国立バレエ「シルヴィア」今シーズン2回目

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    Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper
    2019年9月14日 19時30分〜21時45分

    SYLVIA
    Ballett in drei Akten
    振付 Manuel Legris nach Louis Mérante u.a.
    ドラマツルギー・リブレット Manuel Legris, Jean-François Vazelle
    nach Jules Barbier und Baron Jacques de Reinach
    音楽 Léo Delibes
    舞台・衣装 Luisa Spinatelli
    照明 Jacques Giovanangeli
    指揮 Kevin Rhodes

    シルヴィア Olga Esina
    アミンタ Jakob Feyferlik
    オリオン Robert Gabdullin
    エロス Tristan Ridel
    ダイアナ Ketevan Papava
    エンデュミオン Roman Lazik *
    妖精 Dumitru Taran
    ナイアド Elena Bottaro
    2人の狩人 Ioanna Avraam, Alice Firenze
    農民の娘 Sveva Gargiulo
    農民 Arne Vandervelde
    羊飼い Nicola Barbarossa
    ヌビアの奴隷 Anna Manolova, Fiona McGee

    サターンたち Martin Dempc, Marian Furnica, Hanno Oppermann, Andrey Teterin
    樹の精 Nicola Barbarossa, Andrés Garcia Torres, Trevor Hayden, Arne Vandervelde
    ドリアード Natalya Butchko, Sveva Gargiulo, Fiona McGee, Isabella Lucia Severi
    ナイアド Anita Manolova, Xi Qu, Joana Reinprecht, Rikako Shibamoro
    狩人 Vanessza Csonka, Adele Fiocchi, Gala Jovanovic,
    Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó, Eszter Ledán, Suzan Opperman,
    Xi Qu, Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo
    ウエスタの乙女 Marie Breuilles, Laura Cislaghi, Andrea Nemethová, Flavia Soares
    農民の娘たち Emilia Baranowicz, Natalya Butchko, Martina Dall’Asta,
    Joana Reinprecht, Isabella Lucia Severi, Anna Shepelyeva,
    Oksana Timoshenko, Beata Wiedner
    農民たち Leonardo Basílio, Giovanni Cusin, Marat Davletshin,
    Andrés Garcia Torres, Darius Gramada, Trevor Hayden, Igor Milos, Narvin Turnbull
    ヌビアの奴隷たち Natalya Butchko, Suzan Opperman, Xi Qu,
    Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto, Chiara Uderzo

    Wiener Staatsballett
    Orchester der Wiener Staatsoper
    Jugendkompanie der Balletakademie der Wiener Staatsoper

    同じ演目を2日続きで
    主人公レベルはチェンジしているにしても
    副主人公レベルとコールドは全員同じ。

    うわあああ、お疲れ様です。
    この演目、コールドとは言えど
    最初から最後まで踊りっぱなしで
    ともかくハードなバレエなので
    2日続きで踊ったダンサー全員に
    私は心からの敬意を表す。

    今シーズン2回目、私にとっては通算10回目のシルヴィア。

    外ではオペラ座ライブ・スクリーンをやっていて
    直前には用意されているベンチはぎっしり詰まっていたので
    ダンサーとしても踊り甲斐があるだろうが
    緊張もあるんだろうなぁ。

    ダイアナはケテヴァン。
    演技力抜群の中堅ダンサーが
    ダイアナ役をリアルに踊ると、かなりコワイ(笑)

    最後のシーンで
    オリオンがドアを叩いて
    そこにダイアナが登場する場面がある。

    シルヴィアが出てくるかと思ったら
    怒りに満ちたダイアナが
    しかも、ケテヴァンの演技力半端じゃないから
    怒りのオーラを撒き散らしながら出て来て
    オリオンは怖かっただろうなぁ。
    (客席で見ていても、ちょっと怖かった(笑))

    最初のシーンのエンドュミオンは
    ベテラン・プリンシパルのローマンがキャスティング(デビュー)されていて
    え〜っ??? ローマンとケテヴァンでは
    有り勝ちな 中年の不倫カップル ベテラン同士の威厳に
    なっちゃうんじゃないかと思っていたら

    ローマンのヘア・スタイル・・・あれは、いったい何なんですか?
    ブロンドの巻き毛クルクルのカツラで
    ちょっと見ると、どうやってもジョルジョーネの描いた少年に見える。
    「少年」ですよ、みなさん!!!
    ローマンって中堅なのに
    何で、ヘア・スタイルとメイクで
    あんなに少年になっちゃうの・・・(絶句)

    短いソロとデュエットだが
    基礎が徹底的に身についているローマンの
    正統的なダンスは、さりげなく見応えがある。

    ケテヴァンが年増に見えちゃうけど
    過去の恋のシーンだから、それはそれでリアル。

    シルヴィア登場、オルガさま〜〜〜〜っ!!!(きゃ〜〜〜っ)
    下目使いのサド目で観客を総なめに見つめて
    あの目で見つめられたら
    へえええええっ、参りました m(__)m
    Orz というか、もう地面にひれ伏したいですワタシ。

    ニキーシャのシルヴィアが活発で元気なのに対し
    オルガさまのシルヴィアは、とことん優雅で美的で
    プライド高くて
    ちょっとリアルな世界から離れて
    神話の世界に誘導される感じ。

    最初のシーンでは下からの目線で
    サドっぽさ、ちょっと婀娜な感じの表情なのに
    3幕目のアミンタとのシーンでは
    笑顔が1幕と全く変わって
    素直な愛に輝くような
    穿った見方をするなら、母性愛に満ちた笑顔になる。

    ヤコブって、そんなにオルガさまの母性愛を刺激するのかしら(笑)

    ローベルトのオリオンは
    ダヴィデのオリオンに比べると、ちょっとダンスが重い。
    (というより、ダヴィデが重力を全く感じさせないので
     ローベルトの方が「普通」なのである、たぶん)

    ダヴィデの軽々とした踊りに対して
    ローベルトは、やっぱり技の前で
    えっこらさ、と構えるところが見える。いや、それが普通なんだが。
    動作のキレとか速さでは
    やはりカンパニーの中ではダヴィデが群を抜いている。
    ローベルトも巧いのだが
    キレから言うと、やっぱりちょっとノーブル過ぎると思う。

    トリスタンのエロス神は・・・トリスタンって細いんですね。
    背はあるけれど、ジェローより身体の作りが細い。

    で、第2幕の後半で
    シルヴィアを救いに登場するところで
    トリスタン、羽つけてなかったんだけど
    単に忘れたのか
    サイズがトリスタンに合わなかったのか
    あるいは、トリスタンが羽をつけるのを断固として拒否したのか
    ・・・何だったんだろう。

    ワタクシ的には、あそこの羽は不要だと思うんだけど。
    というより、何だか、羽つけて登場すると笑っちゃうのよ。

    それでなくても、肌色レオタードとは言え
    ダヴィンチのダビデ像みたいなイメージで
    ほとんどヌードに近い。
    小学生あたりが、あ〜、ヌードだ〜、モコモコだ〜、と
    からかいたくなるような衣装と役なので
    それにわざわざ羽まで着けることはないと思う(個人的好みで)

    このエロス神も、ソロではかなり長い連続ジャンプがある。
    トリスタンのジャンプ、とても高くて美しい。

    ヤコブのアミンタも神話の世界に完璧に同化していて
    オルガさまとのパートナーシップも抜群だし
    ソロも優雅に余裕で見せてくれて素晴らしかった。

    が・・・
    ダンサーの皆さま、すみません。
    今日の公演で、私がひっくり返ったのは

    オルガさまとヤコブのパ・ド・ドゥの時の
    シュトイデさんのバイオリンのソロ・・・

    その前の1幕だか2幕だかでのオルガさまのソロの時の
    バイオリン・ソロも
    ものすごくエモーショナルで、むちゃくちゃ良かったのだが

    最終幕の、あのパ・ド・ドゥでのソロは
    あまりの美しさに失神しそうになって、全身鳥肌モノ。
    すみません、正直に言っちゃうと
    あのソロがあまりに素晴らしすぎて
    感覚的な快感としては
    音楽が90%を占めてしまった・・・

    何ですか、ホントに、あのソロは・・・
    こういうモノを聴けてしまう、というのは
    ウィーンの国立オペラ座ならではの醍醐味だなぁ。

    ステキな神話の世界を堪能して
    素直に幸せな気分になっている私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


    国立バレエ「シルヴィア」今シーズン一回目

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      Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper
      2019年9月13日 19時30分〜21時50分

      SYLVIA
      Ballett in drei Akten
      振付 Manuel Legris nach Louis Mérante u.a.
      ドラマツルギー・リブレット Manuel Legris, Jean-François Vazelle
      nach Jules Barbier und Baron Jacques de Reinach
      音楽 Léo Delibes
      舞台・衣装 Luisa Spinatelli
      照明 Jacques Giovanangeli
      指揮 Kevin Rhodes

      シルヴィア Nikisha Fogo
      アミンタ Denys Cherevychko
      オリオン Davide Dato
      エロス Géraud Wielick
      ダイアナ Madison Young
      エンデュミオン Zsolt Török
      妖精 Dumitru Taran
      ナイアド Elena Bottaro *
      2人の狩人 Ioanna Avraam, Alice Firenze
      農民の娘 Sveva Gargiulo
      農民 Arne Vandervelde
      羊飼い Nicola Barbarossa
      ヌビアの奴隷 Anna Manolova, Fiona McGee

      サターンたち Martin Dempc, Marian Furnica, Hanno Oppermann, Andrey Teterin
      樹の精 Nicola Barbarossa, Andrés Garcia Torres, Trevor Hayden, Arne Vandervelde
      ドリアード Natalya Butchko, Sveva Gargiulo, Fiona McGee, Isabella Lucia Severi
      ナイアド Anita Manolova, Xi Qu, Joana Reinprecht, Rikako Shibamoro
      狩人 Vanessza Csonka, Adele Fiocchi,Gala Jovanovic,
      Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó, Eszter Ledán, Suzan Opperman,
      Xi Qu, Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo
      ウエスタの乙女 Marie Breuilles, Laura Cislaghi, Andrea Nemethová *, Flavia Soares
      農民の娘たち Emilia Baranowicz, Natalya Butchko, Joana Reinprecht,
      Isabella Lucia Severi, Anna Shepelyeva *, Oksana Timoshenko,
      Liudmila Trayan *, Beata Wiedner
      農民たち Giovanni Cusin, Marat Davletshin, Andrés Garcia Torres,
      Darius Gramada *, Trevor Hayden, Igor Milos, Tristan Ridel, Narvin Turnbull
      ヌビアの奴隷たち Natalya Butchko, Suzan Opperman, Xi Qu,
      Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto, Chiara Uderzo

      Wiener Staatsballett
      Orchester der Wiener Staatsoper

      今年1月24日に8回目を鑑賞したシルヴィアの再演。
      主要キャストの変更はなし。

      いや〜、安定した公演というか
      そうなのよ、こういうのが夜の楽しみというモノなんだわ(違!)

      超安貧民席が売り切れだったので
      ちょっと贅沢して、平土間ロジェの結構良い席を買ったので
      立たなくても見えるし

      来ている人たちが、地元のちょっとお金持ちって感じで
      (たぶん、アボで色々な公演を同じ席で見るタイプの年配ご夫婦とか)
      ここも、年配の社交倶楽部と化していたりして
      それはそれで、微笑ましい。

      最初のシーンが
      マディソンの踊るダイアナ ❤
      あ〜、本当にもう、何と美しいダイアナ ❤❤❤

      正に神話の世界を体現している。
      しかも、ダイアナって
      最後のところでは、ちょっと怖いお局さまに化すのだが
      最初のシーンはエンデュミオンとの恋の回想。

      エンデュミオンはゾルトだったのだが
      何と美しいカップル。
      これこそバレエの醍醐味と言わずして何と言おう(感激中)

      シルヴィア登場のワクワクするシーン。
      勇壮な音楽に乗って
      美しきアマゾネスの一軍が弓を持って踊る中に
      輝くようなシルヴィアの登場。
      ニキーシャの重力を感じさせないジャンプの連続。

      しかも、あの長いソロを
      微塵の「苦労」も感じさせずに踊る技巧。

      身の軽さ、動きのキレ、若々しさと希望に満ちて
      でも、神族の一員としてのプライドも持って
      凛としたシルヴィアだけど
      キュートで、ちょっと人間っぽくって
      胸キュンのロマンスの主人公にぴったり。

      デニスのダンスの安定感と
      ビクともしない体軸は
      いつ見ても感嘆する。
      絶好調で、あのピルエット連続技とか
      アントルシャとか
      惚れ惚れするわ。

      ライバルのオリオンのダヴィデ。
      このダンサーの技術の凄さと言ったら
      あまりに巧いので
      超絶技巧のジャンプもピルエットも
      完璧に楽々(に見える)こなしてしまうので

      ものすごく自然に見えて
      超絶〜っ、わ〜、スゴイ、という感じにならない。
      巧すぎて、あまりに普通に見えちゃうのである。

      いや、スゴイ事なんだけど
      これはダンサーとしては幸福なのか不幸なのか・・・

      ジェローのエロス神については賛否両論があるだろう。
      あまり威厳はないけれど
      いや、本人は威厳を出そうと極力努めてはいるのだが
      威厳なくても、多少なりとも神々しい感じは出ている(と思う)
      私はジェローのエロス神、嫌いじゃない。
      エロスというよりは、もっと純粋な感じがするので
      あまり色気というのはなくて
      どちらかと言えばキューピッドに近い印象を持つが。

      ナイアドにエレナがデビュー。
      ドミトルとのリハーサルは
      国立オペラ座のオープン・デイで
      ばっちり見せてもらっている。

      長い手足がヒラヒラと美しい。
      妖精っぽさも充分あって素晴らしい。
      ただ、まだ顔に張り付いたような笑顔が
      おお、頑張ってるな、って感じか。
      今日が初舞台だから、緊張していたのかも。

      ところで本日はオーケストラが良かった。
      最終公演1月で間が空いていたので
      再演の初演だからオーケストラはボロボロかと思ったら
      各所のソロも見事に決まり
      デリーブの美しいメロディ・ラインも
      ウィーン・フィルらしい優雅さで演奏してくれて

      この水準のオーケストラなら
      バレエも非常に映える ❤

      きゃぁきゃぁ騒いでいるけれど
      苦手な恋愛モノじゃなかったんかい、という
      ツッコミが入りそうだが

      ダイアナは自分のキャリア(?)のために
      恋を捨ててますから(笑)

      そういう過去があるのにもかかわらず
      (まぁ、エロス神に思い起こさせてもらってはいるけれど)
      若いシルヴィアの恋は許す、というところが
      バラの騎士のマーシャリンみたい。
      (根本的な誤解があるが、そこは突っ込まないように)

      だからこそ
      若い女性社員の恋路を邪魔する
      キャリアのために自分の恋を諦めたお局さまの
      サラリーマン物語にもなってしまう危険性があるのだが

      マディソンがダイアナを踊ると
      あまりに美しすぎて
      「神話」感がバッチリ出てきて
      現実感が薄れるのは喜ばしい。

      明日はオルガさまとヤコブの黄金カップル登場。
      ダイアナがケテヴァンで
      エンデュミオンが驚きのローマンで
      (何故にローマンがエンデュミオン役を踊るの???)
      最初のシーンがどうなるか
      (まぁ、多少年配の恋でも応援しますが(笑))
      ちょっとドキドキしている私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



      友人たちと幕間に
      ストーリー云々の話になったのだが
      海賊もシルヴィアも
      女性一人に男性二人のパターン(その意味では似ている)
      それ言ったらジゼルも同じパターンで
      男性一人に女性二人のパターンはシルフィードですね(笑)

      読者はとっくにご存知とは思うが
      シルヴィアのプロモーション・クリップを貼り付けておく。
      キャストは入り混じっているので
      シルヴィアがニキーシャだったりオルガさまだったりするのだが
      どうぞお楽しみ下さい。




      東京バレエ団 THE KABUKI@国立オペラ座 3回目

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        Wiener Staatsoper / The Tokyo Ballet 2019年7月4日 19時〜21時20分

        THE KABUKI
        Ballett in zwei Akten
        振付 Mourice Béjart
        音楽 Toshiro Mayuzumi
        舞台・衣装デザイン Nuno Côrte-Real

        Yuranosuke: Dan Tsukamoto
        Tadayoshi: Katsuhiro Nagata
        Enya Hangan: Yasunori Akimoto
        Kaoyo Gozen: Mizuka Ueno
        Rikiya: Riku Takashi
        Morono: Mao Morikawa
        Bannai: Junya Okazaki
        Kampek: Arata Miyagawa
        Okaru: Mamiko Kawashima
        Kampei (Modern): Yuki Higuchi
        Okaru (Modern): Natsumi Kishimoto
        Sakakuro: Yuichi Sugiyama
        Yakushiji: Kosuke Wada
        Ishido: Hiroki Miyazaki
        Sadakuro: Yuichi Sugiyama
        Yujo: Yurika Mikumo
        Yoshibei: Mao Yamada
        Okaya: Akimi Denda
        Osai: Haruka Nara
        Variation 1: Yuichi Sugiyama
        Variation 2: Shuntaro Ifuku

        しつこく同じ公演3回目。
        キャストは初日と同じ。

        ちょっとぐったり疲れていたせいもあって
        集中して観ていた、とは言えない状態なので
        的外れな事を書くかも・・・

        ダンサーによってストーリーの印象が変わる
        というのが不思議だった。
        初日に前半の松の廊下ストーリーがわかりにくいと思い
        2日目に、これはよくわかる、という印象があったが
        初日のキャストで松の廊下のシーンを見ると
        2日目のダンサーの演技的要素が大きかったのがわかる。
        初日と同じダンサーだと
        バレエ、という意味での動きに気をとられて
        イジメがエスカレートして
        とうとう堪忍袋の緒が切れて、というストーリーは
        あまり見えて来ない。

        お軽の動きも2日目キャストの方が日本舞踊がよく見えた。
        初日キャストは、どちらかと言えば
        バレエという芸術に徹しているような印象がある。
        だから、クラシック・バレエの振付部分のソロは非常に映える。

        ベジャールが日本舞踊の伝統を研究し尽くして
        ヨーロッパのバレエとの融合を図った様子は、よく見える。
        成功しているか失敗しているか
        ただ、何を以って成功と言うのかは定義できないので
        主観的な印象しかないわけだが
        たぶん、これについては正解はないし
        ベジャールもダンサーも
        融合が成功か失敗か、なんて全く眼中にないと思う。

        それよりも、日本舞踊の要素と
        ヨーロッパのクラシック・バレエの要素が
        多少はバラバラな印象を残すものの
        ここまで1演目の中で提示される作品は珍しい。
        ダンサーもクラシック・バレエ、モダン・バレエだけではなく
        日舞の基本まで押さえなければ踊れない振付で
        その意味では、ダンサーに究極のテクニックを要求される演目だろう。

        こうやって2つの文化の身体の動きの対比を舞台で観ると
        よく言われる日本文化の「間」
        ダンスで言えば「静止状態」
        日本だと、見得を切るという状態の違いが面白い。

        クラシック・バレエでも、キマった時の静止状態はあるのだが
        基本的には「動き」が中心になっていて
        静止状態を取るとすれば
        アラベスクとか、フィッシュ・ダイブとか
        女性ダンサーのポワントでの独り立ちとか
        不安定なバランスの状態で静止する事が多い。
        (ような気がする。
         もちろん男性ダンサーの大技が終わった後の静止もあるけれど
         あれは、あくまでも静止ではなく終止であって
         拍手を受ける時は立って受ける・・・と思う)

        日舞に於ける「静止」状態、いわゆる見得を張る状態だって
        無理な姿勢が多いのかもしれないが
        (やったことがないのでわからん)
        少なくともポワント立ちとか、アラベスクの不安定さはない。
        静止の時間も、もっと長い。
        ブロマイド状態というか
        ここで、し〜っかり目に焼き付けてね、という親切さというか(違うかも)

        女性だって、日舞の場合は
        見どころとか、ここをさりげなく強調したい
        例えば袖で少し顔を隠して頭を傾ける状態で
        ちょっと静止するではないか。
        (それがまた色っぽくてゾクゾクする ← 完璧おやぢ化している(汗))

        床を滑るような動きについても
        クラシック・バレエでのポワントでの移動は
        不安定さの中に、なんとか安定を組み込もうという
        涙ぐましい努力に見えるが
        日本舞踊の、腰を落とした滑る動きは
        安定の中に「動き」という、もともと不安定なものを
        組み入れる試みに見える。

        踊りにおける安定と不安定が
        身体の中心があくまでも上に伸びる(不安定な)クラシック・バレエと
        腰を落として下に重心を持ってくる日舞の安定感のなかの不安定とか
        このベジャールの THE KABUKI という演目では
        徹底的に拮抗しているような印象を与えるのだ。

        だから、日本人としては、何となく不思議な気持ちになるのかも
        ・・・とか、ついつい
        シロウトの悲しさで、アホらしい事を考えている
        徹底的にアホな私に
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。



        身体表現の静止状態について考えていると
        ついつい、日本のハレ・ケ・ケガレという概念まで
        考えが拡散してしまうのだが
        来学期は雅楽の講義もあるので
        たぶん、そこでこの概念も扱われるんじゃないかと期待中。

        東京バレエ団 THE KABUKI@国立オペラ座 2回目

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          Wiener Staatsoper / The Tokyo Ballet 2019年7月3日 19時〜21時20分

          THE KABUKI
          Ballett in zwei Akten
          振付 Mourice Béjart
          音楽 Toshiro Mayuzumi
          舞台・衣装デザイン Nuno Côrte-Real

          Yuranosuke: Yasunori Akimoto
          Tadayoshi: Mao Morikawa
          Enya Hangan: Yuki Higuchi
          Kaoyo Gozen: Haruka Nara
          Rikiya: Riku Takashi
          Morono: Dan Tsukamoto
          Bannai: Shuntaro Ifuku
          Kampei: Shoma Ikemoto
          Okaru: Kanako Oki
          Kampei (Modern): Kosuke Wada
          Okaru (Modern): Akira Akiyama
          Sakakuro: Junya Okazaki
          Yakushiji: Katsuhiro Nagata
          Ishido: Tsukasa Okazaki
          Sadakuro: Junya Okazaki
          Yujo: Hitomi Kaneko
          Yoshibei: Mao Yamada
          Okaya: Akimi Denda
          Osai: Emi Masamoto
          Variation 1: Junya Okazaki
          Variation 2: Arata Miyagawa

          2回目になると
          昨日、あまり見えなかったストーリーが
          多少はわかるようになる。

          前半の、お軽、勘平のラブストーリーも見えるし
          その後は、ちゃんと「松の間」になっていて
          場内での刃傷沙汰は、男性2人のパ・ド・ドゥで
          確かに前半、判官を偉そうに虐める師直のシーンがあって
          判官が怒って師直に切りつけて、つかまって
          ・・・というのは見える。
          (昨日、何故、これがわからなかったのかは謎(笑))

          どちらかと言えば
          やっぱり仮名手本忠臣蔵を基本的に知っている
          というのが、観客に求められる前提だろうが
          ストーリーがわからなくても
          現代から過去の日本的情緒のスタイルを楽しむなら
          その観点だけからでも、充分に鑑賞できる作品だろう。

          お軽の振付が秀抜・・・と言って良いのかはともかく
          祇園に身を売るお軽の仕草が
          いやもう、実に色っぽい「日本舞踊」なのである。

          歌舞伎の巧い女形が演じているような
          指先まで神経の届いた
          上半身の傾け方一つに風情がある
          徹底的に「日本」の仕草を見せた後に

          ポワントで動かれると
          ちょっとギョッとする。

          あ〜、これが違和感の正体か。
          ベジャールが日本舞踊を徹底的に取り入れて
          そこに突然、西洋のバレエのテクニックを使ったパが出てくると
          その違和感って半端ではないのだが
          日本舞踊だのバレエだの、面倒くさい様式を考えなければ
          不自然さはあまりないので、素直に、そのまま見られるのだろう、たぶん。

          (いや、私だって日本舞踊とかバレエとか知りませんよ。
           でも、一応、日本人として歌舞伎とか見ているじゃないですか(数は少ないけど)
           そうすると、歌舞伎の女形の型というものは
           無意識的にでも頭に残ってしまうわけです)

          シーンとシーンの間の繋ぎで出てくる伴内は
          この作品の登場人物の中では
          最も、歌舞伎の様式美を、そのまま使った振付になっている。

          いわゆる、歌舞伎の中の立ち回り役に近い
          小柄で動きがキビキビしていて
          とんぼとかはないけれど(やったら問題なく出来そう)
          振付そのものは、バレエというより歌舞伎の立ち回りに近い。
          場つなぎのシーンや、陰謀のシーンで、かなり出番があり
          カーテン・コールの時も非常にウケていた。

          着物の使い方も巧い、と思った。
          一部のダンサーはちゃんと着物を着用するが
          ソロのダンサーは
          下がレオタードで、その上に着物を「羽織る」だけ。

          ただ、とあるシーンでは、黒子が活躍して
          レオタードのみで踊っている時には
          美しい着物を後ろで
          人間衣紋掛けで飾っていたし
          (いや〜、人間が後ろで、ああやって持っていると
           本当に着物用の衣紋掛けにかかった着物に見えるから不思議)
          女性ダンサー2人で、1着の着物に入って
          着物そのものを非常に美しく見せる技まで
          ベジャールの天才振りが発揮されていて、唖然とする。

          それだけ、歌舞伎という日本の伝統美を作品に入れているのに
          主人公の男性のソロは、もろにクラシック・バレエである。

          しかも超絶技巧のソロがむちゃくちゃ多いし、長い。
          男性ダンサー虐めか、とか思えちゃうくらい。
          確かに見せ場ではあるのだが
          クラシック・バレエだって、こんなに長いソロは滅多にない。

          力強くて長くて、技巧たっぷりの男性ソロに比べると
          女性は、アクロバットなリフトとかはあるし
          身体の柔軟性が必要なパも多いけれど
          ジャンプもピルエットも
          あまり派手なものがなくて

          まぁ、歌舞伎ですから(笑)
          とは言え、判官の妻の顔世も
          自分から進んで金を稼ぐために身売りするお軽も
          かなり強いキャラだとは思うんですけどね。
          その強さを、一見、女らしい
          なよなよさの中に隠すところが奥ゆかしいのか。
          う〜ん、歌舞伎もベジャールも奥が深いぞ。

          今日の席は昨日の反対側だったのだが
          舞台の下手(しもて)に
          拍子木の人が居て
          時々、パに合わせて拍子木が鳴る時には
          ライブで拍子木を打っていたのに感激。
          もちろん、ちゃんと羽織袴の正装である。
          (ほとんどの拍子木はテープだが、いくつかのシーンはライブ)

          最後の討ち入りの場面は
          舞台に揃ったかなりの数の赤穂浪士たちが
          (さすがに47人はいないが、30人くらいはいた)
          美しいフォーメーションに
          ぴったり揃った振付で
          しかも、ばっちり音楽に合わせて動くのはすごい。

          あの音楽への合わせ方、どこかも見習うべきだな。
          もっとも、どこかはテープじゃなくてライブ音楽だから
          合わせるのも難しいのかもしれないけれど。

          ただ、あのシーン、意外に長くて
          ストーリーとしては最後の見せ場だし
          アピールするんだけど、2回目になると、ちょっと冗長という印象。

          仮名手本忠臣蔵と言えば
          日本人なら(日本人じゃなくても)
          義憤を討つ、忠実な部下たちの行動に
          涙を流して感激する・・・はずなのだが

          まぁ、当時、この事件が話題になったのは
          こういう「忠義」というのは非常に珍しかったというのがある。
          (部下は主君がいなくなれば、他の出世しそうな主君を探した)

          世を忍ぶ姿で遊びまくっている大石由良助って
          女性の立場からしたら、あまり感心できないしなぁ(笑)

          夫の勘平のプロジェクトのために
          金が要るだろう、と
          身売りするお軽の話は
          自己憐憫悲恋物語の最たるもので
          絶賛自己犠牲中・・・というのもちょっと。

          いや、私の悪い癖で
          ついつい、中身を考えてしまう。
          オペラとか、あるいはこういう演目では
          あんまりストーリー云々を考えてはいけない(のだと思う、たぶん)

          だって、だいたい、これ、私的リンチの話だし・・・(以下省略)

          明日が千秋楽(もちろん行きます、一番安い席で(笑))
          3回目のキャストは初日とキャストと同じ。
          さて、3回目になると
          どんなストーリーが妄想の中で強調されるのか、楽しみ。

          PureData と1ヶ月格闘して敗北し
          SynthEdit に変えたら、波長が数字で表せず
          教授のところに行ったら、HTML でやれば?と言われ
          今度は HTML と格闘している私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。



          私が専攻しているのは
          音楽学だったはずなのだが
          4学期目でコンピュータ関係の演習とか取りまくったので
          今や、自分でも何をやっているのか、さっぱりわからん・・・
          猛暑は落ち着いたけれど
          図書館はまだ熱気が残っていて
          スイカが美味しい・・・(謎発言)

          東京バレエ団 THE KABUKI@国立オペラ座 1回目

          0
            Wiener Staatsoper / The Tokyo Ballet 2019年7月2日 19時〜21時20分

            THE KABUKI
            Ballett in zwei Akten
            振付 Mourice Béjart
            音楽 Toshiro Mayuzumi
            舞台・衣装デザイン Nuno Côrte-Real

            Yuranosuke: Dan Tsukamoto
            Tadayoshi: Katsuhiro Nagata
            Enya Hangan: Yasunori Akimoto
            Kaoyo Gozen: Mizuka Ueno
            Rikiya: Riku Takashi
            Morono: Mao Morikawa
            Bannai: Junya Okazaki
            Kampek: Arata Miyagawa
            Okaru: Mamiko Kawashima
            Kampei (Modern): Yuki Higuchi
            Okaru (Modern): Natsumi Kishimoto
            Sakakuro: Yuichi Sugiyama
            Yakushiji: Kosuke Wada
            Ishido: Hiroki Miyazaki
            Sadakuro: Yuichi Sugiyama
            Yujo: Yurika Mikumo
            Yoshibei: Mao Yamada
            Okaya: Akimi Denda
            Osai: Haruka Nara
            Variation 1: Yuichi Sugiyama
            Variation 2: Shuntaro Ifuku

            日本とオーストリアの外交150周年の関係で(だと思う)
            東京バレエ団のゲスト公演。
            モーリス・ベジャールの THE KABUKI

            音楽がテープだったせいか、チケットが意外に安くて
            (それでも超貧民席しか買わないけど(笑))
            3回、全公演を観る予定。

            最初の印象
            ・・・・何だか、ヘンな気分。

            現代の日本のシーンから始まって
            (それでも映るビデオは、ちょっと古い?って感じがする。
             1986年4月16日に東京文化会館で初演。
             同じ年の10月6日に国立オペラ座にゲスト公演でオーストリア初演)
            そこに日本刀が出て来て
            だんだん、現代の主人公が忠臣蔵の大星由良之助になって行くという設定。

            シーンの始めには
            オリジナルの歌舞伎の謡が入るし
            ちゃんと、定式幕(黒・柿色・浅葱のオリジナル色)が用意されている。

            で、その謡が入っちゃうと
            頭の中では、当然ながら、日本の歌舞伎舞台が浮かび上がって来るので
            そこでバレエ・ダンサーが
            (歌舞伎にしては)珍妙な格好で登場して
            クラシックっぽく踊ると、異様な違和感がある。

            謡そのものは短くしてあって
            その後は西洋音楽(黛敏郎)になるのだが
            黛の曲って
            こんなにショスタコーヴィッチ交響曲5番
            第一楽章のテーマを使っていたんかい!!!
            (繰り返し演奏されるから、このテーマが出てくるたびに
             私の頭は混乱する・・・)

            で、たぶん、来ている観客のほとんどは
            ストーリーがわかっていない。

            ・・・というより、バレエでの表現が非常にわかりにくい。
            (特に前半)

            松の廊下の浅野内匠頭の刃傷事件なんて
            少なくともプログラムの筋書きでは
            浅野内匠頭(役の名前は「判官」)の妻の顔世に
            女好きの師直(これも Moronao ではなく Morono になってる)が言い寄って
            うまく行かないので判官に色々と意地悪する
            ・・・と書いてあるが
            そこら辺の人間関係が、かなり分かり難い。

            ただ、師直って?話が違わない???
            師直=高師直って室町時代の観応の撹乱=足利時代1351年殺害。
            ・・・浅野内匠頭は1675年生まれ。
            と浅知恵で思ったが
            これは吉良上野介で間違いないようだ。
            (どういう関係なのか、よくわからん・・・)

            勘平・おかるの話は比較的しっかり取り上げられていて
            漁師になって、与市兵衛の金を奪った定九郎を間違えて打って
            金をネコババしたら
            与市兵衛の死体が運ばれて来て
            うおおおお、義理のお父ちゃんを殺してしまった、と切腹。

            まぁ最後は赤穂浪士が揃って吉良上野介を討って
            全員切腹で幕。

            舞台は巧く考えられていて、舞台装置もキッチュにならず
            抑制を持ちながら、日本風のエキゾチックな感じが出ている。

            まずは、舞台の群舞の揃い方がスゴイ。

            それから
            ベジャールって、かなり日舞とか日本の文化を
            徹底的に学んだんだろうなぁ、というのがよくわかる。

            最初の歌舞伎の謡部分で出てくるダンサーたちの動きが
            しっかり日舞になっているところがあって
            その腰の安定感にはうっとりする。
            (そのまま日舞踊ったら、もっと絵になったかも・・・・
             でも、ベジャールはあくまでもクラシック・モダンですよね(笑))

            歌舞伎の舞台に使われる振り落としも使っていて
            まぁ、切腹の時の血が飛び散っていたりするところは
            如何にもヨーロピアンではあるのだが、でも非常に効果的。

            黒子の使い方が、これまた巧い。
            しかもバレエ・ダンサーが黒子をやっているので
            動きの美しさが素晴らしい。
            これ、東京バレエ団のダンサーって
            ちゃんと日舞のレッスンもしているんだろうか、と思わせるくらいに
            見ていて、感激した。

            主人公の由良助は、かなり激しいソロのシーンが多い。
            しかも、白鳥の湖マッサオみたいな
            もろにクラシックでピルエットやカブリオール
            マネージュに近い振付などが、次から次へとテンコ盛りという
            とんでもなく難度が高くて激しいソロが
            最低でも3場面か4場面ある。
            (最後のシーンにもある。あんなに踊った後でアレって
             ベジャール悪魔か・・・)

            ストーリーがストーリーなので
            男性ダンサーの見せ所は多い。
            女性ダンサー、スタイルは抜群だし、頭は小さいし
            ヨーロッパ人とスタイルだったら区別つかない。

            しかも、技術が凄いし、身体がむちゃ柔らかくて
            顔世なんて、ものすご〜〜〜く雰囲気があるのだ。
            (まぁ、踊ったのが上野水香さんだ、当たり前か・・・)

            男性のダイナミックさも素晴らしいが
            素晴らしい女性ダンサーが揃っているので
            もう少し、女性のソロが入ったら、もっと楽しかったかも。

            確かに、こういう演目を持って来るのだったら
            オリジナルの「歌舞伎」そのものを持って来ても良かったのかも
            という気はしないではないけれど

            ベジャールのこの舞台、決してキッチュになったり
            日本文化をただエキゾチックに
            ヨーロッパ視点で見て間違って解釈したものではない。

            その意味では、モーリス・ベジャールって偉大だ・・・

            さて、明日は別のキャストでの上演。
            どういう印象になるか
            明日の公演も楽しみな私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。


            ヌレエフ・ガラ 第二部

            0
              Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2019年6月28日 18時〜22時20分

              NUREJEW GALA 2019
              芸術監督 Manuel Legris
              指揮 Kevin Rhodes

              Teil II
              DORNRÖSCHEN / Ausschnitte (II. Akt)
              振付 Rudolf Nurejew
              音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
              フロリムント王子 Narvin Turnbull
              妖精 Oxana Kiyanenko
              SCHWANENSEE / Ausschnitte (III. Akt)
              振付 Rudolf Nurejew
              音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
              オディール Kiyoka Hashimoto
              ジークフリート王子 Leonardo Basílio
              DIE FLEDERMAUS / Ausschnitte (II. Akt)
              振付 Roland Petit
              音楽 Johann Strauß, arrangiert und orchestreirt von Douglas Gamley
              舞台 Jean-Michel Wilmotte
              衣装 Luisa Spinatelli
              ベラ Olga Esina
              ヨハン Vladimir Shishov
              CANTATA / Ausschnitte
              振付 Mauro Bigonzetti
              音楽 Amerigo Ciervo, Serenata „The Assurd feat Enza Pagliara“
              衣装 Helena de Medeiros
              Alice Firenze, Eno Peci
              OCHIBA
              振付 Patrick de Bana
              音楽 Philip Glass, Metamorphosis Two, Mishima Closing (Streichquartett Nr. 3/4)
              arrangiert von Michael Riesman
              衣装 Stephanie Bäuerle
              照明 Kana Motoe
              ピアノ Shino Takizawa
              Nina Polákova, Manuel Legris
              DER TALISMAN-PAS DE DEUX
              振付 Pjotr Gussew
              音楽 Riccardo Drigo, Cesare Pugni
              Anastasia Nuikina, Kimin Kim
              ARTIFACT SUITE / Ausschnitte
              振付・舞台・衣装・照明 William Forsythe
              音楽 Johann Sebastian Bach, Partita für Violine solo Nr. 2 d-Moll BWV 1004 Chaconne
              Madison Young - James Stephens
              Natasha Mair - Davide Dato
              Oxana Kiyanenko
              Natalya Butschko, Laura Cislaghi, Vanessza Csonka, Adele Fiocchi, Zsófia Laczkó,
              Suzan Opperman, Xi Qu, Joanna Reinprecht, Alaia Rogers-Maman,
              Flavia Soares, Chiara Uderzo, Céline Janou Weder, Beata Wiedner,
              Leonardo Basílio, Giovanni Cusin, Marat Davletshin, Marian Furnica,
              Andrés Garcia Torres, Scott McKenzie, Igor Milos, Hanno Opperman,
              Kamil Pavelka, Arne Vandervelde, Géraud Wielick

              ヌレエフ・ガラの第二部。
              眠りの森の美女に白鳥の湖、プティのこうもり
              スペイン風モダン・バレエのカンタータ
              ルグリとニナ(ポラコヴァ)が滝澤志野さんのピアノで踊るオチバ
              タリスマンのパ・ド・ドゥをゲスト・ダンサーが踊って
              最後はフォーサイスのアーティファクト・スイート。

              もう何でもアリというか
              サービス精神のカタマリというか(笑)

              チャイコフスキーの「眠れる森の美女」は
              こちらの演目では「いばら姫」になっていて
              王子さまもデジレではなくフロリムント。

              リラの妖精に導かれるソロのシーンに
              コールドのナルヴィンが抜擢された。
              リハーサル・ビデオでは
              ルグリ監督に、もっと胸を張れ!みたいなところで怒られていて
              新人ダンサー、頑張れよ〜、という気分。

              まだ若い、若くて舞台慣れしていないし
              オクサーナがリラの精で一緒とは言え
              基本、1人で舞台から
              2000人近くの観客を魅了しなければならないソロ。

              オーラという点では、まだまだかもしれないけれど
              ナルヴィン、技術的には非常に良いものを持っていて
              難しいパもジャンプもピルエットも安定。
              体軸もしっかりしている。
              とても美しい身体のラインを見せて
              王子さまらしい品の良さもある。

              後は「オレさま」オーラかな(笑)
              男性のスターが少ないのが、このバレエ団の短所ではあるけれど
              アルネにせよ、ナルヴィンにせよ
              これから団を背負って立つダンサーに成長して欲しい。

              (ワタクシ的には中堅のトリスタンやゾルトにも期待してます)

              「白鳥の湖」は、ヌレエフ版をそのまま本当に踊っているのが
              ウィーンの国立バレエ団だけ、という事で
              取り上げなければならない必須の演目(かもしれない)
              第3幕からオディールとジークフリートのパ・ド・ドゥ。

              橋本清香嬢、この間の白鳥でも思ったけれど
              一皮剥けたというか、色っぽい誘惑する演技が良くなってきたし
              以前と比べると、眼の力がダントツに強くなった。
              技術的には完璧に近いダンサーなので
              目ヂカラが出てくると強い。

              フェッテもドゥーブル何回か入れて見事。
              (最初、やっぱりちょっと不安定なので
               別にドゥーブル入れなくても良いんじゃないかとは思うのだが)
              レオナルドは、相変わらずナイーブというか
              でも、背は高いしイケメンだし
              頑張れば王子さまらしく見えない事もない、うん。

              ローラン・プティの「こうもり」
              まだ私が今ほどバレエ公演に嵌っていなかった2009年〜2011年に
              国立オペラ座で上演されていて
              調べてみたら、ベラ役をオルガさまとマーシャ
              ヨハンはローマンで2回鑑賞している。

              ・・・2009年って、10年前か(唖然)

              シショフがコウモリの羽の衣装で
              オルガが肌色のレオタード(きゃ〜っ)
              ロマンティックなデュエットだが
              オルガが時々見せる下目使いのサド目が魅力的。

              オルガさまの美しいお身体のラインが
              余すところなく披露されて、最初から最後までドキドキ。
              シショフもちょっと重くなった感じはするけれど
              やっぱりワガノワ出身だけの事はある
              見事なダンスを見せてくれた。

              で、私も当日知ったのだが
              シショフもウィーン国立バレエ団を去るとの事で
              最後に花束が投げられ
              オルガが「ほら、あなた1人で拍手を浴びて来なさい」と
              後ろからトンと押して
              花束持ったシショフが、舞台に投げキッス(涙)

              せめて今年11月のオネーギンあたりを踊って
              それを最終公演にすれば良かったのに・・・
              2006年に入団してから13年の長きにわたり
              活躍して来たプリンシパル・ダンサーなのに
              アデュー公演がなくて
              このちょっとした役が最後なんて、悲し過ぎる。

              カンタータはエノとアリーチェのデュエットで
              スペイン風のモダンな感じ。
              個性のある2人が踊ると
              何とも情熱的で迫力たっぷり。
              エノって、自分でもモダンの振付をしているので
              こういうモダンの入った演目を踊らせると巧いなぁ、とつくづく思う。
              アリーチェの個性も活き活きとしていて
              たぶん、愛の物語だと思うんだけど(モダンだから今一つわからん)
              大迫力のシーンが楽しかった。

              さて、次の項は、すみませんが

              ルグリ・ファンの方は、これにて本日は終了にして下さい(本気)
              ルグリ監督の悪口ではありませんし
              ルグリの素晴らしいバレエの表現力については
              もう、素晴らしい・・・以外に何も言えないんだけど

              *** ルグリ・ファンの方、こちらからご退場をお願いします。
              (次の*** から次の記事となります・・・)

              ただ、この「おちば」って作品、何だかよくわからない。
              日本で既に上演されていて絶賛を博していたようなので
              きっと、何か非常に哲学的・美学的な内容があるのだろうが
              能じゃあるまいし(まぁ、お能でも良いんですが)
              2人のダンサーがそれぞれに
              フィリップ・グラスのミニマル・ミュージックで
              離れて踊っている・・・
              (あ〜、ほんと、すみません、私、感受性がないもので)

              ルグリ・ファンなら涙で感激モノなんだろうけど(以下省略)

              *** ここから、また続き。

              次はクラシック中のクラシック(と言って良いのか?)
              タリスマンのパ・ド・ドゥにキミン・キムが登場!!!

              お相手の若い女性ダンサーは
              今年、マリイインスキーへの入団が決まったという18歳。
              キュートで若くて、身体の線が美しくて
              ダンスを見ていると、ちょっとオルガさまを連想する。

              そうだよねぇ、オルガさまもワガノワご出身でいらっしゃる。
              (今回は出演しなかったけど、マーシャもだな・・・)
              このアナスタシア・ヌイキナも、正統派のワガノワ出身という感じで
              足さばきが美しいし、クリーンなダンスで、ラインの見せ方も素晴らしい。

              キミン・キムが、もう、すごい。
              この人の身体能力って、どうなってるの?
              どこにも歪み一つない身体で
              重力って何だったっけ?というジャンプをして
              しかも、それだけ身体能力のあるアスリートなのに
              パの一つたりとも、「体操」になっていない。

              タリスマンならキミン・キムの役はヌレディンで
              王子さまではあるけれど
              他のヨーロッパの王子さまとは違うインドの王子さまの
              ちょっとワイルドなマッチョ感がすごく良い感じ ♡
              このダンサー、本当に何の役でもこなせるんだわ。
              どういう才能なんだか・・・
              観客としては口を開けたままキミンの世界に魅了されるだけだ。

              さて、この素晴らしいタリスマンのパ・ド・ドゥが終わった後
              あまりの素晴らしさに、これが第二部の終わりだろう、と思った観客も多く
              その上、次のビデオ投影までに、少し間が空いたので
              出て行ってしまった観客も結構いたのだが

              最後はフォーサイスのアルティファクト・スイート。
              これは今シーズンの演目でも取り上げられていたので
              何回か観ていて、観るたびに好きになる不思議な作品。

              だけど、モダンだから、タリスマンのキミンと新人の超美女を見ちゃった後で
              これを最後の演目として持って来たのは、ちょっと・・・
              いや、私は好きですよ、この演目。
              (ただ、私が好きなのはバッハのシーンじゃなくて
               その後のバッハがモダンになるところなのだが
               さすがに今回は前半しかやらなかった)

              ナターシャとダヴィデのカップリングも良いけれど
              マディソンとジェームスのカップルが
              きゃーっ、と叫びたくなる程に魅力的。

              マディソン、超美女だし雰囲気あるし
              ダンスはキレキレだし
              しかも、スタイル良くて、筋肉のつき方も理想的で
              ダンサーにしては、ちゃんと胸もあって
              (すみません、オヤジの目で見てしまって、ごめんなさい)
              人間の身体の理想を実現しているような気がする。
              (それとも、少女漫画のバレエ漫画の理想かもしれない。
               しかし、少女バレエ漫画だって追いつかない美しさである)

              いやしかし、第二部も盛り沢山で
              クラシックからモダンまで、すべてをカバー。
              この部が終わった時点で、既に21時を過ぎていて
              休憩の後は、お馴染みシルヴィアの最終幕。

              シルヴィアの感想は、いつもの感想になってしまうと思うので
              (いつもの感想=ニキーシャが凄い、デニスの回転が凄い その他)
              書くか書かないかは未定だが
              ウィーン国立バレエ団のダンサーの皆さま
              今シーズンもお疲れさまでした(お辞儀)

              素晴らしいバレエ団になったよねぇ(感慨深い)
              来シーズンはルグリ監督の最後のシーズン。
              ワタクシ的には
              クランコのオネーギンの再演が嬉しいし
              初めてナッチョ・ドゥアトが上演されるのも楽しみ。
              (ただ演目が White Darkness というのがちょっと・・・
               麻薬に溺れた女性の妄想がテーマでしょ?
               2016年にベルリンで鑑賞したけれど、う〜ん・・・)
              バランシンのジュエルスの上演もワクワクする。

              既に9月・10月のチケット争奪戦は始まっていて
              (10月はバレエはないが)
              9月から、また11月のジュエルスのチケットを
              せっせと買う予定の私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。


              ヌレエフ・ガラ 第一部

              0
                Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2019年6月28日 18時〜22時20分

                NUREJEW GALA 2019
                芸術監督 Manuel Legris
                指揮 Kevin Rhodes

                Teil I
                DELIRIENWALZER
                振付 Roland Petit
                音楽 Josef Strauss, Delirien, Waltzer op. 212
                Natascha Mair, Davide Dato
                JOCKEY TANZ aus Von Sibirien nach Moskau
                振付 August Bournonville
                音楽 Carl Christian Møller
                Dumitru Taran, Arne Vandervelde
                FANNY ELSSLERS CACHUCHA aus Le Diable boiteux
                振付 Fanny Elßler
                音楽 Andalusische Volksweise, für die heutige Gala instrumentiert von Gábor Kerényi
                Ketevan Papava
                ESMERALDA-PAS DE DEUX
                振付 frei nach Marius Petipa
                音楽 Riccardo Drigo, Cesare Pugni, Romualdo Marenco
                Liudmila Konovalova, Young Gyu Choi
                LIMINOUS
                振付・衣装・照明 András Lukács
                音楽 Max Richter
                Nina Tonoli, Jakob Feyferlik
                ROMEO UND JULIA / Ausschnitt (III. Akt)
                振付 Rudolf Nurejew
                音楽 Sergej Prokofjew
                Ioanna Avraam, Robert Gabdullin
                TROIS GNOSSIENNES
                振付 Hans van Manen
                音楽 Erik Satie
                衣装 Oliver Haller
                照明 Jan Hofstra
                ピアノ Laurence Lisovich
                Olga Esina - Roman Lazik
                Marian Furnica, Andrés Garcia Torres, Hanno Opperman
                COPPÉLIA / Ausschnitt (III. Akt)
                振付 Pierre Lacotte
                音楽 Léo Delibes
                Ausstattung nach den Pariser Originalentwürfen (1870) adaptiert von Pierre Lacotte
                スワニルダ Natasha Mair
                フランツ Jakob Feyferlik
                スワニルダの友人 Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Sveva Gargiulo, Eszter Ledán,
                Anita Manolova, Fiona McGee, Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto
                マズルカ Venessza Csonka, Zsófia Laczkó, Flavia Soares, Iulia Tcaciuc,
                Oksana Timoshenko, Liudmila Trayan, Céline Janou Weder, Beater Wiedner,
                Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Marcin Dempc, Andrés Garcia Torres,
                András Lukács, Hanno Opperman, James Stephens, Géraud Wielick
                村人 Aoi Choji, Laura Cislaghi, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko
                Alexis Forabosco, Igor Milos, Kamil Pavelka, Zsolt Török
                花嫁 Suzan Opperman, Xi Qu, Alaia Rogers-Maman, Chiara Uderzo
                婚約者 Scott McKenzie, Arne Vandervelde, Giovanni Cusin, Marian Furnica,
                Tristan Ridel, Narvin Turnbull

                Teil II
                DORNRÖSCHEN / Ausschnitte (II. Akt)
                振付 Rudolf Nurejew
                音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
                フロリムント王子 Narvin Turnbull
                妖精 Oxana Kiyanenko
                SCHWANENSEE / Ausschnitte (III. Akt)
                振付 Rudolf Nurejew
                音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
                オディール Kiyoka Hashimoto
                ジークフリート王子 Leonardo Basílio
                DIE FLEDERMAUS / Ausschnitte (II. Akt)
                振付 Roland Petit
                音楽 Johann Strauß, arrangiert und orchestreirt von Douglas Gamley
                舞台 Jean-Michel Wilmotte
                衣装 Luisa Spinatelli
                ベラ Olga Esina
                ヨハン Vladimir Shishov
                CANTATA / Ausschnitte
                振付 Mauro Bigonzetti
                音楽 Amerigo Ciervo, Serenata „The Assurd feat Enza Pagliara“
                衣装 Helena de Medeiros
                Alice Firenze, Eno Peci
                OCHIBA
                振付 Patrick de Bana
                音楽 Philip Glass, Metamorphosis Two, Mishima Closing (Streichquartett Nr. 3/4)
                arrangiert von Michael Riesman
                衣装 Stephanie Bäuerle
                照明 Kana Motoe
                ピアノ Shino Takizawa
                Nina Polákova, Manuel Legris
                DER TALISMAN-PAS DE DEUX
                振付 Pjotr Gussew
                音楽 Riccardo Drigo, Cesare Pugni
                Anastasia Nuikina, Kimin Kim
                ARTIFACT SUITE / Ausschnitte
                振付・舞台・衣装・照明 William Forsythe
                音楽 Johann Sebastian Bach, Partita für Violine solo Nr. 2 d-Moll BWV 1004 Chaconne
                Madison Young - James Stephens
                Natasha Mair - Davide Dato
                Oxana Kiyanenko
                Natalya Butschko, Laura Cislaghi, Vanessza Csonka, Adele Fiocchi, Zsófia Laczkó,
                Suzan Opperman, Xi Qu, Joanna Reinprecht, Alaia Rogers-Maman,
                Flavia Soares, Chiara Uderzo, Céline Janou Weder, Beata Wiedner,
                Leonardo Basílio, Giovanni Cusin, Marat Davletshin, Marian Furnica,
                Andrés Garcia Torres, Scott McKenzie, Igor Milos, Hanno Opperman,
                Kamil Pavelka, Arne Vandervelde, Géraud Wielick

                Teil III
                SYLVIA / Ausschnitt (III. Akt)
                振付 Manuel Legris nach Louis Mérante u.a.
                ドラマツルギー・リブレット Manuel Legris, Jean-François Vazelle nach Jules Barbier
                und Baron Jacques de Reinach
                音楽 Léo Delibes
                舞台・衣装 Luisa Spinatelli
                照明 Jacques Giovanangeli
                シルヴィア Nikisha Fogo
                アミンタ Denys Cherevychko
                オリオン Davide Dato
                エロス Géraud Wielick
                ダイアナ Ketevan Papava
                エンドュミオン Kamil Pavelka
                妖精 Dumitru Taran
                妖精たち Marcin Dempc, Marian Furnica, Hanno Opperman, Andrey Teterin
                狩人 Elena Bottaro, Adele Fiocchi
                農民 Sveva Gargiulo, Arne Vandervelde
                羊飼い Scotta McKenzie
                Venessza Csonka, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó,
                Eszter Ledán, Anita Manolova, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman,
                Rikako Shibamoto, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo, Madison Young,
                Eriona Bici, Laura Cislaghi, Andrea Némethová, Flavia Soares
                Natalya Butchko, Fiona McGee, Joana Reinprecht, Isaella Lucia Severi,
                Anna Shepelyeva, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder, Beata Wiedner
                Nicola Barbarossa, Giovanni Cusin, Marat Davletshin, Andrés Garcia Torres,
                Sergiy Golovin, Igor Milos, Tristan Ridel, Narvin Turnbull

                Wiener Staatsballett
                Jugendkompanie der Ballettakademie der Wiener Staatsoper
                Orchester der Wiener Staatsoper

                恒例のヌレエフ・ガラは
                だんだん上演時間が長くなっていく。
                加えて、ほとんどのダンサー総出演だし
                ゲスト・ダンサーも居て
                プログラムと出演者を書き出しただけで
                もうぐったり(笑)

                よって、本日はこれにて終了・・・
                と書きたいのだが

                まずは第一部の感想だけアップする(ぜいぜいぜい)

                例年、最初にショート・フィルムが上演されるのだが
                今回はオーケストラがワルツの演奏を始めたと思ったら

                ウィーン国立歌劇場150周年

                の記念フィルム的なものが投影されて
                1869年のこけら落としからナチスの時代を経て
                1955年の再建と再度のこけら落としのフィルムから
                現在のオペラ上演数やバレエ上演数まで
                たっぷりとオペラ座のコマーシャル(笑)があって
                幕があくと
                背景にウィーンのオペラ座があって
                その前で、ナターシャとダヴィデが踊るワルツ。

                ナターシャが髪の毛を下ろしていて
                セミロングのおかっぱ風になっていてイメージが違う。
                そう言えば、ナターシャって
                いかにもバレエ・ダンサー的なひっつめ髪しか見た事がない。

                その後は例年通り
                演目のタイトルと一緒に、リハーサル中のビデオを流す。
                ただ、ダンサーの名前が記載にないけれど
                ワタシのようなコアなファンは
                顔を見れば誰だかわかります(笑)

                ドミトルとアルネのジョッキー・ダンス。
                うわあああ、アルネが抜擢されたか。
                ドミトルはソリストだが、アルネはまだコールドである。

                ジョッキーの衣装で軽々と踊る男性2人のダンス。
                ドミトルは技術あるし、演技も出来てユーモアたっぷり。
                アルネって・・・このダンサーも技術的には遜色ないじゃん。

                ファニー・エルスラーのカチューシャ。
                ファニー・エルスラーは名前は有名だけど
                通常、振付とか見ないし、その意味では珍しいレパートリー。
                アンダルシアの民謡にのって
                カスタネットを両手に持ったケテヴァンのソロ。

                うわあああ、ケテヴァンの明るいオーラが爆発している。
                こういうスペイン風のダンスって、ケテヴァンに合ってるわ。
                フラメンコではないので、カスタネットは
                ほとんどの時間で、オーケストラ・ピットからのパーカッションだが
                リズムにも乗っているし、ケテヴァンの背中の美しさと言ったら特筆もの。

                エスメラルダのパ・ド・ドゥはリュドミラとゲスト・ダンサー。
                ゲストはオランダ国立からの韓国出身のダンサー。
                この人がまた、動きが滑らかで運動能力が抜群で
                しかも、あの王女さまリュドミラに
                怯む事なく対峙して、従僕感なしに、しっかりサポートしている。

                リュドミラは、こういうクラシックの華やかなダンスにはピッタリ。
                見て見てオーラはすごいけれど
                あの卓越したバランス感覚はリュドミラの優れた資質。
                びくともしない安定感が素晴らしい。

                続いての LUMINOUS は
                バレエ団現役のアンドラーシュの振付で
                ニナ(トノリ)とヤコブのカップル。
                モダン・バレエで、2人のしなやかさに圧倒される。
                コンテンポラリーというよりも
                もっとクラシック寄りの振付で
                あくまでもクラシックの美しさを原点としているので
                奇を衒ったところがなくて、非常に美しい。

                で、ニナ(トノリ)は、このダンスを最終として
                来シーズンは移籍ですって(涙・涙・涙)
                ロイヤルを卒業して入団してから
                ずっとファンだっただけに、私は寂しい・・・
                途中で怪我をして、かなり長い間、踊れなかった時に
                同期のナターシャが、どんどん上がって
                プリンシパルになっちゃったしなぁ。
                しかも、ニナ、最近、なんだか痩せたし
                色々と気苦労とかあるんだろうか(深読み)
                清純なイメージで、細かい部分の演技まで完璧で
                とてもクリーンなパのダンサーだったので、本当に残念。

                ロメオとジュリエットは
                フォルクス・オーパーでのベルリオーズではなくて(笑)
                ちゃんとヌレエフ版のプロコフィエフでの上演。

                ただ、ロメオがローベルトで
                ジュリエットがイオアンナって
                ・・・・・う〜、ちょっと・・・
                年齢的なバランスとか、身体のバランスは取れているのだろうが
                なんだか2人で運動しているようにしか見えない。
                (確かに、すごいリフトとかあって、大変なのはわかるけど)
                私の偏見とか思い込みである事は重々承知だが
                愛し合っているカップルには、どうしても見えない。
                リフトが成功してバンザイ、とか考えているダンサー同士に見える。

                というより、別に無理して
                ロメオとジュリエットを入れなくても良かったんじゃないの?
                だって、プロコフィエフの音楽でのロメオとジュリエットって
                クランコ版の最終上演が2014年の11月で
                その後、5年間、取り上げていなかったんだし・・・
                (ローベルトは2014年にはマーシャとロメオを踊っている)

                ファン・マネンの Trois Gnossiennes は
                今シーズンのフォーサイス、ファン・マネン、キリアーンで観たけれど
                マリアとヤコブの組み合わせ2回と
                リュドミラ・ローベルトが1回で
                オルガさまとローマンってキャスティングされてなかった。
                (確かに今回が踊るのは最初みたい)

                オルガさま!
                オルガさま!!!!
                オルガさま!!!!!!!!
                (どうせ、これしか言えないですよ、ワタシは)

                だってもう、むちゃくちゃ雰囲気あるんだもん。
                悲劇にはなっていないけれど
                あの無色な感じのローマンと踊ると
                オルガさまが紡ぎ出すストーリーが見えるような気がする。
                徹底的な美しさという衣をまとった表現力の塊という感じ。
                どういうストーリーかとか考えなくても
                具体的なお話ではなく、ともかく感覚的に訴えてくるのだ。

                第一部の最後は
                フォルクス・オーパーで観たコッペリアの
                第3幕からの抜粋。
                スワニルダは徹底的にキュートなナターシャで
                フランツを、フォルクス・オーパーでは出演しなかったヤコブが踊る。

                舞台装置(背景)は、そのままフォルクス・オーパーから持って来たのだろうが
                いや〜、やっぱり、あの狭いフォルクス・オーパーの舞台と比べると
                国立オペラ座の舞台って広いわ。
                群舞も、今回はちまちませず、余裕を持って踊っているし
                私も、脇の舞台装置にぶつかるんじゃないか、とか
                ダンサー同士で衝突しないだろうか、とか
                余計な事を考えずに済む。

                ヤコブが何故、フォルクス・オーパーでフランツを踊らなかったのか
                ちょっと納得してしまった。
                あの身長で、フォルクス・オーパーの舞台で
                マネージュしたら、舞台装置にぶつかって怪我するわ(断言)
                (デニスだって、かなりセーブしていたもん)

                しかしまぁ、ナターシャとヤコブのカップルって
                本当にお砂糖みたいに甘くて可愛い。
                コッペリア、国立オペラ座の舞台でやらないかなぁ。
                フォルクス・オーパーだと、ちょっと舞台が狭すぎる。
                オペラ座でこうやって鑑賞すると
                かなり派手にアピールする演目だし、良いんじゃないかと思うのだが。

                22時20分に終わった後
                キャンバスでの学部のパーティに顔を出してしまい
                (だって、誘われたんだも〜ん(笑))
                若人の中に混じってはしゃいでいたら
                課題の締め切りが今週日曜日、と聞いて
                (えっ?!そんな事、どこに書いてあった???)
                焦り狂っている私に(実は目処もついていない)
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                マクミラン・マクレガー・アシュトン 今シーズン千秋楽

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                  Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2019年6月21日 19時〜21時15分

                  MACMILLAN / MCGREGOR / ASHTON
                  指揮 Valery Ovsyanikov

                  CONCERTO
                  振付 Kenneth MacMillan
                  音楽 Dmitri Schostakowitsch, Klavierkonzert Nr. 2, F-Dur, op. 102
                  衣装と舞台 Deborah MacMillan
                  照明 John B. Read
                  ピアノ Igor Zapravdin
                  I. Satz
                  Kiyoka Hashimoto - Davide Dato
                  Elena Bottaro, Anita Manolova, Rikako Shibamoto
                  Dumitru Taran, Andrey Teterin, Géraud Wielick
                  Adele Fiocchi, Sveva Gargiulo, Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó,
                  Susan Opperman, Xi Qu
                  II. Satz
                  Olga Esina - Vladimir Shishov
                  Elena Bottaro, Anita Manolova, Rikako Shibamoto
                  Dumitru Taran, Andrey Teterin, Géraud Wielick
                  III. Satz
                  Nina Tonoli
                  Marie Breuilles, Natalya Butchko, Venessza Csonka, Eszter Ledán,
                  Fiona McGee, Alaia Rogers-Maman, Isabella Lucia Severi, Anna Shepelyeva,
                  Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo
                  Nicola Barbarossa, Leonardo Basílio, Giovanni Cusin,
                  Marian Furnica, Hanno Opperman, James Stephens Narvin Trunbull
                  Arne Vandervelde

                  EDEN
                  振付と舞台 Wayne McGregor
                  音楽 Steve Reich, Dolly aus Three Tales
                  衣装 Ursula Bombshell
                  照明 Charles Balfour
                  フィルム Ravi Deepres
                  Sveva Gargiulo, Gala Jovanovice, Natascha Mair, Madison Young
                  Andrés Garcia Torres, Eno Peci, Tristan Ridel, Dumitru Taran, Géraud Wielick

                  MARGUERITE AND ARMAND
                  振付 Frederick Ashton
                  音楽 Franz Liszt, Klaviersonate h-Moll, arr. Dudley Simpson
                  舞台と衣装 Cecil Beaton
                  照明 John B Read
                  写真 Ashley Taylor
                  ピアノ Shino Takizawa
                  Marguerite : Liudmila Konovalova
                  Armand : Jakob Feyferlik
                  Sein Vater : Vladimir Shishov
                  Ein Herzog : Alexis Forabosco
                  Zofe : Liudmila Trayan
                  Double von Marguerite : Joanna Reinprecht
                  Verehrer von Marguerite : Marat Davletshin, Marcin Dempc,
                  Marian Furnica, Andrés Garcia-Torres, András Lukácis,
                  Scott McKenzie, Igor Milos, Kamil Pavelka
                  Lakaien : Caeser Elsner, Simon Fyrevik, Aleksander Orlic,
                  Lance Posternak, Francesco Scandriglio, Yarden Zana

                  Wiener Staatsballett
                  Ballettakademie der Wiener Staatsoper
                  Orchester der Wiener Staatsoper

                  この演目、今シーズン6月に合計3回あったのだが
                  あっちこっちとぶつかり過ぎて
                  チケット買わなかった公演の他に
                  チケットは買ったのだが行けなかった日もある。
                  学部の若い学生に行ってもらって
                  ものすごく良かった・・・と感激していたようだ。
                  (バレエ・ファンをこっそり増やす草の根活動(笑))

                  最終回は逃してたまるか!

                  木曜日が祝日で
                  金曜日に授業を取っていない私は
                  4連休・・・なのだが
                  あ〜、もう読者諸氏は飽き飽きしているだろうが
                  何だか仕事していた頃より忙しいような気がする・・・

                  さて、夏至の日、朝からカンカンに晴れて
                  雲ひとつない青空で、あまり湿気がないだけに
                  30℃近くでも、郊外の空気は悪くない。

                  午前中に仕事(以前の仕事の一部を受け継いだもの)を片付けようと
                  会社のシステムに入ったものの
                  ネットが落ちるわ落ちるわ・・・(絶句)
                  自宅のプロバイダー、この間システムが変更になったばかりで
                  月に数百円の追加料金で
                  もっと早いインターネットに変更しませんか?
                  とセールス・コールがあったが
                  冷たく断ったら、ネット落ちが最近多くて、ちょっと腹が立つ。
                  ・・・まぁ、オーストリアありありなので仕方ないのだが。

                  さて、夕方、やっと観られる久し振りの公演。
                  2017年・18年に4回観たので、今回が5回目。
                  公演数は今日が10回目(出席率50%(笑))

                  最初のコンチェルトはショスタコーヴィッチのピアノ協奏曲2番。
                  イゴールのピアノとオーケストラに乗って
                  第1楽章の橋本清香嬢とダヴィデのシンクロナイズが見事。

                  2人ともプリンシパルだし、技術あるし
                  でも、お互いが出過ぎず
                  振りの一つ一つのパが
                  足を上げる角度から、ジャンプのタイミングまで
                  ぴったり合って、キレが良くて
                  観ていて、とても気持ちが良く、スッキリ爽快。

                  第2楽章は緩徐楽章でピアノのソロが哀愁を持って響くなか
                  オルガとシショフのデュエット。

                  うわああ、シショフのダンスって、ものすご〜〜く久し振りに観た。
                  もっとも、この楽章は男性ダンサーは
                  もっぱら女性ダンサーのサポートだが。

                  オルガさま!!
                  オルガさま!!!!!
                  オルガさまっ!!!!!!!

                  それ以外言えないのかワタシは。

                  だって、あまりに美し過ぎる。
                  最初はモダンっぽく無表情だったのに
                  どんどん悲劇のオーラが出て来て
                  そんなに昔の旦那と踊るのイヤですか・・・ってそうじゃなくて
                  何故に、このダンスがストーリーを紡ぎ出してしまうのか。
                  (クラシック・モダンだ、普通はストーリーはない)

                  久し振りに悲劇のオーラをバリバリに出した
                  オルガさまの、あまりの悲劇の主人公振りにノックアウト。

                  私自身は非常にドライな人間なのだが
                  こういう感情ダダ漏れの悲劇が、臭くならないのも
                  オルガさまの表情と身体が
                  この上なく繊細に、エモーショナルに描き出す感情が
                  正に「芸術」に昇華されているからだと言いたい。

                  第3章のソロはニナ(トノリ)
                  ・・・なんだか、ニナって・・・痩せましたか?
                  肩のあたりの骨もそうだけど
                  背中まで骨が見えているような気がする(筋肉かもしれない)
                  音楽的でノーブルで美しいけれど
                  スケールの大きさから見ると、ちょっと小ぶりな印象。

                  さて、次の演目は、エデンである。
                  オーケストラは休憩、むちゃくちゃモダンな
                  音楽なのか、詩(英語)なのか
                  それとも単純に単語をゲイジュツっぽく並べているだけなのか
                  何回観ても、さっぱりわからん。

                  最初に登場するナターシャのソロが圧巻。
                  舞台暗いし、顔見えないし
                  ハゲのカツラを全員が被っているので
                  ナターシャのキュートな顔は見えないけれど

                  その柔軟性と言ったら・・・
                  しかもソロで支えなしに、あんなオフ・バランスで
                  ポーズが、そんな無理な姿勢でも、きちんとキマる。

                  身体のラインがばっちり見えるレオタードなのだが
                  もう、その「身体」の美しさが凄い。
                  極限まで美のために鍛え上げられた身体の美しさって
                  もともとの資質に加えて
                  生まれてからどれだけの鍛錬を・・・(絶句)

                  「身体」の美しさを表現するなら
                  ワタシ的には、イジー・キーリアンなんかの方が好みだが
                  (マクレガーは動きがあまりにせわしない)
                  ナターシャのソロで見せる肉体の美しさの表現には息を飲む。

                  しかしまぁ、ナターシャって
                  キュートな役から、こういう新体操みたいな役まで
                  何でも踊れるダンサーだわ。
                  身体的条件もあるのだろうが、本人の努力もあって
                  こういう天才が居る、という事実に圧倒される。

                  この演目、動きは激しいし
                  本当にダンスというより新体操と言うか
                  アクロバットという感じなので
                  ダンサーたちの身体の美しさや柔軟性
                  信じられない程のバランス感覚などに驚嘆できる。

                  いやあの、芸術的内容、つまりは振付師の主張、というのも
                  エデンという「楽園」から追い出された人間的存在という事で
                  きっと、何かあるのだろうが
                  (最初はずっとビデオで、肉体と技術の相克みたいな感じ)
                  そういう「高尚」な芸術的センスは私にはないので
                  すみません・・・・

                  最後は滝澤志野さんのピアノで
                  リストのロ短調ソナタに乗せて紡ぎ出される
                  マグリッドとアルマン。
                  ご存知、椿姫の物語なのだが

                  最初のところで
                  死のベッドに居るマグリッドのところに
                  アルマンが来て踊っていくシーンで
                  背景の上のところに、ヌレエフのでっかい顔が映るって
                  昔からそうでしたっけ????
                  いや、きっと、そうだったんだと思うのだが
                  今まで、ずっとオペラ・グラスで
                  アルマン役のダンサーばかり見ていたので気がつかなかった。
                  ヌレエフの顔だったり
                  ヌレエフと女性ダンサー(誰だかはカーテンで隠されて見えなかった)だったり
                  何回か変わるのだが
                  それが気になってヤコブのソロをしっかり見るのを失念してた(汗)

                  リュドミラとヤコブのカップリングは
                  何回も見ているけれど

                  ヤコブが・・・何ですか、このカッコよさは!!!!
                  しかも、しかも、しかも

                  あの表情!!!!!!!!

                  もともと甘い眼でパートナーを見つめるダンサーだったけれど
                  マグリッドと踊る時には
                  本当にマグリッドしか見てない。
                  客席完璧無視、恋に堕ちて、マグリッドしか眼に入らない。
                  ずっと視線を釘付けにして
                  一瞬たりとも、愛しい人から目を離さないという

                  あああああ
                  あんな熱情的な真剣な眼差しを向けられたら
                  誰だって恋に堕ちてしまうじゃないの。

                  それにほだされず
                  ほら、私、キレイでしょ、見て見て、が出来るリュドミラも
                  なかなかの姉御かもしれない(笑)

                  途中、マグリッドへの怒りの部分の
                  これまた豹変が・・・うわああああ(絶叫)

                  あんな目で憎々しげに見つめられたら
                  100メートルの穴を掘って入りたい・・・(謎発言)
                  可愛さ余って憎さ100倍って、これを言うのか。

                  もともと演技が巧いダンサーだとは思っていたけれど
                  役に入り込む度合いが、どんどん深くなってないか、ヤコブ。

                  最後の死のシーンでの嘆きが
                  また、本当にリアルで

                  しかもカーテンコールの時
                  ヤコブの大きな目が本当に泣いていたようにウルウルしていて
                  (リュドミラはカーテン・コールになると突然元気になる)
                  あっ、このダンサー、本当に役になりきっていたな
                  というのがわかる。

                  しかも舞台での、あのイケメン振りは・・・
                  いや、ヤコブって背は高いし美しいし
                  整った顔立ちと抜群のスタイルではあるのだが
                  でも、舞台じゃなくて
                  普通にそこに居ると
                  そう目立つ、というタイプではないのだが(偏見かもしれない)
                  舞台に立った途端に
                  周囲に放ちまくるオーラが、あまりに凄すぎる。
                  (こういうタイプ、ケテヴァンなんかもそうだな・・・)

                  音楽も素敵なのだが
                  それ以上に、この舞台では
                  私はヤコブに圧倒された。
                  若くしてプリンシパルになったのは
                  ルグリ監督の好みって言うだけじゃないわ(いや失礼)
                  あれだけ演技が出来るダンサーは珍しい。

                  バレエのシーズン終幕は
                  6月28日のヌレエフ・ガラがあるけれど
                  6月も終わりに近づいて
                  ほとんどコンサートもないし(涙)
                  夏枯れシーズンが早くも近づいていて
                  いや、うわあ、論文書かねば、とか
                  何だか焦り狂っている私に
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                  マグリットの役だけど
                  リュドミラとニナ(ポラコヴァ)しか踊っていないけれど
                  マーシャとかケテヴァンとかが踊ったら
                  演技力あるし、すごい事になるんじゃないかと思うのだが・・・

                  コッペリア@フォルクス・オーパー5回目千秋楽

                  0
                    Volksoper / Wiener Staatsballett 2019年6月19日 19時〜21時30分

                    COPPÉLIA
                    oder das Mädchen mit den Emailaugen
                    Ballet in drei Akten

                    振付 Pierre Lacotte (Akte I und II nach Arthur Saint-Léon)
                    音楽 Léo Delibes
                    リブレット Charles Nuitter und Arthur Saint-Léon
                    舞台 nach den Pariser Originalentwürfen (1870) adaptiert von Pierre Lacotte
                    舞台再現 Jean-Luc Simonini
                    衣装再現 Michel Ronvaux
                    照明 Jacques Giovanangeli
                    指揮 Lorenz C. Aichner

                    スワニルダ Nikisha Foto
                    フランツ Denys Cherevychko
                    コッペリウス Alexis Forabosco
                    村長 Franz Peter Karolyi
                    農民の娘 Liudmila Trayan
                    スワニルダの友人 Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Sveva Garguilo, Eszter Ledán,
                    Fiona McGee, Joana Reinprecht, Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto,
                    Madisson Young
                    マズルカ Marie Breuilles, Venessza Csonka, Zsófia Laczkó, Flavia Soares,
                    Iulia Tcaciuc, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder, Beate Wiedner
                    Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Marcin Dempc, Andrés Garcia Torres,
                    Sergiy Golovin, András Lukács, Hanno Opperman, Arne Vandervelde,
                    Géraud Wielick
                    村人 Aoi Choji, Laura Cislaghi, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko,
                    Leonardo Basílio, Sergiy Golovin, Igor Milos, Kamil Pavelka, James Stephens
                    中国の人形 Nicola Barbarossa
                    ペルシャの人形 Marat Davletshin
                    楽器を弾く人形 Hanno Opperman
                    コッペリア Natalza Butchko
                    アウローラ Elena Bottaro
                    夜 Ioanna Avraam
                    夕暮れ James Stephens
                    糸紡ぎ Natalya Butchko, Sveva Gargiulo, Eszter Ledán, Fiona McGee,
                    Joanna Reinprecht, Rikako Shibamoto
                    花嫁たち Suzan Opperman, Xi Qu, Alaia Rogers-Maman, Chiara Uderzo
                    婚約者たち Arne Vandervelde, Géraud Wielick
                    Giovanni Cusin, Marian Furnica, Tristan Ridel, Narvin Turnbull
                    12時間 Marie Breuilles, Aoi Choji, Laura Cislaghi, Venessza Csonka,
                    Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó, Flavia Soares,
                    Iulia Teaciuc, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder, Beate Wiedner
                    領主 Christoph Wenzel

                    今シーズンのコッペリア最終公演。
                    この公演、チケットを購入した後から
                    どの席でも一律25ユーロ!というキャンペーンがあったのだが
                    確かに、満杯の公演ではなかった。
                    (みんな、そろそろ夏の休暇に出てしまっているのと
                     木曜日が祝日なので、今週は休みを取っている人も多いのかも)

                    いつもの貧民席のブロックが、すべて押さえられていて
                    あ〜、どっかの学校か若い人たちのグループが
                    ブロックしたんだろうなぁ、と思っていたら
                    大当たりだった。

                    まぁ、いつもの通り
                    前の方の席で前かがみになって視界をむちゃ邪魔する奴とか
                    ずっとお喋りしている人とか居たけれど
                    もう仕方がない・・・と思うようになった私は
                    諦めの境地というのに達した(かもしれない)

                    さて、今回のスワニルダはニキーシャである。
                    うはははは
                    ナターシャとはまた違ったスワニルダで
                    ちょっと都会的で
                    おとぎ話というよりは
                    もっとリアルな、街にいる女の子って感じがする。

                    ニキーシャの目って大きいので
                    目を見開いて演技すると、ものすごく映える。
                    ナターシャとは違ったキュートさで
                    ニキーシャに嫉妬されると、ちょっとコワイかもしれない(謎発言)

                    音楽はものすごく元気で
                    オーケストラがすごい音量で元気に演奏。
                    最初はやけっぱちかと思ったけれど
                    デリーブの楽しいご機嫌な音楽は、これで良いのだ。
                    いや、もう、音楽聴いてるだけでワクワクする。

                    ニキーシャのダンスはキレがあるから
                    余裕たっぷりで流し目でフェロモンをアピールする
                    ナターシャとはちょっと違う。
                    どちらかと言えば、キレッキレの動きで
                    キャピキャピな女の子って感じなので
                    あまり色気はない(笑)から
                    ラブストーリーとは言っても
                    可愛いなぁ、と見ていられる。

                    アウローラは今回はエレナが踊った。
                    上品な役なので、それで良いのだろうが
                    エレナのソロ、この役だと、あんまりオーラがなくて
                    (いや、役どころだから、それで良いとは思うが)
                    あまりのオーラのなさにちょっと驚いた(すみません)

                    イオアンナがジェームスと踊る「夜」の役の方が
                    オーラが強かった。
                    イオアンナって小柄なはずなのに
                    舞台に出てくると大きく見える。
                    これも、ダンサーの持っているオーラなのだろう。

                    休憩中にちょっと仕事の事でバタバタあったが
                    (緊急ではないけれど、緊急連絡先にお電話を下さる方がいらっしゃる)
                    今シーズンの最終公演、観られて満足。

                    しかし、このスワニルダの役って
                    第2幕で、人形踊って、スペインのダンスまで踊っての
                    踊りっぱなしの役なので
                    かなりのスタミナがないと踊れないだろう・・・
                    しかも、いわゆる「ベテラン」が踊る役ではないし・・・

                    来シーズンも続行する演目なのだが
                    秋からのスワニルダ、誰がキャンスティングされるか
                    ちょっと楽しみな私に
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                    手抜き記事で申し訳ない(汗)

                    6月の後半になったら
                    今学期、ともかく演習だの実習だの取りすぎて
                    (講義の試験は全部10月の追試の時に受ける事に決めた)
                    何だかもう、自分でもワケわからんパニックになっている・・・
                    20日が祝日なので4連休(金曜日には授業を取っていない)
                    4日間で、どこまで出来るか・・・(汗汗汗汗汗)

                    バレエ コッペリア 4回目@フォルクス・オーパー

                    0
                      Volksoper / Wiener Staatsballett 2019年6月9日 19時〜21時30分

                      COPPÉLIA
                      oder das Mädchen mit den Emailaugen
                      Ballet in drei Akten

                      振付 Pierre Lacotte (Akte I und II nach Arthur Saint-Léon)
                      音楽 Léo Delibes
                      リブレット Charles Nuitter und Arthur Saint-Léon
                      舞台 nach den Pariser Originalentwürfen (1870) adaptiert von Pierre Lacotte
                      舞台再現 Jean-Luc Simonini
                      衣装再現 Michel Ronvaux
                      照明 Jacques Giovanangeli
                      指揮 Lorenz C. Aichner

                      スワニルダ Natascha Mair
                      フランツ Denys Cherevychko
                      コッペリウス Alexis Forabosco
                      村長 Franz Peter Karolyi
                      農民の娘 Liudmila Trayan *
                      スワニルダの友人 Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Sveva Garguilo, Eszter Ledán,
                      Anita Manolova, Fiona McGee, Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto
                      マズルカ Marie Breuilles, Venessza Csonka, Zsófia Laczkó, Flavia Soares,
                      Iulia Tcaciuc, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder, Beate Wiedner
                      Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Marcin Dempc*, Andrés Garcia Torres,
                      Trevor Hayden, András Lukács, Hanno Opperman, Gaetano Signorelli
                      村人 Laura Cislaghi, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Katharina Miffek,
                      Leonardo Basílio*, Sergiy Golovin, Igor Milos, Kamil Pavelka, James Stephens
                      中国の人形 Nicola Barbarossa
                      ペルシャの人形 Marat Davletshin
                      楽器を弾く人形 Hanno Opperman
                      コッペリア Natalza Butchko*
                      アウローラ Nina Tonoli
                      夜 Ioanna Avraam*
                      夕暮れ James Stephens
                      糸紡ぎ Natalya Butchko*, Sveva Gargiulo, Anita Manolova, Fiona McGee,
                      Joanna Reinprecht, Rikako Shibamoto
                      花嫁たち Suzan Opperman, Xi Qu, Alaia Rogers-Maman, Chiara Uderzo
                      婚約者たち Arne Vandervelde, Géraud Wielick
                      Giovanni Cusin, Marian Furnica, Tristan Ridel, Narvin Turnbull
                      12時間 Marie Breuilles, Laura Cislaghi, Venessza Csonka, Gala Jovanovic,
                      Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó, Katharina Miffek, Flavia Soares,
                      Iulia Teaciuc, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder, Beate Wiedner
                      領主 Christoph Wenzel

                      1月と3月にゲネプロ含めて3回観た・・・というより
                      3回しか観てない!と言いたいコッペリアの再演。

                      いつも天井桟敷からなので
                      カテゴリー同じだけど、舞台近くのロジェのチケットを買って
                      入ってみたら

                      あれ?
                      ここ、こんなに舞台見えなかったっけ?
                      どう乗り出しても舞台の半分以上が欠けるし
                      立つわけにもいかないし・・・

                      とか言いつつ、1列目の人の後ろに立っていたら
                      1列目に空いていた1席に
                      よろしかったらどうぞ、と言われて(うわ〜、助かった)
                      座ったものの

                      やっぱり舞台の3分の1が見えない!!!
                      しかも乗り出すと、お隣の人の視界を邪魔しそうで
                      乗り出せないし・・・

                      おかしいなぁ
                      割に高いチケットだった筈なのに
                      ・・・と思って、よく見れば

                      ロジェが違う!!!!!(大汗)

                      第一幕が終わってから、階段を降りて
                      正しいロジェに入ってみたら

                      ・・・見えるじゃん、舞台!!!!(爆)

                      (確かこのロジェの席は高くて
                       私が間違って入ったロジェのあの席は
                       私のチケットの半額くらいの見えない席だったのだ!)

                      チケットを確認しに来た係員も気がつかなかったが
                      だいたいロジェの中、暗いからなぁ。
                      こういうのに気がつかないのは
                      あくまでも自己責任ではある(反省)

                      正しいロジェには
                      1列目に、きちんとお洒落をした
                      お母さんらしき若い女性と、娘さんらしきお子様が2人。
                      娘さんたちも、可愛いワンピースを着ていて、可愛い。

                      (実はこういう TPO を踏まえている観客は
                       マナーも良いし、感じも良いので、すごく安心できる)

                      前置きが長すぎる(こらっ!)

                      ことクラシック音楽とかだと
                      口うるさい聴衆と化す私は
                      バレエになると、最初からメロメロなので
                      バレエ記事の時には、しっちゃかめっちゃかなのだが

                      音楽は CD なり何なりで頭の中に入れば
                      とんでもないところで不協和音が鳴ったりすると
                      ド・シロートでも、あ〜、ミスったな、と言うのがわかるが

                      バレエは、どんなに事前に DVD とかで予習したとしても
                      (しないけど)
                      どこのパがどうなってる、とか
                      全く記憶に残りません(自爆)

                      さすがに、コケたり(滅多にない)
                      リフトを失敗したり(まずあり得ない)
                      ピルエットがずれたり(あまりない)したら
                      シロウトでも気がつくけれど
                      堂々と間違ったパで踊っていても、私にはわかりません(笑)

                      よって、ブログの記事も
                      細かい事はわからないから
                      しっちゃかめっちゃかで叫ぶだけで

                      ナターシャ、可愛いっ!!!! 😍

                      フェミニスト団体からは総スカシを喰らいそうだし
                      「人の容姿について言及しちゃいけません」というのは
                      確かに正しいのだが

                      こと、バレエ・ダンサーに関しては
                      やっぱり見た目の可愛さって
                      絶対に評価の対象になるよね?

                      もちろん、見た目のキュートさだけではない。
                      技術の完璧さ、身体の柔らかさ
                      最終シーンでも、超絶技巧を、完璧に踊り通すスタミナ。
                      どれを取っても
                      あの若さで昇進の階段を駆け上がって
                      超特急でプリンシパルになっただけの事はある。

                      もちろん恵まれた体格や骨格
                      運動神経もあるのだろうが
                      やっぱり本人の努力も大きいと思う。

                      ただ、その努力や苦労を全く感じさせる事なく
                      軽々とキュートに
                      この上なく色っぽいナターシャ特有の流し目で
                      優雅な足さばきと柔らかなボードブラで
                      しかも、何であんなに優雅に高く足が上がるの、という高さを
                      こんなの当たり前って感じで踊ってしまうのだ。

                      いやもう、この演目は
                      ナターシャのスワニルダだけで大満足・・・なのだが
                      舞台に乗っているコールドの男女も
                      美男美女揃い(あ〜、はいはい、人の容姿については(以下略))

                      どこを探したら
                      こんなに美男美女が集まるんだろう、というくらい
                      ルグリ監督の美男美女好みの(以下自粛)

                      デニスのフランツもハマり役。
                      ちょっと浮気っぽい若い男の子って感じが
                      弾けていてすごいし
                      デニスのジャンプやピルエットは完璧で見栄えがして
                      派手でカッコいい。

                      対するナターシャの嫉妬振りがまたキュートで ♡
                      若い女の子の、ドロドロにならない嫉妬って可愛い。

                      同期のナターシャがプリンシパルに昇格してしまったのと
                      途中の怪我という不運があって
                      プリンシパルにまだなれないニナ(トノリ)のソロは
                      本当に素直で気品があって素晴らしい。

                      ニナ(トノリ)ってナターシャと一緒に
                      プリンシパルに昇格するかなぁ、という期待があっただけに
                      怪我で踊れない時期があったのが残念だが
                      まだまだ伸びしろのあるダンサーなので、これからが楽しみ。

                      音楽もゴキゲンだし美しいし
                      ヘンな転調とかないし(笑)

                      ただ、フォルクス・オーパーの舞台って
                      本当に狭くて
                      しかも、舞台装置が左右と後ろにたくさんあって
                      ダンサーたちが舞台一杯で踊っていると
                      ぶつかりそうで、ちょっとコワイ。

                      この演目、オペラ座の広い舞台の方が
                      ダンサーたちの動きが大きくなると思うのだが
                      それでも、あの狭い舞台で
                      あの大人数で、よくぞ、ここまで踊ってくれると感心する。

                      細かい部分だが
                      アレクシスのコッペリウスの演技が秀抜。
                      コッペリアが命を吹き込まれる(ように見える)シーンの
                      コッペリウスの胸が痛くなるような喜びを
                      あそこまで深く表現してくれると
                      あの滑稽なおとぎ話の物語が、リアルになって深みを増す。
                      人形を愛でなければならない
                      孤独なコッペリウスという人物像が、はっきりと焦点を結ぶ。

                      今シーズンの最終公演は6月19日で
                      ニキーシャとリッチーのカップリング。
                      来シーズンは12月中旬から1月初旬まで5回公演。

                      来シーズンも行っちゃうぞ、と
                      固く決心する懲りない私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                      あまり人形のシーンがないのが残念だけど
                      トレイラーを貼っておきます。
                      ナターシャのスワニルダで悶絶する体験を
                      ぜひ、あなたもどうぞ(←強制(笑))





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