ウィーン・フィル + ラファエル・パヤーレ

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    Wiener Konzerthaus Großer Saal
    2018年6月16日 15時30分〜17時30分
    2018年6月17日 11時〜13時

    Wiener Philharmoniker
    指揮 Rafael Payare
    メゾソプラノ Elīna Garanča

    Ludwig van Beethoven (1770-1827)
     Ouverture Nr. 3 zu „Leonore“ „Leonore-Ouverture Nr. 3“ (1805/06)

    Gustav Mahler (1860-1911)
     Fünf Lieder nach Gedichten von Freidrich Rückert (1901/02)
      Blicke mir nicht in die Lieder
      Ich atmet einen linden Duft
      Um Mitternacht
      Liebst du um Schönheit
      Ich bin der Welt abhanden gekommen
     Urlicht (Des Knaben Wunderhorn) (1893)

    Béla Bartók (1881-1945)
     Konzert für Orchester Sz 116 (1943)

    両方ともコンツェルトハウス主催のコンサートで
    土曜日はインターナショナル・オーケストラのチクルス
    日曜日はマイスター・ヴェルクのチクルス。

    土曜日、オープン・デイを抜けて行ったのだが
    オペラ・グラス(望遠鏡)を忘れて
    しっかり見える席だったのに
    ガランチャの美しさを手に取るように見る事が出来ず欲求不満。
    日曜日は望遠鏡とチケットを握りしめて会場に行った。

    土曜日のガランチャは黒のラメ入りロング・ドレス
    日曜日のガランチャは白いシフォンのふわふわのロング・ドレス

    ・・・何を着ても、絵になる美人だなぁ。

    指揮者のラファエル・パヤーレは
    見た目、ロシアの防寒帽子を被った可愛い男の子に見える。
    以前よりヘアのボリュームが増しているような気がする。

    2015年に故マゼールの代役でウィーン・フィルにデビューした指揮者で
    ベネズエラ出身の38歳。

    ベートーベンとマーラーとバルトーク。
    全体的に、各パートをクリアに出して来て
    非常に繊細で透明感のある音を出すかと思うと
    ベートーベンでは、途中、うわああ、ワイルド!という部分もあって
    なかなか面白い音を作る人だ。

    お目当てのアーティストは
    美人ナンバーワンのエリーナ・ガランチャ ♡

    このメゾソプラノ、本当はオペラの舞台で観ると
    声量、声の美しさに加えて、演技が巧くて
    しかも見た目の美しさも手伝って
    悶絶モノなのだが
    (最近チケット高くて行けなくなったけれど
     オクタヴィアンとかセストでは、息を飲む美しさだった)

    ドイツ・リートとか別に聴かんでも良いか、と思っていたら
    今回のマーラーのリッケルトで腰が抜けた。

    低音の美しさ!!!!
    Blicke mir nicht in die Lieder なんて
    最初から最後までピアニッシモの歌なのに
    声を張り上げる事一切なく
    なのに、あの美しい声で天井桟敷まで
    あくまでも柔らかく美しく響いて来る。

    オーケストラの繊細さに加えて
    ガランチャの、これもとことん繊細な声。
    低音で倍音なのに厚くならず
    あああああ、これが「美声」ってものよ、うん。

    Um Mitternacht では鳥肌がたった。
    オクターブ飛ぶところがあるのだけれど
    胸から頭への共鳴に飛ぶプロセスとその結果が
    (あ〜、自分でも毒されてるような気がする)
    あまりにあまりに、あまりに見事。

    もう、ここまで来ると
    才能だの努力だの(も大事だが)を超えて
    こういう身体構造を持つ人がいる事自体が
    奇跡としか思えない。

    あ〜〜〜、羨ましい・・・と思うんだけど
    考えてみたら、歌手自身は、自分の声は録音以外では聴けないのだ。
    天賦の才があっても、その才を楽しめるのは聴衆だけ(笑)

    Um Mitternacht も Ich bin der Welt abhanden gekommen も
    もともとのリッケルトの詩は
    恨みがましくてコンプレックスの裏返しっぽく読めるのだが
    マーラーの手になって
    ガランチャの美声で繊細なオーケストラと歌われると
    あああああ、もうワタシ、天国です!!!
    (オーケストラのメンバーで天井見上げて感じ入ってる(っぽく見えた)人もいた)

    土曜日は Ich bin der Welt abhanden gekommen の後に拍手がなくて
    そのまま Urlicht に続けたのがすごく良かった。
    日曜日は拍手入ったけれど
    もともとプログラム記載では別途に載っていたのでフライングではない。

    メゾソプラノでマーラーを歌わせたら
    エリザベート・クルマンという素晴らしい歌手も居る。
    どちらが良いという比較はできないけれど

    ガランチャの持つ「華」って、スゴイ。
    美しさのオーラが(見た目と声と・・・)バンバン飛んで来て
    たぶん、クルマンの方が「深み」はあるのだけれど
    ガランチャのオーラにはひれ伏したくなる。

    なんかもう、別世界に飛んでしまった後の
    バルトークのオーケストラのための協奏曲。

    好きな曲だし、名人芸がバッチリ聴けて
    しかも、各パートのクリアさと透明感が抜群。

    その分、時々バルトークのこの曲で感じる
    強い痛々しい郷愁や、胸を締め付けるようなやるせなさは
    あまり感じなかった。
    音楽的処理の見事さが前面に出てたような気がする。

    しかしともかく
    やっぱりエリーナ・ガランチャ ♡
    ずっとファンだったけれど
    あまりに有名になり過ぎちゃって
    オペラのチケットも入手できないので
    ずっと聴いていなかったけれど

    機会があれば(まぁ、マイク使うコンサートは論外だが)
    やっぱり貪欲に聴いておくべき歌手だなぁ、と
    つくづく思った私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    そろそろコンサート・シーズンも終わりだが
    まだウィーン交響楽団と
    ウィーン放送交響楽団のウィーン音大指揮科卒業試験コンサートと
    クルレンツィスのマーラーがある!!!!

    ウィーン・フィル + マリス・ヤンソンス

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      Musikverein Großer Saal 2018年6月10日 11時〜12時5分

      Wiener Philharmoniker
      指揮 Mariss Jansons

      Béla Bartók (1881-1945)
       Musik für Saiteninstrumente, Schlagzeug und Celesta

      Peter Iljitsch Tschaikowsky (1840-1893)
       Symphonie Nr. 6, h-Moll, op. 74 „Pathétique“

      ウィーン・フィル今シーズンの最終定期公演。
      (土曜日の分も持っていたのだが講義があったので同僚に譲った)

      朝から外は26℃越えている上に、非常に蒸し暑い。
      この湿気、まるで日本の蒸し暑さと同じ・・・
      こちらは冷房がないだけに(楽友協会は少し冷房は入っている)
      結構、この暑さ、キツイ。

      このプログラムはラジオ放送の予告では
      マリス・ヤンソンスがウィーン・フィルにデビューした時と
      同じプログラムなんだそうだが

      ヤンソンスって、最初のデビュー時から
      こんな短い(演奏時間1時間に満たない)プログラムだったのか。
      ・・・って、まぁ、別に関係ないけど、ついつい f^_^;)

      弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
      という長い曲目は、ともかく有名な曲なので
      比較的演奏頻度も高い。

      (沈黙)

      何を書いて良いのか困惑してる。
      ワタシ、音楽に関してはド・シロートだし
      演奏の良し悪しなんて、全然わからないから
      自分の主観的で勝手な印象をメモするだけのために
      このブログを書いているんだけど

      あまりにノーブル過ぎるというか
      尖っていないというか
      いや、別にバルトークで尖る必要はない、と言われればそうなのだが
      ワタクシ的には、もう少し鋭い音で
      はっきりした輪郭で聴きたい曲なので

      ゆっくり目のテンポで
      実に丁寧に歌わせて歌わせるバルトークは
      かなり異質に響く。

      ウィーン・フィルの弦って、そういう響きだから
      そういうものだと思って聴くべきなんだろうなぁ。
      ピアノがかなり良い感じの硬質な音を出していたので
      それでよしとすべきか。

      後半、チャイコフスキーの悲愴。

      出だしに鳥肌。
      何ですか、その地獄のような暗さは・・・
      最初のファゴットのメロディから
      地の底に落ちるような恐ろしさ。

      途中の部分も細かい木管のメロディを徹底的に提示して
      解像度が良いというよりも
      ほとんどバラバラになりそうな不安定感。
      どこの木管のメロディがどこに繋がっていくかははっきり見える。

      弦のあの美しい主題も
      美しいというよりは、どこか遥かから聴こえてくるような
      現実離れした空間に入って行きそう。

      第2楽章のワルツも
      いつもなら音楽の喜びを全身に浴びるようなヤンソンスなのに
      何となく力がないというか
      遅めテンポで、活気のようなものを完璧にカットして
      何とも儚い一夜の夢のようなアプローチ。

      第3楽章も抑え気味の演奏で
      若い指揮者がノリノリになるような演奏とは全く違ったのに

      第3楽章終わったとたんに
      ブラボー・コールが飛んで
      そのまま大喝采に突入・・・ 😱

      いやこれ、ツィッターで呟いたとたんに
      大いに RT されまくったのだが
      私も悲愴のフライング・ブラボーと拍手は
      久し振りに聞いた。
      (何回も経験はしているけれど・・・)

      もちろん、何人もがシーッ! 🤬 と言ってはいたのだが
      あれだけ大人数が拍手し始めてしまうと、止めるのは無理。

      これが「音楽の都」ウィーンの実情です(涙)
      だって、なにせ「音楽の都」だから
      今までの人生で一回もコンサートとか行った事のない人が
      ウィーンに来るならクラシック、と一途に思い込んで
      楽友協会や国立オペラ座に大挙していらっしゃるワケです。
      (コンツェルトハウスは観光客は少ない)

      だったら、それなりのドレス・コードで
      静かに聴いているかイビキかかずに眠っていてくれれば
      別に構わないのだが

      演奏中にスマホでゲームしていたり(貧民席のデフォ)
      演奏終わったら拍手と思い込んで
      とんでもないところでブラボー叫んだり拍手したり
      まぁ、仕方ない、色々とあります。

      (一番悲惨だったのが、大昔、ウィーン芸術週間の時に
       ウィーン・フィルとムーティでのコンサートで
       シューベルトのグレートの楽章ごとの拍手。
       ムーティは苦笑してるし、オーケストラはダレまくりで
       あんな悲惨なシューベルト、今まで聴いた事がなかった。
       得難い体験ではあったが・・・)

      しかもこの第3楽章の後の拍手
      なかなか止まなくて
      (常連たちは首を振って呆れかえっているのだが)

      しかも止んだ後に、平土間客席から
      年配のご婦人の声で「いったい何があったの?」とか響いて来て
      それに対して「まだ演奏は続くのよ」とか回答が聞こえて来たりして・・・
      (声は響くが内容はよく聞き取れなかったけれど
       間違いなく上記のような内容のやり取りだった)

      ただ、この、とんでもない大喝采の後の
      最終楽章が、実に実に実に良かったのだ・・・
      (怪我の功名???)

      第1楽章の出だし、鳥肌のたった地獄落ち部分予告編が
      最終楽章に至って、俄然、活きて来た。

      最終楽章までは
      解像度の良い、遅めテンポのカンタービレな演奏で
      ヤンソンスが細かい部分まで徹底的に計算しているのが
      透けて見えるような表現をしていたのに

      最終楽章で感情的に弾けたような
      理性吹っ飛んで(怒っていたのかもしれないが)
      あっ、指揮者が人間になった、という変身感。

      最終楽章がフライング・ブラボーで
      本当に「悲愴」になったのは初めて聴いた。
      あまりに胸が締め付けられて、ちょっと痛くなる。
      ウィーン・フィルの優雅な弦も
      ノーブルさを残しながら、ものすごい悲壮感を醸し出していた。

      その意味では
      良いコンサートだった・・・と言って良いんだろうなぁ。
      最初の弦チェレでう〜ん、と首を傾げて
      悲愴でも、前半では、ヤンソンスの計算高さに
      かなり冷静な気分だった私も
      最終楽章でモロに感情を翻弄されてしまったから。

      同じプログラムで6月12日にソワレ。
      (私はこの日はバレエに行く)
      その後、コンツェルトハウスでラファエル・パヤーレの指揮で
      2回コンサートがある。
      (ガランチャが出るけれど、チケットの料金設定が高いので
       まだまだチケットは余っている模様)

      ウィーン交響楽団とヒメオ、グルービンガーでの
      6月16日・18日のコンツェルトハウスでのコンサートが
      やっぱりチャイコフスキーの「悲愴」(爆笑)

      コンサートのプログラムの曲目が
      何故か重なるのは、不思議というよりは
      まさにマーフィーの法則だなぁ、と
      大笑いしている私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



      しかし・・・蒸し暑い。
      大雨でも来れば少しは涼しくなるのだろうが
      日本の夏とほとんど変わりないじゃん・・・
      (しかもこちらは冷房なし・・・)

      ウィーン・フィル + エッシェンバッハ 1回目+2回目

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        Musikverein Großer Saal 2018年5月26日 15時30分〜16時40分
        Musikverein Großer Saal 2018年5月27日 11時〜12時10分

        Wiener Philharmoniker
        指揮 Christoph Eschenbach

        Wolfgang Riem (*1952)
         Spiegel und Fluss (Nachspiel und Vorspiel)

        Anton Bruckner (1824-1896)
         Symphonie Nr. 1, c-Moll, WAB 101 (Wiener Fassung, 1891)

        ウィーン・フィルの定期公演。
        土曜日・日曜日分、まとめて書く。

        見てお判りの通り、まぁ、地味なプログラム・・・というより
        あまりにニッチ過ぎるだろうこれは。

        案の定、土曜日はチケットが余っていたらしく
        直前に会った知り合いから
        平土間座らない?と、とんでもない貴賓席のチケットをもらい
        初めてオーケストラが見えるところに座った。

        後で、何故、首が痛いんだろうと思ったら
        そりゃ、平土間だからオーケストラを見上げる位置。
        (貧民席は何も見えないか、見下ろすかしかない)

        さて、土曜日、プログラムを買う時に
        今日は幕間はなしだよ、と言われ

        コンサート開始前に団長が出て来て

        指揮者のエッシェンバッハの意向で
        リームとブルックナーの関連性を強調するため
        幕間はなしとなりました

        というアナウンスがあったのだが

        マイクなしで喋ったため、後ろの人は何も聞こえず
        「聞こえないぞ〜、もっと大きな声で話せ〜」という怒鳴り声(笑)

        日曜日はマイク持って出て来て
        「本日は幕間はありません」

        土曜日のアナウンス(平土間だからばっちり聞こえた)では
        リームとブルックナーの関係、とか言われて
        最初から最後まで
        リームとブルックナーに、いったい何の関係が?と
        頭を悩ませていたのだが、2回聴いても、やっぱりわからん。

        リームの曲は15分ほど。
        木を叩く音が「時間」を表しているとか
        プログラムに書いてあったけれど
        あまりにそれは安易じゃないか?

        前半はセクンドとクヴァルトの連続で
        ただ、マイクロトナールは使っていないし
        途中でテルツやクイントもかなり出てくるし
        聴きやすい、と言えば聴きやすいんだけど

        盛り上がらないし、テンポ遅めでほとんど変化がないし
        しかもトナールで、平坦に上がったり下がったりって
        全然面白くない(すみません感受性ゼロで)

        曲のタイトルが「鏡と流れ、ないしは前奏と後奏」だから
        前奏と後奏だけで、メインがない、と考えれば良いのだろうか。

        15分我慢して(すみません)聴いてから
        指揮者はいったん出入りはするけれど
        幕間なしでブルックナーの交響曲1番。

        ・・・ブルックナーですね、どこを取っても。
        はい、だから?という感じなんだけど

        日曜日は昨日のクリーブランドの音が頭に残っていたので
        (日曜日はいつもの超貧民席だったが、常連がほとんど来ていなかった)
        ウィーン・フィルの弦って
        柔らかいなりに、ちゃんと芯が通っていて
        音そのものが、一つの焦点にまとまっているなぁ、と
        つくづく思う事になった。

        で、ブルックナーを演奏させたら
        (どの交響曲であっても(笑))
        やっぱり、ウィーン・フィルはむちゃくちゃ張り切る (^o^)

        平土間で舞台見ていた時にも思ったけれど
        誰1人として、サボってない。
        弦のボーイングも全員がガリガリやっていて
        (それでも音響はあくまでもノーブル)
        管楽器も最高に巧い。

        やっぱりウィーンのオーケストラにとって
        ブルックナーって特別なんだろうなぁ。

        幕間なしで、1時間ちょっとのコンサートというのも
        そう悪くはない(オーケストラ・プレイヤーにも聴衆にも(笑))

        ウィーン・フィルはこの後
        5月31日に恒例のシェーンブルン宮殿の庭でのオープン・エア・コンサート
        (入場無料、詳細は ここ ゲルギエフ指揮でネトレプコが歌う)
        そして、6月3日にサンクト・ブローリアン修道院で
        ブルックナー1番を演奏する。

        ウィーン・フィルのウエブ・サイトには
        6月3日のサンクト・フローリアン修道院では
        リームとブルックナー(今回の定期と同じ)と書いてあって
        サンクト・フローリアン修道院のプログラムには
        リームじゃなくてヘルベルト・ヴィリの作品になっている(笑)

        もっともチケット取り扱いのサイトではリームになっていたので
        ヘルベルト・ヴィリの作品の演奏はないだろう。

        ブルックナーの聖地、サンクト・フローリアン修道院のコンサートって
        行ってみたい気もするけれど
        私はこの日はウィーン交響楽団とジョルダンに行く予定(笑)

        ついでだけれど
        シェーンブルン宮殿のウィーン・フィルとネトレプコにも行きませんので
        どうぞ悪しからず・・・という私に
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。



        土曜日も日曜日も太陽燦々と輝く晴天で
        コンサートに行かず、太陽を浴びにいった人が多かったんだと思う。

        ウィーン・フィル + ネルソンス

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          Musikverein Großer Saal 2018年5月13日 11時〜12時20分

          Wiener Philharmoniker
          Sinverein der Gesellschaft der Musikfreunde in Wien
          指揮 Andris Nelsons
          ソプラノ Camilla Nylund
          アルト Gerhild Romberger
          テノール Klaus Florian Vogt
          バス Georg Zeppenfeld

          Ludwig van Beethoven (1770-1827)
           Symphonie Nr. 9 d-Moll, op. 125

          本当は土曜日午後のチケットを持っていたのに
          大学での集中講義のために行けず
          慌てて日曜日の分を購入。

          忙しい・・・というより
          ともかく時間がないので、ちょっとだけ個人的にメモ。

          いやもう、やっぱりベートーベンの交響曲9番って
          どのオーケストラでどの指揮者で云々よりも
          ともかく作品が圧倒的な力を持っている。

          特に最終楽章のコーラス。
          も〜、この合唱団、アマチュアの筈なのに
          何でこんなに巧いのだろうか。
          圧倒的な美しさとニュアンスで
          このコーラスを聴いただけで
          あ〜、もう、むちゃ幸せ・・・という気分。

          ネルソンスは相変わらずの張り切りボーイだが
          オーケストラをうまくコントロールして
          どちらかと言えば、モダン、ちょっと以前の巨匠的な
          割に大きな音量のレンジとニュアンスで
          最初から最後まで緊張感を保っていたし

          もともとのウィーン・フィルの弦の美しさに加えて
          木管・金管の素晴らしい事、ため息モノだった。

          ソプラノはオポライスが予定されていたがニュルンドに変更。
          ニュルンドの声は強いし澄んでいて無理がなくて素晴らしい。

          バスのツェッペンフェルトは
          たぶん、声が前に飛ぶタイプなのだろう。
          最初のソロの出だしが
          あまり朗々とは聴こえて来なかったのだが
          正面にいた知り合いは、すごく良かったと言っていたので
          これは私の超貧民席の音響が悪い。

          テノールのフォークトだが
          超貧民席だとそんなに目立たなかったけれど
          あまり声量がなかったそうだ。

          貧民席には聴こえては来たものの
          フォークトの声って
          何と言って良いのか、ともかく少年っぽい。
          若々しいと言うべきか、無邪気・純粋というべきか
          大人のテノールの声という私の思い込みとは
          全く違う声の質を持っている。
          (キライじゃないですけどね(笑))

          いやもう、ともかく最後のコーラスに腰が抜けて
          コンサート後に燦々と輝く太陽の中を
          知り合いと興奮しながら話しつつ

          久し振りに(いやウィーンに来て初めてかも)
          冷やし中華をお昼ご飯で堪能した私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。



          そう言えば母の日だったのだが
          コンサート後は閉じ篭って論文と仕事に集中していて(汗汗汗)

          ウィーン・フィル + ハーディング 2回目

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            Musikverein Grosser Saal 2018年5月6日 11時〜13時

            Wiener Philharmoniker
            指揮 Daniel Harding
            メゾソプラノ Elisabeth Kulman

            Leonard Bernstein (1918-1990)
             Symphonie Nr. 1 „Jeremiah“

            Gustav Mahler (1860-1911)
             Symphonie Nr. 5, cis-Moll

            後でプログラム見ていたら
            土曜日の午後にも同じプログラムで
            楽友協会主催のコンサートがあったようで
            ・・・ちっ、見逃してた(汗)

            演奏旅行も終わった後の
            楽友協会でのウィーン・フィルのコンサート。
            これは定期公演ではなく、楽友協会主催のもの。

            バーンスタインのエレミアの出だしで
            うううううっ・・・
            何と言う弦の音の美しさ。

            楽友協会久し振りだし。
            いや冗談じゃなく、ほとんど2週間振りで来て見て
            ウィーン・フィルの弦とか聴いちゃうと

            ホールの音響、オーケストラの音色の美しさに悶絶。

            というより、昨日のバレエ公演のオーケストラ・ピットで
            演奏していたの、同じオーケストラだよね。
            (メンバーは違うかもしれないけど)
            バレエ公演のオーケストラ演奏について何を言うワケではないが
            えらく音の響きが(以下省略)

            宗教曲という色合いはあっても
            このバーンスタインの交響曲
            ウィーン・フィルとハーディングが演奏すると
            まぁ、何て美しくなってしまうんだろう・・・

            音楽の繋ぎ目を感じさせないレガートで
            強調する荒々しい部分も決して金切り声にならず
            細かい部分まで、しっかり伝わって来て
            なのに、規模的にチマチマしていない。

            クルマンのメゾ・ソプラノの美声に、またもや悶絶。
            高い音は一つもないので
            ワタシだって歌えそうだが(勘違い)
            あの中音程の柔らかい響きって
            本当に何だかこの世のものじゃないような感じ。

            マーラーの交響曲5番だが
            この間聴いた時より、何だかもっとバランスが良くなったような印象。

            最初の時は、緊張感もあったけれど
            加えて、ちょっとマッチョな荒々しさがあったような感じだが
            演奏旅行を終えてウィーンに戻ってきたら
            荒々しい角が取れて、丸くなってる(←所詮は妄想ですが)

            でも、緊張感はそのままで
            無駄な力が抜けて筋肉質になった感じだなぁ。
            細かい部分もしっかり聴こえてくるし
            マーラーらしいポリフォニーもちゃんと活かしているけれど
            ウィーン・フィルらしい音色のマーラーになったというか。

            謎の発言だが、まぁ、シロウトの耳ってそんなもんです(笑)

            来週は祝日があるので、その前後の休講もあって
            少し腰を据えて勉強できる・・・んじゃないかと思うんだけど
            (そんな事を言ってると、祝日を無駄に過ごして後で泣きを見る)
            何だかもう、やる(べき)事が多過ぎて
            気ばかり急くアホな私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。



            この後、2つコンサートをはしごしているので
            ブログ書ける時間があれば後から・・・(汗)

            ウィーン・フィル + ダニエル・ハーディング 1回目

            0
              Musikverein Großer Saal 2018年4月23日 19時30分〜21時50分

              Wiener Philharmoniker
              指揮 Daniel Harding
              メゾソプラノ Elisabeth Kulman

              Leonard Bernstein (1918-1990)
               Symphonie Nr. 1 „Jeremiah“

              Gustav Mahler (1860-1911)
               Symphonie Nr. 5, cis-Moll

              これはウィーン・フィルのソワレ公演。
              ズービン・メータがキャンセルして、ソワレはハーディングに変更、と
              連絡が入って来た時から
              チケットを狙っていて、ラッキーにも入手できた (^^)v

              しかしプログラムが超重量級である。

              バーンスタインという作曲家の作品
              ついついウエスト・サイド・ストーリーとかが頭に浮かぶが
              バーンスタインの交響曲は
              このエレミアも不安の時代もカディッシュも
              ともかく・・・重い。ずっしり来る。

              もちろん相変わらず宗教や信仰が中心部に
              ど〜んと居座ってるし(あ〜、バーンスタインのファンのみなさま、ごめんなさい)

              30分ほどの曲だが
              ユダヤ教の意識が強く現れていて
              この間のカディッシュと同じく
              いや、たぶん、もっと、この曲は
              噛み砕くのが難しい。

              不協和音の連続で不安を掻き立てるような楽章から始まる。
              ハーディングという指揮者は
              私の印象では、非常に細かい部分に拘って
              大編成オーケストラでも室内楽的な演奏をする感じなのだが
              今回の演奏は、かなり強くてマッチョで
              最初から、汗を握るような緊張感の連続で押して来る。

              あ〜、何だか聴いていて、身体中が締め付けられるような感じ。
              ヴィヴァーチェ・コン・ブリオの第2楽章のリズム感、躍動感
              緊張感がずっと止まらない。

              その、不安を煽り立てるような緊張感との対比で
              最終楽章の Lento の
              クルマンのこの上なく美しい
              厚みのあるメゾソプラノで祈りのように歌い上げられると

              ・・・ああああああ、美しい。
              美しすぎる。
              涙が出てくるくらい
              彼岸の世界というか

              叫ぶ事なく、大袈裟になる事なく
              ドラマチックになり過ぎず
              張り上げないメゾソプラノ。

              いや、ちょっと、この曲、すごい。
              宗教的な色合いが強いから苦手なはずなんだけど
              心の底にずっしりと響いてくる。

              曲が終わった後
              ハーディングが、どうも感極まったようで
              ほとんど泣き顔になっていたのが印象的。
              それだけ曲に深く潜り込んでいたんだろうなぁ。

              マーラーの交響曲5番も
              エレミアと同じく、超弩級の曲で

              こちらも、すごく筋肉質。
              バーンスタインの曲よりオーケストラ編成は大きくなって
              ウィーン・フィルの弦が
              こんなに硬質な音を出すのも珍しい。

              トランペットのソロとホルンのソロが見事。
              ホールに一点の曇りもない金管楽器の音が響くと
              それだけでゾクゾクする。

              ちょっと乱暴に聴こえてくる位の緊張感が溢れていて
              ハーディングって、もっとちまちました音楽作りをするか、と思っていただけに
              驚くべき規模の大きさに、かなり驚いた。

              ただ、その前のバーンスタインのエレミアが
              特に最終楽章があまりに美し過ぎて
              マーラーの5番(だってアダージェットとかあって美しい筈なのだが)が
              ワタクシ的には少し霞んでしまった感じかなぁ。

              いや〜、思っていたよりエレミアが良くて
              ちょっと感激しまくっていたら
              友人から「5月5日に聴きます」と言われて

              自分のカレンダーを見てみたら
              私も5月5日のチケットを持っている・・・(笑)

              という事で、この同じプログラム、もう一度聴くチャンスが出来た。
              同じプログラムで演奏旅行の後になるから
              また演奏そのものは変わっている可能性もあるけれど
              それでも楽しみな私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。


              ウィーン・フィル + オロスコ=エストラーダ

              0
                Musikverein Großer Saal 2018年4月22日 11時〜13時

                Wiener Philharmoniker
                指揮 Andrés Orozco-Estrada

                Leonard Bernstein (1918-1990)
                 Ouvertüre zu „Candide“

                Johannes Brahms (1833-1897)
                 Variation über ein Thema von Joseph Haydn für Orchester, op. 56a
                 Symphonie Nr. 1, c-Moll, op. 68

                ウィーン・フィルの日曜日定期。
                ウィーン・フィルの定期公演は土曜日も日曜日も行っているけれど
                昨日の土曜日の午後は大学でシステム音楽学概論の集中講義があって
                チケットは友人に譲って行けなかった。

                もともとはズービン・メータが指揮する予定だったが
                キャンセルになって
                その前もウィーン・フィルの定期を振った
                アンドレス・オロスコ=エストラーダが登場。

                最初のバーンスタインのキャンディード序曲。
                きゃーっ、こういう曲、ウィーン・フィルが演奏できると思わなかった。
                (って失礼な!ウィーン・フィルは何でも演奏します・・・って(笑))

                複雑なリズム構成で多重になったメロディや入れ込みを
                指揮台の上で踊りながら、大音響でオーケストラに演奏させる指揮者。
                この間のペトルーシュカも音量が大きかったけれど
                これも元気一杯で
                しかも、こういうノリノリのリズムの曲って
                オロスコ=エストラーダはやっぱり巧い。

                面白いことに、これ聴いて何を思ったかと言うと
                (独断偏見ど素人の恐ろしさ)
                ショスタコーヴィッチのムツェンスク郡のマクベス夫人の音楽。
                似てるわけないんだけど、音の色に何だか共通点がある感じがした。
                (すみません、だからシロウトって怖いんです、ハイ)

                ハイドンのバリエーションは・・・
                う〜ん、まだちょっと若い、というか
                しっとりしたブラームスらしさに欠けて
                ブラームス的な美しさがあまり出て来なくて
                なんかこう、運動的という感じになってしまって、ちょっと退屈。

                幕間の後はブラームスの交響曲1番。
                いや、これ聴いていて思ったんだけど
                こういうスタンダードな曲って
                ウィーン・フィルは間違いなくウィーン・フィルの音を持っている。

                多少、指揮者がテンポを弄ろうが
                アクセントやバランスの違いを指示しようが
                出てくる艶やかな音は
                間違いなくウィーン・フィルの音になっているので

                こういう曲って
                誰が指揮台に立っても
                (あるいは極論を言えば、誰も立っていなくても?(笑))
                ウィーン・フィルって、完璧に自分たちの音で演奏してしまうんじゃないだろうか。

                私が愛読している日刊新聞のプレッセでは
                (日刊新聞の中では、唯一、カテゴリーに「クラシック」というのがある)
                この間のウィーン・フィルの定期も含めて
                オロスコ=エストラーダは酷評されていたけれど

                批評家に何を言われようが
                出てくる指揮者は出てくるのである(笑)

                まだ元気すぎて、バタバタしているところはあるけれど
                ウィーン・フィルも何回も振って
                ウィーン交響楽団の次代の首席にも決まった若い指揮者の
                これからの活躍が楽しみではある。

                これも手抜き記事ですが、どうぞ1クリックをお恵み下さいませ。


                ウィーン・フィル + オロスコ=エストラーダ

                0
                  Musikverein Großer Saal
                   2018年4月7日 15時30分〜18時
                   2018年4月8日 11時〜13時30分

                  Wiener Philharmoniker
                  指揮 Andrés Orozco-Estrada
                  ピアノ Yefim Bronfman

                  Ludwig van Beethoven (1770-1827)
                   Konzert für Klavier und Orchester c-Moll, op. 37

                  Béla Bartok (1881-1945)
                   Konzert für Klavier und Orchester Nr. 2

                  Igor Strawinsky (1882-1971)
                   „Petruschka“ Burleske Szenen in vier Bildern (Fassung 1947)

                  ウィーン・フィルの土曜日・日曜日定期公演。
                  最近、サボっていて一気に書いているので(すみません)
                  まとめて2回分。

                  ウィーン・フィルの定期公演だが
                  8回目に当たる4月21日・22日のコンサートに予定されていた
                  指揮者のズービン・メータがキャンセルして
                  今回と同じアンドレス・オロスコ=エストラーダが指揮台に立つ事になった。

                  プログラムはバーンスタインのキャンディード序曲と
                  ブラームスの交響曲1番は同じだが
                  メータの時にあったシェーンベルクの
                  5つのオーケストラ作品作品番号16が
                  ブラームスのハイドンのバリエーションになってる。

                  ちっ、オロスコ=エストラーダ、12音技法の曲は振らないのか・・・

                  さて、今回のプログラム構成
                  ・・・なんだかヘン。

                  前半にベートーベンのピアノ協奏曲3番
                  休憩なしに
                  ベラ・バルトークのピアノ協奏曲2番
                  ・・・・って、普通、こういう組み方しないよね?
                  通常はベートーベンだけで前半、という感じだと思うんだけど・・・

                  で、何故にベートーベンのピアノ協奏曲3番???
                  いや、ワタシ自身があんまり好きな曲じゃない、というのもあるんだけど
                  ブロンフマンの、あの強いピアノで
                  別に3番を聴かなくても・・・・
                  (すみません、演奏はむちゃ良いんですが
                   やっぱり、あ〜いうマジメな曲をマジメに演奏されると
                   あまりに古典的で退屈というか・・・)

                  で、やっぱりバルトークになると
                  突然、ピアノが活き活きし出すんですよ(笑)

                  技術的にも完璧
                  粒の揃った見事な音が
                  次から次へと湧き出て
                  一瞬たりとも気の抜けない緊張感があって

                  こういう超絶技巧の曲を
                  あの完璧さで演奏されると
                  もう、むちゃくちゃ爽快 (^^)v

                  ブロンフマンのアンコールが
                  土曜日はドビュッシーの「月の光」
                  日曜日はプロコフィエフのピアノ・ソナタ7番の Preecipitato
                  月の光は繊細に美しく
                  でもかなりドライに弾いてくれたが
                  ブロンフマンのピアノの魅力が爆発するのは
                  プロコフィエフでしょう、やっぱり(笑)

                  後半はペトルーシュカ。
                  オロスコ=エストラーダのエネルギッシュな指揮姿を拝見。
                  土曜日の演奏は
                  何だか力一杯で、リキ入り過ぎな感じがして
                  (あくまでも主観的なものです)
                  しかも隣の人が立って動くので気が散って・・
                  その上、ムーア人が出て来てチューバが入るところで
                  客席から笑い声が漏れるし(え?あれ、笑うところですかぁ?)
                  キュートな人形の踊りの可愛いメロディのところで
                  何故か立って動く迷惑な隣の人から笑いかけられるし。

                  いや、あの、別に構いませんが
                  でも、ペトルーシュカ、知ってますよね?
                  あ、知らないか・・・(汗汗汗)

                  ・・・ええ、こういうコメント、確かに偉そうで
                  鼻持ちならないし、すごくイヤミな事は自覚はあるけれど
                  できれば、こういう曲は
                  インターネットで何でも無料で視聴できる時代なんだから
                  一回通して聴いてからコンサート来る方が楽しいと思うんだけど。

                  全体的にものすごく力の入った演奏だったのだが
                  (それに準じて、やはり音量も大きい)
                  でもオーケストラのバランスは見事に取れていて
                  ポリフォニーの扱い方が巧みで立体的。
                  オーケストラの音に色彩感があって
                  ストラヴィンスキーの多様性が
                  それぞれの音色で、見事な語り口で伝わって来た。

                  ムーア人のテーマのところで
                  脳内妄想でレベッカが蜘蛛女のように出て来たが(笑)
                  ↑すみません、フォルクス・オーパーのバレエのネタです。

                  オロスコ=エストラーダは
                  フィリップ・ジョルダンの後釜として
                  ウィーン交響楽団の首席指揮者になる事が決定している。

                  まだ若いけれど
                  リズム感とか音楽のセンスは抜群なので
                  これからも楽しみで
                  その意味では、将来的にウィーン交響楽団で聴けるのも嬉しい。

                  4月21日のコンサートは
                  実はちょっと本業の関係で行けないのだが
                  (本業は旅行業ではございません、既に引退しております。念の為)
                  22日には行ける事になったので
                  (最初は22日も行けない可能性が高かった)
                  楽しみな私に
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                  ウィーン・フィル + グスターボ・ドゥダメル

                  0
                    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2018年2月20日 19時30分〜21時20分

                    Wiener Philharmoniker
                    指揮 Gustavo Dudamel

                    Johannes Brahms (1833-1897)
                     Akademische Festouverture op. 80 (1881)
                     Variationen über ein Thema von Joseph Haydn op. 56a (1873)
                     Symphonie Nr. 1 c-moll op. 68 (1876)

                    ウィーン・フィルがアメリカ大陸公演に演奏するプログラムの第二弾。
                    ブラームスの名曲アワー。

                    コンツェルトハウスなので
                    ギャラリー貧民席でも舞台(の一部)は見える。

                    あれ?
                    あの女性のフルーティスト
                    以前、ウィーン交響楽団に居た人ではないか。
                    ウィーン・フィルがお買い上げになったのか、ちっ。

                    大学祝典序曲にハイドンのバリエーション、交響曲1番って
                    本当に正に名曲アワーで
                    これ、やっぱりプロモータの意向があるんだろうなぁ。

                    大学祝典序曲・・・
                    派手・・・
                    あくまでも「サウンド」で
                    コンツェルトハウスの大ホールだから
                    音量はどんなに上げてもホールは大丈夫だし
                    でもまぁ、派手にアピールしよう、という曲ではあるなぁ。

                    ハイドンのテーマによる変奏曲は
                    ・・・う〜ん、何故かわからないけれど
                    稚拙、と言ったら非常に失礼なのだが
                    ビーダーマイヤー時代的に、こじんまりと、まとまってしまい
                    これは、何だか異様に地味に聴こえる。

                    プログラムのせいだろうと思うけれど
                    美しく演奏はされているんだけど、何とも退屈(ごめんなさい)

                    こういうブラームスで後半も演奏か、と思ったら
                    交響曲1番も・・・ああああああ。

                    ゆっくり目のテンポで音を鳴らせて
                    なり損ないの(すみません)ベームあたりを狙ったのか
                    堂々とした巨匠の真似っぽく響いて来るんだけど
                    あまり表情がないし
                    テンポゆっくりな分、時々間延びして聴こえる。

                    ソロの木管のプレイヤーって
                    普段、演奏する時に、あんなに身体を動かして
                    派手にアピールしてたっけ?

                    第2楽章のバイオリンのソロ
                    ホーネックさんの、この上なく美しい音色を
                    ホルンが邪魔して、聴こえて来ない(涙)

                    コンツェルトハウスの後ろのホルンが
                    むちゃくちゃ響くのはよく知ってるけど
                    あれはないよ、あれは(涙)

                    遅めのテンポで
                    やっぱり最後はテンポ・アップして
                    予定調和的にガ〜ンと盛り上げる。

                    そりゃ、ウィーン・フィルさまさまなので
                    コンツェルトハウスのデッドな音響のホールでも
                    音はこの上なく美しく聴こえる瞬間が何回もあったけど

                    別にこのブラームス
                    ウィーン・フィルで演奏しなくても・・・

                    ドゥダメル、天才だとは思うんだけど
                    独断偏見で言えば、多少アメリカナイズされた感じで
                    サウンドばんざい、みたいに演奏されてもねぇ・・・

                    ウィーン・フィルのあのノーブルな音響が
                    なんだかやたらと派手に
                    無駄遣いされているような気がする。

                    まぁ、アメリカ大陸で演奏したらブラボーなんだろうなぁ。
                    だって、この、かなり地味なプログラムのコンサートも
                    コンツェルトハウスのチケット、売り切れだったもん。
                    (私は、もともと持っていたチクルスの一環だが)

                    ウィーン・フィルというブランドの持っている集客力か。
                    あ、でも、コンツェルトハウスって
                    ジモッティの、結構なクラヲタが多いので(笑)
                    割にあっさり、みんな演奏後に
                    ふ〜ん、という感じで会場を後にしていたが。
                    (楽友協会の聴衆とは、ある意味、全然違う層だと思う)

                    まぁ、好みと言うのは色々なので
                    ブラームスが退屈だったという人も
                    素晴らしいコンサートだったと言う人もいるんだろう。
                    それが主観的なコンサートの楽しみでもある。

                    ウィーンは朝から雪(積もってる)
                    明日は早朝から道路が氷結するだろうなぁ、と
                    ちょっと心配な私に
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                    ウィーン・フィル + グスターボ・ドゥダメル 2回目

                    0
                      Musikverein Großer Saal 2018年2月18日 11時〜13時

                      Wiener Philharmoniker
                      指揮 Gustavo Dudamel

                      Charles Ives (1874-1954)
                       Symphonie Nr. 2
                      Peter Iljitsch Tschaikowsky (1840-1893)
                       Symphonie Nr. 4, f-Moll, op. 36

                      ウィーン・フィルの日曜日定期。
                      何故か伝統的には、こちらの方が「正式な定期」で
                      土曜日の午後はゲネプロ的な意味合いがあるようだ。

                      で、いつも鉢合わせするクラオタ男性2名は来ていない
                      ・・・と思ったら、後半のチャイコフスキーで来た(爆笑)

                      やっぱりチャールス・アイヴスはお嫌いで?

                      2回目を聴いてみると
                      これ、アメリカ文化のソングを知っていれば
                      確かにめちゃウケしそうな曲ではある。

                      でも・・・ううう、すみません、退屈です。
                      確かに音の響きはこの上なく美しいし
                      時々出す大音響も、聴衆のウケにはぴったりハマってるんだけど。

                      ああ、でもそれ言ったら
                      後半のチャイコフスキーの交響曲4番。

                      土曜日にあった不安定なところがすっかり払拭されて
                      上品でノーブルなウィーン・フィルとは思えない大音響も出して
                      でも、程よいノーブルさは残して
                      演奏としては、たぶん完璧。

                      超一流のプロのオーケストラって
                      やっぱり凄いと思う。

                      これこそ予定調和の最たるもので
                      聴衆をノセてノセてノセて
                      最終楽章の最後のところでは
                      思い切りテンポ・アップして
                      更に最後の数小節で、微妙にまたテンポを速めるという

                      こういうあざといやり方って
                      割に最近、流行なんじゃないかと思う。
                      世の趨勢ではあるから、それはそれで良いと思う。

                      脳生理学の見地から言えば(おお、偉そう)
                      聴き慣れたものに関しては、心地よさを通り越すと
                      脳としては、もっと別のモノが聴きたい!と反乱を起こすらしい。

                      よって若い頃に比較的単純なポップを聴いていた層が
                      中年になるに連れ、新しい響きを持つクラシックに戻ってくるそうだが

                      幸か不幸かアメリカナイズされた戦後社会で
                      幼年期を過ごしたワタシは
                      何故かクラシック畑で来ちゃったからなぁ。
                      (だから現代音楽が好き・・・って事はないか、う〜ん)

                      やっぱり体調とか脳の具合とかによるのかも、と思いつつ
                      「脳の具合はいつも良くないじゃないか」と
                      あちこちからツッコミが入りそうでコワイ私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                      この豪華絢爛なサウンドって
                      何となくアメリカのオーケストラのサウンドに似てるのか
                      あるいは極端に言ってしまったら、ハリウッド・サウンドかもしれない。
                      (独断・偏見の極論です、お忘れ下さい(汗))

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