国立バレエ ペール・ギュント 今シーズン2回目

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    Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2018年12月5日 
    19時30分〜21時45分

    PEER GYNT
    Ballett in zwei Akten
    振付・リブレット Edward Clug
    音楽 Eduvard Grieg
    舞台 Marko Japelj
    衣装 Leo Kulaš
    照明 Tomaž Premzl
    指揮 Simon Hewett
    ピアノ Shino Takizawa

    ペール・ギュント Denys Cherevychiko
    ソルヴェイク Nina Poláková
    死 Eno Peci
    鹿 Zsolt Török
    ペールの母オーセ Franziska Wallner-Hollinek
    イングリ Eszter Ledán
    緑衣の女 Nikisha Fogo
    小さなヘルガ Isabella Lucia Severi
    アスラック Alexis Forabosco
    マッズ・モエン イングリの花婿 Igor Milos
    アニトラ Céline Janou Weder
    医者 András Lukács
    村民 Emilia Baranowicz, Fiona McGee, Rikako Shibamoto
    Céline Janou Weder, Madison Young
    Marcin Dempc, Alexandru Tcacenco, Andrey Teterin,
    Arne Vandervelde, Géraud Wielick
    3人の女 Katharina Miffek, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo
    トロルの王 Kamil Pavelka
    トロル Elena Bottaro, Marie Breuilles, Natalya Butchko, Sveva Gargiulo,
    Oxana Kiyanenko, Fiona McGee, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman
    Giovanni Cusin, Marian Furnica, Andrés Carcia Torres, Trevor Hayden,
    Scott McKenzie, Gabor Oberegger, Tristan Ridel, Narvin Trunbull
    モロッコ人 Venessza Csonka, Fiona McGee, Suzan Opperman,
    Rikako Shibamoto, Iulia Tcaciuc, Madison Young
    Marat Davletshin, Marian Furnica, Trevor Hayden, Gabor Oberegger,
    Hanno Opperman, Gaetano Signorelli, Arne Vandervelde
    精神病院の患者 Sveva Gargiulo, Oxana Kiyanenko*
    Scott McKenzie, Tristan Ridel *
    Isabella Lucia Severi, Emilia Baranowicz, Elena Bottaro, Marie Breuilles,
    Natalya Butchko, Venessza Csonka, Suzan Opperman, Rikako Shibamoto,
    Chiara Uderzo*, Madison Young
    Zsolt Török, Kamil Pavelka, Alexis Forabosco, Marian Furnica,
    Andrés Garcia Torres, Gaetano Signorelli, Alexandru Tcacenco,
    Andrey Teterin, Navrin Tunbull*, Arne Vandervelde, Géraud Wielick

    Wiener Staatsballett
    Chorakademie und Extrachor der Wiener Staatsoper
    Orchester der Wiener Staatsoper

    ペール・ギュントのセカンド・キャスト版。
    オーケストラ・ピットの中は
    日本と中国公演から戻って来たメンバーがチラホラ。

    今回はパルテレ・ロジェが取れたので
    上のセカンド・ロジェの視線より、ずっと舞台に近い視線で見られる。

    さてこの演目、私がずっと観ていたのは
    ヤコブとアリーチェのキャスティングだったので
    ヤコブの魅力で持っているような演目だろ?と
    勝手に思っていたのだが

    デニスが・・・すごく良いじゃないか、これ!!!!

    クラシックの超絶技巧で魅せるタイプの役ではなくて
    演技力もものすごく必要だし
    主人公のペール・ギュントのキャラクター作りも大事な演目だが
    デニスのペール・ギュントは
    ヤコブとはまた違う魅力がある。

    困ったちゃんの、いつまでたっても子供かよ、という
    やんちゃ坊主タイプの役作りが
    デニスにとても合っている。

    最初のペール・ギュント登場の直後から
    ペールがお母さんに、容赦なくビンタされるシーンがあるのだが
    (で、フランツィスカのビンタは本気である!!!)
    ヤコブだと一瞬
    え?何でそんなに真面目で誠実そうな息子を叩くんですか?
    あなた、それは虐待?
    という感じがしないでもない(何せ最初のシーンだし突然だし)

    デニスの場合は、雰囲気的に
    出て来た時から、利かん気のやんちゃ坊主、という雰囲気を纏って
    ああああ、今までもお母さんに散々苦労をかけてきた息子かよ
    と言う感じで、素直に納得できちゃうのである(偏見です、偏見)

    ダンスのキレが良いから
    シーンの締まりが良いし、ストーリーもキビキビした感じになる。
    お母さんからビンタを受けながらも
    デニスのペールからは、何にも反省していない印象を受けるし

    アスラックを侮辱するシーンも
    ヤコブとはまた違って
    ただの行き過ぎジョークに見えたヤコブと比べると
    そこはかとない、底意地の悪さというか
    確信犯的な根性の悪さ。
    (妄想爆発中・・・・)

    だからペール・ギュントがリアルになって
    本当にそこらへんにいる、イヤなオトコに見える。
    ヤコブだと、何ともキュートすぎて
    ちょっとおとぎ話の世界になるのだが
    デニスがペールを演じると、この世のどこかに
    こういうイヤなオトコって居るかも?と思わせる。
    (妄想ますます爆発中)

    ニナ(ポラコヴァ)のソルヴェークは
    ダンスは巧いんだけど
    存在感が薄い(ような気がする)
    1月にこのキャスティングで見た友人が
    ニナがデニスを誘惑しているように見える、と言っていたが
    そこまでの妖しい存在感はなかった。
    もっとも、視覚的に舞台の一部が欠けていたのと
    目線がいつもより下で、舞台に近かったのも影響しているかもしれない。

    鹿役のゾルトのスタイルの良さはステキ ♡
    鹿はぴったりしたレオタードに
    前足とツノの被り物があるし
    重要な場面に、何かからの使者のように出てくる
    神秘的な役なのだが
    最初からずっと踊っているだけに
    役のこなし方も抜群。

    イングリ役のエスターがキュート。
    エスターって
    こちらの嗜虐性を刺激するタイプ。
    (正直本能に従って言っちゃうと
     何となく苛めたくなる女の子なんです)

    村の中でイジメられ
    結婚させられて
    ペールに奪われた後に、また捨てられるという悲惨な役。
    (この捨てられるところの泣き顔がまた・・・
     ううう、エスターがこういう役で出て来ると
     自分がヘン◯イっぽくなるのが不気味)

    後半の最初の飛行機に乗る場面で
    ペールが
    「お金ないからちょうだい」とソルヴェークにねだるシーンも
    ヤコブだと、ちょっと遠慮しつつ甘えているのに対し
    デニスは態度がでかい(笑)
    ほら、金くれよ、金、あるだろ、おい(妄想暴走中)
    ソルヴェークが出した金貨を
    乱暴に奪って飛行機に乗るデニス・・・じゃなかったペール。
    なんて厚かましい奴なんだ。

    砂漠で、如何にも偉そうにモロッコ人に対するところも
    実にリアルに「イヤな男」(笑)

    でも、そのやんちゃ振りが、ちょい悪オトコの可愛さでもある。

    精神病院シーンの4人も良い。
    私はこの役はリッチーが踊るのが好きなのだが
    (何とも不思議なユーモアが満ちるのだ)
    スコットとトリスタン、ハマってるじゃないの。
    いや、ハマっていてどうする?というのもあるけど。
    スヴェーヴァのキレの良いダンスも素晴らしい。

    あ〜、このシーンの音楽
    グリーグのピアノ協奏曲の最終楽章なのだが
    あまりに音楽と合いすぎていて
    この曲聴いたら、もう、この精神病院のシーンしか思い浮かばないわ。
    嬉しいのか悲しいのか、ちょっと複雑だけど(笑)

    志野ちゃんのピアノの音が抜群で
    あの細い身体のどこに、あんなエネルギーが?
    たまたまパルテレの席だったので音が良かったのもあるけれど
    バレエだけじゃなくて
    音楽そのものも、バッチリ楽しめるのが
    この公演の良いところ。

    まぁ、ちょっとしたナニがなかった訳じゃないけれど
    バレエ公演ではありがちだし(って、慣れてしまってどうする・・・)

    でも、グリーグのペール・ギュントの曲って
    本当に美しいところが満杯で
    国立オペラ座管弦楽団、もといウィーン・フィルの音で
    この演奏が聴けるというのも
    ウィーンならではの楽しみかもしれない。

    12月10日が今シーズンの最終公演。
    もう一度、リアルなデニスのちょい悪オトコを見られる (^^)v
    読者の皆さまには申し訳ございませんが
    もう少しだけお付き合い下さいませ。

    次の公演が終わると
    バレエはクリスマス時期の「クルミ割り人形」まで
    少しの間、お休み。

    クルミ割り人形は仕事のある1日を除いて
    全公演(マイナス1回)追いかける予定の
    しつこい私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    来週、発表1回、試験2つあるんだけど・・・(汗)
    いったいワタシは何をやっているのだろう・・・(大汗)

    国立バレエ ペール・ギュント 今シーズン1回目

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      Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2018年12月4日 
      19時30分〜21時45分

      PEER GYNT
      Ballett in zwei Akten
      振付・リブレット Edward Clug
      音楽 Eduvard Grieg
      舞台 Marko Japelj
      衣装 Leo Kulaš
      照明 Tomaž Premzl
      指揮 Simon Hewett
      ピアノ Shino Takizawa

      ペール・ギュント Jakob Feyferlik
      ソルヴェイク Alice Firenze
      死 Eno Peci
      鹿 Zsolt Török
      ペールの母オーセ Franziska Wallner-Hollinek
      イングリ Ioanna Avraam
      緑衣の女 Nikisha Fogo
      小さなヘルガ Isabella Lucia Severi
      アスラック Vladimir Shishov
      マッズ・モエン イングリの花婿 Igor Milos
      アニトラ Céline Janou Weder
      医者 András Lukács
      村民 Emilia Baranowicz, Fiona McGee, Rikako Shibamoto
      Céline Janou Weder, Madison Young
      Marcin Dempc, Alexandru Tcacenco, Andrey Teterin,
      Arne Vandervelde, Géraud Wielick
      3人の女 Katharina Miffek, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo *
      トロルの王 Kamil Pavelka
      トロル Elena Bottaro, Marie Breuilles, Natalya Butchko, Sveva Gargiulo,
      Oxana Kiyanenko, Fiona McGee, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman
      Giovanni Cusin, Marian Furnica, Andrés Carcia Torres, Trevor Hayden,
      Scott McKenzie, Gabor Oberegger, Tristan Ridel, Narvin Trunbull *
      モロッコ人 Venessza Csonka, Fiona McGee, Suzan Opperman,
      Rikako Shibamoto, Iulia Tcaciuc, Madison Young
      Marat Davletshin, Marian Furnica, Trevor Hayden, Gabor Oberegger,
      Hanno Opperman *, Gaetano Signorelli, Arne Vandervelde
      精神病院の患者 Gala Jovanovice, Fiona McGee,
      James Stephens, Richard Szabó
      Isabella Lucia Severi, Emilia Baranowicz, Elena Bottaro, Marie Breuilles,
      Natalya Butchko, Venessza Csonka, Oxana Kiyanenko,
      Suzan Opperman, Rikako Shibamoto, Madison Young
      Zsolt Török, Kamil Pavelka, Alexis Forabosco, Marian Furnica,
      Andrés Garcia Torres, Tristan Ridel, Gaetano Signorelli*,
      Alexandru Tcacenco, Andrey Teterin, Arne Vandervelde, Géraud Wielick

      Wiener Staatsballett
      Chorakademie und Extrachor der Wiener Staatsoper
      Orchester der Wiener Staatsoper

      今年1月に初演されたペール・ギュントの再演2回目。
      (1回目はブダペスト祝祭管弦楽団とバッティング)

      何回か観た記憶のある公演だが
      このサイトを調べてみたら、公式には2回しか鑑賞していない。

      う〜ん、確かにこの演目、ファースト・キャストだけしか観てない。
      今回は今日が同じキャストで
      後の2回はセカンド・キャスト(デニス+ニナ(ポラコヴァ))の公演。

      賢明なる読者がお察しの通り
      私が目をハート型にして悶えるのは
      ヤコブである。

      あ〜、もう、ヤコブの演技力って半端じゃない。
      ちょっとした細かいところの動作
      例えば後ろに移動していって
      トロルとぶつかった時のギョッとしたようなところとか
      金持ちになってモロッコ人の間を偉そうに歩くところとか
      山の上のソルヴェークのところに登っていく時に
      途中で落ちかけるところとか
      アスラックをからかうところの表情とか
      オーセの死の場面の動きや表情とか

      演技力に難のあるダンサーが多いなかで
      ヤコブの演技って、天性のものなのか
      だったら、やっぱりこのダンサーって天才だわ。

      対するアリーチェのソルヴェークが、また純真で
      ひたむきで可愛くて、ハートにグサグサ来る。
      後半の飛行機に乗るところで
      ヤコブがアリーチェに「お金ちょうだい」と甘えるところ
      その甘えを限りない愛で包むアリーチェの優しさ。

      あ〜、アリーチェ、そんな男に夢中になって
      待ってなくても良いから・・・
      ううう、でも、ヤコブだったら、何年でも待つわ、という気持ち
      わからない訳ではない、いや、よくわかる(意味不明発言)

      エノの死神も入魂の演技とダンスで
      声が通るし(セリフがある)笑い声も迫力がある。
      アンドレイの巧まざるユーモアと雰囲気とはまた違うけれど
      なかなか迫力ある死神になっている。

      レベッカはご妊娠中なので
      ニキーシャが緑の女の役。
      いや、ニキーシャ、すごく雰囲気あるわ。
      この役は個性が強くないと活きないのだが
      個性の強さでは、レベッカと良い勝負。
      ニキーシャ、可愛いのに
      妊娠・出産の場面とか踊らされて、ちょっとビックリするが
      (レベッカはすでにお母さんなので、その意味ではリアルである)
      魔性的な魅力はバッチリある(色気については沈黙しよう)

      このところ、国立バレエ団では
      ずっとクラシック・バレエばかり観ていたので
      (シルヴィアは新しい振付だが、バリバリのクラシックである)
      こういうモダンを観ると
      やっぱりクラシック・バレエにあるソロとかパ・ド・ドゥの華やかさはない。

      あっ、でも、パ・ド・ドゥはあるんです!!!
      前半の最後のヤコブとアリーチェ
      あ、いや、ペール・ギュントとソルヴェークのデュエットは
      美しいグリーグの音楽と共に
      この演目の見どころの一つ。

      滝澤志野ちゃんのピアノがピッカピカで
      音の一つ一つが輝いていて、素晴らしかった!!!
      音楽って、時々バレエの背景だけになってしまうけれど
      (で、たぶん、それは「バレエ」から言ったら正しい)
      舞台でのペール・ギュントとソルヴェークの
      愛に満ちた、この上なく美しいパ・ド・ドゥと共に
      ピアノとオーケストラの音色の美しさもグイグイ迫って来る。

      オーケストラとピアニストが巧いと
      舞台のバレエも映える。
      相互に高めている感じで
      こういう時は、オーケストラとピアノが良くて
      ほんと、ウィーンって幸せだ・・・とつくづく思う。

      コールドにも私が注目しているダンサーが何人か出ているのだが
      だが、これ、特殊メイクというか特殊衣装(?)というか
      トロルの格好してると、誰が誰だか、全くわからんわいっ!
      (カーテン・コールで、被り物を脱いで出て来たダンサーを見て
       あっ、スコットがいる、とか、やっとわかったけど)

      ストーリー・バレエなので
      バレエそのものはストーリーの中に組み込まれてしまっているが
      第一幕終わりの、あの、ともかくロマンティックなパ・ド・ドゥと
      あと、私が好きなのは
      精神病院の場面で
      グリーグの美しいピアノ協奏曲の最終楽章で
      精神病院の患者たちの繰り広げるダンスの高度なテクニックと
      演技力と、細かいフォーメーションは素晴らしい。
      すごく好きなシーンなのだが
      精神病の病院とか言うとポリティカル・コレクトニスからアウト
      っていう感じもあるので、なかなか書きにくい。
      (良いよね、これ、芸術作品だしバレエだし、昔のストーリーだし)

      グリーグのピアノ協奏曲聴いたら
      間違いなく、このシーンが頭に思い浮かぶわ、きっと。

      そして、最後のペール・ギュントとソルヴェークのパ・ド・ドゥ。
      ピアノのソロと共に、ペールがたどり着いた究極の愛。

      ここでドアを背負って出てくるアリーチェの健気なさと言ったら
      抱きしめてキスして、大丈夫よ、大丈夫!!!と励ましたくなる。
      哀愁に満ちて、悲しさに満ちて
      いつまでも失わない愛の貴さ(←男性特有の妄想)が素晴らしい。

      クラシック・バレエも良いけれど
      こういうモダンも素晴らしいなぁ、と思いつつ

      これって、ヤコブとアリーチェの魅力が
      感激の大部分を占めているんじゃないだろうか・・・

      デニスとニナ(ポラコヴァ)のカップリングだと
      どうなるんだろう???
      ほら、デニスって、技の巧さで魅せるダンサーだから
      派手なクラシックの技がない演目だと、どういう感じになるのかなぁ。

      ヤコブのペール・ギュントは今シーズン、これで最後。
      ヤコブがいつプリンシパルになるのか
      ワクワクしながら待っている私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



      昨日のブダペスト祝祭管弦楽団とイヴァン・フィッシャーに
      アンドラーシュ・シフの信じられない程に美しかった
      ベートーベンのピアノ協奏曲についても書きたいけれど
      1日大学で授業+勉強して(ランチ抜き)コンサートやオペラに行って
      夜の10時半以降に帰宅してシャワー浴びて料理して
      夜中に夕食とって、それからブログ書いてるから・・・(言い訳(恥))
      もうちょっと待って下さい(そのうち書くつもり・・・)

      国立バレエ「シルヴィア」5回目

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        Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2018年11月28日 19時30分〜22時

        SYLVIA
        Ballett in drei Akten
        振付 Manuel Legris nach Louis Mérante u.a.
        ドラマツルギー・リブレット Manuel Legris, Jean-François Vazelle
        nach Jules Barbier und Baron Jacques de Reinach
        音楽 Léo Delibes
        舞台・衣装 Luisa Spinatelli
        照明 Jacques Giovanangeli
        指揮 Kevin Rhodes

        シルヴィア Kiyoka Hashimoto
        アミンタ Masayu Kimoto
        オリオン Robert Gabdullin
        エロス Richard Szabó
        ダイアナ Madison Young
        エンデュミオン Zsolt Török
        妖精 Scott McKenzie
        ナイアド Rikako Shibamoto
        2人の狩人 Ioanna Avraam, Alice Firenze
        農民の娘 Anita Manolova
        農民 Arne Vandervelde
        羊飼い Nicola Barbarossa
        ヌビアの奴隷 Natalya Butchko, Sveva Garguilo

        サターンたち Marcin Dempc, Marian Furnica, Hanno Opperman, Gaetano Signorelli
        樹の精 Nicola Barbarossa, Andrés Garcia Torres, Trevor Hayden, Géraud Wielick
        ドリアード Natalya Butchko, Sveva Gargiulo, Fiona McGee, Isabella Lucia Severi
        ナイアド Elena Bottaro*, Eszter Ledán, Anita Manolova, Xi Qu
        狩人 Elena Bottaro, Venessza Csonka, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko
        Zsófia Laczkó, Eszter Ledán, Katharina Miffek, Suzan Opperman*, Xi Qu,
        Alaia Rogers-Maman, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo
        ウエスタの乙女 Marie Breuilles, Laura Cislaghi*, Alene Klochkova, Flavia Soares
        農民の娘たち Emilia Baranowicz, Natalya Butschko, Fiona McGee,
        Joana Reinprecht, Isabella Lucia Severi, Oksana Timoshenko,
        Céline Janou Weder, Beata Wiedner
        農民たち Giovanni Cusin, Marat Davletshin, Trevor Hayden, Igor Milos,
        Kamil Pavelka, Tristan Ridel, James Stephens, Navrin Tunbull
        ヌビアの奴隷たち Suzan Opperman, Xi Qu, Alaia Rogers-Maman,
        Rikako Shibamoto, Chiara Uderzo, Céline Janou Weder

        Wiener Staatsballett
        Jugendkompanie der Ballettschule der Wiener Staatsoper
        Orchester der Wiener Staatsoper

        同じキャストの11月24日の公演は観られなかったのが残念だが
        橋本清香ちゃんと木本全優クンのリアルご夫婦のカップリングに
        リッチーがエロス神、ダイアナにマディソン、妖精の親玉にスコット。

        最初のシーンはマディソンとエンドュミオンのゾルト。
        いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!
        マディソンが美しい。
        美しすぎる!!!!

        衣装も似合うし、実にキュートでありながら
        その威厳は失わず
        ゾルトとのパ・ド・ドゥでも演技は疎かにせず
        体幹がしっかりしていて
        手足がのびのびと優雅に動き

        もう、そこだけ空間が違うというか
        1シーンごとに、バロック絵画を見ているような

        いや、バロック絵画じゃないな。

        ヴェネツィアの美人画
        ティツィアンの初期作品
        ジョルジョーネの女性の肖像
        ティントレットのスザンナの水浴(これ好きなんです)
        ヴェロネーゼのルチアとか

        そこらへんの、艶々の色っぽい美人画が
        そのまま舞台に出現している。

        何だったらクリムトのサロメでも構いませんが(笑)
        ベルベデーレにあるサロメはタッチがちょっと柔らか過ぎるから
        クリムトなら初期作品で
        美術史美術館の中の壁画か
        ブルク劇場のロビー天井画のイメージを思い浮かべて下さい。

        うおおおおお・・・
        いや、ケティだって良かったですよ?
        でも、鉄壁の処女の初々しさというか神々しさというか
        ケティだとどう見てもお姉さんか
        ハイスクールのハイミス女性教師(←流行遅れのバロック的表現)に見える。

        マディソンは、まさに絵画的神話の世界そのままなのである(断言)
        いやもう、あまりのキュートさ、美しさ、神々しさに目が眩んだ。

        ナターシャだってキュートだが
        あの子は小悪魔的な、自分で自分の魅力は知ってるもんね、という
        時々ドヤ顏(それでもキュートだから許す)だが
        マディソンはドヤ顏にならなくて
        憂いに満ちた美人で、足さばきも実に美しく
        あああ、もう、あのダイアナ見ただけで満足で天国の気分。

        第一幕のナイアドは梨花子ちゃん。
        ポードブラが柔らかで美しく、見栄えがする。
        とてもキュートでチャーミング。
        もともと「可愛い系」の顔立ちで
        ちょっとアイドルみたいな印象を与えるけれど
        スコットの妖精との絡みも、とても可愛らしい ♡

        スコットなんだけど
        妖精の親玉のメイクは、顏に黒の線をバリバリ書くので
        いつもの童顔の可愛いフェイスは見えない代わりに

        踊りが大きい!!!!

        いや、ビックリした。
        スコットって小柄なダンサーだから
        ソロの多い妖精の親玉だと映えないんじゃないだろうかと思ったら
        とんでもない。
        小柄な体で自由自在に動き回り
        しかもジャンプの着地のキメがばっちりで
        身体の安定感が半端じゃない。
        ・・・いつの間に、こんなに巧くなったの、このダンサー。

        清香ちゃんのシルヴィア
        技術的には完璧で、非の打ち所がない。
        美人だしスタイル抜群だし
        技術完璧で、身体のラインが美しい。

        ・・・で惜しむらくは完璧すぎて「個性」が出ない。
        ほら、ブスってそれなりに目立つけれど
        本当の美人って、あまりに全体のバランスが取れすぎていて
        全然目立たない事ってあるじゃないですか。

        それはそれで持ち味ではあるのだけれど
        アーティストとして見た場合
        あまりに完璧過ぎるのも、問題なのかなぁ・・・と
        つくづく考えてしまう。
        あまりにお人形さんみたいで作り物めいてしまうのだ。
        これはもう、アーティストの持っている個性が
        そういうモノである、という事しか出来ないので
        本人の演技力や能力や努力の問題ではない。

        う〜ん、みんなから羨ましがられるようなスタイルや顔立ちと
        才能もあって、いや、それだからこその印象なんだろうなぁ。

        木本クンは、素朴な羊飼いの役はとても合っている。
        いつもながらの優雅なダンスで
        この人も完璧にパをこなすし
        スタイルのバランスが抜群で、実に美しい。

        今回はオリオン役がローベルトで
        ローベルトも優雅な王子さまタイプなので
        ちょっとアミンタとオリオンのキャラが被った感じ。

        オリオンのローベルトは、ともかく上品なオリオンで
        ワイルドさがなくて(それも持ち味)
        いつもローベルトのこのダンス見るたびに
        マノンのデグリューを連想してしまうのはいったい何故なんだろう。
        (ワイルドというより、徹底的にM系で
         女王さまに跪いて、ひたすら愛を乞う、というダンスに見える)

        清香ちゃんと木本クンのパ・ド・ドゥは
        見事にぴったり息があって
        さすがにプリンシパル同士だなぁ、とうっとりした。
        (というより、この2人、どちらかがミスしたりしたら
         その後の家庭争議に発展してしまうような気がするので
         そりゃお互いに気が抜けないでしょう(笑))

        リッチーのエロス神は・・・・
        う〜ん (・・;)
        これはちょっとミスキャストかも。

        リッチーの身体は小柄だが均整が取れていて非常に美しい。
        演技もできるしダンスも巧いベテランのダンサーなのだが
        ダンスが、あまりにキレが良過ぎるのである。

        優雅なダンスの木本クンとローベルトの間に入ると
        リッチーのダンスのキレの良さがますます目立つので
        例えば、妖精の親玉とか
        ちょこまか動く手下のコミカルな役だったら違和感はないのだが

        どうしても神さまには見えない。
        オーラがない、と言ったら失礼なんだけど
        リッチーって巧いくせに、なんだか地味、というダンサーで
        しかも動きの速度が早い(だからキレが良い)ので
        エロス神の堂々たる威厳がないのである。
        手下の天使が神さまに化けて出てきちゃいました、とか
        パロディっぽく見えてしまうので・・・ごめんねリッチー。

        今回のキャストで、ともかく最も光っていたのは
        間違いなくマディソンである。
        輝くようなオーラを撒き散らかして
        処女なのに女神で堂々としていて
        ギリシア神話の世界を、そのまま異次元で舞台上に出した。

        他のシーンは
        はっきり言って、神話の世界でもなければ
        別次元の話でもなくて
        善かれ悪しかれ、日常次元を越えるものではなかったと思う。
        (私の友人が見事な読み替えを行なったのだが
         ここに書けないのが残念(笑))

        ダンサーの持ち味によって
        様々に解釈を変えられる演目って好きだなぁ。
        シルヴィアは今年はこれにて終演。
        次の公演は来年1月。

        12月にはペールギュントの再演があり
        その後はくるみ割り人形が続く。
        多少コンサートと重なってしまう日はあるのだが
        それでも頑張ってバレエに通うぞ、という
        思い込んだら一筋の私に
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。



        プレルジョカージュ「ロメオとジュリエット」

        0
          Festspielhaus St. Pölten 2018年11月25日 16時〜17時45分

          Ballet Preljocaj. Tonkünstler

          Roméo et Juliette

          振付 Angelin Preljocaj
          舞台 Enki Bilal
          衣装 Enki Bilal, Igor Chapurin
          照明 Jacques Chatelet
          サウンドデザイン Goran Vejvoda
          音楽 Sergej Prokofjew (Roméo et Juliette, Opus 64)
          ライブ音楽 Tonkünstler-Orchester Niederösterreich
          指揮 Garrett Keast

          ロメオ Laurent Le Gall
          ジュリエット Léa De Natale
          ティーボルト Marius Delcourt
          メルキューシオ Leonardo Cremaschi
          ベンヴォーリオ Tommaso Marchignoli
          乳母 Théa Martin, Anna Tatarova
          Angela Alcantara, Nicholas Baffoni, Déborah Casamatta, Virginie Caussin,
          Araceli Caro, Alice Comelli, Bastien Gache, Agnès Girard, Solène Hérault,
          Florette Jager, Kelvin Mak Cheuk Hung, Víctor Martínez Cáliz, Igli Mezini,
          Anne-Céline Pic-Savary, Simon Ripert, Antonio Rosati, Aaron Smeding

          アンジュラン・プレルジョカージュと言えば
          バレエ・ファンで知らない人はいないだろうが
          ウィーンの国立バレエ団では、なかなか取り上げられない。

          というより
          唯一、監督のルグリが、ヌレエフ・ガラで
          自分でル・パルクの1シーンを踊る時以外
          ウィーンでは観た事がない。

          サンクト・ペルテン・祝祭劇場のプログラムで
          プレルジョカージュの作品を上演するのを知った時には
          ちょっと飛び上がって
          本当は24日も行きたかった(2日公演)のだが
          24日の記事に書いた通りの状況で
          泣く泣く諦めて1公演のみ。

          ロメオとジュリエットのバレエであれば
          ウィーン国立バレエ団のレパートリーは
          ジョン・クランコ版。

          この振付は、本当にリアルでロマンティックで
          オペラ座オーケストラの音楽と一緒に鑑賞すると
          そのたびごとに、最後は号泣。

          あ〜、そう言えば、最近は
          フォルクス・オーパーでのボンバーナ振付のロメオとジュリエットもあった。
          ただし音楽はベルリオーズだったが。

          プレルジョカージュのロメオとジュリエットは
          もともと1990年に振付られた作品だが
          ・・・ううう、素晴らしい!!!!

          全然古臭い感じはしない。
          というより
          クラシック・バレエは根本にあるけれど
          最初から最後までモダンで
          その劇的な表現力の凄まじさには圧倒される。

          モダン・ダンスなので
          プロコフィエフの音楽も、かなり手が加わっているし
          クランコ版とは違うシーンで使われていたり
          テープによる電子音楽が入ったりもする。

          ストーリー構築も違っていて
          メルキューシオの死はあるけれど
          ティーボルトは死なないし
          (だから何故ロメオが追放されたのか、ちょっとわからん)
          乳母は白黒の面白い衣装で2人出てくる。

          表現力がスゴイ、と書いたけれど
          この演目、最初から暴力シーンの連続。

          まぁ、モンターギュとキャプレットの喧嘩だから
          どうしても暴力シーンは避けられないのだが

          もちろん、見事なバレエで
          チャンバラ映画の殺陣のごとく
          暴力を実にリアルに再現してはいるんだけど
          あまりにリアル過ぎて・・・

          しかし、キャプレット家が上品で冷たい格上のお金持ちで
          モンターギュ家は貧乏貴族で教養なくて粗暴ってイメージは
          ティーボルトという、あの登場人物の冷血さから来ているんだろうか?

          この演目でも、キャプレットは上から下まで真っ黒の
          軍人さんか暴走族のような衣装で
          一糸乱れない軍隊のようなダンスだったのに対し

          モンターギュのロメオ、マーキューシオ、ベンヴォーリオは
          (モンターギュはこの3人以外、舞台には登場しない)
          カラフルな衣装で、しかもあちこちが裂けていて
          貴族どころか、かなりの貧民層というイメージが強い。

          最初の暴力シーンから、メルキューシオとの決闘と
          ティーボルトの死の音楽が使われていたのでギョッとしたが
          ティーボルトは死なないし
          この最初の場面ではメルキューシオも死なない。

          キャプレットが黒服の軍隊調なので(衣装もダンスも)
          パーティにはどうしても見えないけれど
          まぁ、ロメオとジュリエットが出会うシーンは
          やっぱりあれは一応パーティなんでしょうね・・・

          この2人、会ったとたんに恋してる・・・

          周囲がそのまま凍りついた時間の中で
          最初の出会いから
          抱きついてキスして身体中を接触して
          すごいリフトを何回も繰り広げる。

          うわああ、若いって素敵(いや違う・・・)
          2人ともお互いの肉体の虜(いや違うかも・・・)
          15歳くらいだと、ああいう劣情に駆られるものですかね(いや違うかも・・・)

          クランコ版では、溢れる優しさとロマンティックさに満ちた
          バルコニーのシーンが
          プレルジョカージュの振付だと

          まずはバルコニーというより、家を取り囲む塀(城塞っぽい)の上で
          見回りをしている軍隊服の男性を
          ロメオがぶっ殺すところから始まって

          ロメオとジュリエットは、バルコニーなしの中庭で会う。
          会ったとたんにシャドー・ダンスで激しい動きを繰り広げ
          その後は・・・

          あそこまでやっちゃうと
          その後のベッドシーンはカットかなぁ、と思っていたら
          ティーボルトの死はないのに
          ちゃんとベッド・シーンがあった。

          あ〜、しかも、そのシーン、ものすごく長いんです。
          長い上に、なんかむちゃリアルなんです。

          まぁ、あれは、ナニの後の気だるい雰囲気から始まるシーンだが
          鏡を4つ使って様々な角度から見せてくれて
          ロマンティックと言う捉え方もあるだろうし

          一応、バレエだから
          凄まじくも美しいリフトとかもあるし
          バレエの動きとして見れば、モダンで美しいのだが

          他人のセッ○ス・シーンを延々と見せられているようで
          ちょっと、いや、ものすごく、かなり気恥ずかしい気分。

          芸術表現がリアリティを超えてリアルになっちゃう事ってあるじゃないですか。
          いや、そりゃ、そういうシーンを見て
          あらぬ想像に悶々と苦しむ私が悪いのかもしれないけど(自爆)

          ロレンツォ神父は登場しないけれど
          赤いマントで死を象徴するシーンがあって
          ジュリエットが、恐れながら、赤いマントを羽織って
          仮死するシーンがある。
          これは実に巧く作ったなぁ、と感心した。

          最後のシーンで、ジュリエットの死体と絡むロメオ。
          うわあああ、これはスゴイ。
          ジュリエット役は死体の動きをリアルに表現していて
          ジュリエットの身体を、ロメオが容赦なく振り回す。

          ジュリエットの死体との激しい絡みの後
          持っているナイフで切腹するロメオ。

          いや、これ、本当にジュリエットの「死体」の上で
          ナイフで腹を切るんだもん。
          それまでリアルだったのに、それは一体何なんですか?!

          ジュリエットの下半身に被さるロメオをそのままにして
          目覚めるジュリエット。
          最初はロメオを見て喜んで
          これも激しくロメオの身体を揺さぶるのだが

          今度はロメオが死体なので
          ううう、この死体の動きが、また、異様にリアル・・・
          更には、死体のロメオを椅子に置いて
          離れたところからロメオの死体に向かってジャンプして
          床に落ちるという
          これもヘンにリアルな振付が続けざまに3回。

          なのに、床に落ちたナイフで
          ジュリエットは手首を切って、そこで死ぬ・・・って

          それまでのリアルさは何だったんだ・・・(唖然)

          バレエがリアルである必要は全然ないのだが
          ラブシーンとかのあまりの迫力の後に
          (メルキューシオの撲殺シーンはリアルだったが
           あれはメルキューシオが勝手に一方的に喧嘩売ってるとしか見えなかった)
          ロメオとジュリエットの死が
          ちょっと笑っちゃう処理だったのは納得いかん(謂れのない文句)

          インターネットの世界ってスゴイと思うのだが
          Youtube にこの作品、全部アップされている。

          多少、キャプレットの3人の衣装が違っていて
          今回は最初から上着はなかったのと
          ジュリエットが靴下履かず、最初から最後まで裸足で
          最後のフィルムでの胸を強調した衣装じゃなくて
          もっと清楚な白の衣装だった。

          塀の上の見回り役は犬を連れているが
          今回もお犬さま登場。
          カーテンコールの時に大喜びしてワンワン吠えていたのがキュート(笑)

          全部で2時間近くあるので
          よほどおヒマな方はどうぞ。
          画像のクオリティはあまり良くないのだが
          振付の素晴らしさと、ちょっと気恥ずかしいラブシーンは堪能できます。



          日曜日午後公演とあって
          子供連れ(あんなもん、子供に見せるなっ)も多く
          しかもギャラリー空き席が多くて
          プレルジョカージュって、あまりオーストリアでは
          知られていないんだろうなぁ、と、ちょっと残念。

          今回のキャスト、ティーボルトも冷血っぽさが凄かったし
          ロメオは、ただの地味なお兄ちゃんに見えるんだけど
          ジュリエットとのデュエットで完璧に輝いていたし
          ティーボルトの洒脱さと運動神経にはうっとりしたし

          ともかく、人間の身体能力を使って
          ここまで劇的な表現が出来るとは(ちょっと、こっ恥ずかしいが)と
          いたく感心してサンクト・ペルテンから
          小雨の中、ウィーンにドライブして来た私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。



          今日は朝8時からサウナに入って
          11時からの大学講堂での現代音楽のコンサートに行って
          あまりの講堂の寒さに途中で帰り
          その後、ドライブして、戻って来たので
          帰りの車、1時間ちょっとの眠さといったら・・・

          しっかり意識持って帰らねばと緊張していたけれど
          最近、体温調節が巧く行かず、睡眠障害があるので
          ロング・ドライブはちょっと怖い(本気)

          国立バレエ「シルヴィア」4回目

          0
            Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2018年11月17日 19時30分〜22時

            SYLVIA
            Ballett in drei Akten
            振付 Manuel Legris nach Louis Mérante u.a.
            ドラマツルギー・リブレット Manuel Legris, Jean-François Vazelle
            nach Jules Barbier und Baron Jacques de Reinach
            音楽 Léo Delibes
            舞台・衣装 Luisa Spinatelli
            照明 Jacques Giovanangeli
            指揮 Kevin Rhodes

            シルヴィア Nikisha Fogo
            アミンタ Jakob Feyferlik
            オリオン Robert Gabdullin
            エロス Tristan Ridel
            ダイアナ Ketevan Papava
            エンデュミオン James Stephens
            妖精 Dumitru Taran
            ナイアド Natascha Mair
            2人の狩人 Ioanna Avraam, Alice Firenze
            農民の娘 Sveva Gargiulo
            農民 Géraud Wielick
            羊飼い Nicola Barbarossa *
            ヌビアの奴隷 Anita Manolova, Fiona McGee

            サターンたち Marcin Dempc, Marian Furnica, Hanno Opperman*, Gaetano Signorelli
            樹の精 Nicola Barbarossa, Andrés Garcia Torres, Trevor Hayden, Arne Vandervelde
            ドリアード Natalya Butchko, Sveva Gargiulo, Fiona McGee, Isabella Lucia Severi
            ナイアド Adele Fiocchi, Anita Manolova, Xi Qu, Rikako Shibamoto
            狩人 Venessza Csonka, Adele Fiocchi, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko
            Zsófia Laczkó, Eszter Ledán, Anita Manolova, Katharina Miffek, Xi Qu,
            Alaia Rogers-Maman, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo, Madison Young
            ウエスタの乙女 Marie Breuilles, Alene Klochkova, Suzan Opperman, Flaria Soares
            農民の娘たち Emilia Baranowicz, Natalya Butschko, Fiona McGee,
            Joana Reinprecht, Isabella Lucia Severi, Oksana Timoshenko,
            Céline Janou Weder, Beata Wiedner
            農民たち Giovanni Cusin, Marat Davletshin*, Andrés Garcia Torres,
            Trevor Hayden, Igor Milos, Hanno Opperman, Kamil Pavelka,
            Zsolt Török, Navrin Turnbull
            ヌビアの奴隷たち Natalya Butschko, Suzan Opperman, Xi Qu,
            Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto, Céline Janou Weder

            Wiener Staatsballett
            Jugendkompanie der Ballettschule der Wiener Staatsoper
            Orchester der Wiener Staatsoper

            今年の公演の最後の2回は
            橋本清香ちゃんと木本全優クンがキャスティングされているので
            11月13日に観たオルガさまの回は、今回が最後

            ・・・と思っていたら

            オルガさま、ご病気のためキャンセル。

            プログラムにも別紙が入っていたので
            本当に間際になってからのキャンセルだった様子。

            ニキーシャのインスタを見ていた知り合いが
            オルガは風邪らしい、という情報を下さって
            まぁ、怪我ではない事にちょっとホッとしている。

            せっかくオルガさまの夢のように美しいシルヴィアと思って来たが
            でも、ニキーシャの、あの初々しい、凛としたシルヴィアも捨てがたい。

            しかし、シルヴィアとパ・ド・ドゥをするダンサー
            全員、今日の午後にでもリハーサルしたんだろうか・・・(絶句)

            さすがに4回目になってくると
            話の筋とか、音楽とか
            記憶力ゼロのボケ脳の中にも定着し出していて
            定着し出すと細かいところに注意が向くので
            ますます面白くなる。

            ニキーシャのシルヴィア、やっぱり抜群に良い。
            オルガさまの優雅さとはまた違って
            初々しくて、若くて、でも、凛とした女神の品格があって
            ニキーシャの個性が際立っている。
            (いや〜、ニキーシャ、演技巧いわ。
             彼女は自分で振り付けたモダンとか
             言葉を失うほどに巧いのだが
             クラシックでも、ここまで踊れて演技できるって、すごい)

            ヤコブと組むと
            若い希望に満ち溢れた絵のようなカップルになる。

            サターンのコールドからは
            目をギラギラさせて、かなりヤバイ役っぽく目立っていた
            アンドレイが降板。
            羊飼いのスコットが降りてニコラがデビュー。
            まだ、振りについていくだけで精一杯というところで
            スコットみたいなキレや演技力はないけれど
            足さばきは綺麗だし、これから伸びるダンサーかもしれない。

            ジェームスとかナターシャの若手は
            ため息が出るほどに美しい。
            ジェームスのソロをもっと出せ!!!(あっ、すみません)
            ナターシャにも、あと2つくらいソロを踊らせろ!!!(あっ、すみません)

            ヌビアの奴隷役のアニータ
            注目新人のフィオーナと2人でのシーンだが
            フィオーナもキュートで踊りは巧いが
            アニータって、なんか、最近、すごく巧くなってない?
            割に顔が長いダンサーなので
            丸い顔が好きな私はあまり注目していなかったのだが
            ここ数ヶ月の公演で、あれ?このダンサー巧くない?と
            目立って来ているのは、私の妄想なんだろうか。

            悪ガキ・オリオンに無理やりなってるローベルトの
            生来の優雅なジャンプとピルエットも
            安定していて、実に魅力的。
            湧き上がる欲望・・・とかいう邪悪な側面は
            すっかり抜け落ちているけれど
            しっかり演技でカバーするようになって来て不自然さはない。

            でも、このキャストでピカピカに光っているのは
            ニキーシャと

            トリスタン!!!!!

            え〜っ、まさかトリスタン?と思ったけれど
            トリスタンのエロス神の神々しさに
            第3幕での大技続きの見事なソロが・・・

            ジャンプが高い!!!
            足先がキレイ!!!
            スタイルが美しい。
            フェイスもキュート。

            第3幕では、主人公アミンタと張り合う
            大技のダンスが多いエロス神だが
            ひょっとしたら、誰よりもジャンプが高いんじゃないか、トリスタン。

            ヤコブは王子さまタイプで
            しかも細かい部分まで疎かにしない演技力の持ち主で
            技術もあるのだが
            さすがに、ちょっとお疲れだったかもしれない。
            最終幕のソロで、ほんの少し着地の乱れがあったと思ったら
            最後のポーズが・・・床が滑ったみたい。
            でも、どちらにせよ、シルヴィアの足元に跪くシーンなので
            巧く誤魔化して、非常に自然に見えたのは
            さすがにプロ。

            しかもその後のソロは鉄壁の技術で安定させた。
            メンタルが強いダンサーだね。
            もっとも、メンタルが強くなければ
            こんなハードな職業にはついていないだろう。

            バレエ公演の長さとしては理想的だし(長すぎない)
            ストーリーも簡潔に無駄がなくテンポが早いし
            ソロの見どころは、超難度の高いところで、たっぷりあるし
            すごいリフトも多いし
            群舞の振りが、これまたむちゃくちゃ凝っているし
            音楽もすごく良い。
            いや〜、良いプロダクションだわ、これ。

            11月24日と28日は
            シルヴィアに清香ちゃん
            アミンタに木本クンの
            リアルご夫婦のカップル。
            エロス神にはリッチーが登場するし
            ダイアナ役にはマディソンがデビュー。
            妖精の親玉にスコットが出る!!!!

            11月24日は他のコンサートのチケットを持っていたので
            あっ、と思ってオペラ座のチケットを探した時には
            既に(安いチケットは)売り切れだった(涙)
            時々、チケット戻ってくるけれど
            151ユーロとか122ユーロでは、とても買えません・・・

            11月28日だけは、何とかチケット入手。
            ニールセンの交響曲も行きたいけれど
            清香ちゃんと全優クンを見逃したら
            バレエ・ファンの名が廃る(自分でも何言ってるかわからん)。

            オペラ座の2階のシュヴィント・フォワイエが
            現在修築工事中で、天井に足場が組んであって
            今日はどうも全部クローズになっていた様子。
            ショップもクローズしていて
            有名な指揮者の胸像は見られないようなので
            観光目的でオペラ座に行かれる方は要注意。

            オペラ座の出している小冊子の11月号で
            スコットが大きく取り上げられていて(半ページ!)
            すごく嬉しい私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。



            スコットは13歳の時に1年間ビリー・エリオットに出演していて
            クラシック・バレエは14歳から習い始めたそうだ。
            ああ、ビリー・エリオット!!!
            いや、すごく納得したわ。

            国立バレエ「シルヴィア」3回目

            0
              Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2018年11月13日 19時30分〜22時

              SYLVIA
              Ballett in drei Akten
              振付 Manuel Legris nach Louis Mérante u.a.
              ドラマツルギー・リブレット Manuel Legris, Jean-François Vazelle
              nach Jules Barbier und Baron Jacques de Reinach
              音楽 Léo Delibes
              舞台・衣装 Luisa Spinatelli
              照明 Jacques Giovanangeli
              指揮 Kevin Rhodes

              シルヴィア Olga Esina *
              アミンタ Jakob Feyferlik *
              オリオン Robert Gabdullin *
              エロス Tristan Ridel *
              ダイアナ Ketevan Papava
              エンデュミオン James Stephens
              妖精 Dumitru Taran
              ナイアド Natascha Mair
              2人の狩人 Ioanna Avraam, Alice Firenze
              農民の娘 Sveva Gargiulo
              農民 Géraud Wielick
              羊飼い Scott McKenzie
              ヌビアの奴隷 Anita Manolova, Fiona McGee

              サターンたち Marcin Dempc, Marian Furnica, Gaetano Signorelli, Andrey Teterin
              樹の精 Nicola Barbarossa, Andrés Garcia Torres, Trevor Hayden, Arne Vandervelde
              ドリアード Natalya Butchko, Sveva Gargiulo, Fiona McGee, Isabella Lucia Severi
              ナイアド Adele Fiocchi, Anita Manolova, Xi Qu, Rikako Shibamoto
              狩人 Venessza Csonka, Adele Fiocchi, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko
              Zsófia Laczkó, Eszter Ledán, Anita Manolova, Katharina Miffek, Xi Qu,
              Alaia Rogers-Maman, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo, Madison Young
              ウエスタの乙女 Marie Breuilles, Alene Klochkova, Suzan Opperman, Flaria Soares
              農民の娘たち Emilia Baranowicz, Natalya Butschko, Fiona McGee,
              Joana Reinprecht, Isabella Lucia Severi, Oksana Timoshenko,
              Céline Janou Weder, Beata Wiedner
              農民たち Giovanni Cusin, Andrés Garcia Torres*, Trevor Hayden, Igor Milos,
              Hanno Opperman, Kamil Pavelka, Zsolt Török, Navrin Turnbull
              ヌビアの奴隷たち Natalya Butschko, Suzan Opperman, Xi Qu,
              Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto, Céline Janou Weder

              Wiener Staatsballett
              Jugendkompanie der Ballettschule der Wiener Staatsoper
              Orchester der Wiener Staatsoper

              ニキーシャのシルヴィアだと
              人生相談に乗りたくなってしまうし

              昨日の人生相談、コメント欄をオープンにしたら
              私にはとても思いつかないようなユニークな回答も出て
              大笑いさせていただいているのだが

              今回のシルヴィアは

              オルガさま!!!!!!
              オルガさま!!!!!!!!!!!!


              同じシルヴィアの舞台とは思えない。
              ニキーシャが初々しい恋する乙女だとして
              オルガさまが登場すると

              これぞ神話の世界・・・
              その神々しい事と言ったら
              舞台の上だけ、世界が全然違う。

              この世のものではない
              シルヴィアという女神さまが、舞台の上に降臨してる。
              空気が違う。

              お姿の美しさ、おみ足の美しさ
              最初に降臨する(登場するなんて恐れ多くて言えません)シーンでの
              下から目線のオルガさまの「サド目」

              いやもう、アミンタでなくても
              男性でなくても
              若くなくても
              アホでも
              オルガさまの魅力の前にはひれ伏したくなる。

              (あ〜、惚れるなんて、そんな厚かましい。
               ただもう、足元にこうべを垂れて
               その美しさを絶賛するだけである)

              そんな神々しさキラキラの女神さまに
              言い寄るアミンタは

              ヤコブだったら許す!!!
              うわああああ、何て絵になるカップル。

              若々しい、よく伸びる肢体
              甘いマスク
              シルヴィアに恋をした表情
              美しいジャンプとピルエット。

              オルガさま、もといシルヴィアとのパ・ド・ドゥは
              もう、これ、現世の話じゃないですよね
              どこか、神話の世界のおとぎ話が
              3次元で繰り広げられているとしか思えない。

              第3幕のオルガとヤコブのデュエット
              ホーネックさんの妙なるソロ・バイオリンの音色で
              舞台で踊る、超美形の2人は
              どこかの美術館のルネッサンス展示の
              動く絵画としか思えない。
              (間違ってもマニエリスムとかバロックではない。
               凛とした美しさとバランスの妙を見せるルネサンス絵画である)

              エロス神には、トリスタンが抜擢された。
              最初のシーンはチラッと出てくるだけだが
              魔法使いに変装して登場して
              アミンタを蘇らせるシーン。

              トリスタン、演技巧いじゃないの!!!
              ちょっとトボけた魔法使いの仕草が
              嫌味のないコミカルさを帯びて
              ちょっと笑えてしまう。

              しかも第3幕のアミンタとの踊り比べ
              あ、いや、別に比べる訳じゃないけれど
              アミンタのソロと同様の、いやそれ以上の
              華やかなソロが多い場面で

              トリスタン、こんなに巧かったっけ?(あら失礼)
              バランス抜群の美しい身体で
              しかも、ジャンプが高いし、動作にキレがあって
              身体の引き上げが完璧に出来ていて
              不要な力が入っていない印象が強く
              実に自然な感じに見える。

              ローベルトのオリオンは
              良家のお坊ちゃまが、途中でグレて不良になりました
              ・・・という、隠しきれないノーブルさがあるけれど
              (良い意味でローベルトの持ち味です)
              それでも、グレ方は半端じゃないよ、という演技で
              しかも、肢体が伸びやかで美しい。

              何だこれ、監督、美男・美女ばっかり集めて来たんじゃないの???

              ニキーシャの回は、比較的個性の強い
              それだけに各ダンサーのキャラが立つタイプを集めて
              ユニークで印象的な舞台だったが

              オルガさまの回は
              登場人物全員、美男・美女で
              神話の世界、おとぎ話はかくあるべし、という
              この世を超越した世界を築いている。

              マニュエル・ルグリの振付って、す・ご・い!!!
              何がすごいかと言って
              クラシック・バレエの隅々までとことん知り尽くして

              どの角度で、どういうパを(あるいはポーズを)
              どのように踊れば(あるいは静止すれば)
              観客に最も美しいダンサーの身体を見せてあげられるか

              ・・・という事に徹底している。

              だいたいコールドだってソロと同様の難度のダンスだし
              前で主役級がソロを踊っている時に
              あそこまで複雑なコールドを振り付ける事もないだろう、とは思うのだが
              (時々、うわ、やり過ぎ・・・と思う事もないわけではない)

              どのダンサーの、どのパを取っても
              どのポーズを取っても
              美的には、ほとんど最上級の段階での「美」が堪能できる。

              長い間、ダンサーとして練習を積み
              毎日、自分の姿を鏡でチェックして、舞台に立って来たエトワールの面目躍如。
              この水準の「美」に達するために
              この人は、どれだけ自分で鏡の前に立ったんだろうか。

              ダンサーなんて、ある程度のナルシストが入っていないと
              とても出来ない商売だなぁ。
              しかも、ナルシストでありながら
              もっと高い美の水準、美の理想を追いかけて来たんだろう。

              オルガさまが登場するのは
              次の11月17日の回だけ(の予定)
              もちろん行きますが、それが何か?(笑)

              あの神話の世界そのままの徹底的な「美」の世界を
              もう一度観られると思うと
              ドキドキが止まらない私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。



              なお、昨日分のコメント欄
              まだオープンにしてあります。
              アミンタかオリオンかに悩むシルヴィアに
              どうぞ役に立つアドバイスをお願いします。



              国立バレエ「シルヴィア」2回目 人生相談編

              0
                Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2018年11月12日 19時30分〜22時

                SYLVIA
                Ballett in drei Akten
                振付 Manuel Legris nach Louis Mérante u.a.
                ドラマツルギー・リブレット Manuel Legris, Jean-François Vazelle
                nach Jules Barbier und Baron Jacques de Reinach
                音楽 Léo Delibes
                舞台・衣装 Luisa Spinatelli
                照明 Jacques Giovanangeli
                指揮 Kevin Rhodes

                シルヴィア Nikisha Fogo
                アミンタ Denys Cherevychko
                オリオン Davide Dato
                エロス Mihail Sosnovschi
                ダイアナ Ketevan Papava
                エンデュミオン James Stephens
                妖精 Dumitru Taran
                ナイアド Natascha Mair
                2人の狩人 Ioanna Avraam, Alice Firenze
                農民の娘 Sveva Gargiulo
                農民 Géraud Wielick
                羊飼い Scott McKenzie
                ヌビアの奴隷 Anita Manolova, Fiona McGee

                サターンたち Marcin Dempc, Marian Furnica, Gaetano Signorelli, Andrey Teterin
                樹の精 Nicola Barbarossa, Andrés Garcia Torres, Trevor Hayden, Arne Vandervelde
                ドリアード Natalya Butchko, Sveva Gargiulo, Fiona McGee, Isabella Lucia Severi
                ナイアド Adele Fiocchi, Anita Manolova, Xi Qu, Rikako Shibamoto
                狩人 Xi Qu, Anita Manolova, Vanessza Csonka, Adele Fiocchi, Gala Jovanovic,
                Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó, Eszter Ledán, Katharina Miffek,
                Alaia Rogers-Maman, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo, Madison Young
                ウエスタの乙女 Marie Breuilles, Alene Klochkova, Suzan Opperman, Flaria Soares
                農民の娘たち Emilia Baranowicz, Natalya Butschko, Fiona McGee,
                Joana Reinprecht, Isabella Lucia Severi, Oksana Timoshenko,
                Céline Janou Weder, Beata Wiedner
                農民たち Giovanni Cusin, Trevor Hayden, Igor Milos, Hanno Opperman,
                Kamil Pavelka, Tristan Ridel, Zsolt Török, Navrin Turnbull
                ヌビアの奴隷たち Natalya Butschko, Suzan Opperman, Xi Qu,
                Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto, Céline Janou Weder

                Wiener Staatsballett
                Jugendkompanie der Ballettschule der Wiener Staatsoper
                Orchester der Wiener Staatsoper

                キャストは初日と同じ。
                私の席も初日と同じ(笑)
                根性で取る最貧民席だけど、一応見えるから良いの。

                初日のブログに、とんでもない記憶違いがある。
                第3幕でデニスとバレエ合戦を繰り広げるのは
                ありがたくも神々しい愛の神エロス(ミーシャ)だった。

                ミーシャの存在感で
                腰布1枚で
                一応命の恩人だけど、ただの羊飼いで
                しかもオレが蘇らせてやった人間に負けるものか
                ・・・というよりは
                やっぱり神さまだから、その存在感と威厳は
                アミンタとは比べられない。

                アミンタも大技が多いけれど
                これは若々しい希望に満ちたキャラなので
                バレエの競い合いというよりは、もともとの人間的基礎が違う。

                ニキーシャ最高潮。
                最後のところで一瞬、バランス崩しそうになったけれど
                ミーシャとの絶妙な、ものすごくアクロバットなリフトのバランスと言い
                キレのよい、でもあくまでも初々しく上品なバレエ。
                オリオンと対峙する時の神々しいまでのプライドの高さ。

                農民と農民の娘、羊飼いの準ソロの3人にも注目。
                スコット(羊飼い)は、娘(スヴェーヴァ)と農民(ジェロー)に
                ちょっかいかけてはジェローに押し戻されているんだけど
                ものすごくキュートなんだもん。
                ジェローのダンスも良いし
                スヴェーヴァに至っては
                もともと明るいオーラを持っているダンサーで
                演技も巧い(アミンタを見つけるところとか、細かいところまでリアル)。

                で、今日は本当にアホらしい事を思いついてしまったので
                バレエの感想を読みたい方は、ここでお終いです。

                ==== 読◯新聞 ◯言小町 相談編 ====

                シルヴィアと申します。

                ヘン◯イっぽいエロスと言う神さまが
                私が間違って殺した羊飼いAさんが死んだ後に
                私のハートに矢を射って、Aさんを愛するように仕向けてしまいました。

                Aさんは、ヘ◯タイ・エロスが蘇らせたのですが
                その間に、私はOさんと言う方から求愛されてしまったのです。

                Oさんは、私を奪う程の行動力があり
                部下(手下)の数も多く
                更に家政婦さん(奴隷)の数も中途半端ではありません。
                また、Oさんはワイルドで、まるでセッ◯ス・ダイナマイトです。

                なのに、私のハートに矢が刺さったせいで
                私は、貧しい羊飼いのAさんに夢中です。

                Aさんは、ぱっと見たところ、一筋に私を愛してくれるように見えますが
                もともと、ちょっと見かけただけで私に惚れたり
                エロス神が他の女性を連れてくると
                嬉々として他の美しい女性と踊ったりするので
                今ひとつ、信用がおけないかもしれません。

                私の厳しい女上司のダイアナは、AさんにもOさんにも反対しています。

                私は貧しいAさんと、豊かでワイルドなOさんの
                どちらに嫁いだら良いのでしょうか。
                皆さまの意見をお聞かせ下さい。

                なお、私、女神ですので、生活の心配はありません。

                === 回答その1

                シルヴィアさま、リアリストはっぱと申します。
                さすが女神さまだけあって、世間というものを知らな過ぎます。
                Aさんであれ、Oさんであれ、結婚すれば、あなたも普通の人です。
                人間社会というのは、愛だけで夫婦を維持できる程甘くはありません。
                Aさんと結婚したら、今は良くても、愛が冷めた時に
                貧乏生活に苦しむ事になります。
                幸いな事にOさんも魅力的な上、財力もありそうですから
                将来を見据えたら、Oさん一択でしょう。

                === 回答その2

                シルヴィアさま、初めまして。
                ジゼルと申します。
                純粋な愛は最も至高なものです。
                生きていても、死んでしまっても
                愛はいつまでも存在します。
                どうぞAさんとお幸せに。

                === 回答その3

                シルヴィアさん、私は兼業主婦キャリア・スーパーウーマンです。
                愛しているAさんと結婚するのは良いとして
                結婚後の家事・育児の役割負担に関しては
                どの程度Aさんとお話をなさっているのでしょうか?
                Oさんであれば、家政婦さんが数多く
                シルヴィアさんが望めば乳母でも付けてくれそうですが
                Aさんは、それだけの財力はありますか?
                人間社会には、女性が根をあげる「家事・育児」という
                恐ろしいものがあるので
                結婚後に、100%家事・育児を押し付けられる事のないよう
                しっかり話し合いをなさっておく事を強くお勧めします。

                === 回答その4

                シルヴィアさん、マノンと申します。
                悩まれるお気持ち、よくわかります。
                2人の男性に望まれている今こそ
                間違いなく財力を取るべきです。
                忠実な愛は自己満足には最高ですが
                ただの盲目的で忠実な愛情は
                刑務所や受刑地から、あなたを救ってはくれません。

                === 回答その5

                カルメンと申します。
                やっぱり男性はセッ◯ス・ダイナマイトが一番です。
                弱っちい羊飼いなんて止めておきましょう。
                ただし、そういう純粋な愛情の持ち主は
                ふる時に、充分注意して、殺されないようにして下さい。

                === 回答その6

                は〜い!キトリで〜すっ!
                金があってもイヤなものはイヤ。
                貧乏でも愛があれば、それで良いのさ。
                人生、楽しく行かなくちゃ、ねっ。

                === 回答その7

                ハーミアです。
                2人の男性に愛されるって良いですね。
                私は誰からも愛されません。

                === 回答その8

                ポティファルの妻という者です。
                財力のある男性と結婚しても
                女性は歳を取ると、見向きもされなくなります。
                だからと言って若い男性に手を出すと
                拒否した男性は神さまが奪ってしまいます。
                歳を取っても愛してくれる男性を選んで下さい。


                ========================================

                ・・・すみません(お辞儀)

                ついつい、こういうアホな事を考えてしまう
                アホな私に
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                なお、もっと素敵な回答があるわ、という方
                コメント欄をオープンにしましたので
                ぜひ、書き込みをお願いします。
                一番上、タイトルの下の小文字、日付の後の comments をクリックしてご記載下さい。

                なお、シルヴィアの人生相談の回答以外は
                (感想、苦情、文句、同感、自分も見たけど云々)
                管理者権限で、すべて容赦なく削除しますので、どうぞ悪しからず。

                ご存知とは思いますが
                私がこよなく愛す、もともとの新聞の相談欄は こちら です。
                人によっては、とことんハマるのでご注意下さい。

                バレエの感想がもっと聞きたい!!!という方(いるかどうかは謎)
                明日も行きますので、明日の記事はマジメに書きます(たぶん)

                国立バレエ「シルヴィア」プレミエ(初演)

                0
                  Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2018年11月10日 19時〜21時30分

                  SYLVIA
                  Ballett in drei Akten
                  振付 Manuel Legris nach Louis Mérante u.a.
                  ドラマツルギー・リブレット Manuel Legris, Jean-François Vazelle
                  nach Jules Barbier und Baron Jacques de Reinach
                  音楽 Léo Delibes
                  舞台・衣装 Luisa Spinatelli
                  照明 Jacques Giovanangeli
                  指揮 Kevin Rhodes

                  シルヴィア Nikisha Fogo
                  アミンタ Denys Cherevychko
                  オリオン Davide Dato
                  エロス Mihail Sosnovschi
                  ダイアナ Ketevan Papava
                  エンデュミオン James Stephens
                  妖精 Dumitru Taran
                  ナイアド Natascha Mair
                  2人の狩人 Ioanna Avraam, Alice Firenze
                  農民の娘 Sveva Gargiulo
                  農民 Géraud Wielick
                  羊飼い Scott McKenzie
                  ヌビアの奴隷 Anita Manolova, Fiona McGee

                  サターンたち Marcin Dempc, Marian Furnica, Gaetano Signorelli, Andrey Teterin
                  樹の精 Nicola Barbarossa, Andrés Garcia Torres, Trevor Hayden, Arne Vandervelde
                  ドリアード Natalya Butchko, Sveva Gargiulo, Fiona McGee, Isabella Lucia Severi
                  ナイアド Adele Fiocchi, Anita Manolova, Xi Qu, Rikako Shibamoto
                  狩人 Xi Qu, Anita Manolova, Vanessza Csonka, Adele Fiocchi, Gala Jovanovic,
                  Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó, Eszter Ledán, Katharina Miffek,
                  Alaia Rogers-Maman, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo, Madison Young
                  ウエスタの乙女 Marie Breuilles, Alene Klochkova, Suzan Opperman, Flaria Soares
                  農民の娘たち Emilia Baranowicz, Natalya Butschko, Fiona McGee,
                  Joana Reinprecht, Isabella Lucia Severi, Oksana Timoshenko,
                  Céline Janou Weder, Beata Wiedner
                  農民たち Giovanni Cusin, Trevor Hayden, Igor Milos, Hanno Opperman,
                  Kamil Pavelka, Tristan Ridel, Zsolt Török, Navrin Turnbull
                  ヌビアの奴隷たち Natalya Butschko, Suzan Opperman, Xi Qu,
                  Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto, Céline Janou Weder

                  Wiener Staatsballett
                  Jugendkompanie der Ballettschule der Wiener Staatsoper
                  Orchester der Wiener Staatsoper

                  昨シーズンの「海賊」に続き
                  マニュエル・ルグリ監督の振付作品、今回はシルヴィア。
                  本日がプレミエ(初演)で
                  会場には華やかな服装の人も多い。

                  休憩2回を挟んで21時30分の終演後
                  オペラ座総裁のメイエールがマイクを持って登場。
                  バレエ団やルグリ、オーケストラや指揮者、スタッフ等に感謝の言葉を述べた後
                  ニキーシャのプリンシパル昇進を発表。

                  ああいうのは本人に事前に告知はしないんですかね?
                  素晴らしいバレエを完璧に踊ったニキーシャは
                  一瞬、何だかわからない、という表情をして
                  周囲から押し出され
                  ほとんど泣き笑いの表情で、観客の盛大な拍手とお祝いの声に応えていた。

                  ニキーシャ、おめでとう!!!!

                  同期の中ではナターシャがまず上がるんじゃないかと思っていたが
                  ニキーシャが抜いたか・・・

                  確かに、あの存在感や個性に加えて
                  バレエの素晴らしさは群を抜いているダンサーで
                  今回の、このむちゃハードなシルヴィアを見事に踊った。

                  そうなんです
                  「海賊」もそうだったけれど
                  今回のシルヴィアは「海賊」に輪をかけて
                  ともかくむちゃくちゃハード。

                  ルグリがヌレエフの弟子だった事は有名で
                  ヌレエフの振付も超難しい事で有名だが
                  弟子のルグリは、ヌレエフよりダンサーいじめが好き
                  ・・・あっ、じゃなかった(汗)
                  踊れるダンサーだから、自分で振付すると
                  どうしても自分が基準になってしまうんだろう。

                  ウィーンの国立バレエ団って
                  他のバレエ団では踊らない(踊れない)ヌレエフ版を踊っている位だから
                  実力はあるんだけど
                  ルグリのこのシルヴィア、ヌレエフ版どころの騒ぎじゃない。

                  ケテヴァン演じるダイアナは
                  堂々としていて品があって
                  ジェームスの踊るエンデュミオンとのデュエットは
                  ケテヴァンの持ち味の明るさが出て来て
                  ちょっと歳の差カップルだな、とか思いながらも
                  幸せそうで良いんだけど

                  ジェームス、全編通じて、出て来て踊るのはここだけ???
                  (最終幕で登場するが、上の方で横たわっているだけ)

                  妖精たちが登場して
                  この群舞がまた・・・よく見れば細かい困難なパの連続で
                  ええええっ、主役級だけじゃなくて
                  コールドのバレエの振りも、こんなに難しいなんて
                  ルグリのサド(以下省略)

                  ここでナターシャのソロ。
                  これも超絶技巧連続の技で
                  ナターシャだから、例のキュートな流し目で踊るんだけど
                  それでも技術的には、かなりギリギリのところ。

                  ナターシャ、全編通じて、出てくるのはここだけ・・・
                  う〜ん・・・・

                  アミンタのデニスは全編で登場するが
                  まずはここで出て来て
                  妖精に囲まれて
                  シルヴィアに愛を告白するも
                  ディアナが怒って、シルヴィアに矢を渡し
                  シルヴィアの矢に当たって
                  哀れアミンタは昇天。

                  もちろん、後で魔法使い(実はエロス)によって生き返る。
                  でないと、話がアミンタの死で終わってしまう(笑)

                  オリオンが手下を引き連れて出てくる。
                  ああああああ、ダヴィデ、見事に完全復活!!!!

                  オリオンは第2幕で
                  ものすごい跳躍と回転の技を繰り広げるソロがあるのだが
                  ううううう、見事に踊りきってくれた。
                  1年半、長かった(涙)
                  前と同じように、舞台の上で鮮やかな跳躍や
                  安定したピルエットを見せてくれて
                  ちょいワルの男の子の役にぴったり合っていて
                  舞台の上で抜群に輝いている。

                  オリオン(ダヴィデ)とアミンタ(デニス)の
                  ソロ対決(まぁ、対決じゃないけど(笑))が凄まじい。

                  技術のある似たような傾向のダンサーを
                  ソロで対決させようという、振付師の根性の悪さ
                  あっ、いや、観客をとことん楽しませてあげようと言う
                  サービス精神に涙が出る。
                  (ほんと、ここはスゴイです。お互い一歩も引かない)

                  タイトル・ロールのシルヴィア!!!!!
                  出ずっぱりとは言わないけれど、それに近い状態で

                  だいたい、最初のシーンの登場は
                  グラン・ジュテの連続なのだが

                  ひえええええ、このダンサー、空中を飛んでる!!!
                  (滞空時間が異様に長い上、降りる時に足音がしない)

                  後のシーンでは、すごいリフトをオリオンにもアミンタにもされて
                  (アミンタとのリフトの中で、超スゴイのがある。
                   どうやってバランス取ったんだ、あれは)
                  ソロの難度も凄まじいけれど(ポワント続きのソロ!!!)
                  白鳥の湖かこれは、と思わせる
                  連続のピルエットを
                  ピルエット大得意のデニスとシャドーで繰り広げて
                  デニスより速いピルエットした女性ダンサーって初めてみた。

                  ミーシャのエロスはハマり役。
                  ジャンプが非常に大きく派手に見えるので
                  観客にものすごくウケてた。
                  第2幕での登場はペガサスに乗って、という意味があるのだろうが
                  背中に羽つけて出てくると
                  前がフンドシなので(あっ、失礼、確か他の言い方もあったはず)
                  神さまというよりは(以下省略)

                  あ、背中の羽は第3幕ではなくなります。
                  フンドシも第3幕では腰布になります(あんまり違いはない)

                  ケテヴァンのダイアナは
                  え〜っと、ちょっとコワイです(笑)
                  いや、女神さまだから、威厳があって然るべしなんだけど
                  悪さをした学校の児童に
                  容赦なく厳しい罰を与える
                  冷血で謹厳な女教師という感じがする。
                  まぁ、それはそれで、そういうシチュエーションに萌える人も(以下省略)

                  農民たちのダンスとか
                  あと、オリオンの手下たちの悪魔的なダンスも見事。
                  私の初恋の君にそっくりなマリアンも
                  手下で踊っていたけれど
                  何せメイクが・・・顔に黒線引いてるから
                  あのチャーミングなフェースを堪能できないのは残念。
                  (個人的見解です)

                  群舞も楽しめるけれど
                  ともかく難度の高いソロが多い。

                  ルグリの舞踏言語は、あくまでもクラシックである。
                  シルヴィアは私はノイマイヤー版の DVD を持っているのだが
                  ノイマイヤーのモダンな言語に比べると
                  古臭いまでにクラシックで
                  マイムだって、えっ、この現代で、そのマイム使う?
                  と驚くところもあるのだが

                  モダンやコンテポラリーの振付が多い中にあって
                  あくまでも伝統的なクラシックを守り抜こうという
                  ルグリの振付は、それはそれで意義があると思う。

                  これから続けてこの演目を追いかける。
                  11月後半には、清香ちゃんと木本クンの回もあるのだが
                  その2回には、コンサートがぶつかっていて
                  ・・・・でもチケット買っちゃったんだけど
                  いったい、私はどうしたら良いのだろう・・・

                  いやチケット買わなければ売り切れになっちゃう公演なので
                  チケットを確保したのは悪い判断とは思っていないのだが
                  でも、でも、でも、でも
                  本当に身体が2つ欲しい、と
                  真剣に思う私に
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                  月曜日に受ける予定だったテストはキャンセルした。
                  資料をプリント・アウトしてみたら
                  2日間の俄か勉強で追いつける量ではなかった(涙)
                  まぁ、その分、ちょっと気持ち的には楽。
                  12月に受けるか、あるいは、来学期に受けるかは、まだ決定してない。
                  別に卒業を急ぐ必要はないので、ゆっくりやれば良いのよ、うん(勝手に納得)

                  ジョセ・モンタルヴォ カルメン(ス)

                  0
                    Festspielhaus St. Pölten 2018年10月13日 19時30分〜20時50分

                    José Montalvo
                    Carmen(s)

                    振付・舞台・ビデオ José Montalvo
                    振付アシスタント Joëlle Iffrig
                    フラメンコ振付アシスタント Fran Espinosa
                    音楽 George Bizet
                    ライブ音楽 Ji-eun Park, Kee-ryang Park, Saeid Shanbehzadeh
                    衣装 Sheida Bozorgmehr
                    照明・舞台 Vincent Paoli
                    音響 Pipo Gomes
                    ビデオ Sylvain Decay, Franck Lacourt, Clio Gavagnie
                    Michel Jaen Montalvo
                    ダンサー Karim Ahansal (Pépito), Rachid Aziki (ZK Flash), Eléonore Dugué,
                    Serge Dupont Tsakap, Samuel Florimond (Magnum), Elisabeth Gahl,
                    Rocío Garcia, Florent Gosserez (Acrow), Rosa Herrador, Chika Nakayama,
                    Ji-eun Park, Kee-ryang Park, Lidia Reyes, Beatriz Santiago,
                    Saeid Shanbehzadeh, Denis Sithadé Ros (Shitha)

                    ダンス関係のニッチな演目を
                    高い水準で提供してくれるサンクト・ペルテン州立祝祭劇場。
                    今回はジョゼ・モンタルヴォの「カルメン(複数形)」

                    この劇場のダンス公演
                    何回分かをまとめて買うと(かなり)お得になるので
                    ほとんどのダンス公演を買ってから
                    後で内容をチェックしたりしているので (^^;;

                    ジョゼ・モンタルヴォって、何か記憶にあるなぁ、と思って
                    調べてみたら、ちゃんと2016年11月26日に行ってるわ。
                    (忘れた方は こちら をどうぞ。)

                    今回は、公演前、18時30分から
                    モンタルヴォ自身が出てくる「踊る解説」があるとのメールが来たので
                    宿題ほったらかして車を飛ばしてサンクト・ペルテンへ。

                    小ホールから人が溢れていて、何人かは戻って来ているみたいなんだけど
                    え〜、そんなに沢山の人が来ているわけ?と思って
                    入り口が溢れかえっているホールに入ったら

                    椅子は壁際にあるだけで、真ん中が空いて
                    ダンス・スペースになっている。
                    (そりゃ、人がはみ出す訳だ・・・)

                    簡単なカルメンの解説があってから
                    モンタルヴォ登場。

                    ううううう、私好みのメガネ男子 ♡
                    顔は丸顔じゃなくて、ちょっと長いが
                    モダン・ダンサーらしいバランスの取れた体躯で
                    立っているだけで、とても雰囲気がある。

                    あの雰囲気をどう表したら良いんだろう。
                    クラシック・ダンサーの冷たさではなくて
                    何とも親しみやすい
                    どこかの学校の優しい校長先生っぽい感じ?

                    で、この振付師、話し出したら止まらないタイプ(爆笑)
                    フランス語なので、通訳が付くのだが
                    通訳に時間を与えず、どんどん喋って行くので
                    通訳さんがタイヘンな事になっている(わはははは)

                    まぁ、詳しい事は省略するが
                    観ているだけのつもりが
                    結局は最後に踊る羽目になった。
                    しかし、サンクト・ペルテンのダンス公演に来る人たちって
                    もちろん少しは平均年齢が低いとは言っても
                    特に年配の女性たちが、異様に元気だなぁ(感心・・・)

                    さて、ジョゼ・モンタルヴォの公演のタイトルは
                    カルメン(ス)・・・複数形である。

                    解説で劇場の担当者が話した通り
                    今回のカルメンは死なない(笑)
                    ホセもエスカミーリオも雄牛も死なない(笑)

                    カルメンのストーリーを背景にはしているけれど
                    テーマとしては
                    「みんなの中のカルメン」

                    フラメンコ・ダンサーとクラシック・ダンサー
                    男性ダンサーはパントマイム系の人から
                    ブレイク・ダンス系やヒップホップの人まで
                    ほとんどアクロバット。

                    ホセとエスカミーリオの話も途中で言及されるけれど
                    (で、カルメンをエスカミーリオが誘惑する場面が爆笑モノだった)
                    フラメンコとクラシックを取り混ぜて
                    女性ダンサーが、カルメン的なものを
                    様々な表現で舞台に出していって

                    そこにホセとエスカミーリオが
                    時にはストーリー的に
                    あるいは抽象的に出現する、と言えば良いんだろうか。

                    かなり抽象的表現も多かったし
                    途中で仏教的な鐘まで出て来て
                    あ、もちろんオリジナルのカスタネットも出て来たが
                    金属製で、金属の音がして、非常に興味深い効果。

                    後ろのビデオも工夫がされていて
                    いや、ビデオ投影って、昨今、結構使われているから
                    また独りよがりのプロダクションかと思いきや

                    そうだ、ジョゼ・モンタルヴォって
                    絶対に独りよがりの作品を作らない人だったんだ。

                    観客が居て、観客とのコミュニケーションも作品の一部。
                    如何に、受容側を作品に取り込んでしまって
                    受動的だけではなく能動的に楽しませるか、という事が
                    いつも念頭にあるのだろう。
                    (だから作品解説の時間に、観客と踊っちゃったりするのである。
                     親しみ易い印象を残すのは、それが原因か・・・)

                    ビデオに雄牛が出てくるのだが
                    女性ダンサーが呼んでいるのに雄牛が退場してしまい(ビデオです)
                    女性ダンサーが観客に呼び掛けて
                    観客一同、揃って雄牛を呼び戻す、なんていうシーンも。

                    ホセとエスカミーリオの喧嘩がまた爆笑もので
                    まずは普通に二人で喧嘩(もちろんダンスです)

                    次に「ではダンスで・・・」と
                    同じ振付を、2人離れたところでやるのだが
                    ぐんずほぐれつの上になり下になりのシーンを
                    2人別れてやったらどうなるか、想像してみて下さい(あ〜、笑える)

                    カルメンとミカエラの喧嘩シーンは
                    ビデオで喧嘩して
                    そこにダンサーが声と手打ち(平手打ちの音がする)で参加。
                    ビデオと振りが呼応して、かなりリアルな感じになった。

                    ダンサーが、それぞれ、カルメンをどう思うか、という
                    インタビューに答えて
                    そのビデオと同時に、舞台で踊るシーンも。

                    ただのエンターテイメントのダンスとして観ても
                    バリエーションが多く、動きが鮮やかで
                    フラメンコにクラシックにヒップホップが
                    同じ床で繰り広げられていても、全く違和感がない。

                    それどころか、様々なダンス形式が
                    それぞれにお互いを補って
                    バリエーションの豊かさ(しかも統一感あり)に圧倒される。

                    「カルメン」に象徴されるメンタリティは数多くあるだろうが
                    ダンサーたちのインタビューでは
                    やはり「自由」が強調されていた。

                    自分のセクシャリティに対して自由でありたい
                    社会の規範に縛られず、自由を制限されるくらいなら殺されたい
                    ・・・そういうところが芸術家としてのダンサーには魅力らしい。

                    あ〜、う〜ん・・・(悩)
                    「自由」という概念は、かなり難しいのでは・・・

                    「カルメン」については
                    1学期目の講義で、オペラについて集中的に取り上げた教授がいて
                    ビゼーのオペラとその成立、含まれるモチーフと
                    その後のカルメンの受容史については学ぶ機会があったけれど

                    実は「カルメン」について
                    最も挑発的な発言をしたのは
                    1年前の私の声楽の先生(女性)で

                    カルメンの育った環境を考えてみて。
                    子供の頃から虐待されて
                    美しいという事を理由に
                    何回レイプされたと思う?

                    この視点、今まで確かに誰も言及しなかった事が不思議。
                    自分の美しさを鼻にかけて
                    男性を翻弄するカルメン、というイメージが強いけれど
                    カルメンの子供時代って、我々が想像する悲惨さを
                    遥かに越えた陰惨さだっただろう。

                    強い女性、とか、自分の意志を貫く女性とか
                    男性を自分のために利用する女性として
                    本能のままに生きて
                    自分のセクシャリティも本能に従って解放し
                    自由を愛したカルメン・・・という美しい解釈は
                    それを考えると、かなり理想論だなぁ、と、つくづく思う。

                    カルチャー・スタディ的に研究するのであれば
                    また別の視点が必要だし
                    自由という概念からアプローチするのなら
                    社会学的・歴史学的観点から
                    人間の権利に至る法律概念まで包括しなければならないだろうし
                    あ〜、もう、毒されているから
                    自分でもワケがわからん。

                    モンタルヴォのこの作品の中心にあるのは
                    「みんなの中のカルメン」で
                    振付師やダンサーや
                    あるいは来ている観客たちが
                    自分の中のカルメンを発見しよう、という意図だと思うのだが

                    この問題、考えれば考える程、複雑になって来るので
                    そんなに簡単に「結論」として出してはいけない、と
                    自分の中でガンガン警告を鳴らしている理性を横に蹴っ飛ばして

                    ともかく、モンタルヴォが振付師として
                    ダンサーと共に、カルメン像を
                    今までと違う視点から観客に提示した
                    というところだけ理解した・・・事にしよう、うん。

                    ウィーンではワールド・バレエ・ガラがあって
                    世界中からクラシック・ダンサーが集まって
                    パーフォーマンスしていたらしい。
                    けれどシーズン前に、サンクト・ペルテンでの
                    ダンス公演のチケット、まとめて買っちゃったから・・・

                    それでも、この公演、観て良かったのは確かなので
                    ダンスを楽しみながらも
                    考える機会を与えてくれた関係者全員に感謝したい気分の私に
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                    国立バレエ ジゼル 今シーズン6回目

                    0
                      Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2018年10月9日 19時〜21時15分

                      GISELLE
                      Phantastisches Ballett in zwei Akten von Théophile Gautier,
                      Jules-Henri Vernoy de Saint-Georges und Jean Coralli nach Heinrich Heine
                      振付・演出 Elena Tschernischova nach Jean Coralli, Jules Perrot, Marius Petipa
                      音楽 Adolphe Adam
                      舞台 Ingolf Brunn
                      衣装 Clarisse Praun-Maylunas
                      指揮 Paul Connelly

                      ジゼル Maria Yakovleva
                      アルブレヒト Davide Dato *
                      ヒラリオン Andrey Teterin
                      ジゼルの母ベルタ Franziska Wallner-Hollinek
                      ヴィルフリード Marat Davletshin
                      クルランドの大公 Kamil Pavelka
                      バチルデ Alena Klochkova
                      農民のカップル Anita Manolova, Dumitru Taran
                      ジゼルの友人たち Elena Bottaro, Sveva Gargiulo, Eszter Ledán,
                      Fiona McGee, Xi Qu, Rikako Shibamoto
                      ミルタ Kiyoka Hashimoto
                      2人のウィリー Adele Fiocchi, Elena Bottaro

                      Wiener Staatsballett
                      Orchester der Wiener Staatsoper

                      久し振りのジゼル(この間観たのは9月26日だった(笑))

                      今回の大目玉は、ダヴィデの復活!!!!!
                      昨年のヌレエフ・ガラでの怪我から15ヶ月。
                      大怪我から立ち直って、アルブレヒトでの役デビュー ㊗

                      ジゼル役はマーシャ。
                      このダンサー、ともかくキュートなので
                      最初の村娘ジゼルが可愛いし
                      演技できるダンサーで
                      アルブレヒトに言い寄られて、恥ずかしがって
                      でも、愛されてるわ、という確信の後の喜び方が
                      本当に幸せな「田舎の女の子」に見える。

                      ダンサーとか俳優とか
                      持って生まれた身体や顔の見かけが
                      役にも反映するから
                      ジゼルというのは、タイヘンな役だと思うのだが
                      マーシャの村娘ジゼルは違和感がなくて可愛い。

                      ある程度の年輪を重ねた後のジゼルは
                      後半が良くても、前半のキュートさに無理があるケースも多いし。

                      ダヴィデ登場!!!
                      いや、本当に、よく戻って来てくれた!!!(感涙)

                      ダヴィデって、本当に可愛いの。
                      これも持って生まれた資質ではあるのだけれど
                      デビューした時から
                      私はロメオを踊らせたくて仕方ないのだ。
                      だいたい、それで想像してもらえると思う。

                      比較的小柄で、以前は太ももの筋肉が目立ったのだが
                      アルブレヒト役のタイツ姿、すごくサマになってる。
                      目立つ外側の筋肉の量を、うまくコントロールしたのかも・・・

                      今日は背景のダンサーたちの中に
                      私の初恋の君(に(妄想入りで)似たダンサー)は居なかったので
                      もっぱらマーシャとダヴィデに注目して鑑賞。

                      マーシャの、いや、ジゼルの狂乱の場。
                      マーシャの演技力が最大限に発揮されて、素晴らしい。
                      最初のショックを受けた時のマーシャの目が
                      完璧に泣いている赤い目で
                      観ているこちらもドキッとする。
                      ヒラリオンに向かっての気違い染みた大笑いのシーンも決まったし
                      最後の死に方が、実に自然で美しい。
                      (何だか書いていて、自分が変態のような気がして来た)

                      アルブレヒトは前半では、ただの浮かれたお坊っちゃま。
                      (いやでも、もう、これが、ダヴィデがやると可愛いのよ。憎めない)
                      マーシャとの PDD も美しいし
                      マーシャとダヴィデのカップリングって
                      ものすごくキュートだわ ♡

                      後半、ミルタは清香ちゃん。
                      足音がしない!!!!
                      足音を極限まで抑えてしまえば
                      清香ちゃんのクール・ビューティ振りに
                      ミルタという役柄は非常に合っていて
                      バランスも美しいし、ミルタの冷たい静けさも素晴らしい。
                      清香嬢が冷徹な人間だとは言ってません、念の為(笑)

                      マーシャの後半のジゼル。
                      前半の元気一杯(でも病弱)なジゼルと
                      死人のジゼルと、全く別の人物じゃないの(笑)

                      マーシャのジゼルも足音がしない。
                      静かな雰囲気を纏いつつも
                      アルブレヒトを庇う強さが凄まじい。
                      前半で輝くような笑顔だったジゼルは
                      後半では笑顔は全く見せず(見せたらヘン)
                      それでもアルブレヒトへの愛を表現しなければならない。

                      あ〜、難しい役だわ、これ。

                      ダヴィデのアルブレヒトのソロ!!!!!
                      完璧で高いジャンプ、美しいカブリオール
                      アントルシャ・シスの見事な連続技!!!!(盛大な拍手あり)

                      ちょっと思ったんだけど
                      以前、ジゼルを観ていた時は
                      アルブレヒトの濃紺のタイツが
                      背景の濃紺と混ざって、脚運びが見難かったのだが
                      最近、アルブレヒト・タイツの色が少し薄くなって
                      背景と混ざらずに見えるようになったような気がする。
                      ダヴィデの美しいつま先まで、ちゃんと見えて、私は嬉しい。

                      マーシャも演技派だし
                      ダヴィデ可愛いし
                      初恋の君がいなくて、ちょっと寂しかったし
                      オーケストラは、また色々とやらかしてくれたけど
                      (タクトの数え間違いにはちょっとひっくり返った)
                      今シーズン、私にとって最後のジゼル
                      しっかり楽しませてもらった。

                      10月20日が最終公演で
                      マーシャと木本クンのカップリングなのだが
                      イスラエル・フィルとメータの1回だけの公演に
                      ばっちりぶつかってしまって
                      身体が2つ欲しい、と真剣に思っている私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                      10月20日のマーシャ+木本クン組は
                      オペラ座ライブがあるから
                      14ユーロ払って、自宅のコンピュータで見ようかと
                      真剣に考えているのだが
                      このライブって、3日間くらいの猶予はあるけれど
                      時間指定なの・・・(←そういうの面倒なの、ワタシ)

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