2024年3月8日 19時30分〜21時
Musikverein - Großer Saal
Bruckner Orchester Linz
指揮 Marek Janowski
Anton Bruckner (1824-1896)
Sinfonie Nr. 5 B-Dur WAB 105 (1875-76; rev. 1877/78)
ブルックナーの名前を冠した
リンツのオーケストラは
今回は85歳のマレク・ヤノフスキを指揮者に迎え
ブルックナーの交響曲5番のオリジナル演奏。
ブルックナー自身は
1894年4月9日に
グラーツで
フランツ・シャルクの指揮で行われた
この交響曲の初演には
健康上の理由で立ち会っていないので
実際にブルックナー自身が
楽譜が音楽になるのを聴く機会はなかった。
ただ、シャルクはブルックナーの楽譜に
大いに手を入れて
(短くしたり勝手に声部を足したり引いたり)
最初の印刷も
シャルクの手の入った楽譜になってしまったらしい。
(プログラム記載による。
ブルックナーの楽譜の版については
あまりにあり過ぎて
それを研究している学者も数多く居る)
今回はブルックナーのオリジナル楽譜による演奏。
実はこのメモを書いている時点で
既に数日を経過しているので
細かい事は書けないが
(まさか評論家のように
演奏途中でメモ取れないしなぁ・・・)
圧倒的な演奏だった、という
強い印象が残っている。
というか、長いんですよ、この曲(笑)
長いというより、しつこい(爆笑)
でも、そのしつこさがクセになる 😅
ブルックナーの内的宇宙に
否が応でも巻き込まれてしまう感じ?
ブルックナー・オーケストラ
オーケストラの名前に負けず
さすがにブルックナーを演奏させると
むちゃくちゃ巧い。
ブルックナーで重要な金管軍団(笑)が
ともかく素晴らしい。
厚みのある深い音響構築なのに
透明さを失わず
ちゃんとストラクチャー(コントラプンクト)を
しっかり刻み出して来る。
で、ともかく長い。
ともかくしつこい。
・・・でも、それが良いの ❤️
時間の経過が
コンサート・ホールの中だけ
違っているような不思議な感覚。
ブルックナーの曲って
意外に親しみやすいメロディに溢れているし
繰り返しは似たようでいて
楽器の構成(=音色)が全部違うし
こういう細かいところでの展開と
交響曲の構成の素晴らしさと
コントラプンクトの扱い方の見事さに唸る。
ところでこの間
マーラー・ファンと
ブルックナー・ファンは相容れない
という話を友人としていたんだけど
確かにマーラーの音楽は
伝統に基づいているというよりは
ヘンに革新的で前向きで
突然、ヘンテコになっちゃうのだが
ブルックナーは
伝統バンザイ、コントラプンクト万歳
カトリックの神さま大好き
教会音楽大ファン・・・て印象ではある。
(だから、和声とかメロディで言うなら
ヘンテコなマーラーより
ブルックナーの方がトラディショナルで美しい)
音楽性も感受性もないし
来るもの拒まず、去るもの追わずのワタシは
音楽に関しても
あまり食わず嫌いがなくて(全然ない、とは言わない)
ブルックナーの陶酔感も好きだし
マーラーの無限の宇宙も大好物である。
いや〜、でも久し振りに
伝統的、正統的なブルックナーに酔ったって感じ。
このオーケストラの首席指揮者の
ポッシュナーのブルックナーも好きなので
本当はリンツまで行きたいような気もするが
夜のカレンダーが隙なく埋まっている、という
アホなワタシに
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
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Bruckner Orchester Linz
指揮 Marek Janowski
Anton Bruckner (1824-1896)
Sinfonie Nr. 5 B-Dur WAB 105 (1875-76; rev. 1877/78)
ブルックナーの名前を冠した
リンツのオーケストラは
今回は85歳のマレク・ヤノフスキを指揮者に迎え
ブルックナーの交響曲5番のオリジナル演奏。
ブルックナー自身は
1894年4月9日に
グラーツで
フランツ・シャルクの指揮で行われた
この交響曲の初演には
健康上の理由で立ち会っていないので
実際にブルックナー自身が
楽譜が音楽になるのを聴く機会はなかった。
ただ、シャルクはブルックナーの楽譜に
大いに手を入れて
(短くしたり勝手に声部を足したり引いたり)
最初の印刷も
シャルクの手の入った楽譜になってしまったらしい。
(プログラム記載による。
ブルックナーの楽譜の版については
あまりにあり過ぎて
それを研究している学者も数多く居る)
今回はブルックナーのオリジナル楽譜による演奏。
実はこのメモを書いている時点で
既に数日を経過しているので
細かい事は書けないが
(まさか評論家のように
演奏途中でメモ取れないしなぁ・・・)
圧倒的な演奏だった、という
強い印象が残っている。
というか、長いんですよ、この曲(笑)
長いというより、しつこい(爆笑)
でも、そのしつこさがクセになる 😅
ブルックナーの内的宇宙に
否が応でも巻き込まれてしまう感じ?
ブルックナー・オーケストラ
オーケストラの名前に負けず
さすがにブルックナーを演奏させると
むちゃくちゃ巧い。
ブルックナーで重要な金管軍団(笑)が
ともかく素晴らしい。
厚みのある深い音響構築なのに
透明さを失わず
ちゃんとストラクチャー(コントラプンクト)を
しっかり刻み出して来る。
で、ともかく長い。
ともかくしつこい。
・・・でも、それが良いの ❤️
時間の経過が
コンサート・ホールの中だけ
違っているような不思議な感覚。
ブルックナーの曲って
意外に親しみやすいメロディに溢れているし
繰り返しは似たようでいて
楽器の構成(=音色)が全部違うし
こういう細かいところでの展開と
交響曲の構成の素晴らしさと
コントラプンクトの扱い方の見事さに唸る。
ところでこの間
マーラー・ファンと
ブルックナー・ファンは相容れない
という話を友人としていたんだけど
確かにマーラーの音楽は
伝統に基づいているというよりは
ヘンに革新的で前向きで
突然、ヘンテコになっちゃうのだが
ブルックナーは
伝統バンザイ、コントラプンクト万歳
カトリックの神さま大好き
教会音楽大ファン・・・て印象ではある。
(だから、和声とかメロディで言うなら
ヘンテコなマーラーより
ブルックナーの方がトラディショナルで美しい)
音楽性も感受性もないし
来るもの拒まず、去るもの追わずのワタシは
音楽に関しても
あまり食わず嫌いがなくて(全然ない、とは言わない)
ブルックナーの陶酔感も好きだし
マーラーの無限の宇宙も大好物である。
いや〜、でも久し振りに
伝統的、正統的なブルックナーに酔ったって感じ。
このオーケストラの首席指揮者の
ポッシュナーのブルックナーも好きなので
本当はリンツまで行きたいような気もするが
夜のカレンダーが隙なく埋まっている、という
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