ハンブルク・バレエ 「かもめ」

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    Theater an der Wien 2018年5月8日 19時〜21時30分

    DIE MÖWE
    Ballett von John Neumeier
    frei nach dem gleichnamigen Drama von Anton Tschechow
    Musik von Dmitri Schostakowitsch, Peter I. Tschaikowski,
    Alexander Skrjabin, Evelyn Glennie

    振付・舞台・衣装 John Neumeier
    指揮 Markus Lehtinen
    ピアノ Mark Harjes
    バイオリン Wolfgang Redik
    チェロ Cäcilia Altenberger
    オーケストラ Wiener KammerOrchester

    HAMBURG BALLETT
    イリーナ・ニコラーエヴナ・アルカージナ Anna Laudare
    コンスタンチン・トレープレフ Artem Ovcharenko (als Gast)
    ピョートル・ニコラエーヴィチ・ソーリン Lloyd Riggins
    ボリス・アレクセーエヴィチ・トリゴーリン Dario Franconi
    ニーナ・ミハイロヴナ・ザレーチナヤ Alina Cojocaru (als Gast)
    エヴゲーニイ・セルゲーエヴィチ・ドールン Mathiew Rouaux
    セミョーン・セミョーノヴィチ・メドヴェージェンコ Jacopo Bellussi
    イリヤ・アファナーシエヴィチ・シャムラーエフ Creame Fuhrman
    ポリーナ・アンドレーエヴナ・シャムラーエワ Yaiza Coll
    マリヤ・イリイニチナ・シャムラーエワ Xue Lin
    ヤーコフ Eliot Worrell
    ディーマ Aljoscha Lenz
    アルカージナの崇拝者 Greta Jörgens, Leeroy Boone, Illia Zakrevskyi
    コスチャのダンサーたち Mayo Arii, Giorgia Giani, Yun-Su Park,
    Marià Huguet, Aleix Martínez, David Rodriguez, Pascal Schmidt
    レヴューのスター・ダンサー Lucia Ríos, Florian Pohl

    ウィーン劇場は古い建物で小規模で雰囲気あって好きなのだが
    なにせ建物が古くて観客席が少ないので、チケットが高い。
    多少なりとも舞台が観られる席を買うなら
    50ユーロ以上を考えておかねばならないので
    よほど好みの演目でない限りは行けない・・・のだが

    ハンブルク・バレエ団が来るなら話は別(ゲンキン)
    5月7日・8日の2日公演で
    本当は両方とも行きたかったのだが、チケットが高・・(以下省略)

    今回の上演は2002年6月16日に初演された「かもめ」

    うわああああ・・・
    悲鳴をあげているのは、ワタシがブンガクにアレルギーがあるためで
    チェーホフなんて読んだ事も舞台で見た事もない。
    (あっ、三人姉妹だけは、エトヴェシュがオペラに作曲したものを
     国立オペラ座で鑑賞したけれど、さっぱりワケがわからなかった。
     ロジェの安い席買ったら、後半はロジェに独りだったし(全員帰った))

    チェーホフの「かもめ」と言ったら
    「ワタシはかもめ」しか知らん。
    (しかも、この「ワタシはかもめ」って
     日本の何かのギャグ・マンガのギャグにしか思えない・・・)

    仕方ないので青空文庫で斜め読み。
    インターネットの時代、バンザイ。
    読んでもよくわからんが・・・

    シンプルな舞台の向こうには波打つ海。
    中央には舞台の段。
    コスチャが紙で折った白いかもめを持って座っている。

    あ〜、やると思った。
    ノイマイヤーのこの作品での読み替えは
    かもめ=自由の象徴 だけではなく(これはみんなやりそう)
    イリーナ(お母さん)がプリマ・バレリーナ(クラシック)
    愛人のトリゴーリンが、やっぱりクラシック・ダンサー
    当然ながらコスチャは、前衛(デカダンス?)の振付師。

    第一幕のデカダンス演劇場面は
    コスチャの振付による前衛バレエになっていて

    これが、これが、これが
    むちゃくちゃ凄い!!!
    素敵とかいう生易しい言葉じゃ表現できない。
    アヴァンギャルドな衣装(これまた最高!)で
    幾何学的で透明な美しさを持つバレエになっていて
    これ、この部分だけ独立した作品にしても良い。

    もちろん、イリーナとトリゴーリンは
    舞台は完璧無視で、大笑いして談笑しているので
    舞台の横で鑑賞しているドールンが
    時々、し〜〜っ!と怒っている(演劇に忠実な筋立て)

    コスチャとニーナの愛のデュエットもロマンティック。
    というか、この作品、いくつか男女のデュエットがあるんだけど
    どこをどうやったら、そういう身体のカタチに絡むの・・・
    そして、それがまた
    アクロバットなんだけどアクロバットに見えず
    きちんと意味のある表現として聴衆に迫って来るのだ。

    ニーナがあまりにキュートで
    キュートなのに、コスチャを袖にして
    トリゴーリンに媚びを売るところが
    キュートなのに、女っぽくてナマナマしくてドキドキ。

    ・・・誰だこのダンサー、とプログラムを見れば
    おおお、コジョカルさまではないか。

    後半はモスクワのダンス・レヴューから始まる。

    あ〜、良いんですか、これ???
    レヴュー・ダンスはともかくとして
    イリーナの、白鳥の衣装での
    クラシック・クラシックしたバレエも、まだ良いけれど

    トリゴーリンのターザンみたいな衣装で
    弓持ってクラシック・バレエを踊るって

    いや、この作品そのもので
    読み替えにせよ、扱っているテーマが
    クラシック・バレエ 対 前衛(モダン)バレエ
    というのはわかるけど

    この「クラシック・バレエ」って、もろにコミック。
    そりゃ、見応えありますよ?
    ハンブルク・バレエだってクラシック踊るだろうし
    白鳥の湖だって、ちゃんと踊れるし。

    だけど、このシーン、かなりの悪意を感じるぞ(妄想)
    そこまでクラシックを古臭いものとして
    極端にデフォルメしなくても良かったのに・・・(笑)

    トリゴーリンのターザン衣装に象徴される
    女から女に渡り歩く、おつむの軽いオヤジのキャラクター
    アクが強くて、損な役割なのに魅力的。
    (こういうキャラが本当にいたら殴ってやりたいが)

    ただ、ダンサーたちのクラシックでの技術と表現に
    感激すべきなのか、爆笑すべきなのか
    クラシックも好きなワタシとしては、ちょっと戸惑う。

    さて場面変わって、海辺の別荘。
    舞台は下手(しもて)の一部に穴があいて(老朽化)
    後ろの舞台の背景も、一部破れてダランと下がっている。

    マリアとセミョーンの結婚式だが
    マリアはまだコスチャに完璧にご執心。

    セミョーンの演技が、いじらしくて一途で、キュート過ぎ。
    (この役、昨日はレヴァゾフが踊った筈・・・観たかったなぁ)
    マリア、セミョーン要らなかったら、ワタシに下さい(妄想)

    ソリーンが倒れて、みんなが戻って集まって来る。

    ニーナの手紙を読むコスチャ。

    最後のシーンで、ニーナとの対話があって
    ソロの後、コスチャの自殺で幕。

    ・・・あ〜、すみません、何書いてるか
    自分でもわからなくなって来た。

    バレエなのだが、もともとが演劇なので
    演劇の部分が最も理性的に頭に入って来ちゃうのである。

    よって、マイムが多いんだけど
    でも、例のデカダンス・ダンサーたちは
    コスチャの心理の表現で、あちこちに出てくる。

    音楽の選択が、これまた渋い・・・というより
    最初からショスタコーヴィッチの交響曲15番。
    この曲が最初から最後までの統一したラインを作っている。

    他にもピアノ協奏曲とかオペレッタ組曲などを使っていて
    途中にチャイコフスキーとかスクリャービンは入るけれど
    ロシア的哀愁を帯びた、内向的な暗いショスタコーヴィッチが
    全体のトーンを決めている。

    バレエ音楽だから、あくまでもバレエの付随なので
    あれはあれで素晴らしい(音楽とダンス、ぴったり合ってたし)
    ・・・けれど
    私、ショスタコーヴィッチの交響曲15番って
    ものすごく好きな曲なので
    あそこまであっけらかんとバレエ付随音楽として
    しかもブツ切りで演奏されると、ちょっと悲しいかも・・・

    演劇的だし、内容は渋いし
    (コスチャが自殺する必然性は、私には謎)
    クラシック・バレエをバカにして・・・じゃなかった
    クラシック対モダンの問題を視覚化して
    様々な「ダンス」を
    ものすごく高い水準で、様々に見せてくれるから
    ダンス作品としても、素晴らしい。

    それにしても、ハンブルクバレエ団のダンサーって
    何故、みんな、踊りながらバッチリ演技が出来るんだろう?

    コスチャを踊ったアルテム・オフチャレンコは
    ボリショイからのゲストだが
    身体のバランス感覚、クラシックとモダンのテクニックが凄くて
    その凄さを、もう、あくまでもさりげなく
    演劇の中に組み入れてしまう。
    あまりの自然さに
    感情表現を観ている気分になってしまって
    モダンを「踊って」いる、という印象じゃなくなってしまうのは
    良いんだか、悪いんだか、私にもよくわからない。
    (だって演劇を観に来ているんじゃなくて
     バレエを観に来てるのに、何故か話の筋に夢中になっちゃうという・・・)

    ブンガク、よくわかりません。
    でも、演目は素晴らしかったし
    コスチャの死も、ニーナが戻って来ないのも
    何だかわからないけれど

    ノイマイヤーの振付・舞台・衣装と
    今回のダンサーたちも、音楽の選択も
    ばっちり楽しめた私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


    バランシン・ノイマイヤー・ロビンス 今シーズン7回目千秋楽

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      Wiener Staatsballett 2018年5月5日 19時30分〜21時45分

      BLANCINE / NEUMEIER / ROBBINS
      指揮 Kevin Rhodes

      STRAVINSKY VIOLIN CONCERTO
      振付 George Balancine
      音楽 Igor Strawinski, Konzert in D für Violine und Orchester
      照明 Ronald Bates
      バイオリン・ソロ Albena Danailova
      Olga Esina, Nina Polákova
      Roman Lazik, Masayu Kimoto

      THEMA UND VARIATION
      振付 George Balancine
      音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski, Orchestersuite Nr. 3 G-Dur op. 55, 4. Satz
      衣装 Christian Lacroix
      Liudmila Konovalova, Denys Cherevychko
      Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Rikako Shibamoto, Madison Young
      Leonardo Basílio, Francesco Costa, Martin Dempc, Alexandru Tcacenco

      BACH SUITE III
      振付・衣装 John Neumeier
      音楽 Johann Sebastian Bach, Orchestersuite Nr. 3 D-Dur BMW 1068
      Olga Esina - Jakob Feyferlik
      Fiona McGee - Richard Szabó
      Ioanna Avraam - Leonardo Basílio, Alice Firenze - Dumitru Taran
      Natascha Mair - Alexandru Tcacenco

      THE CONCERT OR, THE PERILS OF EVERYBODY
      振付 Jerome Robbins
      音楽 Frédéric Chopin, Polonaise A-Dur Nr. 1 op. 40,
      Berceuse Des-Dur op. 57, Prélude f-Moll Nr. 18 und
      Prélude b-Moll Nr. 16 op. 28, False e-Moll Nr. 14, Prélude A-Dur Nr. 7 op. 28
      Mazurka G-Dur Nr. 50, Prélude e-Moll Nr. 4 op. 28,
      Ballade As-Dur Nr. 3 op. 47
      オーケストレーション Clare Grundman
      舞台 Saul Steinberg
      衣装 Holly Hynes nach Irene Sharaff
      照明 Ronald Bates
      ピアノ Igor Zapravdin
      バレリーナ Irina Tsymbal
      既婚男性 Eno Peci
      既婚女性 Franziska Wallner-Hollinek
      恥ずかしがりの若い男性 Trevor Hayden
      エネルギッシュな女性 Céline Janou Weder
      男性 Igor Milos
      2人目の男性 Gabor Oberegger
      2人の若い女性 Anita Manolova, Anna Shepelyeva
      案内人 Marcin Dempc

      Wiener Staatsballett
      Studierende der Ballettakademie der Wiener Staatsoper
      Orchester der Wiener Staatsoper

      この公演は今シーズンの千秋楽。
      来シーズンの予定には入っていないから
      (たぶん)当分の間は観られない。
      まさか、永遠に観られない・・・とならない事を切に祈ってはいるが。

      キャストは先日とほとんど同じ。
      バッハ組曲でリッチーのパートナーがフィオーナに変更されただけ。

      何故か隣の席のオジサンが
      えらくバレエに詳しいファンで
      バレエ団内部にスパイでも送り込んでいるのか?と思う程に
      内部事情に通じていたのだが

      まぁ、それはたぶんここでは書いていけない部類の話なので止めておく。

      ウィーン国立バレエ団は
      明日から日本公演に出発なので
      (しかしまぁ、日本公演出発前に公演ってどういう・・・)
      大変だろうな、と思うのだが
      その緊張感が非常に良い方向に出たのか
      今日の公演は、実に見応えあって、素晴らしい出来だった。

      だいたい、こういうマイナーな公演のチケットが売り切れっていうのも
      ちょっと信じられないんだけど(いや、すみません、失礼しました)

      ストラヴィンスキー・バイオリン・コンチェルトは
      ニナ(ポラコヴァ)とオルガさま、ローマンと木本クンのカップリング。

      第2楽章のローマンとオルガのソロが
      もうもうもうもう(←盛大に身悶え中)
      あんな抽象的な振付なのに
      何故に最初から、悲劇のオーラが全開になるんだろ?

      第1楽章では上目遣いのサド目のオルガさまが
      第2楽章のローマンとのソロでは
      もともと持っている悲劇のオーラを惜しみなく振りまいて
      それに能面のようなローマンがまともに応えてしまうので
      客席の私としては、呆気に取られて
      新古典主義のストラヴィンスキーとモダン・ダンスなのに
      じわじわと涙が出て来そうな感情を持ってしまうのだ。

      しかしながら
      第3楽章のニナ(ポラコヴァ)と木本クンが
      これに負けずに素晴らしい。

      ニナ(ポラコヴァ)って、モダンになると
      そのしなやかさと個性が、ものすごい勢いで光って
      まるで蛇か豹か、時々、人間じゃないような
      得体の知れない異星人と化して(妄想です)
      木本クンが喰われるんじゃないか、とドキドキする。

      木本クンのソロが、もう本当に美しい ♡
      身体のバランスがあんなに美しいダンサー、滅多に居ないし
      ソロにも力みが全くなくて優雅でノーブル。

      最終楽章でのオルガさまのソロ。
      第2楽章の悲劇のオーラは何だったんだ?と驚くほどに
      邪気のない笑顔にキュートな仕草。
      え〜っ、オルガさまって、こんなにキュートにもなれるんだ・・・
      いや、もう、驚いたわ。

      バランシンとしては古典的なテーマとバリエーションは
      この間と同じリュドミラとデニス。

      この間はデニスが力み過ぎていて痛々しかったが
      今日のデニスは、ものすご〜く出来が良かった。
      超絶技巧のピルエットやジャンプを余裕綽々でこなして
      チャーミングな魅力が爆発。

      やれば出来るんだよ、デニスは!!!(笑)

      リュドミラが踊ると
      バランシンというよりは、もっとクラシックな感じになってしまうけれど
      リュドミラの華やかさは、やはり捨てがたい。

      幕間の後のノイマイヤーのバッハ組曲。
      いや、ホントにこれ、美しい作品だわ ♡

      先回で初めて踊ったヤコブの
      今日のソロが見事だった!!!!

      オルガさまとの組み合わせもぴったりハマっていて
      何て美しいカップル。
      第2曲目の2人のソロの美しさと言ったら
      美しいというのを超えて
      哲学的な深さまで感じてしまうわ(妄想です)

      オフバランスも見事にキマったし
      レガートの流れの中で紡ぎ出される「身体」の美しさって
      どう表現して良いか戸惑ってしまうほどに
      この世ではない景色を見せてくれる。

      ヤコブのソロの伸びやかな事。
      もともと体型に恵まれたダンサーだが
      長い手足で、空間を大きく掴んで
      しなやかに、滑らかに、空中を飛ぶ美しさ。
      少しの期間で、不安定さがなくなって
      大きく伸びて来て
      もともと演技力もあるダンサーだし
      これからの活躍がむちゃくちゃ楽しみ。

      フィオーナは最近ピンで踊る事が多いので
      将来のスター候補だな、うふふ。
      小柄なのだが、安定した技術がある。
      もともと巧いダンサーだから
      どこまで伸びるか、ちょっと楽しみではある。

      脇ではあるが
      ナターシャが出てくると
      小さなソロでもキュートでキュートで(笑)
      すっかり目がそちらに吸いつけられてしまう。

      最後の演目は、いつ観ても笑える。
      芸達者が揃って
      イリーナのバレリーナ役のキュートさに
      トレヴォールの恥ずかしがりの男性の可愛さ。
      (あれはものすごく難しい役だと思うよ。
       特にバレリーナとの絡みが・・・)

      エノの演じる恐妻家なのに女好きのオヤジは
      エノでなければ、あんなに面白くないだろうと思わせる程に
      ぴったり役に嵌っていて、本人も楽しそう。
      (バレエとしては、高度なテクニックが結構あってハードだが)

      気の強い奥さん役のフランツィスカは
      最後に花束もらって
      小さな息子さんまで舞台に出て来たから
      きっと、本日がアデュー公演だったのだろう。

      演技力のあるチャーミングなダンサーで
      ペール・ギュントのお母さん役の迫真の演技が印象的だった。
      ここ数ヶ月間、ワキだけど重要な役を踊っていたので
      そろそろ引退かなぁ、という気はしていたけれど
      ちょっと残念・・・ でも、ありがとう、フランツィスカ。
      これからもどうぞ元気で。

      国立オペラ座でのバレエは
      次は5月終わりから6月初旬のジゼルだが
      驚くべきキャスティングが1回ある。
      (興味ある方は探してみて下さい)

      チケット買った時には、キャスト発表はなかったのだが
      何も考えずに全公演のチケット、買っておいて良かった〜っ ♡

      5月30日初演日には、木本クンがアルブレヒトを踊る!!!
      ジゼルがマリアなのは楽しみだし、素敵だと思うのだが
      ミルタ役に清香ちゃんが入ってる!!!!

      最愛の旦那さんを
      (舞台上で)殺せ、と命令しなければならないなんて
      バレエ・ダンサーってタイヘン・・・とか
      要らぬ心配をしてしまう私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。


      バランシン・ノイマイヤー・ロビンス 今シーズン6回目

      0
        Wiener Staatsballett 2018年5月3日 19時30分〜21時45分

        BLANCINE / NEUMEIER / ROBBINS
        指揮 Kevin Rhodes

        STRAVINSKY VIOLIN CONCERTO
        振付 George Balancine
        音楽 Igor Strawinski, Konzert in D für Violine und Orchester
        照明 Ronald Bates
        バイオリン・ソロ Albena Danailova
        Olga Esina, Nina Polákova
        Roman Lazik, Masayu Kimoto

        THEMA UND VARIATION
        振付 George Balancine
        音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski, Orchestersuite Nr. 3 G-Dur op. 55, 4. Satz
        衣装 Christian Lacroix
        Liudmila Konovalova, Denys Cherevychko
        Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Rikako Shibamoto, Madison Young
        Leonardo Basílio, Francesco Costa, Martin Dempc, Alexandru Tcacenco

        BACH SUITE III
        振付・衣装 John Neumeier
        音楽 Johann Sebastian Bach, Orchestersuite Nr. 3 D-Dur BMW 1068
        Olga Esina - Jakob Feyferlik *
        Nikisha Fogo - Richard Szabó
        Ioanna Avraam - Leonardo Basílio, Alice Firenze - Dumitru Taran
        Natascha Mair - Alexandru Tcacenco

        THE CONCERT OR, THE PERILS OF EVERYBODY
        振付 Jerome Robbins
        音楽 Frédéric Chopin, Polonaise A-Dur Nr. 1 op. 40,
        Berceuse Des-Dur op. 57, Prélude f-Moll Nr. 18 und
        Prélude b-Moll Nr. 16 op. 28, False e-Moll Nr. 14, Prélude A-Dur Nr. 7 op. 28
        Mazurka G-Dur Nr. 50, Prélude e-Moll Nr. 4 op. 28,
        Ballade As-Dur Nr. 3 op. 47
        オーケストレーション Clare Grundman
        舞台 Saul Steinberg
        衣装 Holly Hynes nach Irene Sharaff
        照明 Ronald Bates
        ピアノ Igor Zapravdin
        バレリーナ Irina Tsymbal
        既婚男性 Eno Peci
        既婚女性 Gala Jovanovice
        恥ずかしがりの若い男性 Trevor Hayden
        エネルギッシュな女性 Céline Janou Weder
        男性 Igor Milos
        2人目の男性 Gabor Oberegger
        2人の若い女性 Anita Manolova, Anna Shepelyeva
        案内人 Marcin Dempc

        Wiener Staatsballett
        Studierende der Ballettakademie der Wiener Staatsoper
        Orchester der Wiener Staatsoper

        ウィーン交響楽団のコンサートとか日曜日に行ったんだけど
        ブログ書かないまま
        論文の山に埋もれていて

        やけくそで書いた小論文を
        教授からクソミソにコメント付けられて
        それがまぁ、う〜ん、確かにそうだよなぁ、と思わせる事ばかりで
        (コメント読みながら、自分も同じ立場になったら書きそうな
         実にキツイ論調なので、ちょっと同感というか・・・あはははは)

        教授に逆らいたいワタシとしては(もともとそういう性格なんです)
        次の小論文を、どう構築するか、真剣に考えていたりするところで

        それはブログと関係ないから詳細は省略する。

        その他に必修で読まねばならない論文が
        200枚を超えたあたりで(=最低400ページである、念の為)
        プリント・アウトするだけで疲れ果ててしまい
        図書館で読んでいても意味ないので・・・あっ、以下省略!!!

        追いかけて来たバランシン・ノイマイヤー・ロビンスも
        今度の土曜日が今シーズンの千秋楽。
        今回が通算上演10回目。私の鑑賞は6回目。

        ストラヴィンスキーのバイオリン・コンツェルト。
        女性ダンサーはニナ(ポラコヴァ)とオルガ。
        男性ダンサーはローマンに、今回は木本クン!!!!

        ニナ(ポラコヴァ)って、ワタクシ的には苦手なダンサーなんだけど
        モダンになると、その長い手足で掴む空間が大きくて
        しなやかな豹みたいで、舞台でものすごく映える。

        オルガさまのしなやかさと美しさも素晴らしいし
        この演目でしか見られないオルガさまの
        下から目線のサド目の魅力も凄い。

        木本クンが、これまたノーブルで ♡
        失礼ながら、「イケメン」とは言わないけれど
        あの体型の美しさに加えて
        自然な演技力が、そこはかとなく隠れた色気がある。
        卓越したテクニックがあるので
        難しいパも、いとも自然に踊ってしまう。

        テーマとバリエーションは
        リュドミラとデニスのカップリング。

        この間、ニキーシャの抜群のセンスのダンスを観たせいもあるが
        リュドミラのダンスが、何とも古典的に見える。
        ちょっと古臭い・・・と言ったら、すごく失礼なのだが
        いくらバランシンの中ではクラシックな演目とは言っても
        やっぱりバランシンらしい部分を観客としては期待してしまう。

        デニスが、いや、そりゃ体幹は強いし
        ピルエットもジャンプもスゴイんだけど
        何だか「頑張ってます。ミスのないよう緊張してます」という
        ピリピリして、必死に体操している感じが伝わって来て
        観ていて、ちょっと痛々しくなる。

        テクニックは抜群なんだから
        もう少し力を抜いて余裕で踊れる筈なんだけどなぁ。
        ああいう必死さを舞台の上で見てしまうと
        バレエという芸術ではなくて
        競技の体操を見ているような気分になるのだ。
        (ごめんね、デニス)

        嬉しかったのは、4組の準主役級の女性ダンサーに
        マディソン(!)、梨花子ちゃん、アデーレにエレナという
        華やかな4人が揃った事。
        (マディソンはロール・デビューである)

        ついでだが、コールドにマリアンが居て
        (私の初恋の君に似ているダンサーです♡)
        そのキュートさから目が離せなかった。

        バッハ組曲は
        オルガさまとヤコブ、ニキーシャにリッチーの組み合わせ。
        ヤコブはこれが役のデビュー。

        うはははははは
        オルガさまとヤコブの組み合わせって
        ノーブル過ぎて、もう何も言えないわ。

        もともとすごく巧かったヤコブは
        身体の芯がしっかりして来た感じで
        長い手足で大きな空間を掴んで優雅なジャンプを
        たっぷり見せてくれたし
        オルガさまのサポートもばっちり。
        これからが楽しみなダンサー。

        ニキーシャとリッチーが素晴らしい。
        こういうモダンな演目では
        ニキーシャのセンスの良さが抜群に活きてくる。

        ジェローム・ロビンスの「コンサート」は
        いつ観ても、何回観ても
        私はひたすら爆笑するし楽しいし
        もう周知しているジョークが、笑えて笑えて仕方がない。
        ジョークの時も面白いけれど
        雨と傘のシーンの
        ただただフォーメーションの美しさだけで見せるシーンも
        あまりに美し過ぎて涙が出そうになる。

        引退したのに、仕事もあって
        (いや、ありがたい、ありがたいんだけど
         税金と社会保険料の高さには参るし
         その上、「税金の前払い」って、どういう制度だよ、ここは!)
        大学も先学期とはうって変わって
        (先学期も楽理とか、確かにものすごく大変だったんだけど)
        勉強しなければならない事が多過ぎて
        ちょっと落ち込んでいたり、腐っていたりしたんだけど

        大好きなバレエの舞台を観ただけで
        欲求不満がすっかり解消してしまった
        単純な私に
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。


        真夏の夜の夢(バレエ)今シーズン2回目

        0
          Volksoper / Wiener Staatsballett 2018年4月23日 19時〜21時15分

          Ein Sommernachtstraum
          Ballett in zwei Akten von Jorma Elo nach der Komödie von William Shakespeare

          振付 Jorma Elo
          音楽 Felix Mendelssohn Bartholdy
          Ein Sommernachtstraum
          Ouvertüre E-Dur, op 21, Musik op. 61
          Ouvertüre c-Moll op. 95 (Ruy Blas)
          Symphonie Nr. 4 A-Dur, op. 90
          Konzert für Violine und Orchester e-Moll, op. 64, 2. und 3. Satz
          舞台・衣装 Sandra Woodall
          照明 Linus Fellbom
          指揮 Andreas Schüller

          オベロン Vladimir Shishov
          ティターニア Ketevan Papava
          パック Mihail Sosnovschi
          シーシアス Kamil Pavelka
          ヒポリタ Gala Jovanovic
          ハーミア Natascha Mair
          ライサンダー Scott McKenzie
          ヘレナ Alice Firenze
          ディミートリアス Dumitru Taran
          イジーアス Igor Milos
          職人たち Gabor Oberegger, Jaimy van Ovreem, Matteo Magalotti
          Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Trevor Hayden
          アテネのカップル Oxana Kiyanenko, Leonardo Basílio,
          Katharina Miffek, Zsolt Török
          妖精・アテネの住人たち
          Vanessza Csonka, Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó, Katharina Miffek,
          Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo, Celine Janou Weder
          Leonardo Basílio, Francesco Costa, Marcin Dempc, Marian Furnica,
          András Lukács, Hanno Opperman, Zsolt Török, Arne Vandervelde
          ソロ歌手 Anita Götz, Manuela Leonhartsberger

          フォルクス・オーパーでのバレエ「真夏の夜の夢」2回目。
          キャストは4月20日と同じ。

          いや〜、ホントにバレエって素敵 ♡
          小難しい事を考えなくて済むし
          音楽の哲学的解釈学とかに煩わせられる事もないし(笑)

          メンデルスゾーンの音楽って
          基本的に、ものすごく良く出来た楽しい音楽じゃないですか。

          まぁ、オーケストラの演奏そのものに
          多少のケチをつける事は出来ない訳じゃないけれど
          それなりに、みんな頑張って演奏しているし
          バイオリン協奏曲のソロは、まぁ、それなりに
          (コンサート・ホールで聴く超一流ソリストを期待してはいけません)

          で、このバレエ、本当に楽しい。

          シーシアスとヒポリタは、あまり目立つ役ではないのだが
          上品だし美しいし、
          オベロンとかティターニアに比べるとオーラはないけれど
          これは俗世の人間だから、それで良いのである(断言)

          だけどオベロン(シショフ)とティターニア(ケテヴァン)が
          あまりに圧倒的だわよ、これ。

          シショフ(オベロン)とミーシャ(パック)の
          大人で偉い地位にいるくせに
          実は悪ガキみたいな子供っぽさって
          なんか、ものすごくカワイイ。

          うん、うん、男性って
          どんなに偉くなっても
          奥さんが構ってくれないと
          変に拗ねちゃうしね(爆笑)

          シショフの演技が、ものすごく巧い・・・というより
          このダンサー、数年前のこの演目で初めてオベロンやった時に
          あれ?今までの「王子さま」から
          全然違う方向に発展してるじゃないの・・・と思ったが

          このコミカルな演技にますます磨きがかかって
          堂々として、ハンサムで王さまで
          威厳はあるんだけど
          どこか子供っぽくヒスを起こすところの表現が
          ものすごくリアルになってる。
          (もしかして、それが地だったらどうしよう・・・)

          ミーシャと悪巧みするところが、あまりにキュート過ぎる。

          で、もちろんキュートと言えば
          スコット(ライサンダー)のキュートさは
          何回観ても、悶絶する!!!!

          スコットとナターシャがキッスしながら移動していくシーンなんて
          もう、可愛くて可愛くて可愛過ぎて叫びそうになっちゃう。

          あんな可愛いカップル、あり得ないわ。
          もう、おとぎ話の世界そのもので
          作品がおとぎ話なので、ピッタリでハマり過ぎる。

          マジメで一徹なドミトルのディミートリアスと
          ひたすら追いかけるアリーチェのヘレナの絡みも
          すごく可愛くてリアルで
          ヘレナの一途さにちょっと胸が痛くなる。

          スコットとディミートリアスがヘレナを追いかけるシーンは
          爆笑モノで
          まぁ、よくもあんな楽しい振付をしたものだ、感嘆するわ。

          で、もちろんこの作品のキモは
          ミーシャのパックで
          もう、これは他のダンサーが踊っても
          あの味は出ないわね、きっと。

          前のシーズンではリッチーが踊ったりしていて
          リッチーもこういうコミカルな役は巧いんだけど
          ミーシャの、あのオーラは、とても出ないわ。
          ミーシャのパックのオーラって、出まくりでスゴイんだもん。

          ケテヴァンのティターニア
          もう、あの美しくも底抜けに明るい
          輝くようなオーラには圧倒される。

          作品そのものもよく出来ていて
          ストーリーは分かりやすいし
          子供たちも可愛いし
          ものすごくユーモアがあって

          時々、引き伸ばしのための群舞・・・みたいなシーンもかなりあって
          最後は終わったと思うと、実はまだソロがあって
          (ライモンダみたい(笑))
          ドラマツルギー的には、最後がちょっとボケた印象はあるけれど
          でも、文句なしに楽しい。

          ロバの役のガボールは
          ロバに化けてからの演技も抜群だし
          美声で舞台でクープレを歌うんだけど
          このクープレ、すごく笑える。
          (テキストが韻を踏んでいて
           最後に全く関係ないのに「俺のビールはどこ?」
           という結びをするので、ここでジモッティは全員爆笑)

          こういう演目なら
          本当に何回観ても良いわ。
          日常のストレス(一応ある)解消に抜群の効能を誇る
          ・・・と言っても良い。

          私が行けない4月28日は同じキャストで
          次の6月11日の公演は
          リッチーがパック(でもリッチーもチャーミングで巧い)
          オベロンがエノで、ティターニアにイリーナが!!!!
          ハーミアがニナ(トノリ) お帰りニナ!!!!
          ディミートリアスにジェームス お帰りジェームス!!!!
          という訳で
          長い間、休んでいたダンサーが復活するので

          チケット発売開始をカレンダーに書き込んで
          ワクワクしながら発売開始日を待っている私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。



          真夏の夜の夢(バレエ)今シーズン1回目

          0
            Volksoper / Wiener Staatsballett 2018年4月20日 19時〜21時15分

            Ein Sommernachtstraum
            Ballett in zwei Akten von Jorma Elo nach der Komödie von William Shakespeare

            振付 Jorma Elo
            音楽 Felix Mendelssohn Bartholdy
            Ein Sommernachtstraum
            Ouvertüre E-Dur, op 21, Musik op. 61
            Ouvertüre c-Moll op. 95 (Ruy Blas)
            Symphonie Nr. 4 A-Dur, op. 90
            Konzert für Violine und Orchester e-Moll, op. 64, 2. und 3. Satz
            舞台・衣装 Sandra Woodall
            照明 Linus Fellbom
            指揮 Andreas Schüller

            オベロン Vladimir Shishov
            ティターニア Ketevan Papava
            パック Mihail Sosnovschi
            シーシアス Kamil Pavelka
            ヒポリタ Gala Jovanovic
            ハーミア Natascha Mair
            ライサンダー Scott McKenzie
            ヘレナ Alice Firenze
            ディミートリアス Dumitru Taran
            イジーアス Igor Milos
            職人たち Gabor Oberegger, Jaimy van Ovreem, Matteo Magalotti
            Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Trevor Hayden
            アテネのカップル Oxana Kiyanenko, Leonardo Basílio,
            Katharina Miffek, Zsolt Török
            妖精・アテネの住人たち
            Vanessza Csonka, Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó, Katharina Miffek,
            Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo, Celine Janou Weder
            Leonardo Basílio, Francesco Costa, Marcin Dempc, Marian Furnica,
            András Lukács, Hanno Opperman, Zsolt Török, Arne Vandervelde
            ソロ歌手 Anita Götz, Manuela Leonhartsberger

            ヨルマ・エロの振付による「真夏の夜の夢」の再演。
            あああああ、待ってました ♡

            この作品、ものすごく好き。
            クラシックなんだけど、モダンの要素が多く入って
            お話は楽しいし、衣装は綺麗だし
            舞台装置は簡素ながらとても美しいし

            それにミーシャがパックを踊る!!!!

            エロはミーシャを念頭に置いて、このパック役を振り付けて
            ミーシャは、この役で確かロシアで大きな賞をもらっているはず。

            メンデルスゾーンの傑作、真夏の夜の夢の音楽で
            しかもソリストもコーラスも入り
            加えて、交響曲4番「イタリア」とバイオリン協奏曲も聴ける。

            今回の私のお目当は
            ハーミアのナターシャとライサンダーのスコット。

            あああああああああああ
            出て来たとたん
            スコットの可愛さに悶絶。
            (ナターシャがキュートなのはよ〜く知ってる)
            ロイヤル・バレエ学校出身の
            小柄で、しかも、ホントに童顔で可愛いスコットが
            それでなくてもキュートなナターシャとカップルになったら

            いかん、あまりに可愛すぎる。
            こんなお砂糖で出来たお人形さんみたいな
            愛されるためだけに生まれて来たようなカップル
            超貧民席だから、舞台からは遠いけれど
            10倍のオペラ・グラスで見てると失神しそうになる。

            対するディミートリアスのドミトルも良い。
            いや〜、このドミトルの役って
            ハーミアへの求婚の時に
            空中で駆けるとんでもない振付が何回かあって
            これがコミカルで可愛くて
            キュートなライサンダーの対極として
            比較的大人(青年)だけど、ちょっとマジメな役柄に
            よく合ってる。

            アリーチェのヘレナは、可愛すぎだろ・・・(笑)
            ディミートリアスがつれなく拒否しているのに
            しっかりまとわりついて、これがまた品があってカワイイんだもん。
            あ〜、また振られちゃった、というシーンが何回かあるけれど
            振付のせいか、あまりに深刻じゃない。

            いやここでヘレナが完璧に悲劇性を帯びたら
            バレエ見てる我々が精神的に辛くなってしまうから
            あ〜、だめだわ、まだ振り向いてくれないわ、程度の方が
            観ている方も精神的に楽。

            カミルとガラのシーシアスとヒポリタは
            強烈な個性はないけれど、品の良いマジメな踊り。

            で、このストーリーのキモの一つは
            オベロンとティターニアの夫婦喧嘩なのだが

            わっはっはっはっは
            ケテヴァンのティターニアのオーラが凄い。
            ケテヴァンって、本当に舞台の上で大きくなって、すごいオーラが出る。
            妖精の女王さまだから
            堂々としていて品があって
            でも、オベロンとの喧嘩では一歩も引かない。

            オベロンのシショフが
            これまた堂々としていて
            身体のラインが綺麗だし
            あ〜、やっぱり昔のイケメン、今でもイケメン。

            多少歳は取ったけど(それはお互い様)
            顔は小さいし、8頭身というか、9頭身?くらいに見えて
            しかも身体のバランスが実に美しい。

            ケテヴァンとシショフがカップルになると
            目を奪うばかりの豪華絢爛オーラ出しまくりの
            大人カップルが出現する。

            ミーシャのパックは
            もう言う事はなにもない。

            ともかくミーシャがパックとして
            舞台に出てくるだけで
            そこらへんの空気が変わってしまう。

            いたずらっ子の妖精で
            オベロンと悪巧みをして失敗して(わっはっは)
            キレのあるダンスで飛び跳ねて
            マッチョでキュートで、ちょっとマヌケ。
            何と言うチャーミングさ!!!

            この演目、子供たちも大勢出演するので
            子供好きの人にはたまらないだろう。
            しっかりバレエを踊るし、演技も巧い。
            あんな小さな頃から、ちゃんとプロの自覚がある。

            キャストの入れ替えはあるけれど
            (あ〜、ライサンダーをグレイグが踊ってる(涙)←別のカンパニーに行った)
            パックのミーシャの魅力を少しだけでもどうぞ。



            今回は別のコンサートとのバッティングがあって
            皆勤賞は取れないけれど
            それでも追いかけます・・・という私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。


            バランシン・ノイマイヤー・ロビンス 今シーズン5回目

            0
              Wiener Staatsballett 2018年4月16日 19時30分〜21時45分

              BLANCINE / NEUMEIER / ROBBINS
              指揮 Kevin Rhodes

              STRAVINSKY VIOLIN CONCERTO
              振付 George Balancine
              音楽 Igor Strawinski, Konzert in D für Violine und Orchester
              照明 Ronald Bates
              バイオリン・ソロ Albena Danailova
              Ketevan Papava, Liudmila Konovalova
              Roman Lazik, Mihail Sosnovschi

              THEMA UND VARIATION
              振付 George Balancine
              音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski, Orchestersuite Nr. 3 G-Dur op. 55, 4. Satz
              衣装 Christian Lacroix
              Nikisha Fogo *, Denys Cherevychko
              Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Sveva Garguilo, Rikako Shibamoto
              Leonardo Basílio, Francesco Costa, Martin Dempc, Alexandru Tcacenco

              BACH SUITE III
              振付・衣装 John Neumeier
              音楽 Johann Sebastian Bach, Orchestersuite Nr. 3 D-Dur BMW 1068
              Maria Yakovleva - Roman Lazik
              Fiona McGee - Richard Szabó
              Ioanna Avraam - Leonardo Basílio, Alice Firenze - Dumitru Taran
              Natascha Mair - Alexandru Tcacenco

              THE CONCERT OR, THE PERILS OF EVERYBODY
              振付 Jerome Robbins
              音楽 Frédéric Chopin, Polonaise A-Dur Nr. 1 op. 40,
              Berceuse Des-Dur op. 57, Prélude f-Moll Nr. 18 und
              Prélude b-Moll Nr. 16 op. 28, False e-Moll Nr. 14, Prélude A-Dur Nr. 7 op. 28
              Mazurka G-Dur Nr. 50, Prélude e-Moll Nr. 4 op. 28,
              Ballade As-Dur Nr. 3 op. 47
              オーケストレーション Clare Grundman
              舞台 Saul Steinberg
              衣装 Holly Hynes nach Irene Sharaff
              照明 Ronald Bates
              ピアノ Igor Zapravdin
              バレリーナ Irina Tsymbal
              既婚男性 Eno Peci
              既婚女性 Gala Jovanovice *
              恥ずかしがりの若い男性 Trevor Hayden *
              エネルギッシュな女性 Céline Janou Weder
              男性 Igor Milos
              2人目の男性 Gabor Oberegger
              2人の若い女性 Natalya Butchko, Anna Shepelyeva
              案内人 Marcin Dempc

              Wiener Staatsballett
              Studierende der Ballettakademie der Wiener Staatsoper
              Orchester der Wiener Staatsoper

              今シーズン4回目、通算5回目の演目。
              (国立オペラ座では9回目の上演)

              キャスト表を見て狂喜するワタシ。
              熱心な読者は想像がつくかもしれないけれど

              イリーナ、お帰りなさ〜〜〜〜い !!!!

              まるで妖精のような
              浮世離れした美しさのイリーナ、私、ファンなんですっ!!!
              カムバックの最初の役が
              コミカルなバレリーナ役だけど
              以前もコミカルに演技たっぷりで踊ってくれたし
              ともかく、戻ってくれて、ワタシは嬉しい 😂

              ストラヴィンスキーのバイオリン協奏曲では
              ケテヴァンが登場。

              うわあああ、このダンサーも
              相変わらず美しいし
              あの明るいオーラは何なんだ。
              モダンであんなに明るいオーラが出るのか。
              そこだけスポット・ライトが当たったようになる。

              オルガさまだと下からの魅力的なサド目になるのだが
              ケテヴァンが下から観客を見ると
              うっふっふ、ほら楽しいでしょ、見てね、という
              輝くオーラが発散される。
              天性の女優って、こういう華のある人の事を言うのだ。

              バランシンのテーマとバリエーションでは
              ニキーシャが役デビュー。

              これが・・・すごかった。
              いやもう、あのキレの良さとセンスの良さ。

              パの一つ一つがニキーシャのキャラクターにぴったりハマって
              完璧に振りを自分のものにしていて、緩みがない。

              デニスはザンレールだろうがピルエットだろうが
              どんなジャンプも見事にこなしていたけれど
              やっぱり時々、体操になって、えいっ!っていうのが見える。

              ・・・いや、あの、その
              それは我々観衆が、如何に贅沢になって来ているか、っていうのもある。
              あの振付をあれだけ完璧にこなすって、凄い事だよ。
              観客からも盛大な拍手が出た。

              ノイマイヤーのバッハ組曲。
              これ、私、ものすごく好き ♡

              もちろんクラシックを取り入れたモダンで
              具体的なストーリーとかはあからさまには提示されないけれど
              観れば観るほど、好きになる稀有な作品。

              バランシンも音楽をそのままバレエに乗せた振付をするが
              ノイマイヤーの振付の「音楽性」というのは他に例がない。
              余計なものは一つもなく
              必要なものはすべてある、という感じ。

              マリアとローマンのカップリングは
              チャーミングだし安定性抜群で
              しかもマーシャはキュートで時々見せる笑顔が可愛くて
              シリアスな時のツンツン感が、すごく良くて
              ローマンは(シリアスなモダンなので)いつもの仮面のような
              不思議な表情がノイマイヤーの振付にばっちり合ってる。

              ソロの2組目、フィオーナとリッチー。
              フィオーナって、最近、ソロに抜擢される事が多い。
              小柄でテクニック的に抜群で
              キレのあるダンスを踊るし、すごく雰囲気がある。
              これから出てくるかな・・・楽しみだわ。

              で、いつ、何回観ても爆笑してしまうロビンスのコンサート。
              イリーナが登場したところで
              客席からパラパラと拍手。
              そうなんですよ〜、ファンが歓迎してるのよ ♡
              お帰り、イリーナ。
              (一見さんには、何故、あそこで拍手が出たのかわからなかっただろう)

              ガラの奥さま役も良かったし
              恥ずかしがりの若い男性のトレヴォアも抜群だった。
              この2人、演技が巧いからハマり役。

              しかしこの演目は言ってみればエノの独り舞台みたいなものだ(笑)
              いやもう、むちゃくちゃ可笑しい。

              この演目、5月3日と5日に公演がある。
              5日とか、かなりチケット余っているみたい。
              ウィーン在住の方、ぜひぜひご覧下さいまし。

              モダンは苦手、という方は
              後半からだけでもどうぞ(笑)
              日常生活のストレスが一挙にぶっ飛びます。

              実は多少ストレスがあった方が
              活き活きしてしまう貧乏性の私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。



              ロビンスの「コンサート」確かに爆笑できる作品だけど
              最近、この作品の中の雨のシーンの美しさに悶えてる。
              ただダンサーが歩いて傘をさす、という
              フォーメーションの美しさで魅せるのだ。
              こういうシーンも、観れば観るほど、好きになる。

              ライモンダ 7回目(今シーズン千秋楽)

              0
                Wiener Staatsballett 2018年4月14日 19時〜22時15分

                RAYMONDA
                Ballett in drei Akten nach einem Libretto von Lydia Pachakowa
                und Marius Petipa

                振付 Rudolf Nurejew nach Marius Petipa
                音楽 Alexander Glasunow
                演出 Rudolf Nurejew
                舞台と衣装 Nicholas Georgiadis
                照明 John B. Read
                指揮 Kevin Rhodes

                ライモンダ Maria Yakovleva
                シビル・ド・ドリ伯爵夫人 ライモンダの伯母 Oxana Kiyanenko
                白い貴婦人 Gloria Maass
                クレメンス ライモンダの友人 Adele Fiocchi
                アンリエット ライモンダの友人 Elena Bottaro
                ジャン・ド・ブリエンヌ ライモンダの婚約者 Denys Cherevychko
                アンドレ2世 Zsolt Török
                アブデラフマン Eno Peci
                ベルナール・ド・ヴァンタドール Trevor Hayden
                ベランジェ Arne Vandervelde

                1幕ワルツ1番(ソロ)
                Sveva Garguilo, Fiona McGee, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman
                Marcin Dempc, Dumitru Taran, Alexandru Tcacenco, Jaimy van Overeem
                1幕ワルツ2番(ソロ)
                Sveva Garguilo, Xi Qu, Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto
                Francesco Costa, Marian Furnica, Dumitru Taran, Alexandru Tcacenco
                2幕 サラセンの踊り(ソロ)
                Anna Shepelyeva, Marian Furnica
                2幕 スペインの踊り(ソロ)
                Ioanna Avraam, Dumitru Taran
                3幕 ハンガリーの踊り(ソロ)
                Oxana Kiyanenko, Zsolt Török
                3幕 グラン・パ・クラシック(ソロ)
                Sveva Gargiulo, Rikako Shibamoto

                ライモンダ7回目、今シーズン千秋楽。
                12日に行けなかった公演と同じキャスト(だと思う)

                まずはライモンダがマリア(マーシャ)で
                ジャン・ド・ブリエンヌがデニス。

                貴族のご令嬢を
                アデーレとエレーナのイタリア勢(笑)

                スペインのダンスに
                私の初恋の君(にそっくりな)マリアン ♡

                クレメンスとアンリエットを演じたアデーレとエレーナは
                2人ともミラノ・スカラ座バレエ学校出身で
                2014年に入団、2017年にデミ・ソリストと
                同じようにキャリアを積んで来ていて
                持っている雰囲気が、何だかとても似ている。
                (すみません、もちろん顔を見たらわかるけれど
                 何だかこの2人、ものすごく似てるので、時々、区別つかなくなるんです)

                キュートはキュートなんだけど
                ナターシャのような「悪ガキ」要素はゼロで
                すごく品が良くて、マジメで努力家で真剣で・・・・
                あっ、それ、役のイメージと違う(汗汗)

                エレーナの最初のソロに
                それが如実に表れてしまった。

                ナターシャが
                観客席に蠱惑的な流し目を送りつつ
                ほら、見てくれた?という小悪魔的魅力を爆発させ
                アリーチェの時は
                清楚に上品な魅力を添えて踊っていたが

                エレーナ、ものすごく真剣で顔がコワイし
                視線が下向いてる!!!

                続くアデーレのソロも
                ものすごく難しい細かいパの多いダンスで
                これはニキーシャあたりが
                重力を全く感じさせずに空中を飛んでいて
                さすがに、あの技術の高さまではいかないけれど
                アデーレは笑顔を忘れず、魅力的に踊ってくれた。

                エレーナの最初のソロのこわばりは
                やっぱりまずいだろ、と思っていたら
                幕間で注意が入ったのか、その後のソロは
                どんなに困難で大変だろうが
                何とか笑顔をキープしながら踊っていた。

                あ〜〜〜、ホントにダンサーって大変。
                私みたいにイヤなリピーターが
                様々なダンサーの踊りを、ついつい比べちゃうからね・・・

                でも、この2人、すごく魅力的だしオーラが明るいし
                これから、もっともっと出て来て欲しい。

                マーシャのライモンダは・・・美しい ♡

                しかも、あのプライドの高さ
                サラセン人のアブデラフマンに対する
                あのツンツンさに、ついつい萌える。
                (だって第2幕、アブデラフマンのシーンでは
                 一回も笑顔の片鱗さえ見せず、ずっとツンツンだった!!!)

                アブデラフマンが倒されて
                ジャン・ド・ブリエンヌと一緒になる時の
                輝くような笑顔が
                ツンツンからデレデレになるので

                あ〜、ツンデレって、こういう逆らいがたい魅力が
                (私も自分で何を言ってるんだか、よくわかんないけど)

                マーシャの技術は鉄壁で完璧で
                (だから一緒に踊るエレーナとアデーレがかなり不利)
                ただ、何せ、プライドの高いお姫さまなので
                オーケストラの音楽のテンポを細かく調整する必要がある。

                それはデニスも同じで
                技術的には完璧。
                どんなにピルエットしてもザンレールしても
                体幹がしっかりしているので、すごい安定性。

                ただ、デニスって
                小柄で童顔なので
                騎士というより
                時々、子供が跳ね返っているような印象を受けてしまう。

                これはもう
                才能も努力も全く関係ない
                生まれつきの体型なので
                その意味で、バレエって残酷な芸術だと思う(ため息)

                それに「子供が跳ね返っている」ような時は
                あまりに技術が高すぎて
                バレエに必要なノーブルさよりは
                颯爽とした「体操」みたいになっちゃうので・・・

                指揮者がオーケストラのテンポを細かく調整しようとしたので
                今回のオーケストラの音楽
                時々、むちゃくちゃ内部でズレてしまって
                いや、さすが超一流プロだから
                ここぞ、という時には合わせるんだけど
                ちょっと音楽がたまに気持ち悪くなる。

                初恋の君、マリアンのサラセンの踊りは
                これまで、細くて長いフランチェスコで慣れてしまっていたので
                マリアンになると、ちょっと掴む空間が小さくなって
                多少、チマチマした踊りに見えてしまったのは残念。
                (でも私、あの丸顔と体型はものすご〜〜〜く好き!)

                梨花子ちゃんがキュート ♡
                彼女の脚はものすごく美しくて
                しかもテクニックがあってキープが長い。

                う〜ん、梨花子ちゃんに、貴族のご令嬢を踊って欲しいなぁ。
                いつかまたライモンダを上演する時には
                ライモンダとは言わないが(役柄的にまだ合わないような気がする)
                アンリエットあたりを踊って欲しいと切望する。

                これでライモンダ、今シーズンの上演は終わり。
                前のシーズンは皆勤賞だったけれど
                今回は1回だけ欠席。

                まだ来期の国立オペラ座のプログラムが発表になっていないけれど
                たぶん、来期はライモンダは休みのような気がする。

                今シーズンの国立オペラ座でのバレエは
                ジゼルとマクミラン・マクレガー・アシュトンに
                ヌレエフ・ガラを残すのみとなった。

                ジゼルは全公演4回分のチケットは
                既に確保している私に
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                ライモンダ 6回目

                0
                  Wiener Staatsballett 2018年4月7日 19時〜22時15分

                  RAYMONDA
                  Ballett in drei Akten nach einem Libretto von Lydia Pachakowa
                  und Marius Petipa

                  振付 Rudolf Nurejew nach Marius Petipa
                  音楽 Alexander Glasunow
                  演出 Rudolf Nurejew
                  舞台と衣装 Nicholas Georgiadis
                  照明 John B. Read
                  指揮 Kevin Rhodes

                  ライモンダ Nina Poláková
                  シビル・ド・ドリ伯爵夫人 ライモンダの伯母 Alena Klochkova
                  白い貴婦人 Gloria Maass
                  クレメンス ライモンダの友人 Nikisha Fogo
                  アンリエット ライモンダの友人 Natascha Mair
                  ジャン・ド・ブリエンヌ ライモンダの婚約者 Masayu Kimoto
                  アンドレ2世 Igor Milos
                  アブデラフマン Eno Peci
                  ベルナール・ド・ヴァンタドール Scott McKenzie
                  ベランジェ Richard Szabó

                  1幕ワルツ1番(ソロ)
                  Adele Fiocchi, Sveva Garguilo, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman
                  Marcin Dempc, Dumitru Taran, Alexandru Tcacenco, Jaimy van Overeem
                  1幕ワルツ2番(ソロ)
                  Elena Bottaro, Anita Manolova, Xi Qu, Rikako Shibamoto
                  Francesco Costa, Marian Furnica, Dumitru Taran, Alexandru Tcacenco
                  2幕 サラセンの踊り(ソロ)
                  Fiona McGee, Francesco Costa
                  2幕 スペインの踊り(ソロ)
                  Alice Firenze, Dumitru Taran
                  3幕 ハンガリーの踊り(ソロ)
                  Alena Klochkova, Igor Milos
                  3幕 グラン・パ・クラシック(ソロ)
                  Elena Bottaro, Rikako Shibamoto

                  ライモンダ6回目で
                  もうヤダ、と悲鳴を挙げている読者が居るだろうし

                  私もちょっと・・・すみません、やっぱり飽きて来た 😅

                  木本クンのソロは・・・素晴らしすぎる!!!
                  ため息が出る程に見事なソロ。

                  ライモンダ役のニナのサポートも巧くて
                  巧すぎて、さりげなさ過ぎて
                  凄い事をやっている!!!という感じが全くないのに
                  見事な安定感。

                  いやもう、本当に紳士的でチャーミング
                  しかも奥ゆかしくて
                  まぁ、オラオラ感が欠けている事に関しては
                  個人的な好みの問題だとは思うのだが

                  演技というか
                  表情というか

                  清香ちゃんもそうだったのだが
                  日本人って表情があまりない・・・ような気がする。

                  バレエはバレエであって演劇ではない、という主張もあるだろうが
                  ファンとしては
                  身体表現と言うのであれば
                  やっぱり表情まで含めて表現して欲しい・・・と思ってしまう訳で

                  演劇でやるように
                  自分で鏡を見ながら
                  表情を歪めたり怒ったり、目つきを良くしたり悪くしたり
                  バレエ・ダンサーが身体表現を鏡でチェックするように
                  表情も、大袈裟でかまわないから
                  顔の筋肉を目一杯使って、どう見えるか訓練したら
                  かなり変わってくるんじゃないかなぁ。

                  若手ダンサーはそこらへんが非常に巧い人が居て
                  コールドの柴本梨花子ちゃんの表情は非常に豊か。

                  以前はコンクール用の張り付いたような笑顔かも
                  と言う印象があったけれど
                  彼女のオーラは非常に明るくて
                  コールドでサラセン人役の時にオペラ・グラスで見たら
                  ちゃんと、しっかり演技の表情になっていて
                  能面みたいな凍りつき笑顔じゃなかった。
                  すごく生きてる感じの自然でキュートな表情を見せていた。

                  オーケストラは
                  まぁ、バレエ音楽だから仕方ないとは言え
                  時々ボロボロになるし(笑)

                  それでも終演後に
                  一番ブラボー・コールで拍手が多いのが
                  オーケストラである事が信じられない私に
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                  ライモンダ ウィーン国立バレエ 5回目

                  0
                    Wiener Staatsballett 2018年4月2日 19時〜22時15分

                    RAYMONDA
                    Ballett in drei Akten nach einem Libretto von Lydia Pachakowa
                    und Marius Petipa

                    振付 Rudolf Nurejew nach Marius Petipa
                    音楽 Alexander Glasunow
                    演出 Rudolf Nurejew
                    舞台と衣装 Nicholas Georgiadis
                    照明 John B. Read
                    指揮 Kevin Rhodes

                    ライモンダ Nina Poláková
                    シビル・ド・ドリ伯爵夫人 ライモンダの伯母 Alena Klochkova
                    白い貴婦人 Gloria Maass
                    クレメンス ライモンダの友人 Nikisha Fogo
                    アンリエット ライモンダの友人 Natascha Mair
                    ジャン・ド・ブリエンヌ ライモンダの婚約者 Masayu Kimoto *
                    アンドレ2世 Igor Milos
                    アブデラフマン Eno Peci *
                    ベルナール・ド・ヴァンタドール Scott McKenzie
                    ベランジェ Richard Szabó

                    1幕ワルツ1番(ソロ)
                    Sveva Garguilo, Anita Manolova, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman
                    Marcin Dempc, Dumitru Taran, Alexandru Tcacenco, Jaimy van Overeem
                    1幕ワルツ2番(ソロ)
                    Elena Bottaro, Anita Manolova, Xi Qu, Rikako Shibamoto
                    Francesco Costa, Marian Furnica, Dumitru Taran, Alexandru Tcacenco
                    2幕 サラセンの踊り(ソロ)
                    Fiona McGee*, Francesco Costa
                    2幕 スペインの踊り(ソロ)
                    Alice Firenze, Dumitru Taran
                    3幕 ハンガリーの踊り(ソロ)
                    Alena Klochkova, Igor Milos
                    3幕 グラン・パ・クラシック(ソロ)
                    Elena Bottaro, Rikako Shibamoto

                    イースター前は受難の季節で身を慎まねばならないし
                    学校が休みだから、音楽家の皆さまも
                    家族サービスとかがあるんだろう・・・という事で
                    先週はオーケストラのコンサートもなくて

                    オペラ座のパルシファルは
                    資金と根性がなければ行けないので今年は見送り。

                    イースター明けの今週から
                    またバリバリとナイト・ライフ予定。

                    その最初がライモンダで
                    読者の皆さまがゲッソリする可能性はあるけれど

                    何と何と何と!!!!

                    木本全優クンがジャン・ド・ブリエンヌ!!!!!!!!!

                    ライモンダはニナ(ポラコヴァ)
                    アブデラフマン役にエノが役デビュー。
                    イタズラっ子2組カップルは
                    ニキーシャとリッチー、ナターシャにスコット。

                    ニナのライモンダはもう何回も観たし
                    私がナターシャについて書いたら
                    きゃぁぁぁぁ、と、その小悪魔的キュートさに悶絶してるだけだし
                    スコットが童顔で可愛くて技術もしっかりしているのは書いた。

                    だから・・・というだけではないが
                    本日のビックリは
                    木本クンである!!!!!

                    均整の取れた美しい8頭身も素晴らしいが
                    いや、もう、木本クンって
                    何て巧いの。

                    今までヤコブとレオナルドのジャン・ド・ブリエンヌを
                    何回か観て来たけれど

                    この2人が、ものすごく苦労して
                    ものすご〜く努力して、体操的に頑張って
                    それでもフラフラして、こっちもドキドキしていた
                    カブリオールやザンレールが

                    こんなに何気なくキマるって

                    どれだけ体幹が強いんですか・・・(驚愕)

                    難度の高い技を、あまりに自然にノーブルにこなすので
                    振付がいかに難しいかを一切感じさせない。

                    うわあああ
                    今までヤコブとかレオナルドのソロを
                    ドキドキしながら観てたのは、一体何だったんだ。
                    最初から木本クンに踊らせろっ。

                    ・・・ただ唯一、難があるとすれば
                    木本クン、まだオーラが足りない(くすん)

                    いや、日本人的に奥ゆかしいのはわかる。
                    拍手の時も
                    ニナが自分は自分は、と前に出て来ているのに
                    木本クンは一歩下がって女性ダンサーの影を踏まず
                    (何のこっちゃ?)
                    「ほら見たか、ボク、凄いでしょ?」というのが
                    全然ないの。

                    今どきの日本人としては珍しい
                    漆喰の黒髪もツヤツヤしていて悪くないけれど
                    ヘア・スタイル、ちょっと何とかしようよ?!
                    染めろとは言わんが
                    その髪型はジャン・ド・ブリエンヌには合わない。

                    ノーブルで奥ゆかしくて
                    テクニックあって、抜群に巧いのに
                    今ひとつ、華がないというか・・・

                    むちゃくちゃ巧いだけに
                    あの華のなさは、かなり残念。
                    プリンシパルでもあるし
                    もっと「オレさま」でバリバリ目立って良いのよ〜。

                    ライモンダは4月12日の最終公演は
                    マリアとデニスのカップリングで
                    チケットは確保していたのだが
                    ううううう、どうしても行けなくなってしまって

                    皆勤賞を逃して悔しい私に
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                    大学は今週一杯イースター休みなのだが
                    先学期に受けなかった試験が来週月曜日にある上
                    今学期はまだ5月から6月にかけて
                    プロゼミと演習で発表3つに小論文3つを抱えていて
                    ・・・大丈夫なのかワタシ(冷汗)

                    今週は、明日、火曜日から図書館通いを開始する予定。
                    (家に居ると勉強しないんだもんワタシ・・・・f^_^;)

                    バランシン・ノイマイヤー・ロビンス 今シーズン2回目と3回目

                    0
                      Wiener Staatsballett 2018年3月23日 19時30分〜21時45分
                      Wiener Staatsballett 2018年3月26日 19時30分〜21時45分

                      BLANCINE / NEUMEIER / ROBBINS
                      指揮 Simon Hewett

                      STRAVINSKY VIOLIN CONCERTO
                      振付 George Balancine
                      音楽 Igor Strawinski, Konzert in D für Violine und Orchester
                      照明 Ronald Bates
                      バイオリン・ソロ Rainer Honeck
                      Olga Seina, Nina Polákova
                      Roman Lazik, Masayu Kimoto

                      THEMA UND VARIATION
                      振付 George Balancine
                      音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski, Orchestersuite Nr. 3 G-Dur op. 55, 4. Satz
                      衣装 Christian Lacroix
                      Kiyoka Hashimoto, Jakob Feyferlik
                      Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Anita Manolova, Rikako Shibamoto

                      BACH SUITE III
                      振付・衣装 John Neumeier
                      音楽 Johann Sebastian Bach, Orchestersuite Nr. 3 D-Dur BMW 1068
                      Olga Esina - Vladimir Shishov
                      Fiona McGee - Richard Szabó

                      THE CONCERT OR, THE PERILS OF EVERYBODY
                      振付 Jerome Robbins
                      音楽 Frédéric Chopin, Polonaise A-Dur Nr. 1 op. 40,
                      Berceuse Des-Dur op. 57, Prélude f-Moll Nr. 18 und
                      Prélude b-Moll Nr. 16 op. 28, False e-Moll Nr. 14, Prélude A-Dur Nr. 7 op. 28
                      Mazurka G-Dur Nr. 50, Prélude e-Moll Nr. 4 op. 28,
                      Ballade As-Dur Nr. 3 op. 47
                      オーケストレーション Clare Grundman
                      舞台 Saul Steinberg
                      衣装 Holly Hynes nach Irene Sharaff
                      照明 Ronald Bates
                      ピアノ Igor Zapravdin
                      バレリーナ Maria Yakovleva
                      既婚男性 Eno Peci
                      既婚女性 Franziska Wallner-Hollinek
                      恥ずかしがりの若い男性 Arne Vandervelde
                      エネルギッシュな女性 Fiona McGee
                      男性 Igor Milos
                      2人目の男性 Gabor Oberegger
                      2人の若い女性 Natalya Butchko, Anna Shepelyeva
                      案内人 Marcin Dempc

                      Wiener Staatsballett
                      Studierende der Ballettakademie der Wiener Staatsoper
                      Orchester der Wiener Staatsoper

                      すみません、手抜きしてます (^_^;)

                      実は3月23日と26日、両方行っているのだが
                      ワキのダンサーに多少の変更があったかもしれないが
                      メインのダンサーは同じなので
                      まとめて1つの記事にする事にした。

                      でないと私も繰り返しばかりになっちゃうし
                      読者も退屈するだろうし・・・

                      このプログラムは今シーズン
                      あと2回上演が予定されていて
                      うっふっふ、あと2回分もチケットは確保している (^^)v

                      今回のストラヴィンスキー・バイオリン・コンチェルトのソロは
                      ホーネックさん。

                      音が透き通って美しい上に
                      リズムの確かさとボウイングの安定さが抜群で
                      このネオ・クラシックの不思議なリズムの曲が素晴らしい。

                      バランシンにしてはモダンな作品なので
                      一般ウケはあまりしないと思うが。

                      今回はオルガさまとローマン
                      ニナ(ポラコヴァ)と木本クンという
                      プリンシパル・ダンサーがソリストに立った。
                      (他にもダンサー出るけど、面倒なので書き出すのは止めた。ごめんなさい)

                      オルガさまのサドっぽい目つきに加えて
                      オルガさまの海老反りが観られる演目なんて
                      これしかありません!!!

                      いやもう、すごいです、あの海老反り移動は。
                      読者諸氏は想像がつかないだろうが
                      背中アーチのまま横に移動するシーンがあるのだ。

                      しかもまぁ、その動きの美しさと言ったら・・・
                      あんな動き、普通の人じゃ出来ないし
                      出来たとしても無様な動きになるだろう。

                      バレエ・ダンサーってスゴイな・・・

                      ニナ(ポラコヴァ)はモダンが巧い。
                      活き活きしているのもあるけれど
                      まとわりつくような柔軟な身体のラインが美しい。

                      で、ニナ(ポラコヴァ)のパートナーの木本クンが
                      これまた柔らかで優雅な動きを
                      抜群の安定性で見せてくれるので、客席で悶絶する。

                      テーマとヴァリエーションには
                      清香ちゃんとヤコブの登場。
                      ヤコブの役デビューは3月23日。

                      清香ちゃんの完璧なクラシックのテクニックには魅了される。
                      上品なスタイルに見事なバランスで、美しい。

                      ヤコブの身体のライン、もう、本当にキレイでうっとりする。
                      ピルエットの多少の不安定感も
                      2回目のパーフォーマンスではぐっと良くなって来ていて
                      超絶技巧の技にも、少しづつ余裕が見えて来たのが嬉しい。

                      バッハ組曲はオルガさまとシショフ
                      リッチーと新人のフィオーナの組み合わせ。

                      オルガさまとシショフのカップリングの2楽章の素晴らしさを
                      何と言って良いのか、よくわからん。
                      日本だと G線上のアリアで知られるメロディに乗せて
                      2人のダンサーの動きや絡みの美しさが
                      ううううう、スゴイんですよ、これ。

                      多少アクロバチックな動きも多いのだが
                      アクロバットに感じさせない。
                      一つ一つの動きに、深く秘められた意味が見えて
                      ノイマイヤーの作品の魅力爆発。

                      音楽と舞踏というコミュニケーション表現が
                      それぞれの特徴を最大限に発揮しているって感じかなぁ。
                      抽象的表現も多いのだが
                      ダンスという表現そのものが
                      言語化せず、直接語りかけてくるという不思議な体験が出来る。

                      最後の THE CONCERT は
                      何回観ても面白い! 面白すぎる!!

                      エノの演技がコミカルで爆笑できるし
                      マーシャのバレリーナが実にキュート。

                      気弱な男性とバレリーナとのパ・ド・ドゥは
                      コミカルに見せなければならない分
                      不安定でかなり難しいと思うのだが
                      それを感じさせない面白さで、モロに笑える。

                      この気弱な男性が
                      エノの奥さん(フランツィスカがやっていて、むちゃすごい演技力!)に
                      ギロッと睨まれて、椅子を移動していくシーン。
                      言語化できないのがもどかしいのだが
                      (バレエの筋力で持って、椅子を乗り越えるのである!)
                      も〜、カワイイの何のって、胸キュン。

                      フランツィスカの怖い奥さんが
                      またスゴイ存在感で
                      この、スゴイ怖い奥さんがリアルに演技される事で
                      実はスケベ・オヤジだが恐妻家というエノの役どころが活きる。

                      いつ観ても面白くて笑える、という演目があるのは楽しい。
                      何回観ても、いつも爆笑してしまう。

                      というワケで目一杯楽しんだ演目で
                      あとはイースター後までナイト・ライフはない・・・予定(笑)

                      ちょっとサボりが続くけれど
                      またイースター後は
                      コンサートやバレエやその他に頑張ろうと思っている私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                      プリンシパルのローマンのプロモーション・ビデオがアップされたが
                      3分の間に、ローマンが踊ったほとんどの演目が出ている!!!
                      (マイヤーリンクの迫真の演技もあり!!!)
                      ローマンのファンとしては嬉しい。
                      シーンの上に、作品名と振付師の名前が出るのも親切!!!
                      ぜひご覧あれ!!! ❤





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