オネーギン 3回目

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    Wiener Staatsballett 2020年1月17日 19時30分〜22時

    ONEGIN
    Balett in drei Akten von John Cranko
    nach dem Roman in Versen EUGEN ONEGIN von Alexander Buschkin

    振付・演出 John Cranko
    音楽 Peter Ilijitsch Tschaikowski
    編曲・オーケストラ編曲 Kurt-Heinz Stolze
    舞台 Elisabeth Dalton
    照明 Steen Bjarke
    指揮 Ermanno Florio

    オネーギン Robert Gabdullin
    レンスキー Davide Dato
    マダム・ラリーナ Erika Kováčová
    タチアナ Nina Poláková
    オルガ Nikisha Fogo
    乳母 Beata Wiedner
    グレーミン侯爵 Alexis Forabosco

    友人、農民、サンクトペテルブルク社会の人たち
    Marie Breuilles, Natalya Butchko, Iliana Chivarova, Laura Cislaghi,
    Venezza Csonka, Sveva Gargiulo, Zsófia Laczkó, Eszter Ledán,
    Anna Manolova, Katharina Miffek, Andrea Némethová, Suzan Opperman,
    Xi Qu, Alaia Rogers-Maman, Anna Shepelyeva, Rikako Shibamoto,
    Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Oksana Timoshenko, Liudmila Trayan,
    Beata Wiedner
    Nicola Barbarossa, Leonard Basílio, Marat Davletshin, Marian Furnica,
    Andrés Garcia Torres, Darius Gramada, Trevor Hayden,
    András Lukács, Igor Milos, Hanno Opperman, Tristan Ridel,
    Gaetano Signorelli, Andrey Teterin, Zsolt Török, Navrin Turnbull,
    Arne Vandervelde, Géraud Wielick

    Wiener Staatsballett
    Orchester der Wiener Staatsoper

    この間はロシア人がいない、と喚いたが
    いるじゃん、ロシア人!

    エカテリンブルクのバレエ・スクール出身のローベルトは
    2012年に入団した時に
    ちょっとアジア系のキレイな顔立ちで
    うおおお、イケメンが入って来たと私が大騒ぎしていたダンサー。

    この間は、ちょっと体操っぽいところがあったけれど
    今日のローベルト、すごく良い。
    迫真の演技で
    借りて来たような感じが抜けて
    ローベルトらしいオネーギンって感じになっていて
    もともと持っているノーブルさも活きていて
    ニナとのPDDも見事にキマった。

    何回か上演していると
    それなりに、全員の役作りが出来てきて
    見応え充分の素晴らしい舞台。

    何せコールド含めて
    まるで重力無視って感じで
    女性が飛びまくるのが、幻想的で美しい。

    ダヴィデも素晴らしい。
    無邪気で可愛くて、お坊ちゃんで
    嫉妬するところの演技も、細かいところまで作り込んで
    決闘前のソロのエモーショナルな演技も
    心にぐいぐい迫って来る。

    ニキーシャの、これもまた
    全く邪心がなくて、悪気のないキュートさもチャーミング。
    もともとニキーシャもダヴィデも
    技術的には完璧なので、この2人のPDDも見事。

    ニナは、ずっと踊り続けで、お疲れさまでした。
    (確か今日がニナのタチヤーナの最終日)

    ニナは、まぁ、正直、観客の好き嫌いもあるだろうが
    バレエ・ダンサーとして完璧な見た目、というのではないので
    チュチュとか着ると
    時々、ウエストのくびれがないのが気になったり
    キレイな人なんだけど
    ちょっと出っ歯っぽいところが気になったりするが
    (ええ、人の見た目を何だかんだ言うのは
     マナー違反ではあるけれど
     バレエ・ダンサーは見た目も大きな要素なので
     生まれつきだから仕方ないけれど
     やっぱり舞台で目につくところではある)

    このクランコのオネーギンは
    女性ダンサーはチュチュではなくて
    ハイウエストの衣装なので
    ウエストのくびれはもともと見えないので気にならない。

    それにニナの技術は素晴らしい。
    ニナの脚の美しさに、足捌きの巧みさが加わって
    しかも、ちゃんとニナは
    自分を如何に美しく見せるかを熟知している。

    バレエ・ダンサーとして
    理想的な体型と見た目に恵まれている人もいるけれど
    ニナは、そこまで生まれつきの理想型ではない。
    それを、とことん技術と努力でカバーして
    短所を長所にしてしまう凄さは
    ポジティブに出ると、ものすごい力になる。

    主役級ダンサーが
    全員、トップの技術で
    しかも役がこなれて来た迫真の演技で
    あ〜、もう、あまりに素晴らしすぎて悶絶する。

    最後の幕でのコールドで
    マリアンが、今日は髭を描いていなくて
    (この間は鼻の下にちょび髭があった)
    あの、可愛い凛々しいマスクを堪能できたのも嬉しい。
    (あのシーン、男性ダンサーは
     髭を描く人と描かない人がいる。
     トリスタンとかレオナルドとかアンドレイとかナヴリンとか
     今日はどうかな?って見るのも、実は楽しかったりする(笑))

    オネーギンは、最後の2回(23日・26日)
    ローマンとケテヴァン
    ヤコブとマディソンのキャスティングが予定されている。
    ベテラン同士のタチヤーナとオネーギン
    若者同士のオルガとレンスキー

    夢のキャストで
    今からむちゃくちゃ楽しみにしている私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    27日からの週は試験週間なのだが
    あ〜、もう、試験落ちたら追試のチャンスもある!
    (開き直り)

    オネーギン 2回目

    0
      Wiener Staatsballett 2020年1月13日 19時30分〜22時

      ONEGIN
      Balett in drei Akten von John Cranko
      nach dem Roman in Versen EUGEN ONEGIN von Alexander Buschkin

      振付・演出 John Cranko
      音楽 Peter Ilijitsch Tschaikowski
      編曲・オーケストラ編曲 Kurt-Heinz Stolze
      舞台 Elisabeth Dalton
      照明 Steen Bjarke
      指揮 Ermanno Florio

      オネーギン Eno Peci
      レンスキー Davide Dato
      マダム・ラリーナ Erika Kováčová
      タチアナ Nina Poláková
      オルガ Nikisha Fogo
      乳母 Beata Wiedner
      グレーミン侯爵 Alexis Forabosco

      友人、農民、サンクトペテルブルク社会の人たち
      Marie Breuilles, Natalya Butchko, Iliana Chivarova, Laura Cislaghi,
      Venezza Csconka, Sveva Gargiulo, Zsófia Laczkó, Eszter Ledán,
      Anna Manolova, Katharina Miffek, Andrea Némethová, Suzan Opperman,
      Xi Qu, Alaia Rogers-Maman, Anna Shepelyeva, Rikako Shibamoto,
      Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Oksana Timoshenko, Liudmila Trayan,
      Beata Wiedner
      Nicola Barbarossa, Leonard Basílio, Marat Davletshin, Marian Furnica,
      Andrés Garcia Torres, Darius Gramada, Trevor Hayden,
      András Lukács, Igor Milos, Hanno Opperman, Tristan Ridel,
      Gaetano Signorelli, Andrey Teterin, Zsolt Török, Navrin Turnbull,
      Arne Vandervelde, Géraud Wielick

      Wiener Staatsballett
      Orchester der Wiener Staatsoper

      以前はオネーギンと言えば
      主役級のダンサーは全員ロシア人で
      ロシアの根暗っぽい部分と
      プライドの高い貴族的な部分が
      何とも言えない洗練された泥臭さのようなものを纏っていたが

      時はめぐり
      ロシア人を大挙して雇ったジュラ・ハランゴゾの時代を過ぎて
      オネーギンの主役級は

      アルバニア生まれのエノ
      スロヴァキア生まれのニナ
      スエーデン生まれのニキーシャ
      イタリア生まれのダヴィデ
      フランス生まれのアレクシス

      というインターナショナルなメンバーとなった。
      (というより、これ、ロシア人無視・・・?(笑))

      せめてマーシャが踊っていれば良かったんだけど。

      ベテランの風格を漂わせるニナのタチヤーナに
      さて、エノのオネーギンはどうなんだろう。

      もちろん主観的な感じ方でしかない事は前提として
      エノのオネーギンの最初のシーンって
      別にそんなにツンケンしてない・・・ような気がする。

      一応、登場する時はツンツンの表情だが
      ニナ、いや、タチヤーナに紹介されて
      腕を組んで歩いたり、踊ったりするところって
      エノ、いや、オネーギンは
      タチヤーナに優しい笑顔を見せたりしているので
      そんな、冷血でイヤな奴、という感じではない。

      確かに、タチヤーナがストーカー化する前は
      別に冷たくする必要はないので
      それは正しい・・・んだけど
      普通に礼儀正しい貴族のおぼっちゃまに見える。

      ただ、この「貴族のおぼっちゃま」が変貌するのが
      タチヤーナの夢のシーン!!!

      満面のチャーミングな笑顔で
      (リフトの時に多少引きつっていたけど)
      アクロバット的なリフトが見事にキマる。
      見ていて、スカッとする(それではいけないのか、良いんだ、うん)
      技術のあるベテランのダンサー同士の
      息の合ったPDDで、迫力たっぷりのスペクタクル。

      ベテラン・ダンサー同士の連帯感と言うか・・・
      いや、本来はこれは愛なのだ、愛だよ、愛。

      エノって、最近、演技力が格段にアップしたなぁ。
      その格段にアップした演技力で
      最後のシーンが、ものすごくリアルになっている。
      いや〜、あの情けなさには萌えます。

      ニナはもともと演技派だし
      その意味では、ストーリーとして
      非常にまとまった公演。

      ニキーシャのオルガは
      モダンでキャピキャピの女の子。
      役柄をこなしていて素晴らしい。
      もっとも、これ言っちゃうとヤバイんだけど
      ニキーシャが出ると、ロシアの貴族の家、という感じには欠ける。
      (こればかりは、見た目なのでどうしようもないし
       人種差別と受け取られかねないから、あまり言いたくないけど)

      ダヴィデのレンスキー。
      いやもう、ダヴィデって、何て可愛いの。

      このダンサー、妖しげな役を踊っても
      悪役を踊っても
      ちゃんと、そう見えるんだけど

      マスクが甘いので
      こういう、甘えたおぼっちゃん役になると
      もともと持っている、甘い「見た目」がばっちり活きる。

      こういう役を見てしまうと
      あ〜、ダヴィデのロメオを見たい!!!という
      欲望がむくむく湧いて来る。
      いつか見られるかなぁ、ダヴィデのロメオ。
      (ダヴィデがデビューした時から渇望しているので
       あまり歳を取らないうちに、何とかお願い!)

      グレーミン役のアレクシスが意外にステキ ♡
      コッペリアで、演技力抜群のコッペリウスを演じていたが
      背は高いし、ハンサムだし
      立ってるだけで絵になるダンサーだし
      最終幕での、タチヤーナとのPDDのサポートも
      とても自然な感じ。

      ニナのタチヤーナは、最終シーンでは
      グレーミンに惚れて、幸せな生活を送っているように見える。
      グレーミン役のアレクシスも
      タチヤーナを尊敬して大事にしているように見える。
      まぁ、タチヤーナに突然情熱的に絡まれて
      ちょっと驚いて、どうしたの?というところは
      割に理性的に処理しているので
      もうちょっと、びっくりして
      心を残して去るような感じが出たら良いのに
      ・・・と、観客は勝手な事を考える(すみません)

      17日のオネーギンは
      同じキャストで、オネーギン役がローベルト。
      この間から、どう変わったか、ちょっと楽しみ。
      見た目はノーブルなダンサーなので
      あの「体操えっこらさ」がなくなれば
      この間の演技もローマンに倣って、結構良かったので期待できる。

      しかしまぁ、ニナは、ずっとこの演目で
      タチヤーナを踊り続け。
      これは、かなりハードだわ。
      ダンサーの世界も甘くない・・・

      このオネーギン役は
      男性ダンサーは、一度は踊ってみたい、と思う役らしい。
      あんなにヨレヨレになる役なのに
      何故、ダンサーに人気があるんだろうか。

      ダンサーって、激しい訓練を毎日行わなければならないので
      実は潜在的なMなのか?とか

      しょうもない事を、ついつい考えてしまう私に
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      女性側から言えば
      最終シーンで、グレーミン不在の時に忍び込んで来たオネーギンに
      徹底的に冷たい態度で

      けっ、いまさら、何を言い出すんだ、この、どアホ!

      と、蹴りを入れたいところだが

      そうすると、ストーリーに深みがなくなる(ような気がする)
      やっぱり、あの部分は
      世の中の大多数の男性の
      オレが振っても、女性は一度愛した男性を
      ずっと愛するものである
      という、希望に満ちた、大いなる勘違いの方が
      タチヤーナの演技も複雑性を増すし
      ドラマチックにはなる。

      まぁ、これ、プーシキンの原作を読んじゃうと
      クランコがバレエで表現したオネーギンと
      全く違う男性が登場して、ビックリするんですけどね(笑)

      オネーギン 1回目

      0
        Wiener Staatsballett 2020年1月8日 19時30分〜22時

        ONEGIN
        Balett in drei Akten von John Cranko
        nach dem Roman in Versen EUGEN ONEGIN von Alexander Buschkin

        振付・演出 John Cranko
        音楽 Peter Ilijitsch Tschaikowski
        編曲・オーケストラ編曲 Kurt-Heinz Stolze
        舞台 Elisabeth Dalton
        照明 Steen Bjarke
        指揮 Ermanno Florio

        オネーギン Robert Gabdullin*
        レンスキー Denys Cherevychko
        マダム・ラリーナ Erika Kováčová
        タチアナ Nina Poláková
        オルガ Natascha Mair
        乳母 Beata Wiedner*
        グレーミン侯爵 Alexis Forabosco

        友人、農民、サンクトペテルブルク社会の人たち
        Marie Breuilles*, Natalya Butchko, Iliana Chivarova, Laura Cislaghi*,
        Venezza Csconka*, Sveva Gargiulo*, Zsófia Laczkó, Eszter Ledán,
        Anna Manolova*, Katharina Miffek, Andrea Némethová, Suzan Opperman,
        Xi Qu*, Alaia Rogers-Maman, Anna Shepelyeva, Rikako Shibamoto,
        Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Oksana Timoshenko, Liudmila Trayan*,
        Beata Wiedner
        Nicola Barbarossa*, Leonard Basílio, Giovanni Cusin*, Marat Davletshin,
        Marian Furnica*, Andrés Garcia Torres*, Darius Gramada*, Trevor Hayden,
        András Lukács*, Igor Milos, Hanno Opperman*, Tristan Ridel,
        Gaetano Signorelli*, Andrey Teterin, Zsolt Török, Navrin Turnbull*,
        Arne Vandervelde, Géraud Wielick

        Wiener Staatsballett
        Orchester der Wiener Staatsoper

        クランコの「オネーギン」の再演。
        何回か観た記憶があって
        賢いお姉さまケテヴァンや
        渾身の演技でほとんど泣きそうだったマーシャ
        さすがロシア人という貫禄だったシショフ
        ボロボロになるところが、むちゃ魅力的なローマン
        ・・・に加えて

        2016年2月8日は
        ナターシャのオルガ役デビューの日だった。

        あれから4年・・・時の経つのが何て速いこと。

        サイトを探ってみたら
        2016年と2017年に、総計で9回行っていて
        ちらっと読み返してみたら
        ・・・いつも同じような事しか書いてない(自爆)

        自分の感受性のなさと
        文章力のなさと語彙の欠落を
        ひしひしと感じる・・・

        よって、ここで、その9回分をリンクしておいて
        感想はこれと同じです、と書く卑怯な方法もあるけれど

        ローベルトのオネーギン役デビューだし
        では、ローベルトへの個人的印象を重点的に書こう、うん。

        もともとノーブルな感じのダンサーなので
        オネーギン役には合ってるだろうと推測はしていた。

        前半のツンケン振りはなかなかリアル。
        だいたい、どの女性も見てなくて
        冷たい、というよりは
        限りなく虚無を見つめている感じがするが

        こういう表情、どこかで見た事があるぞ、と思ったら
        あらこれ、もしかしたら
        ローマンの演技をお手本にしてるのかしら?(邪推)

        だって、ローマンの虚無の顔が、ものすごく似ているんだもん。
        真似したのかな(邪推)

        で、最後のボロボロのシーンも
        ローマンの情けなさにちょっとだけ似ていて
        かなり迫真的な演技になっている。

        1幕最後の、あのアクロバットみたいな
        ニナとのPDDは、ちょっとバタバタの印象だったけれど
        あのくそ難しいリフトを完璧にこなして
        頑張っているのが、よ〜くわかる。

        多少、表情が引きつっているが
        そりゃ、この鬼畜の振付だし(笑)
        ローベルト、頑張れ!!!って
        ついつい応援したくなる。

        ニナの演技力が一段と増した。
        最初のナターシャとの対比で
        賢いお姉さん役をうまく演じているし
        オネーギンに恋するところの恥じらいがかわいい。

        まぁ、ちょっと年齢相応ではなくて
        多少カマトトという印象は否めないが
        それでも、初々しくてキュートな感じで魅せられる。

        ちょっとまだバタバタしているローベルトを
        うまく誘導して、アクロバットのPDDを魅力的なものにしたのも
        ニナの技術と演技力が大きくものを言っていると思う。

        グレーミンとの結婚は、ニナの場合は
        かなりうまく行っている感じで
        グレーミンの方が、ちょっと遠慮しているってところか。

        最後のシーンの
        毅然としたところと
        やっぱり、でも、愛してるわ、という感情の混在も
        観ていて、その心理がよくわかる。

        大袈裟ではなくて、かなり抑えた演技なのだが
        その分、タチヤーナの心境がよくわかって
        幕が降りた時には
        ちょっと、いや、かなり感情移入させられていた。
        (冷静なワタシが、ちょっと、しまった、と思うくらい)

        ナターシャのオルガ
        デビューから4年経ったけれど
        そのキュートさには変わりがない。

        しかも、あくまでも悪意のないキュートさで
        レンスキーをほったらかして
        オネーギンと踊るシーンなんかは
        レンスキーをからかっているのではなくて
        自分の恋人が嫉妬するだろう、なんていう考えは
        一切、頭にないような印象を受ける。

        ・・・こういうのを、自覚のない魔性の女と言うのだ(笑)

        え〜っ、婚約者がいても
        色目使ってくる他の男性と踊っちゃダメなんですかぁ〜
        なんで、恋人が怒ってるの?
        わかんな〜い、ワタシ

        という、能天気で悪気がなくて
        人間の悪意とか、暗い感情とかと無縁で
        田舎の貴族の、良いご家庭で
        大事にすくすく育ってきた深層の令嬢って
        どうしても憎めないじゃないですか。
        しかも、ともかく徹底的にキュート。

        デニスのレンスキーは
        以前から、細かいところの演技がうまくて
        しかも大技も体幹のズレが全くなく、見事なもので
        これはデニスの嵌り役だろう。
        ちょっとワイルドなところも魅力的だ。
        (結婚したら多少DV男になるかもしれないが)

        決闘の前のソロの見事だったこと。
        ものすごくエモーショナルで
        決闘を前にした不安感、悲しみ、後悔に加えて
        その後悔を素直に受け取って
        決闘なんか止めてしまえば良いのに
        (オネーギンは決闘前に、やめようよ、という提案はしている)
        それを許さないプライドの高さと
        そういうプライドを持っている
        自分に対するやるせない忿懣とか

        まぁ、私の深読みかもしれないが
        様々に絡まる複雑な感情を
        しっかりクランコの振付で観客に伝えて来たのは
        見事だったと思う(あ〜、ついつい、ここでも涙が・・・)
        踊った後の荒い息づかいまで、うまく使っていて
        いやもう、リアルっぽさが半端じゃない。

        このクランコのオネーギンって
        女性が空中を飛ぶシーンが多く
        男性はリフト続きで、すごくしんどそうなんだけど
        その分、観客席で観ていると
        本当に美しい舞台。

        プーシキンが書いたオネーギンは
        実は、こんな全女性の敵みたいなイヤな奴ではなくて
        タチヤーナのラブレターも
        小説の中では、冷たく破り捨てるのではなく
        ちゃんとタチヤーナを優しく説得して返す
        理性的で頭の良い男性なんですけどね。

        クランコのこのバレエでは
        前半では、冷たくてイヤな男になっているが。

        ただまぁ、正直言って
        好きでもない女性からラブレターもらって
        そこで、ちょっと優しい態度を見せたら
        女性がストーカーになったりする可能性もあるし
        その意味では、最初から、きっぱりと断った方が賢明。

        最後のところで
        オネーギンと会ったタチヤーナが
        毅然として、私は人妻ですから、と言いつつも
        ついつい途中で感情に絆されて
        実は本当に愛しているのはオネーギンです

        ・・・というシチュエーションは
        はっきり言わせてもらえば
        世の男性の希望的幻想です(断言)

        まぁ、幻想がなければ
        もともと恋愛などというモノもなくなって
        人類滅亡の(以下自粛)

        ダンサーのチェンジはあるが
        1月後半まで全部で6回公演(今日が1回目)

        読者の皆さま
        どうぞご安心あれ。
        もちろん皆勤賞は取りたいけれど
        今シーズンは、全部の公演には行けません・・・(涙)

        数日、ナイト・ライフはお休みを頂いて
        (いや、ホントに数日です。週末はダブル続き・・・)
        来週の試験勉強しないと
        実は、かなりヤバイ事になっているという
        冬休み、全然勉強しなかった私に
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        久し振りなのでトレイラー貼っておきます。
        オネーギンはローマン、タチヤーナはニナ。
        ううう、やっぱりローマン、カッコいいわ 💘








        コッペリア@フォルクス・オーパー 8回目

        0
          Volksoper / Wiener Staatsballett 2020年1月7日 19時〜21時20分

          COPPÉLIA
          oder das Mädchen mit den Emailaugen
          Ballet in drei Akten

          振付 Pierre Lacotte (Akte I und II nach Arthur Saint-Léon)
          音楽 Léo Delibes
          リブレット Charles Nuitter und Arthur Saint-Léon
          舞台 nach den Pariser Originalentwürfen (1870) adaptiert von Pierre Lacotte
          舞台再現 Jean-Luc Simonini
          衣装再現 Michel Ronvaux
          照明 Jacques Giovanangeli
          指揮 Lorenz C. Aichner

          スワニルダ Elena Bottaro*
          フランツ Masayu Kimoto*
          コッペリウス Alexis Forabosco
          村長 Franz Peter Karolyi
          農民の娘 Liudmila Trayan
          スワニルダの友人 Natalya Butchko, Sveva Garguilo, Eszter Ledán, Anita Manolova,
          Fiona McGee, Joana Reinprecht, Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto
          マズルカ Marie Breuilles, Venessza Csonka, Zsófia Laczkó, Anna Shepelyeva,
          Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder, Beate Wiedner
          Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Andrés Garcia Torres, Trevor Hayden,
          András Lukács, Hanno Opperman, Gaetano Signorelli, Géraud Wielick
          村人 Laura Cislaghi, Gala Jovanovic, Katharina Miffek, Andrea Némethová,
          Leonardo Basílio, Marian Furnica, Gaspare Li Mandri, Igor Milos,
          James Stephens, Zsolt Török
          中国の人形 Nicola Barbarossa
          ペルシャの人形 Marat Davletshin
          楽器を弾く人形 Hanno Opperman
          コッペリア Catherine Gajsek
          アウローラ Anita Manolova*
          夜 Eszter Ledán
          夕暮れ Andrey Teterin
          糸紡ぎ Natalya Butchko, Sveva Gargiulo, Fiona McGee, Joanna Reinprecht,
          Isabella Lucia Severi*, Rikako Shibamoto,
          花嫁たち Zsófia Laczkó, Suzan Opperman, Xi Qu, Alaia Rogers-Maman
          婚約者たち Tristan Ridel, Navrin Trumbull
          Giovanni Cusin, Marian Furnica, Darius Gramada, Zsolt Török
          12時間 Marie Breuilles, Laura Cislaghi, Venessza Csonka,
          Gala Jovanovic, Katharina Miffek, Andrea Némethová, Anna Shepelyeva,
          Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder, Beate Wiedner
          領主 Franz Peter Karolyi*

          コッペリア 18回目の公演。
          私の鑑賞は7回目である。何となく悔しい(アホか)

          バレエになると
          たっぷりある筈の理性も冷静さもぶっ飛んでしまい
          ただもう、きゃぁきゃぁ叫ぶだけのオヤヂと化すが
          今回も叫ばせて下さい。

          エレナ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

          ウィーン国立バレエ団で、昨年ソリストに昇格した
          エレナのスワニルダのデビューである。

          ついでに(すみません)
          プリンシパルの木本クンのフランツ役のデビュー公演でもある。

          まずはエレナです!!!!
          今まで、スワニルダは
          徹底的にキュートな砂糖で出来たお人形のようなナターシャと
          オキャンでモダンで活発なニキーシャしか見ていないが

          エレナの気品ある
          ちょっと気の強い感じのスワニルダは
          まさにバレエ・ファンが理想的に思い描くスワニルダそのもの。

          恵まれた容姿、長い手足、華やかさで
          ともかく、上品な気品がある。
          (ナターシャやニキーシャに気品がないとは言わないが)
          美人って、ああいう人の事を言うのだわ。

          しかも、あのこまっしゃくれた演出の演技をしても
          わざとらしくならず
          キュートなのに、ちょっと大人っぽいところがあって
          フランツを尻に敷きそうな気の強さもある。

          美人でスタイル抜群なだけに
          線が細い感じになるんじゃないかと心配していたが
          細さは全く感じさせず
          強いダンスで、技術的にも完璧で
          あのハードな演目を
          最後の最後まで完璧に踊ったのには脱帽。

          だいたい2幕の躍りっぱなしが
          鬼の振付なのに
          3幕では、またもやPDDがテンコ盛りでソロがあって
          むちゃくちゃスタミナの要る演目だから
          大丈夫かなぁ、と思っていたら
          こちらの期待の数十倍の良さで踊ってくれた。

          おおおお、エレナ、私、惚れてしまうわ ♡(迷惑)

          ここで私がどんなに熱狂していようと
          語彙不足と表現力の不足で
          読者諸氏は想像がつかないかもしれないが
          あれだけ品があって美しいスワニルダは
          絶品中の絶品で、これこそ眼福と言えよう。

          この演目、最初から最後まで
          美男・美女の大サービスというバレエだが
          そんな美女揃いの中でも
          エレナのスワニルダは
          ピカピカに光っていた感じ。
          そうだよ、確かに、光が射してるというのが
          一番適切な表現かもしれない。

          2幕踊りっぱなしの人形の振付も
          その後のスペインのダンスも
          その後の足の忙しいダンスも見事だったし
          3幕のPDDの素晴らしさと言ったら
          エレナが踊っているところに
          後光が射しているように見えた。

          木本クンは、もうテクニックとしては最高で
          あんな狭い舞台でありながら
          大きなジャンプにマネージュ
          目にもとまらぬ連続回転技
          エレナを見つめる目も甘いし
          まぁ、あんまり浮気者って感じじゃなかったけど(笑)
          ちゃんと全体の演技を強調しての役作りになっていて素晴らしかった。

          アレクシスのコッペリウスの演技が
          私はとても好き。
          人形が人間と化すところの感激振りなんか
          他のダンサーでは出来ないリアルさを出していて
          見ていると、コッペリウスに感情移入してしまいそうになる。

          身体の動きも、膝を庇ったり
          年配男性の障害を、うまくリアルに表現して見事。

          アウローラのアニータは
          技術的には全く隙がないんだけど
          彼女の持っているオーラって、ちょっと地味で・・・

          夜を踊ったエステルは、とても役に合っている雰囲気。
          もともと、エステルって
          ちょっと苛めたくなるような(ごめんなさい!)キュートさがあって
          そのM的な部分が、夜というキャラクターにバッチリ合った。

          初恋の君(に似ている)マリアンは
          この演目では、ずっと3幕で、凛々しい花婿役を踊っていたが
          今日は、1幕から、しっかり村人の間に入って登場。
          (他のダンサーが、みんな多少なりとも笑顔で踊っていたのに
           マリアンは第1幕では、ブスッと不機嫌な顔をしていたけど
           ねぇ、どうして、どうして、どうして(アホですワタシ。もちろん聞きません))

          花婿ソロ(デュエット)のトリスタンとナヴリンが
          大きなジャンプと踊りで舞台の空間を大きく掴んで魅力的。

          次の公演が5月に1回と6月に2回なので
          いったん、ここでコッペリアは長い休憩に入るが
          エレナの、あの品のあるスワニルダがまた見られるなら
          ぜひ、この公演、また観たい 🤗

          ハーフ・ソリストの時のエレナのプロモーション・クリップを
          下に貼っておく。
          オペラ座近くのアルベルティーナのテラスでの撮影だが
          国立バレエ団のダンサーが
          ダンス用の床でなくても踊っちゃうというのは
          こういうところで踊る訓練?をしているからか、とか
          ついつい思ってしまう私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。





          おまけの大サービス
          スワニルダを踊るためのリハーサル及び準備を
          エレナがドイツ語で話しているキュートなクリップ(約5分、英語の字幕あり)
          ↓ これは、かな〜り悶えます・・・


          「海賊」国立バレエ 今シーズン4回目

          0
            Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper
            2019年12月29日 19時〜21時30分

            LE CORSAIRE
            Ballett in drei Akten
            振付 Manuel Legris
            舞台・衣装 Luisa Spinatelli
            照明 Marion Hewlett
            ドラマツルギー Manuel Legris, Jean-François Vazelle
            音楽 Adolphe Adam u.a. ausgewählt von Manuel Legris und
            zusammengestellt von Igor Zapravdin
            指揮 Valery Ovsyanikov

            Conrad : Jakob Feyferlik
            Médura : Olga Esina
            Gulnare : Madison Young*
            Lanquedem : Leonardo Basílio
            Birbanto : Davide Dato
            Zulméa : Ioanna Avraam
            Seyd Pascha : Alexis Forabosco
            Drei Odalisken : Sveva Gargiulo, Fiona McGee, Rikako Shibamoto
            Korsaren: Giovanni Cusin, Darius Gramada*, Gaspare Li Mandri,
            Tristan Ridel, James Stephens, Andrey Teterin, Navrin Tunbull,
            Arne Vandervelde
            Pas des Forbans: Erika Kováčová, Iulia Tcaciuc, Marian Furnica, Andrey Teterin
            Walzer: Anita Manolova, Suzan Oppermann, Xi Qu, Alaia Rogers-Maman

            2019年最後のナイト・ライフに
            むちゃくちゃ素晴らしい舞台を観てしまい
            感動に次ぐ感動で、言葉に詰まっているところ。

            オルガとヤコブの演技が
            ますます熱を帯びて
            まさに、愛が深まったという感じ(友人の名言)

            オルガさまの神々しさはそのままなのだが
            ヤコブ、いや、コンラートに向ける眼差しの優しさ
            肩より上のリフトのまま
            コンラートにキスする、あのドキドキのアクロバットが
            アクロバットに見えず、とことん自然に見える凄さ。

            ヤコブも、プリンシパル任命の後
            どんどん貫禄を増して来て
            もともとの恵まれた体型とイケメンぶりに加えて
            大技がバンバン決まるのが気持ち良い。
            技の後の静止も、この上なく美しくキメて
            本当に素晴らしいダンサーになって来た。

            短期間でここまで伸びるという事は
            まだ伸びしろのあるダンサーで
            そのポテンシャルを考えるとワクワクする。

            さて、今回の目玉は何と言っても
            マディソンのグイナーレのデビュー!!!!!!
            もともと、コールドで入った時から
            その美少女ぶりと
            キレキレのダンスと、理想的なスタイルで
            どこに入っていても、ピカッと輝くようなダンサーで
            今回は主役級の大役にアサイン ❤

            登場シーンの、花がパッと咲いたような
            舞台に天使が降り立ったような
            絵本か、コミックか
            いや、そこらへんのバレエ・コミックを
            すべてなぎ倒しにして
            現実の方が美しいという事を見せつけるようなシーン。
            こんなの、本当に信じられない。
            これを現実に観ていられるという幸運が信じられない。

            あの難しい役を
            (しかも、なにそれ?と時々言いたいオーケストラに合わせて)
            落ち着いて、しっかりと短期間で躍り込んだマディソン。

            ランデケム役のレオナルドのサポートでのピルエットが
            一瞬、ぐらついて、ポワントが下がった時には
            ドキッとしたが
            そこで落ち込んだり、動揺したりする事なく
            最後の、あの、超むずいソロを、見事に踊ってくれた。

            マディソンばんざい \(^^)/

            いや〜、怪我がなくて本当に良かった。
            そして、あのメンタルの強さ・・・
            確かに、そこまで精神的に強くなければ
            プロのダンサーにはなれないのだろうが
            あの若さで(まだ20代前半のはず)
            そこまで成熟していて
            これからの伸びしろもある、という
            まぁ、すごい天才が出て来たわ。

            しかも、第3幕でのパシャとのやり取りの色っぽさ。
            本当に色っぽいのだ。
            もともとマディソンって
            珍しく、コンクール用の張り付いたバレエ・ダンサー特有の笑顔が
            ほとんど舞台で見えないダンサーで
            どちらかと言えば、クール・ビューティ・タイプの表情なのに
            あまりに美少女なので
            不自然な笑顔なんか不要です、というタイプなのだが

            パシャを誘惑したり
            他の女性にちょっと嫉妬しちゃったりと言うのが
            ほとんど表情を変えないのに(クール・ビューティだから)
            そのしぐさ一つ一つが色っぽい。
            全身から発散する色気のオーラ(すみません下品な表現で)
            いや、身体そのものが、劇的に喋るという稀有なタイプ。

            ナターシャがこの役を踊ると
            色っぽいけれど、キュートさが勝る。
            マディソンは、キュートさがまた違う。
            突出した美少女なのだが
            不自然に演出した、これ見よがしのキュートさがゼロで
            しかも、ドヤ顔もゼロで
            驚くばかりに淡々としているのに
            でもオーラが凄いのだ。
            あれは天性のものだね、きっと。

            本人のバレエに対しての努力は
            そりゃすごいだろうけれど
            演技とかに関しては
            本当に自然に出来てしまうタイプに見える。

            ここまで魅力的なダンサーが
            副主人公に入ってしまうと
            そりゃ、主人公はオルガさまでなければ釣り合いが取れないわ。
            (すみません、他のプリンシパルに非常に失礼な発言である事は承知してます)

            あそこまでキュートさ、初々しさ
            日本の美少女アニメをぶっ飛ばすようなリアル美少女が踊って
            それに一歩もひけを取っていないどころか
            ますます、その美しさ、ノーブルさ
            悲劇性、愛情、たおやかさでオーラを放ちまくるオルガさま。

            だってもう、一つ一つのパの完成度が尋常じゃないもん。
            完璧な技で、フェッテだって一点から全く動かず
            そのバランスの見事さに安定性
            最後のアラベスクでキマるところは
            ほとんど歌舞伎の見得に近いものがある。
            (あのポーズで、あれだけ長く安定していられるというのが・・・)

            他のダンサーだって
            技術的にオルガさまと同等のダンサーはいる。
            けれど
            オルガさまの持っている
            あの透明感とノーブルさの輝きは
            本当にオルガさま特有のものだ。

            お母さんになったら、おばさん化するかも、と
            産休中に心配していたのだが
            お母さんになったら
            ますます演技力が増して
            以前の悲劇オーラだけというタイプから
            輝くような笑顔まで出来るようになって

            本当にオルガさまの成長を
            ずっと見る事が出来る幸福を
            しみじみと噛み締めているところ・・・

            ランデケム役のレオナルドは
            背も高いし、技術もあるし
            本当は王子さまタイプなのだが
            何となく、ボケッとした感じがあって
            (いや、それが持ち味なんだけどさ)

            第2幕で
            睡眠薬を取り出して
            蓋を取ってから
            バラを出して、そこに睡眠薬を振りかけるという
            何と言う事のないシーンなのに

            何故にこのダンサーは
            最初にバラの花を取り出すかね?
            その後に睡眠薬のボトルを取り出したので
            両手が塞がってしまい
            キャップ取らずに睡眠薬を振りかけるという
            かなり間抜けなシーンと化したのは
            まぁ、細かい事だから良いけど
            ちょっと大笑いしそうになった。

            第2幕って、例えば
            睡眠薬で眠ったコンラートに
            ナイフで襲い掛かろうとするビルバントを止めて
            ナイフを奪って、ビルバントに斬りつけて
            怪我をさせた直後に
            ビルバントが顔を隠している布を剥ぎ取るという
            非常に短い時間で、様々な動作をしなければならないところがあるのだが
            まぁ、オルガさまは余裕でこの演技をこなすが
            レオナルドだったら混乱して無理かも、と妄想してしまう。

            ダンスは掴む空間も大きくてダイナミックで
            本番に強いダンサーって感じはするし
            ちょっと大ボケのところが
            また、独特の味を出しているのだが(笑)

            ビルバントのダヴィデだが
            ズルメア役のイオアンナと、最強のカップル。

            小柄で運動神経バツグンのダンサー2人のデュエットは
            動きは早いし
            飛び込むジャンプとキャッチの距離がものすごく長くて
            技の一つ一つが、キリッとピッタリ嵌って
            まぁ、小気味良い事、この上ない。

            オダリスクのスヴェヴァが、やっぱりむちゃ良い。
            このダンサーの持っている陽のオーラって強いなぁ。
            それに、スヴェヴァのダンスって
            観ていて、なんだか、こちらも幸せになる。
            芝本梨花子さんのソロも美しい。
            フィオナはテクニックはあるし華やかなのだが
            フィオナの体型ってチュチュが似合わない。
            こういうものは、持って生まれたもので
            本当にその意味では、バレエほど残酷な芸術はないだろう。

            今年最後の演目が
            これで良かった💘

            という事で
            今年も色々とお世話になりました。
            来年も頑張りますので(何を?(笑))
            また、宜しくお願い申し上げます
            ・・・と、一応型どおりの挨拶で濁す卑怯なワタシに
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。

            みなさま、どうぞ良い新年をお迎え下さい。



            年末・年始はそこそこ仕事で
            1月7日から、またまたハードな日常が
            ついでにテスト付きで戻ってくるし(汗)
            誰も興味のない日常の細々した記事を書くかもしれないけれど
            もし、日常コマゴマがなければ
            1月5日が初コンサート行きの予定です。
            (1月3日の「海賊」のチケットは持っていたのだが
             やむを得ぬ仕事のため行けない・・・う、う、う・・・)

            コッペリア@フォルクス・オーパー 7回目

            0
              Volksoper / Wiener Staatsballett 2019年12月27日 19時〜21時40分

              COPPÉLIA
              oder das Mädchen mit den Emailaugen
              Ballet in drei Akten

              振付 Pierre Lacotte (Akte I und II nach Arthur Saint-Léon)
              音楽 Léo Delibes
              リブレット Charles Nuitter und Arthur Saint-Léon
              舞台 nach den Pariser Originalentwürfen (1870) adaptiert von Pierre Lacotte
              舞台再現 Jean-Luc Simonini
              衣装再現 Michel Ronvaux
              照明 Jacques Giovanangeli
              指揮 Lorenz C. Aichner

              スワニルダ Nikisha Fogo
              フランツ Richard Szabó
              コッペリウス Gabor Oberegger
              村長 Franz Peter Karolyi
              農民の娘 Liudmila Trayan
              スワニルダの友人 Natalya Butchko, Adele Fiocchi, Sveva Garguilo, Eszter Ledán,
              Anita Manolova, Fiona McGee, Joana Reinprecht, Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto
              マズルカ Marie Breuilles, Venessza Csonka, Zsófia Laczkó, Flavia Soares,
              Iulia Tcaciuc, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder, Beate Wiedner
              Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Martin Dempc, Andrés Garcia Torres,
              Trevor Hayden, András Lukács, Hanno Opperman, Gaetano Signorelli
              村人 Laura Cislaghi, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Katharina Miffek,
              Leonardo Basílio, Gaspare Li Mandri*, Igor Milos, James Stephens, Zsolt Török
              中国の人形 Nicola Barbarossa
              ペルシャの人形 Marat Davletshin
              楽器を弾く人形 Hanno Opperman
              コッペリア Catherine Gajsek
              アウローラ Adele Fiocchi
              夜 Ioanna Avraam
              夕暮れ Andrey Teterin
              糸紡ぎ Natalya Butchko, Eszter Ledán, Anita Manolova, Fiona McGee,
              Joanna Reinprecht, Rikako Shibamoto
              花嫁たち Suzan Opperman, Xi Qu, Alaia Rogers-Maman, Chiara Uderzo
              婚約者たち Trevor Hayden, Naravin Trumbull
              Giovanni Cusin, Marian Furnica, Darius Gramada, Zsolt Török
              12時間 Marie Breuilles, Laura Cislaghi, Venessza Csonka,
              Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczko, Katharina Miffek,
              Andrea Némethová, Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Oksana Timoshenko,
              Céline Janou Weder
              領主 Christoph Wenzel

              だから、この時期は、バレエしか行かないんですワタシ(汗)

              コッペリア 、フォルクス・オーパーで17回目の公演。
              大人にも子供にも人気があって
              子供のチケットはむちゃくちゃ安いから
              家族連れも多い。
              フォルクス・オーパーは比較的チケット入手が楽なので
              観光客らしき人たちも多い。

              フォルクス・オーパーって
              ともすれば国立オペラ座の名声の下で
              観客動員に非常に苦労している劇場なので

              ファミリー向けのプロダクションには非常に力を入れていて
              観光客用には、グループ割引などもある。
              しかも、他のどこかの劇場とは違い
              とても柔軟に対応してくれて

              ああ、劇場経営って大変なんだなぁ・・・と
              つくづく思うので
              こういう演目で、満杯ではないけれど
              結構、席が埋まっているのを見るとホッとする。

              だって、このコッペリア
              フォルクス・オーパーで上演されているとは言え
              出演しているのは
              国立オペラ座に所属するダンサーたちばかり。

              高級席にいらしていた私の知り合いが
              国立バレエ団の監督が、お母さまと一緒に来ている、と
              幕間に報告してくれたが
              あ〜、そりゃ、監督が見ていたら
              ダンサーは張り切るだろう。
              (見ていなくても、ダンサーは基本的にマジメだから
               ちゃんと踊るし、きっちりしたものを観せてくれる、念の為)

              ニキーシャのスワニルダも
              むちゃくちゃ可愛い。
              ナターシャだと「おとぎ話」というか
              バレエ漫画の絵本の世界になって
              それはそれで、ものすごく素敵なんだけど

              ニキーシャが踊ると
              もっと現代的で、ちょっと現実的な
              街にいる女の子が
              嫉妬したりしてるって感じになって
              何とも共感を持ってしまうのだよねぇ。
              (まぁ、ワタシ、「女の子」ではありませんし
               あんなラブストーリー、生涯になかったし
               でもまぁ、だからこそ、お話として楽しめる)

              フランツはリッチー。
              リッチーって、バレエ団の在籍長いし
              かなり昔から踊ってるの知ってるから
              年齢的には、結構、イってると思うんだけど
              (まぁ、失礼な言い方(汗))

              小柄でバネの効いたダンスを踊るので
              ニキーシャとカップルになっても
              おじさんの嫌らしさが全くなくて
              キュートなカップルに見えてしまうのは見事。

              小柄なダンサーって
              色々な意味で
              王子さま役にはなかなか抜擢されず
              どんなに技術が高くても、地味に見えてしまって
              残酷にも、最初からハンディを負っているけれど

              リッチーのこの役を見ていると
              小粒でピリピリという持ち味を活かして
              年齢が高くなっても
              こういう役を踊れるのは強みだわ。
              (それだけ本人も努力しているに違いない。
               だって、キレ味がなくなったら大変だし・・・)

              ニキーシャ踊りっぱなしの第2幕。
              人形の振りから人間への素早いチェンジ。
              人形から人間に変化するところの動き方。
              加えて、その後のヤンチャぶり(いやもうこのシーン、たまらん)
              続けてスペインのダンスを踊った後に
              細かいパの続くソロが入る。

              あれだけ踊った後の最後のソロの
              足捌きの見事さって
              ニキーシャにしてもナターシャにしても
              本当に疲れ知らずというか
              いや、普段、どれだけトレーニングしてるのよ。
              あ〜、ダンサーってスゴイ。

              群舞のダンサーたちも
              あの狭い舞台で、よくぞぶつからずに
              あれだけ見事に踊るなぁ。
              この演目、本当に華やかなので
              本当はオペラ座の広い舞台の方が見栄えがすると思うんだけど
              次のシーズン、オペラ座に持って来ないかしら。

              人気出過ぎてフォルクス・オーパーから
              オペラ座に移った、ボリス・エイフマンの
              アンナ・カレーニナというのもあるし・・・
              (反対に、オペラ座で上演してから
               フォルクス・オーパーに移ったのが
               「真夏の夜の夢」)

              スワニルダの友人たちも
              どこをどうやったら
              こういう美人が一同に集まるのだ、と言う
              美女を愛でる人が見たら
              失神しそうな
              お砂糖細工のお人形のような美しさのダンサーばかり。

              クラシック・バレエというのは
              人間の身体を、限界まで追い込んで
              「美」に近づけるという
              とんでもなく不自然な
              ついでに言っちゃえば、ものすごく不健康な芸術であって

              これが虐待かと言えば
              ま〜、そうなんだろうなぁ、と思わないワケではないんだけど
              え〜、むにゃむにゃ・・・

              できれば犠牲とかの上に成り立ったものでなければ良いと思う。
              でも、同時に
              この芸術を好きで好きで好きで
              それから逃れられない人だけが
              プロのダンサーになるんだろうなぁ、というのも事実。

              自分では何もやらず、努力せず
              ただ、舞台を観るだけで、きゃぁきゃぁ言っている
              私みたいな、どうしようもない観客も居るんだけど
              (しかも貧民席しか買わないし(汗))

              芸術家の絶え間ない努力と
              芸術性と音楽性と、その才能には
              深く敬意を表した上で

              舞台はむちゃくちゃ楽しませて頂いております (^^)v

              とんでもない観客だけど
              まぁ、一応、貧民席とは言え
              チケットを買ってプログラム買って
              できる限りで芸術は応援します、という
              何だか言い訳っぽい事を書いている私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。


              「海賊」国立バレエ 今シーズン3回目

              0
                Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper
                2019年12月26日 19時〜21時30分

                LE CORSAIRE
                Ballett in drei Akten
                振付 Manuel Legris
                舞台・衣装 Luisa Spinatelli
                照明 Marion Hewlett
                ドラマツルギー Manuel Legris, Jean-François Vazelle
                音楽 Adolphe Adam u.a. ausgewählt von Manuel Legris und
                zusammengestellt von Igor Zapravdin
                指揮 Valery Ovsyanikov

                Conrad : Jakob Feyferlik
                Médura : Olga Esina
                Gulnare : Ioanna Avraam
                Lanquedem : Tristan Ridel
                Birbanto : Masayu Kimoto
                Zulméa : Alice Firenze
                Seyd Pascha : Mihail Sosnovschi
                Drei Odalisken : Sveva Gargiulo, Fiona McGee, Rikako Shibamoto
                Korsaren: Leonardo Basílio, Trevor Hayden, Gaspare Li Mandri,
                Hanno Opperman, James Stephens, Zsolt Török, Navrin Tunbull,
                Arne Vandervelde
                Pas des Forbans: Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Igor Milos, Zsolt Török
                Walzer: Adele Fiocchi, Oxana Kiyanenko, Eszter Ledán, Suzan Opperman

                海賊続きで呆れていらっしゃる
                全国のはっぱファンの皆さま(いないかもしれない・・・)

                この時期はバレエだけしか行かない私を
                どうぞお許し下さい。
                (だってコンサートって言ったら
                 トーンキュンストラーがワルツやポルカの演奏したり
                 ウィーン・フィルのワルツやポルカは高過ぎて行けないし
                 第一、あんまり興味もないし(すみません)
                 コンツェルトハウスのウィーン交響楽団の
                 ベートーベンの交響曲9番は
                 一番安いチケットで48ユーロという設定だし・・・)

                さて、今回は夢のキャスト
                ヤコブのコンラートと、オルガさまのメドゥーラ♡
                ラブ・ストーリー(に見える)保証付き。

                オルガさまご登場時から
                もう、その神々しさは舞台から観客席までを圧倒。
                トリスタンのランデケムや
                奴隷商人の若い男性ダンサーたちが取り囲むと

                この無礼者!恥を知れ!

                へへええっっ・・・と
                私だったら平身低頭して
                平伏して土下座して
                這いつくばって崇敬してしまい
                (こういうのをトートロジーというのはわかっているが
                 その位、印象がダントツなのだ)
                オルガさまを拐って行こうなどという
                勇気はなくなってしまうのだが
                そうすると、話が続かなくなってしまう・・・

                オルガさまの神々しさにも負けず
                頑張ってオルガさまを捕らえるトリスタンは
                なかなか堂々としたランデケムで
                柔軟な膝を充分に使った柔らかい着地も見事だったが
                第1幕の見せ所のソロの時のマネージュが

                えっ???
                このマネージュ
                デニスが踊るバージョンの時の
                コンラートのマネージュじゃん?!
                (マネージュの最後に一瞬空中に浮いて
                 足を交差させちゃうサーカス)

                いや〜、若い男の子そのものだわ ♡
                ああいうサーカス技って、やっぱり観ている方にはウケる。
                ランデケムのイメージとしては
                ちょっと歳のいった「女なんて商売道具さ」っていう感じの
                ニヒルさがあるのだが
                こいつ、自分で女奴隷に惚れちゃうか
                あるいは、部下の女に全員手を出してるよ、という雰囲気(笑)
                ズルメアが時々、秋波を送ってますけど?(爆笑)

                オルガさまが捕らえられて
                コンラートと恋に堕ちて
                その後、パシャの前で踊るところで

                この場面、パシャにイヤイヤしながら
                コンラートには恋してるの、というのを
                見せなければならない、かなり難しい場面。

                他のダンサーは
                器用にコンラートには笑顔、パシャにはイヤイヤ顔という人と
                表情だけちょっと混乱して、両方とも中途半端になるダンサーがいるが

                オルガさま、この部分の表情が見事。
                あの、誰も逆らえない悲劇的な表情で
                コンラートには「助けてお願い」
                パシャには「いやいや」という
                同じような表情でありながら
                パシャに向けての、ほんの少しの嫌悪感が
                あまりに見事で、客席で悶えまくり。
                役を完璧に自分のものにしているのもわかるし
                考えに考え抜いた演技が
                お伽話の中にリアル感を出している。

                イオアンナのグイナーレも良かった。
                輝くような笑顔で
                最初のソロの色っぽい流し目に
                卓越した運動能力によるダンスの安定性。
                イオアンナって、持っている雰囲気が
                残念ながら、かなり地味なんだけど
                技術的に非常に高いので
                舞台では大きく見えるし
                どんな難しいパでも
                頑張ってますアピールなしに自然に見せるのは凄い。

                ヤコブの堂々とした王子さまは魅力的。
                ただのナヨナヨした王子さまじゃなくて
                海賊というワイルドさも、ちゃんと出しているのは
                ライモンダのジャン・ド・ブリエンヌあたりを踊り込んだ時に
                王子さま+ワイルドさというコンビネーションを
                ばっちりモノにしたんだろうなぁ。

                大技も自然に見せてくれるようになって
                もともとの恵まれた体型もあり
                演技力に優れているので
                オルガさまとのラブストーリーが
                もう、甘くて甘くて、最高。

                オダリスクは
                スヴェーヴァ、フィオナ、梨花子さんの組み合わせ。
                明るいスヴェーヴァの華やかさが光るし
                梨花子さんの技術的な安定感と
                フィオナのキレの良いダンスも素晴らしい。

                この作品、クラシック・バレエを知り尽くしたダンサーが
                その持てる技のすべてを
                最も美しく見えるところから大盛り大サービスなので
                ともかく最初から最後まで踊りっぱなし。

                ヌレエフの振付は最高に鬼だが
                ルグリ監督も、かなりSというか鬼というか

                君ら、プロのダンサーなんだから
                この位は踊れるよね?

                という、ダンサーへの期待と
                無言の重圧を(笑)感じさせると同時に

                バレエ大好きな、目の肥えた観客に
                如何に徹底的にクラシック・バレエを楽しんでもらうか、という
                サービス精神大盛りの演目なので
                何回観ても飽きないし楽しい。

                オルガさまの、この上なく美しいソロも
                充分に堪能させてもらったけれど
                このカップリングの公演
                あともう1回ある 💘

                もちろん行きます (^^)v
                という私に
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                さすがにこの時期のバレエは
                安くて見える席が全くなかったので
                ちょっと贅沢な席を買ったのだが
                その分、同じロジェの観光客も
                そこそこマナーが良くて
                気分良く鑑賞できたのはありがたい。
                (私を除く全員が観光客だったけど(笑))

                「海賊」国立バレエ 今シーズン2回目

                0
                  Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper
                  2019年12月23日 19時〜21時30分

                  LE CORSAIRE
                  Ballett in drei Akten
                  振付 Manuel Legris
                  舞台・衣装 Luisa Spinatelli
                  照明 Marion Hewlett
                  ドラマツルギー Manuel Legris, Jean-François Vazelle
                  音楽 Adolphe Adam u.a. ausgewählt von Manuel Legris und
                  zusammengestellt von Igor Zapravdin
                  指揮 Valery Ovsyanikov

                  Conrad : Davide Dato
                  Médura : Nikisha Fogo
                  Gulnare : Natascha Mair
                  Lanquedem : Mihail Sosnovschi
                  Birbanto : Arne Vandervelde
                  Zulméa : Sveva Gargiulo
                  Seyd Pascha : Eno Peci
                  Drei Odalisken : Elena Bottaro, Anita Manolova, Madison Young
                  Korsaren: Nicola Barbarossa, Leonardo Basílio, Trevor Hayden,
                  Gaspare Li Mandri, Tristan Ridel, James Stephens, Zsolt Török,
                  Navrin Tunbull
                  Pas des Forbans: Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Igor Milos, Zsolt Török
                  Walzer: Adele Fiocchi, Oxana Kiyanenko, Eszter Ledán, Rikako Shibamoto

                  冬休みは勉強・・・と考えていたのに
                  何もしない間にどんどん時間が経つのは何故だ?(自分が悪い)
                  遊びまくっている間に
                  明日はクリスマス・イブ(真っ青)

                  それでもバレエには行く。
                  チケットは全て売り切れで
                  家族連れや観光客で満杯である。

                  ・・・というより、昔はこのシーズンって
                  ギリシャ人観光客を除いて
                  あまり観光客はいなかったと思うのだが
                  (ギリシャは正教なのでクリスマスが違う日のはず)
                  家族の田舎で過ごす以外の過ごし方が増えたという事か。

                  さて、通算15回目の「海賊」
                  読者はアキアキしているとは思うが
                  これ、すみません、個人的メモなので
                  どうぞご勘弁下さいまし。

                  今回のメドゥーラはニキーシャ
                  相手のコンラードはダヴィデ
                  ビルバントにアルネが入って
                  ズルメアはスヴェヴァ。

                  まずはグイナーレのナターシャに悶絶。
                  ついこの間、この大役を踊ったばかりで
                  続けての登板だが
                  最近、あまり見せてくれなくなった
                  流し目ドッキリ小悪魔風の眼差しでの最初のソロ。

                  うわあああ
                  やっぱり、このキュートさ満載のどや顔を見ないと
                  今年が終わらん(イミフ)

                  振り返ってみれば、2013年のドン・キショットの
                  アモール役デビューから6年間にわたって
                  ず〜〜〜〜〜っと
                  キュートだ、可愛い、小悪魔的、流し目ステキと
                  叫び続けているのだから
                  自分もアホだ、いや、時が流れるのは早い。

                  ナターシャって、本当にキュートで
                  身体の柔軟性は抜群だし、優雅だし
                  理想的な体型だし
                  技術的にはトップ中のトップで
                  努力している様を全く見せずに
                  どんな難しいパでも自然にこなす上に

                  演技力がまた抜群で
                  見た目のキュートさに引き摺られて
                  そういう役ばかりと思っていると
                  フォルクス・オーパーでのマリー・アントワネットのように
                  むちゃくちゃシリアスで
                  悲劇的オーラ巻き散らかしの役も完璧にこなす。

                  ナターシャが完全に成熟する前に
                  (すみません、すごい言い方で・・・)
                  クランコのロメオとジュリアのジュリアを見たい。
                  マイヤーリンクのマリアも見たい。
                  今の輝いている時期の間に
                  マノンも見たい。
                  デグリューはヤコブに踊らせて・・・

                  ダンサーの若い時期って本当に短いので
                  その年齢に合った役を見たいと切望するのは
                  ダンサー・ファンならわかって下さると思う。

                  ジゼルとかは、少し歳取ってからの方が良いと思うけれど
                  いくつかの役は、その年齢というものがあるので。

                  ニキーシャのメドゥーラと
                  ダヴィデのコンラートは
                  雰囲気と見た目がかなり合うカップリング。

                  ダヴィデが片方の耳に
                  かなり目立つイヤリングをしているのは
                  あれ、衣装の一部じゃないよね?

                  片方の目立つイヤリングって
                  何となく、そのテの雰囲気を醸し出していて
                  ちょっと、今回のラブストーリーとは合わないんだけど
                  でも、全体的なストーリーとして見ると
                  一応、ラブストーリーには見える。
                  (この間の清香女史とデニスは
                   ラブストーリーというより、組み手に見えた)

                  第2幕の、例の大盛り上がりのPDDの時の
                  ニキーシャのフェッテの見事だった事!!!!

                  いや凄かったです、黒鳥顔負けのドゥーブル続きで
                  体幹がびくともせず安定していて
                  キレが良くて
                  観客も大興奮、ワタシも大興奮。

                  こういうのって、確かに技術的な部分が多いので
                  サーカスっぽい喜びではあるのだけれど
                  ああいう素晴らしいフェッテを見られるというのは
                  何とも快感ではある。

                  ダヴィデのダンスもダイナミックで
                  安定していて素晴らしい。

                  ミーシャのランデケムのソロは
                  やっぱり圧倒的な存在感で
                  舞台の空気を掴む空間の大きさは
                  誰にも敵わない。
                  王子さまタイプじゃないけれど
                  ミーシャのずば抜けた個性が
                  かえってキャリアの邪魔をしていて
                  プリンシパルになれていないのは、かなり残念。

                  脇役の1人なのに
                  最近、演技力アップで、ものすごく存在感を増した
                  エノのパシャのカッコいい事と言ったら・・・
                  あんなチャーミングなパシャなら
                  喜んで女奴隷になりたい(迷惑)

                  アルネのビルバントと
                  スヴェーヴァのズルメアは
                  実にチャーミングでステキ。

                  アルネはまだ若いし、細いけれど
                  細いので、身体がとても軽くて
                  その若さと共に、重力を全く感じさせない
                  キレのある動きとジャンプを繰り広げて
                  ダヴィデが筋肉質なのと対照的で
                  存在感があった。

                  ズルメア役のスヴェーヴァ
                  このダンサー、踊っていると
                  そこだけ周囲より明るくなる印象を与える。
                  持っているオーラが陽性で、輝くような光を発する。
                  ズルメアの役柄にぴったり。

                  オダリスクはエレナ、マディソンとアニータ。
                  マディソンの優雅さとしなやかさは
                  ナターシャとキャラが被る。
                  出てきただけで、パッと光るダンサー。

                  エレナのダンスはノーブルで
                  技術的な部分で、ちょっと体操っぽくなるところもあるが
                  頑張ってますね、と感じさせる(本当はそれはいけないのだが)
                  応援してあげたくなる素直さを持つ魅力的なダンサー。

                  オーケストラは相変わらずボロボロだったが
                  まぁ、バレエの時には仕方がない。
                  シーズンもシーズンでトラも多かっただろう。

                  ただ、ライナー・ホーネックのバイオリン・ソロは
                  いつもながら、鳥肌が立つほど、素晴らしい。
                  ラブシーンのリアルさが、100倍くらいになった。

                  この演目は12月にあと数回あって
                  1月の最終公演には、キミン・キムが登場するのだが
                  ・・・チケットは押さえていたのに
                  仕事で行けなくなった(涙)

                  でも、オルガさまとヤコブの公演には行けそうなので
                  貧民席のチケットを抱きしめて
                  ニヤニヤしている私に
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                  そろそろ年末なので
                  今年のコンサートとかバレエとか数えてみたら
                  サボったものもあるからあまり正確ではないが
                  今日の公演が今年に入ってから265回目だった(汗)

                  24日はオーストリア全土で
                  コンサートもオペラもないし
                  25日には別の予定があるので
                  皆さま、どうぞ良いクリスマスをお迎え下さい。
                  (オーストリアは12月25日・26日ともに祝日です)

                  「海賊」国立バレエ 今シーズン1回目

                  0
                    Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper
                    2019年12月21日 19時〜21時30分

                    LE CORSAIRE
                    Ballett in drei Akten
                    振付 Manuel Legris
                    舞台・衣装 Luisa Spinatelli
                    照明 Marion Hewlett
                    ドラマツルギー Manuel Legris, Jean-François Vazelle
                    音楽 Adolphe Adam u.a. ausgewählt von Manuel Legris und
                    zusammengestellt von Igor Zapravdin
                    指揮 Valery Ovsyanikov

                    Conrad : Denys Cherevychko
                    Médura : Kiyoka Hashimoto
                    Gulnare : Natascha Mair
                    Lanquedem : Mihail Sosnovschi
                    Birbanto : Masayu Kimoto
                    Zulméa : Alice Firenze
                    Seyd Pascha : Eno Peci
                    Drei Odalisken : Elena Bottaro, Anita Manolova, Madison Young
                    Korsaren: Leonardo Basílio, Trevor Hayden, Gaspare Li Mandri, Tristan Ridel,
                    James Stephens, Zsolt Török, Navrin Tunbull, Arne Vandervelde
                    Pas des Forbans: Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Igor Milos, Zsolt Török
                    Walzer: Adele Fiocchi, Oxana Kiyanenko, Eszter Ledán, Rikako Shibamoto

                    今年5月23日に6回目、通算13回見た「海賊」の
                    今シーズン1回目、通算14回目。

                    実は上記に書いた以上に
                    この演目、ダンサーが山盛りで出演するのだが
                    全部書いていたら、そこで私の体力・気力が尽きるのでご勘弁を。

                    今シーズン初の「海賊」は
                    デニスと橋本清香女史のカップリング
                    グイナーレはナターシャ♡
                    ビルバントを木本クン
                    ランデケムにミーシャが入った。

                    ナターシャのしなやかさ
                    キュートさに加え
                    最近は成熟した大人の女性の雰囲気も併せ持って
                    見事に少女から女性への脱皮をして
                    あ〜、もう、本当に何て素晴らしいダンサー。

                    ただ、ナターシャお疲れなのか
                    (だってつい最近、コッペリア踊ったばかり)
                    ちょっと不安定な部分があってドッキリ。

                    鉄壁の技術を見せてくれるナターシャなので
                    もちろんミスは一つもないけれど
                    (知っていると)ちょっとドキッというところが
                    2回くらいあって(たった2回だけど)
                    疲労が怪我に繋がる職業なので
                    ちょっと心配になったのは確か。

                    橋本清香女史は
                    ものすごく凛々しい。
                    というか、逞しいというか
                    ダイナミックで、ポーズ一つ一つがピッタリ決まる。
                    気風が良くて、キレがあって、もう見事の一言だが
                    こういう姐さんタイプがデニスに惚れるとは
                    あまり思えない(勝手な想像)

                    本当に 強靭な脚なのに
                    あくまでも細くバランスの取れた美脚で
                    しかも、あの強さ・・・
                    過去のトレーニングの集積で作られた
                    バレエ・ダンサーの身体に驚嘆するばかり。

                    デニスは、なんだかちょっと丸くなった?
                    太ったというのではないのだけれど
                    全体的にちょっと筋肉質というか、重い感じがする。
                    まぁ、変にすごく細いダンサーより好みだが。

                    デニスの体幹の安定は相変わらずで
                    ジャンプもピルエットも、まぁお見事。
                    2幕のPDDでのソロは
                    ものすごく華やかで技術的に完璧で
                    観客ウケもすごい。

                    ただ、メドゥーラとのPDDのリフトが・・・
                    あ〜、デニス、そんなに清香女史を振り回すんじゃない
                    ・・・何だか荷物を持って
                    えっこらしょ、ってやってるみたいで
                    リフトというより
                    女性ダンサーを担いでるって印象。
                    (清香女史、そんなに重たくないぞ、というか
                     絶対に、全然重たくないぞ・・・)

                    橋本清香女史のPDDでのソロも
                    鬼気迫るソロで
                    いやもう、目にも留まらぬピルエット
                    フェッテはあそこまでドゥーブル入れなくても良いかな
                    とは思ったけれど
                    だいたいドゥーブルをあれだけ入れられる技術には目を剥くし
                    ともかくポーズがキマリまくりで、本当に気持ち良い。

                    ソロで目立つ、と言ったら
                    ランデケム役のミーシャである!!!!

                    もうこのダンサー、何と言う個性と存在感。
                    ソロを踊りだすと、舞台全体の空間を支配してしまい
                    他のダンサーより数倍大きなオーラで圧倒する。
                    (ものすごく大きく見えるのだ、不思議な現象だ)

                    本当に稀有なダンサーだわ。
                    役を選ぶダンサーだと思うのだが
                    ランデケムはとても合っているし
                    演技もしっかり出来ていて
                    (パシャのエノとの絡みが楽しい)
                    ミーシャに熱狂的ファンがつくのはわかる。

                    ビルバント役の木本クンは
                    ちゃんと悪人に見える(爆笑)
                    かなり目つきが悪い、素晴らしい(大爆笑)

                    木本クンの身体って、なんて軽くてしなやかなの。
                    ダンスにキレがあって小気味良いのに
                    どこかに必ずノーブルさを残すし
                    押し付けがましくなくて
                    動きのコンビネーションに不自然さがなくて
                    流れるようなダンスには、見惚れてしまう。

                    木本クン、コンラード役踊らないかなぁ。
                    メドゥーラは清香女史だとリアルになり過ぎかもしれないので
                    ナターシャとかマディソンで・・・(勝手に希望中)

                    エノのパシャが、あまりに魅力的で
                    客席で悶えてた。
                    パシャ役は踊るところはないので
                    演技力とその存在感がキモなのだが
                    あんなに素敵なパシャなら
                    グイナーレは幸せだろう、きっと(妄想中)

                    ・・・だって、パシャと遊ぶナターシャが
                    あまりに可愛いんだもん。
                    こんな可愛い奴隷だったら私も(以下省略)

                    オダリスクの3人もキュート♡
                    子供ではなく、でも大人になり切ってもいない
                    少女の可愛らしさと純粋さが必要な役なのだが
                    (以前はナターシャが踊ってた)
                    エレナもアニータもマディソンも秀抜。
                    (この3人、最近、この組み合わせで出る事が多いな)
                    エレナのマジメな一途さも良いし
                    マディソンのしなやかさ、キュートさはたまらん。

                    しかし、確かに
                    現代という社会状況から見たら
                    この「海賊」ルグリ監督がかなりストーリーに
                    手を入れているとは言え

                    女性を奴隷にして商売するとか
                    恋人の女性が、男性の商売に口出しして
                    仲間割れの原因を作ったりとか
                    パシャがハーレムでデレデレしていたり
                    バレエ学校の子供たちを夜まで踊らせたり
                    (でも、この花輪のシーン、キュート♡)

                    ストーリーはう〜ん???と思うところが多いんだけど
                    デニスと清香嬢が最後に助かって
                    浜辺で抱き合う時(抱き合う前に幕が降りてしまった(笑))

                    これからは清香ちゃんが女ボスになり
                    ランデケムも支配下に置いて
                    ついでにパシャも、しっかりたらし込んで
                    ビジネスにばっちり出費させ
                    グイナーレを副社長か書記にして
                    海賊をまとめて姐さんとして率いて
                    デニスは清香ちゃんのヒモとなる

                    ・・・というストーリーが
                    勝手に頭の中で出来てしまうのは何故なんだ。

                    まぁ、過去の芸術作品というのは
                    夢みがちな男性芸術家の視点からのものも多いし
                    (良し悪しは言いません。
                     ただ、それって、女性に幻想抱いてません?というものが
                     多いのも事実ではある)
                    当時の社会状況を反映していて
                    それこそダイバーシティの全否定みたいなものもあるわけで

                    この間、マダム・バタフライの話は本当か?と
                    誰かに聞かれて仰け反ったのだが
                    (男がタネ蒔いた後に勝手に出て行くって
                     別にアメリカ人・日本人だけじゃなくて
                     こっちでも多いよね?)
                    この「海賊」というストーリーだって
                    問題ありまくりなのだが

                    それでもバレエとして見ると
                    最初から最後まで、クラシックで踊りっぱなし
                    ルグリ監督の、観客心理や、観客目線を
                    とことん知り尽くした身体の見せ方など
                    おそろしく見応えのある素晴らしい作品ではある。

                    よって、これからまだ少し
                    この演目を追いかける予定の私に
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                    コッペリア@フォルクス・オーパー 6回目

                    0
                      Volksoper / Wiener Staatsballett 2019年12月15日 18時〜20時20分

                      COPPÉLIA
                      oder das Mädchen mit den Emailaugen
                      Ballet in drei Akten

                      振付 Pierre Lacotte (Akte I und II nach Arthur Saint-Léon)
                      音楽 Léo Delibes
                      リブレット Charles Nuitter und Arthur Saint-Léon
                      舞台 nach den Pariser Originalentwürfen (1870) adaptiert von Pierre Lacotte
                      舞台再現 Jean-Luc Simonini
                      衣装再現 Michel Ronvaux
                      照明 Jacques Giovanangeli
                      指揮 Lorenz C. Aichner

                      スワニルダ Natascha Mair
                      フランツ Denys Cherevychko
                      コッペリウス Gabor Oberegger
                      村長 Franz Peter Karolyi
                      農民の娘 Emila Baranowicz
                      スワニルダの友人 Natalya Butchko, Adele Fiocchi, Sveva Garguilo, Eszter Ledán,
                      Anita Manolova, Fiona McGee, Joana Reinprecht, Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto
                      マズルカ Marie Breuilles, Venessza Csonka, Zsófia Laczkó, Flavia Soares,
                      Iulia Teaciuc, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder, Beate Wiedner
                      Nicola Barbarossa, Martin Dempc, Andrés Garcia Torres, Trevor Hayden,
                      Gaspare li Mandri*, András Lukács, Hanno Opperman, Gaetano Signorelli
                      村人 Laura Cislaghi, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Katharina Miffek,
                      Leonardo Basílio, Igor Milos, James Stephens, Zsolt Török
                      中国の人形 Nicola Barbarossa
                      ペルシャの人形 Darius Gramada*
                      楽器を弾く人形 Hanno Opperman
                      コッペリア Catherine Gajsek
                      アウローラ Adele Fiocchi
                      夜 Ioanna Avraam
                      夕暮れ Andrey Teterin*
                      糸紡ぎ Natalya Butchko, Eszter Ledán, Anita Manolova, Fiona McGee,
                      Joanna Reinprecht, Rikako Shibamoto
                      花嫁たち Zsófia Laczkó, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman, Chiara Uderzo
                      婚約者たち Trevor Hayden, Naravin Trumbull
                      Giovanni Cusin, Marian Furnica, Darius Gramada, Tristan Ridel
                      12時間 Emilia Baranowicz, Marie Breuilles, Laura Cislaghi, Venessza Csonka,
                      Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Katharina Miffek, Andrea Némethová,
                      Flavia Soares, Iulia Teaciuc, Oksana Timoshenko, Céline Janou Weder
                      領主 Christoph Wenzel

                      フォルクス・オーパーでのコッペリア再演。
                      今日が16回目の上演で
                      私は今回で6回目・・・

                      すみません・・・

                      いや、行きたいのは山々なのだが
                      ウィーンって、シーズンになると
                      あっちでコレ、こっちでコレという状態なので・・・

                      さて、再演には、ナターシャとデニスのカップル。

                      ああああああ
                      何回見ても

                      ナターシャのスワニルダ
                      可愛すぎる!!!!!

                      いやもう、こんなにキュートで可愛くて
                      技術的に完璧で
                      最後の最後まで、全く疲れを見せず
                      完璧に
                      しかも、とことんキュートに踊ってしまうダンサーが
                      いったい、どこにいるのだ?!

                      国立オペラ座でのコッペリア は
                      2010年まで上演されていたようだが
                      (振付は当時のバレエ監督のハランゴゾだった)
                      マーシャとかオルガさまがスワニルダを踊っていて
                      何故、ワタシはこれを観ていないのか
                      あるいは記憶にないんだろうか。
                      いや、オペラ座のコッペリア 、数回観たような記憶はあるのだが・・・

                      いやそれはともかくとして
                      ナターシャのスワニルダの素晴らしさに
                      最初から最後まで悶絶する。

                      だいたい、この振付、スワニルダのダンスの量が半端じゃなくて
                      本当に最初から最後まで
                      むちゃくちゃ踊っている感じ。

                      登場の時の表情から可愛いし
                      演技は出来るし
                      それが嫌味じゃないし
                      取ってつけたような感じのしない
                      ともかく自然な演技に見せてしまう。
                      (だいたいバレエの演技って、大袈裟なものが多いじゃないですか。
                       それが、ナターシャがやると
                       そのわざとらしさがないという、不思議な現象が起こるのだ)

                      すごく短いクリップしかないんだけど
                      下に貼っておく。



                      デニスのフランツは技術的にも完璧だし
                      浮気者フランツの雰囲気はすごく出ている(笑)
                      この役も最後に大技が多いのだが
                      安心して観ていられる巧いダンサー。

                      アウローラは、以前はニナ(トノリ)が踊っていたが
                      ニナ(トノリ)が移籍してしまったので(涙)
                      今回のキャスティングはアデーレ。
                      やっぱりちょっと線が細いという感じで
                      技術的にも、頑張ってるな、というのは見えるけれど
                      まだ余裕がない印象を受ける。

                      意外に(失礼)良かったのが
                      イオアンナの「夜」の役。
                      小柄なダンサーなのだが
                      技術がしっかりしているので、舞台では大きく見える。
                      相手役はアンドレイ(テテリン)がデビュー。

                      アンドレイも一時は比較的目立つ役を踊っていたのに
                      最近はあまり出て来なくなっちゃったけれど
                      健在のようで、ちょっと一安心。

                      最後の幕の群舞には
                      さりげなくジェームスとかレオナルドが居る。

                      花嫁役を踊っている
                      私の初恋の君に似ているマリアンは
                      ああいう凛々しい衣装を着ると
                      脇役なんだけど、やっぱり目が行く。
                      あんなに巧いのに、何故、まだ出て来ないんだろう。
                      私が目をつけたダンサーって
                      たいてい、上がってくるんだけど、う〜ん・・・

                      音楽は美しいし楽しいし
                      舞台は(狭いけど)豪華だし
                      衣装も華やかで素敵だし
                      ダンサーも抜群だし

                      何回観ても楽しめる演目なので
                      12月公演は行きますよ〜 (^^)v
                      次の公演はニキーシャとリッチーで
                      これも可愛いカップルになりそう。

                      そんなに遊び呆けて良いのか、とは思うけれど
                      まぁ、ワタシ、ヒマな(筈の)引退老人だし
                      ボケて、何を観たのだが、わからなくなる前に
                      せっせと通おう、と
                      真剣に思っている私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。


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