真夏の夜の夢(バレエ)今シーズン2回目

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    Volksoper / Wiener Staatsballett 2018年9月23日 18時〜20時10分

    EIN SOMMERNACHTSTRAUM
    Ballett in zwei Akten vom Jorma Elo
    nach der Komödie von William Shakespeare

    振付 Jorma Elo
    音楽 Felix Mendelssohn Bartholdy
    Ein Sommernachtstraum
    Ouvertüre E-Dur, op 21, Musik op. 61
    Ouvertüre c-Moll op. 95 (Ruy Blas)
    Symphonie Nr. 4 A-Dur, op. 90
    Konzert für Violine und Orchester e-Moll, op. 64, 2. und 3. Satz
    舞台・衣装 Sandra Woodall
    照明 Linus Fellbom
    指揮 Andreas Schüller

    オベロン Vladimir Shishov
    ティターニア Ketevan Papava
    パック Richard Szabó
    シーシアス Andrey Teterin
    ヒポリタ Gala Jovanovic
    ハーミア Natascha Mair
    ライサンダー Scott McKenzie
    ヘレナ Alice Firenze
    ディミートリアス Dumitru Taran
    イジーアス Igor Milos
    職人たち Gabor Oberegger, Alexis Forabosco, Andrés Garcia Torres
    Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Trevor Hayden
    アテネのカップル Madison Young, Marian Furnica
    Katharina Miffek, Zsolt Török
    妖精・アテネの住人たち
    Natalya Butchko, Venessza Csonka, Zsófia Laczkó, Katharina Miffek,
    Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Céline Janou Weder, Madison Young,
    Marcin Dempc, Marian Furnica, András Lukács, Hanno Opperman,
    Tristan Ridel, Zsolt Török, Arne Vandervelde, Géraud Wielick
    ソロ歌手 Manuela Leonhartsberger, Birgid Steinberger

    Wiener Staatsballett
    Orchester der Volksoper Wien
    バイオリン・ソロ Vesna Stanković
    Jugendchor der Volksoper Wien

    何回観たら気が済むか、と言うと
    何回観ても気が済まないと言う(笑)
    ともかく、この演目、何回観ても楽しい。

    今回の配役、パック役がミーシャからリッチーに変更。
    ライサンダーは可愛い可愛いスコットが登場。
    もちろん、私の初恋の君に似た(妄想あり)マリアンもばっちり。

    いや面白いのは
    リッチーのパック役が、ミーシャとは全く違う印象を与える事。
    ミーシャの場合は、ともかくその存在感が半端じゃないから
    この演目の主人公は間違いなくパックになってしまうのだが

    リッチーはその意味では、悪目立ちせず
    あくまでも脇役に徹して
    ただ、技術的には・・・すごいです、このダンサー。

    小柄だからミーシャよりも小回りが効いて
    ピルエットなんかのキレがものすごく良い。
    本当にシェークスピアのパックらしく
    いたずら小僧で、ちょっと間が抜けていて
    あちこちに神出鬼没に出てくる役にぴったり。

    それに、リッチーの身体って
    何て美しい筋肉のつき方・・・

    いやあのね、ダンサーでも色々あって
    筋肉ムキムキのタイプとか
    どこに筋肉が?というナヨナヨっぽい王子様タイプとか
    それぞれに特徴があるじゃないですか。
    何を見てる、というツッコミもあるだろうけれど
    美しいダンサーの身体をしみじみ見て何が悪い(開き直り)
    (正しい日本語では「しみじみ」ではなく「じろじろ」ではあるが
     ここは何となく「しみじみ」見たいんです(謎))

    パック役は上半身は何も着けず、下半身はタイツだが
    リッチーの体型って、ホント、理想的。
    ムキムキでもなく、無駄な外側の筋肉が見えなくて
    かと言って、弱々しい感じではなく
    実にバランスのとれた、私でも惚れそうな身体つき。
    ちょっと触ってみたくなる(逆痴漢になるから妄想に留めておく)

    シショフは夏休みに少し体重を増やしたような感じで
    またちょっと、その、あの、腹部が少し前に出てるというか
    いや、そりゃダンサーだから前に出てるワケないんだけど
    スクッと立った時のバランスが、多少前方にある感じ。

    いや、これ、別に今回が初めてじゃなくて
    時々、怪我の後とか休みの後とかに起こり得る事だし
    数週間で元に戻るのはわかっているから心配していない。

    村人たちのダンスって
    愉快だし、すごく楽しいのだが
    よく見れば、すごい技術が必要なダンス・シーンが多い。
    クラシックっぽくなくて
    普通のダンスに見えてしまうので
    クラシックの技として、おおおおお、とは思わないのだが
    よく見れば、回転技もスゴイのが入っていて

    それをキャラクター・ダンサーのガボールが
    ものすごく見事に、たいした事ないよ、これ、って感じで
    踊ってしまうのに気がついて、ちょっとビックリした。
    (今まで気づかなかったんかいっ!)

    日曜日の、しかも18時からの公演とあって
    家族連れの子供たちや、若い人たちで満席。
    (子供と若い人たちのチケットは安いのだ)
    ギャラリーの貧民席では
    空いていそう、というので席を移った人もいたようで
    もともとの客が入ってくると、そこでバタバタというシーンも。
    (公演始まってからのバタバタは避けて欲しいんですけどね(笑))

    オーケストラが、何だか異様に元気な演奏。
    元気なのか、やけっぱちなのかはわからないけれど
    すごい音で、親の仇、みたいな感じで演奏してくれて
    それはそれで面白い(笑)

    ライサンダー役のスコットが、本当にカワイイ。
    ナターシャと同じくらいの背しかないので
    カワイイ役ならピッタリだが
    これからダンサーとして、どういう役を踊って行くんだろう。
    でも、今の時期のスコットは
    技術的にも、演技も、ものすごく伸びて来ている。

    ナターシャと組むと
    まるで砂糖菓子のようなカップル。
    あまりにキュート過ぎて悶絶する。

    いやあ、楽しかった。
    この演目、まだ何回か上演があって
    9月28日と10月7日はヤコブがオベロンを踊る。
    (ティターニアがリュドミラ・・・って
     ヤコブはリュドミラにくっつけって事?う〜ん・・・)

    全部は行けないけれど
    それでも楽しみな私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    午前中のウィーン・フィルの定期公演は
    基本的には土曜日と同じ感想。
    ともかく、あんな美しい音色で
    あんなに情熱的にダイナミックに演奏されたら
    楽友協会の音の洪水に巻き込まれてグウの音も出ません。

    アコスタ・ダンツァ A Celebration

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      Festspielhaus St. Pölten 2018年9月22日 19時30分〜22時10分

      Acosta Danza. Tonkünstler-Orchester
      Carlos Acosta - A Celebration

      De Punta a Cabo
      振付 Alexis Fernández
      衣装 Vladimir Cuenca
      照明 Adam Carée, Pedro Benítes
      音楽 Kumar, Kike Wolf (The Beautiful Cuban Girl von José White),
      Omar Sosa

      Fauno
      振付 Sidi Larbi Cherkaoui
      衣装 Hussein Chalayan
      照明 Adam Carée
      音楽 Claude Debussy (Prélude à l’après-midi d’un Faune) mit
      ergänzender Musik von Nitin Sawhney
      ダンサー Carlos Luis Blanco, Zeleidy Crespo

      Rooster
      振付 Christopher Bruce
      衣装 Marian Bruce
      照明デザイン Tina MacHugh
      照明 Christina R. Giannelli
      音楽 The Rolling Stones (Little Red Rooster, Lady Jane, Not Fade Away,
      Point it Black, Ruby Tuesday, Play With Fire, Sympathy for the Devil)

      Carmen
      振付 Carlos Acosta
      舞台と衣装 Tim Hatley
      照明 Peter Mumfort
      音楽 Georges Bizet (Carmen), Rodión Shchedrin (Carmen Suite), Martin Yates

      ダンサー Carlos Acosta, Carlos Luis Blanco, Zeleidy Crespo,
      Enrique Corrales, Yasser Domínguez, Mario Sergio Elías,
      Yanelis Godoy, Dayana Hardy, Julio León, Gabriela Lugo,
      Marta Ortega, Juan Carlos Osma, Jayron Pérez, Raúl Reinoso,
      Laura Rodrígues, Javier Rojas, Déborah Sánchez, Alejandro Silva,
      Leticia Silva, Laura Treto, Brian Gonzáles Trull

      オーケストラ Tonkünstler-Orchester Niederösterreich
      指揮 Paul Murphy

      カルロス・アコスタと言えば
      一世を風靡したロイヤル・バレエのソリストで
      タマラ・ロホとの名場面が頭に思い浮かぶが
      2015年にロイヤル・バレエを去ってから
      故郷のキューバで立ち上げたカンパニーが
      このアコスタ・ダンツァ。

      昨年もサンクト・ペルテン祝祭劇場で公演を行なったが
      今年も来てくれたのは嬉しい。

      このカンパニー、クラシックのみならず
      ヒップホップ、フラメンコ、キューバの民族舞踏など
      ともかくダンスであれば何でもレパートリーにしてしまうし
      世界各国の振付師と協力している。

      今回は前半に3作品。
      De Punta a Cabo は背景にキューバの海岸線とダンサーのビデオを使い
      ダンサーのグループが、キューバの「現代」を踊るという
      アレクシス・フェルナンデスが、このグループのために作った作品。

      Fauno は牧神の午後への前奏曲。
      シディ・ラルビ・シェルカウイが
      ロンドンのサドラースウェルズ劇場の
      In the Spirit of Diaghilev という演目のために振り付けたもの。
      ドビュッシーの牧神の午後への前奏曲の途中に
      ニティン・ソーニーの音楽が入る。

      牧神の午後への前奏曲そのものが
      既に決まったイメージやストーリーを持っているので
      男性のダンサー(牧神)と、女性(ニンフ)が絡まる構成になるのは
      どの振付でも同じ。
      動きも、どんな作品でも不思議に似て来てしまう。
      ドビュッシーだと思っていると
      突然、他の音楽が混ざってくるのでビックリするが
      森の背景の前で
      ロマンティックな牧神とニンフの絡みが素敵だった。

      Rooster はローリング・ストーンズの音楽とともに
      当時の社会を表すようなダンス作品。
      ロカビリーっぽい、しゃれたお兄ちゃんと
      女性のラブストーリーが、あちこちで交差する。
      いやまぁ、これに登場する「男の子たち」が
      何とも60年代の粋がまざまざと表現されていて楽しい。

      このカンパニーのダンサーたちって
      しっかり演技が出来るなぁ・・・

      後半は、ロンドンのロイヤル・バレエのために
      カルロス・アコスタが振付して
      2015年10月26日にドン・ホセを踊って引退公演にした演目との事。
      今日はカルロス・アコスタはエスカミーリオを踊る。

      音楽はビゼー・・・というより
      最初からロディオン・シチェドリンのカルメン組曲じゃないの(笑)
      トーンキュンストラーが頑張ってる (^^)v

      カルメンの死のシーンから始まって
      雄牛のツノをつけた筋肉ムキムキのダンサーが出てくる。
      あああ、雄牛と言えば
      昔、フォルクス・オーパーでバレエのカルメンを上演した時
      (誰が振付だったのかは失念したけれど)
      エスカミーリオが雄牛になっていて
      グレゴール・ハタラが踊ったんだっけ。

      ・・・とか関係ない事を考えてしまったが
      雄牛の格好したムキムキ・ダンサー
      どう見てもアコスタじゃないから、これはエスカミーリオではない筈。

      この作品に出てくるカルメン役の女性ダンサー
      す・ご・い !!!!!

      ほとんど出ずっぱりで、ずっと激しいダンスを踊っていて
      リフトも半端じゃないし
      しかも、演技力がもうスゴイの。

      女性同士の喧嘩で捕まって
      牢の中で、鎖を使ってドン・ホセを誘惑するシーンの迫力と言ったら
      艶やかな動き、捕まえておけない奔放さとワイルドさ
      しかも妖艶な微笑みから撒き散らされるフェロモン。

      ドン・ホセは、良いところのお坊ちゃんという感じで
      線が細い弱々しさを巧く演じていて
      マジメなので最初は誘惑されても抵抗しているのに
      どんどんカルメンに魅せられていくのが手に取るようにわかる。

      カルメンは、誘惑して落とす事そのものに暗い喜びを見出していて
      ドン・ホセがカルメンに求婚する場面でも
      あ〜、こいつ落としちゃったけど
      よく見ればあんまり魅力ないじゃん、という感じで
      カルメン自体はホセに全然惚れていない。

      そして、エスカミーリオの登場。
      うわああああ、カルロス・アコスタのエスカミーリオ!!!!
      カルロス・アコスタ今年45歳だが
      姿も技術も全然衰えていないじゃないの!!!

      ワイルドさに加わった、何とも言えない品の良さ。
      クラシックで培われた鉄壁の技術で
      ピルエットもジャンプも
      身体の中心がビクともしない。

      実に優雅にクラシックの大技をこなし
      とんでもなく魅力的なエスカミーリオ。

      いや、カルメンでなくても惚れるね、これは(勝手に納得)
      だって、ドン・ホセと(役柄から)えらい違いだもん。
      あまりにエスカミーリオがカッコ良すぎだ。

      ここら辺のカルメンの心情が
      ダンスと演技で余すところなく描かれるのだが
      このカルメン役のダンサー、何という魅力的なダンサーなの。
      身体のバランス、動きに加えて
      目に力があって、表情が豊かで、美人で目立って華がある。
      奔放なジプシーの女性の魅力とフェロモンにクラクラする。

      カルメンの心変わりを知ってすがりつくドン・ホセ。
      最初にナイフを出して脅すシーンでは
      カルメンに大笑いされて
      ナイフなんか出して来て、困った子ね
      ふん、やるならやったらどう?アンタに出来る訳ないじゃない
      というセリフが聞こえて来そうなリアル感。

      次のシーンでも同じように挑発するが
      それに対してのホセの目が据わって
      一瞬の間にカルメンを刺すところのリアルさと言ったら
      不自然さが一つもなくて心理的に完璧に追えて
      ドキドキものなのに、そのシーンがまた美しい(ため息)

      こういう演目を見てしまうと
      ウィーン国立バレエ団のダンサーの演技力の欠如が気になる。
      バレエそのものの水準は高いのに
      演技できるダンサーが少ないのが残念。

      ほら、演技って
      いくら「その人物になりきって」とか心理的に努力しても
      それを外に出して人にわからせる、というのは
      やはり技術が必要だし。

      カルロス・アコスタ、45歳。
      まだまだ衰えていないし
      見た目の優雅さと
      素晴らしい技術の、体幹がビクともしないパの一つ一つが
      丁寧で美しくて、本当に魅力的 ♡

      普通、サンクト・ペルテンのダンス公演は
      1時間とか1時間半で終わってしまうのだが
      今回はたっぷり22時過ぎまでダンスを堪能して
      ウキウキしながら、夜の高速道路をドライブして帰って来た私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。


      国立バレエ ジゼル 今シーズン3回目

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        Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2018年9月21日 19時30分〜21時45分

        GISELLE
        Phantastisches Ballett in zwei Akten von Théophile Gautier,
        Jules-Henri Vernoy de Saint-Georges und Jean Coralli nach Heinrich Heine
        振付・演出 Elena Tschernischova nach Jean Coralli, Jules Perrot, Marius Petipa
        音楽 Adolphe Adam
        舞台 Ingolf Brunn
        衣装 Clarisse Praun-Maylunas
        指揮 Ermanno Florio

        ジゼル Liudmila Konovalova
        アルブレヒト Robert Gabdullin
        ヒラリオン Eno Peci
        ジゼルの母ベルタ Franziska Wallner-Hollinek
        ヴィルフリード Marcin Dempc
        クルランドの大公 Igor Milos
        バチルデ Oxana Kiyanenko
        農民のカップル Nikisha Fogo, Richard Szabó
        ジゼルの友人たち Elena Bottaro, Sveva Gargiulo, Anita Manolova, Fiona McGee, Xi Qu, Rikako Shibamoto
        ミルタ Kiyoka Hashimoto
        2人のウィリー Sveva Garguilo, Anita Manolova

        Wiener Staatsballett
        Orchester der Wiener Staatsoper

        サウナとテルメはどうした?と思っている方も
        もしかしたら居る・・・かもしれないが
        別にランキングの順位どうのこうのじゃなくて
        ちょっとバタバタしていて書けなかっただけなので
        またそのうち続きを書く予定。
        (まぁ、あまり面白くないかもしれないけれど(笑))

        ジゼル公演が続くが
        今日の公演は9月15日とほぼ同じキャスト。
        2人のウィリーだけがチェンジ。

        1日仕事して立ち続けだったので
        超貧民席はちと辛い(膝とか坐骨神経痛とか・・・歳だわホント)
        でも頑張って立っていないと寝落ちしそう(こらこらこら)

        リュドミラの村娘はともかくとして
        前半は、うっふっふ、マリアンが背景に居る。
        (後ろの方だから、高い平土間とかからは見えないけれど
         超貧民席からは、ばっちり後ろが見える ♡)
        いやもう、どこから見ても、どのポーズでも可愛い。
        舞台で動いているのを見ているだけで
        胸がキュンとなるのは
        恋ではなくて、どちらかと言えば
        ペットを見て、きゃあ、カワイイ、と悶える心境。
        (何を自分で分析しているのやら)

        ロベルトのアルブレヒトが良かった (^^)v
        この間、キミン・キムのすごいジャンプを見てしまったので
        見劣りするかと思っていたら、とんでもない。

        もともとノーブルな雰囲気を持つダンサーだが
        以前、若い頃は、体操っぽい粗さがあったのに
        最近は、その優雅さに一段と磨きがかかって
        一つ一つのパが丁寧で、動きがノーブルな上に
        演技が抜群に出来るようになって来て
        さりげなく巧い。

        キミンのように、あああああっ!という凄さではなく
        地味なんだけど、リアルに魅せる。
        アルブレヒトって、もともとアホな貴族のお坊っちゃまだけど
        ジゼルに対しては、割に真剣に愛していたのかなぁ。

        リュドミラは後半が素晴らしい。
        静止のポーズが見事なバランスでしっかり保っていて
        こういうところに鉄壁の技術が活きる。
        静けさを纏った凛とした役が合っている。

        清香ちゃんのミルタも素晴らしい。
        足音も少なくなって来ているし
        激しい動きでも、きちんとキメていて
        クール・ビューティの面目躍如。

        前半の農民カップルのニキーシャがバッチリ目立つ。
        ダンスのキレがものすごく良くて
        人間技とは思えないほどに身体が軽い。

        さすがにダンサーもこれだけ公演が続くと
        それぞれに役に慣れてきて
        かなり見応えのある演目になって来た。

        ビオラのソロがやっぱり悶絶モノでした。
        (舞台のバレエより耳に集中してしまう(笑))

        24日はボリショイの黄金カップル登場だし
        26日は待ちに待ったオルガ(エシナ)とローマンのカップリング。
        全公演観たいんだけど
        そろそろコンサート・シーズンも始まって
        ウキウキしている私に
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。


        国立バレエ ジゼル 今シーズン2回目

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          Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2018年9月17日 19時30分〜21時40分

          GISELLE
          Phantastisches Ballett in zwei Akten von Théophile Gautier,
          Jules-Henri Vernoy de Saint-Georges und Jean Coralli nach Heinrich Heine
          振付・演出 Elena Tschernischova nach Jean Coralli, Jules Perrot, Marius Petipa
          音楽 Adolphe Adam
          舞台 Ingolf Brunn
          衣装 Clarisse Praun-Maylunas
          指揮 Ermanno Florio

          ジゼル Nina Polákova
          アルブレヒト Kimin Kim
          ヒラリオン Alexandru Tcacenco
          ジゼルの母ベルタ Franziska Wallner-Hollinek
          ヴィルフリード Marcin Cempc
          クルランドの大公 Zsolt Török
          バチルデ Alene Klochkova
          農民のカップル Natascha Mair, Richard Szabó
          ジゼルの友人たち Elena Bottaro, Sveva Gargiulo, Anita Manolova, Fiona McGee, Xi Qu, Rikako Shibamoto
          ミルタ Gala Jovanovic
          2人のウィリー Rikako Shibamoto, Elena Bottaro

          Wiener Staatsballett
          Orchester der Wiener Staatsoper

          そうそう贅沢もしていられないので
          (回数だけで贅沢である事は承知の上)
          見えないかも・・・という貧民席を購入。

          楽友協会なんか、舞台全然見えない席で28ユーロ以上するし
          プログラムは3ユーロ50セント(チップ入れると4ユーロ)
          クロークは一つ(一人じゃない!)85セント(チップ入れて1ユーロ)

          それを考えれば、立ったら見える(かもしれない)席で
          12ユーロで、キャスト表は90セント(チップ入れて1ユーロ)
          しかもクロークは無料という国立オペラ座は
          貧民には、とても親切な機関であると言えよう。

          日本でのウィーン国立バレエ団公演で
          すごい!と評判だった韓国のダンサー、キミン・キムの登場。
          あのマリイインスキーでプリンシパルで
          ジャンプが凄いという話は聞いていたので期待感ばっちり。

          キミン登場・・・ ぎょっ

          メイクが・・・メイクが・・・メイクが・・・
          目の下に凄いアイラインが入っていて
          いや、日本のバレエ団なら、あのメイクもありか、とは思うんだけど
          あまりにメイクがバレエ・メイクで・・・
          突然、リアルな世界から遠く離れた「バレエお伽話」の世界に突入。

          というより、正直言って、アルブレヒト
          ちょっとあのメイクはこわい・・・

          ジゼルはニナ(ポラコヴァ)
          ベテランなので、技術ばっちりで
          身体のラインも美しいのだが
          やっぱり、村娘のタイプとは違う。
          (リュドミラもそうだけど「キレイ」系で、可愛くない)

          最初のニナとキミンのデュエットで
          同時にジャンプするところで・・・うわわわわ

          キミンのジャンプって
          国立バレエ団のダンサーのジャンプより
          優に10センチ以上高い!!!!

          よってジャンプ着地のタイミング合わず
          あれは、ニナは踊りにくかっただろう。

          キミンのジャンプのむちゃくちゃな高さにはひっくり返る。
          すごいジャンプ力(驚愕)空中で止まってるように見える。
          床からの高さが、もう半端じゃない。

          その上、一つ一つのパが非常に丁寧で
          あれだけ大技を踊っても
          着地の柔らかさって、これ、いったい何???

          感情表現も豊かで、ダンスが外向き。
          語りかける力が強い。
          だから、どんなにバレエの超絶技巧を踊っていても
          ただのサーカスや体操にならない。
          あくまでも柔らかく、美しく、芸術表現になっている。

          ところで今回のジゼルでお母さん役を踊っているフランツィスカ。
          昨シーズンで一応引退じゃなかったっけ?
          (オフィシャルには出てないが、一度、花束で子供が出て来て
           というのがあったので、すっかりアデューかと思っていた)
          だけど、このフランツィスカの演技力はすごい。
          ジゼルとアルブレヒトの不幸な結末を予言するところなんか
          本当に何かが憑依してしまっているし
          ジゼルの亡骸にすがりつくところのリアルさもすごい。

          こういう演技の出来るダンサー
          ウィーン国立バレエ団では貴重なので
          長く舞台に出ていて欲しいものだ。

          農民カップルのナターシャはキュートな定番で
          本当にこのダンサー、技術も色気も可愛らしさも素敵。

          リッチーはザンレールがちょっと不安定でハラハラしたけれど
          締まったダンスを見せてくれた・・・・が

          その後にアルブレヒトのソロが入っちゃうからね(苦笑)
          ジャンプの高さやザンレールでの安定性が
          ちょっと比べ物にならない。
          マリイインスキーのプリンシパルと比べちゃイケナイけど。

          キミンのスタイルの美しさも特記もの。
          無駄な筋肉が全く見えない、素晴らしい脚線美。
          踊れるダンサーって、どうしても太ももムキムキになりがちなんだけど
          キミンの足の美しさ(もちろんタイツなので全部見える)にはクラクラ来る。

          バチルデは今回はアレーナ。
          このダンサー、本当にキレイ。
          顔も小さくて、意外に上背があって
          (顔がキュートなので、ついつい小柄だと思っていた)
          無表情なツンケンした貴族のお嬢さまにピッタリ。
          婚約者の浮気を知っても
          あら、いたずらばっかりしてるのね、という感じの
          上から目線がバッチリ合ってる。

          後半、ガラのミルタ。
          ガラも上背があって手足が長く、演技も上手なのだが

          何だかキミンのあのジャンプに触発されたのか
          ジュテとか、すごい勢いで飛んでいる。

          気が強いミルタ、というのは良いにしても
          ヘンに元気なミルタになっている。

          いや、別に元気なミルタが居ても良いとは思うが
          一応、ミルタって処女のまま亡くなった若き女性って役どころで
          冷たい「死」の雰囲気を纏わねばならない筈。
          そんなに元気にジュテしたら
          死人には絶対に見えません。

          後半のアルブレヒトとジゼルのパ・ド・ドゥだが
          音楽が、ものすご〜くゆっくりテンポ !(◎_◎;)

          その分、ニナのポーズが、いつもの公演の1,5倍くらいの長さ。
          あのテンポはダンサーからのリクエストなのだろうか。
          特にアルブレヒトがニナをリフトするシーンで
          なかなか次のタクトが来なくて
          ずっとリフトし続けていた時には
          客席でちょっとドキドキしてしまった。

          あそこまでゆっくりのテンポで
          ポーズ一つ一つをじっくり見せてくれるのは珍しいので
          ニナもタイヘンだったと思うが
          技術も体力も、身体のラインの見せ方も熟知した
          ベテランの実力発揮というところか。

          オーケストラは色々とやらかしてくれて(笑)
          今まで一度もミスを聴いた事のないプレイヤーが
          音外しした時には立ってる場所からずり落ちそうになったが

          後半のビオラのソロが、ま〜、素晴らしかった事!!!

          音の伸びと透明感、饒舌でロマンチックな音色で
          こういうソロを聴くと
          ビオラって良いなぁ、とつくづく思ってしまう。
          (ビオラは難しい楽器で、本当に名人でないと(以下省略))

          同じ演目でも
          ダンサーもオーケストラ・プレイヤーも違うし
          その時々で面白い発見があるし
          しかもオペラ座の貧民席(バレエ限定)は貧民の味方 (^^)v

          給料の半分を税金と社会保険料で持って行かれても
          貧民の味方なら許せる気がする私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。



          明日はテルメとサウナの2回目をアップ予定 (^^)v
          (ランキング上がらなかったら書かないかも ← さりげなく脅迫(ウソ))

          国立バレエ ジゼル 今シーズン1回目

          0
            Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2018年9月15日 19時〜21時15分

            GISELLE
            Phantastisches Ballett in zwei Akten von Théophile Gautier,
            Jules-Henri Vernoy de Saint-Georges und Jean Coralli nach Heinrich Heine
            振付・演出 Elena Tschernischova nach Jean Coralli, Jules Perrot, Marius Petipa
            音楽 Adolphe Adam
            舞台 Ingolf Brunn
            衣装 Clarisse Praun-Maylunas
            指揮 Ermanno Florio

            ジゼル Liudmila Konovalova
            アルブレヒト Robert Gabdullin
            ヒラリオン Eno Peci
            ジゼルの母ベルタ Franziska Wallner-Hollinek
            ヴィルフリード Marcin Cempc
            クルランドの大公 Igor Milos
            バチルデ Oxana Kiyanenko
            農民のカップル Nikisha Fogo, Richard Szabó
            ジゼルの友人たち Elena Bottaro, Sveva Gargiulo, Anita Manolova, Fiona McGee, Xi Qu, Rikako Shibamoto
            ミルタ Kiyoka Hashimoto
            2人のウィリー Rikako Shibamoto, Elena Bottaro

            Wiener Staatsballett
            Orchester der Wiener Staatsoper

            いつもの貧民席だと思っていたら
            実はもっと良いカテゴリーの席を買ってしまっていて
            (値段はいつもの2倍する)
            リュドミラとロベルトなのに(あっ、失礼!)
            何故に贅沢してしまったのか、自分でもワケわからん。

            チケット料金2倍になっても
            結局、立たないと見えないのは同じ(爆笑)
            ただ、舞台全体が正面から奥まで、バッチリ見える。

            コールドまでバッチリ見える。
            私の初恋の君に似たマリオンが
            アルブレヒトとジゼルのパ・ド・ドゥの時に
            ずっと舞台の一番奥に立っていたので

            主役級の踊り・・・はもちろん観てはいるんだけど
            それよりも何よりも、その後ろの
            あの可愛い立ち姿が気になって気になって。
            あ〜、ほとんどストーカーになってる ^^;

            今シーズンのジゼルは、残念ながら全公演は行けず
            (コンサートと重なる)
            特に最後の木本クンとマリアの10月20日が
            イスラエル・フィルとメータの日と重なるのが痛い(涙)

            オルガとローマンの日も2回あるのに
            これも1回はチャイコフスキー・オーケストラとフェドセイエフに重なる。

            こういう悩みが始まると
            ああ、今年もシーズン開始、とウキウキ(笑)

            リュドミラのジゼルは
            技術的には隙がなくて素晴らしい・・・のだけれど
            リュドミラって
            キレイ系のダンサーで、「可愛い」系じゃないので
            前半の村娘シーンが(以下省略)

            ストーリーのあるものって
            アーティストのもともと持っているものが
            その役柄に合うかっていうのが大きい。
            (それ言ったら、かなりのお歳になるまで
             ツェルビネッタとかルチアを歌っていたグルベローヴァは
             50過ぎでもルチア(15歳くらいの役だったっけ?)っぽく見えたが
             グルベローヴァは丸顔のキュート系なのだ)

            その分、リュドミラの魅力は
            後半で活きてくる。
            凛とした強さで姐御っぽくなるとリュドミラは強い。
            バランスが抜群のダンサーなので
            ポーズの決まり方が抜群に美しく
            見事な「静」の世界を作ってくれる。

            ロベルトはアルブレヒト役にしっかりハマっている。
            彼こそ「キレイ系」というより「キュート系」だし
            ダンスの動きに品があって
            何も考えていない貴族のお坊ちゃまの雰囲気が合う。

            大技も美しくキメてくれて
            さすがプリンシパル。
            動きそのものが、なめらかでノーブルだし
            ジゼルを口説くところも、なかなかリアルなのだが
            あくまでもバレエというおとぎ話のリアルさで好感。

            エノのヒラリオンは慣れた役で
            演技が多いのだが、さすがに巧い。
            でも、このヒラリオン、ものすごく魅力的(笑)

            本当はアルブレヒトの洗練された美しさに対して
            森の番人だから、垢抜けなくてワイルドで土臭い役柄のはずなんだけど
            エノのヒラリオン、見事にカッコいい。

            ロベルトがお坊ちゃん貴族系なので
            今回は比較的対比がよくわかったけれど
            ヒラリオンがあれだけ魅力的なら
            アルブレヒトに失恋したら、ヒラリオンが居るんだから
            別に絶望して死ななくても(以下省略)

            しかしジゼルって、何回観てもワケわからんストーリーだ。
            男性目線の理想的女性像、と簡単に解釈するのも
            何となく納得いかないし
            時代背景とかってあるんだろうなぁ、とは思いつつ
            このストーリー、演じる方も
            かなり厳しいんじゃないか、と、つくづく思う。
            (特に、浮気だった事がバレた後の
             ジゼルの狂乱を横で見ているアルブレヒトって
             どう見たってアホとしか思えないじゃないの(笑))

            女性ダンサーの美しいバランスと
            幽玄の世界を堪能できるという意味では
            白鳥の湖(これも突っ込みどころ満杯だが)と並んで
            何回観ても楽しめる演目ではあるのだが
            まぁ、ワタクシ的に感情移入が出来るというものではない。

            その意味、各ダンサーが
            どうやって、ジゼルとアルブレヒトという
            (現代から見たら)ワケわからん役どころを
            如何に(自分なりに)リアルに演じるか、という見所はあるけど。

            そんなわけで
            これから(数回は欠けるけれど)
            せっせとジゼルに通う予定の私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。



            今までジゼルって何回観たか、定かではないのだが
            このブログに引っ越した(その前のブログは消失)2008年から
            12回目くらいじゃなかったかなぁ、たぶん。

            真夏の夜の夢(バレエ)今シーズン1回目

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              Volksoper / Wiener Staatsballett 2018年9月12日 19時〜21時10分

              EIN SOMMERNACHTSTRAUM
              Ballett in zwei Akten vom Jorma Elo
              nach der Komödie von William Shakespeare

              振付 Jorma Elo
              音楽 Felix Mendelssohn Bartholdy
              Ein Sommernachtstraum
              Ouvertüre E-Dur, op 21, Musik op. 61
              Ouvertüre c-Moll op. 95 (Ruy Blas)
              Symphonie Nr. 4 A-Dur, op. 90
              Konzert für Violine und Orchester e-Moll, op. 64, 2. und 3. Satz
              舞台・衣装 Sandra Woodall
              照明 Linus Fellbom
              指揮 Andreas Schüller

              オベロン Vladimir Shishov
              ティターニア Ketevan Papava
              パック Mihail Sosnovschi
              シーシアス Andrey Teterin *
              ヒポリタ Gala Jovanovic
              ハーミア Natascha Mair
              ライサンダー Alexandru Tcacenco
              ヘレナ Alice Firenze
              ディミートリアス Dumitru Taran
              イジーアス Igor Milos
              職人たち Gabor Oberegger, Alexis Forabosco*, Andrés Garcia Torres*
              Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Trevor Hayden
              アテネのカップル Madison Young, Marian Furnica*
              Katharina Miffek, Zsolt Török
              妖精・アテネの住人たち
              Natalya Butchko, Venessza Csonka, Zsófia Laczkó, Katharina Miffek,
              Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Céline Janou Weder, Madison Young,
              Marcin Dempc, Marian Furnica, András Lukács, Hanno Opperman,
              Tristan Ridel, Zsolt Török, Arne Vandervelde, Géraud Wielick *
              ソロ歌手 Manuela Leonhartsberger, Birgid Steinberger

              Wiener Staatsballett
              Orchester der Volksoper Wien
              バイオリン・ソロ Bettina Gradinger
              Jugendchor der Volksoper Wien

              フォルクス・オーパーでは通算18回目。
              私は2013年から鑑賞して通算9回目。
              確率50%って、意味ないけど(笑)←ついつい数えたくなる。
              今シーズン最初のバレエ公演は
              ベスト・キャスト!!!の上に
              マリアンが出て来た〜〜〜〜っ。
              (あ〜、すみません・・・)

              以前ちらっと書いたけれど
              リーズの雄鶏を踊った時に
              カーテン・コールで被り物を取ったら
              あっ、私の小学校時代の初恋の君が・・・という
              衝撃的な体験をしたので
              (似てるんです、まぁ、妄想たっぶり入って美化もあると思うけれど)
              その後は、コールドで群舞に入っていても
              ついついオペラグラス(望遠鏡)で追いかけてしまうという
              本人が知ったら、気味が悪いのだろうが
              (60歳過ぎのババアのストーカー?)
              何も害はないからお許し下さいまし。

              ちょっと写真載っけてしまおう。
              (ウィーン国立バレエ団のオフィシャル・サイトから拝借)



              ・・・だって私、丸顔が好きなの。
              で、バレエ・ダンサーの顔って、みんな長いのよ(意味不明発言)

              それはともかくとして
              ミハイルのパックは絶品。
              ともかく、バレエのキレが良い上に
              抜群の存在感があって
              パックらしい動きのユーモアがむちゃくちゃキュート。
              ちょっとした振りに観客席からも笑いが起こる。

              ガラのヒポリタ、堂々としていて、気品があって好き。
              フォルクス・オーパーのダンサーだった頃から注目していたが
              (監督に見出されて国立オペラ座の方に移籍した)
              大柄だし、演技が出来て
              悲しい白鳥からコミカルな役
              ヒポリタのように気品に満ちた役まで
              ばっちり自分のものに出来るのは優れた才能だわ。

              ハーミアのナターシャはますますキュート♡
              彼女もそろそろ「大人」になる年齢なんだけど
              いつまで経ってもキュートでお人形さんみたい。
              (小悪魔的にもなれるし演技力はある)
              アリーチェのヘレナが、もう健気で健気で
              ついつい感情移入しちゃうわ。

              ディミートリアスのドミトル、何回も観ているけれど
              クールな感じがたまらん!!!
              あれこそ、演技できないと務まらない役だと思うが
              ドミトル、良く見ればイケメンだし
              (あんまりパッと目立つイケメンじゃないけど)
              クールな役どころがバッチリ嵌って、すごく良い感じ。

              ケテヴァンのティターニアは、出て来ただけで
              明るいオーラがパーッと舞台に広がる。
              成熟した大人の女性の魅力も充分に備えながら
              子供をめぐる争いでオベロンとやりあうのも
              大人なんだけど、ちょっと子供っぽいところもあるという
              なんとも魅力的なティターニア。

              しかもケテヴァン、色気あるから
              ロバに惚れるシーンとか
              その後、オベロンとの甘々なラブシーンとかで
              その色香を振りまくと、観客としてはメロメロになる。

              シショフ、表情が豊かになったよねぇ。
              以前はツンとした王子さまタイプだったのに
              この演目でオベロン踊ると
              イケメンどこ行った、みたいな
              目を見開いたり大口開けて叫んだり(声は出てません、念の為)
              コロコロ変わる表情が、ストーリーをあますところなく伝えて
              本人も楽しんで演技している様が伝わって来る。

              ロバ役は、ガボールでないと無理でしょう(笑)
              ロバに変身した後に、自分でギョッとするところとか
              やけっぱちで歌を歌うところとか(これがむちゃ楽しい)
              ブヒブビ鳴くところとか
              ティターニアに惚れられてのデュエットなんか見事。
              身体の芯がしっかり通っているので
              どういうダンスをしても、安定感が素晴らしい。
              こういうのは、やっぱりベテランの良いところ。

              肝心のマリアンは
              最後のシーンで
              これも注目株のマディソンとカップルになってのソロ。
              (2組いたけれど、オペラ・グラスでこのカップルしか見てなかった(笑))
              うはははは、眼福

              この演目、後半になると多少ダレるんだけど
              (ストーリーなしでバレエだけ、しかも群舞のシーンが多い)
              でも、掛け値無しに楽しい公演だ。

              メンデルスゾーンの音楽も最高。
              まぁ、夏休み明けなので
              オーケストラはそれなりで(笑)
              ちょっと、あ?というところも度々あったものの

              バイオリン・ソロが、むちゃくちゃ巧かった。
              (メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲の最終楽章がある)
              音がクリアで伸びが良くて
              明るいオーラでばっちり観客席に響いて来て、聞き惚れた。

              ことバレエとなると
              ともかく夢中になって
              きゃぁきゃぁ言ってるだけのババアと化すが(すみません)

              この楽しい演目、9月・10月にあと数回あるので
              何回か行く予定の私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。


              ウィーン国立バレエ ヌレエフ・ガラ その3

              0
                Wiener Staatsoper / Wiener Staatsballett
                2018年6月29日 18時30分〜22時50分

                NUREJEW GALA 2018

                キャストは2日前の記事に写真(縦横反対)でアップしていますので
                ご興味ある方はこちらをどうぞ。

                で、今日で記事は最後にする(笑)

                バランシンのジュエルからダイヤモンドは
                オルガ・スミルノワとセミョーン・チュージン。

                いや、もう、あの、その、う〜ん
                だから、この2人が出てくると
                そこだけ異次元というか、空気が違う。

                ため息ついて、そのあまりの美しさに
                ボーッとして観ているしかないので
                人に語れるような語彙を持っていない自分が悔しい。

                世界のレベルって、これかよ・・・(悩)

                さて、1年に1回、ルグリ監督が自分で踊る演目は
                プティのランデブー。

                イザベル・ゲランのツンケンのツンツンさがむちゃ魅力的。

                ああいう、イイ女になりたかったわ(無理)
                慕うルグリを手玉に取って、転がせて
                最後に殺してしまう、という

                プティって、こういうヘン◯イなストーリー好きだね(笑)

                ドラマチックな盛り上がり
                心理的駆け引きのスリリングなシーンと
                最後の殺人シーンというショックなストーリーで
                観客を魅了するし

                ルグリ監督の演技の深さに、かなり驚く。

                ルグリのダンサー時代って
                割にマジメな面ばかり際立っていたような気がするんだけど
                (マジメはマジメだし、気取らないし、バレエには厳しいけれど
                 練習の時とか、いつも、それ何年前のジャージですか・・・っていう
                 いや、あの、その、わはは、あまり外観には拘らない方なんですよね)
                そのマジメな男性が
                ゲランという魔性の女に翻弄されていく様が
                見事に描かれている。

                これ観てると、ルグリって隠れマゾじゃないか、とか
                ついつい妄想がフツフツと・・・

                いや、世の男性の多くは
                ああいう風に悪女に翻弄されたいというタナトスがあるんじゃないのか
                と、とんでもなく勝手な(反ジェンダー的)想像が沸き起こるのだが
                まぁ、それ言うとポリティカル・コレクトネスに抵触するだろう(笑)

                その後はヌレエフ・セレブレーションで
                ライモンダと白鳥の湖からの抜粋。
                ウィーン国立バレエ団のダンサーが勢ぞろい。

                あれだけ、技術も表現力も魅せ方も
                群を抜いて、全く格の違うダンサーたちのパ・ド・ドゥを観てから
                ウィーン国立バレエ団のダンサーによるバレエか
                う〜っ、これ、要らんだろう・・・と思っていたけれど

                それなりに踊り込んだ作品だし
                若いダンサーもベテランも勢ぞろいで
                ウィーン国立バレエ団ファンの私には、そこそこ楽しかった。

                オルガ(エシナ)さまのライモンダ、むちゃくちゃ魅力的。
                オルガ(エシナ)は、この人こそ、バレエのために生まれて来たんだろう、という
                ボリショイに比べても(あまり)見劣りのしない、素晴らしい美しさ。
                ヤコブもハンサムだし、背は高いし優雅だし。

                ナターシャのライモンダ3幕のソロは
                そのキュートさに悶絶するが
                ナターシャも、そろそろ、あの小悪魔的お人形さんから脱皮すべき時期かも。
                ナターシャの演技力はマリー・アントワネットなどで充分に発揮されているので
                ただのキュートさから、もう一歩、先に進む役に挑戦する事を期待する。

                ミハイルのアブデラフマンは、その雰囲気にぴったりだし
                スヴェーヴァとフランチェスコのサラセンの踊りも華やかだけど

                ・・・これ全部、私、今まで何回も鑑賞してますから(笑)

                白鳥の湖の第一幕のコーダ。
                あ〜、レオナルド・・・いや、ミスはなくしっかり踊ってたけど
                今日はワディムさまとかチュージンとか観ちゃってるからなぁ。

                木本クンのジークフリートのバリエーションは
                世界に誇れるレベルだと思う。

                リュドミラがオディールの、あの32回転に
                ドゥーブルを何回も入れて、実に華やかに踊ってくれて
                (これはリュドミラの華やかさとテクニックが最高に発揮されるシーンで
                 この技術には圧倒されるし、モロにウケるシーンでもある)
                木本クンのジークフリートのアラスゴンドの回転も
                体幹がまっすぐで、足も下がらず、いやもう、見事にキメた。

                その前に白鳥のディヴェルティメントが何曲かあって
                ハンガリーのダンスでニキーシャ復活は目出度い!!!

                この後、ダンサーの昇格発表があったようだが
                朝からずっと仕事(何故仕事?)していて
                ぐったり疲れていたので失礼(ごめん)

                昇格ダンサーの中では
                柴本梨花子ちゃんとマディソンのデミ・ソリスト昇格と
                リッチーのソリスト昇格が、実はすごく嬉しかったりする。

                というワケで
                今シーズンのバレエ・ライフはこれにて終了。

                もちろん、2019年のヌレエフ・ガラのチケット申し込みも
                すでにしている、という私に
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                また長くアップがないと心配する方もいらっしゃるとは思うのだが
                7月は本当にナイト・ライフの数が減るので
                (しかもコンテンポラリー・ダンスですし・・・^^;
                ちゃんと生きてますから、大丈夫です。ご心配なく (^^)v

                ウィーン国立バレエ ヌレエフ・ガラ その2

                0
                  Wiener Staatsoper / Wiener Staatsballett
                  2018年6月29日 18時30分〜22時50分

                  NUREJEW GALA 2018

                  プログラムとキャストの詳細を見たい方は
                  昨日分にプログラムをスマホで撮って
                  縦横反対で(意図的ではありません)アップしていますので
                  それをご覧下さい(手抜き最高潮)

                  第2部はアシュトンのマルグリットとアルマン。
                  ピアノは滝澤志野ちゃん ♡

                  この演目もリュドミラやニナ(ポラコヴァ)や
                  アルマン役はヤコブとローベルトで何回か観たが

                  今回はロイヤル・バレエから
                  マリアネラ・ニュエスとワディム・ムンタギロフが出演!!!!

                  え〜っと、結論から言うと
                  作品そのものが違うんじゃないか、という位のショック。
                  (ウィーン国立バレエ団のダンサーがヘタクソという訳ではないが)

                  マリアネラとワディムの繊細な表現
                  移り変わる感情の動きが
                  自然にバレエに乗っていて
                  こんな感情移入できるマルグリットとアルマンって・・・初めてだわ。

                  あまりに自然すぎて
                  演技とかバレエとか頭からすっぽり抜けた。
                  そのまま作品に入り込んでしまったような印象。

                  マリアネラって持っているオーラは明るいのに
                  アルマンの一途な愛情に惹かれていく有様の見事なこと。
                  歳上の病弱なマルグリットを庇い
                  愛情を注ぐアルマンの優しさ(激情よりは優しい)を
                  ワディムが、全く体操っぽさのないバレエで
                  何と芸術的に表現する事か・・・

                  志野ちゃんのピアノが今日は一段と冴えて
                  途中の長いソロの煌めくような美しさのピアノで
                  アルマンとマルグリットが愛を確かめ合うところなんか
                  もう涙なしには観られないわよ。

                  おとうさん役は今まではシショフがやっていたが
                  今回は何故かローマンで
                  いや、ローマン、すごく上品で良いんだけど
                  きっぱりと息子のために断る冷たいおとうさん、というイメージじゃないわ(笑)

                  うわあああ、こういうダンサーで観てしまうと
                  もう、他のダンサーじゃ観られないわ、この作品・・・

                  あまりにあまりに完璧すぎる。

                  バレエの素晴らしさもさることながら
                  ロイヤル・バレエ仕込みの洗練された細かいところまでカバーしている
                  卓越した演技力が、演技と感じさせないリアルさを生んで
                  あああ、この作品って、こういう作品だったのか・・・

                  第3部はフォルクス・オーパーで上演していた
                  ストラヴィンスキー・ムーブメントの一部から。

                  最初のジェローのソロが圧倒的。
                  何というしなやかさ。
                  動きの魅せ方が巧くて息を飲む。

                  次はルグリ振付の「海賊」
                  リュドミラとローベルトのパ・ド・ドゥ。
                  美しいカップルだけど、まぁこれは結構繰り返して観た演目だし。

                  ペール・ギュントは第一幕最後の
                  ペール・ギュントとソルヴェイクのパ・ド・ドゥ。

                  ダヴィデ復活!!!!! \(^o^)/
                  昨年のヌレエフ・ガラで大怪我してから1年。
                  本当に長かった・・・

                  あの時にニナ(トノリ)と踊るはずだったペール・ギュント。
                  今度はニナ(トノリ)が怪我で休んでいるのが残念。

                  ソルヴェイクはニナ(ポラコヴァ)が踊ったが
                  う〜ん・・・ ソルヴェイクってイメージじゃない。
                  (私はソルヴェイク役はアリーチェでずっと観ていたので
                   自分の中でアリーチェのイメージがこびりついているかも)

                  ダヴィデの肉体の美しさ、動きのキレ、しなやかさは健在。
                  大怪我から、やっと戻って来てくれて、私は嬉しい。

                  ノイマイヤーの OPUS 100 は
                  ハンブルク・バレエ団から
                  アレキサンドル・リアプコとイヴァン・ウルバンのコンビ。

                  あああああ、リアプコさま
                  この間のノイマイヤー・バレエの時には出演していなかったから
                  すごくすごくすごく久し振り。

                  サイモン・アンド・ガーファンクルの友情を称えたソングで
                  (これはテープだった)
                  この上なく美しく語られる男性2人の愛情物語。
                  あああ、もう腐女子としては悶絶。

                  リアプコとウルバンの肉体の美しさと言ったら
                  人間の身体って鍛えるとあそこまで芸術に昇華するのか。
                  しかもその動きの活動性と喜びの表現が
                  切々と心に迫ってくる。

                  同性愛とか偏見を持っている人もいると思うんだけど
                  異性間であれ、同性間であれ
                  愛は尊いし美しい。
                  (いやもう、実際、ここまで愛し合ってみたいものだよ。
                   別に愛されてない、とか文句言ってる訳じゃないが(自爆))

                  ちょっとだけ、Youtube にあったので貼っちゃう(うふふふふ)
                  出だしの部分だが、もう、これだけでも悶絶モノ。
                  (クリップはリアプコは踊っている。今回はパートナーは違う)



                  今日のアップ分はちょっと短いが
                  明日はスミルノワ・チュージンのダイヤモンドから最後まで
                  一気にアップするので
                  また、バレエできゃぁきゃぁ言ってる、と呆れずに
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                  ウィーン国立バレエ ヌレエフ・ガラ その1

                  0
                    Wiener Staatsoper / Wiener Staatsballett
                    2018年6月29日 18時30分〜22時50分

                    NUREJEW GALA 2018

                    作品数と出演者があまりに多過ぎて
                    手書きで全部書いたら、それだけで体力と気力を使い果たすので
                    スマホで撮った写真でアップする(手抜き)

                    しかも読者の都合を全く考えない
                    縦横反対の写真で、文字小さくて読みにくい(自分で言うか)
                    でも、縦横をどうやったら変えられるのかわからないし
                    変えられる機能をプラスするなら有料サイト、とか言う可能性もあるので

                    お許し下さいまし(お辞儀)

                    まずはプログラム(縦横反対)5ページを一気に公開。
                    クリックで大きくなります。

                    1ページ目第一部
                    Valse Fantaisie / Opus 25 / Le Pavillon d'Armide / Concerto



                    2ページ目
                    Satanella / Giselle Rouge / The Taming of the Shrew / Raimonda



                    3ページ目
                    Raimonda (続き) / Marguerite and Almand / Movements to Strawinsky



                    4ページ目
                    Le Corsaire / Peer Gynt / OPUS 100 / Jewels - Diamonds Pas de deux / Le Rendez Vous
                    Nureyev Celebration - Raimonda



                    5ページ目
                    Nureyev Selebration (続き)- Raimonda / Schwanensee




                    3部に分かれて
                    国立バレエ団のダンサーに加え
                    ボリショイからオルガ・スミルノワとセミョーン・チュージン
                    ロイヤル・バレエからマリアネラとワディムが出演して
                    ルグリとイザベラ・ゲランが踊るという
                    超豪華なプログラム。

                    1年前にシーズン発表直後に申し込んで
                    清水の舞台から飛び降りて、すごく高いチケットを確保したが
                    この日にこの値段だったら、高くない(と必死に自分を説得している(笑))
                    通常、ケチケチやっているんだから、この位の贅沢は(以下省略)

                    第一部最初の Valse Fantasie バランシン作品
                    ナターシャとヤコブは、もう徹底してキュートな絵になるカップル。
                    後ろでエレナ、アデーレ、スヴェーヴァ、マディソンという
                    美女4人が踊るのもキュート。

                    エノが振付して、マリアと一緒に踊った OPUS 25 は
                    フレデリック・ショパンのピアノ曲をイゴールが弾くのだが

                    うわあああ、エノのしなやかさに、まずは悶絶。
                    マリアのツンデレの魅力が爆発していて
                    何と美しいモダン作品。
                    ありがちなラブストーリーとは言え
                    音楽・照明・ダンスの美しさで魅了。

                    イゴールの衣装・・・
                    この間の舞台では光り物は避けたみたいだけど
                    今回の素晴らしい衣装も、黒に絨毯的柄があって
                    ズボンの横に・・・・あっ、光り物使ってるわ(笑)

                    アルミードの館、私の大好きな作品からは
                    木本クンがソロ!!!!
                    きゃああああああっ!!!!

                    このソロ、本舞台では木本クンとダヴィデのダブル・キャストで
                    ダヴィデの背徳感に比べて木本クンはおとなしくて真面目、という印象だったのだが

                    木本クンのソロが、むちゃ背徳的というか色っぽいというか
                    濃いめのメイクも映えて、いや、もう、すごくエロチックで参ったわ〜 ?

                    マクミランのコンツェルトからは第2楽章。
                    ショスタコーヴィッチのピアノ協奏曲2番の第2楽章って美しいんですよねぇ。
                    更に、ニナとローマンのカップリング、すごく良い。
                    これは何回か舞台でも見てるけれど
                    モダンでニナ(ポラコヴァ)が非常に美しい演目の一つ。

                    プティパのサタネラという作品は初めて観る。
                    ベネチアのカーニバルがテーマで
                    黒い仮面を付けて、素敵な黒い色気たっぷりの衣装をつけた清香ちゃんと
                    茶目っ気たっぷりのミハイルのパ・ド・ドゥで
                    オーケストラ・ピットからのダナイローヴァ女史のバイオリン・ソロも美しい。

                    次のジゼル・ルージュはケテヴァンとエノ。

                    このヌレエフ・ガラって
                    演目の最初にリハーサル画像が出て、そこに演目が出るのだが
                    (今年は何故かダンサーの名前の明記がなかった。
                     まぁ、映像見ていればわかるけどさ・・・)
                    ジゼル・ルージュのリハーサル画像で
                    エノが最後の敬礼の時に、すごいニヤッとしたふざけた表情してるところが写って
                    大笑いしたのだけれど
                    あの場面、私が一番好きで涙するところに
                    いくらリハーサルとは言っても、あの表情は止めてくれ(苦笑)

                    このシーンはジゼル・ルージュの前半の最後のシーンで
                    革命の最中に、秘密警察のインスペクターが
                    (最初はほとんど暴力的に奪うのだが
                     途中でバレエ・ダンサーと本当に愛し合うようになる)
                    愛しているのに、いや、愛しているからこそ
                    自分の権力を使って、バレリーナだけパリに逃すシーン。

                    アクロバット的な(エイフマン!)ほとんど暴力的に見える
                    無骨な秘密警察員の愛の表現と
                    抑えた悲しみをマッチョに隠しまくって
                    愛するバレリーナを逃す秘密警察の男性の
                    最もかっこいい見せ所。

                    もちろん、女性ダンサーに要求されるテクニックも半端じゃないし
                    秘密警察の男性とのアクロバット的な絡みが
                    ちゃんと芸術に見えなければならない、という難しい演目だが

                    ケテヴァンの演技力の凄さ・・・(絶句)

                    いや、すみません、泣けて来たこれ。
                    ジゼル・ルージュはオルガとケテヴァンとイオアンナで観ているけれど
                    ケテヴァンのジゼル・ルージュ、また観たいわ。
                    バレエのテクニックだけではないケテヴァンの演技力には
                    いつも圧倒される。ケテヴァン、大好きですワタシ。

                    続いてはジャン=クリストフ・マイヨーの「じゃじゃ馬ならし」
                    ボリショイのスター、オルガとセミョーンのゴールデン・カップル ♡

                    これ、Youtube で見つけたので貼っておく。



                    この、何とも繊細なカップルのダンス
                    ナマで舞台で見たら・・・・ ああああ、悶えます・・・
                    動きの美しさ、演技力、どれを取っても

                    格が違うって、これかよ・・・

                    はい、すみません、ウィーン国立バレエ団だって優秀なダンサー揃いだけど
                    オルガ・スミルノワとセミョーン・チュージンって
                    技術も表現力も、そこらの(失礼)ダンサーとは段違い。
                    この演目だけ、全然レベルが違うというか
                    ああ、もう、これ見たら、他のダンサー、別に見なくても・・・

                    という大感激・大感涙で別世界に飛んだ後で
                    ライモンダというのも(以下省略)

                    いや、監督としては
                    第一部の最後は自分たちのダンサーで、というのはよくわかる。
                    わかるけど、わかるんだけど
                    で、ナターシャのソロとか、むちゃ可愛いし
                    マリアのライモンダも巧いしキュートだし
                    スコットとリッチーの貴族の男の子もすごくキレが良いし
                    この演目、何回も何回も何回も観た演目だし
                    オルガ・スミルノワとセミョーン・チュージンの後では(以下省略)

                    第2部、第3部については
                    明日以降にアップします (^^)v

                    確かに出し惜しみなんだけど(笑)
                    これから7月中旬過ぎのイム・プルス・タンツ
                    ウィーン・コンテンポラリー・ダンス・フェスティバルまで
                    夏枯れシーズンに入るので、と言い訳する
                    見苦しい私に
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                    エイフマン・バレエ チャイコフスキー プロ エ コントラ

                    0
                      Burgtheater 2018年6月30日 14時30分〜16時10分
                      Burgtheater 2018年6月30日 19時30分〜21時10分

                      Eifmann Ballet St. Petersburg
                      Tschaikovsky Pro et Contra

                      振付 Boris Eifman
                      音楽 Peter Ilijitsch Tschaikowsky
                      舞台 Olega Schaischmelaschwili, Wjacheslaw Okunew
                      照明 Alexander Siwaew, Boris Eifman

                      ダンサー 午後公演
                      チャイコフスキー Oleg Markow
                      チャイコフスキーのエゴ Igor Subbotin
                      アントニア・ミルユコヴァ Daria Reznik

                      ダンサー 夜公演
                      チャイコフスキー Oleg Gabyschew
                      チャイコフスキーのエゴ Sergej Wolobuew
                      アントニア・ミルユコヴァ Ljubow Andrejewa

                      午後+夜公演共通キャスト
                      ナジェジダ・フォン・メック Alina Petrowskaja
                      くるみ割り人形のプリンス Daniel Rubin
                      マーシャ Jana Gordienko
                      レンスキー Daniil Starkow
                      タチヤーナ Angela Turko
                      オルガ Marianna Tschebikina
                      スペードの女王・侯爵夫人 Alina Petrowskaja
                      スペードの女王・ジョーカー Konstantin Sawschenko

                      チャイコフスキーのアルター・エゴの役は
                      その他にロットバルト、ドロッセルマイヤー、オネーギン、ヘルマン役を踊る

                      先週、クルレンツィスの前にも
                      ウィーン交響楽団の Im Klang で、ストラヴィンスキーの「火の鳥」の演奏で
                      チェロの横に腰掛けて、オーケストラ内の音響を楽しんでいたりとか
                      一応、ちゃんと生きてはいるので
                      ブログを長く更新せず、ごめんなさい・・・

                      昨日も実はヌレエフ・ガラだったんだけど
                      これは盛り沢山過ぎて、例年何日かに分けて書かないと収容つかなくなるので
                      まずは、その後、6月30日に2回行ったエイフマン・バレエの記事から。

                      私がヘタクソな文章で
                      腐女子バンザイ、とかワケわからん事を叫びまくるよりは
                      下記のトレイラーをご覧下さいませ。



                      本日のブログ、これにて終わり・・・・・とか言えば
                      読者が喜ぶのはよく理解できるけれど

                      これは私が自分の記憶メモのために書いているブログなので
                      感想を書く。腐女子きゃぁきゃぁになるかもしれないが・・・

                      ボリス・エイフマン・バレエは
                      ロシアには珍しく、本当にプライベートなバレエ・カンパニー。
                      エイフマン・バレエについては
                      意識高い系のモダン・ダンス・ファンの一部は
                      ありきたりだとか、クラシック過ぎだとか
                      テーマが分かり易すぎるとか、古臭いとか言う意見もありそうだが

                      以前からちょこちょこ観てはいたけれど
                      本格的にバレエにハマったのは、エイフマン・バレエが原因と言っても良い。

                      アンナ・カレーニナとジゼル・ルージュは
                      ウィーン国立バレエ団がレパートリーにしてくれたので
                      何回か観るチャンスに恵まれている(何回か?というか、すごい回数かも(笑))

                      ボリス・エイフマンは「心理バレエ」と称して
                      心理的表現に重点があるので
                      取り上げるテーマも心理的葛藤ばかりで

                      今回はチャイコフスキーの葛藤を取り上げた。

                      プログラムに記載されたエイフマンの言葉を借りると
                      チャイコフスキーは世間的には成功して
                      美しいメロディを数多く作曲して
                      幸せな筈なのに、何故、あんなに悲劇的な音楽を作ったのだろう
                      というのが原点だそうだ。

                      チャイコフスキー本人(ほとんど出ずっぱり!)と
                      アルター・エゴの絡みが、ものすごい迫力で
                      男性2人のパ・ド・ドゥの妖しい魅力が・・・(腐女子悶絶)

                      前半は交響曲を使って
                      途中で白鳥の湖とクルミ割り人形のシーンが出て来て
                      後半ではオイゲン・オネーギンとスペードの女王が取り上げられる。

                      全編を貫いているのはチャイコフスキーの悲劇で
                      もちろん、パトロンのナジェジダ・フォン・メック夫人も登場。
                      チャイコフスキーとのパ・ド・ドゥもあるのだが
                      2人が全く視線を合わせないという不思議な不思議なパ・ド・ドゥ。
                      メック夫人から経済的援助をもらう事で
                      生活を繋ぐチャイコフスキーの自虐的な笑いにはゾッとする。

                      結婚したアントニアとの問題も
                      何ともリアルに描かれていて
                      (真実とは違うと思うんだけど)
                      しかも、そこらへんの心理的描写が、もう、たまらない。

                      最初から最後まで、内容が濃くて
                      心理葛藤が次から次へと、これでもか、という程に続くので
                      午後公演(初観)の時には、ほとんど息苦しくなるくらい。

                      チャイコフスキーの性的嗜好を取り上げているので
                      ストーリーとしては類型的と言えるかもしれないけれど
                      アクロバットに近い超絶技巧も多用しながら
                      一つ一つのダンスの動作に無駄がなく
                      すべてが心理的な意味を持って迫ってくる。

                      いやもう、このダンサーたちの凄さって何なんだ・・・
                      午後公演は初観だったので印象が強かった、というのはあるけれど
                      ほとんど出ずっぱりのチャイコフスキー役の表現がずば抜けていた。

                      アルター・エゴは夜の公演のダンサーが深かった。
                      あまりに妖し過ぎて、卒倒しそう・・・

                      だいたい、後半に出てくるオネーギンのシーンだが
                      どう見ても
                      オネーギンとレンスキーがデキていて
                      レンスキーがオルガに恋するのを見て
                      オネーギンが悩んで、オルガを邪魔しようとして
                      決闘になってレンスキーを殺してしまう、という
                      全然ストーリーが違うような気がするんだが・・・

                      スペードの女王で、またもや妖しげな世界を繰り広げてから
                      アルター・エゴとの絡みがあって(悲愴の最終楽章!)
                      アルター・エゴの上でチャイコフスキーが死んで(この場面の凄まじさ!)
                      チャイコフスキーの死体は
                      舞台奥のプレートに逆さづりになって
                      う〜ん、まるでイエス・キリストか殉教者か、という
                      ほとんど宗教的な儀式っぽい気味悪さがある。

                      エイフマン・バレエのダンサーたちって
                      本当に優秀だし、身体が大きくて動きが鋭くて
                      とんでもないアクロバットを楽々とこなす体力と技術を持つ上に

                      白鳥のシーンでは、ちゃんとクラシックまで完璧に踊ってる!!!
                      しかも、白鳥の群舞の足音のなさには、ちょっとビックリする。

                      いやもう、ホント、エイフマン・バレエって凄い。
                      作品も好きだけど
                      このカンパニーのダンサーたちの卓越した能力にも感嘆する。

                      地元のウィーン国立バレエ団のダンサーたちも巧いけれど
                      エイフマン・バレエって、また別の能力を要求される作品だしなぁ。

                      会場のスタンドで
                      ロダンとカラマーゾフの兄弟の DVD を買った。
                      エイフマン・バレエの独自のレーベルなので
                      ここで買わないと、どこでも買えないのだ。

                      シーズン最後にエイフマンのバレエを観られて
                      幸せな私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                      ヌレエフ・ガラの感想は
                      今、必死で書いているので、ちょっとお待ち下さいませ (_ _)

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