プロコフィエフのピアノ協奏曲3番は
    プロコフィエフがアメリカ滞在中に作曲した最も有名な曲の一つだが

    わっはっは
    何回も聴いてるけど(ナマでも)
    そりゃ、ロシアっぽいウエットな部分もないわけではないが
    そのウエットなロシアのメロディは
    如何にもアメリカの聴衆に「ほらエキゾチックでしょ」程度にしか提示されず
    最初から最後まで

    ほら聴け、すごいだろ、もっと聴け
    え〜い、もっと叩いてやる、ほらほらほら

    と作曲家が考えたかどうかは知らないが
    これ、抒情的とか言う範疇から遥かに越えて

    はっきり言って、ピアノ=打楽器 だよね?(笑)

    ルガンスキーの超絶的なテクニックで
    最初から最後まで、ひたすら、すごいタッチと正確さで
    ガンガン・ガンガン叩いてる、という感じが
    ものすごい爽快感あるんですが(それで良いのかこの音楽?)

    気温が途中から急激に下がって来て
    管楽器にはかなりキツかったと思うのだが
    オーケストラも、あの複雑怪奇な曲をバッチリ決めて
    目を回して仰け反って、あれよあれよという間に終わっちゃったって感じ。

    正にアメリカの聴衆の度肝を抜いたんだろうなぁ、この曲。
    プロコフィエフの張り切り方とか
    むちゃくちゃ振り(だって何なのよあの不協和音と転調の連続は)が
    すごく面白いし
    ヘンに「深く」なったりせずに
    正確無比に強い打鍵でガンガン叩いた派手目の演奏が
    野外音楽堂から響くと、いや〜、気持ち良いです。

    オーケストラの音が拡散して
    昨日ほどの音色はないな、と思っていたら

    あらあらあら
    後半の「展覧会の絵」がすごく面白い解釈。

    昨日はロシアっぽいウエットさが、とか書いたけれど
    意外にあっさりと始めて
    最後の音を重く引きずらずに、淡白に収めているのだが

    時々、ぞっとするような
    原色とパステル色の混ざった、すごい音の色が出てくる。

    特にカタコンベが、凍りつくようで背筋がゾクッとした。

    思ったよりあっさり系の演奏かと考えていたら
    時々、とんでもない音が出てきて
    そのたびにギョッとしてしまう。

    良い意味で
    こちらの先入観を、すごい勢いで引っ叩かれて
    とんでもない音色の世界に引きずり込まれる部分が時々あって
    最初から最後まで油断できない演奏って

    こんな名曲アワーでは珍しいかもしれない。

    オーケストラが大編成で
    弦が対抗位置にあって
    私の席がほとんど正面だったので
    (ホールは最悪、野外最高の席なのである)
    音が左右に飛ぶ感じと、空間に散らばっていく拡大する大きさが
    すごく実感できたのは
    野外音楽堂の良さでもあるな。

    あまりに面白い演奏だったので
    たぶん、コオロギの合唱はあったと思うんだけど
    全然意識に上らなかった。

    あぁ、私も「雑音」を無視できる
    ヨーロピアンの耳になったのかしら

    ・・・とか思ったけれど
    こういう有名な曲だと
    知ったかぶりして奥さんに小声で解説する
    うざいセミ・クラオタ・オヤジがあちこちに出現していて
    (すごい言い方ですみません。でも怒ってますワタシ)

    ついでに、これは仕方ないんだけど
    風が強いので、オーケストラの楽譜を押さえるピンが
    楽譜をめくった後の固定の時に
    まるでコル・レーニョのような音をたてるので
    (曲の最中に、かなり何回もあちこちで聞こえて来た)
    それがちょっと気になったかな、という私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    この音楽祭って
    この地域の人たちの社交界のような様相を呈していて
    みんなご夫婦で来て
    あちこちでお知り合いにご挨拶・・・なのは良いのだが
    そこで立って喋っていられると、私が外に出られないんだけど
    というのが頻繁にあって
    まぁ、田舎と言えば田舎ですね(笑)

    サンクトペテルブルク・フィルハーモニー + テミルカーノフ

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      Schloss Grafenegg Auditorium 2017年8月19日 19時30分〜21時25分

      St. Petersburger Philharmoniker
      ピアノ Rudolf Buchbinder
      指揮 Yuri Temirkanov

      Johannes Brahms (1833-1897)
      Konzert für Klavier und Orchester Nr. 1 d-Moll op. 15 (1854-59)

      Pjotr Iljitsch Tschaikowski (1840-1893)
      Suite aus dem Ballett “Schwanensee” op. 20 (1877)
      (Zusammenstellung : Yuri Temirkanov)
      Scène. Moderato
      Valse. Tempo di valse
      Danse des cygnes. Allegro Moderato
      Scène. Andante - Andante non troppo - Tempo I
      Danse hongroise (Czárdás). Moderato assai - Allegro moderato - Vivace
      Danse espagnole. Allegro non troppo (Tempo die Boléro)
      Danse napolitaine. Allegro moderato - Andantino quasi moderato - Presto
      Mazurka. Tempo di mazurka
      Scène fiinale. Allegro agitato - Alla breve. Moderato e maestoso

      昨日は日中が34℃。夜のコンサート終了時23時近くでも29℃。
      今日は朝から雨で、最高温度で22℃。

      だから
      「今度ヨーロッパに行くのですが、
       服は何を持って行ったら良いですか」
      って聞かないで下さい。我々だってわからん。

      夕方、雨は上がって来たので、どうかな〜とは思ったけれど
      やっぱりコンサートはホールに決定(万歳)

      問題は私の持っている貧民席チケットは
      野外だったらベストのシートだけど
      ホールだったら最悪のシートという事なのだが
      まぁ、仕方ないです。
      高いチケットを買うだけの余裕はない。

      このところ、ナマのオーケストラ長く聴いてなかったし
      (まぁ、昨日はナマだったが、あれはオペラだったし)
      引退して貧乏生活に突入なんだから
      (今までだって貧乏だっただろ、というツッコミはなしで)
      コンサートの数も絞って、別にナマで聴かなくても生きていけるし

      ・・・と、多少やけっぱち?になっている状態で
      グラーフェネックまでドライブ。

      サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団というより
      私みたいな年寄りにはレニングラード・フィルというのがしっくり来るが

      来た、来た、キタ
      腹の底にズンと沈むような
      ものすごくマッチョなロシアの音。

      もともと野外ホール用の大編成というのもあるが
      音の強靭さ、底に響くどっしりした重さが
      無骨なブラームスのピアノ協奏曲1番で
      バリバリ音が登って来る。

      音響はゴージャスだが、大袈裟ではなく
      質実剛健で構築がよく見えて
      土臭いマッチョな筋肉質かな、と思っていたら

      チェロとビオラの音が突然変わって
      いや、もう、信じられないソフトな音色。
      なんなんですか、このオーケストラ。
      マッチョなのに、こんなに優しくなれるなんてルール違反だわ(褒めてます)

      ブッフビンダーのブラームスのピアノ協奏曲1番は
      何回も聴いているけれど
      ピアニストも指揮者も年配ペアなのに
      まだ、音楽に色気たっぷり残っていて(笑)
      でも、それを見せつけるような大袈裟感が全くない。
      (ただ、音楽の中で語られている恋は何故か現在進行形である)

      圧倒的なブラームスの和声の洪水に浸りながら
      もう、ひたすら身悶えしてしまう。
      (ただのヘンな人になってる事はわかってます)

      ブラームス好き ♡ 大好き ♡♡♡
      オーケストラの響きも好き ♡
      ピアノの響きとオーケストラとの絡みも好き ♡

      すみません、もう最初から最後まで悶え続けて
      酔ったようになってしまって
      自分でも抑制が効かなかったです(恥)

      後半はテミルカーノフが選んだ
      チャイコフスキーの「白鳥の湖」の組曲。

      こと、白鳥の湖に関しては
      私は何回も何回も何回も
      国立オペラ座のバレエの舞台を見ていて
      ウィーン国立オペラ座管弦楽団の名演奏を
      何回も何回も何回も聴いている。

      あ〜、ちょっと今、そこで笑った方
      それは言ったらイケナイので f^_^;)

      最初の序曲・・・というか
      オデット登場場面だったっけ。
      如何にも「白鳥登場!!!」という音楽だが

      ここって、こんなに音楽の表情が豊かで
      フレーズの中に膨らみがあったのか???

      ワルツは目の前にバレエの群舞のシーンが思い浮かぶなぁ。
      で、さすがに野外音楽堂仕様の大編成は
      真上で聴いていると、あまりに音響が爆発的(笑)

      オデット登場、コンサート・マスターのソロ ♡
      最初はちょっと奥ゆかしく
      ああ、この音楽のイメージだとニナ(ポラコヴァ)だなぁ、と思っていたら
      その後、王子さまと出会ったら
      オデットが変身してしまい(音色が喜びに満ちて明るくなる)
      あらま、これはリュドミラまではいかないけれど
      イメージとしてはマリアだわ
      (すみませんディープな話題で・・・)
      チェロとの絡みが、また見事で

      しかもここらへん
      もう、もう、ものすご〜〜〜くネットリしたロシア風の音楽になっていて
      ほとんど演歌だし、矛盾して相反する要素が絡み合ってるし
      ロマンティックだけどストーカーで依存症で
      ちょっとロシア、コワイかも・・・と妄想爆発。

      ヨーロピアンの仮面をつけながら
      中身はズブズブのロシアのロマンティックさがあるのは凄い。

      中間部はデヴェルティスメンの音楽で
      ハンガリー、スペイン、ナポリ、ポーランドの踊りを全部聴かせてくれて
      これはすごく楽しかった。
      バレエ団のメンバーの踊りが目に浮かぶし(笑)

      フィナーレは力強く
      というか、力強すぎて(席の位置が悪い)耳が痛くなりそうな音量。
      でも良いわ、すごくロマンティックでロシア的で
      ブラームスでまだ抑えていた
      ロシアの熱い血?がここで大爆発みたいな印象。

      で、何とアンコールが
      エルガーの「愛の挨拶」

      ひえええええ、テミルカーノフのイメージと全く違う・・・(偏見)

      で、こんなロシア涙の演歌たっぷりの
      ウエットな「愛の挨拶」聴いた事がない!!!

      ・・・いや、こういうの、ありですか(驚愕)
      ちょっと仰け反ってしまったけれど
      あの可愛いメロディがロシア民謡になっているのを聴くと
      ついつい顔がニヤニヤしてしまうじゃないの。

      いやぁ、むちゃくちゃ楽しかった。
      席が悪かったのは残念だが
      ダイレクトにオーケストラの音響が上がって来て
      音響のお風呂(時々ちょっと熱すぎたけど(笑))に
      首までどっぷり浸かって

      やっぱりナマのオーケストラの音響って
      私の精神安定剤として欠かせないわ、と
      確信してウィーンに大雨の中を戻ってきた私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。


      ムジカエテルナ + クルレンツィス

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        Felsenreitschule Salzburg 2017年7月23日 19時〜19時50分

        musicAeterna - musicAeterna Chor
        ソプラノ Anna Prohaska
        アルト Katharina Magiera
        テノール Mauro Peter
        バス Tareq Nazmi
        指揮 Teodor Currentzis

        Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
        Requiem d-Moll fuer Soli, Chor und Orchester KV 626
         In der 1792 von Franz Xaver Suessmayr vollendeten Fassung

        チケットを申し込みしていたのに
        いつまでたっても返事がなくて
        結局、一般発売初日に入ってみたら
        95ユーロのものしかなくて(上から3番目カテゴリー)
        散々悩んで(3秒くらい)買ったコンサート。

        ホテルから、さて出掛けようとしたら
        滝のような大雨がどっしゃーんと降って来て
        それでもコンサートに遅刻する訳に行かず
        傘持って出たけど

        橋のところが横殴りの雨で
        傘なんか、ま〜ったく訳に立たず
        (濡れなかったのは化粧した顔だけである)

        全身、ずぶ濡れ (・・;)

        上着もズボンも、絞ったら水が垂れてきそうだし
        その下のシャツも下着も、ズボンも
        靴も靴下も、全部見事に水浸し状態での
        お金持ち御用達(と思われる)席で
        ずぶ濡れ状態での50分のコンサートだったが

        ああああ、行って良かった!!!!!

        席は平土間の横なので
        音響的には決して良い席ではないと思うのだが
        もともとのオーケストラ編成が小さくて
        思ったよりまとまって美しく聴こえて来たし
        近くにソプラノのコーラスが立っていたのだが
        このコーラス、むちゃ巧くて、バランスがものすごく良い。

        クルレンツィスは
        またもや前後ろを間違えた幼稚園のスモックみたいな黒のシャツで
        黒のぴったりした細いジーンズに
        黒い靴に・・・赤い靴ひも、というのがおしゃれ?!

        オーケストラのメンバーは
        神父さんの着るような黒い長いマントで登場し
        一部の楽器(チェロとか)を除いて、全員起立のまま。
        コーラスも同じく黒の長いマントで、ずっと起立。

        フェルゼンライトシューレの、あの雰囲気の中で
        こういう黒マント集団って、何だか異世界になる。

        モーツァルト爆睡体質の私なのだが
        この曲は、モーツァルトじゃない、ズュースマイヤーだ、と
        いつも自分に言い聞かせて、爆睡しないようにしているのだが

        今回は言い聞かせるまでもなく
        最初から最後まで、一瞬も気が抜けない、すごい演奏。

        この集団とクルレンツィスのモーツァルトには
        一切の余計なものがなく
        必要なものがすべてある。

        ドラマチックでありながら
        恣意的な大袈裟さが全くなく
        キリッと締まって端正で

        モーツァルトの音楽にある、ある種の軽さまでしっかり出して
        モーツァルトの音楽って
        こんなに凄かったのか、と再認識させる。
        (私がそこまで言う事は、(たぶん)滅多にない(笑))

        自分がずぶ濡れで演奏を聴いているなんて事
        音楽が始まったとたんに忘れてしまったわ。

        最初からグイグイと聴衆を引き込んで行って
        一瞬の緩みもなく
        恐ろしい程の緊張感を保ちつつ
        ドラマチックに、この上なく美しく
        なのに押しつけがましくない。

        バスの深い声が美しく印象的で
        テノールの澄んだ声は空気に溶け(マウロ・ペーターだった、後で気がついた)
        ソプラノは、あれはわざと声量を抑えていたのか
        まったく「叫び声」にならない美声で
        アルトの声量が一番目立ってたけれど、厚みのあるビロードのような手触り。

        このオーケストラのコンサート・マスター
        第二のクルレンツィスみたいな感じ・・・というか

        のだめカンタービレの峰クンっぽい。
        (すみません、オタクで)

        バイオリン持って踊るし
        ジャンプするし、バイオリンを掲げて弾いたりするけれど
        それがまた音楽的に一つ一つがピタッと合っていて
        他の弦楽奏者や、管楽器へのキューまで時々出している(ように見える)

        クルレンツィスの良いサポート役だわ。
        しかも身体で「見せる」事も(意図的かはともかく)
        よく心得ていて、このコンサート・マスター、見てるだけで楽しい。

        いや、レクイエムのプレイヤーの動きを楽しんでいてどうする(汗)

        無駄のない締まったドラマチックで透明な音楽が
        ホールの中に柔らかく溶け込んだり
        空気を引き裂いたり
        彼岸のような異空間を作ったり
        一曲ごとに翻弄されて
        ベネディクトゥスあたりで、ちょっと泣きそうになった。

        クルレンツィスとムジカエテルナって
        まだ日本では全然知られていないようだが
        ヨーロッパでは爆発的な人気が出て来て
        (今日のコンサートだって、売り切れ、というのに
         チケット探してます、って人が入口に山ほどいた・・・豪雨だったのに)

        いやでも、それ、よくわかる。
        手垢のついた(すみません)「モーツァルト」を
        全く別の解釈とドラマで提示できる指揮者と言ったら
        アーノンクールという人は居たけれど
        その後、この「鬼才」が現れてくれて

        いやちょっと本気でモーツァルトを見直しそうになってますワタシ。
        (モーツァルトの音楽で爆睡できない珍しいコンサートだったし)

        さすがにお高いコンサートで
        しかも貧民席が出ないほどの人気があったわけで
        客席のマナーは非常に良くて (*^^*)
        拍手のフライングもなく
        終わった後、3回目のカーテンコールあたりで
        スタンディングオベーション。

        コンサート開始前は、正直言うと
        「クルレンツィスだから良いに違いない」って先入観があるかも、と
        自分のほとんどゼロの感受性に
        先入観持つのはダメだぞ、と語りかけていたんだけど
        (まぁ、高いチケットだから良いコンサートに違いない、というのもあったかも)
        そんな懸念は、全く必要なく
        あっという間の、輝くような50分の天国の時間。

        至福って、こういう体験を言うんだなぁ。
        高いチケットでも買って良かった。
        (クルレンツィスもコンサート・マスターもよく見えたし(笑))

        明日の朝イチバンでウィーンに戻らねばならないけれど
        今回のザルツブルク滞在
        非常に実りの多いものになった。

        8月末にはまた遠征する予定の私に
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。



        クルレンツィスはウィーンのコンツェルトハウスで
        来シーズンにチクルスがある。
        貧民席だけど、しっかり買ってある。
        今、最もユニークな指揮者である事は間違いない。
        (あまりに鬼才すぎて好き嫌いは分かれそうだが
         でもその「鬼才」さに説得力があるのがスゴイ)

        バイエルン放送交響楽団 + ケント・ナガノ

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          Felsenreitschule Salzburg 2017年7月22日 19時〜21時30分

          Chor des Bayerischen Rundfunks
          Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
          ピアノ Pierre-Laurent Aimard
          指揮 Kent Nagano

          Gyoergy Ligeti (1923-2006)
           Lux aeterna fuer 16-stimmigen gemischten Chor a cappella

          Olivier Messiaen (1908-1992)
           La Transfigration de Notre-Seigneur Jesus-Christ
            fuer zehmstimmigen gemischten Chor, sieben Instrumentalsolisten
            und grosses Orchester

          夏のザルツブルク音楽祭、オープニング・コンサート。
          このシリーズには
          Ouverture Spirituelle Zeit mit Grisey 
          というテーマが付いている。

          実は月曜日にジェラール・グリゼーの曲のコンサートもあって
          猛烈にそちらに行きたかったのだが(指揮がポマリコだし)
          月曜日はちょっと仕事があって無理(涙)

          ケント・ナガノのこのコンサートはプログラム発表直後に申し込んで
          割に安い席が取れてラッキー ♥

          ・・・だけど、プログラム内容がこれなので
          後で聞いたら、結構、関係者に招待席が出回った様子(ちっ)

          直前の音楽祭事務局からのメールでは
          コンサートではセキュリティの関係上
          必ず身分証明書を持って来て下さい、とか書いてあって
          一応、パスポートは持って行ったが
          結局、入口のところで、バッグの中身を見せて下さいというのを
          全員にやっていた。
          (バッグ開けて見せてお終い。背広の中にナイフや銃を持っていたらどうする?(笑))

          無駄話はさておいて
          フェルゼンライトシューレは、ともかく「でかい」(少なくとも舞台とその向こうは)
          映画「サウンド・オブ・ミュージック」をご存知の方にはよく知られた会場。

          どこで休憩入れるのか
          それとも、全部で2時間ちょっとくらいなので続けるかな、と思ったら
          ルクス・エテルナの後にメシアンの第一部(I から VII)を演奏し
          幕間の後に第二部(VIII から XIV)の演奏。

          オーケストラは板付き。
          楽器ソロ(ピアノ、チェロ、フルート、クラリネット、シロリンバ、マリンバ、ビブラフォン)は
          ルクス・エテルナの後に合流。

          リゲティのルクス・エテルナ
          これは、映画「2001年宇宙の旅」をご存知の方は知っている(はず)
          このナマは昔、ウィーンのミノリーテン教会で聴いた事がある。

          コーラスは約50名くらい。

          ううううううん・・・

          このホール、でかいだけに音響が比較的デッドで
          50名のコーラスで、あのピアニッシモで歌われると
          あまり響かないなぁ。
          声が不思議な音程で分かれていくところも
          あまり倍音が響かないのでドライな感じだし

          その後でソプラノが入ってくるところ
          う〜ん、ソプラノの声が澄んでない(ように聴こえる)
          あれをあのちょっと粗い声で細さのないまま入って来られると
          鋭い光が射してくるイメージが沸かないんだけど。

          観客のマナーは良いので
          あまりわざとらしい咳き込みがないのは助かるが
          時々、溜息が聞こえてくるし。
          (註 メシアンで後ろで何回か小声のお喋りをされた時は
             さすがに私もキレそうになったが(聞こえるんですよ、小声でも!)
             後ろの退屈していた4人は休憩の後は戻って来なかった。やれやれ)

          ルクス・エテルナの後に
          一人、後ろからひたすらブラボー叫んでいたのは
          コーラスからタダ券もらった応援団か?
          (あの曲の後にブラボーは要らない(断言))

          楽しみにしていたメシアンの
          我らの主イエス・キリストの変容。

          これ、かなり長い曲で、90分ほどだが
          後期の作品で
          メシアンの作曲技法が散りばめられていて圧倒的。

          ナマで聴いてみると
          最初のパーカッションの銅鑼とか鐘とかのオープニングが
          何回か使われていて
          コーラス部分の根底にあるのが
          思い切りグレゴリオ聖歌、というイメージが強い。

          もちろん、メシアン特有の音階の使い方や
          自然の音を多用した部分もあって
          時々、とんでもない浮揚感や
          自然の中で花や樹がざわめいている有様が手に取るようにわかる。

          日本の自然はもっと静かですが(笑)

          コーラスも人数が増えて、100人ほどになったので
          声のクオリティも落ち着いて来て、しっかり響いてくれたし
          圧倒的なメシアンの技法と音楽に唖然としながら
          第一部はあっという間に終わってしまった。
          (例のブラボー女性は、また一人で必死にブラボーを叫びまくっていた)

          でも、この演奏、第二部になってからが、ますます良くなって
          アマールのピアノが、どんどん光り輝くようになって来たし
          オーケストラもコーラスも
          ソリストやピアノも
          何かに憑りつかれたような高揚感。

          正直言うと
          コーラスだったら
          はっきり言って、ウィーンの楽友協会コーラスの方が巧いと思うし
          (ウィーン楽友協会コーラスは人数も多いけれど)
          オーケストラもプロの水準ではあっても
          別に特別むちゃくちゃ巧い、とかは思えない(すみません)

          でも、ともかくメシアンの音楽が・・・すごい。

          何回か出てくるパーカッションの繰り返しや
          曲の曲の間のレチタティーボ的なピアノのソロ
          グレゴリオ聖歌に似たコーラスなどなどの
          構成の妙もあるし

          きっとキリスト教の敬虔な信者でなければ
          本当にはわからないのだろうとは思うが
          ヨーロッパの大聖堂の静けさの中で
          ステンド・グラスからの光を浴びながら
          神とイエスに思いを馳せる・・・というイメージに加えて
          たぶん、キリスト教という宗教以上のところで
          神、か、あるいはそれに類似する絶対者に対しての
          敬虔な思いと愛がひしひしと伝わってくる。

          まぁ、異教徒が何を言おうが邪道ではあるんですけど(苦笑)

          今日は、むちゃくちゃ天気が良くて
          気温も上がったけれど、夕方には影の部分は割に涼しく
          休憩時間もザルツブルクの町が美しくテラスから見えて

          ああいう、シリアスで宗教的な曲は
          こういう明るい天気の時には、あまり合わんような・・・
          (やっぱり冬の静かな氷点下の暗い聖堂というイメージですよね(偏見))

          メシアンのスゴイところは
          こんな後期の作品であっても
          最後の部分は
          何とユニゾンで協和音で終わるんです(爆笑)
          やっぱり観客の乗せ方を、よく知っとるわい。

          滅多に演奏されない曲だし
          (ウィーンだったら絶対無理だ。どのオーケストラもメシアン演奏しない)
          わざわざザルツブルクに来るだけの価値はあったので
          まずはオープニング・コンサートには満足。

          オーストリア国営ラジオ1番とバイエルンのクラシック・ラジオで
          ライブ放送されていたようなので
          ご興味のある方は
          オン・デマンドで1週間は聴けます。

          コンサート後にどこかで軽く食事して行こうと思ったら
          どこもかしこもスゴイ人で
          (外に出ているテーブルはどこも満席)
          結局、ホテルからまた逆戻りして
          ファースト・フードでテイクアウトしてホテルに帰った私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。



          土曜日だから、というのはあるとしても
          若い観光客が多くて
          みんな外で酔っぱらって大騒ぎしていて
          真夜中過ぎでも、まだ大騒ぎしている・・・(絶句)
          ウィーンは22時以降は静かに、という規則があるので
          こんなに騒いでいたら警察が来るレベルだけど・・・

          パリ管弦楽団 + トーマス・ヘンゲルブロック

          0
            Musikverein Großer Saal 2017年5月30日 19時30分〜21時40分

            Orchestre de Paris
            指揮 Thomas Hengelbrock
            メゾソプラノ Kate Lindsey

            Maurice Ravel (1875-1937)
             Daphnis et Chloé. Suite Nr. 2
            Joseph Canteloube (1879-1957)
             Chants d’Auvergne für Gesang und Orchester
              Pastourelle, Oï Ayaï, Brezairola, Lou Boussu, La Delaïssádo
              Uno Jionto Pastouro, Lou Coucut
            Modest Mussorgskij (1839-1881)
             Bilder einer Ausstellung. Orchesterfassung von Maurice Ravel

            パリ管弦楽団の2日目のコンサートは
            指揮者が違う (o_o)
            まぁ、指揮者2名でヨーロッパ公演と言う方式もあるけれど
            割に珍しいパターンではないのだろうか(が、よくわからん)

            しかも、平土間にも空き席が目立ってるし
            立ち見席もかなり余裕がある。

            ・・・まぁ、わかるんだけどさ。
            だって、展覧会の絵って、ううう、またかよ、って感じだし(笑)

            さて、ダフネとクロエ、組曲2番。
            う〜ん、微妙・・・(好みの問題です)

            だって音が厚いんだもん。
            昨日のマーラーでの透明感は何処に?と驚いたくらい
            ボッテリとした感じの音響で
            パステル色ではあるのだが
            絵の具を盛り上げた油絵のような印象を受ける。

            ピアニッシモの繊細なフレーズになると
            かなり「おフランス」的な品の良さのある
            美しい音響が立ち上ってくるのだが

            ヘンゲルブロック、オーケストラ鳴らし過ぎ(という勝手な印象)
            まぁ、それは指揮者というアーティストの解釈なので
            一聴衆(しかもド・シロート)がどうのこうの言うべきではないけれど
            あんな重たい感じの
            まるでワーグナーかそれは、というラヴェルって珍しい。

            大音響で終われば、すかさず飛ぶブラボーの声。
            (何故だ? まぁ、確かにジャジャジャーン 即ブラボーって言いやすいけど)
            きっと、素晴らしかったのでしょう。
            (↑ 無理やり大音響にして聴衆をノセるのはロックだと思い込んでる私)

            不勉強で無教養の私は
            ジョゼフ・カントルーブという作曲家の作品は初めて耳にする。
            オーベルニュ民謡に管弦楽法をまとわせた、とウィキには書いてある。

            そのオーベルニュ民謡を歌ったケート・リンジー。
            プログラムにはメゾソプラノと書いてあったけれど
            声がものすごく細くて、ほとんどソプラノじゃないのかこれは。

            いや、私の超貧民席は、声を聴くのには最も適していない場所なので
            そこで聴いて、どうのこうの書くのは見当違いも甚だしいのだが
            声は澄んでいて美しいけれど
            声の質にバリエーションがなくて
            歌の表情が何も出て来なくて、なんとも単調。

            こういう「美しい(だけ)の声」は
            教会音楽とかに合うんじゃないだろうか。

            2曲目とか、最後のカッコウとかでは
            身振り手振りも入れて、オペラちっくに歌おうとしていたけれど
            そうすると、声(とフランス語?)が埋もれてしまう。

            すみません。
            超貧民席は方向が違うから聴こえないんです。
            あれは正面の席で表情見ながら聴かないと意味がなかったわ。

            後半の展覧会の絵は、貧民席からちょっと脱出。
            ダフニスとクロエのあの音量で演奏されたら
            ちょっとヤバイかもしれない、という判断(しかも席かなり空いてたし)

            うううう、展覧会の絵って
            もう、イヤというほど聴いてるからなぁ。

            音量は席を代わったので、良いバランスで聴こえて来たけれど
            何か非常に不思議なリズムというか
            リズムとフレーズが、時々、グニャっと崩壊する印象がある。

            キレがないというか
            ごにゃっとしてしまって、時々、ちょっと気持ちが悪い。

            そりゃ、グノームとか、そういうちょっと下がったポルタメントで
            オドロオドロしさを出してはいるんだろうけれど

            すみません、なんかあまり妄想の浮かばない演奏で
            (いや、私の感受性のなさがいけないのである)
            カタコンベとかあまりに単調で寝落ちしそうになったし
            キエフの大門も、う〜ん、いやそりゃ大音響バンザイではあるけれど
            (ありがたい事に舞台から離れたので大音響はバランス良く聴こえる)

            なんでまた、この曲をウィーンに持って来たのか
            ちょっと理解に苦しむ(ラヴェルの編曲だからか?)

            フランス・プロという事だったら
            もっと他に組み方があったんじゃないか、という気もするが
            それは私の好みの問題なので f^_^;)

            サン=サーンスとか、フランクとか(いや、だから ^^;
            いや、ラヴェルでもドビュッシーでも良いけど(笑)

            でもこのオーケストラの響き
            昨日も思ったけれど、すごく品がある。
            我々が偏見っぽく独断しちゃうような
            フランスっぽいフワフワ感というのは
            以前に比べて減っているけれど
            (オーケストラのグローバル化か)
            何とも洗練された、上品で甘い香りがするのは
            オーケストラの特徴なんだろうなぁ。

            今日は気温が上がって32度までなったけれど
            真夜中、突然の嵐っぽい風の音を聞きながら
            そろそろ寝るか、という私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。



            パリ管弦楽団 + ダニエル・ハーディング

            0
              Musikverein Großer Saal 2017年5月29日 19時30分〜21時5分

              Orchestre de Paris
              Singverein der Gesellschaft der Musikfreunde in Wien
              指揮 Daniel Harding
              ソプラノ Christiane Karg
              アルト Wiebke Lehmkuhl

              Gustav Mahler (1860-1911)
               Symphonie Nr. 2 c-Moll

              ちょっと個人的感想とか書く前に
              ブチギレて良いですか?

              って聞かなくてもブチ切れるんだけど
              楽友協会、もうイヤです(本気)
              昔から椅子や床の軋みは酷かったけれど
              高い会費を取って、楽屋口を美しくしたり
              廊下に作曲家の胸像を置いたりする前に

              あの軋む椅子を何とかして下さい!!!!(超怒)

              それでなくても最近、ここの貧民席の聴衆の層が悪くなっている。
              (たぶん、立見席とかもっと酷くなってるかも)
              ただ黄金のホールを見たい観光客は
              静かに聴いていてくれれば
              ずっとスマホを弄っていても気にはならないが

              突然立ち上がると椅子がガタンと音をたてるし
              すごく繊細なバンダが響くと乗り出すので
              (何も見えないってば!)
              椅子がすごい音をたてて軋むし

              いつも見かけるモグリのおじさんが横に立って
              でっかい身体を揺するたびに
              私の耳元には、床の軋る音しか聞こえて来なくなる(涙)

              しかもピアニッシモの時に
              足音たててドアを乱暴に開け閉めして出ていく
              どこかの国の観光客がいるし(号泣)

              ・・・ブチ切れ終わり(唐突)

              さてマーラーの交響曲2番は
              ウィーンでも滅多に演奏される曲ではないので
              私の記憶ではコンツェルトハウスでのベルリン・フィルとラトル
              その前がベルリンのシュターツカペレとピエール・ブーレーズ(!)
              ・・・いったい何年前になるんだろう。

              ダニエル・ハーディングという指揮者は
              私が何回か聴いた時は
              ものすごく繊細な室内楽的表現をする人だった。
              しかも、記憶によれば
              いつも普通の背広にネクタイで
              どこかのお坊ちゃんサラリーマンみたいな指揮者だった。

              今回は、おおおおおっ
              すごいぞ、燕尾服で、白の蝶ネクタイまでしてる (o_o)
              雰囲気がお坊ちゃんサラリーマンじゃなくて
              ちゃんと指揮者になってるじゃないの。

              低弦をしっかり鳴らして
              フォルティッシモもしっかり出すけれど
              いったいどういう魔法なんだかわからないが
              パート毎の解像度が抜群に良くて
              バランスが絶妙で
              全部のパートがしっかりと聴こえて来るのに
              音響に無理がない・・・というより

              どんなに鳴らしても透明度が失われず
              フォルティッシモであってもうるさくならない。
              ・・・楽友協会という、とんでもない音響のホールで
              この見事なバランスは、いや、う〜ん、あり得ない (-_-)

              確かにこの表現力
              ちょっと脇道にズレたら
              また「室内楽的チマチマ」になっちゃいそうだが
              さすが老練になって来て(と言ったら失礼なんだけど)
              リズムの揺れと強弱のレンジで
              ダイナミックさをとことん「室内楽的」に取り入れて
              凄まじい程の「音の立体的空間」の広さを表現してしまった感じ。

              第二楽章のレンドラーは
              独特のリズムで演奏してたな。
              通常の「ウィーンらしさ」と全く違って面白かった。
              ああいうレンドラーもありか、う〜ん。

              アントニウス(すみません第三楽章です(笑)から最後まで
              全てアタッカで続けた指揮者とオーケストラの体力に脱帽。

              実はあの魚に説教する聖アントニウスの楽章は
              ワタクシ的に印象が強いのが
              ルチアーノ・べリオの「シンフォニア」で(わはははは)
              なんかすごく懐かしく思い出しちゃった(すみません関係なくて)

              アルトのヴィープケ・レームクール!!!!
              すごいです、この人!!!!!!!

              舞台見えない席だったのだが
              (よって、アルトが入ったら、全員が
               椅子をギシギシいわせて舞台を覗き込もうとして
               もう本当に勘弁してくれ状態)
              指揮者の横とかコンマスの横ではなかったので
              コーラスに近い辺りに居た可能性が高くて
              通常、背中しか見えない(声は前に飛ぶので聴こえない)のだが
              今回は下から、ものすごく魅力的なアルトが
              上に立ち上って来て
              しかもドイツ語のディクションもしっかりしていて
              雑音さえなければ、至福の時間 ♡

              あんなに素晴らしい Urlicht って、もうもうもう感激するだけだわ。
              (註 雑音さえなければ)

              怒りの日の不気味さはあまりなくて
              (ほら、透明度の高い室内楽的扱いだったから)
              それだけに、次の、あのミステリアスなピアニッシモでの合唱が
              ゾクゾクするような快感(註 雑音さえなかったら)

              楽友協会の合唱団って、もう呆気に取られる程上手い。
              素晴らしい。手放しで褒めても良い。

              最初から最後までの緊張感も保っていたし
              私が周囲の雑音にブチ切れていなければ
              名演だったと思う。
              (だってバンダがピアニッシモで鳴ってる時に
               椅子や床の軋み音でバンダが聴こえないって
               かなり異様な状況だと思うよ、ホント)

              明日は同じオーケストラだが
              指揮者も変わって(こういうの珍しい)
              プログラムも変わる。

              椅子の軋みが演奏を台無しにしないよう
              祈るような気持ちの私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。



              ついでに拍手のタイミングも早すぎたし
              楽友協会の客層って、どんどん悪くなってるような気がする。
              コンツェルトハウスの方がチケットは安いけれど
              最近は客層が良い(し、椅子も(それほど)軋らない)

              ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 + ネルソンス 2日目

              0
                Musikverein Großer Saal 2017年5月26日 19時30分〜21時40分

                Gewandhausorchester Leipzig
                指揮 Andrís Nelsons
                ソプラノ Kristine Opolais

                Antonín Dvořák (1841-1904)
                 Othello. Konzertouvertüre, op. 93
                 “Měsíčku na nebi hlubokém” (Lied an den Mond)
                  Arie der Rusalka aus der Oper “Rusalka”, op. 114
                 “Když mne stará matka ypívat” (Als die alte Mutter mich noch lehrte singen) op. 55/4
                 Polonaise aus der Oper “Rusalka”, op. 114
                Bedřich Smetana (1824-1884)
                 “Dobrá! Já mu je dám - Jak je mi”.
                  Arie der Milanda aus der Oper “Dalibor”
                Antonín Dvořák
                 “Ó, marno, marno to je!”
                  Arie der Rusalka aus der Oper “Rusalka”, op. 114
                Symphonie Nr. 9 e-Moll, op. 95 “Aus der Neuen Welt”

                ライプヒチ・ゲヴァントハウスのゲスト公演2日目。
                ドボルザーク・プログラムに
                何故かスメタナが1曲あるが
                これは歌手の都合での曲の選択なんだろうか。まぁ、良いけど。

                ソプラノ歌手のクリスティーネ・オポライスは
                ネルソンス夫人だ、という情報は後で入手。
                (だってプログラムにはそんな個人的な事は書いてないし)

                知っていたら、ちゃんと舞台を覗き込んで
                どんな女性だか見たかったのに(ただのミーハー)

                そりゃググれば美しい写真は山ほど出てくるけれど
                ネルソンスだって太ったし、頭髪は後退しているしヒゲ生やしたし
                いや、私は音楽を聴きに来ているのであって
                別に指揮者とか歌手とかの見た目を鑑賞しに来ている訳では (¬_¬)

                ドボルザークのオテロ序曲(インストルメンタル)
                うううう、弦の響きがすごく柔らかで
                まるでタンポポの綿毛みたいに
                ふわふわと纏わり付いてくる・・・と思った途端に
                鋭いドラマチックな音色になったりして

                う〜ん、ネルソンスの今回のコンサートで
                昨日と今日、ともかく驚いたのは

                そのオーケストラの音色の豊かさ。

                昨日も弱音から強音までのレンジの広さに驚いたけれど
                音量だけではなくて
                緻密に作られたそれぞれの楽器の音色の組み合わせの妙に
                信じられない位のオーケストラの色彩感が
                ホール全体に立ち上る。

                さてルサルカの有名なアリアとか
                かの有名な「母が教えた歌」とか
                なんかすごくテンポの速いスメタナのアリアとか

                ・・・これ、チェコ語だよね?
                手元にテキストあるから見てるけど
                どこを歌っているのか、さ〜っぱりわからない (・・;)

                普通は少しだけでも聞き取れる筈なのだが
                あの子音の多いチェコ語で
                ま〜ったく子音が聞こえて来ないのも不思議。

                声量はあるし、強靭な声質で素晴らしいと思うのだが
                ただ私、オペラ苦手だし
                ソプラノ苦手だし・・・(言い訳)

                途中に入ったルサルカのポロネーズが
                凄まじい音量で
                元気と言えば元気・・・なのだろうが
                これだけは、オーケストラの色彩感はなかったなぁ。
                (あまりに最初から最後まで力任せだった)

                後半のドボルザークの交響曲「新世界から」
                これが、思っていたよりずっと良くてビックリした (o_o)

                楽器のパートごとのバランスの絶妙なコントロールで
                出てくる音の(しつこいけれど)色彩感が半端じゃない。

                特に第二楽章のあの美しさって
                悶えてしまう・・・・
                甘やかで、でもドライで
                限りない空間を感じさせる弦に乗るイングリッシュ・ホルン。
                郷愁と言うよりは
                もっと直裁的な、広い広い草原に
                誰もいない景色で夕陽が沈んでいくような印象。

                途中の管の掛け合いが、またもう見事で
                ここだけ、「お〜い、一人じゃ寂しいよ、こっちにおいで」と
                誰かが声をかけてくるような気分。

                そして、また一人で景色を見ている最後のあたりが
                自然の静けさを感じさせて
                一瞬、レスピーギのローマの松の
                あの鳥が出てくるかと錯覚する位。

                出て来たのは鳥ではなくて
                観客の咳き込みだったけど (TT)

                第三楽章のリズム感の良さはネルソンスならではか。
                隣の人が足と手で踊るので
                椅子が揺れて困ったが
                (しかも前の席を、指輪付きの手で叩くので音が出る(涙))

                それもまぁ、わかる・・・(けど許せない)
                あのドッカンと決まるところの抜けの良さが実に快感。

                最終楽章だけ
                かなり個性的な解釈をしていて
                ちょっとあざといと言うか、
                そこまでウエットにやるか?と違和感はあったが

                それでも全体的には
                色彩感の溢れる、ニュアンスに満ちたすごい演奏だった。

                ネルソンスのセンスの良さもあるのだろうが
                あれだけの音色の違いを
                見事に出したオーケストラにも脱帽。

                良い音楽を満喫したなぁ、と
                月並みだけど、すごく楽しかった私に
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 + ネルソンス 1日目

                0
                  Musikverein Großer Saal 2017年5月25日 19時30分〜21時40分

                  Gewandhausorchester Leipzig
                  指揮 Andrís Nelsons

                  Franz Schubert (1797-1828)
                   Symphonie Nr. 7 h-Moll, D 759, “Unvollendete”
                  Anton Bruckner (1824-1896)
                   Symphonie Nr. 4 Es-Dur, “Romantische” Fassung 1878-1880

                  ドレスデンに続いてライプチヒ・ゲヴァントハウスの客演。
                  同じ時間帯にシェーンブルン宮殿の庭では
                  ウィーン・フィルのサマー・コンサート(入場無料)が行われているはず。

                  髪の毛が後退した分
                  何故かヒゲを生やしたネルソンスは
                  ちょっと肥満から回復した?

                  デビューの頃の「かわいい美少年」とはかなり変わったけれど
                  ますます音楽性に磨きがかかった上
                  老練さまで身につけて来た、と思わされたコンサート。

                  シューベルトの「未完成」のニュアンスがすごい。
                  細かい部分まで徹底的にニュアンスを作り込まれて
                  一瞬たりとも気が抜けない。

                  そんなピアニッシモありですか?という
                  音量を徹底的に落として
                  しかも澄んだ音響に拘って
                  それがまぁ、自由自在な畝るような音楽になって

                  聴き慣れた「名曲」とは一線を画す演奏になっている。

                  ネルソンスの今までのイメージって
                  天真爛漫、という感じだったのだが
                  かなり変わって来た感じ。

                  天性のセンス、月並みな言い方だけど音楽性が
                  ずば抜けている。

                  確かにグローバル化の進む現代では
                  飛び抜けた才能のある人しか舞台には立てないけれど
                  ネルソンスはまさしく飛び抜けたセンスの持ち主だ。

                  未完成の第二楽章なんて
                  ダラダラ演奏していたら、ただ退屈な曲になってしまうのに
                  あくまでも優しい表情を崩さないまま
                  芯に一本、きちんとした線が入っていて
                  それを取り巻く音楽が、ものすごく繊細なジェリーみたい。

                  すごいモノを聴いちゃった、とワクワクしつつ
                  後半はブルックナーの4番。

                  ・・・なんか最近、これも流行りだよね?

                  ところが、これがまた凄かった。

                  このオーケストラ、何て弦が強いの!!!
                  金管が咆哮しても、全く後ろに引っ込まない
                  強靭な音で管に真っ正面から対抗して来て
                  大音響の金管と強い弦のバランスが絶妙で悶絶しそう。

                  シューベルトでも聴いたニュアンスの深さはそのままに
                  ブルックナーらしい「ありがたみ」と
                  底の深い、厚みのある強靭さが加わっている。

                  しかも、まぁ、これはブルックナーのオーケストレーションに依るのだろうが
                  あの楽友協会で、あれだけ大音響で鳴らして
                  うるさいと感じる瞬間がゼロ。

                  ピアニッシモはとことん音を抑えて
                  いやもう、あんなピアニッシモの管
                  まず他のオーケストラでは聴けないわ。

                  ピアニッシモでほとんど聴こえない位まで
                  音量を落としている部分にも
                  ちゃんとニュアンスがあるって、どう言う事?(o_o)

                  最終楽章が、ちょっと聴き慣れないフレーズが多くて
                  いつもの4番より長めだったような印象があるが
                  ブルックナーの交響曲って、色々な版があって
                  シロウトの私にはわからないので、そ〜いうもんなんだろう(逃げ)

                  強弱の幅広いレンジと
                  注意深いフレージングのニュアンスで
                  最初から最後まで、すごい緊張感が続いて

                  しかも音響のバランスが(弦の力強さ!)理想的で
                  ああ、もう、こんな聴き慣れたはずの曲に
                  こんなに夢中になるなんて
                  ネルソンスって、天真爛漫だけじゃなかったのね。

                  明日はドボルザークとスメタナのプログラム。
                  あまり良い席ではないのだけれど
                  (貧民席ではあるが・・・)
                  ドボルザークの「新世界より」を
                  ネルソンスがどう料理するか
                  ちょっとワクワクしている私に
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                  ドレスデン国立歌劇場管弦楽団 + ティーレマン 2日目

                  0
                    Musikverein Großer Saal 2017年5月23日 19時30分〜21時35分

                    Sächsische Staatskapelle Dresden
                    指揮 Christian Thielemann
                    ソプラノ Renée Fleming

                    Richard Strauss (1864-1949)
                     Vier letzte Lieder für Sopran und Orchester
                     Eine Alpensymphonie, op. 64

                    ティーレマンとドレスデン管弦楽団のコンサートに行くなら
                    やっぱりリヒャルト・シュトラウスのプログラムであろう
                    ・・・とみんなが思ったのかはわからないが
                    ともかく、かなり以前からこのコンサートは売り切れ状態。

                    私はチクルスで持っていたのでセーフ。
                    いつもの席に陣取って、ティーレマンを拝見。

                    ルネ・フレミングは
                    以前にオペラ座でカプリッチオ追っかけをしていた時に
                    何回も聴いたし
                    何を血迷ったか、楽友協会でのリサイタルまで行った。

                    相変わらずスタイル良いし美女で
                    高音がとても美しい。

                    席が席なので(歌声は前に飛ぶ)
                    あまり声量がなく聴こえて来るのは音響のせいで仕方ないのだが
                    それでも、高音になると
                    細く澄んだ声が響いて
                    この歌手の高音の美しさって、やっぱりすごい。

                    ・・・が、同時に
                    ルネ・フレミングのドイツ語の歌詞は
                    ま〜ったく理解できない。
                    膝下にテキスト広げて聴いているのにもかかわらず
                    一体、何処を歌っているのか、さっぱりわからん。

                    まぁ、声の美しさでカバーしちゃうから良いのか。
                    (あまり良くない)

                    で、オーケストラの音色の見事なこと。
                    リヒャルト・シュトラウスの晩年の作に特有な
                    ロココ回帰のレース編みのような繊細な音色が
                    透明な解像度を持って
                    何とも細やかに楽友協会ホールに広がっていく体験は
                    至福の時で、背筋ゾクゾクして鳥肌がたつくらい気持ちが良い。

                    このオーケストラ聴くだけで満足だわ。
                    ソプラノの何を歌っているのかわからない声も
                    まぁ、オーケストラに溶け込めば
                    純粋に音として聴くのなら、こんなに美的な満悦感も珍しい。

                    オーケストラの音を抑え気味にして鳴らしていた指揮者だが
                    次のアルプス交響曲では、絶対に鳴らすだろうなぁ、と思っていたが

                    目一杯鳴らしました(笑)

                    しかしティーレマンって
                    私が好きな指揮者ではないのだけれど
                    (相変わらず仰け反ってるし偉そうだし)
                    リヒャルト・シュトラウスとかブルックナーは巧いんだよね。
                    (ワーグナーはもっと凄そうだが
                     ワーグナーのコンサートの時は逃げたので聴いていない)

                    アルプス交響曲も、響きの作り方が絶妙で
                    あれだけ複雑なオーケストレーションの作品でありながら
                    パートのバランスが実に良い・・・というより
                    全てのパートが、かなりクリアに響いて来るだけに
                    時々、おおおお、音符が多すぎる、と感じる部分はあるが

                    それでも情景の描き方の巧みさには脱帽する。

                    この曲、オーケストラによっては
                    アルプスのド・田舎の景色を知らんだろ、こいつらは
                    と思う事があるのだけれど

                    ドレスデンって田舎なんですか(って失礼な(笑))

                    妙にリアルなカウベルの鳴らし方とか
                    アルプスの鳥の鳴き声とか空気とかの表現が絶妙。

                    で、途中で、アルプスの山が
                    結構な魔の山に化けるシーンもあって
                    これ、禿山の一夜だったっけ?という印象が沸々・・(妄想)

                    オーケストラを容赦なく鳴らすので
                    特に木管の高音部の鋭い音が耳を直撃して
                    ウインド・マシーンは全然聴こえて来ないし
                    難聴になりそうな音量で
                    描く嵐は見事なのだが

                    いやもうダイナミックな大嵐ですね。
                    都会の近くの森とかで
                    我々が日常生活で経験する嵐とは全く違う
                    まるで映画の特殊撮影でも見ているような大胆さ。

                    こういう演奏を聴いちゃうと
                    ティーレマン命、という位にファンになる人が居るのも
                    何となくわかる気がする。

                    見た目は尊大で
                    ふんぞり返っていて偉そうなんだけど(笑)

                    以前、オペラ座でのナクソス島のアリアドネの時にも
                    (舞台見えない席を何とか入手して音楽だけ聴いていた)
                    あんな至福な時間は滅多にない、という位
                    クリアで繊細で、音の艶がすごくて

                    う〜ん、こういうドロドロした曲の扱い
                    感情的になっているように見えて
                    緻密な計算で綿密な音楽を作っているのがわかる。

                    というワケで
                    1日目は途中でバックれたけれど
                    2日間のティーレマン祭りは終わり。

                    明日は楽しみにしているコンサートがあるし
                    その後はライプチヒ・ゲヴァントハウスが来る (^^)

                    毎年この時期は
                    身体がいくつか欲しいと思う程に
                    音楽的には充実していて、嬉しい私に
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                    楽友協会のコンサート前のアナウンス
                    一度、アッと思った
                    味も素っ気もない5ヶ国語でのアナウンスは
                    評判が良くなかったのか
                    さすがにやり過ぎと思ったのか
                    また、丁寧なドイツ語と英語のアナウンスに戻っていた(笑)

                    ドレスデン国立歌劇場管弦楽団 + ティーレマン 1日目

                    0
                      Musikverein Großer Saal 2017年5月22日 19時30分〜20時5分

                      Sächsische Staatskapelle Dresden
                      指揮 Christian Thielemann
                      ピアノ Daniil Trifonov

                      Gabriel Fauré (1845-1937)
                       Prélude aus der Schauspielmusik zu Maurice Maeterlincks
                       “Pelléas et Mélisande”, op. 80
                      Maurice Ravel (1875-1937)
                       Konzert für Klavier und Orchester G-Dur

                      (すみません、後半はシェーンベルクのペリアスとメリザンドでしたが・・・)

                      ドレスデン管弦楽団とティーレマンの公演は
                      2日続けて別のプログラムで予定されていて
                      この日の後半はシェーンベルクの「ペリアスとメリザンド」作品番号5番だったのだが

                      すみません、前半でちょっと理由があって
                      ばっくれました (^^;;

                      もともと最初の曲は
                      グバイドリーナの新曲だった筈なのに
                      結局、楽譜が間に合わず、フォーレの曲になったとの但し書き。

                      ・・・昔々、ティーレマンのベートーベン・チクルスがあった時も
                      9番の前に、現代作曲家の新作初演が予定されていて
                      その楽譜が間に合わなかった、というケースがあったが
                      何か、ティーレマンが指揮すると作曲家が恐れをなす、とか(邪推)

                      さてそのフォーレだが
                      うわああああ、何と言うフランス風味の一つもない
                      がっしりしたゲルマン系の音 😓

                      いや、それがオーケストラの持ち味と言うものだろうが
                      フォーレにはどうやっても聴こえない。

                      ピアニストのトリフォノフは最初からピアノのところに座っていて
                      ゲルマン風味のフォーレの後
                      聴衆から拍手が出る暇もなく(聴衆が呆気に取られていたのもある)
                      そのままラヴェルのピアノ協奏曲ト長調に突入。

                      第一楽章が、何かすご〜く重い感じがするのは
                      私の偏見だろうが
                      超絶技巧バッチリの
                      可愛かった筈のトリフォノフが
                      何だか顎を取り囲むようにヒゲを生やして

                      以前の可愛いイメージの方が良かったのに。
                      (いや別にピアニストの見た目なんてどうでも良いが(汗))

                      何か、やっぱり重心がかなり下にあって
                      どっかん・どっかん、としたラヴェルで
                      ラヴェルって、こんなんだったかなぁ。
                      私の耳がオカシイかも。

                      第三楽章はノリの良いリズムで
                      このキレの良さはなかなかステキ。

                      オーケストラの音が硬質な感じで
                      フランスっぽさ、と言うニュアンスがあまりなくて

                      かなり好き嫌いが分かれそうな演奏ではある。

                      ウィーンの聴衆は
                      ティーレマン大好き♡という人が多いので
                      こういうゲルマン的な響きも好きなのかも・・・

                      後半のシェーンベルクを聴き逃したのは
                      ちょっと、いや、かなり残念な気もするけれど

                      まぁ、次の日が
                      完璧売り切れのリヒャルト・シュトラウス・プログラム。

                      (実はリヒャルト・シュトラウス聴いてから
                       この勝手な感想記を書いているので
                       臨場感に欠けていたら、ごめんなさい ^^;

                      というワケで
                      次の日に続く・・・・というより
                      これから、次の日の勝手な感想記を書こうとしている私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。


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