トーンキュンストラー + ロベルト・トレヴィーノ

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    Musikverein Großer Saal 2017年10月22日 15時30分〜17時

    Tonkünstler-Orchester Niederöstrreich
    指揮 Robert Trevino

    Gustav Mahler (1860-1911)
     Symphonie Nr. 7 (1904-05)

    この記事を書く前に
    謝っておかねばならない・・・

    このコンサート、多分、聴いた後、すぐに印象を書いていたら
    ちょっとは違っていたかもしれないのだが

    その後、バリバリのアメリカンの
    透明感に満ちたとんでもないマーラーを聴いちゃったので
    ちょっとコンサートの印象が変わってしまった可能性がある。

    トーンキュンストラーは最近景気が良くて
    今シーズンはマーラーの7番・3番・8番を予定している。

    マーラーの交響曲7番と言えば
    私の知っている交響曲の中で
    好きな交響曲ナンバー・ワンの地位。

    よって、どんな演奏されても
    頭の中で多少バイアスがかかって
    喜びにうち震える曲・・・だったはずなんだけど。

    トーンキュンストラーは以前
    サンクト・ペルテン祝祭劇場で
    ドイツのダンス・カンパニーの伴奏でこの曲を演奏しているから
    演奏そのものの水準としては悪くはない(はずだ)

    だけど、指揮者の腕か何かわからないけれど
    オーケストラのバランスが悪すぎる。

    バンダで演奏される管や、カウベルが
    あんなに平面的に、立体感が欠けて聴こえてきたのは初めてだし

    管楽器をあれだけ鳴らしているのに対して
    バイオリンの音がものすごく痩せて聴こえてきて
    全体のバランスが悪い。

    その上、最終楽章を目一杯鳴らすのは良いけれど
    目一杯鳴らし過ぎて
    鐘やカウベルが、全く聴こえて来なかったのには仰け反った。

    普通、2人がかりで叩く鐘って
    オーケストラのトゥッティを破って聴こえてくる筈なんだけど・・・
    舞台で叩いているのは見えるのだが
    他の音にかき消されて全然聴こえて来ない。

    曲のテンポが遅くなる部分では
    ロマンティックにしようとしているのはわかるのだが
    完璧に上滑りしてしまっていて
    ロマンティックどころか、平面的で表情がなくなってしまう。

    う〜ん、これはちょっと期待ハズレ。
    いや、この曲、好きだから良いんだけど
    ここまで音が団子になってしまって
    上滑りしていると、ちょっと居たたまれない感じ。

    技術的にはマスターしている筈なので
    これは指揮者の能力の問題かなぁ・・・

    自分では何もできない癖に
    文句だけは多いなワタシ、というのは思うけれど
    怖いもの知らずの、ド・シロートの印象記という事で
    どうぞお許し下さい。

    ついでに1クリックもよろしくお願いします m(_ _)m


    トーンキュンストラー + 佐渡裕 1回目

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      Musikverein Großer Saal 2017年10月8日 15時30分〜17時

      Tonkünstler-Orchester Niederösterreich
      指揮 Yutaka Sado
      ピアノ Roger Muraro
      オンド・マルトノ Valérie Hartmann-Claverie

      Oliviert Messiaen (1908-1992)
       Turangalîla-Symphonie
        für Klavier, Ondes Martenot und Orchester (1946-48)

      全国の皆さま!!!
      ウィーンに定住してから32年
      やっと、やっと、やっとこの曲を
      ナマでウィーンで聴ける時代がやって来たとは・・・

      20世紀最高傑作の一つ、メシアンのトゥーランガリラ交響曲!!!
      今シーズン、トーンキュンストラーと佐渡裕のコンサートに加えて
      11月9日には
      何故かウィーン・モデルン現代音楽祭の一環として
      ウィーン放送交響楽団も、この曲を演奏する予定。

      トーンキュンストラーのピアニストは
      何とロジャー・ミュラロ!!!

      いや、今日はエクスクラメーション・マークが多いが
      トーンキュンストラー、最近景気が良いのか
      オフィスは市内の一等地に引っ越すわ
      ミュラロをピアニストとしてウィーンに招聘するわで
      まぁ、すごいわ・・・

      さて私の貧民席はオーケストラに非常に近い場所である。
      「現代音楽」(笑)のコンサートなので
      トーンキュンストラーは、かなりメール等で宣伝してはいた。
      (チケット持ってるコンサートに今更割引とか言われても面白くない)

      そんなわけで、比較的空き席があったので
      係員の人に許可を取って
      ちょっと離れた席に座らせてはもらったが

      ・・・やっぱり音が大きい(汗)

      トゥーランガリラは大編成だし
      管楽器やパーカッションの数も多いので
      楽友協会のあの音響ではどうだろう、と懸念していたが
      やっぱりオーケストラに近いところだと、すごい音量。

      エネルギーの塊が、ものすごい速度で
      正面から飛んで来て衝突しているような気分。

      あまりにエネルギーが大き過ぎて
      メロディ・ラインが全く聴こえて来ない。

      まぁ、あの曲にメロディ・ラインがあるかについては
      色々な意見があるだろうが
      今まで聴いた CD では
      音響の中にトナールでのラインが聴こえていた・・・ような気がする。

      佐渡裕氏は、こういうエネルギッシュな曲は好きそうだし
      とても合うような気がする。
      エネルギーの発散からすれば
      楽友協会の中を、とんでもないエネルギーが満たす感じ。
      ・・・だが
      これ、やっぱり、できるだけオーケストラから離れた席の方が良さそう。
      (かと言って、幕間なしだから動く訳に行かない >_<)

      聴こえて来るのが大音響の塊だけで
      中の構成が全然聴こえて来ないし
      何だか全部が埋もれているような感じで・・・
      オーケストラ全員が必死になって、すごい音量で演奏するので
      エレメント同士の掛け合いが全然わからない・・・

      ミュラロのピアノがすごい。
      もうこのピアノの色彩感だけで
      このコンサートに来て良かったと思わせるくらい
      カデンツァでの音色の煌めきが圧倒的。
      背筋がゾクゾクする。

      エネルギッシュな部分は
      指揮者がオーケストラを思い切り鳴らすので
      音量も大きいし
      オーケストラも必死で演奏していて
      音そのものは、かなりの団子状態で聴こえて来てしまうのだが
      その中に秘められた熱い思いというのは、充分に伝わって来る。

      この曲、もともと
      時々、えらくエロチックになる部分がある筈なんだけど
      いや、う〜ん、ピアニッシモの部分の音色はそれなりにキレイとは言え
      あまりエロチックとか言うのは感じないなぁ。
      まだ演奏に余裕がないのか
      (今日のコンサートは1回目)
      あるいは、最初から「エロチック」というような
      不道徳な要素は排除しているのか・・・

      明日の夜はサンクト・ペルテンでのコンサートだが
      残念ながら行けないので
      火曜日に、2回目を聴きに行く予定だが
      (で、できれば席はできるだけ離れたところに逃げたい)
      その時に、演奏に慣れて来れば
      思いがけない色っぽさが出て来る・・・・かもしれない(笑)

      金管楽器が頑張っていて
      トロンボーンなんか、ものすごく迫力の音を
      素晴らしいアンサンブルで出していて魅力的で惚れる。

      しかし、若しかしたらこの曲って
      楽友協会の、あの残響たっぷりのホールでは
      聴いてはいけない曲なのかもしれない、と言う気もしている。
      (音の焦点がぼけすぎる)

      全部のパートがフォルテで聴こえて来て
      ホールの音が濁ってしまうと
      ちょっとアレアレアレ、という状態になってしまうのだ。
      まぁ、全員が必死なのはよくわかるが・・・

      オーケストラを見ていると
      一部のメンバーに、この曲は楽しそうだ。
      特に木管・金管が、大変そうだが嬉しそうに演奏していたな。
      パーカッションも、すごく張り切っていたし。

      帰宅してから
      あんなにメロディ・ラインの聴こえない
      大音響の塊だっただろうか、と自信がなくなったので
      (記憶としてはブダペストでイヴァン・フィッシャーで聴いた時には
       ホールの音響がデッドでクリアに聴こえたせいかもしれないが
       私の記憶に近い音響がしていた筈・・・)
      今、ラトルの CD を聴き直しているんだけど
      これはこれで、えらく色っぽい(笑)

      ラトルの CD の録音は
      それぞれの楽章の構成が見えるような
      各エレメントがキレイに浮き出しているけれど
      これはやっぱりホールの特質の違いなのかも・・・・

      まぁ、次のコンサートで
      もしかしたら、また感想変わるかもしれないので
      それまで待とう、と
      偉そうな事を言っている私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。


      トーンキュンストラー + ブラッド・ラブマン

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        Schloss Grafenegg Auditorium 2017年9月2日 19時15分〜21時30分

        Tonkünstler-Orchester Niederösterreich
        メゾソプラノ Waltraud Meier
        指揮 Brad Lubman

        Brad Lubman (*1962)
         “Reflections” für Orchester (2016)
          Uraufführung. Auftragswerk des Grafenegg Festivals

        Gustav Mahler (1860-1911)
         Fünf Lieder nach Gedichten von Friedrich Rückert (1901/02)
          Blicke mir nicht in die Lieder !
          Ich atmet’ einen linden Duft
          Um Mitternacht
          Ich bin der Welt abhanden gekommen
          Liebst du um Schönheit

        Johannes Brahms (1833-1897)
         Symphonie Nr. 1 c-Moll op. 68 (1876)

        グラーフェネックに連日連夜
        往復150キロをドライブしているアホな私(笑)
        今日は雨ではなかったものの
        気温がぐっと下がって曇りで
        午後早くに「本日はオーディトリウム(ホール)で」と告知があった。

        ちっ、昨日トライしたんだけど
        席の変更が無理だったから
        モロにオーケストラの真上じゃん・・・

        と思ったら
        あらま、結構な空き席があって
        同じカテゴリーの後ろの方の人が
        揃ってギャラリー正面(ガラガラ)に移動して
        ちょっとだけだけど、オーケストラ真上からは移動できた。バンザイ。

        考えてみたら、このコンサート
        グラーフェネック・カード所有者にご招待状が来てたコンサートじゃないの。
        貧民席チケット買っていたし
        ご招待席だと、どんな席になるかわからないから無視してたんだった (^_^;)

        今回のコンポーザー・イン・レジデンスのブラッド・ラブマンは
        アメリカの指揮者+作曲家。
        今回の新作、レフレクションスは本日が初演。

        で、これが意外と面白い曲で
        ミニマム・ミュージックじゃないんだけど
        リズム(しかもかなり複雑な変拍子)がクールでスタイリッシュ。

        しかも、引用ではないのだが
        マーラーっぽかったり、ショスタコーヴィッチ風だったり
        ストラヴィンスキーだったりの部分があって
        次に何が出てくるか、ちょっとワクワクする。

        アトナールなんだけどトナールに聴こえてくるし
        パッチワーク風に、予想もしない方向に曲想が変化していくし
        リズム感が爽快で
        やっぱりパーカッションのお兄ちゃんたちが
        異様に張り切ってる(笑) すごく楽しそうだ。

        こういう曲なら再演も聴きたいなぁ、と思うのだが
        現代音楽というのは残念ながら一期一会が原則(笑)

        ウィー◯・◯ィルのメンバーとかが作曲したものだけは
        定期公演で何回も取り上げられるケースはあるけれど。

        ゴキゲンな現代曲の後は
        本日のメイン・イベント(?)
        ヴァルトラウト・マイアーの登場。

        ヴァルトラウト・マイアーと言えばワーグナーを連想してしまうのだが
        何でワーグナー歌ってくれないの?・・・とか思っても
        まさかリングから一部だけを抜き出すワケにはいかんだろ。

        マーラーだったら角笛でも、と思ったけれど
        角笛はこの間のゲルネと被るので避けたんだろうか。

        リュッケルトの詩による5つの歌と言えば
        これも実は私の青春時代の歌(暗い青春時代(笑))

        いやまぁ、何て美しい低音・・・
        下の音が、全部、ちゃんと被ったベルカントなんだもんなぁ。

        こういう声は、本当に生まれつきの身体によるところが多いので
        持って生まれた楽器の良さと
        それを鳴らす訓練の賜物で
        ああああ、こういう声の持ち主(の身体)が羨ましい。

        ドイツ人だし、ワーグナー歌いだから
        ドイツ語のディクションは完璧かと思っていたら
        声の質に厚みがあるだけに、言葉はあまり明確には出て来ない。

        Blicke mir nicht in die Lieder ! なんて
        声の美しさ、あんまり関係ない、というより
        これドイツ語が音楽をブチブチに切ってしまうので
        こういう美声の持ち主にはもったいない。
        次の Ich atmet’ einen linden Duft の方がメロディックだから
        こちらの方が声の美しさは目立った。

        Um Mitternacht の中間部で
        (オーケストラが歌のメロディと全く違ったところを演奏して
         かなり暗くて、ちょっと無調に近いところね)
        ありゃあああ、ソプラノの音程がズレてるように聴こえる・・・(汗)
        かなり微妙なズレ方で
        歌手は指揮者に目でコンタクトしているようなのだが
        いや、指揮者、全然歌手見てないし
        第一、ズレたってオーケストラをどうのこうの出来ないわよ。

        まぁ、すぐに基音のクラリネットが出てくるので
        そこでズレに聴こえた音程は直ったし
        あの部分、どちらにせよ、ものすごく複雑な音程だから
        私の耳がおかしかったのかもしれないし
        (まぁ、皆さんプロだから、多分、私がおかしかったんだろうきっと)

        あまりに美声で、ともかく低音が美し過ぎて
        その分、一部の高音で多少の掠れがあったんだけど
        Ich bin der Welt abhanden gekommen も
        あんまり暗くならない。
        もともと、こういうアホみたいな孤独感に悩むのは
        女性ではない、という事かなぁ(すみません)

        最後の Liebst du um Schönheit あたりが
        声の美しさが最も活かされていた感じ。
        (指揮者、金管を思い切り鳴らせやがった・・・(笑))

        しかし、この美声、いつまでも聴いていたい気分にさせる。
        あの低音の深い響きって、どうやったら、ああいう風に出るんだろう・・・

        今日は空席が目立った事もあるし
        マイアー目当てで来ている客はかなりのクラオタだろうから
        聴衆のマナーは良くて拍手のフライングもなし。

        ブラームスの交響曲1番なんて
        何でこのプログラムで取り上げたんだろうと思うが
        たぶん、トーンキュンストラーのスタンダード・レパートリーだし
        (オロスコ・エストラーダでも佐渡さんでも演奏している筈)
        初演曲にリハーサル時間を取られるから
        後半は演奏し慣れた曲を選択したんだろうな、とついつい邪推。

        スタンダードな名曲なんだけど
        この指揮者、リズム感が抜群に良くて
        何とも締まった感じの演奏になっている。

        トーンキュンストラーは
        佐渡裕音楽監督のもとで
        事務局も旧市街の一等地に美しいオフィスをオープンしたし
        (あ、関係ないか(笑))
        良い意味で、自分たちに自信がついて来た感じがする。

        引っ込み思案なところがなくなって
        思い切ってバッチリ前面に音を出して来て
        歯切れの良さと潔さが、なかなか気持ち良い。

        音もでっかいし(笑)

        名曲アワーで、音量マックスで
        各楽器のソロが見事。
        (正直、入団した時に何じゃこりゃ、と思っていたプレイヤーが
         どんどん伸びて素晴らしい名人になっていくのを
         実際に見て聴いていられるというのは
         クラオタとしては最高の贅沢だと思う)

        グラーフェネック通いは
        まだちょっと続くので
        どうぞよろしくお付き合い下さいませ。

        もう夏は終わったのね・・・と
        ちょっと寂しい気持ちになっている私に
        (ただ、コンサートが野外でなければ嬉しい)
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。



        トーンキュンストラー + 佐渡裕

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          Schloss Grafenegg 2017年8月26日

          Prélude Schlosshof 16時30分〜17時30分
          テノール Alexander Kaimbacher
          ピアノ Jendrik Springer

          Ernst Krenek (1900-1991)
           “Reisebuch aus den österreichischen Alpen”
           Liederzyklus für mittlere Stimme und Klavier op. 62 (1929)

          Abendkonzert Wolkenturm 19時30分〜21時30分
          Tonkünstler-Orchester Niederösterreich
          ソプラノ Marlis Petersen
          指揮 Yutaka Sado

          Carl Maria von Weber (1786-1826)
           Ouvertüre zur Oper “Oberon” (1826)
          Alban Berg (1885-1935)
           Sieben frühe Lieder für Gesang und Orchester (1905-08/1928)
            Nacht - Schilflied - Die Nachtigall - Traumgekrönt - Im Zimmer
            - Liebesode - Sommertage
          Richard Strauss (1864-1949)
           “Eine Alpensinfonie” op. 64 (1911-15)

          猛暑が戻って来たとは言え、気温30℃前後で
          湿気が35%を切っていれば
          確かに暑いけれど
          頭を使う仕事とかしていなければ、全然平気だし
          晴れ上がった青空で
          もう、ああああ、ヨーロッパの夏!!!という
          (だいたい夏が短くて暗くて陰鬱な冬が長すぎる)
          野外コンサートにはうってつけの天気。

          で、すみません、本日のコンサートの勝手な印象記だが
          慣例に基づいてタイトルはオーケストラ+指揮者名にしてあるけれど
          メインの記事はプレリュードの方で (^^;;

          佐渡さんとトーンキュンストラーのファンの方は
          前半の3分の2くらいは飛ばして下さい(すみません)

          最近、プレリュードには行っていないのだが
          このプレリュードだけは逃してはならぬ、と固く決心。

          Ernst Krenek という作曲家は
          もともとチェコ系の r の上にハーチェクが付いている名前で
          日本ではクシェーネクとかクジェーネクとかクルシェネクとか読んでいるらしいが
          本人がドイツ語表記のクレネクという発音を使っていたらしい。

          ウィーンに生まれ、最終的にはアメリカ合衆国で活躍して
          それこそ、この時代の音楽様式、全てを使って作品を残した傑物で
          ウィーンの中央墓地の名誉市民のところに眠っている。

          オーストリア・アルプスの旅日記という
          20曲からなるチクルスは
          クレネクが自分で旅行した後、自分でテキストを書いて
          短期間で完成した約1時間の作品。

          様式としては、トナールに戻って(最後のエピローグは12音技法)
          シューベルトへのオマージュ的な要素が強い。

          で、このテキストも大傑作。
          いやもう、皮肉に満ちて、故郷への愛に満ちて
          どこか必ず斜に構えてクリティカルに物事を見ていて

          いや、本当にオーストリア人、特にウィーンの人たちって
          なんでこんなに屈折した愛憎感覚を自分の国に持っているんだろ?

          実はこのチクルス、私がひっくり返ったのは
          フローリアン・ベッシュが歌った時で
          その後、唯一あったツェドニクの歌った CD を入手したものの
          やっぱり、これ、ナマで聴かないと全然その良さがわからない(断言)

          今回はアレキサンダー・カイムバッハーが
          当初の予定だった Peter Sonn の代役で登場したが
          このカイムバッハーというテノール
          私、かなり何回か聴いていて、悪い印象がない、というより結構褒めている。
          (調べてみたらこのサイトに引っ越してからだけで7回)

          演技も完璧に出来るテノールなので
          ドイツ語のテキストは、これ以上ないほどハッキリと
          ディクテーションもイントネーションも完璧。

          表情は豊かだし、大袈裟にならない程度に身体も動くし
          しかも甘い声で、音程も、12音部分含めて安定感があって
          早いパッセージも見事に歌ってくれる。

          リートというよりは
          まるで一幕の演劇を鑑賞したような充実感。

          ・・・ただ、その充実感を無茶苦茶にしてくれたのが

          「鳥の鳴き声」!!!!!

          最初から、何羽もの鳥が
          ライバルが現れたと思ったのか
          お城の中庭の上をグルグル飛び回っては

          ギャー・ギャー・ギャー・ギャー・ギャー

          ・・・と、すごい音量で鳴いている中で

          ドイツ・リートを歌わせるなんて
          グラーフェネックは何を考えてるんだっ!!!!!(超怒)

          いつ鳥が大合唱するか予想がつかないので
          まるで突然鳴り出す携帯電話が30台くらいある会場で
          ドイツ・リートを聴かされる身にもなって欲しい。

          というより、あれは歌手が可哀想だった。
          (あれだけ、しかも音程のある鳥の鳴き声で
           いくらトナールとは言っても近代音楽のリートで
           内容までしっかりと伝えないと意味をなさないものを
           あの鳥の叫び声の真ん中でずっと歌ったのは凄い。
           ・・・途中で確かに「ああああ」という顔はしていたけれど
           それは実はよ〜〜〜くわかる。聴いている方にも拷問だった)

          ・・・あとでグラーフェネックにクレーム入れておこう(本気)

          この作品、音楽も素晴らしいが
          テキスト(やはりクレネクによるもの)が秀抜で感激する。
          ドイツ語の出来る方、ぜひ一度、目を通してみて下さい。
          特にお勧めは8番目の Unser Wein
          オーストリアのワイン産地のお勉強にもなります(ならんわ)
          全テキストは ここ に掲載されています。

          (4番目の Wetter の3行目で納得して苦笑できたら
           あなたもオーストリア人かもしれない・・・嬉しくないが。
           11番は、観光業に携わっていたものにはズキズキきます(笑))

          この皮肉に満ちたテキストに付けられた音楽が
          シューベルトっぽく、ドイツ・リートっぽいのに
          軽かったり、重かったり
          テキストと共に跳ねたり飛んだり
          落ち込んだり酔っ払ったりで
          ドイツ語の完璧なディクテーションに加えて
          それぞれのパッセージのブラック・ジョークを
          巧くプレゼンテーション出来る人が歌うと
          ああああ、これこそがドイツ・リートの楽しみなのよ、と悶えてしまう。

          この鳥の叫び声にずっと邪魔されながらも
          素晴らしい1時間の後は
          夕暮れから夜にかけて野外ホールでトーンキュンストラーのコンサート。

          オベロン序曲は自然の中で演奏されるにはピッタリな曲だし
          ベルクのリートで歌ったマーリス・ペーターソンも
          ドイツ語のディクションが完璧で
          しかも、キュートでチャーミングな声 ♡

          後半のアルプス交響曲は
          野外ホールなので、もう音量の上限なしで
          パーカッションとかが非常に楽しそうだった(笑)

          こういう野外音楽堂なら
          何の抑制もなく、ガンガン、音量マックスで演奏できるし
          その意味では、指揮者もオーケストラも
          実にのびのびと、大自然に囲まれて
          (まぁ、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンほどのアルプスはないが
           ここだって見えてる山脈はアルプスのなれの果て(斜面はワイン畑))
          雄大な演奏をエネルギッシュにガンガン聴かせてくれて

          ああ、この演奏、雨天の時のホールでなくて良かった、と
          ホッと胸を撫でおろして幸せな気分になった私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。


          トーンキュンストラー + 佐渡裕

          0
            Schloss Grafenegg Wolkenturm 2017年8月18日 19時30分〜22時35分

            Tonkünstler-Orchester Niederösterreich
            指揮 Yutaka Sado
            オットカール侯爵 Adrian Eröd
            クーノー Sebastian Wartig
            アガーテ Gal James
            エンヒェン Daniela Fally
            カスパール Tuomas Pursio
            マックス Michael König
            隠者 Albert Dohmen
            キリアン Bernhard Hansky
            ザミエルと語り手 Otto Schenk
            コーラス Arnold Schoenberg Chor

            Brad Lubman (*1962)
            “Grafenegg Fanfare” für zehn Blechbläser (2017)
            Uraufführung. Auftragswerk des Grafenegg Festivals

            Carl Maria von Weber (1786-1826)
            “Der Freischütz” Romantische Oper in drei Aufzügen op. 77 (1821)

            グラーフェネック城の夏のフェスティバル
            本日がオープニング・コンサート。

            だいたいウィーンの夏のクラシックは、これしかなくて
            毎年、土曜日・日曜日はプログラムもチェックせず
            ともかく
            一番安いカテゴリーで雨天の時にホールに席がある
            ・・・という条件で
            グラーフェネック・カード(有料で結構高い)を買って
            一般発売前に全部買っている。

            今年はこの時期、既に会社に行っていないのがわかっていたので
            金曜日とか木曜日とかのチケットも全部買った。

            2ヶ月振りのオーケストラ・コンサートなのだが
            うううう〜ん、これ、普通に仕事していたら
            私の好みとしては、買わなかっただろうなぁ。
            (念の為ですが、あくまでも「好み」として、です)

            だって、オペラ苦手なのに
            モロに、カール・マリア・ウェーバーの「魔弾の射手」
            しかもコンサート形式の上演。

            その前に演奏された
            アメリカの作曲家(兼 指揮者)のブラッド・ラブマンの
            グラーフェネックのためのファンファーレ。

            これは例年、コンポーザー・イン・レジデンスが作曲するので
            ファンファーレでありながら
            現代音楽としての要素を含んだものなのだが

            後ろの人、ずっと大声で笑ってるの
            何とかなりませんかね?

            伝統的に聴きなれたファンファーレとは違って
            変拍子や不協和音も出てくるので
            不思議な響きになっていて面白いのはわかるのだが
            あそこまで笑われると
            微妙な和音が演奏されている時に邪魔なんですが。

            まぁ、ファンファーレの時に遅れて入って来た客が
            あちこちで、あら、いらしてたの?とか
            音楽無視して喋りながら、という
            典型的グラーフェネックのシーンもあちこちであったしなぁ(諦めムード)

            さて無視されまくりのファンファーレの後は
            ご存知、魔弾の射手・・・のコンサート形式で

            え〜い、出演者の面々をご覧あれ。
            有名な人を呼んで来て、客を呼ぼうという
            涙ぐましい努力がミエミエ。

            オットー・シェンクって、もう87歳だよ???
            お元気だし、マイクつけてはいても
            声に張りはあるし

            しかも、投げやりっぽく力を抜いて語っているのに
            もう、この語りに実に味があって、すごい、というか
            やっぱり、モトは俳優さんなんだなぁ、と感激してしまう。

            エレードは最後にチラッと出てくるだけ。
            まぁ、エレードにカスパールなんか歌わせたら
            ギャラがどの位跳ね上がるかわからんだろう(邪推)

            もう一人のアイキャッチャーのダニエラ・ファリーだが
            エンヒェン役で
            シルバーのレースの美しいドレスを着て、目立ちまくり。
            ついでに声も目立ちまくり・・・というより
            声量あって、強い声で
            えええ?この歌手、何年か前まで
            コロラチューラで、もう少し、声、細くなかったっけ?

            テクニックはある人だから、転がる時の音程はしっかりキープしているのだが
            コロラチューラの声質じゃなくなってるなぁ。
            ちょっと残念かも。
            明るいエンヒェン役には合ってるが

            アガーテ役のソプラノ歌手が
            上から下までブラックの、装飾がほとんどない簡素なドレスで
            ちょっと見たら、ア◯ブのおばさまが着用しているドレスの
            上の部分だけカットしました、みたいな地味なドレスだったのは何故だ?

            まぁ、アガーテは不安に満ちた細い声で
            幸せな婚約中のはずなのに、心配だわ、心配だわ、と
            ピアニッシモの高音で悲しげに歌うナンバーが多いから
            黒い地味なドレスでも良いのかもしれないが。
            (しかし、アガーテって、オペラでもこんな地味な役だったっけか?)

            このオペラの中で私が最も魅力的と思うのは
            カスパールなのだが
            (悪魔に魂を売るだけの思い切りがあって
             契約終了前に策略を巡らす事前の危機管理能力があって
             うまくアホなマックスをノセるだけの説得力と
             悪魔と堂々と渡り合える交渉力・・・・)

            このヘルシンキ出身のバリトン
            ドイツ語がクリアで
            途中のセリフ部分もわかりやすく
            スタイル良いし、舞台で動いていたら、かなり映えそう。

            かわいそうだなぁ、と思ったのが
            最終シーンで、カスパール、撃たれて死ぬじゃないですか。
            あそこで、各バリトン歌手が如何に巧く死ぬかっていうのは
            見ている方にも楽しみなのだが(ヘ◯タイと言うなら言え)

            今回はコンサート形式だから
            カスパール、死んだ後も、ずっと舞台に立ちっぱなしで・・・

            マックス役のミヒャエル・ケーニヒは
            ちょっと太めのお腹の出た立派な「如何にも歌手」的風貌で
            細めのリリック・テノールが
            あのアホ役のマックスとぴったり合っていて、聴かせる。

            隠者を歌ったアルベルト・ドーメンの低音にはゾクゾクした。
            まぁ、この人の出番もエロードと同様、少しだけなのだが
            最後にちょっと長めのアリアがある。

            何が良かったって
            一応、これ、オペラだから
            出演の歌手全員が暗譜で歌っていて
            (ほら、たまにコンサート形式だと楽譜みて歌う人もいるじゃないですか)
            まぁ、演技ってほどではないにせよ
            きちんと客席に向かって声が飛んでいた事。

            オーケストラの音楽も躍動的でイキイキしていて
            コーラスはプロで定評のあるアーノルド・シェーンベルク合唱団だし

            オーケストラは
            あの難しいホルンが、ものすごく大張り切りで
            いやもう、見事にパッセージを吹いてくれて
            このオーケストラのホルン軍団、こんなに巧かったっけ(笑)
            ・・・夏中、ずっと練習してたりして(爆笑)素晴らしかったですホント。

            久し振りのコンサートだったし
            苦手な「オペラ」だし(言い訳)
            ついつい、音楽以外の事(衣装とか)に気が向いて
            出演者の中の力関係とかに思いを馳せてしまっていた私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。



            これから週末は(一部除く)グラーフェネック通い。
            明日・明後日はサンクト・ペテルブルクのテミルカーノフ。
            この間の楽友協会を聞き逃したので
            (確かバレエと重なった)
            楽しみ 🎵

            ウィーンは本日、日中はまた34℃で
            夜のコンサート終わっても郊外でも29℃あったけれど
            今(夜中)外は嵐で風が吹きまくっていて
            明日は最高温度で22℃とかの予想。なんかよくわからん気候ではある。

            トーンキュンストラー + ミハイル・ネステロヴィッツ

            0
              Musikverein Großer Saal 2017年4月2日 15時30分〜17時40分

              Tonkünstler-Orchester Niederösterreich
              指揮 Michał Nesterowicz
              バイオリン Alina Pogostkina

              Witold Lutosławski (1913-1994)
               “Mała suita” / Kleine Suite für Orchester
                (1950; Fassung für Symphonieorchester 1951)
              Alxander Glasunow (1865-1936)
               Konzert für Violine und Orchester a-Moll, op. 82 (1904)
              Dmitri Schostakowitsch (1906-1975)
               Symphonie Nr. 10 e-Moll op. 93 (1953)

              ポーランド出身の指揮者を迎えて
              ポーランドとロシアのプログラムで組んだ
              トーンキュンストラーの日曜日公演。

              外はキラキラの天気で
              太陽燦々の23℃もあると
              あまりコンサートに来る人も多くなくて
              後半は何とか後ろの席に逃亡(笑)

              いつも言っている事だが
              楽友協会のオーケストラに近い席で
              ショスタコーヴィッチの交響曲10番を聴いたら
              間違いなく難聴になる(きっぱり)

              さて、指揮者ネストロヴィッツ(と読むのか定かではないが)の
              最初の曲は
              やっぱりポーランドヴィトルト・ルトスワフスキ。
              滅多にウィーンでは演奏されない作曲家なのだが

              この「小組曲」演奏時間は約11分で
              全部で4曲ある。

              ダンス音楽みたいで
              民謡的な要素がたくさん含まれていて楽しい。
              最初の管のソロに弦が絡まるところなんて
              まるで弦がアコーディオンみたいに聴こえる。

              こういう短い曲の組み合わせ
              Youtube 向けだわ(って何を言い出す)
              ポリフォニーあるけど
              使い方が自然で、すごくワクワクする感じ。

              本日は指揮台がない。
              指揮者の背がかなり高いのである。
              指揮者って割に小柄な人が多いので
              オーケストラと一緒に立って
              頭一つ飛び出していると、ちょっとビックリする(笑)

              アレクサンドル・グラズノフの曲も
              ウィーンでは滅多に演奏されない。
              バイオリン協奏曲も、たぶんナマでは初聴きだと思うが

              何かヘンに既視感(既聴感?)があるのは何故だ?
              と思ったら
              この間、全公演皆勤賞とか言っていた
              バレエのライモンダがグラズノフの曲だった(笑)

              いや〜、実に美しい曲。
              華やかで楽しくて
              華麗なバイオリンのテクニックと
              豊かな音楽要素が次から次へと現れて

              やっぱりこういう楽しい曲って良いわ ♡
              しかも、バイオリニストがキュートである(関係ないが)
              アリーナ・ポゴストキーナという
              調べるとドイツのバイオリニスト、と出てくるが
              生まれたのはサンクト・ペテルブルク。

              髪の毛をお団子にして
              背中丸出しのドレスで出て来たのだが
              まるで永遠の少女のような可愛らしさ。
              いや、別に視覚で音楽は楽しみませんが
              やっぱり美人が出てくると嬉しいじゃないですが
              (ってお前はオヤジかっ)
              33歳だそうだが、30歳過ぎてるようには見えない。
              妖精みたいなキュートさである。
              (もっとも、見ていたのは
               もっぱら後ろから丸出しの美しい背中を見ていたので
               顔は出入りの時にしか見ていないが)

              見た目と同じくバイオリンがキュートで
              グラズノフの音楽と合っているというか
              ともかく、可愛くてキュートでチャーミング。

              アンコールはコンサート・マスター(♂)と
              アンサンブルで息のあったところを聴かせてくれた。

              さて、オーケストラ上の席からは逃げて
              ショスタコーヴィッチの交響曲10番。

              やっぱりオーケストラから離れると音が違う。
              トーンキュンストラーって良い音してるじゃないの。
              多少のアンサンブルの粗さはあるけれど
              厚みのある弦がかなり見事。

              第1楽章のクラリネットのソロが秀抜 ♡
              長い長い長いフレーズを弱音で見事に聴かせてくれた。

              ただ、これ、指揮者がマジメ過ぎというか
              丁寧に丁寧に丁寧に丁寧に歌わせているのはわかるのだが
              もちろん、こちらの体調とかもあるし
              外が23℃で太陽燦々の時に聴く曲じゃない、というのもあるけれど
              かなり冗長に響いて、時々退屈になる。

              いや、似たような繰り返し多いですしね
              ブルックナーもそうだから、まぁ、それは良いとして
              ショスタコーヴィッチ特有のあの「泣き節」が
              ず〜っと、イジイジ、イジイジ、イジイジと続くと
              え〜い、もう、イイカゲンにして
              悩んでないで外に行って太陽浴びなさい!とか
              ついつい言いたくなってしまうのは、天気のせいです。

              爆発させるところは
              ちゃんと大音響で演奏させていたし
              オーケストラもバッチリついて来て
              木管も金管も弦もパーカッションも
              いつもは神経に障る甲高いピッコロも
              見事な演奏を聴かせてくれたんだけど

              テンポが遅いという訳ではないのに
              何か、ものすごく退屈だった(すみません)
              異様に時間の流れが遅かったような気がする。

              あの陰鬱な曲がウケるのは
              最後の盛り上がりが躁状態になってスゴイからで
              (まぁ、ああああ、やっと終わった、というのがあるのかも)
              う〜ん、知らない曲じゃないんだけど
              私の精神状態(春よ春!)が
              この曲を聴くのに向いていなかったんだろうなぁ。

              優秀な指揮者だと思うんだけど
              割にマジメ一方という印象が拭えないです。

              さて、夜のコンサートはどうなるか
              フランス語圏のオーケストラだから
              春っぽくフワフワ聴かせてくれるかも・・・と
              ちょっと楽しみな私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。


              トーンキュンストラー + ドミトリ・キタエンコ

              0
                Musikverein Großer Saal 2017年3月19日 15時30分〜17時

                Tonkünstler-Orchester Niederösterreich
                指揮 Dmitrij Kitajenko
                バリトン Vladislav Sulimsky

                Modest Mussorguski (1839-1881)
                Vorspiel zur Oper “Chowanschtschina”
                (1873/74; Bearbeitung : Dmitri Schostakowitsch, 1959)
                “Lieder und Tänze des Todes” für Sinstimme und Orchester
                (1875/77; Instumentierung : Edison Denissow, 1983)
                Wiegenlied. Tranquillo
                Serenade. Moderato
                Trepak. Tranquillo
                Der Feldherr. Vivo
                “Bilder einer Ausstellung”
                (1874: Instrumentieurng : Maurice Ravel, 1922)

                トーンキュンストラーの日曜日定期
                今回は何とモデスト・ムソルグスキー特集。

                オペラ「ホヴァーンシチナ」序曲
                オーケストレーションはショスタコーヴィッチ
                「死の歌と踊り」デニソフのオーケストレーション
                最後はご存知、展覧会の絵、ラヴェルの編曲版。

                もう色々あってバタバタして
                あまりに眠いし
                別にムソルグスキーが大好きという訳でもないので
                どうしようか考えたのだが

                私は実は、キタエンコという指揮者が好きなのである。
                白髪のライオンみたいな頭のロシアの指揮者だが
                決して派手ではないのだけれど
                実に誠実な音楽を聴かせてくれる人なのだ。

                前半はバリトンが入るので
                係員の許可を得て、ちょっと他の席に逃げた。

                ホヴァーンシチナ序曲は
                ううう、やっぱりどうしても
                オーケストラの技量か楽器かの差が出て来てしまうのは
                まぁ、それは仕方がない。

                次の「死の歌と踊り」なんて
                私、初めて聴く。

                プログラムに対訳は出ているんだけど
                左にあるオリジナル・テキスト、ロシア語だよ(汗)
                大学時代に齧った時にアルファベット習った筈なんだけど
                30年以上経ったら、全然読めないじゃないの(冷汗)

                ドイツ語のテキストだけ読んでみたが
                これ、確かに「死」をテーマとしているので
                凄まじい内容である。

                バリトンの Vladislav Sulimsky って
                ヴラディスラフ・スリムスキーとか読むんだろうか。
                もともとマリイインスキー・オペラで歌っていたようだが
                最近は国際的に活躍しているらしい。

                倍音たっぷりの美声で
                舞台から離れたせいか、あまり飛んでくるタイプの声ではないのだが
                さすがロシアと言うか
                あのあのあの、暗い暗い暗〜い雰囲気が凄い。

                しかも何が凄かったかと言って
                この歌手の表現力がむちゃくちゃ凄い。

                ロシア語わからなくて、ものすごく残念!!!
                これだけの表現力で
                例えばドイツ・リートを歌ったら、凄まじいかもしれない。

                最初の子守唄は
                子供に死神が来る内容なんだけど
                死神が、本気でコワイ。

                ただ声を張り上げるだけではなくて
                本当に声で語ってくる。
                イタリア・オペラとかも歌っているみたいだが
                この暗い目の声は、ロシアものの暗いオペラには向くだろうなぁ。

                さて、後半の「展覧会の絵」
                なんか、本当に最近、こればかり聴いているような気がする。

                最初の金管は巧く入って
                古城あたりでは
                まぁ、普通だよなぁ・・・とちょっと退屈したのだが
                卵の踊りがすごくチャーミングで
                リモージュですごく楽しくなって来た。

                カタコンベあたりの凍るような寒さは
                あまり出てはいなかったし
                この間みたいに、エルミタージュ宮殿にすっ飛ぶ事はなかった代わりに

                ババ・ガヤの最後の部分で
                ひっくり返りそうになった。

                何ですか、あの薄気味悪い音響は!!!
                あんなオーケストラ、今まで聴いた事がない!!!!!

                時々、こういうビックリがあるので
                オーケストラのコンサートに行くのを
                止められないのだ。

                マエストロ・キタエンコ
                やっぱりアナタは凄い(笑)

                ユニークなプログラムを
                とことん楽しんだ私に
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                トーンキュンストラー + 佐渡裕

                0
                  Musikverein Großer Saal 2017年3月12日 15時30分〜17時45分

                  Tonkünstler-Orchester Niederösterreich
                  指揮 Yutaka Sado
                  バセットクラリネット Sabine Meyer

                  Joseph Haydn (1732-1809)
                   Symphonie e-Moll Hob. I:44 “Trauersymphonie” (ca. 1771)
                  Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
                   Konzert für Klarinett und Orchester A-Dur KV 622
                   (1787/1791 ; Gassung für Bassettklarinette)
                  Johannes Brahms (1833-1897)
                   Symphonie Nr. 1 c-Moll op. 68 (1876)

                  トーンキュンストラーの日曜日午後定期。
                  昨日、あのクルレンツィスなんか聴いちゃった後で
                  ハイドンにモーツァルトにブラームスという
                  むちゃくちゃクラシックなコンサート。

                  久し振りに佐渡裕氏が登場。
                  別にだから、というワケではないけれど
                  まぁ、その後に仕事があるから
                  行かねばならん、と
                  何となく気が進まないままに行ったコンサートだったが

                  その分
                  コンサート後の感動と動揺が
                  ちょっと普通じゃなかった。

                  すみません、正直言って
                  トーンキュンストラーと佐渡裕の組み合わせに
                  本気で感動して、目を剥いて
                  こんなにビックリしたの、初めてかもしれない。

                  (すごく失礼な言い方してます。
                   全国の佐渡さんファンの皆さま、ごめんなさい)

                  ハイドンは、やっぱり音が大きすぎて
                  楽友協会の大ホールだと
                  団子になったり、微妙な音の遅れがあったりしたが
                  最近、トーンキュンストラーの音量大きいし
                  古楽器オーケストラでもないから、それはまぁ、そういうものか。

                  モーツァルトで響きが変わって
                  一瞬、ギョッとしたけれど
                  モーツァルトはモーツァルトなので
                  音楽は聴きながら、パッタリ意識が途切れる。
                  (ちゃんと音楽は鳴ってます、頭の中で)

                  こいつ最近、開き直ってきたな、と
                  読者の顰蹙を買っているのは承知の上で
                  寝ても周囲に全く迷惑のかからない席ですので
                  どうぞお許し下さい。

                  後半がブラームスの交響曲1番。
                  こんな、何回聴いたかわからん曲を
                  また聴くのか
                  げっそり
                  ・・・・と思っていたら

                  何これ?!
                  むちゃくちゃマッチョで男性的で
                  最初から横溢するエネルギーの塊!!!!

                  オーケストラも指揮者も
                  火の玉と化して
                  熱い熱いエネルギーを放ちっぱなしで
                  ちょっと気疲れする位の

                  熱演

                  何だブラームスかよ
                  しかもオロスコ・エストラーダで
                  最後に全曲 CD まで作ったよね、と一瞬思ったけれど

                  オロスコ・エストラーダのアプローチとは全く違って
                  何かもう、全員が何かに憑かれたかのように
                  凄まじいエネルギー。

                  こういう熱い演奏に関しては
                  好みの問題、というのはあるのだが
                  そんな細かい好みなんか
                  ぶっ飛ばしてしまえ!!とばかりに

                  聴衆をバタバタ投げ飛ばし
                  空間を割いて切って殴り倒して
                  すごい勢いでドシドシ音を立てて
                  ブラームスという名の猛獣が暴れまくる。

                  ここまで見事にヤケドしそうな演奏を聴かされたら
                  聴いている方としては
                  その紅蓮の炎に巻き込まれてしまって
                  抵抗もできずに焼き尽くされてしまう。
                  (一応、抵抗はしてみたのですが無駄でした)

                  しかも入魂のコンサート・ミストレスのソロ。
                  耳を疑いましたよ、ワタシ。
                  あの線の細い、あまり血色の良くない
                  神経質そうなコンサート・ミストレスから
                  表情豊かで、限りなく音が伸びる
                  力強いソロのバイオリンの音色が出てくるなんて。
                  (すみません、言いたい放題で・・・)

                  昨日のクルレンツィスとは
                  正反対の方向からのアプローチ。
                  伝統的な堂々とした
                  フル・オーケストラの響きで
                  有無を言わせず、力技で組み伏せるエネルギー。

                  これ、ある意味
                  指揮者の佐渡裕氏の得意技を
                  トーンキュンストラーがモノにして来た、という感じかもしれない。

                  シーズンも2回目を迎えて
                  指揮者とオーケストラの中に
                  信頼関係が生まれて来て
                  その中で
                  佐渡裕氏の音とトーンキュンストラーの音が
                  見事に一致した、という印象。

                  あまりの熱演に出てくるエネルギーに
                  普段、斜に構えて
                  気取った事を言っている(反省してます)ワタシまでが
                  すごい勢いでぶっ叩かれて
                  地面に突っ伏してゼイゼイ
                  もう抵抗も何もできません・・・

                  このオーケストラ
                  一丸になると、こういうエネルギーを出すのか・・・
                  知らなかった・・・(絶句)

                  2シーズン目の半ばを過ぎて
                  ちょっと何か、トーンキュンストラーって
                  面白くなって来たぞ、と
                  ちょっと興味が俄然溢れ出している私に
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                  佐渡裕氏って
                  さすがにバーンスタインの弟子と言うか
                  ともかく暑苦しい、というイメージが強かったんだけど
                  今日のブラームスなんて
                  本当に極端に暑苦しい(笑)のに
                  あれは、いったん巻き込まれたが最後
                  正に抵抗できないエネルギーを放ってくる。
                  そうか、佐渡さんにファンが多いのは
                  これなのか、と、初めて納得したような次第です。

                  トーンキュンストラー + シェーンヴァント

                  0
                    Musikverein Großer Saal 2017年1月29日 15時30分〜18時30分

                    Tonkünstler-Orchester Niederösterreich
                    指揮 Michael ya
                    メゾソプラノ Sara Fulgoni
                    テノール David Butt Philip
                    バス Matthew Rose
                    コーラス Wiener Singvererin (指導 Johannes Prinz)

                    Edward Elgar (1857-1934)
                    “The Dream of Gerontius” für Soli, Chor und Orchester op. 38 (1899/1900)

                    イギリスの作曲家の曲と言うのは
                    意外にウィーンでは聴く機会がなくて
                    ちょっと苦手なのだが
                    エルガーの「ゲロンティアスの夢」なら別(イイカゲンな私)

                    私が苦手とする宗教曲だが
                    ミサの曲じゃなくて
                    (ミサ曲は脳内妄想を活性化しないので苦手なのだ)
                    しっかりストーリーあって
                    悪魔の合唱の誘いやら
                    天使(これがメゾ・ソプラノなのがステキ)の導きや
                    司祭の深いバスの声や
                    とうとう神を垣間見るドラマチックなシーンまで

                    脳内妄想を掻き立てる上に
                    オーケストラもコーラスも
                    音響的にものすごく美しい ♡

                    私自身は宗教が違うから
                    (あ、一応、キリスト教は大学で結構集中して学んだんだけど
                     結局、あまりに合わず、神父さんと大喧嘩して決別しました(汗))
                    ここに描きだれた世界観には共感はしないし

                    第一、最初の40分の
                    死ぬ、死ぬ、死ぬ、が実はかなり苦手。

                    イタリア・オペラが嫌いなのも
                    この死ぬ、死ぬ、死ぬがイヤなので
                    あんなに喚いて死ぬ、死ぬと苦しまずに
                    眠るように意識なくしてボーッと死んでいきたいというのが
                    (マーラーの交響曲9番の最終楽章ですね(笑))
                    私の切なる望みなので
                    確かに最初の部分の内容には辟易するんだけど

                    音楽があまりに美しい・・・

                    シェーンヴァントはオーケストラをかなり鳴らせている上
                    私の席は歌手が入る曲に関しては
                    最悪の選択なので
                    オーケストラと歌手のバランスが理想的とは言えないのだが

                    それでもエルガーの描き出す世界の深さには圧倒される。
                    テノールの声は反対側に通っていくから
                    私の席からは聴こえ難いのだが
                    それを忘れさせるような響きで
                    しかもこのテノール、音質がそれほど明るくないので
                    ゲロンティアスが老人というシチュエーションに無理がない。

                    (この役をボーイズ・テノールみたいな人に歌わせたら
                     ちょっとギョッとするからね。ゲロンティアス一応老人ですから)

                    コーラスが巧い。
                    むちゃくちゃ巧い。
                    フォルティッシモから、この上ない繊細さを持つピアニッシモまで
                    コーラス聴いてるだけでうっとりしてしまう。

                    バスはずっと座っていて
                    前半も後半も、ほんの少し、最後の方で登場するだけだが

                    前半の司祭の時に
                    バスの声で仰け反った。

                    すごい声量・・・
                    しかも声が深くて落ち着いていて
                    司祭の役柄にピッタリ。

                    第一部の最後で無事に?ゲロンティアスが昇天して
                    第二部には天使が出て来て
                    神さまに会いに、というよりは
                    審判に行くのに、あちこちを通っていくのだが

                    ここでもコーラスが巧い ♡
                    オーケストラも、ピアニッシモではあくまでも繊細。
                    弦の響きの美しい事。

                    いや、すみません
                    本当に今日はゲロンティアスと
                    天国を彷徨っていたので
                    これ以上、何も書けません(お辞儀)

                    しかしまぁ
                    ここまでピッタリの歌手をよくぞ揃えたものだ。
                    コーラス巧いし
                    オーケストラも繊細に音を出してるし
                    多少うるさかったのは
                    私の席が悪いので
                    ギャラリーとかに逃げていたら
                    素晴らしかっただろうなぁ。

                    (最後の最後のピアニッシモのコーラスのところで
                     携帯電話を鳴らした奴には本気で殺意が湧いたけど(笑))

                    同じコンサートが
                    来週火曜日にあって
                    行きたい、行きたいんだけど
                    行けるかどうか、ちょっと今、連絡待ちで(汗汗汗)

                    手抜き記事で申し訳ございませんが
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい(厚かましい)



                    いやしかし、ウィーンの気温マイナス6℃ですよ。
                    日曜日朝のご近所さんサウナが実に気持ち良い ♡

                    トーンキュンストラー + アントニオ・メンデス 2回目

                    0
                      日曜日も時間だけ違いますが
                      同じコンサートを同じ順番で。

                      でも、音楽って去りゆく時間の芸術なので
                      その時々で違うという、実に贅沢な芸術です。

                      という訳で、時系列で読みたい方は、まず こちら から。

                      下は午後のコンサートの勝手なメモです。

                      Musikverein Großer Saal 2017年1月15日 15時30分〜18時40分

                      Tonkünstler-Orchester Niederösterreich
                      指揮 Antonio Méndez
                      ピアノ Lars Vogt

                      Ludwig van Beethoven (1770-1827)
                       Konzert für Klavier und Orchester Nr. 2 B-Dur op. 19 (1787-1801)
                      Gustav Mahler (1860-1911)
                       Symphonie Nr. 5 (1902-11)

                      誰に聞いても
                      ウィーン・フィルの後で
                      トーンキュンストラー聴くの、とか言われるんだけど

                      ウィーン・フィルの弦の音色だけは
                      これは本当に他の超一流オーケストラでも出せないのだが
                      トーンキュンストラーだってプロのオーケストラで
                      オロスコ・エストラーダが首席だった頃に
                      その技術力やアンサンブル能力は抜群にアップしたのだから
                      決して下手なオーケストラではない(断言)

                      それだけに指揮者によって
                      別人オーケストラにもなる。

                      有り難くも恐れ多き素晴らしい友人が
                      行かないから、と譲ってくれたギャラリーの席。
                      お値段は私の持っている貧民席の2倍。

                      定位置観測ではないから
                      ちょっとルール違反なんだけど
                      ギャラリーはやっぱり音が違う。
                      楽友協会の残響をたっぷり吸い込んだ
                      丸くて甘い音がする ♡

                      ラルス・フォークトのベートーベン
                      ピアノ協奏曲2番だけど

                      う〜ん、やっぱり今ひとつアピール力が少ない
                      というより
                      実に上品にクラシックに
                      端正でクセのない演奏なのだ。

                      だからそれはそれで非常に正しいのだが
                      ベートーベンの破天荒なところもないし
                      ひたすら正しい古典派で
                      最終楽章にしてからが、一つも弾けないのは何故なんだ?!

                      それが持ち味の人なんだろう、きっと。
                      大向こうを張らず、正しく清く美しいというのは
                      目立ちたがり現代では珍しいタイプかもしれない。

                      後半のマーラー、交響曲5番。
                      いや、昨日は失礼な感想記書いちゃったけど

                      オーケストラ、今日もひたすら頑張った。

                      というより
                      昨日、できなかったソロの部分
                      猛練習しました?(いや失礼失礼)と思わせる程
                      昨日のあれあれあれ満載と演奏が違うよ。
                      (聴いている席が違うからかもしれないが)

                      昨日の演奏で
                      むちゃくちゃ気になった部分が
                      しっかり修正されている。

                      技術的なカバーさえ出来れば
                      後は指揮者が脳内でイメージしている音、という事になる。

                      特別どうのこうのと言う
                      驚くべき箇所、というのはなかったんだけど
                      (おおおお、偉そうに(ごめんなさい))
                      時々、ハッとするような緊張感が出るかと思えば
                      なんだその緩さは、という退屈な部分もあって
                      割にまだら模様になっている印象。

                      アダージェットは速めのテンポ設定で
                      極端に甘くせずに行くかと思ったら
                      最後のフレーズの手前で
                      失速しそうな程にテンポを落として

                      いや、あれ、しっかり弦が
                      他の弦のパートを見ながら(指揮者は見てない)
                      ピッタリ合わせていたのは、見事だった。

                      大活躍のトランペット首席
                      ミスのなかったホルン軍団
                      本日は音割れもなく見事。

                      狭い舞台で
                      しっかりと楽器を上げながら演奏したクラリネット
                      俯き加減で美しい音色を注意深く出したオーボエ

                      フルートもファゴットも良かったし
                      昨日、突出して聴こえてきたチューバも
                      今日はバランス良く曲に溶け込んでいて

                      このオーケストラもさすがプロ。
                      (というより、昨日の演奏と見違え、いや聴き違えるようで
                       それもまぁ、どうかとは思うけど(笑))

                      前半が地味だっただけに
                      大向こうをたっぷり張って
                      派手に華やかに大音量でグイグイ押したマーラーが
                      対比的に目立ってアピールした、というのもあるだろうが

                      多少荒削りで
                      緊張感が続かなかった部分もない訳ではなかったけれど
                      意外に明るくてクセがなくて
                      派手なマーラーを楽しませてもらった気分。

                      正面から聴いているので
                      上手と下手に分かれた第一バイオリンと第二バイオリンの音が
                      脇の貧民席より、方向性を持って響いて来て
                      オーケストラの位置による音響の面白さも堪能。

                      チケットを譲ってくれた友人に感謝。
                      本当にありがたい(お辞儀)

                      オーケストラ、力一杯の演奏だったので
                      さぞかし舞台の上のプレイヤーは
                      自分たちの音は聴こえなかっただろう。

                      ああいう曲を演奏していたら
                      間違いなく難聴になるだろうなぁ。
                      いやはや、大変な職業である。

                      金払って聴きに行って
                      勝手な事を自分用メモにできるという
                      観客の身分って
                      何て楽なの・・・と

                      オーケストラのメンバーの苦労も顧みず
                      超エゴイストな事を考えてしまった私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



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