アコスタ・ダンツァ

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    Festspielhaus St. Pölten 2017年10月7日 19時30分〜21時30分

    Acosta Danza

    Belles-Lettres
    振付 Justin Peck
    音楽 Céser Franck
    衣装 Harriet Jung, Reid Barteilme, Mary Katrantzou, Marc Happel
    照明 Mark Stanley
    ダンス Enrique Corrales, Verónica Corveas, Julio León, Gabriela Lugo,
    Laura Rodríguez, Javier Rojas, Deborah Sánches, Luis Valle

    Mermaid
    振付 Sidi Larbi Cherkaoui
    音楽 Woojae Park, Sidi Larbi Cherkaoui, Erik Satie
    照明 Fabiana Piccioli
    衣装 Hussein Chalayan
    ダンス Carlos Acosta, Marta Ortega

    Twelve
    振付 Jorge Crecis
    音楽 Vincenzo Lamagna
    衣装 Eva Escribano
    照明 Michael Mannion, Warren Letton, Pedro Benitez
    ダンス Carlos Luis Blanco, Enrique Corrales, Verónica Corveas,
    Mario Sergio Elías, Yanelis Godoy, Julio León, Gabriela Lugo,
    Laura Rodriguez, Javier Rojas, Deborah Sánches,
    Alejandro Silva, Luis Valle

    Imponderable
    振付 Goyo Montero
    オリジナル音楽 Silvio Rodríguez
    音楽作曲 Owen Belton
    衣装 Archel Angelo Alberto
    照明 Olaf Lundt
    ダンス Carlos Luis Blanco, Verónica Corveas, Mario Sergio Elías,
    Yanelis Bodoy, Julio León, Marta Ortega, Laura Rodríguez,
    Alejandro Silva, Luis Valle

    カルロス・アコスタと言えば
    私の中では、ロンドン・ロイヤル・バレエのタマラ・ロホとの
    素晴らしいカップリングのバレエを思い出すのだが
    故国キューバで、このカルロス・アコスタが
    自分のバレエ団を立ち上げた。

    こういうモノを持って来てくれるのが
    サンクト・ペルテンの良いところ (^^)

    クラシック・バレエあり、コンテンポラリーあり
    カルロス・アコスタのチームは
    プログラムの記載によれば、何でもアリで
    ちょっとキューバ的なニュアンスが入るらしい。

    最初の作品はサンサーンスのピアノ協奏曲(だと思う)を使った
    クラシック作品で
    コールドがオーケストラで
    男性ソリストがピアノのソロかな。
    時々、コールドの中からペアが誕生して
    PDD を披露してくれる。

    ・・・けど、正直にはっきり言っちゃえば
    クラシック・バレエで攻めるなら
    ちょっと、別に、この作品でなくても・・・って感じか。
    キレイなんだけど、だから何、という部分もある。

    まぁ、女性ダンサーに胸があるのはちょっと嬉しかったが。
    (註 ウィーン国立バレエ団は、監督の好みだと思うんだけど
     みんな、ものすごいクラシック体型で、ものすごくスタイル良すぎで
     女性ダンサーのバストなんて、あるかないかわからないのである。
     何を見てるんだ、と怒る人もいるだろうが、でもやっぱり身体を見るのが
     バレエやダンスの醍醐味の一つでもある(言い訳))

    ところが、次の作品が凄かった。
    不思議にアジア風のメロディと歌詞に乗せて
    (たぶん、韓国語ではないかと推察するが)
    ワイン・グラスを持った女性が泥酔していて
    男性が泥酔した女性を助けようとするのだが

    女性ダンサーのしなやかさが凄い。
    男性に起こされてリフトされた時の着地が
    全部ポワントだよ・・・
    何ともやるせない泥酔の仕方で
    見ていて、ついつい、自分もああいう泥酔するのかも(こらこらこら)
    ただ、私の場合は助けてくれる男性はいないが(こらこらこら)

    男性ダンサーが居なくなってからの女性のソロは
    もう、こちらの方がずっとやるせない。
    ちょっと身に染みて、あぁ、そういう時ってあるよねぇ、とか
    ついつい妄想に駆られて勝手に解釈して自分の身に置き換えて
    何だか他人事とは思えないやるせなさ。

    男性のソロの後に、女性が、今度は裸足で登場して
    男性を慰めるように絡まって行くのが感動的。

    いや、ウエディングの通訳とかしていると
    2人で力を合わせて困難に立ち向かうと
    1人よりも解決できるよ、みたいな事をいつも通訳しているのだが

    このダンス見ていると、いや、それ
    もしかしたら本当かもしれない、とか思ってしまう。
    (まぁ、ほとんどのカップルには本当なのかもしれないけれど
     私、困難を一緒に解決してくれる人はいない・・・というより
     友人には色々と助けられているけれど、パートナーいないし・・・)
    作品の中にドラマがあって
    最後の手だけの動きで2人がシンクロするところなんか
    意味わからないけれど、泣けてきちゃうような気分になる。

    Twelve はその名の通り、12人のダンサーが
    ペットボトルの中に光源を入れたものを
    投げたりキャッチしたりという作品。

    きっと別の何か難しい意味があるのかもしれないけれど
    ダンサーが動いたり、ジャンプしたり
    リフトしたりされたりで光源ボトルを投げてキャッチして
    床に置いて、新しい形を作って
    またそれを投げて・・・という動きが
    ダイナミックで、ちょっとサーカスっぽくて
    動きのバリエーションも豊富で
    見ているだけで楽しい。

    後半の演目 Imponderable は光と影を巧く使った
    コンテンポラリー・ダンスで
    ダンサーが懐中電灯を持って照らしたりとか
    かなりせわしない動きで
    闇と光が交差する。

    ・・・ただ、ごめんなさい、それ以上の印象は残っていない。
    こういう、割に自己満足的な作品って
    結構、他にもあるし
    今更、闇と光をテーマに、というのも別に目新しくもないし。

    すみません。
    寝落ちしたワケでもなくて
    ずっと集中して目を凝らしていたのだが
    あまり印象に残らない作品だった。

    公演の後にカルロス・アコスタとのトークがあったのだが
    色々な理由で、残念ながら、すぐに会場を出なければならなかった私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    いや、かなりの数の読者はご存知だと思うのだが
    本日はオーストリア全体が「美術館・博物館の長い夜」で
    サンクト・ペルテンに行くのに
    パーキングがなかったら非常に困る・・・・というので
    (バカ高い)オーストリア国鉄を往復に利用したのだが

    駅からこの会場まで、何にも道路表示がない上に
    徒歩で優に20分以上かかるのだ(怒)

    シャトル・バスくらい出せ!!!とか、ついつい思ってしまったわよ。
    チケットよりも往復の列車代の方が高かった上に
    帰りはウィーン西駅に到着する Westbahn の21時50分発の列車に
    間に合ったのに見送って、22時11分のオーストリア国鉄で帰ってきた。
    Westbahn だったら片道9ユーロ以下だったんだよねぇ・・・(涙)

    謂れのない文句を書いてしまったので、お詫びに
    カルロス・アコスタのインタビューを埋め込んでおくので
    ご興味ある方はどうぞ。


    ジゼル 今シーズン 5回目

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      Wiener Staatsoper 2017年10月1日 19時〜21時15分

      GISELLE
      Phantastisches Ballett in zwei Akten von Théophile Gautier,
      Jules-Henri Vernoy de Saint-Georges und Jean Coralli
      nach Heinrich Heine

      振付と演出 Elena Tschernischova nach Jean Coralli, Jules Perrot, Jarius Petipa
      音楽 Adolphe Adam
      舞台 Ingold Brunn
      衣装 Clarisse Praun-Maylunas
      指揮 Valery Ovsyanikov

      ジゼル Nina Poláková
      アルブレヒト Masayu Kimoto
      ヒラリオン Alexis Forabosco
      ジゼルの母 Franziska Wallner-Hollinek
      ヴィルフリート Jaimy van Overeem
      クルランドの公爵 Kamil Pavelka
      バチルデ Vanessza Csonka
      農民のカップル Alice Firenze, Leonardo Basílio
      ジゼルの友人たち Elena Bottaro, Sveva Garguilo, Fiona McGee,
      Xi Qu, Rikako Shibamoto, Céline Janou Weder
      ミルタ Oxana Kiyanenko *
      2人のウィリー Sveva Gargiulo*, Anita Manolova *

      またジゼルか、と抗議の声が聞こえて来そうだが
      10月9日の最終公演はチケット取れなかったので
      これが、5月の再演までの最終鑑賞になる。

      本日はオーケストラが疲れ気味。
      一部のメンバーは土曜日も日曜日もコンサートあったし
      多少緩むのは仕方ないかも。
      (コンマスは昨日と今日、楽友協会でソロやってオーケストラやった
       ホーネックさんだった。お疲れさまです)

      今回のヒラリオンはハーフソリストのアレクシス。
      友人とも話していたのだが
      やっぱりフランス人のモテモテ男性が舞台に立つと
      謙虚で肉食でない日本人男性はかなわないわ(笑)

      ちょっとワイルドな森の番人で
      登場したら、既にモテのオーラが光っていて
      別にジゼルを口説かなくても
      村の女の子、みんな夢中になってるだろう、とか思っちゃう(笑)

      ニナ(ポラコヴァ)の美しさは後半で映える。
      ポーズがしっかりキマるあの静けさは
      ある程度の年齢が必要なのかもしれない。
      (その意味で前半の「小娘」は難しいのだ・・・う〜ん)

      木本クンは躍らせれば誰よりも巧くて優雅で
      表情も演技も必死になってこなしているのはわかる。

      わかるんだけど
      それ、演技であってリアリティじゃないから・・・

      (ジゼルにリアリティを求める方がアホ、と言う意見もあろうが
       ロマンティック・バレエというのは
       無理なシチュエーションをリアルにしてしまうのが醍醐味なのだ。
       シルフィードなんかモロにそうじゃないか。)

      ペザントで出たアリーチェとレオナルドのカップル。
      レオナルドの技が素晴らしい (o^^o)

      もともと大柄なダンサーだし
      長い足をしっかりバットリーするジャンプの高さには目を剥いた。
      ザンレールもばっちり決まって安定感があって
      膝も足首も柔らかく

      いや、すごいぞ、レオナルド!!!
      もともと技術はあるダンサーだから
      次の世代のダンス・ノーブルかもしれない(期待)

      今回のミルタはオクサーナの登場。
      大柄な落ち着いた感じのダンサーで
      今まではバチルダとか、ライモンダではお母さん役とか
      割に大人の役が多かった。

      ミルタのダンス、テクニック的にはギリギリのところがあって
      バランスも崩れる一歩手前、という危うさはあったし
      できればもう少し、そのポーズで止めて、というのはあったけれど
      (シロウトだから好き勝手放題に言う)
      ジャンプの後の足音も非常に抑えられていて
      見応えのある静けさを纏うミルタになっていた。

      2人のウィリーはスヴェーヴァとアニータのデビュー。
      スヴェーヴァって、コールドの時から
      なんだかチャーミングなダンサーが居る、と思っていたのだが
      いや〜、可愛いしチャーミングだしステキだった。
      出てこい、出てこい、オバサンは期待してるよ ♡

      今日のロジェの一列目のオーストリア人女性は
      アボ(チクルス)買いなので、バレエに興味ないの
      私の興味はオペラだから、後半に席を代わってあげようか?と
      親切に言って下さったのだが

      いえいえいえ、今日は2列目も空いていたし
      (おかしいなぁ、公演は売り切れだったはず)
      後半のウィリーの場面、とてもキレイなので1列目でどうぞ。
      私は2列目壁際(チケット料金は同じ)から
      しっかりと舞台を見せてもらいました。

      終わった後に、キレイだったわ
      でも、全然ストーリーがわからなかったけど(爆笑)
      ・・・・って、それ、言ってくれれば幕間に教えてあげたのに。

      10月9日の最終公演だが
      もともと10月8日〜10日に出張予定で
      それがうまい事キャンセルになって
      (必死になってこの仕事から逃げたのだ。すみません)

      ただ、もともと、コンツェルトハウスの
      マルティン・グルービンガーのチケットを確保していたが
      グルービンガーが病気でコンサート延期(来年1月に!!!)

      ・・・という二重三重のチェンジで
      あっ、ジゼルに行く時間が出来た、とサイトをチェックしたら
      当然ながら、既にチケットは売り切れ (TT)

      最後の公演はイオアンナがジゼルのデビューだし
      内部情報によると芝本梨花子ちゃんが農民カップルで踊るというのに!!!
      ううう、梨花子ちゃんのペザント、観たかったなぁ。
      あのキュートさで踊ったら、ものすごく可愛いに違いない。
      頑張ってチャーミングな踊りを見せて下さい。

      明日の月曜日から
      実は怒涛の一週間が始まる。
      たぶん、今年最後の仕事に加えて
      引退後、目指していた事がやっと実現するので
      バタバタするだろうなぁ、と覚悟している私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



      なお、引退後に目指していた事というのは
      彼氏を作るとか結婚とか、引越しとか別荘とか
      自家用飛行機とかシャネルの洋服とか
      そ〜いう華やかなものではなく
      もっともっともっとムチャクチャ地味な事です (^^;;

      何年か前に、とある勧誘を受けた時
      あなたの夢は何か、と問われ
      前に出された大きなシートに

      豪邸、別荘、高級自家用車、ジェットやヘリコプター
      素敵なお洋服、宝石、かっこいいパートナー エトセトラ

      いや、ワタシの夢は⚪⚪⚪⚪なので、この中にはない、と言ったら
      え?いったい、何のために?と言われて
      あぁ、世界観が違う・・・と思った事があるけれど
      「何のために?」と聞かれた、その人にとっては無駄な事に
      これから果敢に挑戦します (^_^)v (←挫折の可能性もあり)

      ジゼル 今シーズン4回目

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        Wiener Staatsoper 2017年9月28日 19時30分〜21時15分

        GISELLE
        Phantastisches Ballett in zwei Akten von Théophile Gautier,
        Jules-Henri Vernoy de Saint-Georges und Jean Coralli
        nach Heinrich Heine

        振付と演出 Elena Tschernischova nach Jean Coralli, Jules Perrot, Jarius Petipa
        音楽 Adolphe Adam
        舞台 Ingold Brunn
        衣装 Clarisse Praun-Maylunas
        指揮 Valery Ovsyanikov

        ジゼル Nina Poláková
        アルブレヒト Masayu Kimoto *
        ヒラリオン Andrey Kaydanovskiy
        ジゼルの母 Franziska Wallner-Hollinek
        ヴィルフリート Jaimy van Overeem
        クルランドの公爵 Kamil Pavelka *
        バチルデ Vanessza Csonka *
        農民のカップル Alice Firenze *, Leonardo Basílio *
        ジゼルの友人たち Elena Bottaro, Sveva Garguilo, Fiona McGee,
        Xi Qu, Rikako Shibamoto, Céline Janou Weder
        ミルタ Rebecca Horner
        2人のウィリー Rikako Shibamoto, Elena Bottaro

        読者諸氏から、あああああ・・・とため息が聞こえて来そうなのだが
        私だって、そろそろオーケストラのコンサートに行きたい・・・
        やっと週末から楽友協会のコンサートが始まるのが楽しみ。

        木本クンとカップリング予定だったマリアが降板してしまった(涙)
        で、ずっとニナ(ポラコヴァ)がジゼルを踊る事になった。

        リュドミラのジゼルを観た後で
        ニナのジゼルを観ると

        上品・・・・

        まぁ、リュドミラが下品というものではないのだが
        彼女の持っている雰囲気は(以下省略)

        ニナのジゼル、おとなしくて、控え目で、前半は病弱で
        そりゃもう上品でクラシカルなのだが

        木本クンは、踊らせたら誰よりも品があって巧い!!!(断言)
        スタイルもヨーロッパ男性だって滅多にない、というスタイルである。

        だけど、この演目、ダンスよりマイムが圧倒的に多いのだ。
        そりゃ、木本クンも一生懸命演技はしている。
        笑顔も多少引きつってるけど可愛いと言えない事もない。
        踊らせたら身体のラインは美しくてノーブルだけど
        マイムの時には

        えらく地味・・・・

        で、ニナと木本クンが組むと
        非常にクラシカルなんだけど
        この華のなさは何なんだろう (~_~;)

        いや木本クン、ステキなのよ。
        だけど、オレ様のオーラが全く欠けているというか
        凛々しいんだけど、モテ男っぽい狡さがないから
        ジゼルが惚れるのがよくわからん。

        アルブレヒトがマジメで誠実で、見た目は地味だけど
        長期間付き合うと、謙虚さや控え目なところに温かい気分で魅了される
        ・・・って、アルブレヒト、そういうキャラじゃないよね?!

        農民カップルにはアリーチェとレオナルドがデビュー。
        アリーチェはベテラン中堅でキュートで
        何でも踊れてしまうので安心してニコニコ観ていられる。

        レオナルドが頑張ってる!!!
        もともと大柄で手足長いから大きな技が映えるし
        ちょっと体操になってはいるけれど
        ザンレールもしっかりキマったし
        テクニック的には素晴らしいし
        元気いっぱい、頑張るぞ、張り切ってるぞ、というのが
        微笑ましくて可愛い (^^)

        レベッカのミルタは相変わらずエネルギーが横溢しているが
        あれは彼女の持ち味だからなぁ、ミルタの静けさには合わない。

        2人のウィリーの梨花子ちゃんとエレーナ。
        梨花子ちゃん、相変わらず頑張ってるし
        ラインも美しくキュートで表情も透明感があって良いんだけど
        ちょっと気負いが出過ぎちゃってるというか・・・
        頑張ってます、ほら、すごいでしょ、観て観て感が伝わって来ちゃう。

        あまり頑張り過ぎの観て観て感が出ちゃうと
        リュドミラになっちゃうので・・・
        そこまで頑張って張り切って野心的でなくても
        充分にキュートだから大丈夫なのに、と
        オバサンは観ながらちょっと心配になる。

        エレーナがどんどん良くなって来ている。
        このダンサー、以前は群舞の中でも別に目立つというタイプじゃなかったのに
        スタイル良いし、頭小さいし、腕も足も長くてポードブラがキレイで
        身体の捻り方もよく計算されていてしっかり観客にアピールするし
        表情が自然で気負っていないので
        踊っている時の無心なウィリーと
        カーテンコールの時の素直な笑顔がキュート。

        この演目のチケット発売が始まったのが5月だったので
        キャスト未定の状態でチケットを買い漁ったんだけど

        う〜ん・・・正直言って
        プリンシパルが欠けた状態でのジゼルは、かなりキツイわ。
        だいたいウィーンの国立バレエ団で
        演技抜群でジゼルを踊れるダンサーと言えば
        イリーナかオルガか(オルガはミルタの方が良いかも)
        ケテヴァンくらいだろう。
        清香ちゃんもクール・ビューティだからジゼルの役どころは合いそう。
        (全員産休中である)

        マリアは今回、出演しないけれど
        マリアは演技はすごく出来るけれど
        ジゼルのキャラクターに合うか、と言ったらちょっと・・・

        プリンシパル7人のうちの4人が産休中って
        まぁ、仕方ないと言えばそうなんだけど
        観客側からすると、かなり悲惨(涙)

        有名な演目だから、チケットは売れているから
        良いと言えばそれでも良いんだけど。

        今年の最終公演ではイオアンナがジゼルに抜擢されているのだが
        ちょっと色々な事情があって
        この日だけ行けない。
        (というより、行けるようになった時点でチケットは売り切れだった)

        まぁ、人生、すべてが思い通りに行く訳ではないし
        と言いつつ、結構、自分の好き勝手にやっている私に
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。



        バナーが焼き芋だと言うのには別に何の意味もございません・・・

        ジゼル 今シーズン3回目

        0
          Wiener Staatsoper 2017年9月26日 19時30分〜21時45分

          GISELLE
          Phantastisches Ballett in zwei Akten von Théophile Gautier,
          Jules-Henri Vernoy de Saint-Georges und Jean Coralli
          nach Heinrich Heine

          振付と演出 Elena Tschernischova nach Jean Coralli, Jules Perrot, Jarius Petipa
          音楽 Adolphe Adam
          舞台 Ingold Brunn
          衣装 Clarisse Praun-Maylunas
          指揮 Valery Ovsyanikov

          ジゼル Liudmila Konovalova
          アルブレヒト Robert Gabdullin
          ヒラリオン Andrey Kaydanovskiy *
          ジゼルの母 Franziska Wallner-Hollinek
          ヴィルフリート Marcin Dempc
          クルランドの公爵 Igor Milos
          バチルデ Oxana Kiyanenko
          農民のカップル Nikisha Fogo, Richard Szabó
          ジゼルの友人たち Elena Bottaro, Sveva Garguilo, Fiona McGee,
          Xi Qu, Rikako Shibamoto, Céline Janou Weder
          ミルタ Gala Jovanovic
          2人のウィリー Rikako Shibamoto, Elena Bottaro

          またジゼルかよ、と呆れられそうだが
          バレエ追っかけで、今シーズンから
          とうとうファンの集まりのバレエ・クラブにまで入会した身なので
          ジゼルは見逃す訳に行かない。

          よって読者の都合は無視する(笑)

          今日、その当該のバレエ・クラブから
          ジゼルを踊る予定だったマリアが
          結局、全公演から降板というメールが入って来た。

          9月28日・10月1日公演は
          木本クンとニナ(ポラコヴァ)の組み合わせ。

          ・・・ちょっと、いや、かなりショックかも 😱

          まぁ、それはさて置いて
          本日のジゼルはリュドミラ姐さん(あら失礼)
          アルブレヒトは王子さまタイプのローベルト。
          この間の土曜日に見逃したカップルである。

          で、これが意外に良くてビックリした。

          リュドミラは何と言っても「華」があるのだ。
          どんなにアクが強いタイプでも
          年増の姐御に見えても(ごめん!)
          舞台に出てくれば、やっぱりそこだけ光が当たるような華やかさがある。

          ニナ(ポラコヴァ)もテクニック凄いし安定していて
          演技も巧くて素晴らしいのだが
          今ひとつ、バレエに観客が期待する華やかさには欠ける。
          地味で真面目なんですよ、全体的に。

          リュドミラの「小娘役」はリーズの結婚があって
          これはかなり浮きまくっていたが
          リーズは若手ダンサーも踊ったので
          別にリュドミラじゃなくて良いだろ、というのがあった。

          ジゼルだって前半は「小娘」役である。
          リュドミラ姐さんは、どう見ても「小娘」には見えず
          カマトトを気取っている海千山千
          ・・・・あっ、言い過ぎた、ごめんなさい (^^;;

          堂々としていてテクニックは鉄壁だし
          華やかだし、綺麗だし、見ていて何となく明るい気分にはなる。

          ローベルトとのラブシーンで
          リュドミラが拗ねたりすると、かなりわざとらしさがあるけれど
          ローベルトがひたすらマジメに愛情の篭った表情を見せるのが
          なかなか可愛くて
          おお、若手ダンサー、頑張っとるな、というおばさんの気分 (^o^)

          アンドレイはヒラリオンの役デビュー。
          このダンサーも演技派だから、細かい部分でのマイムが巧み。

          アルブレヒトに失恋してからのジゼルの狂乱の場は
          ニナの方が惨めったらしいリアルな感じだった。

          リュドミラの表情も、なかなか虚ろで良いのだが
          ニナのように髪振り乱して、という惨めさはない。

          まぁ、こういう狂乱というのは難しい。
          ダンスのテクニックだけでは表現しきれないし
          かと言って、演技がリアルって
          だいたい、失恋したからショックで死ぬっていうのが
          あり得ないシチュエーションだから、リアルもなにも・・・
          (ドニゼッティとか言い出す人がいると思うけど
           あれはコロラチューラを聴かせるためのだけの狂乱だ)

          農民カップルはニキーシャとリッチー。
          ニキーシャ、かなりキュートで魅力的。
          ナターシャみたいな小悪魔的な魅力ではなく
          素直でエネルギーの横溢している健康で若い農民ガール。
          細かいパの処理が見事で魅入られたし
          リッチーも、小粒でピリリという感じが嵌っていた。

          今回はガラがミルタ役。
          ガラは2011年にフォルクス・オーパーで
          ベジャールのル・コンクールを上演していた時から
          目を付けていたダンサー。

          大柄でスタイル良いから舞台で映える。
          腕が長いからポードブラがすごく綺麗に見えるし
          身体の軸がしっかりしていて安定感がある。

          しなやかさから言えばレベッカの勝ちかも。
          ただ、ミルタの冷酷さ、冷たさみたいな感じは
          ガラのダンスにはよく出ていたし
          ジゼルと対峙するところでも
          リュドミラ姐さんのオーラに
          堂々とボス的キャラでやりあっていたのは素敵。

          ウィリーたちって、まぁ、本当にキレイだな。
          この白いダンスの美しさは
          白鳥の湖の美しさにも匹敵する。

          エレナと芝本梨花子ちゃんの2人のウィリーも美しい。
          男性に恨みを持っている処女の幽霊とかには見えない(笑)
          もっと何か純粋な、感情のないような彼岸の透明感。
          恨みだのの世俗的な感情からは距離を置いている印象。

          さて、ウィリーとなったリュドミラだが
          男性を恨む幽霊になっても
          リュドミラの持っている華やかさは消えない(笑)
          本当にこのダンサー、出てくるだけで舞台が明るくなる。
          やっぱりキレイなのよ、多少年増に見えても。

          しかもウィリーになったジゼルは
          アルブレヒトを庇うという重要な役目はあるけれど

          基本的にはアルブレヒトは無視して(もともと死人なんだし)
          自分の世界で自己憐憫に浸りながら踊ってキマる役柄だから

          リュドミラ姐さんの
          ほら、見て見て、キレイな私を見て、のオーラが
          ばんばん舞台に飛んで来ても
          それはそれで絵になっちゃうのである!!!!

          ローベルトはもちろんパ・ド・ドゥのパートナーではあるけれど
          リュドミラ姐さんにしてみれば
          しっかり支えてなさいよ、程度の存在でしかない(極論)

          まぁ、このジゼルのウィリーがピカピカに舞台映えする。
          見事なド迫力。さすがプリンシパルのベテラン。

          アンドレイのヒラリオンは、これも迫力。
          エノよりちょっとダンスが不安定な分
          ウィリーたちに殺されるリアルさがある(不安定というのも演技かも?)

          ローベルトのアルブレヒトだが
          前半も演技はバッチリ決まってたし
          (愛の目付きがジゼルに無視されているというのはまぁ・・・)
          後半も、もの哀しげにジゼルのサポートをしていて
          ソロも頑張ってバッチリ決まったんだけど

          デニスの踊っていた最後の見事なソロって
          ローベルト、踊ってない・・・・?????

          踊れないから省略って・・・
          そういう事もあるのか。
          まぁ、海賊の時もローベルトとデニスのジャンプ違ってたし。

          マリアの降板に従って
          国立オペラ座のサイトの写真も
          マリアのジゼルからローベルトとリュドミラに変わったが
          残り公演は、最終日のイオアンナのジゼルを除いては
          全てニナ(ポラコヴァ)が踊る事になったのに

          国立オペラ座のプロモーションの動画が
          イリーナがジゼルで、エノがアルブレヒトで
          ミルタがオルガさま、というとんでもないキャストで残っている。
          (イリーナもオルガさまも産休中)
          ちょっと、いや、かなり悔しい気分なのだが
          木本クンのアルブレヒトに期待が高まる私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。



          ジゼル 今シーズン2回目

          0
            Wiener Staatsoper 2017年9月24日 11時〜13時15分

            GISELLE
            Phantastisches Ballett in zwei Akten von Théophile Gautier,
            Jules-Henri Vernoy de Saint-Georges und Jean Coralli
            nach Heinrich Heine

            振付と演出 Elena Tschernischova nach Jean Coralli, Jules Perrot, Jarius Petipa
            音楽 Adolphe Adam
            舞台 Ingold Brunn
            衣装 Clarisse Praun-Maylunas
            指揮 Valery Ovsyanikov

            ジゼル Nina Poláková
            アルブレヒト Denys Cherevychko
            ヒラリオン Eno Peci
            ジゼルの母 Franziska Wallner-Hollinek
            ヴィルフリート Marcin Dempc
            クルランドの公爵 Igor Milos
            バチルデ Oxana Kiyanenko
            農民のカップル Natascha Mair, Dumitru Taran
            ジゼルの友人たち Elena Bottaro, Sveva Garguilo, Fiona McGee,
            Xi Qu, Rikako Shibamoto, Céline Janou Weder
            ミルタ Rebecca Horner
            2人のウィリー Rikako Shibamoto, Elena Bottaro

            9月22日に鑑賞した時とキャストは同じ。
            まぁ、普通の感覚なら、何回も観ないのだろうが
            舞台なんて、全く同じものは一つもないので(含む音楽)
            その場の一瞬でしかない芸術を
            最貧民席10ユーロで観られるのは
            ウィーンならではの楽しみ。

            まぁ、10ユーロの席は
            運が良ければ、立てば見える(席によっては多少舞台が欠ける)という
            だったら立ち見席に行けば・・・・と
            数年にわたって思ってはいるのだが(笑)
            ↑どうせ立っているので同じだし、立ち見席の方が視界は良い。

            今回のジゼル公演だが
            驚くべき事にオーケストラがなかなか見事で
            いや、そりゃウィーン・フィルのメンバー様たちだから
            オーケストラは素晴らしい筈なんだけど
            バレエの時って、ちょっとあのその、あちゃーって言う事も時々あるのだが

            今回の音楽は非常に落ち着いている。
            コンマスはこの間と同じくダナイローヴァ女史。
            バイオリンのソロも素晴らしいけれど
            後半のヴィオラのソロが・・・・いやもうこれ絶品です ( ̄  ̄)

            群舞もかなり落ち着いて来た感じで
            それぞれのダンサーがしっかり踊っていて安心感がある。
            多少バラバラなのは
            これはもうウィーンの個性なので
            お人形さんみたいにきっちり揃っているよりも人間っぽくて良い(笑)

            ニナ(ポラコヴァ)の鉄壁のテクニックと
            自分を如何にして見せるかを周知したダンスは素晴らしい。
            雰囲気がちょっと暗いタイプなので
            裏切りの後からウィリーの後半がぴったりハマって
            悲劇のオーラがバンバン飛ぶ。

            いや、このジゼルというストーリー
            熱心な読者はご存知の通り、ダダ・マシロが
            コンテンポラリーで読み替えをしていて
            何回かブログにも載せた。

            もとがハインリヒ・ハイネが紹介したウィリー伝説で
            ウィキで調べると
            結婚を目前にして亡くなった娘たちの亡霊が
            迷い込んで来た男性を殺す、という言い伝え。
            更に、結婚直前で男性に裏切られたというのが加わるようで

            男性に恨みを抱いた怨霊・・・・って
            ちょっと、いや、かなりコワイ。
            日本でも居るよね、お岩さんとか。

            日本の場合は美人の幽霊というよりは
            恨み辛みの、しかも汚れの文化があるからだろうが
            見た目も崩れてしまって
            若い美人でなくなるのは何だか残念な気がするが
            そこらへんで対照文化論とか出来ませんかね?

            ヒラリオンなんか、ジゼルを愛していて
            君の恋人は君を騙してるだけだよ、とアドバイスしただけなのに
            取り憑かれて殺されちゃうし
            女性の怨霊って、見境なしか。
            (でもヨーロッパではそのコワイ怨霊がみんな美人・・・)

            だいたい、こういう伝説は男性目線で作られているケースが多く
            見境なしの若い娘の怨霊という幻想は
            古今東西、男性が女性を裏切ると
            後がコワイぞ、という警告・・・というのは深読みし過ぎか。

            しかもジゼルがアルブレヒトを庇って
            永遠の愛を・・・・っていうのは
            これは間違いなく男性の都合の良い妄想であろう。

            でも男性目線の後半のジゼルの
            あの静謐さ、純粋さ、この世のものではない存在の透明さはすごい。
            ニナ(ポラコヴァ)のウィリーのジゼルの美しさは
            静けさ、たおやかさ、透明さを兼ね備えて、本当に美しい。

            デニスのアルブレヒト
            ともかくテクニックが抜群で
            回転技の軸がま〜ったくズレないデニスの持ち味に
            大きなジャンプで身長を感じさせないし
            「モテ男」のオーラが中途半端じゃなく出ていて
            デニス、実生活でもモテモテなんだろうなぁ、とか
            ついつい下賤な邪推を・・・・(あっ、ごめんなさい)

            エノのヒラリオンは前半はマイムだけなのだが
            エノのマイムが巧いのだ (^o^)
            舞台中央で仁王立ちしているだけで絵になるんだもんなぁ。

            後半の呪い殺されるところでは
            あまりに均整の取れた美しいジャンプとピルエットを
            次から次へと苦もなく踊ってくれてしまうので
            あんまり呪い殺されるというハードなシーンに見えない。
            テクニックと体力のあるダンサーの意外な弱点?(笑)

            レベッカのミルタは、ダンスは完璧で
            安定していて滑らかでこの上なく美しく
            ため息が出るほど素晴らしいのだが

            私の偏見、というより先入観で
            春の祭典やヨゼフの伝説の時のイメージが強過ぎて
            どうしても芯から冷たい死者のボス、というよりは
            活き活きとした熱い心を隠している芯が強い女性に見えちゃう。
            (この間も書いた通り、こういうエネルギーのダンサー、私は好き)

            ジゼル役は今回の一連の公演では
            ニナ(ポラコヴァ)とデニスのカップリングの他に
            リュドミラとローベルト(もう今から想像がつく)
            マリアと木本クンの公演が(現時点では)2回あって
            10月の最終公演ではイオアンナがジゼルのデビュー。

            欲を言えば
            私、どうしても将来、ケテヴァンのジゼルが見たい!!!
            あのケテヴァンのすごい演技力とオーラでジゼル踊ったら
            (エイフマンの「赤いジゼル」の時、凄かったし)
            特に後半のウィリーのシーン
            この間プロイエットで見せてくれた
            あの女性らしい透明感に溢れるジゼルになるんじゃないかと・・・
            監督、お願いします!!!

            肝心なケテヴァンは産休中なのに
            今から勝手に配役決めちゃうという
            恥知らずバレエ・オタクの私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。


            ジゼル 今シーズン1回目

            0
              Wiener Staatsoper 2017年9月22日 19時30分〜21時45分

              GISELLE
              Phantastisches Ballett in zwei Akten von Théophile Gautier,
              Jules-Henri Vernoy de Saint-Georges und Jean Coralli
              nach Heinrich Heine

              振付と演出 Elena Tschernischova nach Jean Coralli, Jules Perrot, Jarius Petipa
              音楽 Adolphe Adam
              舞台 Ingold Brunn
              衣装 Clarisse Praun-Maylunas
              指揮 Valery Ovsyanikov

              ジゼル Nina Poláková
              アルブレヒト Denys Cherevychko
              ヒラリオン Eno Peci
              ジゼルの母 Franziska Wallner-Hollinek
              ヴィルフリート Marcin Dempc
              クルランドの公爵 Igor Milos
              バチルデ Oxana Kiyanenko
              農民のカップル Natascha Mair, Dumitru Taran
              ジゼルの友人たち Elena Bottaro, Sveva Garguilo, Fiona McGee,
              Xi Qu, Rikako Shibamoto, Céline Janou Weder
              ミルタ Rebecca Horner
              2人のウィリー Rikako Shibamoto, Elena Bottaro

              実は他にも農民とかワイン屋さんの従業員とか
              もちろん、あの有名なシーンのウィリーたちもたっぷり登場して
              ウィリーやワイン屋さんには丁子蒼さんも入っているし
              男性ダンサーの中には私の注目株も何人か入っているのだけれど
              全員書き出すのが異様に面倒なので、どうぞご勘弁を。

              フォルクス・オーパーではバレエは
              例のストラヴィンスキー3部作がもう始まっているが
              (すみません、もう充分に観たのでちょっと・・・・)
              オペラ座では、このジゼルにてシーズン開幕。

              上記にワザと * を付けなかったのは(* は役デビュー)
              ほとんどのダンサーに * が付いていたから・・・

              そう言えば、ジゼルっていつ最後に観たんだっけ?
              と、この記録の中をサーチしてみたら

              2011年の6月14日と16日。
              うわああああ、6年前ですか。

              しかも2011年の6月14日はイリーナがジゼル踊ってるし
              農民のカップルは橋本清香嬢と木本全優クンだし
              更に、ミルタはオルガさまだし ♡

              イリーナもオルガさまも清香ちゃんも、ケテヴァンまで
              全員、現在産休中。

              プリンシパル女性ダンサーで残っているのは
              マリアとリュドミラとニナ(ポラコヴァ)だけ。

              土曜日に踊る筈だったマリアが病気というので
              土曜日にリュドミラが入り
              リュドミラだった予定の日曜日はニナが入り
              ・・・というように、どんどんズレて配役が変わるので油断がならん。

              さて本日はニナ(ポラコヴァ)とデニスのカップリング。
              ヒラリオンはエノ。

              ニナは演技派だし、身体のラインが美しい・・・けれど
              ううううう
              やっぱり前半では
              どう見ても「田舎の純粋な少女」には見えない。
              身体が弱い、ちょっと年増のお姉さんに見える。

              農民少女たちが、たぶん、バレエ学校のメンバーも含んでいたので
              若々しくて初々しいので
              ニナの落ち着きぶりがますます目立っちゃったかも。

              ヒラリオンのエノも演技派だし
              エノこそ「大人」だし
              身体の芯がしっかりしていて安定した演技とダンスを見せてくれて
              ものすごく魅力的なヒラリオンだわ。
              ジゼル、なんでヒラリオンを袖にしてアルブレヒトに行くの?

              とは言え、アルブレヒトのデニスもまた魅力的。
              こいつ、いつからこんな「俺さま」のオーラを纏ったんだろ?
              モテ男のちょっとバジルみたいな感じで
              婚約者が居るのに村娘にちょっかい出すチャラ男という感じ。
              それがまた、ちょっとやんちゃな感じで合っているのだ、わっはっは。

              農民カップルのナターシャとドミトル。
              ナターシャは・・・あああああ、もうもうもう
              ますますそのキュート振りに磨きがかかって
              テクニックの抜群の安定感で
              しかもあんなキュートな表情で踊られたら
              ハートに直撃、以外に何も言えないわ。

              対するドミトルは、まだちょっと不安定・・・というより
              テクニック追い掛けるのに精一杯というイメージ。
              でも、しっかり踊れてはいるから慣れてくれば余裕が出るだろう。

              マイムばかりで踊るところはないのだが
              公爵役のイゴールが
              重厚で素敵な衣装にぴったり嵌って
              えらく魅力的だった ♡

              バチルデのオクサーナも堂々としていて気品があってステキ。
              演技力もニナに劣らず、ニナとバチルデの丁々発止を
              貴族的優雅さでこなしていたのは持って生まれた気品だなぁ。

              最初にデニス、いやアルブレヒトに言い寄られる時
              ニナ、いや、ジゼルはイヤイヤをするんだけど

              え〜っと、ニナ、その表情、本当に嫌がってるように見えるけど(笑)
              昔だったら
              いやよいやよも好きのうち
              ・・・とか言っていられるが
              今の時勢でそんな事言ったら、女性の人権無視で訴えられるからね。

              でもデニスの「オレさまはモテる」オーラに引き込まれて
              楽しいダンスを踊ったり
              ちょっとシャイなチャーミングさが
              ニナの大人っぽさと多少ちぐはぐなのだが、まぁ、それは言うまい。

              ニナが凄いのは
              デニス、あ、いや、アルブレヒトに
              騙されていた事がわかった後のシーンである。

              私が好きじゃないオペラと同じように
              失恋して死んじゃう女主人公なんだけど
              その前のニナの、「体が弱いんです」の演技がしっかり効いていて
              髪の毛を乱して
              狂乱・・・というより「混乱」して息絶えるところがリアル。
              また、あの部分を、ヘンに大袈裟な狂乱にしなかったのは見事。

              後半はウィリーですよ〜〜〜、白いダンスです〜〜〜 \(^o^)
              いやもう、これこそ古典バレエの醍醐味だろう。

              レベッカのミルタが、ものすごく優雅でしなやか。
              ミルタって、もっと冷たい冷たい硬いイメージなんだけど
              レベッカって、出てくるだけで生命力に溢れていて
              舞台に出た時のオーラがすごいので
              どんなにミルタ(=死人だよね一応)っぽくしても
              その静けさの中に横溢する生命力のオーラを宿して
              私、こういうダンサー、すごく好きだわ。

              しかも生命力の強いしなやかなミルタと対照的に
              ニナの幽霊っぷりが目立って来る。

              たおやか・・・というのは、こういうのを言うのか(驚嘆)

              この世のものではない幽玄なジゼルの
              息もしていないような静けさが
              たおやかに、高雅に、舞台でニナによって踊られる。

              前半の村娘に多少の無理があっただけに
              後半のジゼルの静けさに驚嘆してしまう。
              テクニックがあるし
              スタイルが良いから
              一つ一つのポーズが、見事に静止してキマる。

              ニナってジゼルを踊るのは初めて(役デビュー)なんだけど
              バッチリ役柄に合ってるじゃないの・・・

              デニスのテクニックは抜群だし
              エノは唯一の見どころのヒラリオンのソロの技巧を
              もう楽々、軽々と見せてくれちゃうし

              デニスとニナのデュエットの時の
              ビオラのソロが・・・・うわああああ、これは絶品!!!!
              (ついつい舞台じゃなくてオーケストラ見そうになった)

              芝本梨花子ちゃんの復活もバンザイ!!!
              前半のジゼルの友人たちの群舞の後
              後半では2人のウィリーのうちの1人を踊って
              ボードブラがしなやかで実に美しくて
              静けさを秘めたウィリーの可憐さに胸キュンだった。

              ウィリーのアラベスクでの移動も美しかったし
              群舞がちょっとバタバタしていたのはあるけれど
              シーズン・オープニングの鑑賞に充分に堪える舞台だった。

              1回だけどうしても行けない日があるけれど
              それ以外は、これから超貧民席にて
              ジゼルを追いかける予定の私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。



              ヌレエフ・ガラ 2017年 その3

              0
                Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2017年6月29日 18時〜21時50分

                NUREJEW GALA 2017
                芸術監督 Manuel Legris
                指揮 Kevin Rhodes


                【TEIL III 】

                WITH A CHANCE OF RAIN : Ausschnitte
                振付・衣装 Liam Scarlett
                音楽 Sergej Rachmaninow, Prélude g-Moll, op. 23/5 und Elegie es-Moll op. 3/1
                照明 Brad Fields
                ピアノ Igor Zapravdin
                Alice Firenze - Mihail Sosnovschi, Nina Polákova - Eno Peci

                IN THE MIDDLE, SOMEWHAT ELEVATED : Ausschnitte
                振付 William Forsythe
                音楽 Thom Willems in Zusammenarbeit mit Lesley Stuck
                Elena Vostrotina - Vladimir Shishov

                LE SACRE : Aussschnitte
                振付・演出・舞台・衣装・照明 John Neumeier
                音楽 Igor Strawinski
                Rebecca Horner

                PROUST OU LES INTERMITTENCES DU CCEUR :
                Ausschnitt : La Prisonnière
                振付 Roland Petit
                音楽 Camille Saint-Saëns, 3. Sinfonie, c-Moll op. 78
                (Ausschnitt aus dem ersten Satz ab Poco Adagio)
                オルガン Kristin Okerlund
                Maria Yakovleva - Roman Lazik

                TSCHAIKOWSKI-PAS DE DEUX
                振付 George Balanchine
                音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
                Ludmila Pagliero - Jakob Feyferlik

                SINPHONIE IN C : Aussschnitt
                振付 George Balanchine
                音楽 Georges Bizet, Symphonie in C, IV. Satz
                Alice Firenze - Robert Gabdulin
                Natascha Mair - Masayu Kimoto
                Liudmila Konovalova - Leonardo Basílio
                Ioanna Avraam - Richard Szabó
                Alaia Rogers Maman - Marcin Dempc, Natalya Butschko - Trevor Hayden,
                Laura Nistor - James Stephens, Adele Fiocchi - Francesco Costa,
                Gala Jovanovic - Alexandru Tcacenco, Suzan Opperman - Andrey Teterin,
                Sveva Gargiulo - Scott McKenzie, Céline Janou Weder - Richard Szabó
                Abigail Baker, Emilia Baranowicz, Elena Bottaro, Marie Breuilles, Aoi Choji,
                Vanessza Csonka, Maria Guilia Fiorti, Emely Hetterich, Oxana Kiyanenko,
                Zsófia Laczkó, Katharina Miffek, Andrea Némethová, Balca Okur, Xi Qu,
                Joana Reinprecht, Carolina Sangalli, Isabella Severi-Hager, Anna Shepelyava,
                Iulia Tcaciuc, Franziska Wallner-Hollinek

                毎年7月1日から
                ウィーンでは見事にオペラもバレエもコンサートもなくなってしまうので
                (ああ、その意味ではミュンヒェンとかロンドンとかパリとかは都会だ(違))
                1日分の印象記を、ひたすら引き伸ばしているのだが
                ともかく、これが最後の記事となる。

                さて第三部だが
                本当はニナ(トノリ)とダヴィデのペール・ギュントが予定されていたが
                やっぱりこの演目はキャンセル。

                WITH A CHANCE OF RAIN から LE SACRE まで
                ウィーン国立オペラ座管弦楽団はお休み。

                WITH A CHANCE OF RAIN では
                舞台上にピアノがあり、イゴールがピアノ・ソロ。
                ラフマニノフって、やっぱりお手の物というか、巧いわ。

                登場するのがアリーチェとミハイルで
                これが、ものすごくユーモアあって
                ラブストーリー・・・というよりは
                男女のチョッカイの掛け合いという感じ。

                コミカルなセックス風味もあって
                結構、エロっぽいところもあるんだけど
                これが、ちょうど良いいやらしさがあって
                ミハイルとアリーチェに、すごく良い感じで馴染んでる。
                (ミーシャって、こういう演目になると本当に巧い。
                 というより、あれ、地なのかも・・・(失礼、失礼(笑))

                四股踏んで(笑)アリーチェのバストを押さえた
                舞台に後ろ向きの格好のまま
                アリーチェは退場。
                そのままバストの位置に手を置いて
                凝り固まった姿勢でミハイルが固まって
                舞台に残るところに
                ニナ(ポラコヴァ)が登場(ニナは真面目でシリアスなプリンシパルである)

                すごい顔で

                何、こいつ?

                といや〜な表情をするところでは
                思わず会場から笑い声が漏れた。
                (私も笑っちゃった、あまりにリアルで)

                コミカルなアリーチェとミハイルの後の
                ニナ(ポラコヴァ)とエノのカップルは
                すごくシリアスな愛を舞台で見せてくれる。

                エノが髪の毛を伸ばしたのか(それともカツラか?)
                ちょっとヘアのボリュームがあって
                これが、すごく良い感じ。

                上半身ハダカのエノのスタイルも
                一時期、そんなに痩せてどうする?と思った頃より
                少し落ち着いて来て
                ニナとの絡みが巧いわ ♡

                イゴールは舞台衣装が凄いんだけど
                今回もキラキラのスワロフスキー風のネクタイ。

                いったい、何処でああいう珍品を見つけて来るんだろう?
                ズボンの脇もクリスタルでキラキラと輝いていた(笑)

                IN THE MIDDLE, SOMEWHAT ELEVATED は
                フォーサイスの作品。
                マリイインスキーからドレスデンに移籍して
                2017年の夏からはチューリヒに移るエレーナ・ヴォストロティーナと
                同じマリイインスキーから同時期に移籍したシショフが踊った。

                フォーサイスの作品、ナマで観るのは久し振り。
                以前、何本かはウィーンでも取り上げられて
                やっぱりフォーサイスはフォーサイスだなぁ、とつくづく思った。

                まるで壊れた人形のような不思議な身体のカタチ。
                そこでバランスか、というギリギリのところでの不安定感が
                何とも面白くて、不思議な世界を作って行く。

                この前に演じられた、リアム・スカーレットとは
                対極の世界というか
                同じモダンでも、こういう対比がしっかりわかると面白い。

                この後に予定されていたペール・ギュントは
                ダヴィデの怪我でキャンセルになって
                次はノイマイヤーの LE SACRE から
                最後のレベッカのソロ。

                これも今回は録音で対処。
                (アルミードの館と一緒にサクレやった時はナマオーケストラだった)

                ・・・だから、別に録音でも構わないじゃないの(笑)

                レベッカのソロは
                これもフォーサイスと対極にある
                ものすごく有機的なソロ。

                息遣いもちゃんと聴こえて来て
                本当に犠牲になる春の乙女が喘いでいる様子が
                ものすごいエネルギーで炸裂する。

                こういう存在感はレベッカしか出せないよねぇ。
                レベッカはこれでソリストに昇格したのだけれど
                力強く、エネルギッシュで存在感のある素晴らしいダンサーだわ。

                次の PROUST OU LES INTERMITTENCES DU CCEUR からの
                La Prisonnière というローラン・プティの作品。

                舞台下手(しもて)に白いカーテンがあって
                何かこの舞台装置、デジャブがあるんだけど・・・と思ったら
                この間の若い振付師たちの夕べで
                トレヴォアが同じような舞台を作っていた。
                (あれはもしかしたら、この作品のパクリというか
                 オマージュだったのかしら)

                ここでオーケストラがビットに入って
                何とサン=サーンスの交響曲3番オルガン付きの
                第一楽章、後半部分を演奏。

                きゃーっ、私、このサン=サーンスの曲、むちゃくちゃ好きなんですけどっ!!!
                多少オーケストラが気の抜けた演奏でも構わないくらい好き(すみません)

                舞台で繰り広げられるのは
                死体?のマリアに縋り付いて生き返らせて
                切ないラブシーンを繰り広げるローマンとマリア!!!

                うわあああ
                ウィーン国立バレエ団って
                演技には難があるなぁ、とか思っていたけれど
                ここに居たじゃん、むちゃくちゃ演技の巧い二人が!!!!

                マーシャの冷たい静けさから
                息を吹き返して、ローマンの切ない愛に応えるところ
                冷たさと情熱が入り混じって
                ツンデレの見事さと言ったら
                私も参考にしたい(いやちょっと違うからそれ)

                縋り付くローマンの情けなさが最高で
                このダンサー、本当にこういうボロボロになる役が
                ピッタリ嵌って、巧いのはスゴイ。

                ストーリーも見えるし
                二人の絡みが
                何とも言えない透明感があって
                切なくて、悲しいのに温かくて
                うううう、これ、すごく素敵な作品だ。

                ローラン・プティの作品って
                どれを取ってもステキで(ほとんどが DVD での鑑賞だけど)
                それにサン=サーンスの私の大好きな曲が演奏されたら
                もう、これは悶絶以外の何物でもない。

                チャイコフスキー・パ・ド・ドゥは
                バランシン振付だが
                音楽はチャイコフスキーの「白鳥の湖」の
                ディヴェルティスマンの曲。

                わっはっは、ずっと聴いてた曲じゃないの。
                オーケストラはお手のものだろうが
                (とは言え、本日はかなりトラも居たようだが)
                ダンサーからしてみれば

                ついこの間、ヌレエフ・バージョンで踊った
                同じ曲で違う振付で踊らされるわけだよね。

                女性ダンサーはパリ・オペラ座のエトワール
                リュドミラ・パリエーロ。
                ベテランのエトワールと組んだのは
                若手のヤコブ。

                ・・・うっ、ちょっと格が違い過ぎる。

                ヤコブは背は高いしマスクは甘いし
                才能溢れるダンサーだけど
                回転技で、ちょっとフラフラするんですよ、まだ若いし。

                それでもさすがにヌレエフ版のジークフリートも踊ったので
                バランシンもちゃんと踊っていたけれど
                やっぱり多少の不安定さんは否めない。

                でもでも、やっぱりヤコブは間違いなく次代の王子さまだ。
                まだ若いしね。これから経験積んだら
                どんなに素晴らしいダンサーになるか
                おばさんはじっくりと追わせてもらうわ(うふふ)

                さて、最後の SYMPHONIE IN C もバランシンの作品。
                (何故か今年はバランシンが多いような気がする)
                ビゼーの交響曲に乗せての華やかな舞台は
                何回も鑑賞しているけれど

                イオアンナの相手役、ダヴィデになってるけど
                どうなるんだろう?と思ったら
                リッチーがジャンプ・インした。
                (よって、群舞にリッチーの名前が入っているけれど
                 これは誰か他のダンサーが踊ったのだと思う。
                 群舞のチェックまではさすがに出来なかったので(汗))

                この作品、バランシンらしく
                音楽とダンスの振付が見事に合っていて
                爽やかで華やかで、すごく好き。

                ナターシャもいつもの色っぽいキュートさをしっかり出して
                木本クンのバレエの巧さも際立ったのだが

                リュドミラの相手役って、レオナルドになったワケ?

                この間の白鳥の湖でレオナルド無視されまくりだったけど
                今回のこの演目でも、リュドミラから無視されまくってますが(笑)

                バランシンの振付が
                音楽とピッタリ合って
                華やかで、クラシック・バレエ鑑賞の醍醐味を堪能させてくれる。

                いや、ホントにウィーン国立バレエ団の素晴らしさが際立つ。
                マニュエル・ルグリが監督になって来てくれてから
                その実力は、どんどん伸びていて
                ファンとしては嬉しいばかり。

                今回は監督のルグリは踊っていないから
                日本で開催されるルグリ・ガラでしかルグリの踊りは見られない(涙)

                日本でルグリ・ガラに行かれる方は
                すごくラッキーだわ・・・
                (って、だったら自分も日本に行けよ、というところだが
                 私はこれから貧しい年金生活者になるので・・・)

                ダヴィデの怪我とペール・ギュントのキャンセルは
                本当に残念だったけれど
                来シーズンからは、私、バレエ・クラブの会員にもなる。
                (註 自分が踊るワケではございません。
                   ダンサーたちと、もっと親密に、あっ、いや、あのその(汗))

                7月2日から、ちょっとお休みになるけれど
                もしかしたら、音楽のテーマ以外で
                何か書いちゃう・・・かもしれない(まだわからない)私に
                今シーズン最後の1クリックをお恵み下さい。



                ヌレエフ・ガラ 2017年 その2

                0
                  Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2017年6月29日 18時〜21時50分

                  NUREJEW GALA 2017
                  芸術監督 Manuel Legris
                  指揮 Kevin Rhodes

                  プログラム詳細については
                  昨日の記事をご参照下さい。

                  昨日のこの公演の後
                  とうとう!!!!
                  木本全優クンがウィーン国立バレエ団のプリンシパルに昇格!!!!

                  橋本清香ちゃんと
                  ご夫婦でウィーン国立バレエ団のプリンシパル!!!!!!!
                  日本人ダンサーのプリンシパルって
                  歴史上、初めてじゃないの?
                  しかも、木本クンは押しも押されもせぬダンス・ノーブル。

                  うううう、本当に本当に本当に嬉しい 😂 ← 嬉し涙。
                  これからの活躍が楽しみだけど
                  事故や怪我のないよう、充分に気をつけて欲しい。

                  さて、第一部の最後になった MURMURATION は
                  私の大好きなモダンの作品の一つ。
                  今回は最後の部分(後ろに星が輝くところ)だけを取り上げたが
                  ヤコブからニナ(ポラコヴァ)を受け取ったローマンとニナのダンスが
                  もう本当に何て素晴らしい。

                  ニナ(ポラコヴァ)は
                  どうやったら一番自分を美しく魅せるかについて
                  努力して熟知しているタイプだし
                  ローマンの、あの「役に入ってしまう」演技力と
                  目立たないのに信じられない優雅さの体型とダンス。

                  音楽も美しいし
                  背景も舞台も
                  そこに紡ぎ出される
                  ズブズブにならないラブストーリーと
                  それを取り囲む周囲のダンサーたちの美しい動き。

                  何回観ても、最後にちょっと泣けてきてしまう演目で
                  この作品、来シーズンも予定されているから
                  また追いかけようっと。
                  (プルイエットとの組み合わせだが、ブルイエットどうでも良い)

                  第二部はラ・バヤデールからの抜粋。

                  ううう、実は不勉強で、ラ・バヤデールはまだ舞台で観た事がない(汗)
                  ソロルとかニキアとかガムザッティとか言う名前は知ってるし
                  何故か聴いてみたら、このミンクスの音楽も記憶にあるんだけど
                  でも通しで観た事がない(ごめんなさい)

                  今回はガムザッティは登場せず
                  壺を肩に抱えたキュートなイオアンナと
                  これも王子さまタイプのローベルトがソロル役。

                  ところが・・・
                  すみません、何だか異様に眠いんですけど(ヤバイ)
                  特に幻想部分になってから
                  後ろの斜めのスロープを
                  アラベスクしながら降りてくる
                  大量の女性ダンサーのアラベスク行進を観てると
                  (かなり長いシーンである)
                  ついつい目が閉じてしまう(汗汗汗)

                  この幻想シーンでは
                  ソロルとニキアのダンサーが変わって
                  ニキアをリュドミラ姐さんが踊って
                  ソロルをシクリャーロフが踊ったのだが

                  リュドミラ姐さん、いつもの通り
                  美しいんだけど
                  ほら私を見て見てオーラは
                  シクリャーロフという、素晴らしいノーブル・ダンサーを
                  パートナーにしても同じなのね(笑)

                  リュドミラだと、ニキアというよりは
                  ガムザッティだろ、とか思ってはいけない(こらっ)

                  舞台がインドから
                  何故に全員が白いチュチュのダンサーのシーンになるのか
                  とか思ってはいけない。
                  要は昔からあるジゼルの話のバリエーションだから(勝手に解釈)

                  舞台は美しいんだけど
                  やっぱりこういう演目は、数シーンじゃなくて
                  全部をストーリーとして観たい。

                  ・・・というワケで
                  ごめんなさい、ラ・バヤデーレの感想があまりなくて(汗汗)

                  明日は続けて第三部の感想記をアップの予定だが
                  (実はもう書いてるから(笑))
                  これは長くなりそうなので
                  どうぞ明日をお楽しみに

                  ・・・誰も楽しみにしてないかもしれないけど
                  とかちょっと自虐的に自分ツッコミ入れてる私に
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                  木本クンの他に
                  エレーナとスヴェーヴァとオクサーナとアデーレが
                  デミ・ソリストに昇格。
                  私、昔からアデーレのファンだったので、むちゃ嬉しい (^o^)

                  ヌレエフ・ガラ 2017年 その1

                  0
                    Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2017年6月29日 18時〜21時50分

                    NUREJEW GALA 2017
                    芸術監督 Manuel Legris
                    指揮 Kevin Rhodes

                    【TEIL I 】

                    DORNRÖSCHEN : Ausschnitt
                    振付 Rudolf Nurejew nach Marius Petipa
                    音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
                    ダイヤモンド Adele Fiocchi - Dumitru Taran
                    エメラルド Laura Nistor
                    サファイア Elena Bottaro
                    ルビー Xi Qu

                    SOLO
                    振付 Hans van Manen
                    音楽 Johann Sebastian Bach, Partita für Violine solo h-Moll BWV 1002
                    衣装と舞台 Keso Dekker
                    照明 Joop Caboort
                    Masayu Kimoto, Richard Szabó, Géraud Wielick

                    SPARTACUS : Ausschnitt
                    振付 Juri Grigorowitsch
                    音楽 Aram Chatschaturjan (Adagio Spartacus und Phrygia)
                    Maria Shirinkina - Vladimir Shklyarov

                    GLOW - STOP : Ausschnitt
                    振付 Jorma Elo
                    音楽 Wolfgang Amadeus Mozart, Sinfonie C-Dur KV 200, 4. Satz
                    衣装 Zack Brown
                    照明 Brad Fields
                    Maria Yakovleva, Ioanna Avraam, Alice Firenze
                    Rebecca Horner, Natascha Mair, Oxana Kiyanenko
                    Vladimir Shishov, Francesco Costa, Alexis Forabosco
                    András Lukács, Alexandru Tcacenco, Kamil Pavelka

                    MAGNIFICAT : Ausschnitt
                    振付 John Neumeier
                    音楽 Johann Sebastian BAch, h-Moll Messe BWV 232, Agnus Dei
                    メゾソプラノ Margaret Plummer
                    Nina Tonoli - Jakob Feyferlik

                    STARS AND STRIPLES : Pas de deux
                    振付 George Balanchine
                    音楽 John Philip Sousa, arr. Hershy Kay
                    Nikisha Fogo - Davide Dato

                    MURMURATION : Ausschnitt
                    振付 Edwaard Liang
                    音楽 Ezio Bosso, Violinkonzert Nr. 1, Esoconcerto in a- und g-Moll, op. 167
                    衣装 Edwaard Liang, Laura Lynch
                    照明 Lisa J. Pinkham
                    バイオリン・ソロ José Maria Blumenschein
                    Nina Poláková, Gala Jovanovic, Laura Nistor, Franziska Wallner-Hollinek
                    Elena Bottaro, Sveva Gargiulo, Suzan Opperman, Anna Shepelyeva
                    Roman Lazik, Jakob Feyferlik, Leonardo Basílio, Francesco Costa,
                    James Stephens, Géraud Wielick, Attila Bakó, Igor Milos, Zsolt Török

                    【TEIL II 】

                    LA BAYADÈRE : Ausschnitt inkl. “Schattenakt”
                    振付 Rudolf Nurejew nach Marius Petipa
                    音楽 Ludwig Minkus
                    舞台・衣装 Jordi Roig
                    I. Akt
                    ニキア Ioanna Avraam
                    ソロル Robert Gabdullin
                    ドゥグマンタ Gabor Oberegger
                    ソロルの友人たち Marcin Dempc, Andrey Teterin,
                    Marat DAvleshin, Marian Furnica, Andrés Garcia-Torres,
                    Tristan Ridel, Arne Vendervelde, Jaimy van Overeeem
                    Dschampe-Tanz
                    Sveva Gargiulo, Célene Janou Weder
                    Elena Bottaro, Natalya Butchko, Zsófia Laczkó
                    Xi Qu, Alaia Rogers-Maman, Anna Shepelyeva
                    Schattenakt
                    ニキア Liudmila Konovalova
                    ソロル Vladimir Shklyarov
                    Natascha Mair, Nikisha Fogo, Adele Fiocchi
                    Tea Gajc, Abigail Baker, Emilia Baranowicz, Elena Bottaro,
                    Marie Breuilles, Natalya Butchko, Aoi Choji, Vanessza Csonka,
                    Queralt Figueras Bartes, Maria Giulia Fioriti, Sveva Gargiulo,
                    Emel Hetterich, Alexandra Ion, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko,
                    Zsófia Laczkó, Katharina Miffek, Andrea Némethová, Laura Nistor,
                    Suzan Opperman, Guilia Pazzola, Marina Pena, Xi Qu, Joana Reinprecht,
                    Alaia Rogers-Manan, Carolina Sangalli, Isabella Severi-Hager,
                    Anna Shepelyeva, Iulia Tcacius, Chiara Uderzo,
                    Franziska Wallner-Hollinek, Céline Janou Weder

                    【TEIL III 】

                    WITH A CHANCE OF RAIN : Ausschnitte
                    振付・衣装 Liam Scarlett
                    音楽 Sergej Rachmaninow, Prélude g-Moll, op. 23/5 und Elegie es-Moll op. 3/1
                    照明 Brad Fields
                    ピアノ Igor Zapravdin
                    Alice Firenze - Mihail Sosnovschi, Nina Polákova - Eno Peci

                    IN THE MIDDLE, SOMEWHAT ELEVATED : Ausschnitte
                    振付 William Forsythe
                    音楽 Thom Willems in Zusammenarbeit mit Lesley Stuck
                    Elena Vostrotina - Vladimir Shishov

                    LE SACRE : Aussschnitte
                    振付・演出・舞台・衣装・照明 John Neumeier
                    音楽 Igor Strawinski
                    Rebecca Horner

                    PROUST OU LES INTERMITTENCES DU CCEUR :
                    Ausschnitt : La Prisonnière
                    振付 Roland Petit
                    音楽 Camille Saint-Saëns, 3. Sinfonie, c-Moll op. 78
                    (Ausschnitt aus dem ersten Satz ab Poco Adagio)
                    オルガン Kristin Okerlund
                    Maria Yakovleva - Roman Lazik

                    TSCHAIKOWSKI-PAS DE DEUX
                    振付 George Balanchine
                    音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
                    Ludmila Pagliero - Jakob Feyferlik

                    SINPHONIE IN C : Aussschnitt
                    振付 George Balanchine
                    音楽 Georges Bizet, Symphonie in C, IV. Satz
                    Alice Firenze - Robert Gabdulin
                    Natascha Mair - Masayu Kimoto
                    Liudmila Konovalova - Leonardo Basílio
                    Ioanna Avraam - Richard Szabó
                    Alaia Rogers Maman - Marcin Dempc, Natalya Butschko - Trevor Hayden,
                    Laura Nistor - James Stephens, Adele Fiocchi - Francesco Costa,
                    Gala Jovanovic - Alexandru Tcacenco, Suzan Opperman - Andrey Teterin,
                    Sveva Gargiulo - Scott McKenzie, Céline Janou Weder - Richard Szabó
                    Abigail Baker, Emilia Baranowicz, Elena Bottaro, Marie Breuilles, Aoi Choji,
                    Vanessza Csonka, Maria Guilia Fiorti, Emely Hetterich, Oxana Kiyanenko,
                    Zsófia Laczkó, Katharina Miffek, Andrea Némethová, Balca Okur, Xi Qu,
                    Joana Reinprecht, Carolina Sangalli, Isabella Severi-Hager, Anna Shepelyava,
                    Iulia Tcaciuc, Franziska Wallner-Hollinek

                    シーズン終わりの
                    バレエ・ファンにとっては最大の楽しみのヌレエフ・ガラ。

                    シーズン初めに、すぐにスタンド・バイで申し込みしておいて
                    今回は95ユーロの席(!!!)
                    ロジェの2列目だが(ここってそんなに高かったの?!)
                    さすがに舞台はよ〜く見える ♡

                    演目・出演者の書き出しが大変だったよ〜(笑)

                    まとめて全部書くと、書くのも読むのも大変なので
                    3回に分けてお届けします(誰も待ってないってば)

                    最初はクラシックで「眠れる森の美女」からの抜粋。
                    アデーレが可愛い。
                    このダンサー、本当に明るいオーラがあって
                    落ち着いているしキュート。
                    エメラルド・ルビー・サファイアは3人で踊るのだが
                    サファイアを踊ったエレナが、パッと目立つ。
                    上半身にすごく表情があるのだ。

                    この1演目だけのために、あの豪華な衣装って
                    贅沢といえばこの上ない贅沢だなぁ。
                    この演目、ずいぶん昔にはあったけれど、最近、観てないし。

                    次の SOLO は男性ダンサー3人のモダン・ダンスだが
                    これが・・・すごかった。
                    音楽はバッハだが、これは録音を使用。

                    ものすごく速いテンポで
                    3人のダンサーがそれぞれにソロを踊るのだが
                    そのソロが違っているのに一つに見える。

                    木本クンの優雅さは本来はもっとゆったりしたダンス向きだろうが
                    このダンサーはモダンも実に巧くて目を奪われる。
                    木本クンと最近よく組むリッチーは
                    キレのあるダンスが持ち味なので言う事なしだが
                    ジェラウドがえらく良くて、ちょっと仰け反った。

                    ジェラウドって最近、ぐんぐん伸びて来てる。
                    割に地味なダンサーというイメージだったんだけど
                    身体の柔軟性がすごくて
                    今回は速くて大きな振りも、すごく映えて
                    いやもう、見事。
                    こういうモダン、すごく好き。
                    観客からも大いにブラボー・コール。

                    何と、振付のハンス・ヴァン・マネンが
                    カーテン・コールに登場したのには驚いた。
                    もう少しで85歳になられるそうだが、すごくお元気そう。

                    マネンはウィーン国立バレエ団でも何回か取り上げていて
                    一時、DVD もかなり買ったんだけど
                    もう一度、観てみたいという気にさせる。
                    (割にクラシックっぽいイメージがあったんだけど
                     やっぱりバリバリのモダンだわ。こういうの好き)

                    スパルタクスのアダージョの PDD に登場したのは
                    2016/17年シーズンにミュンヒェン・バレエに移籍した
                    マリア・シリンキナとウラジミール・シクリャーロフ。
                    (後で調べたらご夫婦だそうで、マリイインスキーにも籍は残している模様)

                    この二人、すごく演技が巧い!!!
                    シリンキナのフリーギア、ものすごく可愛らしいけれど
                    しっかり芯の通った力強さもあって
                    スパルタクスとの愛がひしひしと迫って来る。

                    シクリャーロフは、今日は他の演目にも出演したが
                    このダンサー、何てノーブルなの ♡
                    王子さま、というバレエのイメージに
                    ぴったりじゃないの!!!!

                    しかもナヨナヨしていなくて
                    筋肉質なのにスタイル良くて
                    今年32歳、正に今一番、旬のダンサーだわ!!!😍

                    ワタシ、好みがうるさい、というよりは特殊?なので
                    みんなが王子さま、とか喚いていても
                    時々、ケッ、これが?と心の中で思う事もあるんだけど
                    シクリャーロフはどこからどう見ても
                    王子さま以外の何者でもない上に
                    テクニックがしっかりしていて(さすがワガノワ出身)
                    ダンスが安定していて、実に美しく、見せ方も巧い。

                    しかもテクニックが凄いので
                    シリンキアを片手で持ち上げて
                    そのままのバランスで舞台を歩くんだもん。
                    ビックリというか・・・凄いわ、このカップル。

                    次の GLOW - STOP は以前にレパートリーであったので
                    観た事はある。
                    モーツァルトの交響曲に乗せて華やかな舞台で
                    フォーメーションが実に美しい。
                    ウィーン国立バレエ団の実力をしっかり見せてくれた。

                    ノイマイヤーの MAGNIFICAT は
                    バッハのミサをメゾ・ソプラノがナマで歌う曲に
                    我らが王子さまヤコブと、キュートなニナ(トノリ)の組み合わせ。

                    ニナの清純な感じとヤコブの王子さまタイプの組み合わせで
                    若いカップリングだが、神聖な感じが漂って
                    しかも若々しくて新鮮な感じがする。
                    さすがノイマイヤーだな、と思う無駄のない振付は
                    バッハの音楽をそのままダンスにしたような印象をもたらす。

                    さて、次のバランシンの STARS AND STRIPES は
                    華やかでキュートな衣装で、ニキーシャとダヴィデが登場。
                    明るい音楽で華やかな PDD だったのだが

                    ダヴィデのソロ
                    ニコニコしながら、速いテンポにキレのあるダンスで
                    魅力的にキュートに踊っていたダヴィデが
                    突然、膝を抱えて突然に倒れて、起き上がって来ない。

                    ・・・・うううう、見たくなかった、舞台上でのまさかの事故。
                    膝を傷めたんだと思うけれど
                    まさかのまさか、こんな事が起きるなんて(冷汗)

                    オペラ座総裁のメイエールがカーテンから登場して
                    ダヴィデの怪我を告知して
                    このバランシンの演目は続けられないのでカットするとの事。

                    ううううう、ダヴィデもかわいそうだが
                    踊れなくなったニキーシャもかわいそう・・・

                    第一部はこの後
                    私の大好きな MURMURATION だったのだが
                    続きはまた明日 (^^)

                    ダヴィデの怪我がどんな程度なのか
                    (だって立ち上がれなかったんだよ?)
                    心配している私に
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                    ここ数日の猛暑は落ち着いて
                    28℃くらいだけど、長袖着てオペラ座行ったら、やっぱり暑かった・・・

                    白鳥の湖 今シーズン8回目(千秋楽)

                    0
                      Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2017年6月12日 19時〜22時20分

                      SCHWANENSEE
                      Balett in vier Akten
                      振付 Rudolf Nurejew nach Marius Petipa und Lew Iwanow
                      音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
                      舞台・衣装 Luisa Spinatelli
                      照明 Marion Hewlett
                      指揮 Alexander Ingram

                      ジークフリート王子 Masayu Kimoto *
                      オデット・オディール Maria Yakovleva
                      ロットバルト Alexandru Tcacenco
                      王子の母 Erika Kováčová
                      王子の友人たち Ioanna Avraam, Nikisha Fogo
                      Richard Szabó, Dumitru Taran
                      王子の教育係 Jaimy van Overeem
                      侍従長 Gabor Oberegger
                      第一幕
                      ワルツ Iliana Chivarova, Adele Fiocchi, Laura Nistor, Franziska Wallner-Hollinek
                      Leonardo Basílio, Martin Dempc, Alexis Forabosco, James Stephens
                      Elena Bottaro, Natalya Butchko, Zsófia Laczkó, Suzan Opperman,
                      Alaia Rogers-Maman, Anna Shepelyeva, Rikako Shibamoto,
                      Iulia Tcaciuc, Céline Janou Weder
                      Francesco Costa, Marian Furnica, Trevor Hayden, Scott McKenzie,
                      Tristan Ridel. Zsolt Török, Arne Vandervelde, Géraud Wielick
                      女王の付き添い Abigail Baker, Marie Breuilles, Vanessza Csonka
                      Katharina Miffek, Andrea Némethová, Carolina Sangalli
                      第二幕・第四幕
                      大きな白鳥 Adele Fiocchi, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Laura Nistor
                      小さな白鳥 Ioanna Avraam, Elena Bottaro, Natascha Mair, Rikako Shibamoto
                      白鳥 Abigail Baker, Emilia Baranowicz, Marie Breuilles, Natalya Butschko,
                      Iliana Chivarova, Aoi Choji, Vanessza Csonka,
                      Maria Giula Fioriti, Sveva Gargiulo, Erina Kováčová,
                      Zsófia Laczkó, Katharina Miffek, Andrea Némethová,
                      Suzan Opperman, Marina Pena, Xi Qu, Joana Reinprecht,
                      Alaia Rogers-Maman, Caroline Sangalli, Isabella Severi-Hager,
                      Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo
                      Franziska Wallner-Hollinek, Céline Janou Weder
                      第三幕
                      貴族の娘たち Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Laura Nistor
                      Suzan Opperman, Xi Qu, Alaia Rogers-Maman
                      スペインのダンス Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko
                      Kamil Pavelka, James Stephens
                      ナポリのダンス Natascha Mair, Richard Szabó
                      Abigail Baker, Natalya Butchko, Sveva Garciulo, Joana Reinprecht
                      Isabella Severi-Hager, Rikako Shibamoto
                      ポーランドのダンス Franziska Wallner-Hollinek, Marcin Dempc
                      Emilia Baranowicz, Andrea Némethová, Céline Janou Weder
                      Marat Davletshin, Trevor Hayden, Greig Matthews
                      ハンガリーのダンス Nikisha Fogo, Géraud Wielick
                      Marie Breuilles, Vanessza Csonka, Zsófia Laczkó, Katharina Miffek,
                      Marina Pena, Carolina Sangalli, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo
                      Attila Bakó, Leonardo Basílio, Francesco Costa, Marian Furnica,
                      Igor Milos, Tristan Ridel, Zsolt Török, Jaimy van Overeem

                      白鳥の湖、今シーズンの最終公演は
                      オペラ座脇の大スクリーンでのライブと
                      インターネットでのライブ配信まであって

                      ジークフリート王子のデビューで
                      木本全優クンが登場!!!!!

                      予てから、あの日本人離れした優雅なスタイルと
                      確実なテクニックに裏打ちされた上品な優美さで
                      王子さま役のダンス・ノーブルを踊ったら
                      どんなに素適だろう・・・と夢想していたので
                      ファンの私としては、非常に嬉しい 😆

                      で・・・
                      期待を裏切らない出来・・・というより
                      期待を遥かに上回った (o^^o)
                      何というノーブルさ!!!!

                      木本クンの身体のラインが
                      ため息が出るほどに美しいのだ。
                      あのスタイルの良さというのは
                      天性のものもあるだろうけれど
                      身体のバランスが、ほとんど理想的で
                      (ヘンなところに余計な筋肉とかが付いていない)

                      また、その美しい身体のラインの見せ方が
                      信じられないくらい魅力的。

                      身体的特徴をあげつらうのは
                      非常に失礼な事と充分に承知の上で
                      バレエ・ダンサーの才能というのは
                      見た目の美しさ、という残酷な側面もあるので
                      はっきり言っちゃえば

                      木本クンは決してイケメンではない(ああああっ、ごめんなさい!)
                      ごめん!!!
                      でも、木本クンって
                      マスクだけ見たら
                      どこかの田舎の純朴そうな男の子にしか見えない。

                      だけど、私は木本クンを最初に舞台で観た時
                      目が吸い寄せられた。

                      スタイルの良さが半端じゃないのだ。
                      長い手足、胴と四肢のバランス、筋肉の付き方
                      全てがもともとのバレエの発祥地とされる
                      ヨーロッパのどのダンサーに比べても
                      全く引けを取らない・・・どころか
                      あんなに身体のバランスの良いダンサーは
                      ヨーロッパだって滅多にお目にかかれない。

                      加えて、その優雅さと言ったら・・・
                      一つ一つのパが丁寧で、荒々しくならず
                      どんな高いジャンプからもフワッと着地して
                      長い手足で掴む空間が大きくて
                      どこを取っても「優美」というのはああいう事を言うのか、と
                      これ、本当に日本人ダンサー?とひっくり返っていたのである。

                      そんな持って生まれた資質が
                      ダンス・ノーブルのダンサーに
                      ジークフリート王子を踊らせてみたら
                      その優美さが更に際立って
                      正に悶絶もの。

                      最初のソロから
                      落ち着いた確実なパで
                      ジャンプは高いし(しかも足が美しい!!!!)
                      レオナルドやヤコブだと
                      ちょっと不安定で、あっ、とか思うところや
                      ドタン、とすごい足音で降りるところを
                      確実な安定感で余裕たっぷりにこなす。

                      ドン・キホーテのバジルのようなコミカルな役とは違って
                      ジークフリート王子は、物憂げな上品さと
                      激情に身を焼くところ、絶望やアホな自分への怒りを
                      しっかりと演技する必要があるのだが

                      木本クン、最近、本当に演技できるようになって来た。

                      しかもダンス・ノーブルってナニの人が多くて
                      時々、優雅だけどナヨナヨ、というケースが多いんだけど

                      木本クンのジークフリート王子は何とも凛々しいのである。
                      凛々しいのに爽やかで、ヘンな男臭さもなくて
                      これこそ理想の(おとぎ話の)王子さまではないか。

                      ダンサーがどんどん成長して行くって凄い。

                      第1幕前半でのパ・ド・サンク。
                      イオアンナとニキーシャの軽い事と言ったら
                      二人とも、本当に空を飛ぶイメージで
                      リッチーのキレのあるジャンプに
                      ドミトルもしっかり喰らい付いていて
                      上品で優雅な木本クンとの絡みにも萌える。

                      オデット役のマーシャは
                      可憐で、テクニックは凄いのにそれを一つも感じさせず
                      木本クンとのパ・ド・ドゥも息がぴったり合って素晴らしい。

                      しかもマーシャって
                      細かい部分の演技がものすごく巧い。
                      ちょっとした仕草、視線で、感情をリアルに表現してくる。

                      木本クンのマーシャのリフト、見事だったなぁ。
                      マーシャの素晴らしいバランス感覚も手伝って
                      微動だにしない長い長いリフト・・・ いやもう呆気に取られてしまう。

                      マーシャのオデットは
                      演技力と、細かい部分まで行き届いた動き。
                      どうみても、本当に白鳥になっているんだもん。
                      しかもマーシャ、巧いのに
                      ちゃんとパートナーシップがあって
                      自分だけ見ろ見ろがなくて
                      凛とした、でもその中に儚さを秘めるオデット。

                      木本クンのジークフリート王子も
                      ほら、僕、カッコいいでしょ、見て、見て、見て
                      ・・というのが、全然なくて
                      美しいのに何とも奥ゆかしいところが
                      ある意味、強烈なオーラがない、というところにも繋がるかもしれない。

                      でも、そのヘンなオーラのなさが
                      また上品なんですけどね(笑)

                      優美・優雅に加えて
                      邪心のない素直さ、爽やかさ
                      マーシャとの絡みが正に一編の詩のような
                      純粋な美を観客までストレートに届けてくる。

                      マーシャのオディールは
                      華やかで
                      子供のくせに親の威光を纏って
                      ブイブイ言わせているような小悪魔的な魅力。

                      フェッテも、何回ダブル入れてくるの?と驚く。
                      安定した細い芯が通っていて
                      観ていて安心感に裏打ちされたワクワク感がある。

                      第2幕の、あの超絶技巧のジークフリートのソロも
                      ため息ものの美しさで優雅に舞きった。
                      う〜ん、今思ったんだけど
                      木本クンのあの優雅さというのは
                      ダンスとかバレエというより
                      日本人的感覚に照らすと「舞」に近いかもしれない。

                      最後のシーンのオデットとのパ・ド・ドゥも見事だったが
                      本当に最後の
                      ジークフリート王子が湖に飲み込まれて
                      悶える時の、あの紺色の布とスモークから見える
                      上半身の動きの美しさに身悶えしていたのはワタクシです。

                      世界での日本人の活躍を
                      結構、大袈裟に報道するのが
                      日本のマスコミだと思っていたのだが

                      ウィーンで、ダンス・ノーブルの最も典型的なジークフリート王子を
                      しかも世界で最も難しいヌレエフ版で
                      更には、ライブ・ストリーミングで
                      オペラ座の横のスクリーンと世界中に配布された日に
                      日本人の男性ダンサーが踊ったって

                      ・・・何でどこの日本のマスコミも取り上げないんでしょうね?

                      木本クンの真摯で真面目でノーブルなダンスなのに
                      彼の持っている欲のなさというか(笑)
                      その奥ゆかしさが、また良いんだけど (^^)

                      ともあれ、これにて今シーズンの「白鳥の湖」は千秋楽。
                      千秋楽にふさわしい、見応えのある舞台だった。

                      ついでに言っておくけれど
                      (しかも失礼なコメントだけど)
                      今日のオーケストラ、実に良かったです。
                      ミスなし、ソロも巧いし
                      第2幕のディヴェルティスマンで
                      ちょっとしたリズムのズレにヒヤッとした以外は
                      今までの白鳥の音楽は何だったの?という張り切り方(笑)

                      最近、頭の中で
                      ずっと「白鳥の湖」のメロディが鳴っている私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                      ・・・これにてやっと
                      各回のダンサーの名前を全部書き出すという
                      楽しい修行(?)から逃れられる(爆笑)
                      皆さま、本当にお疲れさま ♡

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