ウィーン交響楽団 + ラハフ・シャニ

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    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2018年2月19日 19時30分〜21時30分

    Wiener Symphoniker
    指揮 Lahav Shani
    ピアノ Daniil Trifonov

    Robert Schumann (1810-1856)
     Konzert für Klavier und Orchester a-moll, op. 54 (1841-45)
     (Kadenz : Robert Schumann)

    Sergej Prokofjew (1891-1953)
     Symphonie Nr. 5 B-Dur op. 100 (1944)

    アンコール
    Sergej Prokofjew : Sonate Nr. 8 B-Dur op. 84 (2. Satz : Andante sognando)

    ウィーン交響楽団のコンツェルトハウスのチクルス。
    何故か舞台後ろのオルガン・バルコンまで満杯。

    ダニール・トリフォノフがお目当かしら?

    プログラム事前にチェックしてなくて
    会場で見たら、シューマンのピアノ協奏曲と
    プロコフィエフの交響曲5番というので小躍りしてしまった。

    同じプログラムのコンサートが
    先日、日曜日の11時からあったらしい。
    ちっ、クソ退屈なアイヴス(すみません)より
    こちらのコンサートに行くんだった(後悔先に立たず・・・)

    トリフォノフは、あんなにキュートな顔立ち(=童顔)で
    まだ26歳の若さなのに
    最近、ヒゲを生やしたのが、ワタクシ的には気に喰わないのだが
    別にピアニストが可愛いかどうかなんて関係ないし(ほんと?)

    最近のピアニストは技術的には完璧だし
    私のゼロに近い音楽性では、どのピアニストが良いかなんて
    とても判断できない。

    シューマンのピアノ協奏曲、ステキでした。
    ペダル使い過ぎかなぁ、と思う箇所もあったけれど
    大ホールでオーケストラと対抗するには
    あの位、ペダルを多用して音を大きくするしか
    方法がないのかもしれない。

    ゴキゲンなシューマンの後
    アンコールは何を弾くか・・・

    ピアニストの(ワタクシ的)良し悪しの判断は
    だいたい、ここの選曲で(勝手に)決まる。

    あら?
    ポリフォニーたっぷりのキュートな曲。
    音も澄んでいて美しいし、なんかものすごくカワイイ。
    もしかしたら、プロコフィエフか?と思ったら

    幕間にしっかりコンツェルトハウスからのショートメッセージが入り
    やっぱりプロコフィエフだった (^^)v

    後半に繋ぐという意味ではベストの選択。
    よ〜し、こいつはセンスが良い(おお、偉そう)

    プログラムを見て狂喜した後半
    プロコフィエフの交響曲5番。

    まぁ、先祖返りとか、この時代でモロにトナールかよ、とか
    色々と言う人はいるんだけど
    好きな交響曲ベスト5とか挙げたら
    絶対にその中には入る。
    (ご存知、私の一番好きなのは、マーラーの交響曲7番)

    でもこの曲、滅多に演奏されないんだよね(涙)
    たまにウィーン交響楽団が、こうやって演奏してくれる。
    ああああ、ウィーン交響楽団さま、ありがとうございます。

    プロコフィエフがソビエト連邦に戻ってからの曲で
    確かに非常に伝統的に
    民謡の要素もたっぷり入れながら
    メロディをこれでもか、という程に歌わせて
    しかも、ノリノリの調子の良さで
    プロパガンダ万歳、みたいな曲なんだけど

    いや、きっとプロコフィエフ
    共産主義のプロパガンダとか、何も考えてませんから、この人(笑)

    舞台一杯に広がる大規模オーケストラ。

    指揮者のシャニは・・・
    この指揮者、今まで前に譜面があるのを見た事がないけれど
    何でも暗譜で振る人なのか。
    若いってスゴイ。
    この若さで全部暗譜してしまえば
    ものすごいレパートリーの持ち主になるだろう。

    指揮姿はこの間の楽友協会と同じく
    激しく目一杯に力一杯、時々力任せのダンスなのだが
    その分、オーケストラの大音響もかなりのもの。

    あ〜、ホント、こういう曲って
    楽友協会じゃ演奏できないのよ(うるさ過ぎる)
    コンツェルトハウスの大ホールという
    この規模のオーケストラの音響にびくともしないホールがあって良かった。

    目一杯の音量で、ものすごく鳴らせても
    ホールはびくともしないし
    大音量のプロコフィエフが映えるの何のって

    ううう、悶えまくり。
    いや、もう、カッコいい。

    不協和音のトゥッティもでっかい音でバリバリ鳴らすし
    メロディを歌わせる部分はイヤミなく、たっぷり歌わせてるし
    まぁ、第2楽章の始めのクラリネットのソロが
    途中で半拍遅れたのには仰天したが(ちょっとズレました)
    その後のクラリネットの首席のソロは見事だったし

    金管カッコいいし
    木管カッコいいし
    ビオラのアンサンブル・ソロがむちゃくちゃ美しい音色で
    席の椅子の上でついつい悶えてしまった。

    最終楽章のテンポは、ものすごい高速だったのだが
    オーケストラのメンバー、しっかりついて行ってるし
    やっぱり演奏した事のある曲って強いのかなぁ。

    美しいメロディが、ものすごくたくさん入っていて
    それが、ほとんどバロックと見紛う手法で展開されて行って
    同じメロディの変奏の繰り返しも多いので
    初めて聴いても耳に残る印象的な曲だと思うんだけど

    ・・・周囲の聴衆(の一部)が退屈しているのが
    ちょっとワタクシ的には辛い。
    となりのおじさん(会員じゃないし見かけないから一見さん)
    演奏途中にプログラムを音を立てて捲るの止めて(涙)
    (ただ、曲目解説が非常にアッサリしていて
     2ページしかなかったので、おじさん、すぐ読んじゃってまた閉じた。
     数分後に腕時計みてため息ついて、またプログラムを捲り出すので
     ちょっとかわいそうだった。途中で退場しても構わなかったのに・・・)

    ピアニストの卵か
    親に連れられて来ていた子供たちも
    途中で退屈して親に話しかけようとしてたしなめられてたし。

    どんなに名曲でも
    演奏回数が少ないと、こんなに冷遇されるんだわ(涙)
    チャイコフスキーとえらい違いじゃないか。
    (って、何を対抗意識を燃やしているのだか、自分でも謎だ)

    メロディアスで曲の構成も古典的でしっかりしていて
    プロコフィエフらしい不協和音の使い方がチャーミングで
    民衆を鼓舞するような勇壮なメロディがテンコ盛り。
    (だから、この曲を聴くと、私はものすごくハイな気分になる)
    オーケストレーションによる音の色の多彩さにも目を剥くし
    ものすごくわかり易い(同じメロディが繰り返し出てくる)

    好きなのは第1楽章の途中のメロディ(曲想が変わるところ)で
    これ聴くと、遥かな海原を、伝書鳩が飛んでいく脳内妄想が爆発するし
    (あ〜、このブログ、あまり若い読者がいないので
     読者の皆さま、伝書鳩っていう存在は・・・ご存知ですよね?)
    第2楽章の弦だけのあの悲しさを秘めた透明なメロディを聴くと
    心の奥底から、ぐぐぐぐぐぐ〜〜〜っと何とも言えない感情が出てくるし
    いや、これ言い出したらキリがないので止めておこう(汗)

    まぁ、その位まで大好きな曲で
    滅多にライブで聴けない曲を
    大ホールの大音響で聴けて
    まだ、脳内でメロディが暴れまくっていて
    ハイな気分の私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    誰かの曲目解説の時に聞いたけれど
    プロコフィエフという作曲家は
    政治云々、ま〜ったく興味がなくて
    自分の好きな音楽を書いていれば、それで良かったという
    もしかしたら、私が大好きな(個人的には付き合いたくない)変人タイプだったのかもしれない。

    ウィーン交響楽団 + ラハフ・シャニ 2回目

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      Musikverein Großer Saal 2018年2月15日 19時30分〜21時50分

      Wiener Symphoniker
      指揮 Lahav Shani
      ピアノ Jasminka Stančul

      Ludwig van Beethoven (1770-1827)
       Ouvertüre zu „Coriolan“, op. 62
       Konzert für Klavier und Orchester Nr. 3 c-Moll, op. 37
      Sergej Prokofjew (1891-1953)
       Romeo und Julia
       Aus den Suiten der Ballettmusik op. 64
        Montagues und Capulets
        Das Mädchen Julia
        Szene
        Tanz
        Maskenspiel
        Romeo und Julia
        Tybalts Tod
        Tanz der Antillenmädchen
        Romeo am Grabe Julias

      しつこい私が
      同じプログラムのコンサートに行くのを
      至上の喜びとしているのは

      悲しいシロウト(しかも音楽性はゼロに近い)なので
      体調や心理状態や、座る席の音響の関係や
      時々はオーケストラの状態によって

      同じ曲の演奏をしても、微妙ないしは大いに印象が違ってくるから。

      昨日は力一杯の28歳指揮者の動く姿が視界に入ったので
      音楽の印象が視覚に引きずられたんじゃないだろうか、と
      本日は視覚完全シャットアウト。
      (寝落ちではないハズだ、多少白昼夢的な状態にはなったけど)

      コリオラン序曲は昨日より締まった感じ。
      確かにリキの入った演奏だが
      トゥッティはかなり美しくまとまって聴こえて来たし
      ドラマチックで
      ちょっと土臭いけれど
      それもベートーベンらしいとも言える。

      ピアノ協奏曲3番の印象は昨日と同じ。
      超絶技巧を派手派手しくこれでもか、と強調せず
      あくまでもサラッと自然に弾くスタンチュールに好感。
      とことん透明に作られた2楽章のピアノ・ソロの美しさには悶絶。

      アンコールは昨日と同じシューベルト。
      有名な曲のはず(だって私がメロディに聞き覚えがある)で
      私の先生に歌って聴かせたら

      あ〜、それ、アンプロンプチュだから・・・

      幕間にスマホのインターネットでペトルッチを調べて
      見つけたぞ〜〜〜〜〜(笑)

      ・・・これ、弾いてみたい。無理だと思うけど挑戦したいわ。

      さて、後半のプロコフィエフ、ロメオとジュリア。
      確かに不協和音のバランスの取り方が
      他の指揮者とは一味違う。

      よって、多少耳慣れない音響になる部分があるのだが
      ただ、ドラマツルギーとしては
      実によく考えられた構成で
      ロメオとジュリアのストーリーの時系列になっているので
      バレエを知っていても違和感はない。

      最初の方の、例のたぶん一番有名な行進曲だが
      何でこんなにチューバとホルンばっかり
      スーパー・バスで聴こえてくるのか不思議だったんだけど

      考えてみればこの間のブルックナーも同じで
      あの席はチューバの真上ではないか。

      音楽は大仰だけど
      クランコ版のバレエを知っている方はご存知の通り
      あの行進曲は舞踏会でキャプレットとモンターギュが
      勢揃いで敵対心あらわに
      豪華衣装で登場する部分。

      場面はこの上なく豪華絢爛で美しいのだが
      バレエ的には、あまり見どころのないシーン。

      音楽的には正しいのだろうが
      あれだけ大音響で
      スーパーバスの特別大音響サービスまであると
      ちょっとゲッソリするのは、これは個人的好みの問題。

      そこに登場するジュリアのキュートなメロディは素敵。
      ちょっと線が細いけれど
      最初の場面だから、まだロメオを知らず
      女性として強くもなってないから良いの。

      オーケストラの技量の見せ所
      ティーボルトの死は
      ティーボルトの死後の埋葬行進曲の音量が
      目一杯で、ちょっと辟易した。
      オーケストラももちろん、聴衆まで難聴になりそう。

      死のシーンのあのドン・ドンというところより
      ずっと大きな音量で埋葬行進曲を大げさに演奏されると、ちょっとね。
      (いや、そりゃ、音楽的には聴かせどころではあるけれど)

      あそこはティーボルトのお母さんが走って来て
      動かぬ息子に縋り付いて大泣きする場面で
      男性ダンサーたちが担架を持って来て
      ティーボルトと嘆きのお母さんを一緒に運ぶシーン。
      大音量で攻めるより、もうちょっと繊細感が欲しかった。
      (ええ、シロウトで独断・偏見なので
       勝手な事を言っているのは承知の上)

      この音楽を聴いていると
      脳内妄想でロメオやマーキューシオが走りまくり
      ティーボルトとロメオの決闘やら
      初々しいジュリアの登場やバルコニーのラブシーン
      ジュリアの死を知って走るロメオ
      勝手に自殺したロメオの死体を前にして絶望するジュリアとか
      (クランコ版のバレエは、ちゃんとロメオの死後にジュリアが目覚める)

      聴覚よりも脳内妄想視覚の方が優先してしまうので
      その意味では、ストーリー時系列の音楽は非常に助かった。

      あ〜、今シーズン、ウィーン国立バレエには
      ロメオとジュリアの上演予定はないのだ(号泣)

      フォルクス・オーパーで上演した
      ロメオとジュリアはベルリオーズだったし。

      来シーズン、クランコのロメオとジュリア、上演しないかなぁ
      ダヴィデとナターシャとか
      ヤコブとニーナとか
      キュートな若手でロメオとジュリアを観たい!!!!と
      煩悩に悶える私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。


      ウィーン交響楽団 + ラハフ・シャニ 1回目

      0
        Musikverein Großer Saal 2018年2月14日 19時30分〜21時50分

        Wiener Symphoniker
        指揮 Lahav Shani
        ピアノ Jasminka Stančul

        Ludwig van Beethoven (1770-1827)
         Ouvertüre zu „Coriolan“, op. 62
         Konzert für Klavier und Orchester Nr. 3 c-Moll, op. 37
        Sergej Prokofjew (1891-1953)
         Romeo und Julia
         Aus den Suiten der Ballettmusik op. 64
           Montagues und Capulets
           Das Mädchen Julia
           Szene
           Tanz
           Maskenspiel
           Romeo und Julia
           Tybalts Tod
           Tanz der Antillenmädchen
           Romeo am Grabe Julias

        お久し振りの楽友協会、というワケではないけれど
        お久し振りのオーケストラ・コンサートで
        いつもの貧民席バンザイ(笑)

        ウィーン交響楽団はベートーベンが続いている感じだが
        今回は第一客演指揮者のラハフ・シャニ。
        1989年生まれ、まだ28歳だが
        ピアニストとして早いデビューを飾り
        指揮者コンクールで入賞して
        コントラバスまで演奏しちゃうという多才な人らしい。

        さて、プログラムを見たら
        最初のページのプログラムがこれ。
        (画像が横向きなのはお許し下さい。
         縦にしようとすると有料会員にならなきゃいけないの・・・)
        クリックで大きくなります。



        ありゃ、ウエブのコンサート情報では
        最初はベートーベンの「コリオラン序曲」という記載があったのに
        急に変更になって「エグモント序曲」になったのかしら。
        (ワタクシ的にはエグモントの方が好き)

        しかしプログラムの本文には



        クリックで大きくなります。
        (しつこいようだが、画像が横向きなのはお許し下さい。
         縦にしようとすると有料会員にならなきゃいけないの・・・)

        あ〜、やっぱりコリオランだった、ちっ。
        演奏されたのもコリオランだった。

        だがしかし
        私の耳がおかしいんだろうけれど
        なんか、何これベートーベンというか

        シャニは暗譜で、ものすごく力の入った棒なんだけど
        あまりに力が入り過ぎていて
        ああ、はいはい、勇壮にやりたいのは、何となくわかるけど

        ウィーンのオーケストラって
        ドイツのオーケストラみたいなマスキュリンな音は出ないし
        オーケストラ、頑張っているけれど
        なんかちょっと、シラケドリが飛んでるような・・・
        (舞台見えないのでメンバーがどんな顔していたのかは不明。
         あくまでも脳内妄想です)

        コリオランは確かに悲劇的で男性的な曲なんだろうけれど
        ジョルダンのとてつもなく洗練されたベートーベンの交響曲チクルスの後に
        力が空回りしているような演奏を聴くと、かなりの違和感。
        (註 本当に脳内妄想です)

        ベートーベンのピアノ協奏曲3番。
        ピアニストのジャスミンカ・スタンチュールって
        このピアニストこそ、女性だけど
        すごく筋肉質でマッチョな演奏する人だったイメージがあるのだが

        う〜ん・・・・(ーー;)

        いつものファツィオーリF278の音は澄んでいて
        ダイナミックさも充分にあるのだけれど
        この人のピアノって、こんなに「優しかった」っけ?

        マッチョなガリガリの演奏を期待していたら
        徹底的にウィーン風味のオーケストラに溶け込んでいる。

        ピアノだけが、ガリガリと空間に浮くのではなく
        多彩な音色がオーケストラと溶け合って
        フワッとホールに響いていく感じ。

        だから第2楽章の美しさには息を飲む。
        何だか歳のせいか
        最近、ベートーベンでも緩徐楽章の美しさに
        胸が熱くなる事が多いなぁ。
        若い頃は激しい第1楽章とか最終楽章が好きだったのに。

        スタンチュールは時々アンコールで
        超絶技巧曲をガリガリ演奏するのだが
        今回はシューベルトの小作品。

        今回は音の美しさに徹底して拘った、という感じか。
        スタンチュールの新しい面を見た(聴いた)ような気分。

        後半、プロコフィエフのロメオとジュリア。
        普通、コンサートで取り上げられるのは組曲で
        ティボルトの死で派手派手しく終わらせる事が多いが
        今回は第一・第二組曲から色々と持って来て組み合わせている。

        シャニは、これも暗譜で振っている。

        ただ・・・
        いや、あくまでもド・シロートの耳なので主観と好みだけで書いてるけど
        何だか音がバラバラに聴こえてくる。

        解像度が良いと言うワケでもなくて
        プロコフィエフが好んで使う不協和音が
        何の意味もなく、ただ不協和音として聴こえて来ちゃう。

        今まで聴いた感じでは
        あくまでも全体の音楽の中に
        香辛料みたいに不協和音が響いてくる筈なのに
        この演奏だと、耳障りな音ばかり強調されて来る。

        それに、最初から最後までハイテンションのドラマツルギーで
        いや、そりゃ、このバレエ、ハイテンションなバレエではあるけれど
        劇的にやろうとして空回りしているような印象。

        指揮者がやろうとしている音楽が
        私の好みに合わない、という事なんだろうか。
        でも、シャニがこの音楽を
        どのように聴衆に伝えたいのか、さっぱりわからないのだ。

        だから、何だかハイテンションのまま
        ダラダラ続く感じで
        ・・・すみません、ちょっと退屈(ごめんなさい)

        若くて才能ある指揮者の筈なんだけど
        どうも、よくわからん・・・

        同じコンサート、明日も行く予定なので
        2回目を聴いたら、少し印象が変わるんだろうか・・・

        まぁ、シロウトの耳だから
        明日になったら、おおおお、名演、とか言い出す可能性も
        あるかもしれない・・・・と
        自分でも定かでない私に
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        ウィーン交響楽団 + フィリップ・ジョルダン 2回目

        0
          日曜日のダブルヘッダー。
          時系列で読みたい方は、まずはこちらからどうぞ。
          下は夜のコンサートです。

          Musikverein Großer Saal 2018年1月28日 19時30分〜21時15分

          Wiener Symphoniker
          Singverein der Gesellschaft der Musikfreunde in Wien
          指揮 Philippe Jordan

          Giacinto Scelsi (1905-1988)
           „Knox-Om-Pax“ für Chor, Orchester und Orgel
          Anton Bruckner (1824-1896)
           Symphonie Nr. 9 d-Moll

          しつこいのは重々承知で(読者諸氏はよくご存知だろうし)
          昨日と同じプログラムのコンサートへ。

          シェルシがやっぱり圧倒的。
          今日も咳き込みはあったけれど
          昨日と比べたら比較的少なめだったし
          最初の部が終わってからの咳ゴホゴホとザワザワも
          かなりあったけれど
          まぁ、そこらへん、ジョルダンも昨日で慣れたようで
          ある程度ざわめきが収まったところで指揮棒を振り上げた。

          そうなんだよねぇ。
          日本と違って
          ウィーンでは、完全に聴衆が静かになる、という状態はあり得ないのだ。
          誰かが必ず咳しているし
          (しかも時々は発声付きだし、続いて鼻を派手に噛む音もしたりする)
          いったん、子供や孫の話を始めたら
          演奏開始時間になろうが、すぐに会話を止める事は不可能な国民性だし

          かと言って
          指揮者が本当に客席が静かになるのを待っていると
          ほら、ここ、舞台が見えない席がたくさんあるから
          舞台の見えない席に居る人たちが
          今度は「始まらないけれど、どうしたのかしら?」
          というお喋りを始めるのである。

          ウィーンは音楽の都というのは
          マーケティングの関係上作られたアイキャッチ・コピーで
          確かに普通のシーズン中はコンサートは多いけれど
          観客のマナーは・・・日本に比べたら格段に酷い。
          (来ている90%はマナーが良いけれど
           残りの10%に日本じゃ考えられないとんでもないのが居る)

          シェルシの揺蕩う c とか f とか
          無駄咳やお喋りのない状態で聴いてみたいものだ。

          今日なんか、私の隣の女性が
          演奏中に指揮者を見ようと席を立ったもんだから
          (見えませんってば)
          椅子が跳ね上がって、ホール中に響き渡るガッターンという音。
          これ、時々演奏中に聞こえるんですよ。
          もう勘弁してくれ。

          シェルシの音色は
          色合いだけではなく、音量にもかなり変化があるし
          リズム・・・とは言い難いけれど
          金管の c に乗ってくるフラジオレットの
          テルツやクインテのバイオリンが刻むリズムもある。

          音響空間的な体験と見るなら
          ともかく圧倒される。
          日々の煩わしい問題とか、形而下的な悩みとか
          ぶっ飛ばすようなエネルギーがある。

          あ〜、幸せ ♡
          まぁ、こういう事で幸せになっちゃうのも問題かもしれないけど(笑)

          ブルックナーの交響曲9番。
          音がでかい。
          ジョルダンは容赦なくオーケストラを鳴らせる。
          けれど、さすがにウィーンのオーケストラで
          楽友協会のホールで
          うるさい、止めろ、と叫びたくなる一歩手前で留まっているのはお見事。

          午後のトーンキュンストラーとは曲が違うから比べられないけれど
          ウィーン交響楽団の音って
          トーンキュンストラーと比べると
          もっと鋭角的でモダンで力強い。

          金管が少しお疲れ様かな、という印象はあったけれど
          緊張感溢れた力強いブルックナーだった。

          ・・・すみません
          やっぱりブルックナーの交響曲9番って
          かなりの頻度で演奏される曲で
          しかもウィーンのオーケストラって
          どこもブルックナーを演奏する時は
          メンバーがむちゃ張り切って
          名演が多いので
          ちょっとこちらも耳が鈍感になってるかも。

          シェルシの曲もある意味非常に宗教的な曲で
          ブルックナーの交響曲は
          演奏している方も
          指揮者も、だんだん神がかって行くから(笑)

          誠にありがたいコンサートでした(爆笑)
          この神さまの力で
          来週からのテスト、何とか(最低点で構わないので)
          合格レベルにならんかなぁ、と
          勝手な事を考えている私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。


          ウィーン交響楽団 + フィリップ・ジョルダン 1回目

          0
            Musikverein Großer Saal 2018年1月27日 19時30分〜21時15分

            Wiener Symphoniker
            Singverein der Gesellschaft der Musikfreunde in Wien
            指揮 Philippe Jordan

            Giacinto Scelsi (1905-1988)
             „Knox-Om-Pax“ für Chor, Orchester und Orgel
            Anton Bruckner (1824-1896)
             Symphonie Nr. 9 d-Moll

            大学の試験の後
            バレエのペールギュントのセカンド・キャストに行くか
            楽友協会のウィーン交響楽団のブルックナーに行くか
            散々迷っていたのだが
            この間の8番を聴いちゃったので
            バレエ関係者には申し訳ないけれど
            チケットは友人に譲って(だから無駄にはしてません(笑))
            私は楽友協会へ。

            ブルックナーの交響曲9番というよりは
            実はジャチント・シェルシの曲が聴きたくて・・・

            だってシェルシの曲って
            滅多にライブでは演奏されないし
            私の大好きなスペクトル楽派の先駆けでもあるし
            (ジェラール・グリゼーとトリスタン・ミュライユが影響を受けている)
            1つの音から、ゼクンドや微妙なマイクロトナールを発展させて
            本当に不思議な音響を書く作曲家なのだ。

            今回の Knox-Om-Pax は、3部目で合唱が入る。
            最初の部分は、ずっと c の音が鳴っていて
            それに微かに倍音が3度や5度で重なってきて
            その後、c に des や h のマイクロトナールが重なっていって
            音響オタクとしては
            c 音からの絶妙な逸脱にゾクゾクしっぱなし。

            ・・・なのに、会場からの咳ばらいがこんなに多いなんて(涙)

            Knox 部分が終わった後
            客席は咳とお喋りが全く途切れず
            指揮者のジョルダンも困ってしまい
            ちょっと後ろを向く、というハプニングまであった。

            こういう曲、ウィーンの保守的聴衆(と観光客)にウケが悪いのは
            周知の事実なのだが
            (以前のコンツェルトハウスでルイージがシェルシを演奏した時も
             私の周囲で「何だこりゃ」「騙された」とか囁き声が多くて(涙))
            でも、プログラムにシェルシって、ちゃんと書いてあるよね?

            日本人と違って、こちらの方は予習とかしないらしい。

            爆発的な短い Om の後に
            コーラス付きの Pax は
            コーラスはやはりずっと c を歌っていて
            オーケストラの方でマイクロトナールになる。

            コーラスでマイクロトナールするかと思ったのに。
            (リゲティはコーラスで使っている)

            マイクロトナール大好きなんだけど
            あの音程はピアノじゃ出せないからなぁ。
            弦楽器は問題ないと思うけれど
            管楽器(金管)でも、4分の1音とか出るんですね。

            もともと平均律なんて
            人工的に作ったものなんだから
            金管楽器は本来は平均律じゃないし。

            いやもう、何て素晴らしい曲。
            音色の饗宴、1つの音がどんどん幅を広げていって
            その音の色が、あれよあれよという間に
            複雑に変化して行って
            ホールの空間に飛び散って
            凄まじい空間の広がりを感じる。

            あ〜、だからこういう曲って
            CD とヘッドフォンでチマチマ聴いても良さはわからないのだ。

            明日の夜、また同じ作品を聴けると思うと
            実は今から嬉しい・・・
            (同じように咳こみ多くて
             第1部の後に、また客席がザワザワするんだろうなぁ・・・)

            リゲティのロンターノとは違って
            コーラスが引っ込む時間もあるので
            シェルシの後は休憩が入り、その後、ブルックナーの交響曲9番。

            第一楽章で管楽器がかなり突っ走って前のめりで
            時々、ズレそうでドキドキしたけれど

            ブルックナーの時は客席は非常に静か。
            ウィーンの人って、ブルックナー好きだよね・・・

            ただ、9番というのは演奏される機会も多いので
            こちらも聴き慣れすぎていて

            素晴らしい演奏だったんだけど
            シェルシの印象が強すぎて
            オーケストラの皆さま、ごめんなさい(お辞儀)

            明日の夜も同じプログラムで行く予定なので
            今度は、もう少し集中して
            ブルックナー9番を聴こうと
            固く決心した私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。



            来週、月曜日・火曜日・木曜日に試験なんだけど
            あ〜、まだ火曜日の試験のまとめも暗記もしてない 😰
            ともかく、早く取れる単位だけは取ってしまいたいので
            最低点でも合格を目指さねば・・・(大汗)
            (それでもコンサートには行く、という根性が悪い・・・って
             よ〜くわかってますが、人間、現実逃避というのも(以下省略))

            ウィーン交響楽団 + フィリップ・ジョルダン 2回目

            0
              Musikverein Großer Saal 2018年1月25日 19時30分〜21時15分

              Wiener Symphoniker
              指揮 Philippe Jordan

              György Ligeti (1923-2006)
               „Lontano“ für großes Orchester
              Anton Bruckner (1824-1896)
               Symphonie Nr. 8 c-Moll. Zweite Fassung (1890)

              昨日、爆弾で金管咆哮と書いた
              同じオーケストラの同じプログラムだが

              え〜い、昨日の金管強調爆弾咆哮の理由がわかった!!!

              舞台見えない席だったけれど
              (超貧民席でも楽友協会のチケットは安くない!)
              今日、反対側から見たら
              昨日の席って
              もろに9本のホルン(うち数本はワーグナー・チューバ持ち替え)と
              トロンボーンとチューバの真上だったんだわ!!!!

              そりゃ、ホルンとチューバがむちゃくちゃ聴こえる筈だ・・・

              本日は反対側の席を買ったので
              トランペットには近いけれど
              ホルン+ワーグナー・チューバとチューバは向こうの方。

              舞台の上に席が作ってあって
              それが、モロにホルンの後ろだったのには仰け反ったが。
              あの席に座っていたら、ホルン以外、何も聴こえないだろう(経験あり)

              さて、本日のロンターノ。
              あ〜、この曲、ものすごく繊細な音の雲なので
              小規模オーケストラみたいに聴こえるけれど
              実は大オーケストラのための作品だったのね(って何を今さら)

              音量は大オーケストラにふさわしからず
              ものすごく繊細なピアニッシモが多いんだけど
              それだけに、その音色の多彩な変化って
              音響オタクとしては
              最初から最後までゾクゾクしっぱなし。

              何回聴いても悶えます。
              こういう多彩なパステルから原色までの色彩と
              絶え間なく変わる手触りの曲って
              CD録音だと、音が潰れて平坦になるので
              (少なくとも私の出来損ないの耳には立体感が聴こえない)
              やっぱりライブで聴くのがベスト。

              ジョルダンは最後の音が消えてからも
              残響を愛しむように
              ほんの少しの手の動きで拍子を数えていて
              そのままブルックナーの交響曲8番に突入。

              昨日の席で聴いたような
              爆発の金管咆哮バンザイには聴こえず

              ちょっとホルン+ワーグナー・チューバから席が離れるだけで
              こんなに曲の印象が違うものなのか。
              (って、それは私の感受性がないから)

              フォルテとピアノの音の幅は大きいし
              ゲネラル・パウゼもたっぷり目に取って

              でも、演奏にイヤミはない。

              スタイリッシュとは言わないし
              かなり重みのあるずっしりした音を出してはいたのだが
              泥臭さが一切ない。
              この間の7番の、あの、この上もない美しさに
              重厚さと力強さが加わった感じ。

              しかも、ちょっと離れた席で聴くと
              あああああ
              ウィーン交響楽団のホルン軍団って
              (ワーグナー・チューバ含めて9人いたから野球チームか)
              何て巧いんだ・・・・(悶絶)

              オーボエやクラリネット、フルートやファゴットも
              名人揃いで、絶対の安定の安心感だけど

              今回のホルン軍団のアンサンブルのあまりの美しさには
              第3楽章の最後の、あのホルンのフレーズで
              天国に飛びました。

              この上なく柔らかく、神々しいまでに温かく
              あ〜、もう、神さま、居てくれてありがとう
              ・・・私の場合は神道だから多神教なのだが(笑)
              この世のものでない美しさというか

              あ〜、やっぱりブルックナーってスゴイ。

              ウィーンに居て何が幸せかって
              ブルックナーの名演を聴ける事だな、と
              しみじみ思ってしまった。

              実は今週土曜日
              ペール・ギュントのセカンド・キャストに行くか
              ウィーン交響楽団のブルックナー・シリーズの9番に行くか
              ものすごく迷っていたのだが

              デニスとニナ(ポラコヴァ)には申し訳ないのだが
              この8番聴いちゃったら
              やっぱりウィーン交響楽団に行かねば・・・
              (チケットは両方持っていた)

              バレエの皆さん、ごめんなさい 💦

              オーストリアのオーケストラって
              ブルックナーを演奏させたら
              無敵だなぁ、と時々思ってしまう私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。



              何でこんなに遅いアップ(時間は意図的に変えてあります)かと言うと
              今まで必死で大学の宿題やっていたからで(汗)
              今週末から来週は試験週間なのに
              ・・・ああああ、まだ何もやってない (・_・;

              ウィーン交響楽団 + フィリップ・ジョルダン 1回目

              0
                Musikverein Großer Saal 2018年1月24日 19時30分〜21時15分

                Wiener Symphoniker
                指揮 Philippe Jordan

                György Ligeti (1923-2006)
                 „Lontano“ für großes Orchester
                Anton Bruckner (1824-1896)
                 Symphonie Nr. 8 c-Moll. Zweite Fassung (1890)

                ついこの間
                とことん洗練されたベートーベンを演奏した
                同じオーケストラと同じ指揮者で

                こんな爆弾みたいなブルックナーを聴く事になろうとは
                誰が予想しただろうか。

                かの名指揮者、クリスティアン・ティーレマンも真っ青
                ・・・だと思うよ、これは。
                ティーレマンのブルックナーより数倍ドラマチックで
                ステレオ・スーパー・バスの
                金管楽器バンザイ
                ホルンにワーグナー・チューバ
                バス・チューバの低音が、あんなにバッチリ聴こえてくる演奏
                聴いた事がない。

                最初はジョルジュ・リゲティのロンターノ。
                私が大・大・大・大・大好きな曲で
                たぶん、有名なアトモスフェーアよりロンターノの方が好き。

                あの微妙に変わっていく音色の素晴らしさには
                背筋がゾクゾクして恍惚感に悶えるのだが
                数秒と間があかず
                聴衆のあちこちの人が咳をするのは何故だ!!!(怒)

                ブルックナーで金管が咆哮している時に咳されても
                ちゃんと耳はセレクション機能で咳は無視できるが
                ロンターノの、あの、とんでもなく絶妙な音の雲のところに
                ゴホゴホ、ゲホゲホ、ず〜っと音楽と一緒に聴かされていると
                楽友協会の残響たっぷりの素敵なホールの音響が恨めしくなる。

                ロンターノ演奏後、誰も拍手せず
                (舞台は見ていないが、ジョルダンが緊張を解かなかったのであろう)
                そのままブルックナーの交響曲8番に突入。

                快速・高速すっとばしのモダンでスタイリッシュなジョルダン
                というイメージが強かったので
                最初の重々しいテンポ設定に、まず目がテン。

                昨年12月13日と14日に聴いた
                この上なく美しいバランスの取れた
                ブルックナーの7番と、ぜ〜んぜん違うじゃないの!!!

                バランスが悪い、というのではなくて
                普段、我々が耳にしているブルックナーの8番の演奏と
                強調するところが少し違う。

                これが第2楽章になったら
                金管がもっとスゴくなって
                重い感じのどっしりしたテンポで
                あ〜、もう金管しか聴こえて来ませんわ。

                で、その金管が
                えらくカッコイイのである!!!!

                めちゃくちゃマッチョでダイナミックで
                舞台は全然見えない超貧民席だから
                誰が演奏しているかは全くわからないけれど

                舞台の上のオーケストラ・メンバー
                全員が難聴になりそうなカッコ良さ(すみません謎発言で)
                観客席で聴いている分には
                輝くような音色にうっとり陶酔していれば良いけれど。

                しかも、ゲネラル・パウゼがティーレマン顔負けに長い。
                舞台見えない状態で聴いていると
                あれ、ジョルダン、倒れたかしら?と思わせる箇所がある。

                エネルギーの爆発というか
                力任せ、とは言わないけれど
                (オーケストラはやけっぱちかもしれないが(笑)
                 それでも見事に演奏していた)
                なんだか爆弾の連続投下を受けたような気分。

                このブルックナー、そうだよ、まさに爆弾だわよ。

                ベートーベンの交響曲はウィーンのオーケストラは伝統がある、と
                この間ジョルダンがコンツェルトハウスのシリーズの時に言っていたが

                オーストリアの音楽家たちが
                俺たちの作曲家、と、絶対の自信を持っているのは
                たぶん、ブルックナーだろうと思う。

                日本でブルックナーを演奏すると
                男性用トイレが混む、という話は時々聞くが

                こちらはブルックナーだろうがモーツァルトだろうが
                ほとんどの人はチクルスで持っているので
                男女の比率は変わらない。

                で、ブルックナーの時は
                何故か聴衆は静かなのである。

                ブルックナーの交響曲って
                教会音楽に似たところがあって
                オーストリアのカトリック系の人たちの
                伝統的な陶酔感に通じるところがあるのかもしれない。

                そ〜いうものに、やっぱり陶酔してしまうのは
                私がオーストリア化しているからかしらん・・・と
                ちょっと不安な気持ちにもなっているワタクシに
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                (爆弾バナーって ↑ これしかなかった(笑))

                同じプログラム、明日のコンサートのチケットも持っているけれど
                明日が楽しみ。
                また最初から最後まで金管に悶えるかしら(笑)

                ウィーン交響楽団 + フィリップ・ジョルダン

                0
                  Wiener Konzerthaus Grosser Saal 2018年1月21日 11時〜13時05分

                  Wiener Symphoniker
                  指揮 Philippe Jordan

                  Ludwig van Beethoven (1770-1827)
                   Symphonie Nr. 8 F-Dur op. 93 (1811/12)
                   Symphonie Nr. 4 B-Dur op. 60 (1806)
                   Symphonie Nr. 5 c-moll op. 67 (1804-08)

                  10日以上、風邪が治らず
                  医者に行ったら、医者も風邪だし
                  保険診療と関係ないハーブのお茶とか勧められるし
                  (ヨーロッパの漢方薬です)
                  ハーブのお茶は既に3箱目なのだが
                  それでも風邪はしつこい(涙)

                  もっとも、やっと時々くっついていた鼓膜が剥がれて
                  先週数日間にわたって
                  世界が異様に静かだったのは、少し治っては来た。

                  風邪にはサウナだろう、と
                  日曜日の朝8時から、ご近所さんサウナに入ったものの
                  サウナの中で寝そうになる、というアブナイ状態で
                  (大丈夫、ご近所さん2人がちゃんと一緒に居るから)
                  フラフラになってコンツェルトハウスへ。

                  今回の席もギャラリーの貧民席が確保できず
                  (気がついたのが遅かった)
                  満杯になると出てくる舞台裏の席(意外に高い)
                  14日と同じ席なので、やはりホルンの後ろ(笑)

                  ウィーン交響楽団の日曜日マチネにもれなく付いてくる解説は
                  うわ〜、本日は解説なし \(^o^)/
                  そうか、このコンサート、日曜日マチネのチクルスじゃなくて
                  ベートーベン全曲チクルスだったのね。

                  金曜日と同じプログラムに8番が追加。
                  ピリオド奏法が流行している現代にしては
                  比較的大規模なオーケストラでモダン奏法。

                  プログラム記載のジョルダンのインタビュー曰く
                  8番は古典的とか言われているが
                  ベートーベンの指示したテンポで演奏したら
                  古典的とか言っていられない(意訳)

                  はい、読者の方々の予想通り。
                  ま〜、速いわ速いわ
                  日本の誇る新幹線、のぞみかこれは、という位
                  ひたすら疾走する。

                  他の席で聴いていた私の知り合いは
                  オーケストラが「重い」と言っていたから
                  ホール内の位置によって、聴こえる感じは違ったのだろうが

                  風邪で鼓膜が張り付いて聴こえ難くなっているからかもしれないけれど
                  オーケストラの後ろから聴くと
                  何ともスッキリした近代的な響き。

                  軽い、というのではないのだが
                  この間、ちょっと書いた通り
                  とことんスタイリッシュで垢抜けしていて
                  古典的な解釈から(大巨匠時代とか)
                  ピリオド奏法の極端な解釈も経て
                  その中で、最も中庸でバランスの取れたスタイルを取った、という印象。

                  で、時々、オーケストラ特有の
                  ちょっとウィーンっぽい、ほんの少しの「遊び」が加わって
                  (何が言いたいかは察して下さい)
                  これが、まぁ、また味になっているんだよねぇ。

                  金曜日に聴いた通り
                  ジョルダンの細かい部分での指示が非常に効いていて
                  オーケストラ大きいのに
                  小粒でピリリとした、締まった感じの
                  でも絶対に筋肉質にならない演奏。
                  (ウィーンのオーケストラ、筋肉質には絶対になりません。
                   ドイツのオーケストラとか、時々、むっちゃマッチョになるけどさ(笑))

                  8番も4番も5番も
                  むちゃくちゃ楽しかった。

                  ジョルダンがきちんと方針を決めて
                  しっかりオーケストラを引っ張って
                  ある意味、古典+ピリオドの最高のミックス状態を目指した事が
                  よくわかる。
                  (ベートーベン演奏するとコンサートのチケットが売れるから
                   ・・・という理由が全くない、という訳ではないと思うけど(笑))

                  ウィーン交響楽団は、この時世に
                  自分の CD のレーベルを持っているので
                  そこから出ているベートーベンの交響曲の CD に
                  ジョルダンがコンサート後にサインします!というサービスもあったけれど

                  コンサートに、貧しい年金を注ぎ込み過ぎて
                  今は CD 買うだけの余裕もないので(笑)
                  失礼した私に(ファンの風上にも置けん (^^;)
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                  あ〜、手抜き記事ですみません・・・
                  まだこれから夜のプログラムが・・・(^^;

                  ウィーン交響楽団 + フィリップ・ジョルダン Friday@7

                  0
                    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2018年1月19日 19時30分〜21時

                    Friday@7
                    Wiener Symphoniker
                    指揮 Philippe Jordan

                    Ludwig van Beethoven (1770-1827)
                     Symphonie Nr. 4 B-Dur op. 60 (1806)
                     Symphonie Nr. 5 c-moll op. 67 (1804-08)

                    Konzertausklang
                    Vienna Symphony Jazz Project & Hyung-ki Joo

                    ウィーン交響楽団の Friday@7 というコンサートは
                    メイン・コンサートの一部を幕間なしで演奏し
                    その後、コンツェルトハウスのフォワイエに作った舞台で
                    聴衆は立ったまま、各自、ワインやスパークリング・ワイン等を片手に
                    歓談しながら楽しい音楽を聴きましょうというシリーズ。

                    意外に人気があって、貧民席は売り切れ。
                    ・・・何だか、私の生活水準は、どんどん高くなっている。
                    (たかだか超貧民席から準貧民席になっただけなのに
                     お財布は間違いなく痩せて来ている・・・ような気がする)

                    まぁ、それはともかく
                    日曜日午前11時からのメイン・コンサートでは
                    ベートーベンの交響曲、4番・8番・5番が演奏されるが
                    金曜日のプログラムは4番と5番のみで休憩時間はなし。
                    19時に始まって、20時には終わり。

                    プログラムは金曜日・日曜日共通で
                    ジョルダンが、また各交響曲についてのコメントをしている。
                    4番については
                    この曲、一般に言われている程、明るい曲ではなく
                    変ホ短調という、当時使われるのは珍しい、暗い色調を帯びた出だしで
                    この「暗い」部分は第4楽章にも、何回か現れる。
                    よって、明るい曲に見せかけていても
                    その見せかけに騙されてはいけない
                    ・・・んだそうだ。

                    ドラマチックで、かなり暗い色調を強調して
                    グッと遅いテンポで始まった4番は
                    ベートーベンのテンポ指示に従っているのだろうが
                    速めテンポで推進力がすごい。

                    というより、聴いていて
                    あっ、この音をこう取れば、推進力が出るんだわ
                    う〜ん・・・巧いなぁ、と
                    ジョルダンの、考え抜かれた技術に度肝を抜かれるところが多かった。

                    つづけての5番。
                    ベートーベンの交響曲5番なんて
                    さすがにヨーロッパでは「運命」とか言う
                    ワケわからん副題は付かないが
                    ポピュラーな曲なので、ナマで聴く機会も多い。
                    (まぁ、あまりに有名なので、意外にかえって避けられているかもしれないが)

                    うわっはっはっは
                    すみません
                    でも、ジョルダン、すごいわ。
                    前に同じ曲を同じオーケストラと指揮者で聴いた時も
                    同じような事を書いたかもしれないが

                    手垢のついた5番が
                    ものすごく新鮮に聴こえてくる。

                    サビとか贅肉とか、余計なものを全部擦り落として
                    ピカピカの状態でお聴き下さい、という感じだ。

                    ドラマチックだが、ドラマチックになりすぎない。
                    メロディの繋がりがクリアで流れがすべて自然。

                    だいたい、この曲の第1楽章のオーボエのソロが
                    私には長年、ずっと不思議だったのだが(あまりに唐突で)
                    今日の演奏を聴いて
                    あ〜っ、このソロって、数小節前からのメロディと繋がってるんだ
                    というのが、ジョルダンがその部分を
                    ほんの少しだけ強調してクリアに出してくれたので
                    すっと〜んと見えて、目からウロコが落ちたような爽快感。

                    普段だったら見逃して(聴き逃して)しまいそうな
                    細かい部分でのほんの少しの修正というか変更が
                    思いがけなく大きな効果を醸し出す。

                    リピートは全部やったので
                    ベートーベンらしいシツコさ満杯になって
                    それがまた、ちょっとニヤニヤしてしまう位に面白い。

                    聴き慣れた曲でも
                    解釈によって、こんなに変わるんだなぁ。

                    確かにその意味では
                    ベートーベンの交響曲というのは
                    オーケストラにとっても指揮者にとっても
                    あるいは、聴き手としての我々にとっても
                    何回コンサートがあっても飽きない名曲と言えるのだろう。

                    日曜日にもう一度、今度は8番を加えて聴けるのが楽しみ。

                    もちろん、知っている曲が新鮮で目からウロコで
                    という体験は、いつでもある訳ではないので(笑)
                    その意味で、ジョルダンとウィーン交響楽団のコンビネーションは
                    いつもワクワクさせてくれて
                    高い準貧民席でも満足 ❤ という私に
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                    コンサート後のフォワイエでのジャズのコンサート。
                    すごい人混みで
                    しかも、みんながあちこちでお喋りしたり
                    グラスで乾杯したり
                    私の後ろの人は携帯電話で「今、ロビーでコンサートなのよぉ」とか大声で話してるし
                    そういう雑音たっぷりの環境の中で
                    しかも、残ったのは、ジョーが出るから、という理由だったのだが
                    あまりにあまりに、お前ナニサマとか、まぁ、色々と・・・以下自粛

                    このコンサート後のザワザワが人気の理由らしいのだが
                    私にはわからない世界です f^_^;

                    ウィーン交響楽団 + フィリップ・ジョルダン 2回目

                    0
                      Wiener Konzerthaus Großer Saal 2018年1月15日 19時30分〜21時15分

                      Wiener Symphoniker
                      指揮 Philippe Jordan

                      Ludwig van Beethoven (1770-1827)
                       Symphonie Nr. 1 C-Dur op. 21 (1799-1800)
                       Symphonie Nr. 3 Es-Dur op. 55 „Eroica“ (1803)

                      コンツェルトハウスのウィーン交響楽団シリーズの一環で
                      シーズンで押さえてあるいつもの準貧民席。
                      アボと呼ばれる抱き合わせチケットを買った時に
                      完璧貧民席がなくて、ちょっと高めを押さえたまま現在に至る。

                      コンツェルトハウスの天井桟敷は実は後ろの方が音響は良いので
                      15列目(最後の列)が意外に良いのだが
                      (それに最後の列ならどうしても舞台が見たければ立ち上がるという方法もある)

                      引退して貧乏になったので
                      (とか言いつつ、身分不相応な暮らしをしている)
                      来シーズンから15列目への変更依頼を出してみようかしら。

                      前置きが長い時には、記事の内容は薄い(すみません)

                      昨日と違う方向からのコンサートで
                      舞台から離れている分
                      コンツェルトハウスのデッドな音響はどうだろう・・・と思ったが

                      こと、このベートーベンに関しては
                      そのデッドな音響をジョルダンが巧く使って
                      昨日と同じような
                      疾走感に溢れるスッキリした響きで

                      舞台を見ると弦が意外に多かったのに(対抗位置)
                      あれだけの弦で、しかもモダン奏法で
                      あのスッキリ感ってスゴイわ。

                      エロイカなんか、大人数の弦をガンガン鳴らして
                      大袈裟に演奏しようとすれば
                      前世紀の巨匠たちのような、堂々とした重い演奏も出来るのに

                      ジョルダンの音は、あくまでもスタイリッシュ。
                      ちょっと洗練され過ぎの感がない訳ではないが
                      (あ〜、ちょっとサロネン風味というか)
                      現代の曲解釈として
                      ピリオド奏法も出揃った時代に
                      ウィーンの響きを持つオーケストラで
                      モダンに楽しく、泥臭くなくベートーベンやろうとしたら
                      その意図は充分に理解できるし

                      それよりも何よりも
                      何だか聴いていて・・・楽しいんです。

                      だいたい私の子供時代には
                      三白眼で髪を振り乱して聴覚を失くしてから
                      苦難を通って歓喜へ、という
                      ドイツ精神バンザイみたいな曲を書いた
                      楽聖ベートーベンとか言われていて
                      畏怖の対象として
                      難しい顔をして、真面目に哲学的に聴かねばならない

                      ・・・というのが

                      1800年代終わりのドイツ国民主義の高揚のために
                      使われたキャンペーンだと言うことは
                      現在では周知の事実。

                      30歳のベートーベンが
                      万全を期して、しかも直球のハ長調で書いている・・・くせに
                      この最初のところ、ハ長調になる前に焦らして焦らして
                      いや〜ん、ベートーベンのイケズ、とか言いたくなっちゃうし

                      第一楽章の疾走感溢れるテンポって
                      もしかして・・・と思ってスコアを見てみたら
                      あっ、やっぱり二分音符=112とか書いてある(笑)

                      プログラムのジョルダンのインタビューに
                      ベートーベンのメトロノーム指示云々の話があったので
                      ついでに1番の全4楽章、メトロノームでチェックしてみたら
                      あらま、今回のジョルダンの演奏って
                      本当にベートーベンのメトロノームに従っている。

                      いやちょっとスコア見てメトロノーム聞いてたら
                      うわああ、ベートーベンの交響曲のテンポってむちゃ速いんだわ。

                      お疲れ様です(笑)

                      エロイカはジョルダンがインタビューで
                      第一楽章の終わりはギロチンだ、と言っていた(笑)
                      だから、第二楽章が埋葬行進曲になって
                      しかしながらプロメテウスが立ち上がって
                      最後の楽章でアポテオーゼに至るのだそうで

                      良いなぁ、指揮者って好きな事が言えて
                      (いや今、学問論文のテーゼの作り方とか言うので苦労してまして 💦)

                      埋葬行進曲も繊細な作りだが
                      スタイリッシュなので、音楽として楽しく聴けてしまって
                      やっぱり最後の変奏曲がエネルギッシュでチャーミング。

                      フルートのソロには聴き惚れてしまったし
                      ホルン軍団と昨日は書いたが、3本のホルン、むちゃウマ。
                      あの若いホルニスト、そのままウィーン交響楽団で捕まえておいてくれ。
                      (優秀なプレイヤーが入った、とウハウハしていると
                       ウィーン交響楽団からウィーン・フィルに行っちゃうケースが多くて(涙))

                      ベートーベン・チクルスの最後のコンサートは
                      1月21日の午前11時で、8番・4番・5番を一気に演奏。

                      その前の金曜日(Fridays@7 というコンサート)の
                      4番・5番も含めて
                      しっかり追いかけます、という私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                      大学の先生が病気で休講だったのだが
                      私の風邪も全然治らない。
                      ハーブティでお腹がガバガバなのに(涙)
                      休講でも、しっかり宿題はある(号泣)

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