ウィーン・フィル + ゲルギエフ

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    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2020年10月19日 19時30分〜21時30分

    Wiener Philharmoniker
    ピアノ Denis Matsuev
    指揮 Valery Gergiev

    Sergej Prokofjew (1891-1953)
     Klavierkonzert Nr. 2 g-moll op. 16 (1912-13/23)

    Peter Iljitsch Tschaikowsky (1840-1893)
     Symphonie Nr. 6 h-moll op. 74 „Pathétique“ (1893)

    午前中にメールが入って来て
    楽友協会で、20日・21日に公演予定だった
    ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック・オーケストラが
    ウィーン公演出発前にメンバーのPCR検査をしたら
    何人かが陽性で、公演をキャンセルとの連絡。

    ううう、恐れてはいたが
    突然、2日間もナイト・ライフが空いてしまった。

    国立オペラ座の新演出版「後宮からの脱走」は、高いチケットしかないし
    第一、モーツァルトのオペラに興味ないし
    フォルクス・オーパーの「魔笛」は、既に他の日のチケットを買ってあるし

    何とか、水曜日だけは救ったけれど
    (何に行くかは敢えてここには書きません(笑))
    明日の夜は、久し振りに自宅で・・・何する?
    (勉強しなさいっ!!!)

    さて、コンツェルトハウスのマイスター・ヴェルクのチクルス
    1回目のコンサート。
    隣の席は当然ながら空けてあるけれど
    周囲には、うはは、常連さんが多い。

    ウィーン・フィル+ゲルギエフなので
    土・日と同じプログラムだと思っていたら、違った。

    日本公演でも予定されている
    デニス・マツエフのピアノでの、プロコフィエフの協奏曲2番と
    チャイコフスキーの交響曲6番「悲愴」

    プロコフィエフのピアノ協奏曲2番。
    ワタシは派手な3番の方が好きなので
    ぶっ飛んでる2番は苦手なんだけど

    マツエフのピアノが・・・す・ご・い !!!!!
    あまりの強靭さと色彩で
    オーケストラが間抜けに聴こえる。

    あっ、すみません、ウィーン・フィルさまの悪口ではなくて
    これはプロコフィエフが悪い(か、マツエフが凄すぎる)

    第1楽章の、あの長いカデンツァの
    ホール一杯に響き渡る、強靭なピアノの奏でる
    ものすごく広い音響レンジの色彩に満ちた音色が

    オーケストラよりすごい(すみません)
    オーケストラ要らない(すみません)

    まるで、マツエフの超絶技巧のソロ・リサイタルのようだ。

    何故に、あんな強い音が出るの?
    ピアノの調律で何かやってる・・・わけがないし
    ピアノにマイクが付いているわけでもないのに
    オーケストラのトゥッティを凌駕する音量。
    (しかもペダル使い過ぎによる濁りは一切ない)

    さすがの、あのカデンツァの後のオーケストラは
    本気を出して来て
    容赦なく音量を上げて来たけれど
    マツエフのピアノって
    そのオーケストラのフォルティッシモの壁を破って来る。

    いや、たまらんな、これは。
    放出されるエネルギーとオーラの強さが半端じゃなくて
    良いとか悪いとか
    正統だとか邪道だとかを考える前に

    その暴力的なまでの音響の洪水に飲み込まれて
    ノックダウンされて、溺れてしまう。

    これを日本で聴ける人に幸いあれ。
    もちろん、ホールの音響や
    ピアノの状態や
    オーケストラの楽器の状態や
    空気中の湿気なども音を変えてしまうので
    このコンツェルトハウスでの1回目のコンサートが
    そのまま日本の舞台に乗るわけではないが。

    スケルツォの目眩く速さから
    インテルメッツォ、フィナーレまで
    ピアノ先導で、ガンガンと押して押しまくって
    マッチョで、強くて、ほとんどバイオレンスの世界。

    主観的妄想の中では
    オーケストラが、あたふたしながら
    ゼイゼイ言いつつ、ピアノを必死に追い掛けている感じ。
    (あくまでも主観的妄想です)

    ある意味、スカッとする
    というより、自分の中の加虐性を刺激されそうな危険を感じる。
    こういうピアニストを恋人には持ちたくない(妄想中)

    アンコールでは、まるでオルゴールのような
    高音の響きを目一杯使ったキュートな曲を弾いて
    全く違う一面を聴衆に見せるのも忘れない。

    コンツェルトハウスは、アンコール・サービスというのがあって
    アンコールの曲目をSMSで通常は送ってくれるのだが
    今回は何もメッセージが入っていない。

    このところ、たぶん、席の調整などで
    係の人はてんてこまいで
    アンコール・サービスなんかをしている暇はないのだろう、と推察する。
    (同情してます。
     だいたい、本日の政府発表で、金曜日(10月23日)から
     屋内の催物1000人まで、と決定されたので
     もしかしたら、もしかして、また席の調整をしているかもしれない)

    さて、後半のチャイコフスキーの交響曲6番「悲愴」では
    木管のメンバーが変更になっていた。
    (他のメンバーも変更だったかもしれないが
     何せ超貧民席で舞台が見えない)

    ゲルギエフのチャイコフスキーの歌わせ方が独特で
    ゆっくり目のテンポで
    何そのゲネラル・パウゼの長さ?と驚くほどに
    もったいを付けて、じっくり、じっくりと追い詰める。

    最初の部分の低音から
    聴衆全員、地獄に真っ逆さまに落ちていく感じ。
    うわ〜、それでなくても
    陰鬱な秋なのに、これ以上陰鬱なロシアに連れて行く気だな。

    その分の対比でメロディ・ラインが美しい。
    歌わせて歌わせて、ホントに、これこそロシアの慟哭。

    今日の講義(デジタル)で
    アナバシスとカタバシスの話が出ていて
    (ついでにグラドとサルトの話も)
    カタバシスが17世紀・18世紀の用語だとしても
    その時代から、19世紀のチャイコフスキーまで続いているわけで

    それを考えると
    この曲って、最初から最後までカタバシスの連続じゃないか。
    (いまさら、そういう事に気がついてどうする?って感じだが)

    マウント取ってて申し訳ないですが
    ブログなんて、自分の自慢話を書きたいから書くので
    というより、こうやって書くと
    専門用語が一応、記憶されて
    試験にアナバシス・カタバシスが出ても
    チャイコフスキーの悲愴で思い出す、という利点もある。

    ゲルギエフ、焼き鳥の串で
    むちゃくちゃドラマチックに攻めてくる。
    ためて、ためて、ためて
    しつこく、ねっとりと
    これでもか、というほどにドラマチック。

    オーケストラが、まだ多少バタバタしている感はあったけど
    ファゴットのソロも、クラリネットも
    フルートもホルンも
    まるで地獄のトリオのようなトロンボーンの咆哮も
    非常に注意深く、ミスのないように慎重に演奏されていて
    こういうところ
    やっぱりウィーン・フィルのプライドを感じるわ。

    第3楽章の、目も(耳も?)止まらぬ速さでの
    超高速演奏でモリモリに盛り上げて
    拍手のフライングを恐れたのか
    ちょっと無理やりのアタッカで最終楽章に繋げたけど

    このチクルス、たぶん常連さんが多いし
    (第1楽章の、あの突然のフォルティッシモで
     誰もビクッとならないので、よくわかる(笑))
    あそこで、ちょっと時間を置いた方が
    オーケストラのバタバタは避けられたような気がする。
    今日の聴衆なら、多少、間が空いても
    拍手のフライングはなかったと思う。

    日本の聴衆は、絶対に3楽章の後の拍手はないだろうから
    (そこで拍手したら、一斉にSNSで叩かれそう(笑))
    マエストロ・ゲルギエフ、心配せずに、そこで一息ついて下さい。

    最終楽章も、こうやって聴いてみると
    カタバシスと、ため息のモチーフがテンコ盛りだなぁ。

    地獄に落ちるような暗さまで
    会場を引き摺り込んだゲルギエフは
    終わった後、指揮台の上で固まってしまい

    かなり長い間、静寂がホールを支配した。
    恐ろしくて、誰も拍手出来ない(笑)

    奇抜な事は一切していなくて
    まさにロシアの音楽の伝統そのものの演奏という印象で
    ひたすら丁寧にドラマチックに作り込んでいった感じ。

    ああ、行って良かった \(^o^)/

    本日のオーストリア政府の発表で
    金曜日10月23日から
    屋内の催物は1000人までで、屋内ではマスク着用。
    屋内での飲食は禁止。
    (オペラ座やフォルクス・オーパーでは
     事前予約制で座って幕間に飲み食いできたのがダメになる)

    プライベートな集まりは
    屋内で6人まで、屋外で12人まで・・・って
    大学のゼミはどうなるんだ????
    (70名くらい入れるホールに、席の間隔を空けて20名で
     しかも1時間に1回、窓を開けてやってるんだけど
     それでもダメって事?)

    ヨーロッパ全体で、ミニ・ロックダウンがあったり
    夜間外出禁止になったり
    オーストリア政府としては
    できる限り、ロックダウンを避けたい意向なのだが

    人によっては、もうマスクはイヤとか言ってる人もいて
    今日のコンサートも
    マスクを外している人に、後ろの人が注意したら
    「マスクしていると息が出来ないじゃないの!」って
    喧嘩売っていたので
    あ〜、こういう人が(以下省略)

    既に購入してある
    コンサートやオペラやバレエの公演先から
    人数制限のため、あなたの(超安)席はなくなりました
    ・・・とか言うメールが来たらどうしよう、と
    実は本気で心配している私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    ロイヤル・ストックホルムと違って
    ウィーン・フィル=ウィーン国立オペラ座管弦楽団は
    イヤと言うほど、コロナ検査はやっているので
    日本出発前に、コロナ陽性のために出発不可、と言う事には
    ならないと思う(あとは、日本に入国できるか、と言う話だけで)

    ウィーン・フィル + ゲルギエフ 1回目+2回目

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      Musikverein Großer Saal 2020年10月17日 15時30分〜16時40分
      Musikverein Großer Saal 2020年10月18日 11時〜12時10分

      Wiener Philharmoniker
      指揮 Valery Gergiev

      Claude Debussy (1862-1918)
       Prélude à l’après-midi d’un faune

      Igor Strawinsky (1882-1971)
       L’Oiseau de feu“ (Der Feuervogel), Ballett (1910)

      ウィーン・フィルの定期公演ではなくなった定期公演。
      楽友協会のアナウンスでも
      公演中もマスクはしていて下さい、という事になった。
      私もそっちの方が少なくとも、少しは安心。

      定期公演ではなくなったので
      不思議な人も来る(良い悪いの判断なしに)
      土曜日は、私の席に座っている人がいたので
      席をチェックしてもらったら
      左右を向こうが間違えていたのだが

      だって、この間のコンサートはこの席だったのに
      ・・・って、私にブチブチ文句言われても
      「この間のコンサート」が何だったかは知らないけど
      どのコンサートでも同じ席が入手できるとか思ってたのか、この人は?

      マスクから鼻を丸出しにして
      指揮者を見ようと
      私のすぐ隣に顔を(キスする時の距離で)近づけてくる女性が居たり
      (演奏中なので、あっち行って、とも言えない・・・)

      ただ、客席のマナーは、かなり良い。
      演奏中の無駄な咳き込みも少ないし
      みんな、非常に静かに聴いている人が多い。
      (もちろん、多少、あちこちに動き回るアホも居るが。
       超貧民席だからね、仕方ないかも)

      ウィーン・フィルの日本公演が出来るかどうかは
      私の預かり知らぬところなのだが
      (でも、たぶん、強行するだろう)
      ゲルギエフの指揮で
      牧神の午後への前奏曲と
      火の鳥のバレエ版(全曲)は
      日本公演でも演奏する曲。

      牧神の午後への前奏曲。
      フルートはカール・ハインツ・シュッツ。
      うはははは、これを絶品と言わずしてどうする。

      ゆっくり目のテンポの
      この上なく繊細だけど力強いフルートの
      澄んだ響きに
      色彩豊かなウィーン・フィルの弦が
      まとわりつくように絡んで来るところなんか
      正に失神モノ。

      観客数もそこそこで
      冬になったので、みんな、割りに厚めの洋服を着ているお陰で
      残響モリモリで凄かった楽友協会大ホールの音響も
      土曜日・日曜日ともに
      かなり落ち着いた残響になっていた。
      (というか、聴いてる私が耳慣れして来たのかも・・・)

      ・・・でも、遅めのテンポ設定のせいかもしれないし
      続けてストラヴィンスキーっていうプログラムのせいかもしれないが
      フランス音楽というより、ロシア音楽っぽい印象が強い(笑)
      何か、こう、フランスの洒落っ気、エスプリというよりは
      ロシア系のドラマチックさが勝っているというか。

      もちろん、主観的印象でしかないので
      違う印象を抱いている人も多いと思うが。
      (ド・シロートの言う事は信用しない方がよろしい)

      バレエ版、火の鳥全曲。
      これは最高 ♡♡♡♡♡

      ゲルギエフ、こういう曲を振らせると無敵だね。
      焼き鳥の串サイズの指揮棒で
      (指揮棒というより、あれ、本当に焼き鳥の串じゃないの?)
      手をブルブルはいつもの手法だけど
      それでも、出すべきキューは、かなりきちんと出している。

      周囲の観客が
      曲がフォルティッシモになると
      何故か、みんな立って、指揮者を見ようとするのだが
      フォルティッシモになると
      指揮者が派手な動きをする、とか思ってるのかな?
      (する人もいるけど・・・
       ゲルギエフは、手のブルブルはあっても
       フォルテのところで大袈裟な動きはしない)

      音楽の語る力が強くてドラマチック。
      容赦なくオーケストラを鳴らす指揮者に
      あの、上品でノーブルなウィーン・フィルが
      徹底的に泥臭さを排除してノーブルに応える音がたまらん。

      ホール全体が震える程のパーカッションが楽しい。
      よく、ああいう音を出したね。

      緻密な音楽作りにドラマチックな要素が盛り込まれて
      聴いていて、こんなに楽しくて
      最後はむちゃくちゃ盛り上がって終わる(バンザイ)

      いや、このところ、天気が暗くて暗くて
      日曜日は少しだけ太陽が見えたけれど
      ずっと太陽なしで雨で陰鬱な雰囲気だったので
      こういう、晴れやかに盛り盛りで終わる曲は助かる。

      今学期、中世音楽を中心にカリキュラム組んでいるので
      その思い込みが理由だと思うのだが
      ゲルギエフのヘア・スタイルが
      どう見ても、中世の修道士のトンスラにしか見えない私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



      明日はコンツェルトハウスで
      ウィーン・フィルとゲルギエフのコンサートがあるのだが
      同じプログラムかと思っていたら
      マツエフのピアノで
      プロコフィエフのピアノ協奏曲2番と
      チャイコフスキーの交響曲6番(悲壮)
      ・・・これは楽しみ ♡

      ウィーン・フィル + ブロムシュテット 2回目と3回目

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        Musikverein Großer Saal 2020年10月3日 15時30分〜16時40分
        Musikverein Großer Saal 2020年10月4日 11時〜12時10分

        Wiener Philharmoniker
        指揮 Herbert Blomstedt

        Ludwig van Beethoven (1770-1827)
         Leonoren-Ouvertüre Nr. 3, op. 72a
         Symphonie Nr. 3 Es-Dur, op. 55, „Eroica“

        こちらは楽友協会主催じゃなくて
        ウィーン・フィル主催で
        今シーズンに関しては、楽友協会にチケット販売を委託している
        土曜日・日曜日の定期公演である。

        やっぱり、今までの定期公演に比べると
        ご高齢者の観客は少ない。
        というより、今まで、どんな高齢者が来てたんだ?!

        もちろん、グラーフェネック音楽祭でも
        バスの中で「ワタクシ、90歳ですの」という
        上品なぼっちのご婦人はいらしたが

        ウィーン・フィル定期の場合は
        杖をおつきになっていらっしゃる
        あるいは小型買い物カートを前にして
        前屈みで歩いていらっしゃる方の割合が非常に多く

        もちろん、私が会員になった、ここ数年間で
        比較的簡単に想像のつく
        お席の代替わり(以下自粛)

        しかし今シーズンは
        さすがにご高齢者はウイルスに感染したら
        冗談にならない状況である。

        ・・・それ言ったら、指揮者のブロムシュテットこそが
        ウイルスに最も危険な93歳というご高齢ではあるけれど
        マエストロ・ブロムシュテットって、何だか不死身(以下省略)

        まぁ、私だって高齢者である事に変わりはないのだが
        それでも、観客を見ると
        年配は多い・・・けれど
        平均年齢はグッと下がって
        だいたい私くらいの年齢になったんじゃないかなぁ。

        土曜日は、いつも見る親子連れさんが来ていて
        (娘さんが私よりちょっと若いくらい)
        あっ、いつもの会員さんがチケット買ったな、と
        ちょっと嬉しくなったりしていたのだが

        う〜ん、日曜日は・・・
        数年間、いつも同じ席に座っていた人たちが
        ごそっと居なくなっている。
        もちろん、もっと良い席に変えた、という可能性も高い。
        (経済的余裕があれば、カテゴリー変えは可能だった。
         定期コンサートだから、こんな事がなければ
         カテゴリーがもっと良い席は絶対に入手できない)

        立ち見はないので、その分の300を計算に入れなければ
        土曜日の観客数は少なめだったけれど
        それでも、座る席だけで考えたら、全体の60%くらい
        日曜日はちょっと多めの60〜70%くらい。

        土曜日のレオノーレのトゥッティは
        多少、響き過ぎで音の団子っぽくはなっていたけれど
        日曜日は観客数も多くなったので
        数ヶ月振りに
        やっと、ある程度、マトモな楽友協会の残響で
        ベートーベンとウィーン・フィルの艶やかな音を堪能。

        しかし、観客の少なさとホールの音響を考えると
        せっかく冬になって来たんだから
        ホールの観客に、コートを持って入ってもらったら
        残響の調整がもっと巧く行くのに・・・

        室内音響学を学んだ事のない人ばかりが
        楽友協会で仕事しているというのは考えられないので
        (だって、システム音楽専攻の学部長は
         楽友協会で仕事をしている自分の弟子がいるらしい)

        これは、いったんクロークというものをなくして
        コートを持って観客が入るようになってしまうと
        その後、通常の状態に戻った時に
        クロークにコートを預ける事を拒否する客が出て来る
        という事を見越した防衛策なんだろうなぁ。
        (しかし、コートで簡単に問題が解決するはずなのに、残念だ)

        音楽の感想メモじゃないじゃん(汗)
        いや、やっぱり何だかんだ言っても
        ウィーン・フィルの「黄金の音色」に変わりはない。
        弦の輝きも、管の柔らかさも
        クリアで明るいフルートは突出して素晴らしかったし
        レオノーレも英雄も名曲だし。

        自分で聴きたい方は
        日曜日11時からのコンサートは
        オーストリア国営放送のライブをやっていたから
        1週間はオン・デマンドで視聴可能なので
        どうぞご自分の耳でお聴き下さい。
        (まぁ、マイク収録とライブとは音響が違うけれど
         楽友協会のライブのトーンマイスターは優秀なので)

        オンデマンドのサイトを一応リンクしておく。
        うまく繋がらなかったら、ORF Radiothek の Ö1のサイトから探して下さい。
        https://radiothek.orf.at/oe1/20201004/614573

        (最初のアナウンス、6月の観客数100人を1000人と間違って言ってる(笑))

        エロイカの速めのテンポ設定で
        弾むような推進力は素晴らしかった。
        年配の指揮者だと、どうしても遅くなりがちだけど
        あのくらいのオセオセ感があると
        リピート全部やっても、全く冗長な感じがしない。

        土曜日・日曜日とも、エロイカはスコア見ながら聴いていたのだが
        ベートーベンのスコアがあまりに面白過ぎて
        オーケストレーションの巧みさとか
        和声の取り扱いのうまさ(というより、苦労した足跡?(笑))とか
        ジャーマン・シックスとか
        トーンザッツで習ったよなぁ・・・(遠い目)

        音楽分析は1年2学期で12音からセリエまでやったのだが
        来週からの学期では、またロマン派に戻るので

        既に完璧に忘れてしまった機能和声の練習のために
        授業に(単位取らないけど)参加させて下さい、と
        またもや周囲に迷惑をかけまくっている私に
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。



        大学だけど
        副専攻を取る気にならず
        学部の(興味ある)授業ばかり取ってしまったため
        卒業単位を遥かに越える単位数はあるのだが
        (必須試験1つだけ残ってる ← ラテン語あったのでわざとだが)
        副専攻に、40年前の大学の単位を
        充当してくれないかどうか、これから教授に交渉しなければならない。

        充当してくれないと
        いつまでもバチュラー課程に在籍して(私は良いんだけど)
        永遠の(女子)学生、ないしは
        コワイお局様になる可能性があるぞ、と
        教授を脅迫して来よう・・・


        ウィーン・フィル + ブロムシュテット 1回目

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          Musikverein Großer Saal 2020年10月1日 19時30分〜20時40分

          Wiener Philharmoniker
          指揮 Herbert Blomstedt

          Ludwig van Beethoven (1770-1827)
           Leonoren-Ouvertüre Nr. 3, op. 72a
           Symphonie Nr. 3 Es-Dur, op. 55, „Eroica“

          続けてのウィーン・フィルのコンサートだが
          これは楽友協会主催のチクルスの一つ。

          楽友協会のチクルスは
          例年、6月中に締め切りで、同時に支払いとなる。

          今シーズン(2020年9月〜21年6月)に関しては
          チケットの再販、譲渡は禁止。
          その代わりに、買ったチケットはキャンセルできるという
          曖昧な記憶によれば、そういう内容のメールが来ていた。
          (キャンセルなんて考えもしなかったので、あまり読んでない)

          コンツェルトハウスは比較的早めに対応措置を始め
          コンサートを2回に分けて、観客をばらしたりしていたが
          楽友協会とウィーン・フィルの反応が遅くて

          他人との間に1席空けなければならない規則を考えたら
          売り切れのチクルスなんかはどうするんだろう
          場合によっては「貴方の席はこのコンサートにはご用意できません」
          とか言うお知らせが入って来たらどうしよう、と
          心配していたのである。

          ウィーン・フィルの定期公演に関しては
          いったん、チケットは全てキャンセルで払い戻し。
          (まだウィーン・フィルから払い戻しされてないけど・・・)

          楽友協会扱いのチケットになって
          会員は購入優先権あり、という対処をしたところ
          どうも、かなりの会員が申し込みをしなかったようで
          (だってチケット料金がほとんど2倍近くの値上がりだし)

          もちろんシーズン始まったばかりだから
          これからどうなっているのかは不明だが
          少なくとも、考えたよりはずっとガラガラの会場になっていた。

          楽友協会のチクルスはどうなるのか・・・と思っていたら
          数日前に「席を変更しても良いですか?」と言う電話での打診。
          「とても良い席をご用意したので」って
          楽友協会の席に関しては、頭の中に全部入ってるから
          詳しくご説明頂かなくとも大丈夫です(笑)

          というわけで
          普段は座れない高級お席で聴くことになったコンサートだが
          やっぱり上から見ると
          超高級席に空き席が目立つ。
          ウィーン・フィルの定期公演ほどのガラガラ振りではなく
          そこそこ、3分の2くらいの観客は入っている感じなので
          1000人くらいかなぁ。

          この程度であれば、音響としては
          それほど酷い事にはならないはず。

          休憩なしの1時間ちょっと。
          マエストロ・ブロムシュテットはお元気そう。
          さすがに大きなジェスチャーでの指揮ではないが
          指揮棒なしで、最小限の動きでも
          ニュアンスはしっかり出して来る。

          けれど、この間もそうだったが
          割りに目一杯オーケストラを鳴らせて来る。
          ピリオド奏法のベートーベンとかが一時流行って
          小編成の室内楽的音響に慣れていると
          フルオーケストラで、モダン奏法のベートーベンって
          意外にうるさいというか

          いやいや、ベートーベン時代は
          オーケストラが小編成でも、ホールが小さかったので
          実はベートーベンの曲というのは
          現代人が聴いても辟易するくらい、音量が大きかった
          という研究もある。
          (やっぱりベートーベンってロック?)

          レオノーレのメロディの扱い方が素晴らしい。
          各楽器に移っていくメロディ・ラインを
          さりげなく、目立たないように
          でも、くっきり、はっきりと刻み出して
          ああ、ここにあったのか、と目から鱗が落ちるような気分。

          ベートーベンの交響曲第3番エロイカなんて
          もう、何回聴いたんだか数えられない程に聴いている
          名曲中の名曲で
          ウィーン・フィルだって
          様々な指揮者のもとに、何回も何回も演奏しているだろう。

          正直、ベートーベンの9つの交響曲を
          好きな順に並べると、割りに下の方に来てしまう曲なのだが
          実は私、この曲の最終楽章が好き。

          ブロムシュテットのもとでのウィーン・フィルの演奏は
          昨今のスタイルに従って、かなり早いテンポで軽快。
          繰り返しは全部省略せずに演奏したが
          このテンポなら冗長にならない。

          第2楽章も、割りにあっさりと
          心情的な思い入れというよりは
          あくまでも「音楽ファースト」という印象が強い。

          ウィーン・ホルンの、あの柔らかい美音のアンサンブルには
          いつも心が躍る ♡
          それに、若いフルートのお兄ちゃん、むちゃくちゃ巧いじゃないの。
          クラリネットも抜群だし
          もちろん、弦の黄金の響きは健在。
          しかも、今日は楽友協会ホールの音響も
          多少はマトモで、残響の長さもあまり気にならない。

          最終楽章のバリエーション、本当に楽しい。
          時代遅れみたいな部分も、それでも楽しい。
          ベートーベンのバリエーションって
          あれは本人も書いていて楽しかったんだろうなぁ、と
          ついつい妄想してしまう。

          ウィーン・フィルの定期公演の仕切り直しの時に
          何も考えず、いつもの席を(ただし料金は2倍になったが)
          オファーされた今年末までの全公演押さえたので

          土曜日も日曜日も
          今日と同じプログラムのコンサートを聴きに行く事になったが
          (しかも、土・日はいつもの大貧民席である。
           ただし、先週の経験からすると
           いつも来ているもぐりの方は来ないような気がする。
           立ち見席がなくなったからね(笑))

          さて、どの位、いつもの会員が来るのか
          ガラガラなのか、ある程度は埋まるのか
          (それによって音響変わるから・・・)
          ちょっとドキドキしている私に
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          オーストリアの毎日の新感染者の数は
          500〜800以上をずっと継続していて
          どうも、学校で調べると1000人に1人の感染者がいるらしく
          子供から親にうつる、という家族クラスターの発生が多いらしい。

          私は家族はいないから、その意味で、子供からの感染はなさそうだが
          コンサートにいらっしゃるご年配の方々は
          プライベートにお孫さんたちと戯れている人も多いだろうから
          油断は禁物である。

          ウィーン・フィル + ブロムシュテット 2回目

          0
            Musikverein Großer Saal 2020年9月27日 11時30分〜12時40分

            Wiener Phlharmoniker
            指揮 Herbert Blomstadt

            Felix Mendelssohn Bartholdy (1809-1847)
             Die Hebriden oder Die Fingalshöhle, Konzertouvertüre, op. 26
             Symphonie Nr. 3, a-Moll, op. 56, „Schottische Symphonie“

            Johann Strauss Sohn (1825-1899)
             Kaiser-Walzer, op. 437

            ウィーン・フィルの日曜日定期公演だったコンサート。
            この間の金曜日17時からのコンサートよりは
            観客は入っているものの
            やっぱり少ない。

            バルコン・ミッテの半分以上が空き席だし
            私のこよなく愛するオルガン・バルコンには
            いつも定期で見かける観客は私以外には2人だけ。

            しょっちゅう同じコンサートやオペラで見かける
            音楽だけが生き甲斐よ、という私と同年代か、ちょっと若い女性は
            定期の会員ではなかったのに(それは知ってる、定期で見た事ない)
            ちゃっかり一番良い席を確保している。
            (同属嫌悪なので、あまり話した事はない(笑))

            それでも、500人か、どんなに多く見積もっても800人はいない。
            立ち見席はもちろんないので
            いつもは向こう側に目一杯人が立っているところが
            ガラガラだし
            平土間席(お高級席)の後ろなんか、ほとんど誰も座っていない。

            ・・・やっぱり定期会員って
            特に、お高級席の方々は、ほとんど買わなかったんだわ。

            チケットの値段も突然むちゃくちゃ上がったし
            今年買わなくても会員資格の剥奪とかはないから

            こんなご時世だし
            危険を侵してまで音楽を聴きに行きたい、という人は
            年配のお客さまの多いウィーン・フィルの定期に関しては
            少なかったんだと思う。
            (定期会員って、コンサート云々よりは
             ある意味、ステータスっていうのが大きかったしね)

            金曜日よりは観客が増えた分
            残響も少し短くなって
            あのお風呂みたいな音響より、多少はマシになっているけれど
            やっぱりトゥッティで鳴ると
            むちゃくちゃうるさい(すみません)

            ただ、へブリーデンの第一バイオリンが入ってくるところが
            ともかく、あまりに美し過ぎる。
            このアンサンブルの音色の素晴らしさって
            世界中の、どこのオーケストラにもない
            ウィーン・フィルが
            ウィーン・フィルたる所以であろう。

            いくら楽友協会の音響が
            少な過ぎる観客(とコート持ち込み禁止)のために
            残念な音響ではあっても
            やはり、ウィーン・フィルの
            あの黄金の弦の音は健在である。

            しかし、ヘブリーデンもそうだし
            スコットランドもそうなんだけど

            こんなに、海に寄せる波や
            岩に当たって返す波の情景を
            音楽で表現し切った曲を

            海のないオーストリアで
            海に休暇に行けない我々が聴くって
            ・・・ある意味、残酷だわ(ため息)

            夏にクロアチアに行って、ウイルス貰って来た人もいるだろうが
            今やウィーンはどこの国でも危険地域に指定されていて
            すぐ近くのミュンヒェンさえも行けないというのに
            (行っても良いが、14日間の隔離・・・)

            ヘブリーデン諸島とかスコットランドとか
            音楽を聴いていると
            ああああああ、海に行きたい
            岩に当たって跳ね返る波の音を聞きたい・・・(涙)

            最後の皇帝ワルツは、この間より、少しニュアンスが出て来たかも。
            でも、やっぱりちょっと堅苦しい。
            ウィーン・フィルの音の輝かしさは充分に堪能できるが
            ブロムシュテットがニューイヤー・コンサートの指揮者にならなくて
            ちょっと良かったかも(笑)

            聴衆のマナーは抜群に良い。
            無駄な咳をする人もいないし
            携帯電話を鳴らす人もいないし
            立ち上がる時の椅子のガッタンの音も(ほとんど)ない。

            先シーズンまでのように
            「音楽の都」だからウィーン・フィル、という
            ある意味、有難い観光客がいなくなって
            (お喋りしたり、演奏中のスマホが多い)
            ステータスの定期会員だから、という理由だけで
            別に音楽に興味ないけど来てる、という層もほとんど居なくて

            妄想かもしれないけれど
            ある程度、経済的にコンサートに注ぎ込む資金が準備できて
            音楽が好きで、よくコンサートに行く、という
            通の層が中心になっているような気がする。

            19世紀のドイツじゃないけれど
            いわゆる「金持ちの教養層」が集まった、という印象がある。
            洋服も皆さん、そこそこのお洋服だし
            (観光客が入ると、とんでもない人も多い)
            周辺のマナーが良いと
            安心して聴いていられる。

            音楽家やコンサート・ホールや
            主催者には、とんでもない打撃ではあるのだが
            今まで、マナー最悪で有名だった楽友協会で
            こんなに安心して音楽を存分に堪能できるのなら
            コロナの時代も悪い事ばかりではないのかも

            ・・・と、一瞬、とんでもない事を考えてしまった
            けしからん私に
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            ウィーンっ子にも人気がある、というより
            やっぱりステータスで、ウィーン・フィルという名前だけで
            楽友協会のチケットって、いつも売り切れだったのに
            それでも、こんなにチケットが売れていないって
            やっぱりウィーンって、観光客さまさまでもっている都市だったんだなぁ。

            ちなみに、9月28日から、日本からオーストリアの入国については
            無制限で許可になった(よって観光客でも普通に入国出来る)のだが
            日本のマスコミも、政府も、このニュースは報道せずに黙っているのは
            日本政府としては、今の時期、海外に遊びに行って欲しくないからだろうと邪推している。

            ウィーン・フィル + ブロムシュテット 1回目

            0
              Musikverein Großer Saal 2020年9月25日 17時〜18時10分

              Wiener Phlharmoniker
              指揮 Herbert Blomstadt

              Felix Mendelssohn Bartholdy (1809-1847)
               Die Hebriden oder Die Fingalshöhle, Konzertouvertüre, op. 26
               Symphonie Nr. 3, a-Moll, op. 56, „Schottische Symphonie“

              Johann Strauss Sohn (1825-1899)
               Kaiser-Walzer, op. 437

              ウィーン・フィルのソワレ定期・・・だった筈なんだけど
              今シーズンのウィーン・フィルの定期は定期じゃなくなって
              いや、予定通り+追加のコンサートで楽友協会で演奏はするのだが
              何せ、このご時世で、会員のいつもの席の確保が出来ず
              (最低距離で他人とは1席空けなければならない)
              もとからの会員は優先的にチケットを買える、という方式。

              来たのがウィーン・フィル事務局からじゃなくて
              楽友協会からの回答で
              もちろん、チケット料金もウィーン・フィル料金ではなく
              (ウィーン・フィルの定期料金は非常に安かった)
              楽友協会料金(超安席だと約2倍)になっている。
              チケットも、楽友協会デザインのチケットである。

              支払い済みのウィーン・フィル定期の料金は返す
              とは言われているものの
              たぶん、バタバタなんだろうなぁ、まだ返って来ていない。

              しつこい私は、チケット申込書に
              (書くところはなかったんだけど(笑))
              いつもの自分の席番号を書いて
              ここの確保をお願い!!!と出したら
              いつもの席の確保は出来た。えっへん。

              で、まずはシーズン1回目の公演に
              ブロムシュテット、御歳93歳が元気でご登場。
              ちなみにプログラム変えて、2回目もブロムシュテットが振る。

              さて、確かに金曜日の17時のコンサートって
              仕事している人は来られないだろうし
              ウィーン・フィルの定期会員の方々は
              音楽好き、というよりは社交界的な要素が多いので
              多少は覚悟していたとは言え

              何?この人数の少なさは???
              ギャラリーなんて、1列目に1人だし
              平土間ガラガラ
              バルコン・ロジェも空き放題。

              ただし、ちゃんと係員が来て
              「席を移動しないで下さい」と釘を刺す。
              そりゃそうだろ、ここで私がきゃーっ、とか言いつつ
              バルコン・ミッテあたりのお高い席に移動した後
              その周辺に感染が発生したら、私には連絡が来ない(かもしれない)

              楽友協会ホールは1700席くらいある筈だが
              入ってるのって、たぶん、300人いるかって感じ。

              これは音響的には、非常にヤバイ・・・😱

              で、例の超安席に陣取ってみたら
              本当にヤバかった。

              たぶん、 残響時間が3秒に近いか、3秒を越えてる。
              最初のテープのアナウンスで、既にエコーがある。

              へブリーデン、好きな曲で
              しかもウィーン・フィルの柔らかい弦で聴くのは
              ものすごく贅沢な快感なんだけど

              フォルテになると、うるさいよ〜(涙)
              聴衆という緩衝材がないから
              めちゃくちゃ響くんだもん。

              しかもブロムシュテットが
              オーケストラを目一杯鳴らすので・・・
              いや、良いんですけど・・・

              オーケストラにしてみたら
              観客の入っていないプローべの時の音響で慣れていそうだが

              オーケストラの真上で
              もろにダイレクト波と、横の壁からの反響を耳にする私は
              時々、耳が痛くなりそうな

              うおおおお、ウィーン・フィルって
              アメリカのオーケストラだったのか・・・あ、いやいやいや
              これはオーケストラではなく
              偏に、ホールの音響のせい、というより
              観客数が少ない事に起因する。

              チケット売れてないっていうのがなぁ。
              天下のウィーン・フィルさまさまのコンサートは
              楽友協会だったら、普通ならあっと言う間に売り切れになるのに。

              メンデルスゾーン・バルトルディは
              熱心な読者はご存知の通り
              コンサート序曲のプロゼミで集中的に扱った事があって
              あの精神的に厳しい時期に(あったんです、そういう時期が)
              メンデルスゾーンで救われたので、私は大好き。

              スコットランドも本当に良い曲で
              ブロムシュテットが、あくまでも正統ロマン派で
              何ともロマンティックに歌わせるのが、とても魅力的。

              普段あり得ないホールの音響なのだが
              厚みのある柔らかい弦に乗る管楽器の音も素敵だし
              如何にも、これがドイツのロマン派、という感じ。

              第3楽章の速さには、ちょっと驚いた。
              むちゃくちゃ速いテンポで、オーケストラを煽って
              ちょっと忙しない印象が(音も大きいし)あるけれど
              それに続く最後の楽章の華やかさは
              その前の、あの荒々しさと対照をなして
              見事に決まった感じがする。

              なんかもう、最後で、世界バンザイみたいな(妄想)

              まだ、災難は終わってないぞ
              でも、この災難が終わって
              また世界が正常化したら、こんな気分になりそうだ。

              最後が、何故、この曲が?と不思議に思うのだが
              ヨハン・シュトラウスの皇帝ワルツ。

              いや、名曲だし誰でも知ってるし
              オーケストラも演奏し慣れている曲だと思うんだけど

              最初はハイドンで始まって
              だんだんシューマンになって行って
              最後はベートーベンで終わって

              ヨハン・シュトラウス2世は何処に?(妄想)

              ウィーンらしさというか、緩さというか
              遊びがなくて、徹底的にドイツ的?
              音は華やかなんだけど、何だか窮屈で
              聴いていて、音は美しいし、端正で正しいのだが
              あまり面白くない(すみません、シロウトが)

              同じコンサート、同じ席で
              また日曜日の午前中に行く予定なので
              日曜日定期の客が、もう少し
              せめて、800人くらい入っていれば
              (本当は70%以上欲しいので1000人希望だが
               それは強制的空き席確保のために無理であろう)
              多少なりとも緩衝材が入って
              音響が良くなっていると良いのだが・・・

              今日は雨で、ともかく急に寒くなったので
              こういう時には
              コートをクロークに預けさせず
              必ず会場に持って入ってもらうだけで
              かなり音響が違うんですけど

              一応、一般的マナーの問題とかあるだろうから
              それは出来ないか(涙)(本当はやって欲しい)

              明日、土曜日の午後には
              ドレスデン管弦楽団のコンサートの予定だったのに
              キャンセルになってしまい
              (ウィーンが危険地域に指定されているので
               ドイツのオーケストラはウィーンに入れないのである)

              月曜日と火曜日に予定されていた
              ローマの聖チェチーリアとパッパーノもキャンセルになった。

              日曜日の2回目が、それだけにすごく楽しみな私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。



              ウィーン・フィル + ブッフビンダー

              0
                Schloss Grafenegg Wolkenturm 2020年9月6日 19時〜20時10分

                Wiener Philharmoniker
                ピアノと指揮 Rudolf Buchbinder

                Ludwig van Beethoven (1770-1827)
                 Konzert für Klavier und Orchester Nr. 2 B-Dur op. 19 (1786-1801)
                 Konzert für Klavier und Orchester Nr. 3 c-Moll op. 37 (1796-1804)

                雨である。
                ウィーンを出発する時も雨だった。

                最初は15時30分にコンサートするかどうか判断するという話だったのが
                バス出発の16時30分には
                決定は17時45分・・・って、まぁ、結局バスは出発せざるを得ない。

                どうせ雨だよなぁ・・・と
                ここでバスのスタッフに
                ではバスに乗らずに帰りますって言って
                戻ってくれば良かった・・・・

                いや、演奏は良かったんですよ。
                安心の安定感、驚きのスタンダードというか
                ピアノの鍵盤が濡れると
                タオルで拭きつつ
                しかもオーケストラに指示も出しつつ
                2番と3番を続けて演奏したブッフビンダーは凄い。

                というより
                コロナ云々の頃から
                一部の例外を除き
                何だかピアノと言うと
                ブッフビンダーしか聴いていないような気がするんだけど・・・

                グラーフェネック到着
                雨は小降り状態だけど、止む気配はない。

                野外音楽堂から漏れ聞こえてくるリハーサルの音。
                うううう、この雨の中で演奏する気なのね。

                結構な雨だったので
                持参したグラーフェネックの使い捨てレインコートを着込み
                椅子に敷くウレタン・シートをもらって席に移動。

                担当者が「雨降ってますが、まずは2番だけ演奏して様子を見ましょう」
                と言うことで、2番開始。

                雨音が、頭を覆っているビニールを通じて
                ずっと耳に鳴り響いていて

                ああ、大昔のレコードって
                こういう雑音あったよなぁ。
                ノイズ・キャンセラーとかあったら良かったのに・・・
                とか、しょうもない事ばかり考えて

                ブッフビンダーも
                途中でピアノを弾かないところでは
                タオルでそっと鍵盤を拭いていたので
                風はあまりなかったものの
                やっぱり雨が降り込んでいたに違いない。

                オーケストラはかなり後ろの方に位置している。
                そりゃそうだ、弦楽器が濡れたら冗談にならん。

                2番が終わって
                アナウンスあるかな、中止かな、と思ったら
                続けて3番の演奏に突入。

                何人もの観客が2番の途中や、2番が終わった後で
                席を立って帰って行ったので
                残っている人は
                バスで来ているから、仕方なく残っているか
                ブッフビンダーのファンか
                ウィーン・フィルのファンか
                寒くないように、セーターとか上着とかを
                山ほど着込んでいる人に違いない。

                だから観客の集中力はかなりのものだったのである。
                雨音以外に雑音聞こえて来ないし。

                ただもう、こちらは、どんどん下がってくる気温で
                いくらビニールとは言え
                前の襟口から中に水分は入ってくるし
                (ティッシュで中から拭き拭き)
                だいたい、端的に言えば

                寒いんですけどっ!!!!!

                一応、上着の下に着られるように
                セーターは持って来ている。
                ショールもある。

                ・・・が、ビニールのポンチョを被った状態で
                大雨の中で、どうやって着ろと?

                そんなわけで
                あまりの寒さと雨音に
                全く音楽には集中できず

                この天候の中で
                ひたすら演奏する舞台上のアーティストたちを
                半分、呆れて見ていたんだけど

                後でチェックしたら
                これ、少し時間を遅らせて
                オーストリア国営放送テレビのライブ配信をしてたのね。

                あ、そりゃ、放映権とか、時間の枠とか
                色々と経済的な事情がおありでしょう。
                会場に来ているお客さまも
                多少の入場料は支払ってはいるけれど
                テレビ放映権の方が、がっつり経済的には助かるはず。

                はい、了解。
                私だって
                こういう文化的な催物が
                現時点で経済的にどんなに大きな打撃を被っているか
                わからない訳ではないので。

                コンサート終了後
                バスに乗り込んで
                セーター着て、膝にショール掛けて
                震えながらウィーンに戻った私に
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                ともあれ、これにて今年のグラーフェネックは終了。
                初めてバスを使ったり
                屋内のホールが使用できず
                雨の中で音楽を聴いたり(聴こえないけど)
                でも、晴れた日には、天国のような長閑さだったし
                この状態で、クラスター発生もなく
                何とか無事に済んだのは、とても有難い。

                ウィーン・フィル + フランツ・ヴェルザー=メスト

                0
                  Schloss Grafenegg Wolkenturm 2020年9月5日 19時〜20時10分

                  Wiener Philharmoniker
                  指揮 Franz Welser-Möst

                  Ludwig van Beethoven (1770-1827)
                   „Leonore“ Ouertüre Nr. 2 op. 72b (1806)
                   Symphonie Nr. 3 Es-Dur op. 55 „Eroica“ (1802-1804)

                  素晴らしい天気となったグラーフェネック。
                  明日は雨の予想なので、これが最後かなぁ、と思いつつ
                  爽やかな緑の空気を胸一杯に吸い込みつつ
                  漏れ聴こえてくるリハーサルの音を楽しむという
                  うはは、最高の贅沢じゃん。

                  実はこの記事書いているのが2日後なので
                  もうあまり新鮮な印象が残っていないのだが(すみません)

                  フランツ・ヴェルザー=メストって
                  昔は何だか目がガラス玉で据わっている感じがして
                  ちょっとロボットみたいで怖かったし
                  指揮姿も上半身だけ動いて人形みたいだったんだけど

                  最近、テレビのインタビューとか
                  指揮姿とか見ていると
                  ちょっと人間に戻ったサイボーグって感じで
                  (メスト・ファンの皆さま、ごめんなさい)
                  以前の、あの、ものすごく冷たい感じが薄れて来たような気がする。

                  ただ、音楽作りは、やはり徹底的に正確、という印象はある。

                  レオノーレ、ダイナミックも
                  ウィーン・フィルの音色を引き出して
                  (残念ながら残響ナシなのでちょっと普通と違うが)
                  イキイキとしていたものの

                  あ〜、ピアニッシモからフォルテになる
                  あの最後のカッコイイところで
                  何故、上空にプライベートの飛行機が飛ぶんだよ(涙)
                  飛行機の音が
                  本来であるべき瞬間に
                  ぶお〜っ という音を立てて
                  あ〜、ヘッドフォンのノイズ・キャンセリング機能とか
                  会場に欲しいわ(無理)

                  しかしレオノーレって気分が高揚する曲だなぁ。
                  正義の味方のカッコイイ男装の麗人が
                  すくっと現れて男性を救うという
                  (ちょっと違うかも)
                  まぁ、別に女性のままで救っても良かったような気がするが
                  自己犠牲とか色々と考えるとね。
                  女性が白馬に乗った王子さまの登場に憧れるのであれば
                  全世界の男性が(特にベートーベンが?)憧れるのは
                  レオノーレであろう。
                  フロレスタンは一生レオノーレに逆らえないだろうが(爆笑)

                  まぁ、白馬の王子さまもレオノーレも実際には居ないけれど
                  こういう高揚した気分になる曲は楽しい。
                  筋が複雑で長くてワケわからないオペラより
                  短くて手早くストーリーを語れる序曲って好き。

                  ベートーベンの交響曲3番、エロイカは
                  う〜ん、数日経ってしまうと
                  もうあんまり印象がないというか
                  (ごめんなさい!!!!)

                  正確無比なメストの音楽で
                  正統派だけど
                  重くならず
                  丁寧さと躍動力のバランスが良かった・・・と思う。

                  ちょっと個人メモをサボると
                  記憶力ゼロの人間は、ダメ人間に堕落してしまう・・・

                  という事で、ともかく個人メモは
                  その日のうちに書かねば、と
                  決心を新たにする私に
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                  ウィーン・フィル + ドゥダメル

                  0
                    Schloss Grafenegg Wolkenturm 2020年9月3日 19時〜20時15分

                    Wiener Philharmoniker
                    ピアノ Rudolf Buchbinder
                    指揮 Gustavo Dudamel

                    Ludwig van Beethoven (1770-1827)
                     Ouvertüre zum Trauperspiel „Coriolan“ op. 62 (1807)
                     Konzert für Klavier und Orchester Nr. 4 G-Dur op. 58 (1805/06)
                     Symphonie Nr. 2 D-Dur op. 36 (1800-1802)

                    とうとう9月に入って、グラーフェネック音楽祭も最後の週末となった。
                    トリとして登場するのは、もちろん
                    我らが誇りとするウィーン・フィルである。

                    ドゥダメルの元気一杯のリハーサルが聴こえて来る庭を横切って
                    今年、人混みを避けるためにバラバラに作ったウェイティング・ゾーンまで移動。
                    庭で、リハーサルの音がものすごく良く聴こえるのは
                    オーケストラの音量が大きいのかと思っていたけれど

                    もしかしたら、お城の向こう側での
                    ピクニック・エリアのスクリーンの場所で
                    マイクで同時に音を流していたからかもしれない。
                    (今更、それに気がつくなんて・・・(汗))

                    コリオラン序曲の演奏のしょっぱなから
                    うわ、ドゥダメルが
                    ウィーン・フィルをガリガリ演奏させてる・・・
                    そりゃ、悲劇の序曲だし、ベートーベンだし
                    でも、ウィーン・フィルの弦楽器のメンバーって
                    こんなにボウを深く使って
                    ガリガリ(すみません語彙が足りなくて)した演奏してたっけ?

                    野外音楽堂で反響がない事も影響しているけれど
                    楽友協会での、あの柔らかい
                    貴族的で、ある意味、余裕のある美しい緩み方とは
                    全く違う音が客席に届いてくる。

                    メリハリは効かせているので
                    優しいフレーズでは、時々、あのウィーン・フィル特有の
                    フワッとした柔らかさが出るけれど
                    残響の少なさによるものかもしれないが
                    筋肉質な、線の太いベートーベンになっていて
                    ウィーン・フィルって、こういう音も出せたのか。

                    ・・・というより
                    もちろん個人的主観でしかないけれど
                    今日のウィーン・フィルって

                    俺たちが世界で一番のオーケストラだ!
                    という、痛々しいまでのプライドが見え隠れしていて

                    ああ、この人たち
                    やっぱり、「世界でも有数な超一流オーケストラ」という
                    タイトルのプレッシャーの中で

                    ルーティンみたいに
                    毎日、オペラ座で演奏して
                    あちこちで金稼ぎのコンサートをやって

                    時々、緩みながらも
                    オーケストラというアンサンブルで
                    演奏せざるを得ない
                    運命の呪いに縛られた人たちなんだなぁ、と

                    半分(以上)妄想かもしれないけれど
                    コロナ騒ぎで数ヶ月、コンサート出来なかった後
                    何回も、あの不愉快なPCR検査を受けながら
                    ザルツブルクで演奏して来たメンバーの

                    聴け、聴け、俺たちを聴いてくれ!という
                    鬼気迫るエネルギーに、ただただ、圧倒されてしまった。

                    だって、何だか舞台から観客席に伝わる
                    メンバー全員の気迫がすごいんですもん。

                    ブッフビンダーのベートーベンのピアノ協奏曲4番。
                    通常だったら「安心して聴いていられる安定感」だし
                    確かに、もう、本当にピアノもオーケストラも
                    安定の名人芸なんだけど
                    しかも、ブッフビンダーのベートーベンのピアノ協奏曲って
                    もう今までナマで何回聴いたか、っていう感じなんだけど

                    その度に、4番の透明な美しさというか
                    ともかく、4番って、途中でコロコロ
                    音楽の色が変わるじゃないですか。
                    ベートーベンのピアノ協奏曲の中では
                    ワタクシ的には、最も色彩感に溢れた曲だと思うんだけど
                    本日の演奏の、色合いの透明感には唸った。

                    今回は弾き振りではないので
                    オーケストラは、反応抜群のドゥダメルを
                    100%信用して、ピアノの音色に集中しているのがよくわかる。
                    ドゥダメルもオーケストラも
                    ピアノとの絡みが小気味良くて
                    アンサンブルとかいう領域じゃなくて
                    猫が数匹、ネコネコしながら戯れているような
                    (語彙不足でごめんなさい)
                    あの親密感が、ひたすら愛おしい。

                    ブッフビンダーも、何回も演奏している
                    慣れた曲のはずだけど
                    緩みは一切なくて
                    ああ、この人も、その度、その度に
                    もっと素晴らしい演奏を
                    もっと心に響く演奏を
                    もっとベートーベンの楽譜に隠された美を
                    如何にして表現するかに、心と身体を尽くしているんだろうなぁ
                    ・・・と、まぁ、聴いている方の妄想に過ぎないけれど

                    そういう妄想が出来るというのは
                    聴衆としては、最高の贅沢ではないか。

                    ベートーベンの交響曲2番。
                    3番でぶっ飛ぶベートーベン以前の
                    古典的な枠の中で
                    化ける萌芽を含みながら
                    マジメに古典的モチーフで遊ぶベートーベンって好き。

                    第一楽章の繰り返しはさすがに避けたが
                    (あれやると、むちゃ長くなって中だるみする)
                    すっきり古典的というよりは
                    ドゥダメルの元気一杯な指揮棒のもとに

                    お〜い、やったるぜ
                    聴け、聴け、聴け、聴いてくれ
                    俺たち、超一流オーケストラだから
                    お願い聴いて
                    ・・・という

                    普段だったら、けっ、と思っちゃうプライドなのに
                    今日のコンサートは
                    メンバー全員の気迫の凄さで
                    ついつい聴き惚れてしまう。

                    コリオランと同じように
                    ダイナミックスを極限まで効かせて
                    締まって、スッキリしているのに
                    モダン・オーケストラの響きは充分に出ていて

                    ベートーベンの交響曲って
                    もう何回も何回も何回も聴いているのに
                    それでも、まだ演奏される意味が
                    何となくわかるような気がする。

                    聴くたびに新しい発見もあるし
                    楽しい、という単純な喜びもある。
                    何回聴いても飽きない。

                    来る時には、大きな雨雲が見えたけえど
                    風もなく、天気もそのままもって
                    最後は16℃まで気温は落ち込んだが
                    満月の空を見ながら
                    良い気分でウィーンに戻った私に
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                    帰宅したら、ウィーン・フィルから
                    定期公演に関する変更のお知らせが入って来ていて
                    ウィーン・フィル定期がタイヘンな事になってしまっていて
                    (要は、すべての会員チケットをいったんキャンセルして
                     仕切り直しになるので
                     もう定期公演という感じではなくなってしまう上
                     チケットの料金が約2倍になった(涙))
                    秋シーズンから、観客数を抑えるために
                    どんどんコンサートのチケット代金が上がっていく。
                    この分では(私も失業者だし)
                    毎日のように通う、という贅沢は無理だろうなぁと思うと
                    ちょっと滅入るけれど
                    ・・・まぁ、何とかなるでしょう、うん。

                    ウィーン・フィル + エッシェンバッハ 2回目

                    0
                      Musikverein Großer Saal 2020年2月16日 11時〜13時5分

                      Wiener Philharmoniker
                      指揮 Christoph Eschenbach
                      バリトン Matthias Goerne

                      Gustav Mahler (1860-1911)
                      Fünf Lieder nach Texten von Friedrich Rückert
                      1. Ich atmet’ einen linden Duft
                      2. Liebst Du um Schönheit
                      3. Blicke mir nicht in die Lieder
                      4. Ich bin der Welt abhanden gekommen
                      5. Um Mitternacht

                      Johannes Brahms (1833-1897)
                      Quartett für Klavier, Violine, Viola und Violoncello Nr. 1, g-moll, op. 25
                      gesetzt für grosses Orchester von Arnold Schönberg

                      さて、本日はラジオでのライブ放送もあるし
                      ここでマーラーの和声が直っていなかったら
                      ウィーン・フィルの末代までの恥・・・・とか
                      意地悪な事を考えながら

                      聴衆としては、ヘンな和音を聴きたくないし
                      ゲルネの声があまりに素晴らしかっただけに
                      ちゃんとした演奏を聴きたいわけで
                      ドイツ語で言う schadenfroh という気分では
                      断じてない。
                      (註 schadenfroh って日本語に訳し難いドイツ語の一つで
                       他人が何か災難を被った時に
                       「ざまあみろ」という気分を言う)

                      マーラーのリュッケルト・リーダー。
                      結論から言えば
                      Ich bin der Welt abhanden gekommen の最後の和音は
                      美しく直っていた。バンザイ。
                      Um Mitternacht は微妙な部分があったけれど
                      あれが正しいと言われれば
                      そうかもしれない程度の納得は出来る和声だったので
                      良しとしよう。たぶん合ってる。

                      え〜っ、そんな結論イヤ
                      自分の耳で確かめたい、という方は
                      1週間は聴けると思うので こちら からどうぞ。

                      私も後でラテン語の復習・予習を放ったらかして
                      (音楽分析の宿題なんか、まだ手もつけていない)
                      聴いてみたのだが

                      ゲルネの声が
                      会場で聴いた時にも、スゴイと思ったんだけど
                      オーケストラの管の音と
                      ものすごく混じり合って
                      天上の音楽のごとくに美しい。
                      録音だと、ドイツ語も楽友協会より明確に聴こえてくる。

                      4月のオペラ座でのパルシファルに出演、というのを聞いて
                      慌ててチケットの状況を見て
                      高いチケットしかなかったのだが
                      (しかも本当に高い・・・・汗)

                      今のパルシファルの演出、まだ観てないし
                      やっぱり季節モノだから1年に1回くらい
                      贅沢しても良いだろう、と思って
                      ついつい買ってしまって
                      ますます貧乏生活突入というか

                      (あ〜、もう良いわ。別に金残す必要もないし
                       破産しても年金だけは出るから
                       コンサートとかオペラとか行かなかったら
                       生きてはいける(はず))

                      パルシファルはキャンセルさえなければ
                      ルネ・パペまで出演する予定だし
                      長いオペラだから、秒数や分数で割ったら
                      高いチケットも、ペイするわよ(やけっぱち)

                      やけっぱち、と言えば
                      今日の後半のシェーンベルク編曲版のブラームスも
                      かなりやけっぱち気味(爆笑)

                      指揮者の動きを見ると気分悪くなるので
                      しっかりと音楽だけに集中したけれど

                      ウィーン・フィルらしからぬ元気な演奏というか
                      オーケストラのいじましい努力が
                      切々と伝わってくる感じがする(妄想)

                      これはまだ私、ラジオ放送は聴いていないけれど
                      上のサイトから1週間聴けるので
                      聴きたい方はどうぞ。

                      エッシェンバッハは今週80歳のお誕生日を迎えられるらしい。
                      指揮者は円熟して来て素晴らしくなる人も多いし
                      まぁ、歳取ってくると色々と(以下省略)

                      自分も、歳取って来て
                      音感だの耳だの、もともとない感受性だのが
                      どんどん少なくなって行くのだが

                      問題は(もともとない)記憶力なのだが
                      それ言い出すと
                      年寄りの繰り言になるので
                      やめておく、と
                      健気に(何が!)決心している私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。


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