ウィーン交響楽団 + フィリップ・ジョルダン

0
    Musikverein Großer Saal 2018年11月11日 19時30分〜22時

    Wiener Symphoniker
    Singverein der Gesellschaft der Musikfreunde in Wien
    語り手 Markus Meyer
    テノール Cyrille Dubois
    バリトン Florian Sempey
    ピアノ・ソロ Ingrid Marsoner
    指揮 Philippe Jordan

    Hector Berlioz (1803-1869)
     Symphonie fantastique, op. 14 Episode de la vie d’un artiste
     Lélio ou Le Retour à la vie, op. 14b
      Monodrame lyrique, Text von Hector Berlioz

    現代音楽の音のお風呂から出て
    楽友協会に駆け付ける。う〜、何とか間に合った。

    ウィーン交響楽団のコンサートで売り切れという珍しい現象。
    (あ、すみません、バカにしている訳ではなく、むにゃむにゃ)
    今回のコンサートはコーラスが出るし
    だいたいコーラスが出ると、その家族知り合い友人等が大挙して来る
    というのが通例になっている。

    しかし面白いプログラム。
    ベルリオーズは、実はとんでもなくすっ飛んだ作曲家だと思うのだが
    幻想交響曲以外、あまりコンサートで演奏される事がない。

    幻想交響曲に続けて演奏すべし(よって作品番号が 14b である)という
    レリオは
    大昔、確かグラーフェネックの音楽祭で聴いた記憶がある。

    俳優さんが、ドイツ語で語り
    その間にピアノ伴奏でテノールのリートが入り
    オーケストラの曲が入り、バリトンのソロが入り、という
    大豪華版で、もちろん演奏時間も長い。

    最初の幻想交響曲は
    あ〜、そりゃ巧いです、ウィーン交響楽団の管楽器軍団が
    むちゃ張り切って、すごい音を聴かせてくれるし
    木管掛け合いの第3楽章の距離感が素晴らしかった。
    もうちょっと会場の咳き込みとかが少なかったら
    フランスの田舎の空気を感じられたかもしれない。

    ただ、オーケストラの本領発揮は後半だった。
    メンバーが、幻想の演奏には、ちっ、またこの曲か、とか
    思っていたのかどうかはわからないが
    レリオの方は、たぶん、ほとんど演奏されないので
    ものすごく張り切って
    はっちゃけて、はじけて、ほとんどやけっぱち(笑)

    いやいや、元気でとてもよろしい。

    テノールが優秀だったわ。
    リリック・テノールで、かなり高い音(たぶん c)が何回かあるんだけど
    声の領域をちゃんと変えて
    最初がちょっと不安定だったものの
    続く部分は、しっかりと美しい声で歌ってくれてハートがドキドキ。
    ともかく声がリリックで甘いのである。
    見た目がどうかはわからないが。
    (すみません、舞台見えない席なので)

    コーラスはいつもの楽友協会の、超優秀な合唱団だから最高。
    俳優さんは、ちょっと癖がある話し方だが
    シェークスピアになぞらえた物語を
    詩的にドラマチックに聞かせてくれる。

    うははは、これも楽しいじゃないの。
    幻想の後、生き返った詩人の話なのだが
    最後は、伝統的トナールの、ベートーベンかキミは、みたいな
    ノリノリの元気一杯で盛り上がるので
    (もしかしたらストーリー違うかもしれない。
     調べていないので、お許し下さい)
    最後のシェークスピアのテンペスト幻想曲が
    ともかく、ド派手で、ベルリオーズの変人振りが爆発している。

    何でもありだな、この作曲家は。

    もちろん、ベルリオーズの指示では
    オーケストラも歌手もカーテンの後ろ、とあるが
    楽友協会、カーテンありませんから(笑)
    ・・・貧民用の舞台が全く見えない席はあるけど。

    という訳で、こちらも目一杯(耳一杯?)楽しんで
    日中むちゃくちゃ怠けたものの
    楽しい週末を過ごした私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    ベルリオーズ復活の傾向があるなら
    イタリアのハロルドをやらないかなぁ、と思っていたら
    このチクルスの次のコンサートが
    タメスティのソロで、ばっちりイタリアのハロルド!!!
    うわあああい、楽しみだぁ \(^o^)/

    ウィーン交響楽団 + フィリップ・ジョルダン

    0
      Wiener Konzerthaus Großer Saal 2018年11月4日 11時〜13時

      Wiener Symphoniker
      バリトン Adrian Eröd
      指揮 Philippe Jordan

      Felix Mendelssohn Bartholdy (1809-1847)
       Ouverture zu „Ein Sommernachtstraum“ op. 21 (1826)
      Hector Berlioz (1803-1869)
       Les nuits d’été. Sechs Lieder mit kleinem Orchester op. 7 (1840/41)
      Robert Schumann (1810-1856)
       Symphonie Nr. 4 d-moll, op. 120 (1841/50)

      ウィーン交響楽団の日曜日チクルスは
      バーバラ・レットという女性の解説付きなのだが
      一緒にコンツェルトハウスの総裁が登場。

      う・・・何かあったな(悪い予感)

      「皆さま、季節が季節で、歌手にとっては危機シーズンです。
       本日予定されていたトーマス・ハンプソンが風邪をひき
       コンサート70分前にキャンセルの意向を伝えて来ました。
       かなりマイナーな曲目なので大変でしたが
       コンツェルトハウスのチームは優秀で
       アドリアン・エレートが開演60分前にジャンプ・インする事になりました」

      さすがに、ここで、え〜っ?!という失望のため息は全くなく
      いや、待ってたぞ、エレート!という感じの盛大な拍手。

      さて、司会のレットが、メンデルスゾーンの真夏の夜の夢を取り上げて
      シェークスピアの題材で、音楽史上、どの位の作曲家が曲を作ったか
      というのを、クイズ形式でやったのだが

      ウィーンの聴衆って
      時々、日本のクラオタを超えるんじゃないかと思う・・・

      ヴェルディとかグノー、ベッリーニあたりまではともかくとして
      ヘンリー・パーセルとか
      ザルツブルク音楽祭で数年前に上演された現代作曲家のオペラとか
      それこそ、マジなオタクが狂喜しそうなディープな質問に
      必ず客席のどこからか、正解の声が飛んでくる。

      ・・・ちょっと怖い(笑)
      私もかなり聴き込んではいると思うんだけど
      ちょっと、いや、かなり負ける。

      メンデルスゾーンの真夏の夜の夢の序曲。
      ああああ、目の前に浮かぶのは
      ミーシャのパックと、村人たちと
      シーシアスとヒポリタのカップルのバレエ。
      (私もかなり毒されている・・・)

      聴き慣れたウィーン・フォルクス・オーパー管弦楽団の
      時々、異様に元気な演奏とはまた違い
      一点の曇りも、音の濁りもない
      爽やかさに溢れつつも、繊細な表現を見せる。

      日曜日の朝、コンサート1時間前に準備したとは思えない
      ばっちり黒の蝶ネクタイをしたエレート登場。

      ベルリオーズの「夏の夜」
      最近、ベルリオーズが取り上げられる事が増えて
      幻想交響曲以外にも、色々な作品が聴けるのが楽しい。
      しかも、幻想交響曲以外にも、傑作が山ほどあるじゃないの。

      小編成のオーケストラの伴奏だが
      エレートの美しいフランス語と甘い美声が素晴らしい。
      第1曲目のエレガントさが、まずはハート直撃。

      「夏の夜」というロマンティックなタイトルなので
      最初の曲のような単純なラブソングを期待していると
      途中で、恋人は死んでしまうし
      お墓のシーンを大サービスでどんどん出して
      割に暗い感じになってきて

      で、ベルリオーズの「暗さ」って
      ちょっとコワイんですよ(ほら、幻想交響曲もそうじゃないですか)
      加えて、エレートが時々コワイ(良い意味です)
      国立オペラ座のエレートの役と言えば
      私にとっては、ウエルテルの中の
      あの陰険なアルベールで(これはエロートに歌わせたら絶品)
      爽やかな甘いハイ・バリトンから
      悲しみに沈む歌や、暗く透明な陰険さに至るまで
      しっかり歌い分けて
      オペラ歌手として、演技もしっかり出来る歌手のリートって
      時々、実に劇的になる(のに、しっかり抑制も効いている)

      トーマス・ハンプソンの、大声量で圧倒する
      ちょっと大味のバリトンより良かったかもしれない。
      あ、独り言です、無視して下さい。

      リハーサルもしていないのに
      あの繊細で美しいエロートの声にぴったり合わせて
      これまた繊細でフランスっぽい音を出したオーケストラと
      しっかりオーケストラを統率していたジョルダンにも脱帽。

      割にカプリッチオなオーケストラだが
      危機っぽい状況にも、あ〜、何とかなるでしょ、という
      融通の効き方がウィーンらしいというか(笑 褒めてます)

      後半の最初で
      司会のレットが、シャツを替えたエロートを伴って出て来て
      リハーサル1回もなしで緊張しませんでしたか?とインタビュー。

      エレート曰く

      昨日の夜に、もしかしたら、と言う連絡があったが
      友人を呼んでいたので、そこで追い返すわけに行かず
      遅くに友人が帰った後、念の為に楽譜を引っ張り出してチェック。

      今日の朝、最初に、代役不要です、という連絡があったので
      家族と一緒に山歩きに出ようと思っていたら電話があり
      やっぱり出て下さい、というので慌てて出て来ました。

      私のよく知っているフランス語の歌詞だし
      一度、歌った事もあります(7年前だそうだ(笑))
      緊張?
      あまりに急過ぎて、
      緊張する時間の余裕はありませんでした(客席爆笑)。

      後半はシューマンの交響曲4番。
      これって、作られた順番からすると2番目なのだそうだ。
      アタッカで続く4楽章の名曲で
      名曲は名曲で
      一流オーケストラが一流指揮者で演奏すると
      名曲として聴ける(笑)

      ジョルダンも、音楽性や、その背後にある知識や技術で
      やっぱり「優等生指揮者」の1人には違いないのだが
      カプリッチョなウィーン交響楽団とやると
      良い意味での融通が出て来て、とても良い。
      (ウィーン交響楽団は、やる気満々の時とやる気がない時が
       割にモロわかりするのである、わっはっは。所詮は素人視点だが)

      さて、このコンサート
      同じプログラムが11月6日(火曜日)にある。
      コンツェルトハウスのウエブ・サイトでは
      でかでかとハンプソンの写真が載っているのだが
      誰が歌うんだろう?

      実は11月6日は、このコンサートと
      別のコンサートのチケットを持っていて(汗)
      どちらに行こうか、まだ迷っている状態の私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



      実はこの後、現代音楽のコンサートもあったのだが
      日曜日早朝ご近所さんサウナが復活して
      睡眠不足でサウナ入ってからコンサートへ行ったのと
      まぁ、大学の授業や試験がむにゃむにゃ
      ついでに仕事もむにゃむにゃ
      ・・・なので、現代音楽コンサートは行かずじまいとなりました。
      悪しからず (お辞儀)

      ウィーン交響楽団 + エドワード・ガードナー 2回目

      0
        Wiener Konzerthaus Großer Saal 2018年10月25日 19時30分〜21時40分

        Wiener Symphoniker
        シャンソン HK Gruber
        ソプラノ Miah Persson
        指揮 Edward Gardner

        H Gruber (*1943)
         Frankenstein !!.
         Ein Pandämonium für Chansonnier und Orchester (1976-1977)
        Gustav Mahler (1860-1911)
         Symphonie Nr. 4 G-Dur
         für großes Orchester und Sopran-Solo (1899-1901)

        昨日の「おかわり」(笑)
        大まかなところは変わっていないので
        おヒマな方は昨日分をご参照下さい。

        いや、私も怠け者になったものだ・・・(と自分を許す緩さ・・・)

        このコンサートはオーストリアの祝日コンサートと銘打っている。
        参考までに、10月26日はオーストリアの祝日。

        よく誤解されているのは(オーストリア人もそう思っている)
        最後の占領軍がオーストリアを去った日と思われているのだが
        1955年10月25日までに占領軍が引き揚げるという期日が過ぎ
        1955年10月26日に、オーストリアが永世中立国であるという憲法を決定し
        (0時に遡って遂行)
        他国の軍隊はオーストリアに駐屯できなくなった、という日である。

        もちろん、コンサートの最初には
        オーストリアの国歌の演奏がある。
        観客全員、黙って起立する。

        ハイドンがフランツ1世(神聖ローマ帝国皇帝としては2世)に捧げた
        もともとのオーストリア国歌は
        ドイツに奪われてしまったのだが(笑)
        今の国歌も悪くないと思う。

        大昔に運転免許教習所に通っていた頃
        坂道発進がなかなか上手く出来なかった私は
        (マニュアル車なのでハンドブレーキ+ギアの組み合わせ高等技術)
        先生から、オーストリアの国歌を歌え、と言われ
        何かと思ったら、確かに出だしが「山の国」
        山の国で坂道発進が出来なくてどうする?という事らしい。

        閑話休題。

        HKグルーバーのフランケンシュタイン。
        昨日はテキストを見ていたので
        舞台から出てくるオーケストラとは思えない不思議な音の正体が
        今ひとつわからなかったのだが
        今日はバッチリ舞台が見える。

        あ〜、ピアニカだったんですね?
        しかも、鍵盤奏者(ピアノ、オルガン、トイピアノ)のところに1つ
        パーカッショニストのところに2つ(=パーカッション2名が担当)
        ついでに小型のピアニカを、 HKグルーバーが持っている。

        それから、小学校で演奏させられていた思い出のあるリコーダー。
        あのちまちました縦笛を
        パーカッションと、金管(トランペット・トロンボーン)奏者が
        ちまちまと吹いているのが、何とも楽しい。

        振り回しのスポンジの棒
        どこの温泉プールから持って来たんだろうという
        カラフルな棒を振り回す。
        (どういうものだか想像がつかないかもしれないので
         獨逸密林からの写真を貼っておく)




        あら、一番後ろの音響の良い席で聴いていると
        しっかりアエロフォーンの機能を果たしていて
        しかも、回転数?の関係で、ちゃんと3度の和音になってたりして(笑)

        音響の謎も解けたので、ちょっと嬉しい。

        後半のマーラーの交響曲4番。

        前の席の年配のご夫婦の男性の方が
        しょっちゅう小声でお喋りするので(第3楽章しかり・・・)
        物凄く気が散ったのだが
        まぁ、そういう人もいる(たぶん観光客。国歌の時にはいなかった)
        注意しようにも、ちょっと席が離れすぎている。

        それはともかくとして
        昨日は比較的良い席、ギャラリーの前の方で聴いて
        今日はギャラリーの最後の列で聴いたのだが

        最後の列の方が音が大きく聴こえてくる。
        ギャラリーの真ん中あたりって
        割に音が分散してしまうのではないか、と
        予々思っていたのだが、昨日・今日で比べてみると
        確かに最後の列の方が(壁の反射分?)音の響きは大きい。

        でも、音が大きく聴こえても
        全体的に求心力がなくて(良い悪いの判断は保留する)
        音楽が響くそばから、ガラガラと壊れて
        空間に散らばっていくような気がする。

        昨日と同じく、モチーフが続けて出現する時には
        あえて、表面的なメロディ・ラインに囚われる事なく
        モチーフを有機的に繋げた手腕は高く評価する。

        プログラムにも記載されていた通り
        この交響曲の第3楽章の美しさは比類がないけれど
        同時に中間部でしつこくしつこく、この上もなくしつこく
        繰り返される4度の移動が、ものすごく不気味。

        最終楽章の「天国の生活」だって
        音楽として鑑賞すると、全く「天国の生活」じゃなくて
        途中に地獄が見え隠れしてる。

        このガードナーという指揮者
        オペラ出身の経験によるところも大きいと思うのだが
        モチーフ強調とかをやっても
        メロディ・ラインはできる限り出して来て
        強弱のつけ方も、かなりドラマチックで
        テンポのアゴーギクも効かせていて
        (第3楽章のテーマとテーマの間のパウゼが長かった。
         一瞬、音楽が止まるかと思った)
        この交響曲を、かなり聴かせるだけの手腕があったと思う。

        同時に(まぁ、私の落ち込みもあるけど)
        一見(一聴?)モーツァルトかハイドンに聴こえるような
        ウィーン・クラシックに帰ったかのような
        無邪気な交響曲が
        ものすごく残酷な、実は恐ろしい交響曲・・・に聴こえて来た。

        う〜っ、マーラーって、こういう矛盾に満ちた
        表面上、良い人(=美しい音楽)なのに
        内面はドロドロというか・・・

        こういう表裏アリアリの
        建前・本音満載のウィーンらしい音楽を
        オーストリアの祝日のコンサートに演奏するって
        まぁ、関係者は別に何も考えていないだろうとは思うけれど
        オーストリアの、いや、特にウィーンの二面性を感じさせて

        いや、あはは、それはそれで悪くないかも(爆笑)

        明日の祝日の後、10月27日土曜日から28日日曜日にかけて
        夏時間から冬時間への変更がある。
        10月28日からは、太陽がおちるのが1時間早くなる訳で
        とうとう、本格的な冬の到来で
        ウィーンっ子たちも、そろそろ目が吊り上ってくる季節。

        今週日曜日からは、ウィーン・モデルン現代音楽祭。
        これから集中的に現代音楽を聴けるのが
        ワクワクして楽しい私に
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。



        いや、いわゆる観客不在(でも構わない)現代音楽って
        あまり感情に突き刺さって来ないので
        その意味では安心して楽しめるという側面がある。

        ウィーン交響楽団 + エドワード・ガードナー 1回目

        0
          Wiener Konzerthaus Großer Saal 2018年10月24日 19時30分〜21時40分

          Wiener Symphoniker
          シャンソン HK Gruber
          ソプラノ Miah Persson
          指揮 Edward Gardner

          H Gruber (*1943)
           Frankenstein !!.
           Ein Pandämonium für Chansonnier und Orchester (1976-1977)
          Gustav Mahler (1860-1911)
           Symphonie Nr. 4 G-Dur
           für großes Orchester und Sopran-Solo (1899-1901)

          43歳のイギリス人指揮者、エドワード・ガードナーの
          コンツェルトハウスのデビューはウィーン交響楽団と
          グルーバーのフランケンシュタインにマーラーの交響曲4番。

          HK グルーバーの代表作フランケンシュタインは
          以前、ウィーン・フィルで聴いた時には
          あまり好きじゃないかも、と思ったので
          あまり期待せずに行ったのだが

          意外に面白いじゃないの(笑)

          グルーバー自身がシャンソニエとして舞台に登場し
          オーケストラのパーカッショニストが
          紙袋を膨らませては叩いて潰して音を出したり
          スポンジ素材のカラフルな棒を木管・金管のメンバーが振り回したり
          舞台上の動きについつい気を取られてしまう曲だが

          スポンジ素材の振り回し棒は
          アエロフォンと考えれば別に不自然じゃないし
          (もっとも、あれだけ離れた舞台でアエロフォン振り回しても
           音としてはほとんど聴こえないけど)
          シャンソンのバリエーションとしては
          様々なバレットがあって面白い。

          オーケストラの響きが薄い、というよりは
          解像度が良いのだろう。
          意外にフルメンバーのオーケストラだけど
          重苦しい感じが全くなくて、割に楽しく聴いてしまった。

          う〜ん、第一印象だけで判断してはいけないなぁ。

          後半はマーラーの交響曲4番。

          あらま、この演奏も、オーケストラの音が薄い。
          ぼってりと重苦しく演奏する曲ではないのは確かだが
          こんなに音の薄い、あっさりした感じの曲だったっけ?

          本当に耳が遠くなっているのかも・・・
          いや、でも、ちゃんとフォルテはフォルテで聴こえるし
          ポリフォニーも、意外や意外なところで
          普段聴こえない楽器のモチーフを出してきて
          それが、次のモチーフに有機的に繋がっている事を提示している。

          面白い指揮者だな。
          あそこまで、表面的なメロディの下に隠れたモチーフを
          はっきりと出してくる、というのは
          かなりこの曲を読み込んでいるんだと思う。

          実は次の日にも同じコンサートに行っていて
          また、ちょっと違う印象を抱いたので
          この記事を読まれた方
          ついでに、次の日の記事も、どうぞご覧下さいませ。

          という訳で、サボって、今、次の日分を書いている私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。


          ウィーン交響楽団 + ベルトランド・ド・ビリー

          0
            Musikverein Großer Saal 2018年10月14日 19時30分〜21時40分

            Wiener Symphoniker
            指揮 Bertrand de Billy
            ピアノ Jasminka Stančul

            Hector Berlioz (1803-1869)
             Roméo et Juliette. Dramatische Symphonie, op. 17 (Ausschnitte)
             Roméo seul, Scéne d’amour, Scherzo „La Reine Mal ou la Fée des songes“

            Maurice Ravel (1875-1937)
             Konzert für Klavier und Orchester G-Dur

            César Franck (1822-1890)
             Symphonie d-Moll

            最近、ウィーン交響楽団が
            フランスのオーケストラと化しているような印象だが
            今回もベルトランド・ド・ビリーの指揮で
            フランス・プログラム。

            ベルリオーズの「ロメオとジュリエット」
            フォルクスオーパーのバレエは、この音楽を使っていたので
            記憶にある・・・筈なんだけど
            スケルツォしか頭に残ってないわ(ああ、自分の記憶力の無さにゲッソリ)

            ビックリした。
            音の透明感と軽やかさ、甘い香りのする羽のような浮揚感。
            どう聴いてもウィーンのオーケストラとは思えない(妄想)
            ドラマチックな音楽なのだが
            ビリーは、あくまでも音楽そのものを出して来て
            ベルリオーズの美しいメロディや和声が
            この上なくバランスの取れた音響で
            まろやかに、軽やかに楽友協会のホールに拡散していく。

            ピアノが出てきて、ジャスミンカ・スタンチュール登場。
            舞台見えない席なので、ピアニストは全然見えないけれど
            このピアニスト、ともかく打鍵が強くて
            バリバリ演奏するタイプで
            潔くてマスキュリンで、私は好き。

            ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調は
            ジャズっぽい要素をたくさん使って、ゴキゲンな曲だし
            こういう曲なら、ピアノをガンガン、打楽器のごとく叩いても
            スタンチュールの卓越したリズム感と打鍵の力が活きる。

            アンコールに、バルトーク?っぽく聴こえる
            ピアノ=打楽器理論(笑)を証明するかのような
            ガンガン叩く曲。
            いや、こういうはっきりしたスタンス、私は好きです。

            でも本当の驚きは後半のセーザー・フランクの交響曲!!!

            実はこの曲、すごく好き!!!
            フランクとかサン=サーンスとか
            フランスの作曲家でありながら
            比較的ドイツ語圏音楽文化の影響を受けた作曲家って
            ドビュッシーとかラヴェルに比べて
            演奏される機会が少ないのだが

            フランクの交響曲、これ、本当に名曲です!!!♡

            ただ、それだけ私の思い込みがあると
            演奏に対しても、点が辛くなるのだが(笑)

            出だしのレントのテーマ提示、テンポがかなり遅い。
            レントだから正しいのだが、引っ張る引っ張る・・・
            低弦のユニゾンだが
            テンポは遅めで、暗い音色を出していながら
            音そのものの重量は、かなり空気に浮く。

            暑苦しい重さがなく
            透き通った弦の音での暗いテーマの後には
            当然ながら、お約束の通り
            テンポを上げた爆発的な第一主要主題の提示。

            きゃああああ
            ここ、指揮者によっては思い切りフォルテにして
            大袈裟にドラマチックにするところなんだけど
            ビリーの音楽の、あの抑制感が快感。背中がゾクゾクする。

            爆発はしているものの
            感情的にならず、あくまでも「音楽」の範囲内で収め
            しかも各パートのバランスの良さは何なんだ。
            解像度が高いので、音の透明感が凄い。

            ウィーン交響楽団の第一バイオリンって
            こんなに巧かったっけ?と目、いや、耳を疑ってしまったが
            (オーケストラの皆さま、ごめんなさい)
            フワッと入ってくる第一バイオリンのアンサンブルの音の
            羽のような浮揚感と、そこはかとないベージュの香り。

            まるで羽で、身体をソワッと触られたようなゾクゾク感。

            音量のバランスが徹底的に考えられているので
            演奏の立体感が、ホールの空間を超えて、宇宙に飛び出すような感じ。

            中間部の長調の、あの妙なるメロディの美しさ・・・(ため息)

            この曲、ともかく構成がガッチリしていて
            導入部、主要テーマの提示、経過主題に第二主題が
            激しい転調を繰り返し、バリエーションを出しつつ
            目にも(いや耳にも(笑))止まらぬ速さで展開するので
            いや、もう、実に面白い。
            (というか、転調の練習問題、まだやってない、と冷汗かいたり・・)

            第2楽章のイングリッシュ・ホルン。
            哀愁に満ちた曲想に、第1楽章の第二主題が絡まったり
            マズルカ動機が出て来たりして
            これも構成の魅力が充分に楽しめる。

            フィナーレの素晴らしさと言ったら、もう言葉にならない。
            久し振りにナマで聴いたせいか
            この曲の構成の妙に圧倒されていて
            華やかな長調のテーマに第2楽章のテーマが絡み
            第1楽章のテーマが加わってのフィナーレの圧倒的な音楽性。

            ウィーン交響楽団の管楽器軍団(笑)は技術的には超一流だし
            今日は弦、特に第一バイオリンのアンサンブルが素晴らしく
            低弦も重くなる事なく、透明な音で響いて

            あれだけ厚いオーケストレーションなのに
            重さを感じさせず
            時には宙に浮くような浮揚感を与えて
            力強いフィナーレも、力任せではなく
            あくまでも、流れる音楽の持続性と統一感を出して
            ウィーン交響楽団とビリーの面目躍如の名演。

            名曲を名曲として聴かせてくれるコンサートって貴重だわ。
            いくら傑作でも
            やっぱり録音では音が潰れて
            音響空間を身体全体で感じる事は不可能だし

            ただ楽譜の通り音を出すだけ、という演奏はクソつまらんし(断言)
            その意味では、徹底的に考えられた構成のこの曲を
            その構成が浮き彫りになるように
            大袈裟にならず、あくまでも音楽的に扱ったビリーに惚れる。

            滅多に演奏されない曲だけに
            感動の嵐で会場を後にした私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。



            そう言えば、サン=サーンスのオルガン交響曲も
            一時はかなり集中して演奏されていたのに
            最近、さっぱり聴かない・・・すごく悲しい(涙)

            ウィーン交響楽団 + ステファヌ・ドゥネーヴ 2回目

            0
              Musikverein Großer Saal 2018年10月5日 19時30分〜21時30分

              Wiener Symphoniker
              指揮 Stéphane Denève
              バイオリン Renaud Capuçon

              Jaques Ibert (1890-1962)
               Escales. Drei Orchesterstücke
              Guillaume Connesson (*1970)
               Les horizons perdus. Konzert für Violine und Orchester
              Hector Berlioz (1803-1869)
               Le Carnaval Romain. Ouvertüre, op. 9
              Otorino Respingi (1879-1936)
               Pini di Roma. Symphonische Dichtung

              昨日のコンサートも含め、本日3回目のウィーン交響楽団。
              さすがに3回目ともなると、割に空き席も目立つし
              どっと観光客らしき一見さんの数も増える。

              演奏はこなれて来て、かなり良い感じになるか
              あるいは、さすがに3回目でダレてくるか
              ちょっと興味津々(根性悪)

              最初のイベールで、この間と同じように
              オーケストラの音量を抑えた透明感と立体感がすごく良い。
              イベールというよりは
              まるでラヴェルの曲を聴いているような気分になる。

              しかしまぁ、本当に美しい曲だな、これ。
              録音で聴くと、ここまでの透明感はないだろうし
              下からふわっと立ち上ってくる芳香があまりに爽やかで
              あああ、海に行きたい(謎発言だから気にしないように)
              海産物を腹一杯食べたい(あっ、妄想があらぬ方向へ・・・)

              続くバイオリン協奏曲だが
              この間は、あまりに退屈だったので
              今日は、できるだけ妄想を・・・と思っていたのだが
              え〜っと、すみません、やっぱり退屈です。

              キレイなんだけど、盛り上がりに欠けるというか
              音楽に焦点がなくて、ダラダラ続く感じで
              いくら私が頭の中で
              バレエ・ダンサーを踊らせようとしても
              妖精さんを森の中に出現させようとしても
              あるいはこの世にないような美しい景色を思い浮かべようとしても
              どうもうまく行かない(←自分の妄想の才能のなさがバレる)

              初日(オーストリア初演)には作曲家も来ていたが
              その時も、あまりウケが良くなかったので
              今日は作曲家は舞台には登らず。
              (というか、会場にもいなかったような感じ)

              いやあはは、現代音楽でブラボー飛ばせようと思ったら
              自分の学生を大量に立ち見席に送っておかないと・・・(あっ)

              いや、キレイな曲なんですよ?
              だから何?と聞かれたら、ちょっと答えられないが(自爆)

              後半は盛り上がるベルリオーズとレスピーギの松。

              ウィーン交響楽団の木管と金管って
              ちょっと時々、目を剥く程、巧くてビックリする。
              ホルンのあのこの世とは思えぬ弱音の美しさは何なんだ。
              私はちょっとひっくり返りそうになったし
              コールアングレの哀愁を帯びたソロや
              透明感あって、音色が自由自在に変わるフルートとか
              柔らかいファゴットとか

              弦も素晴らしかった。
              この間書いた通り、時々、フランスのオーケストラに化けていて
              特にビオラだけの部分の美しさには感無量。

              ローマの松の最初のバンダのバランスがむちゃくちゃ素敵。
              オーケストラの各パートのバランスは
              全体的に見事な出来で
              これは指揮者の耳が良いんだろうなぁ。

              ただ、今回、しまった!と思ったのは
              席を変えたので
              アッピアの最後で、トランペットとフリューゲルホルンが
              オルガン前に立って演奏するところで

              フリューゲルホルンが直撃してくる席だった (^◇^;)
              (朝顔が完璧に私の方に向いていた)

              この間の(席が違ったからまた感じ方も違うのだろうが)時よりも
              オーケストラもアッピア街道では、かなり弾けて
              むちゃくちゃ盛り上がって終わったので
              結構ブラボーも飛んで
              なかなか良い感じに終わった最終公演だった。

              まぁ、フリューゲルホルンの直撃には驚いたけれど
              知っていたら、もう少し後ろの席に逃げるんだった。

              ローマの松を聴いていたら
              久し振りにローマの泉も聴いてみたいなぁ・・・
              でも、楽友協会の今シーズンのプログラムには
              これ以降、1回もレスピーギの演奏がないという結果に
              ちょっとショックを受けている私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。



              ちょっと興味半分でコンツェルトハウスも調べてみたら
              レスピーギのオーケストラ作品は今シーズンは一つもなし(涙)

              ウィーン交響楽団 + ステファヌ・ドゥネーヴ 1回目

              0
                Musikverein Großer Saal 2018年10月3日 19時30分〜21時30分

                Wiener Symphoniker
                指揮 Stéphane Denève
                バイオリン Renaud Capuçon

                Jaques Ibert (1890-1962)
                 Escales. Drei Orchesterstücke
                Guillaume Connesson (*1970)
                 Les horizons perdus. Konzert für Violine und Orchester
                Hector Berlioz (1803-1869)
                 Le Carnaval Romain. Ouvertüre, op. 9
                Otorino Respingi (1879-1936)
                 Pini di Roma. Symphonische Dichtung

                ウィーン・フィルの公演数には負けるけれど
                ウィーン交響楽団も同じプログラムで
                楽友協会で続けて3回コンサートをするが
                私の持っているチクルスは1回目のコンサート。

                ステファヌ・ドゥネーヴによる、ラテン系の音楽特集
                と言っても良いよね?

                音楽でラテン系とか言うとちょっと誤解されそうだが
                スペイン、フランス、イタリアと言ったら
                ラテン語から派生した言語の国だし(苦しい言い訳)

                会場のザワザワが収まらず
                私の近くでは、お喋りしている
                どこかの国の観光客さんたちがたくさん居るし
                指揮者が振りだそうとしたら
                椅子から立ち上がって(立っても見えません!)
                椅子が跳ね上がって、ガッタンという顰蹙モノの騒音が発生するし

                指揮者は、じ〜っと我慢の子(笑)
                やっと静寂が会場に満ちると
                おもむろにキューを出す。

                あ〜、そりゃ、この弦のピアニッシモ
                極限的に弱い音で出したかったのか(納得)

                全体的に音量を非常に絞っている印象を受ける。
                オーケストラがちょっと縮こまっているような感じだが
                萎縮を感じさせる程に抑えた音量から出てくるのは
                うおおおお
                いつウィーン交響楽団ってフランスのオーケストラになった?

                最初のイベールからは
                ものすごく繊細な音が聴こえて来た。
                この上なく柔らかい音色から浮き上がってくる透明感。
                海とか波とか
                でも、フランスやスペイン的な雑多な感じが
                すっぱり抜け落ちて
                潮騒に満ちた空気が広がる様がまざまざと聴こえてくる。

                ルノー・カピュソンのために作曲され
                ドゥネーヴとカピュソンで初演された
                ギヨーム・コネソンのバイオリン協奏曲。

                映画からインスピレーションを受けたというような事が
                プログラムには書かれていて
                確かに、結構、伝統的クラシックな和声を使った曲。

                全部で4楽章から構成されていて
                Premier voyage - Shangri-La 1 - Deuxième voyage - Shangri-La 2
                Voyage の部分は速いテンポのエネルギッシュな感じで
                Shangri-La は遅いテンポでメロディック。

                ・・・面白くない。

                すみません、好みなので、良い・悪いの判断はつかないし
                確かに聴き易い音楽ではあるのだけれど
                トナールで聴き易い、という事を考えるなら
                映画音楽の方がよほど感情に訴えてくるし

                それに、このバイオリン協奏曲、意外に長い・・・
                普通、現代曲って比較的短いものが多いんだけど
                これは伝統的な技法を使っていて
                あまりギョッとするようなところがないだけに
                ちょっと長過ぎる(40分くらい)

                あ〜、でもその分、もしかしたら
                次に聴いたら、妄想をバッチリ働かせたら
                ストーリー作れるかも・・・
                (実はもう1回行きます、同じプログラム(笑))

                何だか割に地味に終わった前半の後
                後半はベルリオーズのローマの謝肉祭。
                割に派手な曲だし、ちょっと盛り上がる。

                ドゥネーヴの指揮姿、なかなか情熱的。
                フワフワのクルクル・ヘアを振り乱して
                ものすごく激しい指揮をする。
                (まぁ、確かに、まだ40代で若いし・・・)

                レスピーギの「ローマの松」
                ・・・しかし、何故、みんな松ばっかり演奏したがるんだ?
                (私は祭りの方が弾けていて好きなのだが、祭りは滅多に聴かない)

                この曲も、ドゥネーヴは、オーケストラをかなり抑えている。
                抑えているだけに
                最初に書いた通り
                オーケストラがほとんどフランス化していて
                あの明るい響きを持つウィーン交響楽団の音に聴こえない。

                いやしかし、フランス化した事によって出てくる透明感は捨てがたい。
                弱音の美しさ、弱い音なのに空間の広がりが無限に近くなって
                ジャニコロの最後の部分なんて
                背筋がゾクゾク・・・したんだけど
                楽友協会の木製の椅子の軋りがあまりに酷くて
                (だって、近くのおじいちゃん、しょっちゅう身体を動かして
                 そのたびに、ギシッという、世にも嫌な音が会場に広がるのだ)
                椅子の軋りや、聴衆の咳き込みが聞こえるたびに
                現実世界に連れ戻されてしまった。
                (あああああ、興ざめ。日本だとみんなシーンとしているのだろう(羨ましい))

                アッピアも音量を上げようとすれば
                楽友協会がうるさくなる位に出来る筈だが
                これも、ちゃんとフォルティッシモなのに透明感を失わない。

                途中でトランペットがオルガン前に入って来て
                あれは、バルコンやギャラリー正面席だったら
                音響効果として抜群だったんだろうなぁ。
                (そんな良い席、高くて買えません)

                ウィーン交響楽団らしからぬ、と言ったら失礼だが
                このオーケストラ、指揮者によっては
                こんな音も出せるんだ、と
                ちょっとビックリするコンサートだったので
                2回目が楽しみな懲りない私に
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                ウィーン交響楽団 + ジンマン

                0
                  Konzerthaus Großer Saal 2018年9月29日 19時30分〜21時15分

                  Wiener Symphoniker
                  Wiener Singakademie
                  ソプラノ Dorothea Röschmann
                  メゾソプラノ Jennifer Johnston
                  指揮 David Zinman

                  Gustav Mahler (1860-1911)
                   Symphonie Nr. 2 c-moll für Sopran, Alt, Chor und Orchester
                    „Auferstehung-Symphonie“ (1888-94)

                  こちらが昨日の本公演。
                  コンツェルトハウスの大きな舞台一杯のオーケストラと
                  その後ろの合唱団と
                  更にコンツェルトハウスのパイプ・オルガンまで総動員。

                  ジンマンは昨日と同じく、指揮台に椅子を置いて座って指揮。

                  あまりに作品そのものの持っている力が大きくて
                  最後は無理やり感動させられた、という感じではあった。
                  これ、ホントにマーラーかよ、ワーグナーじゃないの?(笑)

                  シロウトが何言うか、と思われるだろうが
                  面白い・・・と言うより、ちょっと奇妙な音が時々あって
                  多少の傷もあって
                  昨日のパートのズレは訂正されていたが
                  バンダとオーケストラが、かなりのズレを生じたり
                  シロウト耳にも聴こえてくる音程の悪さもあった。

                  それに時々、オーケストラの音が薄くなるのは
                  意図的なものなのだろうが
                  厚くみっしり詰められたマーラーの音楽の中で
                  時々、何故か音がスカスカに聴こえて来るというのも不思議な現象。
                  (もちろん、指揮者が意図的に弦のプレイヤーの数を抑えて
                   全員で弾かせない部分があったからなんだけど)

                  第2楽章の出だしのテンポが非常に遅くて
                  まぁ、ワルツではなく、レンドラーだから、という理解だと思うが
                  時々、ヘンに間抜けに聴こえてしまう(すみません、独断・偏見です)

                  第2楽章以降は、ずっとアタッカだったので
                  演奏中に、くしゃみ、咳、飴のガサガサ音が多かったのは
                  まぁ、仕方ない事ではあるけれど
                  それでも比較的静かに全員が集中して聴いていたのは
                  さすがにジモッティの多いコンツェルトハウスならではか。

                  マーラーのポリフォニーの扱い方は
                  それこそ指揮者によって千差万別なので
                  マーラー聴くたびに新しい発見があるのだが

                  しかし、この交響曲、数年前に
                  同じホールのほとんど同じ位置の席で
                  ベルリン・フィルとラトルの
                  ものすごく緻密で正確無比な演奏を聴いちゃっていて
                  もちろん、妄想もあるだろうが
                  (過去の思い出は時とともに、どんどん美しくなる(笑))
                  あの時に比べるとオーケストラが
                  頑張っているんだけれど、やっぱり粗い。

                  途中のフルートのソロは素晴らしかった。
                  (クラムバウアーさんである。ホント、この人のフルート素晴らしい)

                  コーラスも良かった。
                  あれだけ大人数だと、それだけでも圧倒的だが。

                  昨日も聴いた美声のメゾソプラノの原光。
                  (あぁ、やっと静かな環境で聴けた(笑))
                  ううう、やっぱり美しい・・・

                  レッシュマンのソプラノがコーラスの中から
                  浮かび上がってくる瞬間の
                  背中がゾクゾクするような、えも言われぬ快感って
                  マーラーの醍醐味だよね。

                  読者からの罵倒を覚悟の上で
                  正直に言ってしまうと
                  人間って、自動的に大音響に反応するから
                  あの途中のパーカッションの爆発や
                  最後の圧倒的大音響(パイプ・オルガン付き)には
                  ある意味、生理的に圧倒されてしまう、というのはある。

                  でも、身体全体で感じて何が悪い?(開き直り)
                  こういう大音響のベストの効果は
                  やっぱりコンツェルトハウスならではだし
                  バンダが多少ズレてしまったところがあるとしても
                  バンダとオーケストラのバランスは抜群に良くて
                  音響空間の広がりが大きくて

                  ・・・結局、なんだかんだ言ってるけど
                  感激してるじゃん(汗)

                  ウィーン交響楽団って、同じプログラムで数回のコンサートをするのが常なのだが
                  (ウィーン・フィルほど回数は重ねないが)
                  今回のコンサートは、昨日の一部演奏と本日だけ。
                  (人数も多いし、コストもかかるんだろう、きっと)
                  これ、もう1回コンサートしたら、もっと演奏良くなってたと思うので
                  その意味では2回目がなかったのは、ちょっと残念。

                  理性で感激するというよりは
                  もっと体感的なものだったような気はするが
                  それはそれで良いんじゃないだろうか。

                  と、勝手に自分に良いように解釈してしまうワタクシに
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                  ウィーン交響楽団 + ジンマン @Friday

                  0
                    Konzerthaus Großer Saal 2018年9月28日 19時30分〜21時

                    Wiener Symphoniker
                    ソプラノ Dorothea Röschmann
                    メゾソプラノ Jennifer Johnston
                    指揮 David Zinman

                    Symphonikerblås
                    トランペット・フリューゲルホルン Andreas Gruber, Christian Löw
                    トランペット・フリューゲルホルン・ピッコロトランペット Heinrich Bruckner
                    バス・フリューゲルホルン、トロンボーン Reinhard Hofbauer, Wolfgang Pfistermüller
                    チューバ Franz Winkler
                    パーカッション Thomas Schindl

                    Gustav Mahler (1860-1911)
                     Symphonie Nr. 2 c-moll für Sopran, Alt, Chor und Orchester
                      1. und 2. Satz

                     Ich bin der Welt abhanden gekommen (1901)
                     Rheinlegendchen (1893)
                     Wo die schönen Trompeten blasen (1898)
                     Das irdische Leben (1893)
                     Um Mitternacht (1901)

                    ウィーン交響楽団の@Friday公演。
                    超貧民席のチケットがなかったので(ギャラリーの一番後ろ)
                    ちょっと高い席を買ったのだが
                    行ってみたら、ギャラリーがら空きで
                    始まる前に「席を移動しても良いわよ」と
                    大量の民族移動があったのだが
                    私はそのまま自分の席をキープ。
                    (だっていつもの貧民席よりカテゴリー上だし・・・)

                    明日の本公演の前のフライデー公演は
                    一部の曲を幕間なしに通しで演奏した後
                    コンツェルトハウスのロビーを使っての
                    気楽なコンサート、というコンセプト。

                    さて、話は変わるが
                    コンツェルトハウスは今シーズンからロゴを変えて
                    カラフルで現代的なデザインになったのは良いのだが

                    プログラム3ユーロ80セント????
                    急激に値上げしたな。

                    しかも、紙が以前より厚めになっていて(重い)
                    今まで、同じようなコンサート(フライデーと本公演)は
                    共通のプログラムにしていたのに(しかも2ユーロ30セントとかだった)
                    紙が厚いので厚さは同じでページ数がぐっと減って
                    このコンサート「だけ」のプログラムになっている。

                    ちっ・・・コンツェルトハウスもせこいぞ(超貧乏人には辛い)

                    本筋に戻って、本日のプログラム。
                    マーラーの交響曲2番の1楽章・2楽章の後
                    明日は演奏しないマーラーの歌曲を
                    リュッケルトと角笛から5曲 ♡

                    舞台一杯のオーケストラに
                    椅子を用意した指揮者のジンマン。
                    ジンマンは滅多にウィーンに来ないので、楽しみ。

                    だけど・・・
                    いや、音はむっちゃ出ていて
                    鋭い切り口なのだが
                    あちこちで音がズレてますが・・・(汗)

                    いやいや、まだ明日の本公演がある。
                    あのズレも本公演の時には修正されているはずだ。

                    ジンマンの指揮って
                    何だかやたらと腕を振り回しているのに
                    あんまりキューが出ている感じじゃないなぁ。
                    まぁ、本職の、しかも超高名な指揮に文句つける筋合いはないが。

                    後半はレッシュマンとジェニファー・ジョンストンでマーラーの歌曲。
                    最初の Ich bin der Welt abhanden gekommen と
                    最後の Um Mitternacht はメゾソプラノのジョンストン
                    真ん中の角笛はレッシュマン。

                    ジョンストンの暗めの声の低音が美しい。
                    その分、高音になると、声が厚いせいか
                    多少張り上げ気味に聴こえて来る事がある。

                    Ich bin der Welt abhanden gekommen って
                    今まで男声でしか聴いた事がなかったけれど
                    あれだけ艶のある低音だったら、女声でも違和感はない。

                    レッシュマンのソプラノ、キレイというよりキュート ♡
                    声量があるようには聴こえないのだが
                    (それはあくまでもドイツ・リートなので正しい)
                    オーケストラの壁を破って
                    しっかり弱音でもギャラリーまで聴こえてくる。
                    Rheinlegendchen が、あまりにキュートで萌えた。

                    しかもレッシュマンって表情が豊かだわ。
                    丸いキュートな顔立ちで
                    大きな口で
                    表情で演技しながら歌ってる。

                    う〜ん・・・やっぱり歌手って
                    顔と口が大きくないとダメなんだろうなぁ。

                    昨年から再開した「お歌」(笑)の個人レッスンで
                    歳も歳だし、全然進歩しなくて
                    先生も困っているらしく

                    歌手をよく見て、どういう喉の位置か
                    どういう身体の姿勢を保っているか
                    息継ぎをどうしているか、観察しなさい、と言われているので

                    ついつい、喉とか口とか胸とか
                    あ〜、2人とも、胸が何て大きいの・・・とか
                    そんなところばかり見ていると
                    マーラーの音楽に感激する感情的な部分まで音が届かない(自爆)
                    (一応、マジメ人間だし、安からぬ授業料を払っているので
                     先生の言う事は、マジメに遂行してしまうのである(ウソ))

                    いやいや、プロの歌手の体型って
                    やっぱり違うよ。
                    あんなに立派な胸郭と、大きな顔と、大きな口と
                    スイカのように大きい2つのおっ(以下省略)

                    マーラーの交響曲2番については
                    明日の本公演を楽しみにしつつ
                    20時ちょっと過ぎに終わったホールでの公演後は
                    ロビーに移動。

                    ロビーのベートーベン像の前に仮設舞台が作られて
                    あちこちにスタンド・テーブルが置かれて、バーが出来て
                    みんな、ワイン片手にテーブルの周りに立って
                    友人同士でのお喋りに専念する。

                    このフライデー公演、何回か来ているので
                    いったい、どこに陣取ったら良いのか、いつも考えるのだが
                    今回は階段の横のところの手すりの端に立ってみた。

                    柱が邪魔で、舞台は上手(かみて)の4分の1くらいしか見えない。
                    いや、別に見えなくても構わないんだけど
                    私の横に来た人たちが
                    あら、ここからじゃ見えないわ、とかずっと喋っているし
                    (もちろん演奏中も!)

                    後ろのテーブルのところには
                    ワイン持った人たちが立って
                    音楽聴いてるのか、聴いていないのか
                    ずっと(普通の声で)お喋りしている。

                    そのお喋りの声、ワインを開けたり、サービスしたりする音が
                    すべて、ロビーの素晴らしい音響効果が加わって
                    非常に柔らかい雑音でホールを満たしている(嬉しくない)

                    今回の後公演はブラス=金管なので
                    雑音満杯のロビーでも大丈夫だろう、と楽観していたのだが

                    最初に
                    「ホールでマーラーの1楽章・2楽章を演奏したので
                     メゾソプラノを迎えて、同じ曲の「原光」を
                     金管編曲版で歌ってもらいます」
                    と言われた時には、ひっくり返った。

                    で、本当に Urlicht を歌ったんです、メゾ・ソプラノが。
                    しかもマイクなしだったけれど
                    本当に深い美声で
                    金管が入ってくる部分の美しさと言ったら

                    周囲の雑音が酷過ぎて、イライラするだけだわ、これ!!!

                    ウォークマンの第一世代の私だが
                    幼稚園児のグループが乗っている地下鉄の車内で
                    ノイズ・キャンセラーまったくなしで
                    マーラーの Urlicht を聴きたくないです・・・

                    その後のブラスらしいお祭りの音楽は
                    下の方ではワイン持って踊っている人もいたし
                    多少の雑音は気にならないけれど
                    まぁ、あの雑音の中で
                    クラシックを聴く気分にはならないわ。

                    あの名曲「トランペッターの祝日」も
                    ものすごい超高速での演奏で
                    あの素晴らしいトランペットの輝かしい音も
                    あの雑音の中では、あまり聴こえて来ない。
                    (それとも、私、耳が遠くなってる???)

                    フライデー公演の後に出てくる
                    ウィーン交響楽団のメンバーも
                    もうちょっと、クラシックから離れて
                    ポピュラーな曲を演奏しましょうよ(涙)

                    さて、今までは明日のコンサートのプログラムは
                    フライデーと同じプログラム小冊子だったので
                    買わずに済んだのだが
                    明日のコンサート、またプログラムを買わねばならないのか。

                    次のフライデー・コンサートは11月23日だが
                    うふふふふ、この時期はワタクシは
                    現代音楽にどっぷり浸かるウィーン・モデルンのコンサートがある。
                    (しかも、この日はアルディッティの2発連続コンサート!!!)

                    面白い事に
                    この間はボストンとネルソンス、南西ドイツとクルレンツィスが
                    続けてマーラーの交響曲3番を演奏したが
                    今回のマーラーの交響曲2番も、11月26日・27日に
                    楽友協会でチェコ・フィルがビシュコフと演奏する。

                    重なる時には重なるという不思議な現象に
                    いつも、ちょっとビックリしてしまう私に
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                    お歌のレッスンだけじゃなくて
                    ピアノも相変わらずボツボツやっているのだが
                    この間、ピアノの先生に
                    「貴女みたいに嬉しそうに弾く人初めて」と言われた。
                    そう言えば、歌の伴奏の人からも
                    「楽しそうに歌ってますね」って言われたけれど
                    褒めるところがないと、そう言うしか方法がないんだなぁ、と
                    改めて思ったワタクシです。
                    (人に聴かせる気は、ま〜〜〜ったくないのでご安心下さい)


                    ウィーン交響楽団 + グスターボ・ヒメノ

                    0
                      Wiener Konzerthaus Großer Saal 2018年6月18日 19時30分〜21時50分

                      Wiener Symphoniker
                      指揮 Gustavo Gimeno
                      パーカッション Martin Grubinger

                      Charles Ives (1874-1954)
                       The Unanswered Question (Two Contenplanations Nr. 1) (ca. 1908/1930-1935)

                      John Corigliano (*1938)
                       Conjurer. Konzert für Schlagzeug und Streichorchester (2007)

                      Peter Ilijitsch Tschaikowsky (1840-1893)
                       Symphonie Nr. 6 h-moll op. 74 „Pathétique“ (1893)

                      今シーズンの実質的には最後のコンサートは
                      ウィーン交響楽団のチクルス。

                      2012年までアムステルダム・ロイヤル・コンセルトヘボー管弦楽団で
                      ソロ・パーカッショニストだったグスターボ・ヒメノの指揮で
                      天才パーカッショニストのマルティン・グルービンガー登場。

                      貧民席に入るところで
                      スタンド・バイしているトランペッターを見て
                      あれ?今日って何かそんなプログラムだったっけ?と思ったら
                      アイヴスの「答えのない質問」だった。

                      これ、チャールス・アイヴスの作品の中では
                      私の知る限り、唯一、比較的頻繁に演奏される曲なのだが
                      私の好きなセントラル・パーク・イン・ダークとか
                      まだライブで聴いた事がない。
                      え〜い、いつもマンネリの曲だけじゃなくて
                      ホリディ・シンフォニーとか交響曲も演奏せんかい!(文句たれ)

                      この「答えのない質問」だが
                      何回もライブで聴いていると
                      その度に妄想が色々な方向に飛んで行く。

                      本日は、ナヨナヨと優しいトランペットが
                      丁寧に礼儀正しくお声掛けをしているのに
                      プリミティブでワイルドな木管アンサンブルが
                      俺たち、そんな事、知らんもんね〜、と失礼な態度で答えるという妄想が・・・

                      小品の後はパーカッション・ソロの入る
                      ジョン・コリリアーノの Conjurer = 魔法使い、というような意味らしい。

                      さすが映画音楽でも有名な作曲家で
                      パーカッションとオーケストラの絡み具合が面白く
                      両方とも聴かせどころたっぷり。

                      最初はリズミカルに
                      途中で緩徐楽章になって
                      コスミックな美しいメロディとパーカッションの鐘が美しい。
                      (ちょっと単調だったかもしれないが
                       響きの美しさは特筆モノだった。コンツェルトハウスの音響が活きた)

                      最終楽章(3楽章だが全部アタッカである)の始めの部分
                      グルービンガーが太鼓をすごい勢いで叩いて
                      低音をガンガン出しているところに
                      バイオリンがトゥッティで入ってくるんだけど

                      これ、低周波によるマスキングで
                      バイオリン、ま〜ったく聴こえませんが(笑)
                      (まさか、そんな事でウンチク垂れるようになるとは・・・)

                      曲の構成としても、メロディも
                      パーカッションの使い方やオーケストラの使い方など
                      非常によく出来た曲で、聴いていて、すごく楽しい。

                      舞台が見えていたら、もっと楽しかったのだろうが
                      貧民席からは見えないので、まぁ、文句は言わない。

                      アンコールが Evelyn Glennie の Choral という曲。
                      (グルービンガーが何かアナウンスしたが
                       貧民席なので聴こえなかった ^^; ただ、SMSでお知らせが入ってくる)

                      すごいピアニッシモの重なる音から出てくる音響は
                      これ、もしかしたら差音を利用してない?
                      (たまたま今日の演習のテーマが・・・ 💦)

                      いやしかし、ものすごく楽しかったわ。

                      後半はチャイコフスキーの「悲愴」である。
                      つい先日、楽友協会のウィーン・フィルの定期で
                      ヤンソンスが指揮台に立った時に
                      第3楽章後で派手なブラボー・コールに拍手が出てしまった曲である。

                      しかも本日のコンサートは半分ジュネスの主催で
                      若い人たちがたくさん来ている。
                      私の前にも、何人か若い人たちが座って
                      前半から、ずっとコンサートの最中に小声でおしゃべりしている。

                      これは第3楽章後の拍手は避けられないだろうなぁ、と覚悟。

                      第1楽章だが
                      うわあああ、やっぱりコンツェルトハウスの音響って
                      楽友協会に比べると格段にデッドで
                      その分、巧く演奏すればパートごとの透明感が出る・・・はずなのだが

                      途中で指揮者がオーケストラを煽って
                      タクトが寸詰まりになってしまって崩れそうになった部分もあり
                      透明感というよりはバタバタしている感じや
                      やけっぱちで粗い演奏をしているような印象が強い。

                      ウィーン・フィル@楽友協会にヤンソンスと比べる方が
                      間違っているような気もするが(すみません)

                      指揮者の恣意的なテンポ・アップにオーケストラが翻弄されてる。

                      第2楽章のワルツっぽい部分は
                      オーケストラが勝手にウィーン風味を加えているような感じ。

                      さて、気になる拍手のフライングだが

                      何と第1楽章の後で数十人が拍手・・・したとたんに
                      周囲からシッと注意を受けて
                      なのに第2楽章の後でも数人が拍手。

                      でも、その辺りで、こういう曲は途中で拍手をしないのか
                      と言う事が浸透したようで
                      第3楽章の後は1人だけ、一回打ち鳴らして終わり。
                      (その最後の1人は、なかなか根性がある、と感心した)

                      派手な第3楽章はオーケストラの腕の見せ所で
                      そりゃ、ウィーン交響楽団、ヘタクソじゃないと思うんだけど
                      指揮者の方針か、何だか音がバラバラに聴こえて来て
                      いや、それはそれで、キレキレの演奏とも言えるけれど
                      どうもメロディっぽい繋がりがブツブツ切れてしまう。
                      (弦が最初から最後までスタッカート気味だったのだが
                       あれって、そういう曲だったっけ?)

                      ヒメノは第3楽章の後の拍手はキライなタイプの指揮者なのか
                      第3楽章の最後の音が終わった後
                      弦にボウを刎ねあげる事はさせず
                      非常に巧いタイミングで、即、最終楽章に飛び込んだ。

                      最終楽章、好きなんですけどね。
                      ただ、コンツェルトハウスのデッドな音響だと
                      ウィーン交響楽団の弦の響きは、ちょっと鋭すぎる。
                      好みの問題なので、こればかりは・・・

                      前半のグルービンガーがあまりに凄かったのもあるし
                      ついこの間、同じ曲の背筋ゾクゾクの悪魔バージョンを
                      残響たっぷりの楽友協会で聴いちゃった、という偶然もあったので
                      ウィーン交響楽団には、ちょっとお気の毒ではあったわ。

                      コンサート後、帰宅したとたんに
                      先週金曜日の試験結果が出て
                      ボーナス・ポイント稼ぎまくって合格してウヒウヒなのに

                      考えてみれば、再来週、1週間で6つ試験がある、という
                      恐ろしい事実に気がついてマッサオになっている私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                      システム音楽学の先生は
                      僕は学生時代には一つだけ2があって
                      あとはすべて1だった(1はベストの点数)と言っていたけれど
                      私は、そんなに頭が良くないので
                      最低点でも合格する事を目指す (^^)v

                      calendar
                          123
                      45678910
                      11121314151617
                      18192021222324
                      252627282930 
                      << November 2018 >>
                      PR
                      ★コンタクト・メイル★
                      メイルはこちらへ
                      ブログランキングに1クリックお願いします
                      selected entries
                      categories
                      archives
                      recent comment
                      recommend
                      links
                      profile
                      search this site.
                      others
                      mobile
                      qrcode
                      powered
                      無料ブログ作成サービス JUGEM