バランシン・リャング・プロイエット 6回目

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    土曜日のダブル・ヘッダー。
    時系列に読みたい方は、まずはこちらからどうぞ。
    下は夜の印象記です。

    Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2018年2月17日 19時〜21時40分

    BALANCINE / LIANG / PROIETTO
    SYMPHONIE IN C / MURMURATION / BLANC

    指揮 Fayçal Karuoi

    SYMPHONIE IN C
    振付 George Balancine
    音楽 Geroges Bizet, Symphonie in C
    舞台・衣装 Stephanie Bäuerle
    Hauptpaare :
    I. Satz : Maria Yakovleva - Jakob Feyferlik
    II. Satz : Liudmila Konovalova - Roman Lazik
    III. Satz : Kiyoka Hashimoto - Denys Chrevychko
    IV. Satz : Alice Firence - Dumitru Taran
    Solopaare :
    I. Satz : Elena Bottaro - Arne Vadervelde, Adele Fiocchi - Tristan Ridel*
    II. Satz : Gala Jovanovic - Alexandru Tcacenco, Oxana Kiyanenko - Andrey Teterin
    III. Satz : Sveva Gargiulo - Géraud Wielick, Anita Manolova - Richard Szabó
    IV. Satz : Rikako Shibamoto - Marcin Dempc, Natalya Butchko - Trevor Hayden
    Ensemble
    Marie Breuilles, Natalya Butchko, Aoi Choji, Vanessza Csonka,
    Maho Higashi, Zsófia Laczkó, Fiona McGee*, Katharina Miffek,
    Marina Montibeller, Xi Qu, Joana Reinprecht, Alaia Rogers-Maman,
    Isabella Lucia Severi, Anna Shepelyeva, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo,
    Franziska Wallner-Hollinek, Céline Janou Weder, Beate Wiedner,
    Madison Young

    MURMURATION
    振付 EDWAARD LIANG
    音楽 Ezio Bosso, Violinkonzert Nr. 1, Esoconcerto
    衣装 Edwaard Liang & Laura Lynch
    照明 Lisa J. Pinkham
    バイオリン Volkhard Steude
    Roman Lazik
    Nikisha Fogo - Mihail Sosnovschi, Ioanna Avraam - Jakob Feyferlik
    Alice Firenze - Dumitru Taran, Ketevan Papava* - Roman Lazik
    Sveva Gargiulo, Gala Jovanovic*, Anita Manolova, Franziska Wallner-Hollinek,
    Igor Milos, Tristan Ridel, Zsolt Török, Arne Vandervelde*, Géraud Wielick

    BLANC
    振付 Daniel Proietto
    音楽 Mikael Karlsson, Blanc ;
    Frédéric Chopin, Prélude op. 28/7 A-Dur
    Klavierkonzert Nr. 1 op. 11 e-Moll Romance - Larghetto
    テキスト Alan Lucien Øyen
    衣装 Stine Sjøgren
    舞台 Leiko Fuseya
    照明・ビデオ Martin Flack
    ピアノ Maria Radutu
    詩人(語り手) Andrey Kaydanovskiy
    女性・シルフィード Ketevan Papava
    詩人の影 Eno Peci
    黒いシルフィード Natascha Mair
    黒い詩人 Alexis Foraboxco, András Lukács
    主なシルフィード・影 Ioanna Avraam, Xi Qu, Madison Young
    シルフィード・影 Elena Bottaro, Marie Breuilles*, Natalya Butchko,
    Vanessza Csonka, Adele Fiocchi, Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó,
    Katharina Miffek, Joanna Reinprecht, Alaia Rogers-Maman,
    Anna Shepelyeva, Rikako Shibamoto, Iulia Tcaciuc,
    Céline Janou Weder, Beata Wiedner

    Orchester der Wiener Staatsoper
    Wiener Staatsballett

    読者の皆さまがげっそりする番だと思うのだが

    何せこのチケット、バレエ・ボーナス会員(有料)の
    先行発売で買ってしまったので

    その後、どんなにチケット30%割引のお知らせとか来ても
    ワタクシ関係ございません、という演目(ちっ)

    ロジェは観光客ばかりで
    お隣の女性はロシアのキエフ出身ポーランド在住
    英語ペラペラで、最初英語で話していたら
    ドイツ語も大丈夫で、
    もちろんロシア語、ポーランド語も出来るそうで
    モダン・ダンスが好きな英語の先生だった。

    1列目に1人で来ていた男性は
    どうも地元のバレエ・ファンらしく
    2列目のカナダ人カップル(上演中のお喋りが凄かった)に
    バレエ公演で、こんなに同時に数多くのプリンシパルが踊るのは珍しい、と
    興奮しながら話していた。

    確かにバランシンは
    マーシャにリュドミラ、清香ちゃん、デニスにローマン
    豪華にプリンシパルが揃うんだけど

    ・・・・面白くない(ぼそっ)

    まぁ、クラシックですから。
    別にこんなクラシックの演目、入れなくても良かったような気が・・・

    この公演で一番素晴らしいのは
    リャングの Murmuration である事は何回も書いてるけど

    何とこの演目にケテヴァンが役デビュー!!!!!!

    で、これが、これが、これが
    素晴らしかったのである!!!!!!

    第2楽章で、ヤコブと踊っていて(それも良いんだけど)
    ローマン(たぶん、昔の恋人?の役どころ)と会って
    ローマンと繰り広げるパ・ド・ドゥの色っぽさと言ったら

    ケテヴァンの明るい、でも妖艶な
    熟した女性のエロチックな魅力のオーラが舞台で爆発してる。

    天性の女優だから
    イロケムシと化した時のケテヴァンの魅力には
    女性のワタシだってクラクラくるのに、男性が勝てる訳がない。

    (註 普通に街で会うと、スタイルはめちゃ良いけど、いたって普通の女性です。
       ただ、舞台にダンサー(ないしは演じる人)として立つと
       ケテヴァンは信じられないオーラを発散する)

    失礼ながら、この間はニナ(ポラコヴァ)で観たから
    ケテヴァンになったら、もうもうもう(以下省略)

    さすがに拍手もブラヴォー・コールもこの演目は最も激しい。
    それだけの作品だし、音楽美しくて
    シュトイデさんのバイオリン・ソロの音がクリアで素晴らしいし
    作品そのものの美しさも半端じゃない。
    あ〜〜〜、これにケテヴァン出るんだったら、何回観ても良いわ。

    最後のプロイエットのブランクは
    まぁ・・・

    詩人役のアンドレイが
    何だかだんだん役にハマって来てしまい
    冷静に話していたこの間と比べると
    セリフにめちゃくちゃ感情入って来ていて

    それは良いんだけど
    だいたい、あの詩人役、最初から最後まで浮きっぱなしだから
    そんなに頑張らなくても(笑)

    でもさすがにバレエ・ダンサーだから
    先シーズンのウキまくりの俳優さんよりも
    しっかり舞台に溶け込んでいる。
    (やっぱり、ちょっとした走りでも違う)

    3人のシルフィードのマディソンが、やっぱり抜群に良い。
    清冽で、ともかく美しい。新人なのに抜群の存在感。

    最初から最後まで激しいダンスをしているのに
    全く目立たない役回りのエノ(ダンスは素晴らしいのだ)
    真っ黒に塗られてチャーミングさが全くわからないナターシャとか
    かわいそうな役の多い作品だが

    やっぱりケテヴァンがピカッと光る。
    あ〜、もう、ホント、このダンサー、すごい存在感。
    (私は彼女がプリンシパルになる前からのファンだ!)

    シルフィードは美しいけれど
    シルフィードの衣装を脱いでレオタードになると
    ウィーン国立バレエ団ってクラシック・カンパニーだから
    ものすごおおおおく細い身体が大量に蠢いて
    失礼だけど、虫にしか見えなくなったりする・・・のだが

    もともとシルフィードって羽があるから虫なのか、と
    何となく納得しているアホな私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


    バランシン・リャング・プロイエット 5回目

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      Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2018年2月13日 19時〜21時40分

      BALANCINE / LIANG / PROIETTO
      SYMPHONIE IN C / MURMURATION / BLANC

      指揮 Fayçal Karuoi

      SYMPHONIE IN C
      振付 George Balancine
      音楽 Geroges Bizet, Symphonie in C
      舞台・衣装 Stephanie Bäuerle
      Hauptpaare :
      I. Satz : Maria Yakovleva * - Jakob Feyferlik
      II. Satz : Liudmila Konovalova - Roman Lazik
      III. Satz : Kiyoka Hashimoto* - Denys Chrevychko
      IV. Satz : Alice Firence - Dumitru Taran *
      Solopaare :
      I. Satz : Elena Bottaro* - Arne Vadervelde, Adele Fiocchi - Francesco Costa
      II. Satz : Gala Jovanovic - Alexandru Tcacenco, Oxana Kiyanenko* - Andrey Teterin*
      III. Satz : Steva Gargiulo - Géraud Wielick, Anita Manolova - Richard Szabó
      IV. Satz : Rikako Shibamoto - Marcin Dempc, Natalya Butchko* - Trevor Hayden
      Ensemble
      Abigail Baker*, Marie Breuilles*, Vanessza Csonka, Maria Giulia Firiti,
      Zsófia Lacykó, Katharina Miffek, Marina Montibeller, Suzan Opperman,
      Xi Qu, Joanna Reinprecht, Alaia Rogers-Maman*, Carolina Sangalli,
      Isabella Lucia Severi*, Anna Shepelyeva, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo,
      Franziska Wallner-Hollinek, Céline Janou Weder, Madison Young*

      MURMURATION
      振付 EDWAARD LIANG
      音楽 Ezio Bosso, Violinkonzert Nr. 1, Esoconcerto
      衣装 Edwaard Liang & Laura Lynch
      照明 Lisa J. Pinkham
      バイオリン Volkhard Steude*
      Roman Lazik
      Nikisha Fogo* - Mihail Sosnovschi*, Ioanna Avraam - Jakob Feyferlik
      Alice Firenze - Dumitru Taran*, Nina Polákova - Roman Lazik
      Sveva Gargiulo, Anita Manolova, Suzan Opperman*, Franziska Wallner-Hollinek, Francesco Costa, Igor Milos, Tristan Ridel, Zsolt Török, Géraud Wielick

      BLANC
      振付 Daniel Proietto
      音楽 Mikael Karlsson, Blanc ;
      Frédéric Chopin, Prélude op. 28/7 A-Dur
      Klavierkonzert Nr. 1 op. 11 e-Moll Romance - Larghetto
      テキスト Alan Lucien Øyen
      衣装 Stine Sjøgren
      舞台 Leiko Fuseya
      照明・ビデオ Martin Flack
      ピアノ Maria Radutu
      詩人(語り手) Andrey Kaydanovskiy*
      女性・シルフィード Ketevan Papava
      詩人の影 Eno Peci
      黒いシルフィード Natascha Mair
      黒い詩人 Alexis Foraboxco*, András Lukács*
      主なシルフィード・影 Ioanna Avraam, Xi Qu*, Madison Young*
      シルフィード・影 Abigail Baker*, Elena Bottaro, Natalya Butchko,
      Vanessza Csonka, Adele Fiocchi, Oxana Kiyanenko*, Zsófia Laczkó*,
      Katharina Miffek, Alaia Rogers-Maman*, Carolina Sangalli,
      Anna Shepelyeva, Rikako Shibamoto, Iulia Tcaciuc,
      Céline Janou Weder*, Beata Wiedner

      Orchester der Wiener Staatsoper
      Wiener Staatsballett

      2016年に4回観た演目の再演。
      今回の上演が6回目だから、私は1回欠席している事になる。

      今回の上演は2月17日・20日・21日・23日で
      うち、私は2回公演のチケットを購入してあるのだが

      先日メールで
      「この公演、チケット30%割引!」という連絡が入ったので
      やっぱり売れてないんだろうなぁ・・・

      正直、私も繰り返して観てしまうと
      真ん中のリャングの Murmuration 以外はどうでも良いという気分。

      最初からあまりに気のない記事でごめんなさい。

      ビゼーの交響曲を使った
      バランシンの Symphonie in C はクラシックな演目。
      バランシンらしい音楽とピッタリ合った
      バレエの動きが見事ではあるけれど

      別にこの演目、ウィーンのバレエ団で観なくても
      ・・・というのはある(すみません)

      役デビューとなったマーシャ(マリア)とヤコブの組み合わせはキュート。
      マーシャの持っている明るいオーラは
      この作品を華やかなものにしてくれる。

      リュドミラとローマンはプリンシパル同士の品格。
      あ〜、それ以上のコメントは控えます(笑)
      (いや、すごく巧いんですよ、巧いんだけど、やっぱり「ほら見て」だし)
      清香ちゃんとデニスの第3楽章は
      いったい、いくつのグランド・ジュテを飛ばせる気?と
      振付のバランシンの正気を疑ってしまうのだが
      さすがにこのプリンシパル2人も、見事に飛んだ。

      コールドがピッタリ揃わないのは
      ウィーンの伝統なので、何も言わない。こちらも慣れてる(笑)

      この演目で唯一、何回観ても感激するのは
      Murmuration で、これは見飽きない。

      影を投影したり、背景に雪を降らせたり
      さりげない舞台の演出が、見事な効果を出す。

      ストーリーは(現代作品なので)あるかないか
      これは各自が、その中にストーリーを作るかどうかの問題。

      私はどう見ても
      ニナ(ポラコヴァ)が若いヤコブと仲良くイチャイチャしているところに
      昔の恋人、しかも未練タラタラのローマンが現れて
      ローマンの貫禄にヤコブが気圧されて
      ニナを渡して退場という

      おい、ヤコブ、キミはまだ若いのに
      そんなに早く諦めてしまって良いのか
      少しは恋のライバルと戦うという気概を見せろ

      とか、ワケわからん理由で憤慨しているのだが
      これはすべて脳内妄想のなせる技である。

      いやしかし、この三角関係のバレエの美しさと言ったら
      三角関係が好き、というワケではないのだが
      いや、正直言っちゃうと三角関係って何となく燃えるんだけど(あっ)
      ヤコブとニナとローマンのパ・ド・トロワって
      この作品の中の一番の魅せどころではある(勝手な解釈)

      曲は Ezio Bosso のバイオリン協奏曲で
      これ、Youtube で探すと第3楽章しか出て来ないので
      この音楽を聴きたい方は、ぜひ(今や30%割引の)この公演にどうぞ。

      シュトイデさんのバイオリン・ソロが素晴らしい ♡
      先シーズンはダナイローヴァ女史がソロを弾いていたが
      シュトイデさんのソロだと、もっとクリアに音が立つ。

      現代作品だから、ストーリー云々は言えないけれど
      (三角関係のストーリーは、一部のバレエでの私の脳内妄想です)
      この作品、何だか心にずっしりと響いて来て(音楽の効果もあるかも)
      なんだか根源的な懐かしさというか
      ちょっと涙が出て来そうな気分になる。

      よって、この演目はお勧め。
      何回観ても素晴らしい。

      最後のブロイエットのブランクだが
      あ〜、もう何と言ったら良いのか・・・困惑する。

      ケテヴァン、お帰りなさい!!!!
      産休から戻ってのカムバック公演。
      ケテヴァン登場時に、何人かのファンの温かい拍手。
      (あ〜、こういうのがウィーンのオペラ座の良いところ)

      だってケテヴァン居なかったら、この作品、成り立たないだろう。
      あの妖艶な笑み、静けさに秘めた熱いオーラという
      ケテヴァンのために作られた作品みたいなもんだ。

      先シーズンは、詩人(俳優さんがやった)が最初から最後まで邪魔で
      バレエ・ダンサーの中で浮きまくって
      ワケのわからん事を言っているそこの中年男、早よ出てけ、と思ったが

      今回は俳優さんが
      僕、もうこの演目、イヤです、と断ったのか
      オペラ座の予算の関係上
      俳優さんに払うギャラの予算がないので
      バレエ団の中で誰かにやってもらって下さい、と言われたのか

      ダンサーのアンドレイが「詩人」役になった。
      この間のペール・ギュントで見事に死神を演じ
      キャラクター的には抜群の演技力を誇るアンドレイが

      あの、ワケわからん、とんでもないテキスト(ドイツ語)を
      丸暗記して、この上なく美しいディクテーションで喋ったのには脱帽。

      しかし、この詩人の自分勝手なよくわからんモノローグって
      一部の独りよがりな学術論文より、ずっと酷くない?
      アンドレイのクリアなドイツ語で
      (ちなみにアンドレイの母国語はドイツ語ではない)
      ドイツ語そのものは、よく理解できるのだが
      理解できても、内容がさ〜っぱりわからない。

      この演目、かわいそうなダンサーが何人も居て
      まずは最初から最後まで「詩人の影」として
      激しいモダン・ダンスを踊り続けるエノ。

      詩人やシルフィードに視線が行ってるから
      エノのダンス、たぶん、ほとんど誰も見てないです(汗)

      シルフィードたちも
      シルフィードの影(=衣装なしのレオタード)も
      いや、美しいんだけど、全然意味ないし

      ダンサーの無駄遣いというなら
      黒いシルフィードと黒い詩人の3人なんか
      もっと悲惨で
      だいたい、顔含めて全身真っ黒なので
      誰が踊ってるのか、全然わからないし
      (あのキュートなナターシャが・・・あああ(号泣))
      しかも、この黒のシーン、無駄に長くてむちゃ退屈。

      ケテヴァンの妖艶な微笑みは魅惑的だし
      最後のシーンで、詩人の横に佇むだけで
      ものすごい雰囲気を醸し出すのは素敵だけど

      しかしこの作品、本当に退屈だわ(断定)

      ちらっとケテヴァンが出てくるので
      続いての2公演も鑑賞するつもりだが
      もしかしたら、途中で抜けるかも・・・

      まぁ、何回も観ると、ちょっと飽き飽きするかもしれないけれど
      モダンが好きな方には面白いかもしれない(一回鑑賞限定なら)
      アンドレイが話すドイツ語は
      ドイツ語わからなくても
      内容はごちゃごちゃした詩人の繰り言なので
      無視しても全くかまいません(断言)

      この公演、あと2回鑑賞予定だが
      4回でなくて良かった、と
      ちょっとホッとしている私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。


      国立バレエ ペールギュント 2回目

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        Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2018年1月22日 
        19時30分〜21時45分

        PEER GYNT
        Ballett in zwei Akten
        振付・リブレット Edward Clug
        音楽 Eduvard Grieg
        舞台 Marko Japelj
        衣装 Leo Kulaš
        照明 Tomaž Premzl
        指揮 Simon Hewett
        ピアノ Shino Takizawa

        ペール・ギュント Jakob Feyferlik
        ソルヴェイク Alice Firenze
        死 Andrey Kaydanovskiy
        鹿 Zsolt Török
        ペールの母オーセ Franziska Wallner-Hollinek
        イングリ Ioanna Avraam
        緑衣の女 Rebecca Horner
        小さなヘルガ Isabella Lucia Severi
        アスラック Vladimir Shishov
        マッズ・モエン イングリの花婿 Igor Milos
        アニトラ Nikisha Fogo
        医者 András Lukács
        村民 Emilia Baranowicz, Fiona McGee, Anna Shepelyeva,
        Céline Janou Weder, Madison Young
        Marcin Dempc, Richard Szabó, Andrey Teterin,
        Arne Vandervelde, Géraud Wielick
        3人の女 Zsófia Laczkó, Katharina Miffek, Iulia Tcaciuc
        トロルの王 Kamil Pavelka
        トロル Elena Bottaro, Marie Breuilles, Natalya Butchko, Sveva Gargiulo,
        Oxana Kiyanenko, Fiona McGee, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman
        Marian Furnica, Trevor Hayden, Scott McKenzie, Gabor Oberegger,
        Tristan Ridel, Richard Szabó, Dumitru Taran, Jaimy van Ovreem
        モロッコ人 Fiona McGee, Suzan Opperman, Anna Shepelyeva,
        Rikako Shibamoto, Céline Janou Weder, Madison Young
        Nicola Barbarossa, Marian Furnica, Trevor Hayden, Gabor Oberegger,
        Kamil Pavelka, Arne Vandervelde, Jaimy van Overeem
        精神病院の患者 Rebecca Horner, Fiona McGee,
        Leonardo Basílio, Richard Szabó
        Isabella Lucia Severi, Emilia Baranowicz, Elena Bottaro, Marie Breuilles,
        Venessza Csonka, Oxana Kiyanenko, Suzan Opperman, Rikako Shibamoto,
        Céline Janou Weder, Madison Young
        Zsolt Török, Kamil Pavelka, Marcin Dempc, Alexis Forabosco, Marian Furnica,
        Scott McKenzie, Tristan Ridel, Alexandru Tcacenco, Andrey Teterin,
        Arne Vandervelde, Jaimy van Overeem, Géraud Wielick

        Wiener Staatsballett
        Chorakademie und Extrachor der Wiener Staatsoper
        Orchester der Wiener Staatsoper

        いや〜、本当にグリーグの音楽って素晴らしい。
        で、バレエがどうのこうのと書く以前に
        ともかく、この話が気に喰わないというのは
        一緒に観劇した友人と
        終演後に熱く語ったテーマである。

        世の男性諸氏は
        女性の「白馬の王子さま幻想」をお笑いになるが

        それ言ったら、男性だって
        グレートヒェン幻想とか、ソルヴェイク幻想とか
        あるいは津軽海峡冬景色とか
        箸にも棒にもひっかからないアホな幻想に憧れているだろう。

        白馬の王子さまは、0,001% くらいの確率で
        居ないワケではないが
        (昔のパトロンとか、まぁ、色々とその手のパパになりたい男性は居る)

        グレートヒェンもソルヴェイクも津軽海峡冬景色も
        100% いませんから(断言)

        だいたい、生物学的に言って
        エサを持ってこないオスなんてメスの興味対象外ですし。
        (だからメスを養え、というワケでは(昨今)ありませんが)
        生物学的に役目を終えたメスが
        オスの餌運び対象外になるのと同じだわよ。

        第一、ソルヴェイクが待っていた、と言うけれど
        ソルヴェイクだって歳取りますからね。
        自分が還暦になって
        還暦の女性が一筋に自分を待っていた、と言われても
        オスとしては、あんまり嬉しくないんじゃないかと思うんだけど。

        「誰かが自分を待っている」幻想は
        どんなに大目に見ても母親だけですよ、うん。

        それでも男性はペール・ギュントのように
        好き勝手やって、女性を喰い散らかして
        最後には(還暦になっても?)待っている女性がいる、という
        あり得ない幻想がお好きなのかしら。
        男性じゃないからわかりませんが
        あり得ないだけに、その憧れは非現実的で美化されるのかもしれないなぁ。

        って、これ、バレエの感想記じゃなくなってるぞ(汗)

        初演と同じキャスト。
        やっと少し、私の噛み砕きが出来て来た感じ。
        バレエというよりは
        モダンの動きを取り入れた
        おとぎ話の音楽付き演劇と思った方が良いプロダクション。

        相変わらずヤコブのキュートさと
        アンドレイの存在感と
        レベッカの妖艶な魅力と
        アリーチェの清純な感じで
        キャストの良さでもってるような演目だわ。

        オスが自分の子孫を残すために
        あちこちのメスにちょっかいかけるのは
        私はあまり気にならないので
        ペール・ギュントの女遍歴は構わないのだが

        山師で一山当てて金持ちになったり
        身ぐるみ剥がれて無一文になったりという
        計画のなさが、人間的にイヤなの。

        27歳の時に、独りで暮らす年金生活を考えて
        オーストリアに飛び出して
        32年、色々と我慢した自分がアホみたいじゃないの。

        ペール・ギュントの音楽は素晴らしい。
        ペール・ギュント組曲以外に使われている
        グリーグの音楽も素晴らしい。

        前半の終わりの方で
        ピアノ協奏曲の第2楽章で踊られる
        ペールとソルヴェイクの愛のダンスは
        音楽の素晴らしさと相待って、美しい。

        が、この名曲、ピアノ協奏曲の第3楽章のシーンが
        精神病病棟での
        精神病患者(しかも偏見たっぷりの振付)で踊られる
        ハチャメチャなダンスというのは、ちょっと納得がいかん。

        ダンス的に派手なシーンが少ない中で
        この精神病患者によるダンス・シーンというのは
        かなり派手な振付ではあるのだが
        いやもう、舞台の奇妙でダイナミックな動きに
        呆気に取られて
        そこに響く、この上なく美しいピアノ協奏曲最終楽章って

        ・・・ちょっと悲しすぎる(涙)
        これから、この曲を聴くたびに
        あのシーンが目の前に現れたらどうしよう・・・

        モダンだから、派手なピルエットとかジャンプは一切なく
        どちらかと言えば柔軟性が必要な動きが多くて
        いわゆる「バレエ」を期待すると、ちょっと違う。

        が、このキャスト
        ともかく登場人物が魅力的。

        実はワタシが好きなのは
        精神病患者のダンスの中でのリッチーなんだけど(笑)
        だって、なんか、ものすごく滑稽なんだもん。

        ああ、そう言えば
        この「精神病患者」のダンスだが
        現在のポリティカル・コレクトネスを強調するご時世では
        一部の人には、大変な反感を買いそうなシーン。

        ただ、これ、あくまでも「おとぎ話」で
        登場人物にリアリティありませんから。
        振付師が何を思って、この物語をバレエにしたかったのか
        サイトのインタビューでは、何か言っていたけれど定かではない。
        (またもやオペラ座のサイトに入れなくて
         もう一度見る事が出来ない)

        ペール・ギュント役は
        最初からかなり激しいビンタされて
        その後も、お尻ペンペン(しかもかなり本気)もあって
        殴られるわ、蹴られるわ
        踏みつけにされるわ
        硬い床を膝や肘で這い回るシーンもあるので
        かなり痛そう。
        (ヤコブ、というバレエ・ダンサーだから同情する。
         これがペール・ギュントその人であれば
         ざまあみろ、とか思うけどさ)

        水曜日の同じキャストの公演には行けないが
        セカンド・キャストのデニスとニナ(ポラコヴァ)に
        行こうかどうしようか迷っている私に
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。


        ペール・ギュント 国立バレエ プレミエ

        0
          Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2018年1月21日
           18時30分〜20時45分

          PEER GYNT
          Ballett in zwei Akten
          振付・リブレット Edward Clug
          音楽 Eduvard Grieg
          舞台 Marko Japelj
          衣装 Leo Kulaš
          照明 Tomaž Premzl
          指揮 Simon Hewett
          ピアノ Shino Takizawa

          ペール・ギュント Jakob Feyferlik
          ソルヴェイク Alice Firenze
          死 Andrey Kaydanovskiy
          鹿 Zsolt Török
          ペールの母オーセ Franziska Wallner-Hollinek
          イングリ Ioanna Avraam
          緑衣の女 Rebecca Horner
          小さなヘルガ Isabella Lucia Severi
          アスラック Vladimir Shishov
          マッズ・モエン イングリの花婿 Igor Milos
          アニトラ Nikisha Fogo
          医者 András Lukács
          村民 Emilia Baranowicz, Fiona McGee, Anna Shepelyeva,
          Céline Janou Weder, Madison Young
          Marcin Dempc, Richard Szabó, Andrey Teterin,
          Arne Vandervelde, Géraud Wielick
          3人の女 Zsófia Laczkó, Katharina Miffek, Iulia Tcaciuc
          トロルの王 Kamil Pavelka
          トロル Elena Bottaro, Marie Breuilles, Natalya Butchko, Sveva Gargiulo,
          Oxana Kiyanenko, Fiona McGee, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman
          Marian Furnica, Trevor Hayden, Scott McKenzie, Gabor Oberegger,
          Tristan Ridel, Richard Szabó, Dumitru Taran, Jaimy van Ovreem
          モロッコ人 Fiona McGee, Suzan Opperman, Anna Shepelyeva,
          Rikako Shibamoto, Céline Janou Weder, Madison Young
          Nicola Barbarossa, Marian Furnica, Trevor Hayden, Gabor Oberegger,
          Kamil Pavelka, Arne Vandervelde, Jaimy van Overeem
          精神病院の患者 Rebecca Horner, Fiona McGee,
          Leonardo Basílio, Richard Szabó
          Isabella Lucia Severi, Emilia Baranowicz, Elena Bottaro, Marie Breuilles,
          Venessza Csonka, Oxana Kiyanenko, Suzan Opperman, Rikako Shibamoto,
          Céline Janou Weder, Madison Young
          Zsolt Török, Kamil Pavelka, Marcin Dempc, Alexis Forabosco, Marian Furnica,
          Scott McKenzie, Tristan Ridel, Alexandru Tcacenco, Andrey Teterin,
          Arne Vandervelde, Jaimy van Overeem, Géraud Wielick

          Wiener Staatsballett
          Chorakademie und Extrachor der Wiener Staatsoper
          Orchester der Wiener Staatsoper

          使われているグリークの音楽まで書き出そうと思ったら
          とんでもないページが必要になるので止めた(あっさり)
          ペール・ギュント以外にも、弦楽四重奏曲とか、ダンス曲とか
          有名どころでは、ピアノ協奏曲の2楽章と3楽章も使われている。

          ご存知グリークのペール・ギュント組曲は
          まぁ、一般教養範囲なので
          小学校の音楽鑑賞とかで聴いてはいるが

          例の有名な「朝」の曲
          あぁ、北欧の冷たい空気の爽やかな夜明け、とか思っていたら
          実は砂漠の夜明けだった事がわかった時の衝撃って
          今でも忘れられない。
          (このバレエでは、ちゃんと砂漠のシーンで使われている)

          さてペール・ギュントの話だが
          私は、これが大嫌い。

          女関係にはだらしないわ、好き勝手な事はするわ
          放浪だの遍歴だの、美しい言葉で綴ってみても
          要は好き勝手やって、はちゃめちゃな生活を送った無責任男の話ではないか。

          もちろん北欧文学の専門家からすれば
          イプセン当時の社会背景だの、作者の隠された意図だのがあるのだろうが
          ストーリーとしてみる分には
          こういう男が居たら、殴ってやりたい、という主人公である(断言)

          何故、こういう話がフォルクス・テアーターで上演されたり
          鳴り物入りの国立バレエ団の新作品として取り上げられるのか
          私にはわからん。

          責任なしで好き勝手やって、あちこち放浪して
          女と見れば手を出して、すぐに飽きて
          故郷に戻れば、誠実に待っている女性が居る、というのは
          ある意味、男性にとっては理想的なのかもしれないが
          こいつは女性の敵だ。

          舞台も衣装も凝っていて
          ストーリーもきっちりと押さえて、ちゃんと追っている。
          それだけに、だらしない女性の敵のペール・ギュントが
          しっかりと人物造形されてしまうのだが

          ヤコブなら許す!!!!!!

          どんなハチャメチャやっても
          結婚式から花嫁を強奪して、すぐに捨てても
          金持ちになってから砂漠に行って
          いやらしい脂ぎった女狂いの金持ちオヤジになっても

          どんなシーンでも絵になるダンサーって何なんだ?!

          そのヤコブが、最初のシーンでは
          お母さんのオーセ役のフランツィスカから
          バンバン、ビンタを喰らう。

          フランツィスカ、本気でビンタしてるし
          オーセの死の直前のシーンでは
          ペールギュントがお母さんの前に横たわり
          ズボンを下げてお尻を出して
          お尻ペンペンのシーンでも
          本気でお尻を叩いている。

          ああああ、羨ましい(違!)
          (^◇^;) あ〜、それはともかくとして

          荒唐無稽な冒険談ではあるのだが
          キャストが非常に良い。

          何やっても憎めないヤコブは
          バレエと共に演技が抜群で
          若い頃のやんちゃ振りから
          後半のスケベ中年に、ボロボロになった老人まで
          ばっちりリアルに演じてくれる。
          しかも、可愛いから、どんなにイイ加減な男でも
          スケベおやじでも、あまりのキュートさに悶える。

          「死」の役のアンドレイの存在感がすごい。
          真っ黒な長いマントを着て、重要な場面に神出鬼没の役だが
          アンドレイが出てくるとシーンの雰囲気がガラッと変わる。

          しかもシリアスな役のはずなのに
          アンドレイが演じると、そこはかとなくユーモアが漂って
          ちょっとコミカルで憎めない狂言回しの役どころがピッタリ。

          オーセのフランツィスカは
          巧く老け役を踊っていて、枯れた感じと
          息子を本当に心配している心情が伝わって来る。

          カッコいいのは緑衣の女のレベッカ!!!
          トロルの王女さまで
          異様に色っぽくて、誘惑の仕方がもう超絶萌えだが
          後ろ姿に仮面をつけて、何と突然妊婦になって
          (お尻のところが妊婦のお腹に相当する・・・すごいアイデア)
          赤ちゃんまで産んでしまうシーンがある。

          いつまでもペールを待っているソルヴェイクのアリーチェは
          清純な役を清純に誠実に演じていたけれど
          この役は、あまり強烈では困るので
          自分の存在感を隠して演じている、というのが、さすがだなぁ。

          すがりつくイングリ役のイオアンナがいじらしいし
          アニトラ役のニキーシャは、これまた色気がムンムンしている。

          鹿の役は両手が前足になっているから
          かなり踊りにくいと思うんだけど、ゾルトのダンスは見事だったし
          実は、この鹿、かなりカッコいい役。

          いやでも、ヤコブだよ、この作品のキモは。
          女狂いだから、あっちでデュエット、こっちでデュエット
          絡むのは女だけではなくて
          しょっちゅう男と喧嘩もしているし
          いつもフラフラしていて現実感に乏しく
          自分のやっている事が何を引き起こすかなんて何にも考えず
          好き勝手に人生送って
          棺桶から逃げて
          結局、待っていたソルヴェイクと旅立つという

          ・・・それって私の人生か(反省)
          あ、ワタシの場合は待っている人はいないけど(自爆)

          シリアスなストーリー(しかも主人公は憎たらしい)なのだが
          途中で、ちょっと笑えるシーンが結構入っていて
          そのユーモアで救われているところもあるなぁ。

          オペラ座のウエブ・サイトに写真やビデオが公開されたので
          ご興味ある方はぜひどうぞ。

          舞台、衣装、その他、かなり豪華版の作品。
          音楽は書いた通り、ペール・ギュント以外の作品も多く
          ラブシーンで華麗に演奏されるピアノ協奏曲は素晴らしい。
          (このシーンの後、バレエよりはピアノに対しての拍手が凄かった)

          何回か公演はあるのだが
          何故かこの演目、コンサートと重なったりしていて
          全公演制覇どころか、数回しか観られない。
          (って、数回は観るつもり(笑))

          いわゆるクラシック・バレエの美しい舞台を期待すると
          ちょっとギョッとすると思うけれど
          よく出来た作品だし、音楽は素晴らしいし
          観ておいて損はない、と断言する私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。



          ネタバレになるから書けないけど
          後半の最初のシーン、実にキュート ♡
          ヤコブがアリーチェに「お金ちょうだい」というマイムで
          お金のシンボルとして OK マークを使っていたのは
          (オーストリアではあれは使わない)
          ノンバーバル・コミュニケーションの文化的差異として刮目すべきシーンだった。

          サンクト・ペテルブルク・フェスティバル・バレエ「白鳥の湖」

          0
            Festspielhaus St. Pölten 2018年1月10日 19時30分〜21時50分

            St. Petersburg Festival Ballet

            SWAN LAKE
            オデット・オディール Svetlana Filatova
            ジークフリート王子 Yevgeni Khissamutdinov
            ロットバルト V. Smirnov/I. Medvedev
            道化師 A. Fedorkov/D. Dubrovin
            パ・ド・トロワ K. Mikheeva/V.Stavtseva/D.Gruzdeva/S.Zezyulina
            V.Smirnov/I.Medvedev

            出し物は有名なチャイコフスキーの「白鳥の湖」
            バレエ・カンパニーは
            サンクト・ペテルブルク・フェスティバル・バレエ

            サンクト・ペテルブルクと言えば、キーロフ劇場の
            マリインスキーを連想するが、違うカンパニーである。

            プログラム5ユーロもしたのに
            白鳥の湖・くるみ割り人形・眠りの森の美女・ジゼル
            の4つの演目の筋書きだけで
            キャストも何人か持ち回りで踊っているらしく
            数人の記載があって、どのダンサーが踊っているかは不明。

            オデット・オディール、及び、ジークフリートは
            舞台で顔を見て、プログラムにあったプリンシパルの写真と比べたので
            たぶん、上記の人だと思う。

            仮面みたいなメイクをしている道化師と
            ロットバルトについては、どのキャストだったかわかりません。

            こういうのって、日本だったらどこかに張り出すなり何なりするのだが
            オーストリアは別に誰も知りたがらないようだ(たぶん)

            さて、この演目、チケットが結構なお値段で
            まぁ、ロシアからの引越し公演だし、エージェント絡んでるから
            最貧民席で40ユーロも仕方ないか、と思っていたら

            公演1日前に電話があって
            「明日、私どもの劇場の公演にいらっしゃいますね?
             チケットを買われたギャラリーが閉鎖される事になったので
             追加料金なしで別のお席をご用意しました。
             公演前にチケット売り場で新しいチケットにお引き換え下さい」

            ほ〜、それは技術的問題でギャラリーを閉鎖したのか
            あまりに観客が少ないので、ギャラリーの人を平土間に移動させたのか

            ・・・後者でした(笑)

            バルコンとギャラリー締め切って
            全員を平土間に移したようだが
            それでも平土間の後ろの方はガラガラである。

            何とまぁ、お気の毒というか
            そりゃ、ウィーンの国立オペラ座で
            バレエ「白鳥の湖」を上演すれば
            チケットは全公演売り切れだが
            それは観光客が、あっ、これならわかる、と殺到するからで

            ウィーンのバレエ・ファンで
            平日の19時30分のサンクト・ペルテンに行けるような年齢の人は
            国立オペラ座のヌレエフ版「白鳥の湖」は
            何回も観ているに違いない(← ええ、自分の事ですけど)

            音楽はテープ。
            劇場の舞台はかなり狭いので
            舞台装置は書き割り。
            いつものように貧民席の上からの視線ではなく
            平土間で舞台と同じ目線、というのもあるけれど
            舞台の奥行きが狭い。

            ジークフリート王子の誕生日シーン。
            衣装は原色を華やかに使って、とても豪華絢爛でステキ。
            道化師という役はヌレエフ版では存在しないが
            この舞台では最初から、ずっと高いジャンプをしっぱなしで登場する。

            いったい何回飛ぶんだ?!という位
            最初から最後まで、道化師は飛んでいる。
            ジャンプ続きのソロもある。
            ひええええ、これは技術も体力も要る。

            そこに登場するジークフリート王子

            ・・・小さい

            あ、すみません。
            人の見た目の事を言ってはいけないのは承知ですが
            ことバレエ・ダンサーに関しては外見も価値のうちと思ってお許し下さい。

            ファンの人が聞いたら腰を抜かすかもしれないが
            指揮者のエ○・○ッカ・サ○ネンの顔をちょっと左右に伸ばした感じ。
            丸顔っぽいので、私の好み(というのは関係ないが)
            ただ、コールドの女性たちに囲まれると
            女性ダンサーがポワントでなくても、中に埋もれている。

            パ・ド・トロワの男性ダンサーは
            反対にかなり上背があったのだが
            でも、この上背のあるダンサーは、ちょっとマスクに(以下省略)

            いや、大丈夫。
            女性より小さなジークフリート王子は世の中にはわんさか居る。

            だって、このダンサー、小さいのに品が良い。
            まぁ、第一幕では、ソロを除けばマイムなのだが
            ソロの時にもジャンプの着地も、一つ一つのパも丁寧。
            オネエ系だが、男性ダンサーのほとんどはそうなので構いません。

            第一幕のパ・ド・トロワはヌレエフ版にはないので楽しませてもらった。
            しかしコールドがちょっと微妙というか、合ってない(ような気がする)

            オデットはさすがの貫禄のプリンシパル女性ダンサーで
            動きのところどころに、素早い身体の表現があって

            これ、白鳥というより、ネコ・・・だよね?!

            見せ方は巧いんだけど
            悲しい、というよりは、何だかネコ的にワイルドで
            しかも不貞腐れたネコのような印象を残す。
            それはそれで味はある(と言えない事もない)

            第2部と第3部は続けての上演。
            オディールとして出て来て、妖艶な微笑みを浮かべる・・・とは言え
            何だか微笑みが引きつっている不自然な感じ。

            32回転は一番の見せ所だと思うんだけど
            ダブルは一回もなく
            シングルで、軸はしっかりしているけれど
            何だか手抜きというか、すごく単調な回転だったなぁ。

            かなり存在感のあるオデット・オディールだっただけに
            このダンサーの本気の公演を観たい、と思わせるほど
            お疲れだったのか
            会場が満席でない事にご不満だったのか

            それ言えば、コールドも道化師も、ちょっと手抜き気味だったかもしれない。
            (それとも、あんまり上手じゃないとか? う〜ん、それは失礼だきっと)

            オネエのジークフリートが、かなり丁寧に踊っていたのに好感を持ったが
            ちょっとこの舞台、緩い感じがする。

            デヴェルティスマンはそれなりに楽しかったけれど
            見慣れたヌレエフ版の方が面白い(すみません)

            まぁ、舞台の大きさが違うし
            よって、白鳥の群舞の人数が全然違うし
            (ウィーンのオペラ座の方が数倍の白鳥さんが舞台に居る)
            衣装は美しいし、狭い舞台で、それなりに頑張った、という感じはするけれど

            この「白鳥の湖」で、あのチケット料金はちょっと
            (まぁ、今回は平土間のすごく良いところに移動できたから良いけど)

            結末だが
            この演出は、ハッピー・エンドである。
            何と、王子さまがロットバルトを倒してしまうのだ。

            ほら、悪い魔法使いは死んだよ
            僕と一緒に幸せになろう、というところで
            オデットの表情が暗いままって

            あら、そんな事になっちゃったの、困ったわ
            私、この王子と結婚しなければならないのかしら
            他にもっと良い選択肢がありそうなんだけど

            あっ、ごめんなさい、妄想です、妄想。

            ガラガラだったこの公演
            前の人が、最初から、ずっとスマホで録画していて
            (画面が光るので、ものすごく迷惑)
            第2幕で、隣の男性が、やっぱりスマホで録画を始めたので
            録画とか写真は禁止ですよ、と言ったら
            今日は例外で、録画・写真撮影禁止のアナウンスはなかった、と言われ

            いや、確かに言われてみれば
            録画・写真禁止のアナウンスなかったし
            プログラムのどこにも、録画・写真は禁止と書いてない!

            ・・・私も撮れば良かった(ウソです😀)

            4つのプロダクションでヨーロッパ公演をするらしいのだが
            主催者のサイトを調べても、どの都市でいつ公演するかは
            全く記載されていないという、ちょっと不思議なカンパニーでもある。

            授業サボって、雨の中、サンクト・ペルテンまで車を飛ばして
            まぁ、40ユーロで、平土間のど真ん中だったから
            こんな良い席、座った事がない、ときゃ〜きゃ〜騒いだけれど
            ちょっと不思議な公演だった。

            サンクト・ペルテン祝祭劇場が満杯になるのは
            こういうクラシックじゃなくて
            実はモダンという現象を
            面白いな、と思う私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。



            今年は暖かくて(でも風は強い)
            雪じゃなくて雨で、朝から暗くてジトジトするし
            なんだか変な冬だ。

            国立バレエ クルミ割り人形 今シーズン4回目(通算25回目)

            0
              Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2018年1月6日 19時30分〜21時30分

              DER NUSSKNACKER
              Ballett in zwei Akten nach Marius Petipa und Lew Iwanow
              振付・演出 Rudolf Nurejew
              音楽 Peter Iljitsch Tchaikowski
              舞台・衣装 Nicholas Georgiadis
              照明 Jacques Giovanangeli
              指揮 Paul Connelly

              クララ Kiyoka Hashimoto
              ドロッセルマイヤー・王子 Robert Gabdullin
              ルイーザ Sveva Garguilo *
              フリッツ Dumitru Taran
              父親 Alexis Forabosco *
              母親 Emila Baranowicz *
              祖父 Gabor Oberegger
              祖母 Gloria Maass
              街の少年たち Nicola Barbarossa, Theo Bourg, Marat Davletshin, Marian Furnica,
              Andrés Garcia-Torres, Trevor Hayden, Scott McKenzie, Arne Vandervelde
              お客様たち Vanessza Csonka, Oxana Kiyanenko, Alena Klochkova, Zsófia Laczkó,
              Katharina Miffek, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman, Iulia Tcaciuc
              Martin Dempc, András Lukácis, Igor Milos, Kamil Pavelka,
              Tristan Ridel, Alexandru Tcacenco, Andrey Teterin, Jaimy van Ovreem
              Abigail Baker, Marie Breuilles, Carolina Sangalli
              ネズミの王 Andrey Kaydanovskiy, Zsolt Török
              小さなくるみ割り人形 Scott McKenzie
              雪の精 Adele Fiocchi *, Nikisha Fogo
              Abigail Baker, Emilia Baranowicz, Elena Bottaro, Marie Breuilles
              Natalya Butchko, Venessza Csonka, Sveva Gargiulo, Gala Jovanovic,
              Oxana Kiyanenko, Alene Klochkova, Zsófia Laczkó
              Anita Manolova, Fiona McGee, Katharina Miffek, Suzan Opperman,
              Joanna Reinprecht, Alaia Rogers-Maman, Carolina Sangalli,
              Isabella Lucia Severi, Anna Shepelyeva, Iulia Tcaciuc,
              Franziska Wallner-Hollinek, Céline Janou Weder, Madison Young
              スペインの踊り Sveva Gargiulo * - Dumitru Taran
              Vanessza Csonka, Gala Jovanovic, Iulia Tcaciuc
              Leonardo Basílio *, Andrey Kaydanovskiy, Andrey Teterin
              アラビアの踊りOxana Kiyanenko - Alexandru Tcacenco,
              Gloria Maass, Gabor Oberegger
              Abigail Baker, Marie Breuilles, Carolina Sangalli
              ロシアの踊り Emilia Baranowicz * - Alexis Forabosco *
              Natalya Butchko, Alene Klochkova, Anna Shepelyeva, Franziska Wallner-Hollinek*
              Marat Davletshin*, András Lukács, Igor Milos, Kamil Pavelka
              中国の踊り Marian Furnica, Andrés Garcia-Torres*, Trevor Hayden
              パストラーレ Alaia Rogers-Maman*, Madison Young*, Tristan Ridel*
              ワルツ Elena Bottaro, Natalya Butchko, Adele Fiocchi, Zsófia Laczkó,
              Anita Manolova, Fiona McGee, Katharina Miffek, Suzan Opperman,
              Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto, Iulia Tcaciuc, Céline Janou Weder,
              Nicola Barbarossa, Francesco Costa, Marat Davletshin, Marcin Dempc,
              Andrey Kaydanovskiy, Scott McKenzie, Igor Milos, Hanno Opperman,
              Zsolt Török, Jaimy van Ovreem, Arne Vandervelde, Géraud Wielick

              Wiener Staatsballett
              Studierende der Ballettakademie der Wiener Staatsoper
              Kinder der Opernschule der Wiener Staatsoper
              Orchester der Wiener Staatsoper

              1月6日の夜公演は
              キャストが変わって、橋本清香ちゃんとローベルト。
              ルイーザ(とスペインの踊り)にスヴェーヴァがデビュー。
              雪の精にアデーレがデビュー。
              パストラーレはアライア、マディソン(強力新人!)、トリスタンのデビュー。

              1日2公演、踊ったり演奏したり、裏方とかは大変だが
              観る側としては嬉しい。

              いや、全然飽きないですから(笑)
              しつこさには定評が・・・(何言ってる?!)

              産休から復帰した清香ちゃんについては
              この間のいにしえの祭りの時に
              えええええっ!とひっくり返って
              その変身振りにビックリしていたのだが

              うわああああ、本当に清香ちゃん、別人のようになった。
              前から技術は完璧で
              教科書通りの優等生なバレエだったのだが
              演技が今ひとつ上滑りで
              キレイなお人形さんみたいなクールな印象があったのに

              清香ちゃんが、人間になった!!!!

              何とまぁ、生き生きして
              キュートなエネルギーがわざとらしくなく
              ストレートに響いて来る。

              技術だけ優れたクール・ビューティの冷たさから一転して
              血の流れる人間ダンサーの存在感の大きさ!!!
              いやもう、驚くの何のって
              舞台での輝き方が、以前の数百倍くらいになってる。

              第一部の演技にちょっと難あり・・・っていう感じだったのだが
              観客からの目線では、問題はすご〜く簡単なところにあって

              くるみ割り人形の扱い方!!!

              踊っている時に、どう見ても清香ちゃんの演技だと
              人形を可愛いと思っていなくて
              ダンスに邪魔な小物、として扱っているのがミエミエ。

              心の持ち方を変えて
              くるみ割り人形を抱いて踊る時に
              最愛の息子を抱えていると思ってごらんよ(ええ、どうせシロウト意見ですが)
              あの人形の扱い方だけ注意すれば
              表情は豊かだしキュートだし、絶対にクララの演技は抜群に良くなるはず。

              以前の鉄壁のテクニックはそのままに
              でも、その技術が「技術」としてではなく
              バレエの芸術表現、というより、人間としての表現に直結しているので
              超絶技巧だけが浮いてしまう事がない。

              いやぁ、木本クンも最近変身したけれど
              清香ちゃんの変身振りには驚いた。

              しかも・・・
              清香ちゃんのダンスは品が良い。

              いやナターシャに品がないとは言っていないけれど
              ナターシャは、ちょっと小悪魔的なところがあるので
              あのダンサーにはマノンとか踊って欲しいなぁ、という
              キュートで、程よく俗的なところがあるのに対して

              清香ちゃんは、プリンシパルのオーラも出ているので
              何とまぁ、ノーブルな・・・・

              ローベルトと踊ると
              そのノーブルさ、品の良さがますます活きる。
              存在感が悪どい個性になっていない。

              ローベルトはドロッセルマイヤー登場の時に
              あれ?このダンサー、こんなに小柄だったっけ?
              たぶん、レオナルドの方が背は高い・・・ような気がしたけれど
              どんどんその存在感を出して来て
              さすがのプリンシパルの余裕。

              ローベルトは若い頃には、お〜い、それ体操?っていうところがあったけれど
              どんどん、自分のパにこなしていって
              もともと王子さまタイプなので
              金平糖と王子さまのパ・ド・ドゥの時の
              ノーブルな華やかさが、むちゃくちゃ映える。

              清香ちゃんとローベルトの後半の金平糖の素晴らしさと言ったら!!!
              レオナルドとナターシャの素晴らしさとはまた違って
              上品さ満開で、しっかりポーズを見せて
              バッチリ決まって、ため息が出て悶絶する。
              片脚バランスの見事な事。あれだけ見事に見せてくれたら
              客席で悶え狂ってしまうわ、ワタシ。

              スヴェーヴァのスペインの踊りが見事。
              もともとスヴェーヴァって、ものすごく明るいオーラの持ち主で
              最初にソロを見た時に
              えええ?これ誰?と私の注目を集めたくらいだから
              スペインのダンスは実にハマる。
              あの輝くような陽性のオーラは素晴らしい。
              見ている人たちを喜びのど真ん中に持って行く。

              アラビアのダンスのオクサーナに脱帽。
              何とまぁ、色っぽいダンス。
              しなやかな動きで、脚は伸びるし
              ひとつひとつの動きに、何とも絶妙な間を持っていて
              艶っぽくて、ものすごく魅力的。
              昼間の公演で、色気ゼロのソフィアを見ちゃったから
              ますますオクサーナの色香にクラクラくる。

              パストラーレは3人とも役デビューだが
              マディソンが超可愛かった ♡
              トリスタンも、しっかりと超絶のパをモノにしていたし
              美女2人との組み合わせが視覚的にも美しい。

              雪の精のアデーレが魅力的でドキドキした。
              いや、最初、エレナかと思ったんだよね。
              エレナとアデーレって、双子みたいに雰囲気が似ているので
              時々、間違えそうになる(すみません、ファンの風上にも置けない・・・)
              ニキーシャの雪の精は鉄板だけど
              アデーレの魅力にもうっとりした。

              いや良いわ、くるみ割り人形。
              ヌレエフ版のクソ難しい振付だが
              (ウィーンでは、白鳥の湖もヌレエフ超絶技巧版です)
              やっぱり、ものすごく舞台が華やかで美しい。

              清香ちゃんとローベルトは1月9日にも出演する。
              この公演もチケットは入手しているけれど
              今日のような良い席ではなくて
              舞台がほとんど見えない席(笑)

              今日はバルコンだのギャラリーの真ん中だの
              身分不相応な席で贅沢してしまったので
              これからは当分、自粛します。

              ツィッターには書いたけれど
              プロフェッショナルに対しての要求水準というのは
              もう昔と比べ物にならない程、高くなっていて
              ヌレエフという天才が出たら
              それ以降のダンサーは、みんな、その水準を求められてしまう。

              音楽家だって、フレデリック・ショパンとかフランツ・リストとか
              むちゃくちゃな天才が出てしまってから
              みんなプロになる人って
              ショパンやリスト並みの技術が当たり前みたいになってるじゃないですか。

              グローバル化が進むと、何処にいてもトップの水準を求められるしなぁ。
              いやもう、ホントに芸術ってタイヘン。

              とは言え、そういう現代に生きて
              自分はチェルニーをつっかえながら弾いているくせに
              なんだかんだと言えるというのは
              観客側としては素晴らしい事に違いはない。
              (あ〜、ダンサーのみなさま、音楽家のみなさま、ごめんなさい)

              来週から大学も再開。
              コンサートも少しづつ再開する予定の私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。


              国立バレエ クルミ割り人形 今シーズン3回目(通算24回目)

              0
                Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2018年1月6日 14時〜16時

                DER NUSSKNACKER
                Ballett in zwei Akten nach Marius Petipa und Lew Iwanow
                振付・演出 Rudolf Nurejew
                音楽 Peter Iljitsch Tchaikowski
                舞台・衣装 Nicholas Georgiadis
                照明 Jacques Giovanangeli
                指揮 Paul Connelly

                クララ Natascha Mair
                ドロッセルマイヤー・王子 Leonardo Basílio
                ルイーザ Anita Manolova
                フリッツ Richard Szabó
                父親 Andrey Teterin
                母親 Franziska Wallner-Hollinek
                祖父 Gabor Oberegger
                祖母 Gloria Maass
                街の少年たち Nicola Barbarossa, Theo Bourg, Marat Davletshin, Marian Furnica,
                Andrés Garcia-Torres, Trevor Hayden, Scott McKenzie, Arne Vandervelde
                お客様たち Vanessza Csonka, Oxana Kiyanenko, Alena Klochkova, Zsófia Laczkó,
                Katharina Miffek, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman, Iulia Tcaciuc
                Martin Dempc, Alexis Forabosco, András Lukácis, Igor Milos, Kamil Pavelka,
                Tristan Ridel, Alexandru Tcacenco, Jaimy van Ovreem
                Abigail Baker, Marie Breuilles, Carolina Sangalli
                ネズミの王 Andrey Kaydanovskiy, Zsolt Török
                小さなくるみ割り人形 Trevor Hayden
                雪の精 Alice Firenze, Nikisha Fogo
                Abigail Baker, Emilia Baranowicz, Elena Bottaro, Marie Breuilles
                Natalya Butchko, Venessza Csonka, Sveva Garguilo
                Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Alene Klochkova, Zsófia Laczkó
                Anita Manolova, Fiona McGee, Katharina Miffek, Suzan Opperman
                Joana Reinprecht, Alaia Rogers-Maman, Carolina Sangalli, Isabella Lucia Severi
                Anna Shepelyeva, Iulia Tcaciuc, Franziska Wallner-Hollinek,
                Céline Janou Weder, Madison Young
                スペインの踊り Anita Manolova - Richard Szabó
                Vanessza Csonka, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko,
                Alexis Forabosco, Andrey Kaydanovskiy, Alexandru Tcacenco
                アラビアの踊りZsófia Laczkó* - Eno Peci, Gloria Maass, Gabor Oberegger
                Abigail Baker, Marie Breuilles, Carolina Sangalli
                ロシアの踊り Franziska Wallner-Hollinek - Andrey Teterin
                Emilia Baranowicz, Natalya Butchko, Alene Klochkova, Anna Shepelyeva
                András Lukács, Igor Milos, Kamil Pavelka, Tristan Ridel
                中国の踊り Francesco Costa, Marcin Dempc, Géraud Wielick
                パストラーレ Fiona McGee*, Isabella Luciz Severi*, Scott McKenzie*
                ワルツ Abigail Baker*, Natalya Butchko, Sveva Garguilo,
                Katharina Miffek, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman,
                Carolia Sangalli*, Anna Shepelyeva, Rikako Shibamoto,
                Iulia Tcaciuc, Céline Janou Weder,Madison Young,
                Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Marian Furnica,
                Andrés Garcia-Torres, Sergiy Golovin, Trevor Hayden,
                Andrey Kaydanovskiy, Igor Milos, Tristan Ridel, Zsolt Török,
                Jaimy van Ovreem, Arne Vandervelde

                Wiener Staatsballett
                Studierende der Ballettakademie der Wiener Staatsoper
                Kinder der Opernschule der Wiener Staatsoper
                Orchester der Wiener Staatsoper

                2018年の初文化生活はクルミ割り人形の午後公演。
                通算30回目の公演で、私は24回目。
                皆勤賞とは言わないが、頑張ってます(って誰も褒めてくれない(笑))

                昨年最後の公演で
                レオナルドが力入りすぎで
                見せ所の片足バランスを崩してしまったのが気にかかっていたのだが
                (あれは超むずかしい。ベテラン・ダンサーでも失敗する事がある)
                今日のレオナルドはどうだろう・・・

                レオナルドとナターシャの最終公演になるのだが
                うわあああ、良い感じ。
                最初のレオナルドのソロでも
                この間みたいに力が入りすぎていなくてバランスが良い。

                う〜ん、クリスマスから新年の
                普通の人(ワタシみたいなの)がダラダラしている間に
                どれだけ練習したんだろう・・・

                しかしレオナルドって、本当に舞台で映えるな。
                あのスタイルの良さ、空間を掴む大きさは素晴らしい。
                テクニックはあるんだし
                恵まれた容姿で、真面目な努力家だし(少なくともそう見える)
                これから王子さまタイプで期待が持てる。

                キャストはほとんど同じだが
                アラビアの踊りとパストラーレのキャストが変わった。

                アラビアの踊りは、最近出てきたソフィア(って読むのか?)とエノ。
                このソフィアって、ものすごくキュートで顔立ちがキレイなんだけど
                う〜ん、柔軟性がない、と言ったら失礼なのだろうが
                ちゃんと脚を上げているのに、上げていないように見える。
                一つ一つのポーズの間を、まだ取りきれていなくて
                技術的にギリギリなんだろうか。

                アラビアの踊りは
                年寄りのボスが、若い人に食料を寄こさず
                飢えたカップルが空腹に悶えまくって
                女性が色仕掛けで年寄りボスの気を引いている間に
                男性がボスから財布を掏り取って
                2人でざまみろ、うっしっし、という

                まぁ、あまり道徳的ではないストーリーなのだが
                (良いんです、クララの夢の中だから)
                普段、上司に虐められていると、ちょっと小気味良い
                ・・・あっ、もう上司いないんだった ^^;

                よって、色仕掛けする女性のダンサーに
                色気がないと割りにつまらなくなってしまう。
                ケテヴァンとか、凄かったもんなぁ。

                ソフィアはちょっとまだ色気もないし
                柔軟性に欠けるわけではないと思うんだけど
                ポーズを「キメる」のが、まだ弱い。
                ・・・・これからだよ、頑張って ♡

                パストラーレはフィオーナ、イザベラとスコット。
                3人とも新人(だと思う)
                スコットは小柄だけど、童顔で、もうカワイイの何のって
                コールドの時から、うわ、キュートな男性ダンサーが居る、と
                私がはしゃぎまわっていた踊り手で
                あの難しいパストラーレの細かいステップを見事に踊った。
                ただ、女性のうち1人が、途中のソロで膝が落ちてしまい
                一瞬、怪我したんじゃないか、とドキッ。
                転ぶ寸前で立て直して、その後はちゃんと踊ったのでホッとしたが。

                そうなんですよ、これ、何せヌレエフ版だから
                主役級のパの技術も、超超超超超絶技巧を要求される上に
                他の端役のダンサーも
                デヴェルティスマンのダンスも一筋縄ではいかない
                細かいパの連続なの。

                リッチーとアニータのフリッツとルイーズは良かった。
                特にリッチーの元気に満ちたオフザケ・フリッツは
                むちゃくちゃハマったヤンチャ坊主の演技で
                キレのあるダンスをするリッチーにはピッタリの役柄だと思う。
                (今年の真夏の夜の夢で、またパック踊ってくれないかな)

                後半の見どころ
                金平糖と王子さまのパ・ド・ドゥ!!!

                いやもう、ナターシャって、何という安定感。
                ポワント続きの鬼のような振付を
                全く難しいと感じさせずに、実に自然に
                しかも、あの「ほら見てうっふん」のキュートな笑顔でやられたら
                観ている方のハートを鷲掴み。

                対するレオナルド。
                前半からとても安定していて
                あの難しいパもしっかりモノにしていたので
                これは期待できるかも・・・と思っていたら

                期待以上・・・・

                最後の片脚バランス、しかも、上げた片脚に女性ダンサーが乗るという
                ヌレエフ何考えてんの?という、超むずいポーズを

                何秒保ってるんですかっ!!!!!! 💦
                オーケストラの音楽、残響まで消えてますが!!!!

                ったく極端な奴だ(爆笑)
                だって、脚、ブルブル震えているのに、まだキープしてるんだもん。
                最初の公演時に素晴らしいキープを見せて
                その次の時に半分失敗しているのを取り戻そうと
                まぁ、いったい、どの位、練習したんだか・・・

                いや、良くやった、レオナルド!!!
                その後のジャンプも大きくてダイナミックで素晴らしかった。

                何だか観ていて、涙が出て来た。
                息子か孫が、舞台で頑張って、素晴らしいものを見せてくれたような気分。
                同じバレエ団を長く追いかけていると
                コールドから出てくるダンサーに、ついつい思い入れが発生する。

                しかしこの公演、舞台は美しいし
                音楽は美しいし
                (時々、ズレたり、あれ?というのは
                 バレエ公演だから仕方がないです(笑))
                子供の声は時々観客席から聞こえるけれど
                (子供は一律15ユーロ、どんな高いチケットでも(笑))
                私の周りの子供たちは夢中になって観ていたし
                いや、本当に本当に、本当に楽しい。

                まぁ、身分不相応な40ユーロ以上の席を買って
                バルコン席から舞台全体をバッチリ観た、というのもあるんだけど(笑)
                (発売初日の一番最初に狙ったのだが、安い席はもうなかったのである)

                12月下旬から、文化生活におさらばしていたせいもあって
                あああああ、ワタシ、飢えていたんだわ、と
                つくづく思ったわ。

                公演後、友人とお茶して帰宅して
                すぐにトンボ返りで、またオペラ座に行った私に
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                夜のくるみ割り人形公演もあったのですが
                ケチして、これは明日、ブログにアップする予定 ^o^

                国立バレエ クルミ割り人形 今シーズン2回目(通算23回目)

                0
                  Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2017年12月28日 19時30分〜21時30分

                  DER NUSSKNACKER
                  Ballett in zwei Akten nach Marius Petipa und Lew Iwanow
                  振付・演出 Rudolf Nurejew
                  音楽 Peter Iljitsch Tchaikowski
                  舞台・衣装 Nicholas Georgiadis
                  照明 Jacques Giovanangeli
                  指揮 Paul Connelly

                  クララ Natascha Mair
                  ドロッセルマイヤー・王子 Leonardo Basílio
                  ルイーザ Anita Manolova
                  フリッツ Richard Szabó
                  父親 Andrey Teterin
                  母親 Franziska Wallner-Hollinek
                  祖父 Gabor Oberegger
                  祖母 Gloria Maass
                  街の少年たち Nicola Barbarossa, Theo Bourg, Marat Davletshin, Marian Furnica,
                  Andrés Garcia-Torres, Trevor Hayden, Scott McKenzie, Arne Vandervelde
                  お客様たち Vanessza Csonka, Oxana Kiyanenko, Alena Klochkova, Zsófia Laczkó,
                  Katharina Miffek, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman, Iulia Tcaciuc
                  Martin Dempc, Alexis Forabosco, András Lukácis, Igor Milos, Kamil Pavelka,
                  Tristan Ridel, Alexandru Tcacenco, Jaimy van Ovreem
                  Abigail Baker, Marie Breuilles, Carolina Sangalli
                  ネズミの王 Andrey Kaydanovskiy, Zsolt Török
                  小さなくるみ割り人形 Scott McKenzie
                  雪の精 Alice Firenze, Nikisha Fogo
                  Abigail Baker, Emilia Baranowicz, Elena Bottaro, Marie Breuilles
                  Natalya Butchko, Venessza Csonka, Adele Fiocchi, Sveva Garguilo
                  Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Alene Klochkova, Zsófia Laczkó
                  Anita Manolova, Fiona McGee, Katharina Miffek, Suzan Opperman
                  Alaia Rogers-Maman, Carolina Sangalli, Isabella Lucia Severi
                  Anna Shepelyeva, Iulia Tcaciuc, Franziska Wallner-Hollinek,
                  Céline Janou Weder, Madison Young
                  スペインの踊り Anita Manolova - Richard Szabó
                  Vanessza Csonka, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko,
                  Alexis Forabosco, Andrey Kaydanovskiy, Alexandru Tcacenco
                  アラビアの踊りAlice Firenze - Eno Peci, Gloria Maass, Gabor Oberegger
                  Abigail Baker, Marie Breuilles, Carolina Sangalli
                  ロシアの踊り Franziska Wallner-Hollinek - Andrey Teterin
                  Emilia Baranowicz, Natalya Butchko, Alene Klochkova, Anna Shepelyeva
                  András Lukács, Igor Milos, Kamil Pavelka, Tristan Ridel
                  中国の踊り Francesco Costa, Marcin Dempc, Géraud Wielick
                  パストラーレ Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Dumitru Taran
                  ワルツ Natalya Butchko, Sveva Garguilo, Zsófia Laczkó, Fiona McGee
                  Katharina Miffek, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman
                  Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto, Iulia Tcaciuc, Céline Janou Weder,
                  Madison Young, Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Marian Furnica,
                  Andrés Garcia-Torres, Trevor Hayden, Andrey Kaydanovskiy,
                  Scott McKenzie, Igor Milos, Tristan Ridel, Zsolt Török,
                  Jaimy van Ovreem, Arne Vandervelde

                  Wiener Staatsballett
                  Studierende der Ballettakademie der Wiener Staatsoper
                  Kinder der Opernschule der Wiener Staatsoper
                  Orchester der Wiener Staatsoper

                  12月23日のキャストと同じ「くるみ割り人形」
                  役デビューの星(名前の後ろの *)が消えただけで
                  これ、消すのも大変なんだけど
                  でも、ダンサー全員、事故も怪我もなく2回目の公演に乗れたのは嬉しい。

                  ナターシャ、相変わらずキュートさ満開。
                  しかし、このダンサー、本当に体幹がしっかりしていて
                  どんなに片足ポワントでも、鉄壁の安定性。

                  テクニックがしっかり身になっているだけに
                  演技中の自然な笑顔を忘れないし
                  ちょっと、どや顔なんだけど(それがまたカワイイ)
                  下から目線を取る、ちょっと見上げるような笑顔なんか
                  小悪魔的で、ちょっと生意気で(笑)
                  バレエがヘタクソだったら、あんな表情したら
                  殴ってやりたくなるが
                  あれだけ見事にポーズやパを決めてから

                  ほら、見た?

                  って、あの笑顔で問いかけられると
                  観ている方は
                  そのスィートさに溶けてグニャグニャになってしまう。

                  才能ももちろんだが
                  ここまでになるために、このダンサー、どこまで努力を重ねて来たんだろう。

                  ドロッセルマイヤー+王子さまのレオナルド。
                  初日の出来が良かったので
                  こちらも期待して2回目を鑑賞。

                  このダンサーも、身体が実に美しい。
                  白タイツが似合う男性ダンサーって
                  ちょっと子供時代の頃を考えると
                  いぢめたくなるタイプの弱々しいイメージがあるけれど
                  レオナルドって、身体のバランスが素晴らしく
                  顔の大きさと身体の大きさ、手足の長さが
                  もろに少女コミック
                  しかも一世代前の少女コミック
                  (註 最近、有吉京子先生の描くダンサーは筋肉ムキムキが多い)

                  あの長い脚の、しかも筋肉ムキムキでない
                  まっすぐな美しさを何と表現しよう・・・(ため息)

                  ただ、前半の王子さまとクララのパ・ド・ドゥで
                  ソロの時に、ちょっと硬くなってるかなぁ・・・という感じ。

                  ポーズ一つ一つは、ばっちりキメて来るのだが
                  そのキメ方が、如何にも、頑張って体操してます的な感じがして
                  この間のようにストーリー内で自然に収まっているというよりは
                  気負いがあって
                  頑張らなくちゃ、というのが見える。
                  だから、その分、キメはバッチリなのだが
                  第一幕の雪のシーンの前の王子さまのソロが、ちょっときつそう。

                  後半の金平糖まで、あの気負いが良い方に出れば良いが
                  ・・・と思っていたら

                  ナターシャとのパ・ド・ドゥ
                  音楽も一番盛り上がる見せ場たっぷりの素晴らしいバレエ・シーンで
                  ポーズ一つ一つは見事に決めて来て

                  おお、さすがに魅せるなぁ
                  と思っていたら
                  最後のあの難しいリフトで、ちょっとだけ不安定さが。
                  (ミスではないし、誰も気がついていないと思う)

                  最後のあの片足に女性ダンサーを乗せてバランスを取る
                  むちゃくちゃ難しいリフトが

                  あああああ

                  いや、失敗ではない。
                  ちゃんと片足は上げた・・・・けれど
                  ナターシャが乗り切ってなくて
                  バランス崩れて
                  すぐに脚を降ろしてしまって
                  ・・・なのに、ナターシャ、まだ斜めで体勢そのままって
                  うわああああ
                  あの場面って
                  女性ダンサーが男性の片足にもたれ掛かるんだと思っていたけれど
                  女性ダンサーは、自分のバランスで
                  身体を横にして支えているわけ?

                  以前もそんなケースあったな。
                  デニスだったっけ、やっぱり乗り切らずに
                  女性ダンサー(あの時は橋本清香嬢だったような気がする)が
                  自分の力で斜めにしっかり身体をキープしていた記憶がある。

                  でも甘い見方をすれば
                  一応、一瞬でも片脚に女性ダンサーは乗っかったし
                  この間はキープは良かったものの
                  ちょっと脚を上げすぎ、というのもあったので
                  良しとしよう。
                  だって、あれ、本当にサーカスだもん。

                  その後のソロも伸びやかでジャンプも良かったし
                  美しい肢体を充分に堪能できたし(うふふふふふふ)

                  1月6日に同じキャストでの公演がある。
                  その後はロベルトと橋本清香嬢にキャスト変更。

                  レオナルド、頑張って!!!

                  次の公演も楽しみな私に
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                  これで2017年は最後だと思った方
                  実はまだ最後に1回、コンサートがあります(笑)

                  フォルクス・オーパー ロメオとジュリエット(バレエ) 4回目

                  0
                    Volksoper/Wiener Staatsballett 2017年12月27日 19時30分〜21時35分

                    Roméo et Juliette
                    Ballett in zwei Teilen
                    振付 Davide Bombana
                    音楽 Hector Berlioz
                    舞台・衣装・照明 rosalie
                    指揮 Gerrit Prießnitz
                    コーラス指導 Thomas Böttcher

                    ジュリア Elena Bottaro *
                    ロメオ Andrés Garcia-Torres *
                    マブ女王 Gala Jovanovic
                    ロレンツォ神父 Mihail Sosnovschi
                    マキューシオ Keisuke Nejime
                    ティボルト Lázló Benedek
                    ベンヴォーリオ Felipe Vieira
                    マブ女王のダブル Tainá Ferreira Luiz, Suzanne Kertész
                    Dominika Kovacis-Galavics, Mila Schmidt
                    アンサンブル Laura Cislaghi, Marie-Sarah Drugowitch
                    Kristina Ermolenok, Tainá Ferreira Luiz, Viktoria Feyferlik,
                    Irene Garcia-Torres, Susanne Kertész, Dominika Kovacs-Galavics,
                    Tessa Magda, Natalie Salazar, Mila Schmid
                    Roman Chistyakov, Samuel Colombet, Patrik Hullmann,
                    Alexander Kaden, Matteo Magalotti, Dragos Musat,
                    Lorenzo Salvi, Gleb Shilov, Martin Winter
                    ソロ歌手 アルト Annely Peebo
                    ソロ歌手 テノール Alexander Pinderak
                    ソロ歌手 バス Andreas Daum

                    Wiener Staatsballett
                    Orchester der Volksoper Wien
                    Chor und Zusatzchor der Volksoper Wien

                    今シーズン最後のベルリオーズのロメオとジュリエット。
                    フォルクスオーパーのバレエは、この後、1月〜3月までは
                    シンデレラがプログラムに載っている。
                    (すみません、シンデレラ、もう行きません。
                     何回も行ったけど、盛り上がりないし・・・)

                    千秋楽は若手公演!!!
                    エレナがジュリエット。
                    エレナは国立オペラ座のバレエ公演のコールドでよく見かける。

                    対するロメオのアンドレス・ガルシア=トレスって
                    ストラヴィンスキーのアンドレイ振付の「火の鳥」で
                    最後のシーンでホットドッグの着ぐるみで
                    後ろでウロウロしていたダンサーだ(笑)

                    いや、あの時は、あのホットドッグがダンサーだとは思わなくて
                    その後、ちょくちょくキャスト表で名前を見かけて
                    ああああ、あれ、ダンサーがやってたの?と驚いたのだが

                    ホットドッグからロメオへ、と、えらいキャリアアップ。
                    いや、才能あるダンサーだからホットドッグ役をやっていたのか?
                    よくわからないが、ともかくホットドッグがロメオになった(違!)

                    で、私が間違っていなければ
                    確か、このエレナとアンドレアスはリアル・カップルのはず。

                    相変わらずのバレエ付き音楽劇で
                    ついでに、あんまりバレエ要らない音楽劇で
                    ダンサーたち、ものすごく良いバレエを見せてくれるだけに
                    音楽とバレエのチグハグ感がかなり残念・・・

                    ジュリエット・デビューのエレナが
                    うああああああああ、何てカワイイの。
                    監督好みの美少女で
                    愛に満ちた喜びの表情が、むちゃくちゃキュートで
                    長い手足のバランスが良くて、掴む空間が大きい。

                    後半の「死体運び」の時に思ったんだけど
                    エレナって、マリアやイオアンナより、身長かなり高いよね?
                    でも(たぶん)リアル彼氏のアンドレアスとのバランスが
                    非常に良くて(という事はアンドレアスもかなり上背がある?)
                    デュエットで踊っていても
                    大男・大女の感じは全然しなくて

                    いやもう、若いフレッシュな愛に満ちたカップルの
                    恋のエネルギーが ❤❤ ダイレクトに伝わって来て

                    あんなにドキドキの恋物語がリアルに語られるって
                    自分の青春時代・・・にはなかったけれど
                    本当に恋した時のドキドキ感が蘇ってくるようで

                    うわ〜、こういうリアル感って良いわ。
                    2人とも、何てキュートなの。
                    子供・・・と言うより、もう孫かな、そういう年代の
                    甘やかなラブストーリーがジワジワ迫ってくる。

                    例のクソ長いバルコニーのシーンは
                    いや、やっぱり長いんだけど(涙)
                    しかも似たような、抱きついて飛びついて
                    助走して飛びついてアクロバティックなリフトという
                    ・・・いや、それ以外に方法がないのはわかるが
                    さすがに、長い長い長いシーンで
                    ず〜っと同じパターンで
                    (途中、ちょっと可愛く遊ぶシーンはあるけれど)
                    最後の助走飛びつき+リフトの繰り返しは
                    ダンサーにも大変だろうが(どんどんアクロバットになるし)
                    観ている方も、あああ、また抱きついてるよ、こいつら
                    ・・・とか思ってしまうので

                    あまり長いラブシーンはちょっとね ^^;

                    さすがに本日のカップルは、しっかりリアルに魅せてはくれたけれど
                    それだって、他人のラブラブ・シーンを
                    喜んでニコニコしながら観るのは
                    せいせい10分が限度だろう(ダラダラと長く長く続くのだ、これが)

                    根占クンの身体のバネの強さには参ったなぁ。
                    本当に豆が弾けるように飛んで跳ねる。
                    リズム感の良さ、バネの強さ、小回りの効く小気味良さで
                    マキューシオにはピッタリだった。

                    最後のシーンのバスは
                    やっぱり平野さんの方が
                    声の美しさも滑らかさも声量も
                    演技も、その存在感も、ずっと良かった。

                    ダウムって、フォルクス・オーパーの歌手として出ると
                    舞台では、かなり声量のある歌手、という記憶があるのだが
                    それで平野さんの方が声量も美声も存在感も勝ってると思うのは
                    ・・・平野さんって、本当に素晴らしい歌手なんだなぁ、と
                    改めて思ってしまった。
                    (また出演する時に聴きたい・・・とは言え
                     1月のフィガロ、3公演とも別の予定が入っている。
                     ・・・う〜ん、何とか調整できないだろうか(悩))

                    3種類の違うキャストで
                    それぞれに、チャーミングな役作りを見せてもらった。
                    作品として、音楽もバレエもコーラスもソリストも良いのに
                    全部合わせるとチグハグになってしまう
                    ・・・という、何とも残念なプロダクションだったけれど

                    ストーリーが有名だっただけに
                    観客はかなり入っていたから
                    フォルクス・オーパーのバレエ公演としては
                    成功だった部類に入るのだろうなぁ。

                    シンデレラは行かないから
                    次の公演は4月の「真夏の夜の夢」
                    (これ、実は好き。誰がキャスティングされるんだろ?)

                    そろそろ2017年も終わり。
                    最後の最後でとんでもない仕事上のタイヘンな事が起こってしまい
                    (引退したのに仕事とはそりゃ何じゃ?(^_^;))
                    どうなる事やらハラハラだけど
                    まだ、今年最後のコンサート行きは残っているという私に
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                    国立バレエ クルミ割り人形 今シーズン1回目(通算22回目)

                    0
                      Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2017年12月23日 19時30分〜21時30分

                      DER NUSSKNACKER
                      Ballett in zwei Akten nach Marius Petipa und Lew Iwanow
                      振付・演出 Rudolf Nurejew
                      音楽 Peter Iljitsch Tchaikowski
                      舞台・衣装 Nicholas Georgiadis
                      照明 Jacques Giovanangeli
                      指揮 Paul Connelly

                      クララ Natascha Mair
                      ドロッセルマイヤー・王子 Leonardo Basílio *
                      ルイーザ Anita Manolova
                      フリッツ Richard Szabó
                      父親 Andrey Teterin *
                      母親 Franziska Wallner-Hollinek
                      祖父 Gabor Oberegger *
                      祖母 Gloria Maass *
                      街の少年たち Nicola Barbarossa*, Theo Bourg, Marat Davletshin, Marian Furnica,
                      Andrés Garcia-Torres*, Trevor Hayden, Scott McKenzie*, Arne Vandervelde*
                      お客様たち Vanessza Csonka, Oxana Kiyanenko, Alena Klochkova*, Zsófia Laczkó,
                      Katharina Miffek*, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman*, Iulia Tcaciuc
                      Martin Dempc*, Alexis Forabosco, András Lukácis*, Igor Milos, Kamil Pavelka,
                      Tristan Ridel*, Alexandru Tcacenco, Jaimy van Ovreem*
                      Abigail Baker*, Marie Breuilles*, Carolina Sangalli*
                      ネズミの王 Andrey Kaydanovskiy, Zsolt Török
                      小さなくるみ割り人形 Scott McKenzie*
                      雪の精 Alice Firenze, Nikisha Fogo*
                      Abigail Baker*, Emilia Baranowicz*, Elena Bottaro, Marie Breuilles*,
                      Natalya Butchko*, Venessza Csonka, Adele Fiocchi, Sveva Garguilo*
                      Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Alene Klochkova, Zsófia Laczkó*
                      Anita Manolova, Fiona McGee*, Katharina Miffek*, Suzan Opperman*
                      Alaia Rogers-Maman, Carolina Sangalli*, Isabella Lucia Severi*
                      Anna Shepelyeva, Iulia Tcaciuc, Franziska Wallner-Hollinek,
                      Céline Janou Weder, Madison Young*
                      スペインの踊り Anita Manolova - Richard Szabó
                      Vanessza Csonka*, Gala Jovanovic*, Oxana Kiyanenko,
                      Alexis Forabosco, Andrey Kaydanovskiy, Alexandru Tcacenco
                      アラビアの踊りAlice Firenze - Eno Peci, Gloria Maass*, Gabor Oberegger*
                      Abigail Baker*, Marie Breuilles*, Carolina Sangalli*
                      ロシアの踊り Franziska Wallner-Hollinek - Andrey Teterin*
                      Emilia Baranowicz, Natalya Butchko*, Alene Klochkova*, Anna Shepelyeva*
                      András Lukács*, Igor Milos, Kamil Pavelka, Tristan Ridel
                      中国の踊り Francesco Costa, Marcin Dempc, Géraud Wielick
                      パストラーレ Elena Bottaro, Adele Fiocchi*, Dumitru Taran
                      ワルツ Natalya Butchko*, Sveva Garguilo*, Zsófia Laczkó*, Fiona McGee*
                      Katharina Miffek*, Suzan Opperman*, Alaia Rogers-Maman*
                      Isabella Lucia Severi*, Rikako Shibamoto*, Iulia Tcaciuc, Céline Janou Weder,
                      Madison Young*, Nicola Barbarossa*, Marat Davletshin, Marian Furnica,
                      Andrés Garcia-Torres*, Trevor Hayden, Andrey Kaydanovskiy,
                      Scott McKenzie, Igor Milos, Tristan Ridel, Zsolt Török,
                      Jaimy van Ovreem, Arne Vandervelde*

                      Wiener Staatsballett
                      Studierende der Ballettakademie der Wiener Staatsoper
                      Kinder der Opernschule der Wiener Staatsoper
                      Orchester der Wiener Staatsoper

                      ああああ、もうキャスト書いただけで息切れしそう(笑)
                      この季節、やっと出ました、くるみ割り人形(ヌレエフ版)

                      2012年〜13年に8回、2013年〜14年に6回
                      2014年〜15年に7回、通算21回観ているので

                      クルミ割り人形の追い掛け

                      ・・・と言っていただいてかまいません(自慢にならん)

                      ちなみに今シーズンも根性入れて
                      全公演のチケットを確保してある。

                      実は今日のチケットだけはちょっとミスして
                      発売初日の一番で取るのを失念して寝坊。

                      あっ、と思って9時過ぎに見たら
                      もうチケットは残っていない(ものすご〜く高いチケットは別)
                      という状態で
                      慌てて、会社で一緒に仕事していたチケット・オフィスに電話し
                      何とか1枚確保したのだが

                      40ユーロ近くする(オリジナル価格)のに
                      舞台の3分の1は見えません(涙)

                      ちょっとした寝坊が招いた自業自得なので
                      チケットが取れただけ、よしとしよう(涙)

                      今シーズン最初のクルミに登場するのは
                      キュートなナターシャと

                      うわあああ、レオナルドが王子さまのデビューだ!!!

                      以前からテクニックのしっかりした王子さまタイプだと思っていた。
                      ただ、何というか、ものすごくマジメなタイプに見えて
                      鉄壁のテクニックで
                      ベテランのリュドミラとかと踊っていたが
                      オーラとかキャラクターとか言う意味では
                      まだそれほどの存在感がなかった。

                      今回の王子さま役への抜擢は私も嬉しい (^o^)


                      (写真は国立オペラ座公式サイトから拝借。クリックで大きくなります)

                      甘いマスクのイケメンだし
                      手足が長くて
                      ものすごくバランスの取れた体型で
                      脚の美しさが素晴らしい。
                      アラベスクとかすると、もう、本当にため息が出るほどに美しい。

                      ナターシャとのカップリングが
                      まさにおとぎ話に登場するような
                      うわあああ、それは少女コミックですか!と言いたくなる程。
                      全体に調和が取れて、ため息の出る素晴らしさ。

                      レオナルドのソロも
                      長い脚が伸びて、舞台全体を使って
                      マジメなんだけど、その分、とてもノーブルで
                      気品がバンバン客席に飛んでくるような気持ちの良さ。

                      ああ、舞台で輝くタイプって居るよね。
                      力が入ったり、むちゃ張り切ったりではなくて
                      自然にオーラが出てくるタイプ。
                      コツコツと積み重ねた技術を充分に活かして
                      それを至極冷静に舞台の上で、淡々と披露するのが
                      キラキラと輝いていて
                      派手ではないのに目が吸いつけられる。

                      ナターシャのキュートさは、クララにぴったりだし
                      金平糖の華やかさも
                      徹底的な技術の完璧さで、安定していて
                      しかも・・・やっぱり超キュート ♡

                      レオナルドとナターシャの
                      例のパ・ド・ドゥの片脚バランス。
                      レオナルドが・・・凄かったです。
                      あんなに脚を上げてパートナーを支えたダンサーって居たっけ?
                      何と言うバランスの良さ。
                      しかも、それを淡々とやったところに凄さがある。

                      子供たちは、たぶん、総入れ替えしてる。
                      (最後の公演は2014年〜15年シーズンだったから
                       当時、出演していた子供たちは、もうかなり育って来ているだろう)
                      まだギクシャクした部分はあるけれど
                      この中から将来のダンサーが育って行くと思うと、楽しい。
                      (オバサン、その頃は生きていないかもしれないが(笑))

                      雪の精のアリーチェとニキーシャが素晴らしかった。
                      アリーチェはいつもの品の良さ。
                      ニキーシャは、本当に空中を飛ぶ雪のひとひらのような軽さ。

                      パストラーレのエレーナ、アデーレ、ドミトルも目を惹いた。
                      エレーナとアデーレ、本当に美女だよねぇ。
                      男性のソロ、かなりハードなんだけど
                      ドミトルの細かいパはすべてバッチリ決まっていて見事だった。

                      花のワルツでは
                      私の初恋の君・・・に似ているダンサーから目が離せず(笑)

                      そして、コールドの中に、梨花子ちゃん見っけ!!!
                      わ〜い、復活おめでとう!!!

                      ナターシャとレオナルドでの公演は
                      12月28日と1月6日のマチネ。
                      その後、1月6日のソワレと9日の公演は
                      橋本清香嬢とローベルトのカップリング。

                      ・・・全部観る予定で
                      寝坊もせずに、根性入れてチケット取った私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                      ここ数年、12月25日・26日はバレエを上演していたのだが
                      今年はダンサーはお休み。
                      というワケで、24日〜26日はナイト・ライフはないので
                      悪しからず。

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