東京バレエ団 THE KABUKI@国立オペラ座 3回目

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    Wiener Staatsoper / The Tokyo Ballet 2019年7月4日 19時〜21時20分

    THE KABUKI
    Ballett in zwei Akten
    振付 Mourice Béjart
    音楽 Toshiro Mayuzumi
    舞台・衣装デザイン Nuno Côrte-Real

    Yuranosuke: Dan Tsukamoto
    Tadayoshi: Katsuhiro Nagata
    Enya Hangan: Yasunori Akimoto
    Kaoyo Gozen: Mizuka Ueno
    Rikiya: Riku Takashi
    Morono: Mao Morikawa
    Bannai: Junya Okazaki
    Kampek: Arata Miyagawa
    Okaru: Mamiko Kawashima
    Kampei (Modern): Yuki Higuchi
    Okaru (Modern): Natsumi Kishimoto
    Sakakuro: Yuichi Sugiyama
    Yakushiji: Kosuke Wada
    Ishido: Hiroki Miyazaki
    Sadakuro: Yuichi Sugiyama
    Yujo: Yurika Mikumo
    Yoshibei: Mao Yamada
    Okaya: Akimi Denda
    Osai: Haruka Nara
    Variation 1: Yuichi Sugiyama
    Variation 2: Shuntaro Ifuku

    しつこく同じ公演3回目。
    キャストは初日と同じ。

    ちょっとぐったり疲れていたせいもあって
    集中して観ていた、とは言えない状態なので
    的外れな事を書くかも・・・

    ダンサーによってストーリーの印象が変わる
    というのが不思議だった。
    初日に前半の松の廊下ストーリーがわかりにくいと思い
    2日目に、これはよくわかる、という印象があったが
    初日のキャストで松の廊下のシーンを見ると
    2日目のダンサーの演技的要素が大きかったのがわかる。
    初日と同じダンサーだと
    バレエ、という意味での動きに気をとられて
    イジメがエスカレートして
    とうとう堪忍袋の緒が切れて、というストーリーは
    あまり見えて来ない。

    お軽の動きも2日目キャストの方が日本舞踊がよく見えた。
    初日キャストは、どちらかと言えば
    バレエという芸術に徹しているような印象がある。
    だから、クラシック・バレエの振付部分のソロは非常に映える。

    ベジャールが日本舞踊の伝統を研究し尽くして
    ヨーロッパのバレエとの融合を図った様子は、よく見える。
    成功しているか失敗しているか
    ただ、何を以って成功と言うのかは定義できないので
    主観的な印象しかないわけだが
    たぶん、これについては正解はないし
    ベジャールもダンサーも
    融合が成功か失敗か、なんて全く眼中にないと思う。

    それよりも、日本舞踊の要素と
    ヨーロッパのクラシック・バレエの要素が
    多少はバラバラな印象を残すものの
    ここまで1演目の中で提示される作品は珍しい。
    ダンサーもクラシック・バレエ、モダン・バレエだけではなく
    日舞の基本まで押さえなければ踊れない振付で
    その意味では、ダンサーに究極のテクニックを要求される演目だろう。

    こうやって2つの文化の身体の動きの対比を舞台で観ると
    よく言われる日本文化の「間」
    ダンスで言えば「静止状態」
    日本だと、見得を切るという状態の違いが面白い。

    クラシック・バレエでも、キマった時の静止状態はあるのだが
    基本的には「動き」が中心になっていて
    静止状態を取るとすれば
    アラベスクとか、フィッシュ・ダイブとか
    女性ダンサーのポワントでの独り立ちとか
    不安定なバランスの状態で静止する事が多い。
    (ような気がする。
     もちろん男性ダンサーの大技が終わった後の静止もあるけれど
     あれは、あくまでも静止ではなく終止であって
     拍手を受ける時は立って受ける・・・と思う)

    日舞に於ける「静止」状態、いわゆる見得を張る状態だって
    無理な姿勢が多いのかもしれないが
    (やったことがないのでわからん)
    少なくともポワント立ちとか、アラベスクの不安定さはない。
    静止の時間も、もっと長い。
    ブロマイド状態というか
    ここで、し〜っかり目に焼き付けてね、という親切さというか(違うかも)

    女性だって、日舞の場合は
    見どころとか、ここをさりげなく強調したい
    例えば袖で少し顔を隠して頭を傾ける状態で
    ちょっと静止するではないか。
    (それがまた色っぽくてゾクゾクする ← 完璧おやぢ化している(汗))

    床を滑るような動きについても
    クラシック・バレエでのポワントでの移動は
    不安定さの中に、なんとか安定を組み込もうという
    涙ぐましい努力に見えるが
    日本舞踊の、腰を落とした滑る動きは
    安定の中に「動き」という、もともと不安定なものを
    組み入れる試みに見える。

    踊りにおける安定と不安定が
    身体の中心があくまでも上に伸びる(不安定な)クラシック・バレエと
    腰を落として下に重心を持ってくる日舞の安定感のなかの不安定とか
    このベジャールの THE KABUKI という演目では
    徹底的に拮抗しているような印象を与えるのだ。

    だから、日本人としては、何となく不思議な気持ちになるのかも
    ・・・とか、ついつい
    シロウトの悲しさで、アホらしい事を考えている
    徹底的にアホな私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    身体表現の静止状態について考えていると
    ついつい、日本のハレ・ケ・ケガレという概念まで
    考えが拡散してしまうのだが
    来学期は雅楽の講義もあるので
    たぶん、そこでこの概念も扱われるんじゃないかと期待中。

    東京バレエ団 THE KABUKI@国立オペラ座 2回目

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      Wiener Staatsoper / The Tokyo Ballet 2019年7月3日 19時〜21時20分

      THE KABUKI
      Ballett in zwei Akten
      振付 Mourice Béjart
      音楽 Toshiro Mayuzumi
      舞台・衣装デザイン Nuno Côrte-Real

      Yuranosuke: Yasunori Akimoto
      Tadayoshi: Mao Morikawa
      Enya Hangan: Yuki Higuchi
      Kaoyo Gozen: Haruka Nara
      Rikiya: Riku Takashi
      Morono: Dan Tsukamoto
      Bannai: Shuntaro Ifuku
      Kampei: Shoma Ikemoto
      Okaru: Kanako Oki
      Kampei (Modern): Kosuke Wada
      Okaru (Modern): Akira Akiyama
      Sakakuro: Junya Okazaki
      Yakushiji: Katsuhiro Nagata
      Ishido: Tsukasa Okazaki
      Sadakuro: Junya Okazaki
      Yujo: Hitomi Kaneko
      Yoshibei: Mao Yamada
      Okaya: Akimi Denda
      Osai: Emi Masamoto
      Variation 1: Junya Okazaki
      Variation 2: Arata Miyagawa

      2回目になると
      昨日、あまり見えなかったストーリーが
      多少はわかるようになる。

      前半の、お軽、勘平のラブストーリーも見えるし
      その後は、ちゃんと「松の間」になっていて
      場内での刃傷沙汰は、男性2人のパ・ド・ドゥで
      確かに前半、判官を偉そうに虐める師直のシーンがあって
      判官が怒って師直に切りつけて、つかまって
      ・・・というのは見える。
      (昨日、何故、これがわからなかったのかは謎(笑))

      どちらかと言えば
      やっぱり仮名手本忠臣蔵を基本的に知っている
      というのが、観客に求められる前提だろうが
      ストーリーがわからなくても
      現代から過去の日本的情緒のスタイルを楽しむなら
      その観点だけからでも、充分に鑑賞できる作品だろう。

      お軽の振付が秀抜・・・と言って良いのかはともかく
      祇園に身を売るお軽の仕草が
      いやもう、実に色っぽい「日本舞踊」なのである。

      歌舞伎の巧い女形が演じているような
      指先まで神経の届いた
      上半身の傾け方一つに風情がある
      徹底的に「日本」の仕草を見せた後に

      ポワントで動かれると
      ちょっとギョッとする。

      あ〜、これが違和感の正体か。
      ベジャールが日本舞踊を徹底的に取り入れて
      そこに突然、西洋のバレエのテクニックを使ったパが出てくると
      その違和感って半端ではないのだが
      日本舞踊だのバレエだの、面倒くさい様式を考えなければ
      不自然さはあまりないので、素直に、そのまま見られるのだろう、たぶん。

      (いや、私だって日本舞踊とかバレエとか知りませんよ。
       でも、一応、日本人として歌舞伎とか見ているじゃないですか(数は少ないけど)
       そうすると、歌舞伎の女形の型というものは
       無意識的にでも頭に残ってしまうわけです)

      シーンとシーンの間の繋ぎで出てくる伴内は
      この作品の登場人物の中では
      最も、歌舞伎の様式美を、そのまま使った振付になっている。

      いわゆる、歌舞伎の中の立ち回り役に近い
      小柄で動きがキビキビしていて
      とんぼとかはないけれど(やったら問題なく出来そう)
      振付そのものは、バレエというより歌舞伎の立ち回りに近い。
      場つなぎのシーンや、陰謀のシーンで、かなり出番があり
      カーテン・コールの時も非常にウケていた。

      着物の使い方も巧い、と思った。
      一部のダンサーはちゃんと着物を着用するが
      ソロのダンサーは
      下がレオタードで、その上に着物を「羽織る」だけ。

      ただ、とあるシーンでは、黒子が活躍して
      レオタードのみで踊っている時には
      美しい着物を後ろで
      人間衣紋掛けで飾っていたし
      (いや〜、人間が後ろで、ああやって持っていると
       本当に着物用の衣紋掛けにかかった着物に見えるから不思議)
      女性ダンサー2人で、1着の着物に入って
      着物そのものを非常に美しく見せる技まで
      ベジャールの天才振りが発揮されていて、唖然とする。

      それだけ、歌舞伎という日本の伝統美を作品に入れているのに
      主人公の男性のソロは、もろにクラシック・バレエである。

      しかも超絶技巧のソロがむちゃくちゃ多いし、長い。
      男性ダンサー虐めか、とか思えちゃうくらい。
      確かに見せ場ではあるのだが
      クラシック・バレエだって、こんなに長いソロは滅多にない。

      力強くて長くて、技巧たっぷりの男性ソロに比べると
      女性は、アクロバットなリフトとかはあるし
      身体の柔軟性が必要なパも多いけれど
      ジャンプもピルエットも
      あまり派手なものがなくて

      まぁ、歌舞伎ですから(笑)
      とは言え、判官の妻の顔世も
      自分から進んで金を稼ぐために身売りするお軽も
      かなり強いキャラだとは思うんですけどね。
      その強さを、一見、女らしい
      なよなよさの中に隠すところが奥ゆかしいのか。
      う〜ん、歌舞伎もベジャールも奥が深いぞ。

      今日の席は昨日の反対側だったのだが
      舞台の下手(しもて)に
      拍子木の人が居て
      時々、パに合わせて拍子木が鳴る時には
      ライブで拍子木を打っていたのに感激。
      もちろん、ちゃんと羽織袴の正装である。
      (ほとんどの拍子木はテープだが、いくつかのシーンはライブ)

      最後の討ち入りの場面は
      舞台に揃ったかなりの数の赤穂浪士たちが
      (さすがに47人はいないが、30人くらいはいた)
      美しいフォーメーションに
      ぴったり揃った振付で
      しかも、ばっちり音楽に合わせて動くのはすごい。

      あの音楽への合わせ方、どこかも見習うべきだな。
      もっとも、どこかはテープじゃなくてライブ音楽だから
      合わせるのも難しいのかもしれないけれど。

      ただ、あのシーン、意外に長くて
      ストーリーとしては最後の見せ場だし
      アピールするんだけど、2回目になると、ちょっと冗長という印象。

      仮名手本忠臣蔵と言えば
      日本人なら(日本人じゃなくても)
      義憤を討つ、忠実な部下たちの行動に
      涙を流して感激する・・・はずなのだが

      まぁ、当時、この事件が話題になったのは
      こういう「忠義」というのは非常に珍しかったというのがある。
      (部下は主君がいなくなれば、他の出世しそうな主君を探した)

      世を忍ぶ姿で遊びまくっている大石由良助って
      女性の立場からしたら、あまり感心できないしなぁ(笑)

      夫の勘平のプロジェクトのために
      金が要るだろう、と
      身売りするお軽の話は
      自己憐憫悲恋物語の最たるもので
      絶賛自己犠牲中・・・というのもちょっと。

      いや、私の悪い癖で
      ついつい、中身を考えてしまう。
      オペラとか、あるいはこういう演目では
      あんまりストーリー云々を考えてはいけない(のだと思う、たぶん)

      だって、だいたい、これ、私的リンチの話だし・・・(以下省略)

      明日が千秋楽(もちろん行きます、一番安い席で(笑))
      3回目のキャストは初日とキャストと同じ。
      さて、3回目になると
      どんなストーリーが妄想の中で強調されるのか、楽しみ。

      PureData と1ヶ月格闘して敗北し
      SynthEdit に変えたら、波長が数字で表せず
      教授のところに行ったら、HTML でやれば?と言われ
      今度は HTML と格闘している私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



      私が専攻しているのは
      音楽学だったはずなのだが
      4学期目でコンピュータ関係の演習とか取りまくったので
      今や、自分でも何をやっているのか、さっぱりわからん・・・
      猛暑は落ち着いたけれど
      図書館はまだ熱気が残っていて
      スイカが美味しい・・・(謎発言)

      東京バレエ団 THE KABUKI@国立オペラ座 1回目

      0
        Wiener Staatsoper / The Tokyo Ballet 2019年7月2日 19時〜21時20分

        THE KABUKI
        Ballett in zwei Akten
        振付 Mourice Béjart
        音楽 Toshiro Mayuzumi
        舞台・衣装デザイン Nuno Côrte-Real

        Yuranosuke: Dan Tsukamoto
        Tadayoshi: Katsuhiro Nagata
        Enya Hangan: Yasunori Akimoto
        Kaoyo Gozen: Mizuka Ueno
        Rikiya: Riku Takashi
        Morono: Mao Morikawa
        Bannai: Junya Okazaki
        Kampek: Arata Miyagawa
        Okaru: Mamiko Kawashima
        Kampei (Modern): Yuki Higuchi
        Okaru (Modern): Natsumi Kishimoto
        Sakakuro: Yuichi Sugiyama
        Yakushiji: Kosuke Wada
        Ishido: Hiroki Miyazaki
        Sadakuro: Yuichi Sugiyama
        Yujo: Yurika Mikumo
        Yoshibei: Mao Yamada
        Okaya: Akimi Denda
        Osai: Haruka Nara
        Variation 1: Yuichi Sugiyama
        Variation 2: Shuntaro Ifuku

        日本とオーストリアの外交150周年の関係で(だと思う)
        東京バレエ団のゲスト公演。
        モーリス・ベジャールの THE KABUKI

        音楽がテープだったせいか、チケットが意外に安くて
        (それでも超貧民席しか買わないけど(笑))
        3回、全公演を観る予定。

        最初の印象
        ・・・・何だか、ヘンな気分。

        現代の日本のシーンから始まって
        (それでも映るビデオは、ちょっと古い?って感じがする。
         1986年4月16日に東京文化会館で初演。
         同じ年の10月6日に国立オペラ座にゲスト公演でオーストリア初演)
        そこに日本刀が出て来て
        だんだん、現代の主人公が忠臣蔵の大星由良之助になって行くという設定。

        シーンの始めには
        オリジナルの歌舞伎の謡が入るし
        ちゃんと、定式幕(黒・柿色・浅葱のオリジナル色)が用意されている。

        で、その謡が入っちゃうと
        頭の中では、当然ながら、日本の歌舞伎舞台が浮かび上がって来るので
        そこでバレエ・ダンサーが
        (歌舞伎にしては)珍妙な格好で登場して
        クラシックっぽく踊ると、異様な違和感がある。

        謡そのものは短くしてあって
        その後は西洋音楽(黛敏郎)になるのだが
        黛の曲って
        こんなにショスタコーヴィッチ交響曲5番
        第一楽章のテーマを使っていたんかい!!!
        (繰り返し演奏されるから、このテーマが出てくるたびに
         私の頭は混乱する・・・)

        で、たぶん、来ている観客のほとんどは
        ストーリーがわかっていない。

        ・・・というより、バレエでの表現が非常にわかりにくい。
        (特に前半)

        松の廊下の浅野内匠頭の刃傷事件なんて
        少なくともプログラムの筋書きでは
        浅野内匠頭(役の名前は「判官」)の妻の顔世に
        女好きの師直(これも Moronao ではなく Morono になってる)が言い寄って
        うまく行かないので判官に色々と意地悪する
        ・・・と書いてあるが
        そこら辺の人間関係が、かなり分かり難い。

        ただ、師直って?話が違わない???
        師直=高師直って室町時代の観応の撹乱=足利時代1351年殺害。
        ・・・浅野内匠頭は1675年生まれ。
        と浅知恵で思ったが
        これは吉良上野介で間違いないようだ。
        (どういう関係なのか、よくわからん・・・)

        勘平・おかるの話は比較的しっかり取り上げられていて
        漁師になって、与市兵衛の金を奪った定九郎を間違えて打って
        金をネコババしたら
        与市兵衛の死体が運ばれて来て
        うおおおお、義理のお父ちゃんを殺してしまった、と切腹。

        まぁ最後は赤穂浪士が揃って吉良上野介を討って
        全員切腹で幕。

        舞台は巧く考えられていて、舞台装置もキッチュにならず
        抑制を持ちながら、日本風のエキゾチックな感じが出ている。

        まずは、舞台の群舞の揃い方がスゴイ。

        それから
        ベジャールって、かなり日舞とか日本の文化を
        徹底的に学んだんだろうなぁ、というのがよくわかる。

        最初の歌舞伎の謡部分で出てくるダンサーたちの動きが
        しっかり日舞になっているところがあって
        その腰の安定感にはうっとりする。
        (そのまま日舞踊ったら、もっと絵になったかも・・・・
         でも、ベジャールはあくまでもクラシック・モダンですよね(笑))

        歌舞伎の舞台に使われる振り落としも使っていて
        まぁ、切腹の時の血が飛び散っていたりするところは
        如何にもヨーロピアンではあるのだが、でも非常に効果的。

        黒子の使い方が、これまた巧い。
        しかもバレエ・ダンサーが黒子をやっているので
        動きの美しさが素晴らしい。
        これ、東京バレエ団のダンサーって
        ちゃんと日舞のレッスンもしているんだろうか、と思わせるくらいに
        見ていて、感激した。

        主人公の由良助は、かなり激しいソロのシーンが多い。
        しかも、白鳥の湖マッサオみたいな
        もろにクラシックでピルエットやカブリオール
        マネージュに近い振付などが、次から次へとテンコ盛りという
        とんでもなく難度が高くて激しいソロが
        最低でも3場面か4場面ある。
        (最後のシーンにもある。あんなに踊った後でアレって
         ベジャール悪魔か・・・)

        ストーリーがストーリーなので
        男性ダンサーの見せ所は多い。
        女性ダンサー、スタイルは抜群だし、頭は小さいし
        ヨーロッパ人とスタイルだったら区別つかない。

        しかも、技術が凄いし、身体がむちゃ柔らかくて
        顔世なんて、ものすご〜〜〜く雰囲気があるのだ。
        (まぁ、踊ったのが上野水香さんだ、当たり前か・・・)

        男性のダイナミックさも素晴らしいが
        素晴らしい女性ダンサーが揃っているので
        もう少し、女性のソロが入ったら、もっと楽しかったかも。

        確かに、こういう演目を持って来るのだったら
        オリジナルの「歌舞伎」そのものを持って来ても良かったのかも
        という気はしないではないけれど

        ベジャールのこの舞台、決してキッチュになったり
        日本文化をただエキゾチックに
        ヨーロッパ視点で見て間違って解釈したものではない。

        その意味では、モーリス・ベジャールって偉大だ・・・

        さて、明日は別のキャストでの上演。
        どういう印象になるか
        明日の公演も楽しみな私に
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。


        ヌレエフ・ガラ 第二部

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          Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2019年6月28日 18時〜22時20分

          NUREJEW GALA 2019
          芸術監督 Manuel Legris
          指揮 Kevin Rhodes

          Teil II
          DORNRÖSCHEN / Ausschnitte (II. Akt)
          振付 Rudolf Nurejew
          音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
          フロリムント王子 Narvin Turnbull
          妖精 Oxana Kiyanenko
          SCHWANENSEE / Ausschnitte (III. Akt)
          振付 Rudolf Nurejew
          音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
          オディール Kiyoka Hashimoto
          ジークフリート王子 Leonardo Basílio
          DIE FLEDERMAUS / Ausschnitte (II. Akt)
          振付 Roland Petit
          音楽 Johann Strauß, arrangiert und orchestreirt von Douglas Gamley
          舞台 Jean-Michel Wilmotte
          衣装 Luisa Spinatelli
          ベラ Olga Esina
          ヨハン Vladimir Shishov
          CANTATA / Ausschnitte
          振付 Mauro Bigonzetti
          音楽 Amerigo Ciervo, Serenata „The Assurd feat Enza Pagliara“
          衣装 Helena de Medeiros
          Alice Firenze, Eno Peci
          OCHIBA
          振付 Patrick de Bana
          音楽 Philip Glass, Metamorphosis Two, Mishima Closing (Streichquartett Nr. 3/4)
          arrangiert von Michael Riesman
          衣装 Stephanie Bäuerle
          照明 Kana Motoe
          ピアノ Shino Takizawa
          Nina Polákova, Manuel Legris
          DER TALISMAN-PAS DE DEUX
          振付 Pjotr Gussew
          音楽 Riccardo Drigo, Cesare Pugni
          Anastasia Nuikina, Kimin Kim
          ARTIFACT SUITE / Ausschnitte
          振付・舞台・衣装・照明 William Forsythe
          音楽 Johann Sebastian Bach, Partita für Violine solo Nr. 2 d-Moll BWV 1004 Chaconne
          Madison Young - James Stephens
          Natasha Mair - Davide Dato
          Oxana Kiyanenko
          Natalya Butschko, Laura Cislaghi, Vanessza Csonka, Adele Fiocchi, Zsófia Laczkó,
          Suzan Opperman, Xi Qu, Joanna Reinprecht, Alaia Rogers-Maman,
          Flavia Soares, Chiara Uderzo, Céline Janou Weder, Beata Wiedner,
          Leonardo Basílio, Giovanni Cusin, Marat Davletshin, Marian Furnica,
          Andrés Garcia Torres, Scott McKenzie, Igor Milos, Hanno Opperman,
          Kamil Pavelka, Arne Vandervelde, Géraud Wielick

          ヌレエフ・ガラの第二部。
          眠りの森の美女に白鳥の湖、プティのこうもり
          スペイン風モダン・バレエのカンタータ
          ルグリとニナ(ポラコヴァ)が滝澤志野さんのピアノで踊るオチバ
          タリスマンのパ・ド・ドゥをゲスト・ダンサーが踊って
          最後はフォーサイスのアーティファクト・スイート。

          もう何でもアリというか
          サービス精神のカタマリというか(笑)

          チャイコフスキーの「眠れる森の美女」は
          こちらの演目では「いばら姫」になっていて
          王子さまもデジレではなくフロリムント。

          リラの妖精に導かれるソロのシーンに
          コールドのナルヴィンが抜擢された。
          リハーサル・ビデオでは
          ルグリ監督に、もっと胸を張れ!みたいなところで怒られていて
          新人ダンサー、頑張れよ〜、という気分。

          まだ若い、若くて舞台慣れしていないし
          オクサーナがリラの精で一緒とは言え
          基本、1人で舞台から
          2000人近くの観客を魅了しなければならないソロ。

          オーラという点では、まだまだかもしれないけれど
          ナルヴィン、技術的には非常に良いものを持っていて
          難しいパもジャンプもピルエットも安定。
          体軸もしっかりしている。
          とても美しい身体のラインを見せて
          王子さまらしい品の良さもある。

          後は「オレさま」オーラかな(笑)
          男性のスターが少ないのが、このバレエ団の短所ではあるけれど
          アルネにせよ、ナルヴィンにせよ
          これから団を背負って立つダンサーに成長して欲しい。

          (ワタクシ的には中堅のトリスタンやゾルトにも期待してます)

          「白鳥の湖」は、ヌレエフ版をそのまま本当に踊っているのが
          ウィーンの国立バレエ団だけ、という事で
          取り上げなければならない必須の演目(かもしれない)
          第3幕からオディールとジークフリートのパ・ド・ドゥ。

          橋本清香嬢、この間の白鳥でも思ったけれど
          一皮剥けたというか、色っぽい誘惑する演技が良くなってきたし
          以前と比べると、眼の力がダントツに強くなった。
          技術的には完璧に近いダンサーなので
          目ヂカラが出てくると強い。

          フェッテもドゥーブル何回か入れて見事。
          (最初、やっぱりちょっと不安定なので
           別にドゥーブル入れなくても良いんじゃないかとは思うのだが)
          レオナルドは、相変わらずナイーブというか
          でも、背は高いしイケメンだし
          頑張れば王子さまらしく見えない事もない、うん。

          ローラン・プティの「こうもり」
          まだ私が今ほどバレエ公演に嵌っていなかった2009年〜2011年に
          国立オペラ座で上演されていて
          調べてみたら、ベラ役をオルガさまとマーシャ
          ヨハンはローマンで2回鑑賞している。

          ・・・2009年って、10年前か(唖然)

          シショフがコウモリの羽の衣装で
          オルガが肌色のレオタード(きゃ〜っ)
          ロマンティックなデュエットだが
          オルガが時々見せる下目使いのサド目が魅力的。

          オルガさまの美しいお身体のラインが
          余すところなく披露されて、最初から最後までドキドキ。
          シショフもちょっと重くなった感じはするけれど
          やっぱりワガノワ出身だけの事はある
          見事なダンスを見せてくれた。

          で、私も当日知ったのだが
          シショフもウィーン国立バレエ団を去るとの事で
          最後に花束が投げられ
          オルガが「ほら、あなた1人で拍手を浴びて来なさい」と
          後ろからトンと押して
          花束持ったシショフが、舞台に投げキッス(涙)

          せめて今年11月のオネーギンあたりを踊って
          それを最終公演にすれば良かったのに・・・
          2006年に入団してから13年の長きにわたり
          活躍して来たプリンシパル・ダンサーなのに
          アデュー公演がなくて
          このちょっとした役が最後なんて、悲し過ぎる。

          カンタータはエノとアリーチェのデュエットで
          スペイン風のモダンな感じ。
          個性のある2人が踊ると
          何とも情熱的で迫力たっぷり。
          エノって、自分でもモダンの振付をしているので
          こういうモダンの入った演目を踊らせると巧いなぁ、とつくづく思う。
          アリーチェの個性も活き活きとしていて
          たぶん、愛の物語だと思うんだけど(モダンだから今一つわからん)
          大迫力のシーンが楽しかった。

          さて、次の項は、すみませんが

          ルグリ・ファンの方は、これにて本日は終了にして下さい(本気)
          ルグリ監督の悪口ではありませんし
          ルグリの素晴らしいバレエの表現力については
          もう、素晴らしい・・・以外に何も言えないんだけど

          *** ルグリ・ファンの方、こちらからご退場をお願いします。
          (次の*** から次の記事となります・・・)

          ただ、この「おちば」って作品、何だかよくわからない。
          日本で既に上演されていて絶賛を博していたようなので
          きっと、何か非常に哲学的・美学的な内容があるのだろうが
          能じゃあるまいし(まぁ、お能でも良いんですが)
          2人のダンサーがそれぞれに
          フィリップ・グラスのミニマル・ミュージックで
          離れて踊っている・・・
          (あ〜、ほんと、すみません、私、感受性がないもので)

          ルグリ・ファンなら涙で感激モノなんだろうけど(以下省略)

          *** ここから、また続き。

          次はクラシック中のクラシック(と言って良いのか?)
          タリスマンのパ・ド・ドゥにキミン・キムが登場!!!

          お相手の若い女性ダンサーは
          今年、マリイインスキーへの入団が決まったという18歳。
          キュートで若くて、身体の線が美しくて
          ダンスを見ていると、ちょっとオルガさまを連想する。

          そうだよねぇ、オルガさまもワガノワご出身でいらっしゃる。
          (今回は出演しなかったけど、マーシャもだな・・・)
          このアナスタシア・ヌイキナも、正統派のワガノワ出身という感じで
          足さばきが美しいし、クリーンなダンスで、ラインの見せ方も素晴らしい。

          キミン・キムが、もう、すごい。
          この人の身体能力って、どうなってるの?
          どこにも歪み一つない身体で
          重力って何だったっけ?というジャンプをして
          しかも、それだけ身体能力のあるアスリートなのに
          パの一つたりとも、「体操」になっていない。

          タリスマンならキミン・キムの役はヌレディンで
          王子さまではあるけれど
          他のヨーロッパの王子さまとは違うインドの王子さまの
          ちょっとワイルドなマッチョ感がすごく良い感じ ♡
          このダンサー、本当に何の役でもこなせるんだわ。
          どういう才能なんだか・・・
          観客としては口を開けたままキミンの世界に魅了されるだけだ。

          さて、この素晴らしいタリスマンのパ・ド・ドゥが終わった後
          あまりの素晴らしさに、これが第二部の終わりだろう、と思った観客も多く
          その上、次のビデオ投影までに、少し間が空いたので
          出て行ってしまった観客も結構いたのだが

          最後はフォーサイスのアルティファクト・スイート。
          これは今シーズンの演目でも取り上げられていたので
          何回か観ていて、観るたびに好きになる不思議な作品。

          だけど、モダンだから、タリスマンのキミンと新人の超美女を見ちゃった後で
          これを最後の演目として持って来たのは、ちょっと・・・
          いや、私は好きですよ、この演目。
          (ただ、私が好きなのはバッハのシーンじゃなくて
           その後のバッハがモダンになるところなのだが
           さすがに今回は前半しかやらなかった)

          ナターシャとダヴィデのカップリングも良いけれど
          マディソンとジェームスのカップルが
          きゃーっ、と叫びたくなる程に魅力的。

          マディソン、超美女だし雰囲気あるし
          ダンスはキレキレだし
          しかも、スタイル良くて、筋肉のつき方も理想的で
          ダンサーにしては、ちゃんと胸もあって
          (すみません、オヤジの目で見てしまって、ごめんなさい)
          人間の身体の理想を実現しているような気がする。
          (それとも、少女漫画のバレエ漫画の理想かもしれない。
           しかし、少女バレエ漫画だって追いつかない美しさである)

          いやしかし、第二部も盛り沢山で
          クラシックからモダンまで、すべてをカバー。
          この部が終わった時点で、既に21時を過ぎていて
          休憩の後は、お馴染みシルヴィアの最終幕。

          シルヴィアの感想は、いつもの感想になってしまうと思うので
          (いつもの感想=ニキーシャが凄い、デニスの回転が凄い その他)
          書くか書かないかは未定だが
          ウィーン国立バレエ団のダンサーの皆さま
          今シーズンもお疲れさまでした(お辞儀)

          素晴らしいバレエ団になったよねぇ(感慨深い)
          来シーズンはルグリ監督の最後のシーズン。
          ワタクシ的には
          クランコのオネーギンの再演が嬉しいし
          初めてナッチョ・ドゥアトが上演されるのも楽しみ。
          (ただ演目が White Darkness というのがちょっと・・・
           麻薬に溺れた女性の妄想がテーマでしょ?
           2016年にベルリンで鑑賞したけれど、う〜ん・・・)
          バランシンのジュエルスの上演もワクワクする。

          既に9月・10月のチケット争奪戦は始まっていて
          (10月はバレエはないが)
          9月から、また11月のジュエルスのチケットを
          せっせと買う予定の私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。


          ヌレエフ・ガラ 第一部

          0
            Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2019年6月28日 18時〜22時20分

            NUREJEW GALA 2019
            芸術監督 Manuel Legris
            指揮 Kevin Rhodes

            Teil I
            DELIRIENWALZER
            振付 Roland Petit
            音楽 Josef Strauss, Delirien, Waltzer op. 212
            Natascha Mair, Davide Dato
            JOCKEY TANZ aus Von Sibirien nach Moskau
            振付 August Bournonville
            音楽 Carl Christian Møller
            Dumitru Taran, Arne Vandervelde
            FANNY ELSSLERS CACHUCHA aus Le Diable boiteux
            振付 Fanny Elßler
            音楽 Andalusische Volksweise, für die heutige Gala instrumentiert von Gábor Kerényi
            Ketevan Papava
            ESMERALDA-PAS DE DEUX
            振付 frei nach Marius Petipa
            音楽 Riccardo Drigo, Cesare Pugni, Romualdo Marenco
            Liudmila Konovalova, Young Gyu Choi
            LIMINOUS
            振付・衣装・照明 András Lukács
            音楽 Max Richter
            Nina Tonoli, Jakob Feyferlik
            ROMEO UND JULIA / Ausschnitt (III. Akt)
            振付 Rudolf Nurejew
            音楽 Sergej Prokofjew
            Ioanna Avraam, Robert Gabdullin
            TROIS GNOSSIENNES
            振付 Hans van Manen
            音楽 Erik Satie
            衣装 Oliver Haller
            照明 Jan Hofstra
            ピアノ Laurence Lisovich
            Olga Esina - Roman Lazik
            Marian Furnica, Andrés Garcia Torres, Hanno Opperman
            COPPÉLIA / Ausschnitt (III. Akt)
            振付 Pierre Lacotte
            音楽 Léo Delibes
            Ausstattung nach den Pariser Originalentwürfen (1870) adaptiert von Pierre Lacotte
            スワニルダ Natasha Mair
            フランツ Jakob Feyferlik
            スワニルダの友人 Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Sveva Gargiulo, Eszter Ledán,
            Anita Manolova, Fiona McGee, Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto
            マズルカ Venessza Csonka, Zsófia Laczkó, Flavia Soares, Iulia Tcaciuc,
            Oksana Timoshenko, Liudmila Trayan, Céline Janou Weder, Beater Wiedner,
            Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Marcin Dempc, Andrés Garcia Torres,
            András Lukács, Hanno Opperman, James Stephens, Géraud Wielick
            村人 Aoi Choji, Laura Cislaghi, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko
            Alexis Forabosco, Igor Milos, Kamil Pavelka, Zsolt Török
            花嫁 Suzan Opperman, Xi Qu, Alaia Rogers-Maman, Chiara Uderzo
            婚約者 Scott McKenzie, Arne Vandervelde, Giovanni Cusin, Marian Furnica,
            Tristan Ridel, Narvin Turnbull

            Teil II
            DORNRÖSCHEN / Ausschnitte (II. Akt)
            振付 Rudolf Nurejew
            音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
            フロリムント王子 Narvin Turnbull
            妖精 Oxana Kiyanenko
            SCHWANENSEE / Ausschnitte (III. Akt)
            振付 Rudolf Nurejew
            音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
            オディール Kiyoka Hashimoto
            ジークフリート王子 Leonardo Basílio
            DIE FLEDERMAUS / Ausschnitte (II. Akt)
            振付 Roland Petit
            音楽 Johann Strauß, arrangiert und orchestreirt von Douglas Gamley
            舞台 Jean-Michel Wilmotte
            衣装 Luisa Spinatelli
            ベラ Olga Esina
            ヨハン Vladimir Shishov
            CANTATA / Ausschnitte
            振付 Mauro Bigonzetti
            音楽 Amerigo Ciervo, Serenata „The Assurd feat Enza Pagliara“
            衣装 Helena de Medeiros
            Alice Firenze, Eno Peci
            OCHIBA
            振付 Patrick de Bana
            音楽 Philip Glass, Metamorphosis Two, Mishima Closing (Streichquartett Nr. 3/4)
            arrangiert von Michael Riesman
            衣装 Stephanie Bäuerle
            照明 Kana Motoe
            ピアノ Shino Takizawa
            Nina Polákova, Manuel Legris
            DER TALISMAN-PAS DE DEUX
            振付 Pjotr Gussew
            音楽 Riccardo Drigo, Cesare Pugni
            Anastasia Nuikina, Kimin Kim
            ARTIFACT SUITE / Ausschnitte
            振付・舞台・衣装・照明 William Forsythe
            音楽 Johann Sebastian Bach, Partita für Violine solo Nr. 2 d-Moll BWV 1004 Chaconne
            Madison Young - James Stephens
            Natasha Mair - Davide Dato
            Oxana Kiyanenko
            Natalya Butschko, Laura Cislaghi, Vanessza Csonka, Adele Fiocchi, Zsófia Laczkó,
            Suzan Opperman, Xi Qu, Joanna Reinprecht, Alaia Rogers-Maman,
            Flavia Soares, Chiara Uderzo, Céline Janou Weder, Beata Wiedner,
            Leonardo Basílio, Giovanni Cusin, Marat Davletshin, Marian Furnica,
            Andrés Garcia Torres, Scott McKenzie, Igor Milos, Hanno Opperman,
            Kamil Pavelka, Arne Vandervelde, Géraud Wielick

            Teil III
            SYLVIA / Ausschnitt (III. Akt)
            振付 Manuel Legris nach Louis Mérante u.a.
            ドラマツルギー・リブレット Manuel Legris, Jean-François Vazelle nach Jules Barbier
            und Baron Jacques de Reinach
            音楽 Léo Delibes
            舞台・衣装 Luisa Spinatelli
            照明 Jacques Giovanangeli
            シルヴィア Nikisha Fogo
            アミンタ Denys Cherevychko
            オリオン Davide Dato
            エロス Géraud Wielick
            ダイアナ Ketevan Papava
            エンドュミオン Kamil Pavelka
            妖精 Dumitru Taran
            妖精たち Marcin Dempc, Marian Furnica, Hanno Opperman, Andrey Teterin
            狩人 Elena Bottaro, Adele Fiocchi
            農民 Sveva Gargiulo, Arne Vandervelde
            羊飼い Scotta McKenzie
            Venessza Csonka, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó,
            Eszter Ledán, Anita Manolova, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman,
            Rikako Shibamoto, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo, Madison Young,
            Eriona Bici, Laura Cislaghi, Andrea Némethová, Flavia Soares
            Natalya Butchko, Fiona McGee, Joana Reinprecht, Isaella Lucia Severi,
            Anna Shepelyeva, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder, Beata Wiedner
            Nicola Barbarossa, Giovanni Cusin, Marat Davletshin, Andrés Garcia Torres,
            Sergiy Golovin, Igor Milos, Tristan Ridel, Narvin Turnbull

            Wiener Staatsballett
            Jugendkompanie der Ballettakademie der Wiener Staatsoper
            Orchester der Wiener Staatsoper

            恒例のヌレエフ・ガラは
            だんだん上演時間が長くなっていく。
            加えて、ほとんどのダンサー総出演だし
            ゲスト・ダンサーも居て
            プログラムと出演者を書き出しただけで
            もうぐったり(笑)

            よって、本日はこれにて終了・・・
            と書きたいのだが

            まずは第一部の感想だけアップする(ぜいぜいぜい)

            例年、最初にショート・フィルムが上演されるのだが
            今回はオーケストラがワルツの演奏を始めたと思ったら

            ウィーン国立歌劇場150周年

            の記念フィルム的なものが投影されて
            1869年のこけら落としからナチスの時代を経て
            1955年の再建と再度のこけら落としのフィルムから
            現在のオペラ上演数やバレエ上演数まで
            たっぷりとオペラ座のコマーシャル(笑)があって
            幕があくと
            背景にウィーンのオペラ座があって
            その前で、ナターシャとダヴィデが踊るワルツ。

            ナターシャが髪の毛を下ろしていて
            セミロングのおかっぱ風になっていてイメージが違う。
            そう言えば、ナターシャって
            いかにもバレエ・ダンサー的なひっつめ髪しか見た事がない。

            その後は例年通り
            演目のタイトルと一緒に、リハーサル中のビデオを流す。
            ただ、ダンサーの名前が記載にないけれど
            ワタシのようなコアなファンは
            顔を見れば誰だかわかります(笑)

            ドミトルとアルネのジョッキー・ダンス。
            うわあああ、アルネが抜擢されたか。
            ドミトルはソリストだが、アルネはまだコールドである。

            ジョッキーの衣装で軽々と踊る男性2人のダンス。
            ドミトルは技術あるし、演技も出来てユーモアたっぷり。
            アルネって・・・このダンサーも技術的には遜色ないじゃん。

            ファニー・エルスラーのカチューシャ。
            ファニー・エルスラーは名前は有名だけど
            通常、振付とか見ないし、その意味では珍しいレパートリー。
            アンダルシアの民謡にのって
            カスタネットを両手に持ったケテヴァンのソロ。

            うわあああ、ケテヴァンの明るいオーラが爆発している。
            こういうスペイン風のダンスって、ケテヴァンに合ってるわ。
            フラメンコではないので、カスタネットは
            ほとんどの時間で、オーケストラ・ピットからのパーカッションだが
            リズムにも乗っているし、ケテヴァンの背中の美しさと言ったら特筆もの。

            エスメラルダのパ・ド・ドゥはリュドミラとゲスト・ダンサー。
            ゲストはオランダ国立からの韓国出身のダンサー。
            この人がまた、動きが滑らかで運動能力が抜群で
            しかも、あの王女さまリュドミラに
            怯む事なく対峙して、従僕感なしに、しっかりサポートしている。

            リュドミラは、こういうクラシックの華やかなダンスにはピッタリ。
            見て見てオーラはすごいけれど
            あの卓越したバランス感覚はリュドミラの優れた資質。
            びくともしない安定感が素晴らしい。

            続いての LUMINOUS は
            バレエ団現役のアンドラーシュの振付で
            ニナ(トノリ)とヤコブのカップル。
            モダン・バレエで、2人のしなやかさに圧倒される。
            コンテンポラリーというよりも
            もっとクラシック寄りの振付で
            あくまでもクラシックの美しさを原点としているので
            奇を衒ったところがなくて、非常に美しい。

            で、ニナ(トノリ)は、このダンスを最終として
            来シーズンは移籍ですって(涙・涙・涙)
            ロイヤルを卒業して入団してから
            ずっとファンだっただけに、私は寂しい・・・
            途中で怪我をして、かなり長い間、踊れなかった時に
            同期のナターシャが、どんどん上がって
            プリンシパルになっちゃったしなぁ。
            しかも、ニナ、最近、なんだか痩せたし
            色々と気苦労とかあるんだろうか(深読み)
            清純なイメージで、細かい部分の演技まで完璧で
            とてもクリーンなパのダンサーだったので、本当に残念。

            ロメオとジュリエットは
            フォルクス・オーパーでのベルリオーズではなくて(笑)
            ちゃんとヌレエフ版のプロコフィエフでの上演。

            ただ、ロメオがローベルトで
            ジュリエットがイオアンナって
            ・・・・・う〜、ちょっと・・・
            年齢的なバランスとか、身体のバランスは取れているのだろうが
            なんだか2人で運動しているようにしか見えない。
            (確かに、すごいリフトとかあって、大変なのはわかるけど)
            私の偏見とか思い込みである事は重々承知だが
            愛し合っているカップルには、どうしても見えない。
            リフトが成功してバンザイ、とか考えているダンサー同士に見える。

            というより、別に無理して
            ロメオとジュリエットを入れなくても良かったんじゃないの?
            だって、プロコフィエフの音楽でのロメオとジュリエットって
            クランコ版の最終上演が2014年の11月で
            その後、5年間、取り上げていなかったんだし・・・
            (ローベルトは2014年にはマーシャとロメオを踊っている)

            ファン・マネンの Trois Gnossiennes は
            今シーズンのフォーサイス、ファン・マネン、キリアーンで観たけれど
            マリアとヤコブの組み合わせ2回と
            リュドミラ・ローベルトが1回で
            オルガさまとローマンってキャスティングされてなかった。
            (確かに今回が踊るのは最初みたい)

            オルガさま!
            オルガさま!!!!
            オルガさま!!!!!!!!
            (どうせ、これしか言えないですよ、ワタシは)

            だってもう、むちゃくちゃ雰囲気あるんだもん。
            悲劇にはなっていないけれど
            あの無色な感じのローマンと踊ると
            オルガさまが紡ぎ出すストーリーが見えるような気がする。
            徹底的な美しさという衣をまとった表現力の塊という感じ。
            どういうストーリーかとか考えなくても
            具体的なお話ではなく、ともかく感覚的に訴えてくるのだ。

            第一部の最後は
            フォルクス・オーパーで観たコッペリアの
            第3幕からの抜粋。
            スワニルダは徹底的にキュートなナターシャで
            フランツを、フォルクス・オーパーでは出演しなかったヤコブが踊る。

            舞台装置(背景)は、そのままフォルクス・オーパーから持って来たのだろうが
            いや〜、やっぱり、あの狭いフォルクス・オーパーの舞台と比べると
            国立オペラ座の舞台って広いわ。
            群舞も、今回はちまちませず、余裕を持って踊っているし
            私も、脇の舞台装置にぶつかるんじゃないか、とか
            ダンサー同士で衝突しないだろうか、とか
            余計な事を考えずに済む。

            ヤコブが何故、フォルクス・オーパーでフランツを踊らなかったのか
            ちょっと納得してしまった。
            あの身長で、フォルクス・オーパーの舞台で
            マネージュしたら、舞台装置にぶつかって怪我するわ(断言)
            (デニスだって、かなりセーブしていたもん)

            しかしまぁ、ナターシャとヤコブのカップルって
            本当にお砂糖みたいに甘くて可愛い。
            コッペリア、国立オペラ座の舞台でやらないかなぁ。
            フォルクス・オーパーだと、ちょっと舞台が狭すぎる。
            オペラ座でこうやって鑑賞すると
            かなり派手にアピールする演目だし、良いんじゃないかと思うのだが。

            22時20分に終わった後
            キャンバスでの学部のパーティに顔を出してしまい
            (だって、誘われたんだも〜ん(笑))
            若人の中に混じってはしゃいでいたら
            課題の締め切りが今週日曜日、と聞いて
            (えっ?!そんな事、どこに書いてあった???)
            焦り狂っている私に(実は目処もついていない)
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。


            マクミラン・マクレガー・アシュトン 今シーズン千秋楽

            0
              Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2019年6月21日 19時〜21時15分

              MACMILLAN / MCGREGOR / ASHTON
              指揮 Valery Ovsyanikov

              CONCERTO
              振付 Kenneth MacMillan
              音楽 Dmitri Schostakowitsch, Klavierkonzert Nr. 2, F-Dur, op. 102
              衣装と舞台 Deborah MacMillan
              照明 John B. Read
              ピアノ Igor Zapravdin
              I. Satz
              Kiyoka Hashimoto - Davide Dato
              Elena Bottaro, Anita Manolova, Rikako Shibamoto
              Dumitru Taran, Andrey Teterin, Géraud Wielick
              Adele Fiocchi, Sveva Gargiulo, Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó,
              Susan Opperman, Xi Qu
              II. Satz
              Olga Esina - Vladimir Shishov
              Elena Bottaro, Anita Manolova, Rikako Shibamoto
              Dumitru Taran, Andrey Teterin, Géraud Wielick
              III. Satz
              Nina Tonoli
              Marie Breuilles, Natalya Butchko, Venessza Csonka, Eszter Ledán,
              Fiona McGee, Alaia Rogers-Maman, Isabella Lucia Severi, Anna Shepelyeva,
              Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo
              Nicola Barbarossa, Leonardo Basílio, Giovanni Cusin,
              Marian Furnica, Hanno Opperman, James Stephens Narvin Trunbull
              Arne Vandervelde

              EDEN
              振付と舞台 Wayne McGregor
              音楽 Steve Reich, Dolly aus Three Tales
              衣装 Ursula Bombshell
              照明 Charles Balfour
              フィルム Ravi Deepres
              Sveva Gargiulo, Gala Jovanovice, Natascha Mair, Madison Young
              Andrés Garcia Torres, Eno Peci, Tristan Ridel, Dumitru Taran, Géraud Wielick

              MARGUERITE AND ARMAND
              振付 Frederick Ashton
              音楽 Franz Liszt, Klaviersonate h-Moll, arr. Dudley Simpson
              舞台と衣装 Cecil Beaton
              照明 John B Read
              写真 Ashley Taylor
              ピアノ Shino Takizawa
              Marguerite : Liudmila Konovalova
              Armand : Jakob Feyferlik
              Sein Vater : Vladimir Shishov
              Ein Herzog : Alexis Forabosco
              Zofe : Liudmila Trayan
              Double von Marguerite : Joanna Reinprecht
              Verehrer von Marguerite : Marat Davletshin, Marcin Dempc,
              Marian Furnica, Andrés Garcia-Torres, András Lukácis,
              Scott McKenzie, Igor Milos, Kamil Pavelka
              Lakaien : Caeser Elsner, Simon Fyrevik, Aleksander Orlic,
              Lance Posternak, Francesco Scandriglio, Yarden Zana

              Wiener Staatsballett
              Ballettakademie der Wiener Staatsoper
              Orchester der Wiener Staatsoper

              この演目、今シーズン6月に合計3回あったのだが
              あっちこっちとぶつかり過ぎて
              チケット買わなかった公演の他に
              チケットは買ったのだが行けなかった日もある。
              学部の若い学生に行ってもらって
              ものすごく良かった・・・と感激していたようだ。
              (バレエ・ファンをこっそり増やす草の根活動(笑))

              最終回は逃してたまるか!

              木曜日が祝日で
              金曜日に授業を取っていない私は
              4連休・・・なのだが
              あ〜、もう読者諸氏は飽き飽きしているだろうが
              何だか仕事していた頃より忙しいような気がする・・・

              さて、夏至の日、朝からカンカンに晴れて
              雲ひとつない青空で、あまり湿気がないだけに
              30℃近くでも、郊外の空気は悪くない。

              午前中に仕事(以前の仕事の一部を受け継いだもの)を片付けようと
              会社のシステムに入ったものの
              ネットが落ちるわ落ちるわ・・・(絶句)
              自宅のプロバイダー、この間システムが変更になったばかりで
              月に数百円の追加料金で
              もっと早いインターネットに変更しませんか?
              とセールス・コールがあったが
              冷たく断ったら、ネット落ちが最近多くて、ちょっと腹が立つ。
              ・・・まぁ、オーストリアありありなので仕方ないのだが。

              さて、夕方、やっと観られる久し振りの公演。
              2017年・18年に4回観たので、今回が5回目。
              公演数は今日が10回目(出席率50%(笑))

              最初のコンチェルトはショスタコーヴィッチのピアノ協奏曲2番。
              イゴールのピアノとオーケストラに乗って
              第1楽章の橋本清香嬢とダヴィデのシンクロナイズが見事。

              2人ともプリンシパルだし、技術あるし
              でも、お互いが出過ぎず
              振りの一つ一つのパが
              足を上げる角度から、ジャンプのタイミングまで
              ぴったり合って、キレが良くて
              観ていて、とても気持ちが良く、スッキリ爽快。

              第2楽章は緩徐楽章でピアノのソロが哀愁を持って響くなか
              オルガとシショフのデュエット。

              うわああ、シショフのダンスって、ものすご〜〜く久し振りに観た。
              もっとも、この楽章は男性ダンサーは
              もっぱら女性ダンサーのサポートだが。

              オルガさま!!
              オルガさま!!!!!
              オルガさまっ!!!!!!!

              それ以外言えないのかワタシは。

              だって、あまりに美し過ぎる。
              最初はモダンっぽく無表情だったのに
              どんどん悲劇のオーラが出て来て
              そんなに昔の旦那と踊るのイヤですか・・・ってそうじゃなくて
              何故に、このダンスがストーリーを紡ぎ出してしまうのか。
              (クラシック・モダンだ、普通はストーリーはない)

              久し振りに悲劇のオーラをバリバリに出した
              オルガさまの、あまりの悲劇の主人公振りにノックアウト。

              私自身は非常にドライな人間なのだが
              こういう感情ダダ漏れの悲劇が、臭くならないのも
              オルガさまの表情と身体が
              この上なく繊細に、エモーショナルに描き出す感情が
              正に「芸術」に昇華されているからだと言いたい。

              第3章のソロはニナ(トノリ)
              ・・・なんだか、ニナって・・・痩せましたか?
              肩のあたりの骨もそうだけど
              背中まで骨が見えているような気がする(筋肉かもしれない)
              音楽的でノーブルで美しいけれど
              スケールの大きさから見ると、ちょっと小ぶりな印象。

              さて、次の演目は、エデンである。
              オーケストラは休憩、むちゃくちゃモダンな
              音楽なのか、詩(英語)なのか
              それとも単純に単語をゲイジュツっぽく並べているだけなのか
              何回観ても、さっぱりわからん。

              最初に登場するナターシャのソロが圧巻。
              舞台暗いし、顔見えないし
              ハゲのカツラを全員が被っているので
              ナターシャのキュートな顔は見えないけれど

              その柔軟性と言ったら・・・
              しかもソロで支えなしに、あんなオフ・バランスで
              ポーズが、そんな無理な姿勢でも、きちんとキマる。

              身体のラインがばっちり見えるレオタードなのだが
              もう、その「身体」の美しさが凄い。
              極限まで美のために鍛え上げられた身体の美しさって
              もともとの資質に加えて
              生まれてからどれだけの鍛錬を・・・(絶句)

              「身体」の美しさを表現するなら
              ワタシ的には、イジー・キーリアンなんかの方が好みだが
              (マクレガーは動きがあまりにせわしない)
              ナターシャのソロで見せる肉体の美しさの表現には息を飲む。

              しかしまぁ、ナターシャって
              キュートな役から、こういう新体操みたいな役まで
              何でも踊れるダンサーだわ。
              身体的条件もあるのだろうが、本人の努力もあって
              こういう天才が居る、という事実に圧倒される。

              この演目、動きは激しいし
              本当にダンスというより新体操と言うか
              アクロバットという感じなので
              ダンサーたちの身体の美しさや柔軟性
              信じられない程のバランス感覚などに驚嘆できる。

              いやあの、芸術的内容、つまりは振付師の主張、というのも
              エデンという「楽園」から追い出された人間的存在という事で
              きっと、何かあるのだろうが
              (最初はずっとビデオで、肉体と技術の相克みたいな感じ)
              そういう「高尚」な芸術的センスは私にはないので
              すみません・・・・

              最後は滝澤志野さんのピアノで
              リストのロ短調ソナタに乗せて紡ぎ出される
              マグリッドとアルマン。
              ご存知、椿姫の物語なのだが

              最初のところで
              死のベッドに居るマグリッドのところに
              アルマンが来て踊っていくシーンで
              背景の上のところに、ヌレエフのでっかい顔が映るって
              昔からそうでしたっけ????
              いや、きっと、そうだったんだと思うのだが
              今まで、ずっとオペラ・グラスで
              アルマン役のダンサーばかり見ていたので気がつかなかった。
              ヌレエフの顔だったり
              ヌレエフと女性ダンサー(誰だかはカーテンで隠されて見えなかった)だったり
              何回か変わるのだが
              それが気になってヤコブのソロをしっかり見るのを失念してた(汗)

              リュドミラとヤコブのカップリングは
              何回も見ているけれど

              ヤコブが・・・何ですか、このカッコよさは!!!!
              しかも、しかも、しかも

              あの表情!!!!!!!!

              もともと甘い眼でパートナーを見つめるダンサーだったけれど
              マグリッドと踊る時には
              本当にマグリッドしか見てない。
              客席完璧無視、恋に堕ちて、マグリッドしか眼に入らない。
              ずっと視線を釘付けにして
              一瞬たりとも、愛しい人から目を離さないという

              あああああ
              あんな熱情的な真剣な眼差しを向けられたら
              誰だって恋に堕ちてしまうじゃないの。

              それにほだされず
              ほら、私、キレイでしょ、見て見て、が出来るリュドミラも
              なかなかの姉御かもしれない(笑)

              途中、マグリッドへの怒りの部分の
              これまた豹変が・・・うわああああ(絶叫)

              あんな目で憎々しげに見つめられたら
              100メートルの穴を掘って入りたい・・・(謎発言)
              可愛さ余って憎さ100倍って、これを言うのか。

              もともと演技が巧いダンサーだとは思っていたけれど
              役に入り込む度合いが、どんどん深くなってないか、ヤコブ。

              最後の死のシーンでの嘆きが
              また、本当にリアルで

              しかもカーテンコールの時
              ヤコブの大きな目が本当に泣いていたようにウルウルしていて
              (リュドミラはカーテン・コールになると突然元気になる)
              あっ、このダンサー、本当に役になりきっていたな
              というのがわかる。

              しかも舞台での、あのイケメン振りは・・・
              いや、ヤコブって背は高いし美しいし
              整った顔立ちと抜群のスタイルではあるのだが
              でも、舞台じゃなくて
              普通にそこに居ると
              そう目立つ、というタイプではないのだが(偏見かもしれない)
              舞台に立った途端に
              周囲に放ちまくるオーラが、あまりに凄すぎる。
              (こういうタイプ、ケテヴァンなんかもそうだな・・・)

              音楽も素敵なのだが
              それ以上に、この舞台では
              私はヤコブに圧倒された。
              若くしてプリンシパルになったのは
              ルグリ監督の好みって言うだけじゃないわ(いや失礼)
              あれだけ演技が出来るダンサーは珍しい。

              バレエのシーズン終幕は
              6月28日のヌレエフ・ガラがあるけれど
              6月も終わりに近づいて
              ほとんどコンサートもないし(涙)
              夏枯れシーズンが早くも近づいていて
              いや、うわあ、論文書かねば、とか
              何だか焦り狂っている私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。



              マグリットの役だけど
              リュドミラとニナ(ポラコヴァ)しか踊っていないけれど
              マーシャとかケテヴァンとかが踊ったら
              演技力あるし、すごい事になるんじゃないかと思うのだが・・・

              コッペリア@フォルクス・オーパー5回目千秋楽

              0
                Volksoper / Wiener Staatsballett 2019年6月19日 19時〜21時30分

                COPPÉLIA
                oder das Mädchen mit den Emailaugen
                Ballet in drei Akten

                振付 Pierre Lacotte (Akte I und II nach Arthur Saint-Léon)
                音楽 Léo Delibes
                リブレット Charles Nuitter und Arthur Saint-Léon
                舞台 nach den Pariser Originalentwürfen (1870) adaptiert von Pierre Lacotte
                舞台再現 Jean-Luc Simonini
                衣装再現 Michel Ronvaux
                照明 Jacques Giovanangeli
                指揮 Lorenz C. Aichner

                スワニルダ Nikisha Foto
                フランツ Denys Cherevychko
                コッペリウス Alexis Forabosco
                村長 Franz Peter Karolyi
                農民の娘 Liudmila Trayan
                スワニルダの友人 Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Sveva Garguilo, Eszter Ledán,
                Fiona McGee, Joana Reinprecht, Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto,
                Madisson Young
                マズルカ Marie Breuilles, Venessza Csonka, Zsófia Laczkó, Flavia Soares,
                Iulia Tcaciuc, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder, Beate Wiedner
                Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Marcin Dempc, Andrés Garcia Torres,
                Sergiy Golovin, András Lukács, Hanno Opperman, Arne Vandervelde,
                Géraud Wielick
                村人 Aoi Choji, Laura Cislaghi, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko,
                Leonardo Basílio, Sergiy Golovin, Igor Milos, Kamil Pavelka, James Stephens
                中国の人形 Nicola Barbarossa
                ペルシャの人形 Marat Davletshin
                楽器を弾く人形 Hanno Opperman
                コッペリア Natalza Butchko
                アウローラ Elena Bottaro
                夜 Ioanna Avraam
                夕暮れ James Stephens
                糸紡ぎ Natalya Butchko, Sveva Gargiulo, Eszter Ledán, Fiona McGee,
                Joanna Reinprecht, Rikako Shibamoto
                花嫁たち Suzan Opperman, Xi Qu, Alaia Rogers-Maman, Chiara Uderzo
                婚約者たち Arne Vandervelde, Géraud Wielick
                Giovanni Cusin, Marian Furnica, Tristan Ridel, Narvin Turnbull
                12時間 Marie Breuilles, Aoi Choji, Laura Cislaghi, Venessza Csonka,
                Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó, Flavia Soares,
                Iulia Teaciuc, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder, Beate Wiedner
                領主 Christoph Wenzel

                今シーズンのコッペリア最終公演。
                この公演、チケットを購入した後から
                どの席でも一律25ユーロ!というキャンペーンがあったのだが
                確かに、満杯の公演ではなかった。
                (みんな、そろそろ夏の休暇に出てしまっているのと
                 木曜日が祝日なので、今週は休みを取っている人も多いのかも)

                いつもの貧民席のブロックが、すべて押さえられていて
                あ〜、どっかの学校か若い人たちのグループが
                ブロックしたんだろうなぁ、と思っていたら
                大当たりだった。

                まぁ、いつもの通り
                前の方の席で前かがみになって視界をむちゃ邪魔する奴とか
                ずっとお喋りしている人とか居たけれど
                もう仕方がない・・・と思うようになった私は
                諦めの境地というのに達した(かもしれない)

                さて、今回のスワニルダはニキーシャである。
                うはははは
                ナターシャとはまた違ったスワニルダで
                ちょっと都会的で
                おとぎ話というよりは
                もっとリアルな、街にいる女の子って感じがする。

                ニキーシャの目って大きいので
                目を見開いて演技すると、ものすごく映える。
                ナターシャとは違ったキュートさで
                ニキーシャに嫉妬されると、ちょっとコワイかもしれない(謎発言)

                音楽はものすごく元気で
                オーケストラがすごい音量で元気に演奏。
                最初はやけっぱちかと思ったけれど
                デリーブの楽しいご機嫌な音楽は、これで良いのだ。
                いや、もう、音楽聴いてるだけでワクワクする。

                ニキーシャのダンスはキレがあるから
                余裕たっぷりで流し目でフェロモンをアピールする
                ナターシャとはちょっと違う。
                どちらかと言えば、キレッキレの動きで
                キャピキャピな女の子って感じなので
                あまり色気はない(笑)から
                ラブストーリーとは言っても
                可愛いなぁ、と見ていられる。

                アウローラは今回はエレナが踊った。
                上品な役なので、それで良いのだろうが
                エレナのソロ、この役だと、あんまりオーラがなくて
                (いや、役どころだから、それで良いとは思うが)
                あまりのオーラのなさにちょっと驚いた(すみません)

                イオアンナがジェームスと踊る「夜」の役の方が
                オーラが強かった。
                イオアンナって小柄なはずなのに
                舞台に出てくると大きく見える。
                これも、ダンサーの持っているオーラなのだろう。

                休憩中にちょっと仕事の事でバタバタあったが
                (緊急ではないけれど、緊急連絡先にお電話を下さる方がいらっしゃる)
                今シーズンの最終公演、観られて満足。

                しかし、このスワニルダの役って
                第2幕で、人形踊って、スペインのダンスまで踊っての
                踊りっぱなしの役なので
                かなりのスタミナがないと踊れないだろう・・・
                しかも、いわゆる「ベテラン」が踊る役ではないし・・・

                来シーズンも続行する演目なのだが
                秋からのスワニルダ、誰がキャンスティングされるか
                ちょっと楽しみな私に
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                手抜き記事で申し訳ない(汗)

                6月の後半になったら
                今学期、ともかく演習だの実習だの取りすぎて
                (講義の試験は全部10月の追試の時に受ける事に決めた)
                何だかもう、自分でもワケわからんパニックになっている・・・
                20日が祝日なので4連休(金曜日には授業を取っていない)
                4日間で、どこまで出来るか・・・(汗汗汗汗汗)

                バレエ コッペリア 4回目@フォルクス・オーパー

                0
                  Volksoper / Wiener Staatsballett 2019年6月9日 19時〜21時30分

                  COPPÉLIA
                  oder das Mädchen mit den Emailaugen
                  Ballet in drei Akten

                  振付 Pierre Lacotte (Akte I und II nach Arthur Saint-Léon)
                  音楽 Léo Delibes
                  リブレット Charles Nuitter und Arthur Saint-Léon
                  舞台 nach den Pariser Originalentwürfen (1870) adaptiert von Pierre Lacotte
                  舞台再現 Jean-Luc Simonini
                  衣装再現 Michel Ronvaux
                  照明 Jacques Giovanangeli
                  指揮 Lorenz C. Aichner

                  スワニルダ Natascha Mair
                  フランツ Denys Cherevychko
                  コッペリウス Alexis Forabosco
                  村長 Franz Peter Karolyi
                  農民の娘 Liudmila Trayan *
                  スワニルダの友人 Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Sveva Garguilo, Eszter Ledán,
                  Anita Manolova, Fiona McGee, Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto
                  マズルカ Marie Breuilles, Venessza Csonka, Zsófia Laczkó, Flavia Soares,
                  Iulia Tcaciuc, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder, Beate Wiedner
                  Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Marcin Dempc*, Andrés Garcia Torres,
                  Trevor Hayden, András Lukács, Hanno Opperman, Gaetano Signorelli
                  村人 Laura Cislaghi, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Katharina Miffek,
                  Leonardo Basílio*, Sergiy Golovin, Igor Milos, Kamil Pavelka, James Stephens
                  中国の人形 Nicola Barbarossa
                  ペルシャの人形 Marat Davletshin
                  楽器を弾く人形 Hanno Opperman
                  コッペリア Natalza Butchko*
                  アウローラ Nina Tonoli
                  夜 Ioanna Avraam*
                  夕暮れ James Stephens
                  糸紡ぎ Natalya Butchko*, Sveva Gargiulo, Anita Manolova, Fiona McGee,
                  Joanna Reinprecht, Rikako Shibamoto
                  花嫁たち Suzan Opperman, Xi Qu, Alaia Rogers-Maman, Chiara Uderzo
                  婚約者たち Arne Vandervelde, Géraud Wielick
                  Giovanni Cusin, Marian Furnica, Tristan Ridel, Narvin Turnbull
                  12時間 Marie Breuilles, Laura Cislaghi, Venessza Csonka, Gala Jovanovic,
                  Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó, Katharina Miffek, Flavia Soares,
                  Iulia Teaciuc, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder, Beate Wiedner
                  領主 Christoph Wenzel

                  1月と3月にゲネプロ含めて3回観た・・・というより
                  3回しか観てない!と言いたいコッペリアの再演。

                  いつも天井桟敷からなので
                  カテゴリー同じだけど、舞台近くのロジェのチケットを買って
                  入ってみたら

                  あれ?
                  ここ、こんなに舞台見えなかったっけ?
                  どう乗り出しても舞台の半分以上が欠けるし
                  立つわけにもいかないし・・・

                  とか言いつつ、1列目の人の後ろに立っていたら
                  1列目に空いていた1席に
                  よろしかったらどうぞ、と言われて(うわ〜、助かった)
                  座ったものの

                  やっぱり舞台の3分の1が見えない!!!
                  しかも乗り出すと、お隣の人の視界を邪魔しそうで
                  乗り出せないし・・・

                  おかしいなぁ
                  割に高いチケットだった筈なのに
                  ・・・と思って、よく見れば

                  ロジェが違う!!!!!(大汗)

                  第一幕が終わってから、階段を降りて
                  正しいロジェに入ってみたら

                  ・・・見えるじゃん、舞台!!!!(爆)

                  (確かこのロジェの席は高くて
                   私が間違って入ったロジェのあの席は
                   私のチケットの半額くらいの見えない席だったのだ!)

                  チケットを確認しに来た係員も気がつかなかったが
                  だいたいロジェの中、暗いからなぁ。
                  こういうのに気がつかないのは
                  あくまでも自己責任ではある(反省)

                  正しいロジェには
                  1列目に、きちんとお洒落をした
                  お母さんらしき若い女性と、娘さんらしきお子様が2人。
                  娘さんたちも、可愛いワンピースを着ていて、可愛い。

                  (実はこういう TPO を踏まえている観客は
                   マナーも良いし、感じも良いので、すごく安心できる)

                  前置きが長すぎる(こらっ!)

                  ことクラシック音楽とかだと
                  口うるさい聴衆と化す私は
                  バレエになると、最初からメロメロなので
                  バレエ記事の時には、しっちゃかめっちゃかなのだが

                  音楽は CD なり何なりで頭の中に入れば
                  とんでもないところで不協和音が鳴ったりすると
                  ド・シロートでも、あ〜、ミスったな、と言うのがわかるが

                  バレエは、どんなに事前に DVD とかで予習したとしても
                  (しないけど)
                  どこのパがどうなってる、とか
                  全く記憶に残りません(自爆)

                  さすがに、コケたり(滅多にない)
                  リフトを失敗したり(まずあり得ない)
                  ピルエットがずれたり(あまりない)したら
                  シロウトでも気がつくけれど
                  堂々と間違ったパで踊っていても、私にはわかりません(笑)

                  よって、ブログの記事も
                  細かい事はわからないから
                  しっちゃかめっちゃかで叫ぶだけで

                  ナターシャ、可愛いっ!!!! 😍

                  フェミニスト団体からは総スカシを喰らいそうだし
                  「人の容姿について言及しちゃいけません」というのは
                  確かに正しいのだが

                  こと、バレエ・ダンサーに関しては
                  やっぱり見た目の可愛さって
                  絶対に評価の対象になるよね?

                  もちろん、見た目のキュートさだけではない。
                  技術の完璧さ、身体の柔らかさ
                  最終シーンでも、超絶技巧を、完璧に踊り通すスタミナ。
                  どれを取っても
                  あの若さで昇進の階段を駆け上がって
                  超特急でプリンシパルになっただけの事はある。

                  もちろん恵まれた体格や骨格
                  運動神経もあるのだろうが
                  やっぱり本人の努力も大きいと思う。

                  ただ、その努力や苦労を全く感じさせる事なく
                  軽々とキュートに
                  この上なく色っぽいナターシャ特有の流し目で
                  優雅な足さばきと柔らかなボードブラで
                  しかも、何であんなに優雅に高く足が上がるの、という高さを
                  こんなの当たり前って感じで踊ってしまうのだ。

                  いやもう、この演目は
                  ナターシャのスワニルダだけで大満足・・・なのだが
                  舞台に乗っているコールドの男女も
                  美男美女揃い(あ〜、はいはい、人の容姿については(以下略))

                  どこを探したら
                  こんなに美男美女が集まるんだろう、というくらい
                  ルグリ監督の美男美女好みの(以下自粛)

                  デニスのフランツもハマり役。
                  ちょっと浮気っぽい若い男の子って感じが
                  弾けていてすごいし
                  デニスのジャンプやピルエットは完璧で見栄えがして
                  派手でカッコいい。

                  対するナターシャの嫉妬振りがまたキュートで ♡
                  若い女の子の、ドロドロにならない嫉妬って可愛い。

                  同期のナターシャがプリンシパルに昇格してしまったのと
                  途中の怪我という不運があって
                  プリンシパルにまだなれないニナ(トノリ)のソロは
                  本当に素直で気品があって素晴らしい。

                  ニナ(トノリ)ってナターシャと一緒に
                  プリンシパルに昇格するかなぁ、という期待があっただけに
                  怪我で踊れない時期があったのが残念だが
                  まだまだ伸びしろのあるダンサーなので、これからが楽しみ。

                  音楽もゴキゲンだし美しいし
                  ヘンな転調とかないし(笑)

                  ただ、フォルクス・オーパーの舞台って
                  本当に狭くて
                  しかも、舞台装置が左右と後ろにたくさんあって
                  ダンサーたちが舞台一杯で踊っていると
                  ぶつかりそうで、ちょっとコワイ。

                  この演目、オペラ座の広い舞台の方が
                  ダンサーたちの動きが大きくなると思うのだが
                  それでも、あの狭い舞台で
                  あの大人数で、よくぞ、ここまで踊ってくれると感心する。

                  細かい部分だが
                  アレクシスのコッペリウスの演技が秀抜。
                  コッペリアが命を吹き込まれる(ように見える)シーンの
                  コッペリウスの胸が痛くなるような喜びを
                  あそこまで深く表現してくれると
                  あの滑稽なおとぎ話の物語が、リアルになって深みを増す。
                  人形を愛でなければならない
                  孤独なコッペリウスという人物像が、はっきりと焦点を結ぶ。

                  今シーズンの最終公演は6月19日で
                  ニキーシャとリッチーのカップリング。
                  来シーズンは12月中旬から1月初旬まで5回公演。

                  来シーズンも行っちゃうぞ、と
                  固く決心する懲りない私に
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                  あまり人形のシーンがないのが残念だけど
                  トレイラーを貼っておきます。
                  ナターシャのスワニルダで悶絶する体験を
                  ぜひ、あなたもどうぞ(←強制(笑))





                  ピーターパン@フォルクス・オーパー 2回目

                  0
                    Volksoper/Wiener Staatsballett 2019年5月25日 18時30分〜20時45分

                    PETER PAN
                    Ballett in zwei Akten nach der Geschichte von J.M. Barrie

                    振付 Vesna Orlic
                    音楽 Erich Wolfgang Korngold, Max Steiner, Franz Waxmann,
                    Miklós Rózna, Bernard Herrmann, Leroy Anderson,
                    Isaac Albéniz, Guido Mancusi, Sebastian Brugner-Luiz
                    指揮 Wolfram-Maria Märtig
                    音楽コンセプト Vesna Orlic, Gerald C. Stocker
                    舞台・衣装 Alexandra Burgstaller
                    ビデオ Andreas Ivancsics
                    ドラマツルギー Monica Rusu
                    リート・テキスト Marcus Everding

                    ピーターパン Keisuke Nejime
                    ピーターパンの影 Robert Weithas
                    ティンカーベル Suzanne Kertész
                    ウエンディ Mila Schmidt
                    ジョン Lorenzo Salvi
                    マイケル Justus Eder
                    ミセス・ダーリン Ekaterina Fitzka
                    ミスター・ダーリン Samuel Colombet
                    ナニー Una Zubović
                    キャプテン・フック László Benedek
                    ミスター・スミー Patrik Hullmann
                    タイガーリリー Tainá Ferreira Luiz
                    タイガーリリーの兄 Felipe Vieira
                    インディアンの長 Jakob Semotan
                    ギター・プレイヤー Andrea Wild
                    人魚 Kristina Ermolenok, Tessa Magda, Natalie Salazar
                    海賊たち Marie-Sarah Drugowitsch, Kristina Ermolenok, Ekaterina Frizka,
                    Dominka Kovacs-Galavics, Elena Li, Tessa Magda, Olivia Poropat,
                    Natalie Salazar, Roman Chistyakov, Dragos Musat, Gleb Shilov, Felipe Vieira
                    インディアン Maria-Sarah Drugowitsch, Kristina Ermolenok, Ekaterina Frizka,
                    Elena Li, Tessa Magda, Natalie Salazar, Roman Chistyakov, Dragos Musat

                    プレミエ(5月11日)に書いたように
                    この演目、大人も子供も楽しめるのでヒットになる、と予想したが
                    私の、こういうカンは当たる(笑) → その他のカンは全くダメ。

                    6月に2回、追加公演も決定して
                    今回の早め開始(=子供向け)の公演も
                    ほとんど満杯の状況だった(もちろん子供が多い)

                    プレミエの時とほとんど同じキャスト。
                    開演前からオーケストラのメンバーが
                    ピットで必死になって練習している。

                    聴衆には、耳に心地よいメロディの連続に聴こえるのだが
                    演奏する方は大変なんだろうなぁ、と改めて思った次第。

                    フック船長のお化粧室での振る舞いが
                    プレミエの時より多少表現が穏やか(?)になっていて
                    前半でフラメンコを踊った船長は
                    後半では、実はクラシック・バレエも好きなのよ
                    という感じに変えられていた。
                    (プレミエの時には、女装癖ありにしか見えなかったし
                     演技ももっと女形のようにナヨナヨしていた)

                    後半のインディアン・シーンが意外に長いが
                    その分、ダンスはここで心ゆくまで楽しめるし
                    インディアンの腕による挨拶の振付がキュートで
                    あれ、結構、子供たち、家に帰ってから
                    子供同士でやってるんじゃないだろうか。
                    (というより、実は自分でもやりたくなった(笑))

                    たわいのないお伽話、と言えばそうなのかもしれないし
                    大人になれない、というより、ならなくて良い
                    永遠のネバー・ランドをテーマにもしているが

                    大人になれなかったのは、私も同じだから(笑)

                    根占クンのピーターパン、もう役にハマり過ぎだが
                    プログラムのインタビューによると
                    振付のオスリッチが
                    ダンサーとしての根占クンにインスピレーションを受けたものらしい。
                    ベテラン・ダンサーなのに
                    どこか純粋な子供っぽさを残していて・・・って
                    これ、すごく褒められているんだよね。

                    確かに根占氏の持ち味って
                    ダイナミックで若々しくて
                    でも、どこかに「やんちゃ坊主」がちゃんと隠れている。
                    女の子にモテまくっても
                    奢ったりしないし
                    女の子なら、み〜んな好き ♡ って感じで
                    どろどろの性欲とか独占欲とかが全くない。
                    ・・・間違いなく「やんちゃな男の子」のイメージ。

                    確かにこういうのが、そのまま大人になったら
                    ピーターパン症候群で、それはそれで問題かもしれないが(爆笑)

                    まぁ、その意味では
                    嫉妬しまくりのティンカー・ベルやウエンディは
                    子供だけど、もう大人(ミセス・ダーリング(笑))の階段を
                    しっかり登っているのかもしれない。

                    ・・・とか書いちゃうと
                    昨今は、それは男女差別だ、とかセクシストとか言われそうだが
                    ただ、男女の性差による発達の違いは(以下省略、ますますボロが出る)

                    この演目の良いところは
                    言語の壁がないところ。

                    唯一、ティンカー・ベルが毒を飲んでしまうところで
                    根占氏が、子供たちに呼びかけるところがある。

                    Fee =妖精、という単語があるのだが
                    「フェー」の f の擦過音不足と
                    母音エーが、ドイツ語のエーでなく、日本語のエーになっていて
                    プレミエの時には、最後の単語が何だかわからなかった。

                    今、音響分析の小レポートで
                    フォルマントの比較分析をしている身としては
                    面白い現象ではある。
                    (いや、フォルマントの分析は良いんだけど
                     それをシンセサイザーの周波数を重ねて
                     母音を作りたいのだが
                     ソフトウエアの使い方で既に躓いている(汗))

                    でも、それ以外は
                    ある程度、ピーターパンの話を知っていれば充分。
                    映画や絵本を読んでいればもっと良いのだろうけれど
                    私は大昔に、たぶん、絵本を読んだだけだが
                    それでもウエンディやフック船長の記憶はある。
                    ・・・ついでに、プログラムにも筋書きはある。

                    周囲を見ても、ドイツ語以外の言語を話す
                    お父さん・お母さんに連れられて来ている子供たちも多かった。
                    こういうの、なんか、すごく好き。
                    ウィーンってインターナショナルだなぁ、と
                    つくづく思う。
                    (それでも文化生活を楽しむ層と
                     それ以外の層の間には深い亀裂があるけれど)

                    子供でいられる事の利点なんて
                    全く考えた事がなかったわ。
                    どちらかと言えば
                    早く大人になりたくてなりたくて
                    たまらなかったものだが

                    まぁ、なってみたら、なってみたで
                    色々とあって(そこらへん省略)
                    引退してからは
                    またもや子供に戻り
                    (ただし一人暮らしだから家事はやらねばならん)
                    お気楽な暮らしになった。

                    多少、身体にガタは来てはいるけれど
                    (主に脳細胞の減少)
                    私だってネバー・ランドに行きたい(笑)

                    というのは冗談です(本気かも?)という私に
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。
                     


                    しかしこの演目
                    映画やコンピュータ・グラフィック
                    ミュージカル技法など
                    バレエ以外の要素をたっぷり盛り込んで
                    マルチ・メディアの作品になっているのが良い。

                    今学期はシステム音楽学を集中して取っているので
                    コンピュータ・ソフトばかり扱っているけれど
                    今のコンピュータが出来る事って、本当に凄い。
                    フリー・ソフトでも、スゴイ事が出来てしまう
                    ・・・もちろん、使い方をマスターしていればの話だが(汗汗汗)

                    「海賊」国立バレエ 今シーズン6回目

                    0
                      Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper
                      2019年5月23日 19時〜21時40分

                      LE CORSAIRE
                      Ballett in drei Akten
                      振付 Manuel Legris
                      舞台・衣装 Luisa Spinatelli
                      照明 Marion Hewlett
                      ドラマツルギー Manuel Legris, Jean-François Vazelle
                      音楽 Adolphe Adam u.a. ausgewählt von Manuel Legris und
                      zusammengestellt von Igor Zapravdin
                      指揮 Valery Ovsyanikov

                      Conrad : Robert Gabdulin
                      Médura : Liudmila Konovalova
                      Gulnare : Ioanna Avraam *
                      Lanquedem : Leonardo Basílio *
                      Birbanto : Masayu Kimoto
                      Zulméa : Sveva Garguilo
                      Seyd Pascha : Alexis Forabosco
                      Drei Odalisken : Eszter Ledán, Anita Manolova, Fiona McGee *
                      Korsaren: Giovanni Cusin, Marian Furnica, Trevor Hayden,
                      Tristan Ridel, Gaetano Signorelli, James Stephens, Narvin Turnbull,
                      Arne Vandervelde, Géraud Wielick
                      Pas des Forbans: Erika Kováčvá, Iulia Tcaciuc*, Marian Furnica, Igor Milos
                      Walzer: Adele Fiocchi, Suzan Opperman, Rikako Shibamoto, Madison Young

                      比較的短期間に6回目の「海賊」を
                      様々なキャストで見て来た。

                      今日の夜はコンツェルトハウスで映画と音楽のコンサートがあったし
                      大学ではベートーベン交響曲9番のスコアの新バージョン発表公演を
                      古楽やベートーベンの専門家がやっている
                      ・・・という状況の中で
                      6回目の「海賊」に行ったのは
                      木本全優クンのビルバントが見たかったから。
                      (まぁ、チケット持っていたという理由もあるけど(笑))

                      コンラードとメドゥーラはロベルトとリュドミラ。
                      リュドミラは、テクニック的にはトップだし
                      ポーズの一つ一つが、信じられないくらいにキマって
                      舞台では華やかなオーラを振りまいてくれる。

                      ・・・けど、まぁ、いつもの事ながら
                      どう見ても、コンラード(ロベルト)とメドゥーラ(リュドミラ)が
                      愛し合っているペアには見えない(苦笑)

                      ロベルトのコンラード
                      ジャンプは高いし、ロベルトの優雅さも見た目の美しさも生える。
                      最初の登場の時に、張り切りすぎたのか
                      ピルエットで軸がズレそうになったのにはヒヤヒヤしたけれど
                      その後は、じっくりと落ち着いて
                      確実な技を見せてくれたところは
                      既にベテランの余裕がある。

                      で、ロベルトはメドゥーラに恋している
                      ・・・という演技を、少なくとも真摯にやっているのだが

                      第2幕のラブシーンの PDD 素敵なんだけど
                      ロベルトが
                      リュドミラ王女さまに傅く従僕にしか見えないのは何故だ?

                      王女さまリュドミラ・・・ないしは
                      高級会員制倶楽部リュドミラのオーナー・ママという
                      美しくプライドの高いオーラを出すリュドミラは
                      ロベルトに向かって
                      「ちゃんとワタシをサポートしなさいねっ!
                       うまくリフトして
                       ワタシが最も美しく見えるようにしなさいねっ!」
                      と、ずっと言っているようで(妄想)

                      ロベルトは
                      愛してる、という演技をしながら
                      時々、女王さまの叱責に怯えるような表情が
                      チラチラ見える(ような気がする妄想)

                      ロベルトの技術も素晴らしいし
                      演技も頑張っているし
                      顔にちょび髭まで描いて、ワイルド味を狙っているものの
                      やっぱりロベルトって
                      とことん「王子さま」タイプではあるんだよねぇ。
                      どこかしらに品の良さが滲んで来る。

                      実は子供の頃に海賊に攫われた貴族の子息か
                      あるいは先代の海賊の親分に贔屓にされて
                      先代亡き後、遺言でボスになった二代目首領というイメージで
                      実力で首領にのし上がったようには全く見えない。

                      さて、木本クンのビルバント。
                      いや〜、このダンサーも・・・上品なんですよこれが。
                      どこを取っても美しい。
                      ジャンプも、着地の柔らかさも
                      指先まで神経の行き届いた正しいクラシック。

                      メイクのせいか、目つきだけは
                      かなり悪い「海賊」になっていたのがちょっと笑えたりして。

                      グイナーレはイオアンナがロール・デビュー。
                      イオアンナ、技術のあるダンサーなんだけど
                      ・・・ ごめん、今ひとつ、華がないし
                      やっぱり最初の舞台なので
                      多少、不安定なところが見え隠れする。

                      そう考えると
                      優等生の雰囲気ばっちりの橋本清香嬢のグイナーレって
                      本当に良い出来だったんだなぁ。

                      意外や意外に目を引いたのが
                      レオナルドのランデケムである。
                      もともと、背の高い見栄えのするダンサーだし
                      技術はしっかりしているし
                      ちょっとヌケた、おバカな感じのランデケムに合ってる。
                      ソロの着地の柔らかさも見事だったし
                      やっぱり身体が大きいって、舞台で映える。

                      ロベルトが地味(いや王子さまだからね(笑))だし
                      その分、リュドミラ・ママが頑張ったのだが
                      一番盛り上がる PDD で
                      リュドミラ、前半のフェッテを
                      すべてダブルでやったのは凄い
                      (ここまで来るとほとんど意地かも(笑))
                      でも・・・まぁ、一部の客席は湧いたけれど
                      どうも観客のノリがあまり良くないまま。

                      オダリスクはエスター、アニータに加えて
                      フィオナが役デビュー。

                      エスターのあの可憐さ
                      というか、ちょっと虐めたくなるような「か弱さ」
                      実はワタシ、好きなんですよね。
                      ちょっと頭の中で妄想でストーリーができちゃうくらい(こらこら!)

                      フィオナは技術的には全く問題ないし
                      まだ若いから、これからとは思うのだが
                      残念ながら、このダンサー、小柄なのである。

                      いや、小柄なダンサーと言えば
                      イオアンナだって小柄なんだけど
                      イオアンナは、その技術とオーラで
                      なんだか舞台に立つと、大きく見えるのだが
                      フィオナは、まだ舞台に立っても大きく見えず
                      ちょっとチマチマとまとまってしまう。

                      いや、これからだよ、これから!

                      第2幕のコンラードを襲うビルバントのシーンで
                      ビルバント(木本クン)が
                      顔を隠さずに登場してしまい
                      メドゥーラが顔の覆いを取って
                      あっ、あなたは忠実な部下のビルバント!と
                      驚くところが、なんだかちぐはぐだったが
                      (一応演技だからリュドミラは驚いてはいるのだが
                       観客は、何故驚いているのか、さっぱりわからない(笑))
                      まぁ、舞台には有り勝ちな小さなミス。

                      オダリスク観たら、もう帰ろうか、と思ったんだけど
                      結局、花園シーン含めて、最後まで観てしまった。
                      花園シーンのソロのリュドミラは
                      「ほら見て、ほら見て、この美しいワタシを!」
                      というオーラが中途半端じゃなくて
                      こういう押し付けがましい位の自己アピール
                      実はワタシ、好きだったりする。

                      最終公演は行けないので
                      今シーズン、これが最後の「海賊」鑑賞。
                      ただ、来シーズンは、これがクリスマス前後の公演になるから
                      まだまだ見るチャンスはある。
                      (とは言え、今年末にくるみ割り人形が観られないのはツライ・・・)

                      まだ見る気があるかどうか
                      現時点では、ちょっと疑わしいものの
                      たぶん、12月になったら
                      うわ〜、また観たい、とか思っているに違いない私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                      今日の1時限、ありました、テストが ^^;

                      テストというよりは
                      チョコレートの箱の中のクジを引いて
                      そこに書いてある質問に正解すれば
                      チョコレート1個もらえる。

                      学生が順番にクジを引いていって
                      全員が5つ(くらい)のクイズ?に答える方式。

                      学生の回答に追補しても良いし
                      黒板に書かれた回答に、もの言いを付けても良い。

                      さすがに脱落者が多くて
                      結局10人ほどしか残らなかったゼミなので
                      みんな、ものすごく勉強してた(笑)

                      私は記憶力ゼロなので
                      あっ、それ、どっかで見たけど何だったっけ?
                      と言うのがあって、ちょっと悔しい。

                      ・・・若いって記憶力があって良いなぁ
                      とは思うけれど、私は自分の年齢には満足してます (^^)v

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