ドイツ語と日本語についてちょっとだけ生意気ネタ

久し振りに先日、生意気ネタを書いてから
(で、あまりに生意気なので、さすがにヤバイと思って
 すぐに削除したので、読めなかった方はゴメンナサイ)
何となく、生意気なので無視して下さいネタが書きたくてたまらない。

欲求不満でも溜っているのかしら?(ウソウソ)

自分の記憶力の悪さから妄想が飛んで
哲学から論理数理学、更にはメタ言語からゲーデル理論まで
頭の中で一巡してしまったのだが
これは、やはりかなりオタクなテーマ(笑)
(ワタシって、音楽以外の部分も全部オタク?)

かなり以前に
ドイツ語上達法という記事を数本書いたのだが
覚えていらっしゃるだろうか?

忘れた人は
ドイツ語上達法 その1 その2 その3 その4
その5 その6 その7

こうやって振り返ってみると
ワタシも結構しつこいなぁ・・・と反省(すみません)

さて、そうやって、ヘンな言葉も覚えて
日常生活で、ドイツ語はドイツ語として頭の中で考えるようになると
では、日本語で考えるのと、発想が違ってくるだろうか?

答えは イエス である(たぶん)

いや、どの言語で考えていても変わらないよ
という人も居るだろうから
あくまでも私個人の意見でしかないが(汗)

最もショックだった記憶は
大昔の留学時代に遡る(何年前かは聞くなよ!)

当時、大学で張り切ってオーストリア人に混ざって
哲学を勉強していた私は
(何でそんなモンを専攻したんだ、という文句も却下)
とある日本人と偶然に知り合う事になった。

さて、言わずもがなの事だが
大学生は、みんな身分の上下なしに
最初から Du という第2人称を用いて会話をする。

これ、英語だけしかやってない人には説明が難しいのだが
ほとんどのヨーロッパ言語には
敬称と親称という、第2人称の区別がある。

最初から Du で話すというのは
まぁ、言ってみれば、初対面の時からタメ口で話すという感じ。

さて、そうやって先輩も後輩も、すべて
お前さぁ、今日の授業出る?
なんていう会話をしていた私の前に現れた日本人女性。

私より年上である。

ドイツ語だったら、簡単に Du で
アンタ、ここで何やってんの? と話しかければ良い(はずだたぶん)

しかし、日本人同士がドイツ語を使って話すのは
いかにも不自然であるので
正しい日本人の私は、日本語で話そうとして

うっ・・・

何だこの困惑は・・・

そこで賢かった(かどうかは不明だが)過去の私は悟ったのである。

日本語では、「私」の立ち位置が
相手によって変わる!!!

敬称と親称どころか
人称にいったいいくつバリエーションがあるんだよ、という
文体の変化が信じられないほど豊富な日本語に於いて

第1人称も、それに伴う文体も
すべて相手が、自分より上か、下かによって変化するのであった。

もちろんドイツ語だって
相手によっては、丁寧な話し方をするし
Sie と Du の区別以外にも、色々と文体の違いはあるけれど

でも、ドイツ語で話していれば
ich という第1人称の立ち位置は変わらない。

世界の中心に自分が居て
相手の方が上になったり下になったりする(ような感じがする)

これが日本語だと
世界の中心にあるのは話す相手であり
(あるいは世間であり、他人であり)
自分は相手によって、自分の立ち位置を変えねばならない
(ような気がする)

だからドイツ語を話すと生意気になるんだよ
・・・って、そ〜いう話じゃなくて(汗)

自己同一性、アイデンティティというものが
何故、日本語の文化に根付かないのかを
しみじみと悟ってしまった(ような気になった)

母国語は母国語だし
ありがたい事に昔と違って
インターネットで毎日新聞は読めるわ
コミックやら本やら読めるようになって来たので
昔みたいに日本語に飢えてないし
日本語がおかしくなる、という事もない(と本人は思っている)

でも、やっぱりドイツ語の影響というのは
どこかに入って来てしまう訳で

ヨーロッパに暮らす日本人、特に女性が強くなる、というのは
ドイツ語という言語に原因があるのかもしれない。

・・・それって、ただの言い訳だよね(冷汗)

仕事の大地獄は
地獄で仏も何人も居て下さって
何とか、第一弾は終わりそうなので

明日から、またせっせとコンサートに通いますので
この生意気ネタはどうぞお許し下さい、と

皆さまに心からお願いする殊勝な(こらっ!)私に
どうぞ本日も1クリックをお恵み下さい。


日本人の定義

業界の事は、誰が読んでるかわからないから
当然書けないのだが
(時々呟いてはいるけど(笑))

この間、またもや考えさせられる件があって
そう言えば、以前にも、こういう事があったなぁ・・・と
ちょっと批判も籠めて、書きたい気持ちになった。

え〜っと断っておくが
今、ちょっと仕事が地獄過ぎて
精神的に参っているので
ちょっとした事でもヒステリーを起こす状態はある。
それに、もう老年の始めだしな(中頃という話も(汗))
売れ残りで老人になると
怒り易くもなるし
自分の意見が絶対的に正しいと思う傾向も出てくるし

・・・って、言い訳が長いな(冷汗)

この業界には
お客さまが到着した後
現地でご一緒させていただく、という職業がある。

空港や駅からホテル、あるいはその反対のアテンドの方はJSA
市内観光などで歴史や建物の説明をする方を JSG と呼ぶ。

何の略だかわかりますね?
Japanese speaking assistant
Japanese speaking guide
の略である。

ここで重要なのは、2番目の単語
“speaking” である。

Japanese assistant でもないし Japanese guide でもない!!!

なぜ、こんな事をわざわざ書くかと言うと
エージェントさんからのメールに、以下の文があったから。

「日本人のガイドさんをお願いします」

・・・・困惑。

何故ここで困惑するかわかった方は
かなりインターナショナルな考え方をする人。

原則的、法律的な解釈をするのであれば

日本人=日本国籍所持者

なのだが
ここに長く滞在して、あるいはオーストリア人と結婚して
オーストリア国籍を持っている JSG/JSA も多い。
で、厳密に言えば、そういう人たちは、日本人ガイドではない。

さて困った。
ベテランのガイドさんはオーストリア人が多いのである(笑)

次に、日本国籍を持っていても
オーストリア人との混血で、日本語とドイツ語両方が母国語で
でもオーストリアで育ってます、という JSG もいる。
見た目は人によって違って
ヨーロッパ的な顔立ちの人も、日本人っぽい顔の人もいる。
ほとんどがオーストリア国籍所持者だから
これは、このお客さまにアテンドさせる訳にはいかないだろう。

でも、この「日本人をお願いします」って
ずいぶん、失礼な依頼ではないか。
Japanese “speaking” guide である限り
日本国籍であろうが
オーストリア国籍であろうが
日本で教育を受けてもオーストリアで教育を受けても
同じ Japanese “speaking” guide なのだぞ。

こんな事を言い出したら
ヨーロッパ内なんて、もっと複雑で
オーストリア国籍を持っていても
ドイツ語を話せない人って、結構居るぞ。

ネトレプコなんて、ロシア国籍を放棄して
オーストリア国籍を取ったは良いが
未だにドイツ語全然出来ないって聞いた事あるし。

せめてエージェントさんも
日本語が母国語のガイドさんをお願いします
とか書いてくれたら・・・
(でも、日本で育ったヨーロッパ人で
 日本語母国語という、金髪・青目の人も居そうだが(笑))

単純に考えれば
日本で育って、ある程度の歳になってから移住して
見た目が日本人で、日本語が母国語で
というガイドさんを探せば良いというのはわかる。

見た目ヨーロッパ人で日本語ペラペラで
ガイドしている人も居るけど
そういう人はアサイン出来ない。
(それもかなり失礼な話だと思うが)

でも、何かイヤな感じ。
「外人さんと日本語喋りたくない」という
変な愛国主義がぷんぷん匂ってくる(ような気がする)

だいたい、このお客さま
以前、他の国に行った時は
ガイドさんが日本人で、時間を超過してサービスしてくれたのに
オーストリアではそれはないのか、とか聞いてくるので

オーストリアのガイド協会のガイドラインでは
13時30分を過ぎる場合は全日料金
(午後の仕事が請けられないから)
というのを指摘したら
1分でも伸びたら全日ですか、とか聞いて来て

いや、そうではなくて、もし13時30分終了という指示だったら
ガイドさんは、次の仕事は13時30分からの仕事は請けられず
14時からの仕事しか請けられなくなるから
という説明をしたら、杓子定規だ、とか怒ってくるし。

ガイドさんやアシスタントさんは
時間を「売る」ビジネスなのである。
それで生計を立てているのだから
できるだけ多くの仕事を請けたいというのは
当たり前の事であって
どんなに残業しても残業代ゼロの私とは
立場が違うのだ。

「日本人」に拘る事と言い
追加時間を払いたくない、という印象を与える物言いも加わって
このお客さまには
いったいどんなガイドさんをアサインするべきか

ガイドさんがイヤな思いをするのは避けたい。
意外や意外に、実際にアテンドしてみると
こういうお客さまは愉快で楽しい方も居るのは知っているけれど
発想があまりにドメスティックで・・・

こっちで人生の半分を暮らしてしまうと
見た目「外人」でも、日本語ペラペラの人とは
ついつい日本語で話してしまうし(私が楽なの(笑))
それに対しての偏見とか、一切ないけどなぁ。

だって、ガイドさんをしている位だから
みんな、普通に日本語を話すよ?

だったら私だって、ドイツ語を使って仕事しているわけで
だからと言って、簡単にしたドイツ語を話して頂かなくても
母国語とは言わないが、普通に理解も出来るし
場合によっては、喧嘩になったらドイツ語母国語の人に
ある程度対等の立場で主張できるだけの能力はあるぞ(ホント?(汗))

何なんだろうなぁ、このイヤな感じ・・・

日本でドイツ語の通訳やガイドをしていた時だって
別にお客さまからクレーム喰らってないし。

例えば ESG = English speaking guide のオーダーだったら
「アメリカ人をお願いします」とか
絶対に言って来ないだろう(だって ESG はほとんど現地人だし)

国籍の意識や
「ナントカ人」の定義って
時々、本当にわからなくなる。
ウチの会社も、ロシア人やイタリア人
ドイツ人からハンガリー人、その他その他
色々な人が居る。

まぁ、とあるロシア部のスタッフに
あなた方ロシア人は、と言ったとたんに
私はウクライナ人だ、ロシア人と一緒にするな
と怒られた事はあるが(爆笑)

日本社会を批判する気は一切ないのだが
やっぱり日本って、ある意味、島国かもしれないなぁ、と
生意気な事をついつい考えてしまった私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。



これからまだミーティングがあるのだ。
オペラ座でのオネーギン(イリーナ!)のチケット取っていたのに(涙)
でも、サラリーウーマンだからね
仕事があったら週末でもそう言う事があるのは仕方がない。
残業代一切でないけどさ(苦笑)


疲れていて世迷い言書いちゃいました・・・

だからナイト・ライフはまだないんですってば(冷汗)


昨年、年間280回に及ぶに至って

誓った事がいくつかある。


一つは

イタリア・オペラには行かない


・・・すみません、これ言った時点で

   本当の音楽ファンからは総スカシを喰らう事は

   よくわかっているんですが。


何回も言って来たけれど

オペラというのは、どうも大袈裟過ぎて

リアリティに欠けると同時に


最近、一部では目を見張る改善があるけれど

それでも時々

演技も出来ない、体型もあれ?というタイプで

見た目も全然イケてなくて

ただ、声がでっかいというだけで

・・・・以下、省略(冷汗どっ)


いや、私が苦手なだけで

あの世界に潜り込めてしまう人は

正直に尊敬します(本気)


感受性ゼロに近くて

かと言って、感情を排除したような冷静さもない人間で

割に即物的に白黒で物事を捉えようとする傾向があるので

小説なんかでも

リアルなんだかファンタジーなんだか不明なものは苦手。


(いや、日本でタイトルと本の帯だけ見て

 内容も見ずに籠に放り込んで買ってきた本が

 そろそろ底を尽きかけていて

 カルロス・ルイス・サフォンの本を続けて読んでしまい

 ちょっと頭から数個のクエスチョン・マークが出ているので)


徹底してファンタジーにしてしまうなら

その世界が納得できるように構成されていれば別。

ハリー・ポッターなんかは高く評価しているが

あれは、全く別世界の中で、かなりリアルだからな。


いや、すみません、話が横道に逸れているけれど

イタリア・オペラは、素晴らしいとは思う。

メロディきれいだし

愛憎、陰謀、嫉妬に殺人に、愛国心とか悲劇とか

もう、何でもアリの世界だけど


疲れるの、ワタシ。


それに、何だこの無理やりなこじつけは、というシーンも多いし

死ぬ・死ぬ・死ぬ、とず〜〜〜〜っと喚かれると

辟易してしまうけれど

あれは、良きイタリア・オペラの伝統なので

あれに痺れる聴衆が多いのであろう。

私には理解できない世界だ。


グノーの「ロメオとジュリア」で

2人とも生きているのに(全然筋が違うじゃないか!)

2人で死ぬ・死ぬと延々とやられた時には

会場から出て行こうと本気で思ったし。


ついでに歌手の追っかけというのも理解不能。


そりゃ、クリスティアン・ゲルハーヘルとか

ミヒャエル・シャーデとかが

あの甘い声で天上のメロディを歌うと

メロメロにはなるし


モルトン・フランク・ラルセンがダニロを歌うんだったら

できる限りフォルクス・オーパーにも行って

望遠鏡で、あの美しいお姿をじっくり見ちゃうけれど


別にお知り合いにならんでも良いし

というか、個人的な知り合いには絶対になりたくないし


すみません、歌手の追っかけしている方々を

誹謗しているワケではありませんので

どうぞ誤解のありませんよう。


だいたい、オペラが高尚な芸術だなんて誰の世迷い言?

実に下世話というか、アホな登場人物が多くて


音楽的には好きなんだけど

ドニゼッティとかの


好きな男に振られたら

気が狂いました


という箱入り娘ども、許せん!!!

しっかり失恋から立ち直って

経済的にも精神的にも独立して

もっとイイ男を探さんかいっ!!!


はっ・・・


    すみません


私が好きなのは

大編成オーケストラであって

それが大編成であればあるほど、実は好き。


アマチュアのユース・オーケストラで

バイオリンの1セクションが30人を越えます、というのも実は好き。


大音響だから、というだけではなくて

あれだけの人数のプレイヤーたちが

それぞれの分担をちゃんとこなして

アンサンブルになる、というのが

奇跡としか思えない(時がある)


歌詞とか付いていないインストルメンタルで

様々な楽器の音色が重なって

突然ホールに色彩が飛び散る時の幸福感がたまらない。


いえ、アンサンブルと言うなら

その最も複雑なものはオペラだろう、とは思うけれど

片足を「リアルな感情」に突っ込んでいるところで拒絶反応が出る。


具体的なリアルさを、テキストなしに紡いでしまうという

インストルメンタルも多いけれど

これは拒絶反応なしに聴ける。


音楽の授業じゃないんだから

火の鳥や、シェエラザードを聴いて

これはどんな場面ですか?というのに正解はない。


(「火の鳥」のバレエ、フォーキン版の振付の DVD 持っているが

 自分で考えていたのと、えらく違うバレエで、ビックリした。

 ナニを考えていたんだ、お前は、とか言われそうだが(赤面))


それに、場面も衣装も何もなくて

テキストもなくて(=具体的な内容を示唆しない)

純粋に音楽だけの作品って

時々、ものすごく妄想を刺激するんだもん。

(現代音楽でも妄想喚起力の強い作品がある。これは楽しい)


いかん、ちょっと忙し過ぎて

会社でも色々と問題を抱えていて

睡眠不足もあるので

かなりハイになって書きまくってしまって


読者の皆さま

特にオペラ・ファンの皆さま

ごめんなさい(深くお辞儀)

あくまでも個人的な事ですので、どうぞお怒りのないよう・・・


ここ数日は

実はドイツのポピュラーなリートとか

ロック・グループのシカゴとか

久し振りにクイーンを聞き返していたりして

ちょっとクラシック離れしている私に


どうぞ1クリックをお恵み下さい。



いや、今週末から、ちゃんとクラシックに戻りますので(笑)

どうぞご心配なく。

コンスタンティン・ヴェッカーとか

ラインハルト・メイについては

そのうち、機会があれば書きたいとは思ってるけどね。


ネタのない時の過去ネタ大会 その (1)

今週は本当に仕事が
戦場のメリー・クリスマス 

戦場のお盆シーズン

ガイドが足りないとか
チケットがないとか(ウチのミスではございません(断言))
1部屋増えるとか減るとか

まぁ、色々とある上に
イム・プルス・タンツは終わったし
グラフェネックのサマー・フェスティバルまで
ナイト・ライフが全くなくて
たぶん、毎日、残業続き(涙)

でも昨年みたいに
オフィスで数回、徹夜しちゃったわ、という事態は
何とか避けられそうなので有り難い。

今まで、生意気ネタで

どうやってオーストリアで就職したかとか
どうやったら国際結婚が出来るかとか
ウィーンで車の免許を取る時の大騒ぎとか

この時期、色々と書いては来たのだが
それも、もうネタがない(汗)

で、生意気ネタで非公開だったり
照れてしまって、後で削除した記事を見ていたら
自分でも大笑いできてしまったので

読者の反感を買うのを承知で

過去の反感ネタ、ここで大公開!!!
(いったい何をやりだしているのだ、ワタシは)

まずは、自慢を大量に含んでいる
2011年の9月の記事
(2年も前の事なので、もう時効だよね?
 当時、自分の娘を監禁していた男性のニュースがあったので
 それも取り上げているけれど)

ここ

いやいや、あのあの

はっはっは・・・・

あっ、はっぱがトチ狂った、かわいそうに・・・という
同情の1クリックをお忘れなくお恵み下さい(←ここだけ厚かましい((自爆))



夏ですから、過去の 記事 亡霊が出てきても
許してもらえるかな〜(甘いっ!)


ツィンマーマンの演奏中断に思うこと

今日もベルリン・フィルの演奏する

マーラーの交響曲2番のコンサートに行って

昨日、ちょっと気になった木管のフレーズは直っていたし

金管が実に見事に、舞台裏も含めて

素晴らしい名人芸を聴かせてくれて


またもや、最後で涙ドバーッという状態だったのだが


2日目の感想が1日目とそんなに変わるわけがないので

今日は別テーマ。


クラシック・オタクの皆さまは既にご存知だと思うが

ポーランドのピアニスト、クリスチャン・ツィマーマンが

ドイツのエッセンでのリサイタルの時に

スマート・フォンで撮影している聴衆に気がついて

コンサートを中断した、というニュース。


ドイツの雑誌 Der Spiegel の記事は ここ


オーストリアの新聞も取り上げているけれど

基本的に内容は変わらないので割愛する。


色々と考えさせられる事件ではある。

ツィマーマン曰く

CD 録音を企画したら

それ、もう Youtube に入ってますよ、と言われて

金儲け しっかりした演奏録音ができなかった事があるそうで

Youtube は音楽文化の敵だ・・・・みたいな事らしい。


国立オペラ座でも、とうとう今シーズンから

上演中の録音・録画はお断りします、というアナウンスを

ドイツ語と英語と日本語で上演前に流している。

(我々音楽おたく仲間では

 日本語じゃなくて

 イタ●ア語、ロ●ア語、ス●イン語、中●語で流すべきだろうと

 もっぱら非難のタネなのだが)


だが、どんなにアナウンスしても

写真を撮る人は撮るし

(しかもバレエの途中でフラッシュ炊いて撮るアホも多い)

こっそり録画する人はしているのだ。


しかもそれを自分のブログやら Youtube やらに

自慢気にアップしている。


いや、ここで社会問題とか取り上げる気はないのだが

でも、それ、違法行為だし

はっきり言えば、泥棒である。


どんなに注意しても、そういうアホは減らないので

強行手段として

発覚したら、その劇場やコンサート・ホールの

肖像権の請求書(アーティストの肖像権を含めて)を

発行して払ってもらったら良いのだ。


私の知っている限り

ホール借りて、自分たちのコンサートをしても

楽友協会は写真を撮るホールの肖像権だけで

40万円くらい請求してくる(はずだ、たしか)


何年か前に、コンサートの時に

バルコン・ロジェの2列目に立って

ずっと自分の iPad でコンサートの様子を録画していた人がいた。


マジメな私は演奏中に注意するワケにもいかず

幕間の時に係員にチクったのだが

後半でもやるようだったら注意する、と言われて

さすがに後半では目立った行動はしなかったので

結局、前半に演奏された1曲全部が

iPad にキレイにオーケストラと一緒に収まったはず。

しかも完全に無料で(怒)


どの劇場もホールも、せいぜいやんわり注意くらいで

しかも、こういう人はやんわり注意されても

係員が出ていけば、また同じ事を始めるので意味がない。


だから請求書を発行して払わせたら良い・・・・って

書いているうちに激高して来たので、書くのは止める。


録音というものが始まった時代

レコードが普及すれば、誰もコンサートなんか来なくなるだろう

という懸念はあっただろう。


それから時は経って

レコードどころか、安価な CD の時代になっても

やっぱりコンサートやオペラに行く人は行く。


だって、本になった画集を見て

あぁ、この絵、見たから良いや、と美術館に行かない人よりも

印刷された絵だけではなく、本物を観たい、と

美術館に足を運ぶケースの方が多いはず(希望的観測)


海外の DVD や写真を見て

ああ、もうこれで良いや、と行った気になる人もいるだろうが

一度、この景色を本当に観てみたい、と

旅行に出かける人も多いだろう(希望的観測)


違法行為は論外としても

インターネットというメディアの普及で

手軽に音楽が無料で(あるいはローコストで)楽しめる時代になったからこそ

本当のコンサート・ホールで

録音や録画とは全く違う感動的な「一瞬の奇跡」は

もっと価値が高くなるものと


私は思うんですが、どうでしょうね?(笑)


偶然だが

面白いビデオ・クリップを見つけたので貼っておく。

マーラーの交響曲2番の最後の部分だが

音楽云々ではなくて、ちょっと笑える。




まとまりがなくなってしまったけれど

同じ感想を2回繰り返して書くよりマシだろうと

一人で勝手に納得している私に

どうぞ1クリックをお恵み下さい。





音楽批評記事を切る (-_☆)キラリ

ネタのない時のオーストリア生活カテゴリー

・・・にも入らないネタで
ご存知の方はごめんなさい。

連携はしていない(というより、このサイトに出したくなかった)けれど
このブログで書けない
職業上の怒りネタは

最近、ツィッターでブチまけている(自爆) (^^;)

ツィッター読者からブログに来ていただける方もいらっしゃるようだが
(だって、新記事書くと、ツイっちゃうから (^.^))
もし、ブログは知っていても
私の日常生活の怒りの爆発を知らない、という方は

どうぞ、こちらから → プロフィール

音楽関係の記事は
ツィッターにはせず、ブログで書いているけれど
時々、その場でスマートフォンからツィッターに書きこむ事もある。

さて・・・

ネタがないので、新聞批評の批評をする(何だそれ? (・_・")?)

インターネット新聞で、文化の中のカテゴリー分けで
クラシックとあるのは、現時点で Die Presse という新聞のみ。

もともと、比較的インテリが読む新聞なので
クラシックのジャンルを作っても大丈夫なのだろう。

ここのメインの評論家のシンコヴィッツという男性は
まぁ、偉そうというか、鼻が高いというか
かな〜りクセのありそうな評論家で(割に若いのだが)

読んでいると、好みとしては、ジジイくさい(爆)
ティーレマンが大好きで、ラトルが大嫌い。
(だって、ティーレマンは何でも誉めまくりで
 ラトルは何でもクソミソに貶す。好みとしか思えない)

だいたい批評の傾向はわかってくるから
別に何を書かれても、私の好みに影響を与えるワケではない。

プロの批評家がこう言うのだから
そう感じていない私がおかしい、とか言う、ヘンな思い込み
私、ありませんから (^o^)


音楽とか芸術とか、まぁ、食べ物だって
主観の問題だし
私は一番安い席でしか聴けないけれど
ああいう評論家諸氏は、ご招待席の一番高い席で鑑賞しているだろうから
当然、音の響きも違うはずだし。

フォルクス・オパーの「ワルツの夢」の初演の批評
かなりクソミソだった。

まぁ、確かに、ニキ中尉の歌もセリフも
聞きとりにくかったんだけど
でも、あれだけの高音を、きっちり出したら、それで良いじゃん。

世継のためだけに結婚させられた、と思わされたニキ中尉が
ヨハン大公(義理のお父さん)に
「僕は、義務は果たせません」と宣言してから
モンチ中尉と遊びにいく相談をしている時に
2人でワルツを踊りまくって

それを物影から、ヨハン大公と周囲の人たちが見て
ああああっ、この男はホ○だったのか、と驚くところも

批評では「手垢のついた冗談」と批判されているが
それはそれで、面白い演出だと思ったけど・・・

確かに、ヨハン大公の最初の挨拶を
あれだけ、めちゃくちゃにアホな言い間違いに変える必要はなかったとは思うが
でも、それだって、別にヘンではない。

・・・・ あんまり気に喰わなかった作品だが
    あれだけ、クソミソに貶されると
    何となく反発したくなってしまうアマノジャクな私 (*^^*ゞ

クソミソ批評+とんでもない間違い、というのが
もう1記事あって
ウィーン・フィルとガッティのブラームス・チクルス。

読みたい方は ここ

後で訂正が入るかもしれないけれど
この記事の大きな間違いは

ブラームス交響曲2番と4番のウィーン・フィルのソワレは
本日、9月24日19時30分から楽友協会で

と書かれているところ。

思わず、バッグの中を探して、チケットを確認してしまった。
ソワレは9月25日火曜日の19時30分からである!!!(怒)

かように、マスコミの情報と言うのは
そのまま信じてはいけないのである。

(人間、間違いは誰でもするから・・・・ って
 ツィッターでは散々怒ったけど、そうなんだよな、オーストリア人って)

更に、この記事読んで大笑いしたのは

ウィーン・フィルは今まで、ブラームスの交響曲の録音を
カール・ベームと、レナード・バーンスタインで行った。
次の録音の指揮者としてウィーン・フィルが選んだのは
ダニエレ・ガッティだった。
ベームやバーンスタイン、あるいは
クレンペラーやブルーノ・ワルターに匹敵する指揮者なら
リッカルド・ムーティであろう。

   ・・・・ って、余計なお世話(爆笑)
   それは、シンコヴィッツの好みであって
   ウィーン・フィルの好みと違うと思うよ。

しかしまぁ、この間違い情報に関して
上げ足を取るようなコメントが、下にズラズラ並んでいるのも面白い。

ベームとかバーンスタインとか
クレンペラーやワルターや
それに匹敵する?ムーティとか
それこそ、シンコヴィッツの大好きなティーレマンとか?

指揮者によってオーケストラの音が変わるのは周知の事実だが
それは、好みというものであって
ブラームスの3番と1番が
最初から最後まで、エネルギッシュに
(よって、批評によればニュアンスに欠けて)演奏されたとしても
そういう緊張感のあるリズミックなブラームスが好き、という人も
世の中にはいるのではないかと思う。

だって、ガッティはそういう演奏が好きなんでしょ?
だから、そういう風に演奏したんじゃないの?

現代において、クレンペラーやベームの演奏を録音で聴くと
割りに、大時代的で、あぁ、何だ、このテンポ設定、スゴイなぁ、と
反って違和感を感じるのは

私が現代っ子だからで〜す (^。^)v

・・・と、シンコヴィッツより年上のくせに
平気で言いきっちゃう私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。



可愛いアイコンでごまかそうとする意図がミエミエ(自爆)


Troubleyn / Jan Fabre "The Power of Theatrical Madness"

ちゃんとタイトルがついているのに
カテゴリーが「生意気ネタ」になっているのは・・・

行けなかった、いや、行かなかったのである (T.T)

チケットも買って
やっと出てきたプログラムとクロークのクーポンもプリント・アウトして
準備万端・・・・と思っていたら、鳴る電話。

 「今週の水曜日はどう?」
 「う〜ん、火曜日は空いてるけど
  水曜日はブルク劇場でコンテンポラリー・ダンスの公演が・・・」
 「公演終わったら何時になりそう?」

 「ちょっと待って、サイト見てみる。

  う (・・;) だめだ、この公演、280分って書いてある。
  21時から明け方2時過ぎまでかかるわ・・・」

 「いいんだ、いいんだ
     キミは僕の事なんか大事じゃないんだ」

  ↑ これは、小さな囁き声の独り言として
    携帯電話の向こうから聞こえてきた・・・けど
    いくら小さい声でも、絶対に聞こえるように喋ってるぜ、ふん。

で、本日行くはずだった
Im Puls Tanz の公演
Troubleyn / Jan Fabre (BE) "The Power of Theatrical Madness"

せっかく、結構高いチケットを買ったのだが
いじけるモドキの声が、あまりに恨めしそうだったので
行くのを中止。

公演の演目からして、すごい題名。
無理やり訳すと「劇的狂気の力」?(笑)

280分、約5時間の公演というところから
マトモではないけれど(マトモでないから狂気なのである)

だいたい、 Troubleyn/Jan Fabre って
昨年も観たけど、本当に狂気じみていて
確かに、すごいパワーがある。

もしかしたら、公演のクリップがあるかも・・・と調べてみたら
あった。

通常なら、ここで、はいど〜ぞ、と嵌め込みするのだけれど
ちょっと嵌め込みできない。
というか、これ、規制のある日本で見られるのかしら?

   ・・・というくらい、かなりスゴイ。

日本で見られるかどうかはともかくとして
劇的狂気を本当にご覧になりたい方だけ
ここ をクリックして下さい。

  ただし、途中で気分が悪くなっても
     当方は一切関知しないので、そのつもりで・・・

昨年も、プロメテウス観て
もう、ワケわからなくて書いた記事が ここ
その前の、カネのかかっている
植物虐待(笑)の公演の記事は ここ

最近、こういう狂気じみた(もちろん意図的な狂気だが)
ヘンなモノが多いような気がする。

有名なニッチュを始めとする
ウィーン・アクショニスムなんかも
かな〜り狂気入っていて

ブルク劇場で行われた公演のフィルムは
大和撫子の 草食民族の私には
とても正視に堪えるものではなかった。
 
 (ご存知の方はご存知だが
  舞台の上で、ブタやウシをトサツして
  血と内臓をぶちまけて、身体中に塗りたくってという
  ううう、思い出しても気持ちがワルイ)

ダンス公演なら、少なくとも
獣の血が飛び散る事はないだろうし
せいぜいがところ
切り花がボロボロになったり
消火器の泡が舞台中に巻き散らかされたり程度だろう(たぶん)

ウィーン・アクショニスムでの受け手のショックは
この流派が出た時には、非常に新鮮な物だったと思う。

 (ウ○コしながら街を歩いて
  これが芸術だ、とのたまわった芸術家もいる)

が、その時代を過ぎて
この刺激の多い現代で
もっとショックを受けるような公演を行おうとすれば
どんなに過激に走るか

   ・・・・ ううう、考えたくもない (-"-;)

人間って強い刺激に慣れると
もっと強いものを求めたくなってしまう動物だから。

ただ、ショックを与える事だけが芸術の目的ではない。
平坦な毎日を暮らしていて、退屈している受け手だけではないだろう。

こちらは、毎日毎日、イヤになる程
問題やら面倒を抱えて
会社から出たら、少なくとも純粋に楽しみたいので
あんまりショッキングな出し物よりは
観て、ホッコリするようなモノとかの方が
心に染みたりするんだけど

ホッコリするようなコンテンポラリー・ダンスって

    ・・・・ ないですよね?!

日常生活に疲れた観客として
私は、世界の現代芸術家に声を大にしてお願いしたい。

  ホッコリするような
     現代芸術を提供して〜〜〜〜っ

マジメでインテリな芸術家諸氏から
殴られそうな叫びを持って
本日の手抜き記事を終える私に
同感・反感どっちでも良いので1クリックをお恵み下さい。



ホッコリ・・・と言ったら、やっぱりこういうアイコンだよね、うん。

P.S. 現代音楽ではネオ・クラシック的な、ほっこり音楽も出ているし
リゲティとかジョン・ケージなんか
遊び心に溢れていて、これは疲れている時でも、楽しく聴ける (^^)v

ドイツ語上達法 その 7

ネタなしの上
何だか、めちゃくちゃ落ち込んでいるのは

きっと、ナマの音楽を聴いていないからだ(と勝手に判断)

ナマの音楽ではないけれど
本日のオープニングはこちら (^^)v
4分ほどのクリップなので、お時間のある時にどうぞ。



胸キュンである。
そうだよ、こういう感じでかまわないから
楽器とかチラッと自分でやると、少し、この欲求不満とイライラが解消するかもしれない。

さて、ドイツ語上達法・・・というより
私の若い時代の、ただの自慢話じゃないか、という説もありそうだが ( ;^^)ヘ..

留学時代に私が何をしたかについて語りたい。
え?遊んだんじゃないの?とか
え?ナニをしたの? とか、妖しげなツッコミはなしで・・・(笑)

バッグの中には、小さなノートが一冊。

何かわからない話が出てきたり
わからない単語が出てきたりしたら
すかさず、ノートを出して

今、何て言った? それ、書いて?!

と可愛くおねだり。

・・・・若かったから出来た技である。
   (今じゃ、うざいと言われてお終いかもしらん (-"-;))

オーストリア人が
清音と濁音の区別がつかない事を身にしみて知ったのはこの時である。

Klischee という言葉がある。
もともと、フランス語の cliché  から発音として入ってきた単語。
発音はクリシェー(シェーにアクセント)。
決まり文句とか、陳腐な言い回し、の意味で使われる単語だが
これを聞いた時に
いつものように書いて、とノートを出したら

「K で始まるんだっけ? G だったっけ?」
と周囲の人に聞いていた(絶句)

オーストリア人に日本語を教える時に
私を「先生」と呼べ、と教えると
センセイではなくて、ゼンゼイとしか聞こえない呼ばれ方をするので
気味が悪い。

よって、清音・濁音の区別をはっきりさせたい時
オーストリア人は「固い子音」と「柔らかい子音」という言い方をする。

例えば B と P だったら hartes P - weiches B
T と D だったら hartes T - weiches D
と言って、区別をはっきりさせるのである。

読者の皆さま、よくご存知のモーツァルトの生家がある
Salzburg にしても、オーストリア人の発音では
ザルツブルクではなく、ザとサの中間のような微妙な発音になる。
(そう言えば、S だけは hartes S とは言わずに scharfes S と言う (・_・")?)

いや、話が脱線した、すみません。

で、ノートを持ち歩いて
わからない単語を書いてもらっていると
だんだん、友人たちが

はっぱ、まだ単語を集めてるの?
新しい単語を教えてあげるから、ノート貸して

とワサワサ集まってくる。

その結果・・・・

私の学生時代の単語帳は
やばい単語で埋まる事になった (自爆)

何故か留学から帰ったら
私のセッ●スに関しての語彙が
異様に増えていたのだが

それ、実践とは関係ありませんから (^^;)

まぁ、我々が日本語を教えてあげよう、という時だって
ついつい、すけべ、とかいう単語を教えてしまいたくなるのと同じ。

チェコのとあるレストランで
支払いを終えて出てくる時に
レストランのオーナーが、立派な日本語で

達者でな!

と言ったのが、非常に印象的だったり(笑)

ノートに書いてもらった単語については
書いた人が「これは、こういう意味だよ」と言うのを
盲目的に信じてはいけない(経験上のアドバイス)
後で、ちゃんとチェックしましょう。

え〜い、もう、何でも良いから書いちゃえ、という
やけくそ丸出しの記事ですが、どうぞ1クリックをお恵み下さい。



このドイツ語上達法シリーズも
後は、通訳になるための心得とか
ひたすらマジメなテーマになっちゃいそうなので
ここで止めようと思う (思うだけ・・・)

ついでに、究極の外国語学習法(?)
どうやったら国際結婚が出来るか、については
昨年、詳しく書いたので
まだ読んでいらっしゃらない方は、こちらをどうぞ。
憧れの国際結婚 その1 その2 その3

ドイツ語上達法 その6

しつこいようだが
その1は ここ
その2は ここ
その3は ここ
その4は ここ
その5は ここ

その5では、上達法と言うより
如何に誤魔化すか、を書いてしまったので
本日は、とことんマジメに行く。

テーマは

ドイツ語の本を読みましょう

・・・と言っても、面倒な事の嫌いな私は
最近はドイツ語の本など読まず
もっぱら日本語のコミックを読んでいるのだが
凝り性という事なら、かなり上級者なので
学生時代には、ドイツ語の本を片っ端から読破していた事がある。

当時はインターネットも何もなかった時代なのだが
ドイツ語の書籍が注文できるところがあって
カタログが1ヶ月に1回きて
注文書を郵送(!)すると
請求書と一緒に本が届いたりしたのだ(ああ、懐かしい)

で、日本人的メンタリティとしては
苦労しなくちゃ勉強じゃない! みたいなところがあって
ワケのわからん難しい本を
辞書を引き引き、冷汗をかきながら
机の上でハチマキしつつ、深夜に暗い照明の中で読む
・・・というのが、美徳のようになっているが

そんなコトしても意味ないです(断言)

私の通った大学には罪作りな教授がいて
新入生の最初の授業に、この本に言及して



Es muss nicht immer Kavier sein
(Johannes Mario Simmel)

「この本を読んで、涎が出るようになったら
 キミ等のドイツ語も一人前だ」
と断言なさったので
すぐにドイツから取り寄せたは良いものの
もちろん、新入生に歯が立つワケもなく

後で本当に読むまで
私は、ず〜〜〜〜〜っとこの本を

料理の本だと思っていたのである!!!!

話はまた飛ぶが
私が最初に1冊、読了したのは
サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」のドイツ語訳本だった。

ブンガクには全然興味がないし
何故か、この本読みながら
面白かったとか、感動したとかは一切なかったのだが
(すみませんね、感受性ゼロだもんで。ふん)
ただ、内容が理解できて
あ、わかる、わかる、わかる、と読んでいるうちに
あっという間に読めちゃった、という
ただ、それだけなのだが

演劇だって、レッシングとかグリルパルツァーで
おかしい、何もわからん、何故だ!!!と絶望している時に
オーデン・フォン・ホルヴァートとか
トーマス・ベルンハルトの演劇を観ると
内容に感激するかどうかはさて置いて
わかる、というだけで、何か、むちゃくちゃ有難いような気がする。

で、ドイツ語の読書に目覚めた若きワタクシは
次々に安いペーパーバックを買って読み始めたのだが

何せ、苦労も努力もキライなので
簡単な指標を作った。

読み始めたら
面白くても、つまらなくても
ともかく、最初の30ページを読む

30ページ読んでみて、つまらなかったら止めて
さっさと次の本に行く。

だいたい、日本語の本だって、クソつまらんものはあるワケで
最初の30ページで、だいたい見当はつく。
面白かったら、30ページ原則もなにも
そのまま夢中になって読み続けるものだ。

よく、子供向け童話とかから入る人がいるけれど
実は子供向けの本というのは、意外に難しい。
(感受性が豊かな人には向いているかもしれないが)

私が読んで面白かったのは
ドイツ語で書いてある、日本についての本。

日本社会への批判みたいな本があって
これは、通学列車の中で読んでいたのだが

何だ、このドイツ人は!と怒り狂うような
日本社会への誤解・曲解、思い込みに偏見がタップリで
電車の中でプンプン怒りながら読んだ。
腹は立ったが、ある意味では非常に面白かった。

日本の本の翻訳なども良い。
だいたいの筋は知っているから
わからない部分があっても、想像で読み飛ばせる。

ともかく、自分の興味のあるテーマの本だったら
30ページ過ぎたら、そのまま夢中で読めるというモノが多い。

あと、翻訳モノも読みやすい。
アガサ・クリスティの推理小説なんかは
かなりドイツ語で読んだ。非常にわかりやすいし面白かった。

今やドイツ語の書籍なんて
日本でも手に入るし、ドイツのアマゾンから送らせる事も可能なので
面白そうなペーパーバック(普通の本は高い!)を
バサバサ買って
30ページで面白くなかったものは捨て置いて
面白いものだけ、どんどん読んでいけばよろしい。

外国語教授法では
6000ページというのが、一つの区切りらしい。
6000ページ読むと、そこで外国語能力が飛躍的に向上する
・・・と言われている。

6000ページなんて気の遠くなるようなページ数と思うだろうが
上記のヨハネス・マリオ・ジンメルのペーパーバック1冊で
だいたい600ページ。
これを10冊、と考えれば、まぁ、たいした事はない。

ついでに言わずもがなの事だと思うが
本は読んでいる時に、辞書は引かないこと。
わからない単語があっても
推察できて大筋が理解できるようであれば
敢えてすっ飛ばして読んで行くとリズムが狂わない。

で、繰り返し出てくる単語は
そのうち、文脈の中で、あっ、こういう意味かな、とわかってくる。

さて、偉そうな事を書いた私だが
新入生の時に、さっそく買った上の本は
読まずにずっと置いてあって

大学院入試の前に、腰痛で動けなくなった時に
動けないので、仕方なく読み始めたら
そのまま夢中になって、最後まで、えらい勢いで読了してしまい
料理の本だと思っていた本が
実は、全然違った、という事実に驚愕。

時代的には、現代では、ちょっと古い感じがするかもしれないが
上記の本は、お勧めです。
本当に面白いし、ユーモアたっぷり、どんでん返しのテンコ盛り。
読んで損はありません (^^)v

最近、面倒でドイツ語の本を読まなくなってしまったけれど
上達を目指す方は
ぜひ、不明瞭な発音でオーストリア人を煙に巻くのと併せて
ドイツ語の本もお読み下さい。

と結構、マジメに書いた私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。



しかし、いつまで続くんでしょうねぇ。この猛暑は (~Q~;)
午後から夜にかけては、ずっと30℃以上です ぜいぜいぜい (-"-;)

ドイツ語上達法 その 5

お待たせしました 
(誰も待ってない、というツッコミはなしでf(^^;))
ドイツ語上達法の続き。

その1は ここ
その2は ここ
その3は ここ
その4は ここ

ドイツのドイツ語、いわゆる我々が日本で習う高地ドイツ語と
オーストリアのドイツ語の違いについて述べよ、という
読者さまからのリクエストもあるのだけれど
ちょっと、それは、また後で・・・という事で

本日のお題は

デル・デス・デム・デンは怖くない

あなたが、列車の中とかコーヒーハウスで
虚ろな目をして、小声でお経のごとく

デルデスデムデン
ディーデルデルディー
ダスデスデムダス

と唱えている人をみたら、それはドイツ語を学習しているのである。
もちろん、私だってやりましたよ、大学1年の1学期で。

大学の先生には怒られそうだが
この呪文、意味ありませんから(断言)

1格・3格・4格はともかくとして
滅多に2格というのは使わない(von+3格で代用)

名詞に男性・女性・中性があるのは事実だが
我々が、あれ、これ、男性名詞だったっけ?と
ドイツ語のネイティブ・スピーカーに
「ねえ、これ、名詞の性って何だっけ?」と聞くと

相手は、まず戸惑ったような顔をして
ど〜して、そんな事聞くの?という表情をして
その名詞が出てくる文を頭の中で思い浮かべて

それでもわからない人も多い(自爆) → ホントです。

名詞を覚えるのに、一緒に性を覚えるのではなく
文を一つ、丸覚えすれば
勝手に名詞の性も覚えるのである (^^)v

例えば

Ich habe kein Geld (カネがない)

・・・という例文が 切実ではあるが 適切かどうかはともかくとして
第4格で kein が付く(keine でも keinen でもない)というのは
Geld (カネ)という名詞は中性だ、とすんなりわかるのだ。

だいたい、オーストリア人のドイツ語って
ドイツのドイツ語と、時々、名詞の性が違っていたりするし・・・
(例 Der Monat オーストリア人によっては Das Monat という人がいる)

ところで、それでも何となく心もとない、という場合に
便利に使えるテクニックがあって

早口で、冠詞は不明確にゴニョゴニョで間に合わせてしまう

という荒技。

Du hast immer keine Zeit (キミはいつも時間がないんだね)

という恨みがましい発言は
私が時々、誰かから聞く文でもあるが

この時に、最後の部分を
カイネ・ツァイト と言っても
カイン・ツァイト (ンの部分は飲み込むように早口で)と言っても
カイネン・ツァイト(ネンの部分は不明確にゴニョゴニョ)と言っても
さして不自然ではない(と思う)

まぁ、keine Zeit というのを丸ごと覚えれば
Zeit と言う名詞が女性名詞である事を一緒に覚えられる利点はあるが。

もっと恐ろしい事に
オーストリア・ドイツ語は、もともと不明確な発音も多いので
最初の金欠告白文であれば

イ・ハプ・カ・ゲルト

と、kein どころか、カ だけでも通じてしまうのだ。
(上記の発音は、すげ〜オーストリア訛りになるので
 あまり使わない方がよろしいが、早口で言うと、ホントに通じる)

更に、デルデスデムデンなんて
全部、適当に「デ+モゴモゴ」で何とでもなる(極論)

こんな事を書いてしまうと
ドイツ語の先生に怒られそうだが
日常会話なんて、そんなもんで
オーストリアっぽく、適当に言って通じれば勝ちだ、ふん。

ドイツ語のネイティブ・スピーカーに
デルデスデムデンを教えてあげると
ビックリして、尊敬の眼差しになったりするが
(文で覚えているネイティブは、デルデスデムデンなんて覚えない(笑))
相手を威嚇する意図がない場合は(何だそれ)
文の中で覚えなければ意味がない。

というワケで
デルデスデムデン、全然怖くないですから f(^^;)
そんなに難しいものでもないし
ネイティブでも、名詞の性は適当に覚えている場合が多いので

みなさん、頑張りましょう(って何を?!)

あんまり暑くて、何だかわからなくなってしまったので
本日はここまで

・・・と誤魔化す私に、1クリックをどうぞお恵み下さい。




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